JP3264602B2 - 防振性を有するラケットフレーム - Google Patents

防振性を有するラケットフレーム

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JP3264602B2 JP11359195A JP11359195A JP3264602B2 JP 3264602 B2 JP3264602 B2 JP 3264602B2 JP 11359195 A JP11359195 A JP 11359195A JP 11359195 A JP11359195 A JP 11359195A JP 3264602 B2 JP3264602 B2 JP 3264602B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ボールを打球した際
のラケットフレームに生じる振動を抑制し、心地よい打
球感を生じさせると共に、スポーツ傷害の防止と、ボー
ルの反発特性及びスピン性能の向上をはかることを目的
とした防振性を有するラケットフレームに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ラケットフレームは、打球時の力をスト
リングスを通じて受け、多くの振動を発生する。この振
動は、1次曲げ振動、2次曲げ振動などが重なり合った
ものであり、打球時の不快感、テニス肘等の傷害、反発
特性及びスピン性能の低下を引き起こしている。
【0003】そのため、従来より打球時にラケットフレ
ームの振動を抑制する種々の方法が講じられている。た
とえば実公平5−32142号では、「グリップ部に低
剛性内側層と高剛性外側層を形成し、その結合部位をシ
ャフト軸の1次モード振動の節点とし、打球時の不快な
1次モードの遮断性を高め、1次モード振動が手に伝わ
りにくくなるもの。」が既に公知となっている。
【0004】又、特開平5−177013号では、超軽
量、トップヘビーバランス設計のテニスラケットを提案
し、振動特性を改良している。
【0005】又、実公平5−30782号では、「ラケ
ットフレームの打球面と直角な方向の厚みが上記打球面
の中央両端部であってフレーム幅寸法が最大となる部分
で大となり、これより先端側およびグリップ側に向かう
にしたがって小となる用に形成され、フェース面の安定
性を向上させ、しかも振りやすさを損なうことのないも
の。」が既に公知になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、これら従来
から公知であるラケットフレームは、以下のような問題
点を有していた。即ち、実公平5−32142号のラケ
ットフレームでは、グリップ内の低剛性層で振動を吸収
し、外側高剛性層で内側低剛性層の変形を拘束している
と言った、所謂、振動の遮断効果により振動を抑制する
タイプのものであった。しかし、ラケット自身は振動を
起こしているため、エネルギーが損失し反発特性および
スピン性能に関しては、改善されておらず決して満足の
いくラケットフレームではなかった。そのため、ラケッ
トフレーム自体が振動せずに心地よい打球感を生じさ
せ、テニス肘等のスポーツ傷害の防止と反発特性および
スピン性能の向上するようなラケットフレームを供給さ
れることが望まれていた。
【0007】又、特開平5−177013号のように超
軽量、トップヘビーバランス設計のラケットフレーム
は、ラケットフレームに加わる衝撃をラケットの全重量
で受けとめ、衝撃で引き起こされる振動を軽減してい
る。しかし、先端が極端に重いため、スイング時のラケ
ットフレームの振動は増加し、エネルギーのロスが生
じ、反発性能に思うような効果が得られないと言った問
題点を有していた。又、スイングバランスがラケットフ
レーム先端に位置する傾向にあるため、スイング時に違
和感が生じると言った問題点をも有していた。
【0008】又、実公平5−30782号のラケットフ
レームでは、ラケットフレーム打球面中央両端部のフレ
ーム幅を最大にすることにより、慣性モーメントを大き
くし、打球時のフェース面の安定性を向上させている。
しかし、これらの方法では、ラケットフレーム打球面中
央両端部が、1次曲げ振動の節に相当する部位と一致し
ているわけでもなく、振動抑制効果が本願発明ほど効率
よく効果を得ることができない。
【0009】上記事情を鑑み、本願発明者等は、1次曲
げ振動の節に相当する部位や2次曲げ振動の節に相当す
る部位の剛性を高めたラケットフレームを提供するもの
である。一般にテニス肘と言われる傷害は、打球時のラ
ケットの振動が手を通じて肘に伝わる為に発生する傷害
である。又、ラケットフレームとボールが衝突する際に
はラケットフレームの振動、ボールの振動、打球音、摩
擦熱などにかなりのエネルギーを損失している。これに
より、反発特性およびスピン性能の低下、打球安定性の
悪化を引き起こしている。本願発明では、そのラケット
フレームの振動を吸収する方法ではなく、振動そのもの
の発生を抑制防止し、スポーツ傷害の防止と反発特性を
高めることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記目的を
達成するために発明されたものである。即ち、ラケット
フレームの振動を防止するために、ラケットフレームの
曲げ振動の節に相当する部位に、高弾性係数を有する高
弾性部材からなる防振部材を少なくとも1つ、ラケット
フレームを構成する構成部材に付加するか、あるいは組
み込んだことを特徴とする防振性を有するラケットフレ
ームである。
【0011】次に、ラケットフレームの振動を防止する
ために、ラケットフレームの1次曲げ振動の節に相当す
る部位に、高弾性係数を有する高弾性部材からなる防振
部材を少なくとも1つ、ラケットフレームを構成する構
成部材に付加するか、あるいは組み込んだことを特徴と
する防振性を有するラケットフレームである。
【0012】又、同様にラケットフレームの振動を防止
するために、ラケットフレームの2次曲げ振動の節に相
当する部位に、高弾性係数を有する高弾性部材からなる
防振部材を少なくとも1つ、ラケットフレームを構成す
る構成部材に付加するか、あるいは組み込んだことを特
徴とする防振性を有するラケットフレームである。
【0013】更に、ラケットフレームの振動を防止する
ために、ラケットフレームの1次曲げ振動の節に相当す
る部位及び2次曲げ振動の節に相当する部位に、高弾性
係数を有する高弾性部材からなる防振部材をラケットフ
レームを構成する構成部材に付加するか、あるいは組み
込んだことを特徴とする防振性を有するラケットフレー
ムである。
【0014】なお、ラケットフレームに付加するか、あ
るいは組み込んだ防振部材は、ラケットフレームの正面
幅形状又は側面幅形状に略合した寸法を有するように形
成することも可能である。
【0015】又、ラケットフレームに付加するか、ある
いは組み込んだ防振部材は、ラケットフレームの芯材内
部に装着することも可能である。
【0016】なお、本願発明に係る防振部材としては、
鉄やステンレスやチタニウム合金やアルミニウム合金等
の金属性部材を使用する事も可能であり、又は、カーボ
ン繊維やアラミド繊維やシリコンカーバイド繊維やその
他の補強繊維と、エポキシ樹脂やポリウレタン樹脂やポ
リエステルアミド樹脂等をマトリックスとする繊維強化
プラスチック製の部材を使用することも可能である。
【0017】その他、前記防振部材は、カーボン繊維や
アラミド繊維やシリコンカーバイド繊維やその他の補強
繊維と、アルミニウム合金その他の金属をマトリックス
とする繊維強化金属製の部材を使用することも可能であ
る。
【0018】又、シリコンカーバイドウィスカーやチタ
ン酸カリウィスカーやその他のウィスカー等と、アルミ
ニウム合金その他の金属をマトリックスとするウィスカ
ー強化金属製の部材を使用することも可能である。
【0019】又、前記防振部材を構成する高弾性部材を
ABS樹脂やポリウレタン樹脂やその他の合成樹脂製の
保護部材で被覆したものを使用することも可能である。
更に、前記防振部材の最大幅寸法をラケットフレームの
1次曲げ振動の節および節近傍部の部位か、1次曲げ振
動と2次曲げ振動の節および節近傍部の部位に、ラケッ
トフレームの正面幅形状又は側面形状に略合致した形状
や、ラケットフレームに略合致したボックス形状乃至は
コの字型の形状、ラケットフレーム内部形状に略合致し
た形状、ラケットフレーム内部の芯材に略合致した形
状、ラケットフレーム内部の芯材内部に略合致した形状
に形成することが望ましい。又、本願発明に係る防振部
材の長さとしては、約10mmから約120mmの範囲
の長さに形成して使用することが可能である。更に、防
振部材の長さとして好ましくは、20mm〜60mmの
範囲のものや30mm〜90mmの範囲のものを使用す
ることが可能である。
【0020】
【作用】本願発明の防振性を有するラケットフレームに
おいては、防振部材を少なくとも1つ、ラケットフレー
ムを構成する構成部材に付加するか、あるいは組み込ん
だラケットフレームであって、前記防振部材は、高弾性
係数を有する高弾性部材からなり、且つラケットフレー
ムの1次曲げ振動乃至は、1次曲げ振動と2次曲げ振動
の節の部位に配置することにより、これらラケットフレ
ームの1次曲げ振動及び2次曲げ振動の節の部位での剛
性分布が著しく高くなり、ラケットフレームに生じる振
動の発生を抑制する作用が顕著に現れるため、ラケット
フレームより伝わる余分な振動とエネルギーの損失を抑
制し、テニス肘等のスポーツ傷害の予防とラケットフレ
ーム自体の反発特性を向上させるものである。なお、同
様に、前記防振部材をラケットフレームの1次曲げ振動
乃至は、1次曲げ振動及び2次曲げ振動の近傍部に配置
しても略同等の防振作用を有するものである。
【0021】
【実施例】本願発明の防振性を有するラケットフレーム
について、図1乃至図8に基づいて説明すれば以下のよ
うになる。即ち、防振部材2を少なくとも1つ、ラケッ
トフレームを構成する構成部材3に付加するか、あるい
は組み込んだラケットフレーム1であって、前記防振部
材2は、高弾性係数を有する高弾性部材2’からなり、
且つラケットフレーム1の曲げ振動の節5に相当する部
位に配置されたことを特徴とする防振性を有するラケッ
トフレームである。
【0022】又、図1に示すように、防振部材2を少な
くとも1つ、ラケットフレームを構成する構成部材に付
加するか、あるいは組み込んだラケットフレーム1であ
って、前記防振部材2は、高弾性係数を有する高弾性部
材からなり、且つラケットフレーム1の1次曲げ振動の
節5に相当する部位に配置したことを特徴とする防振性
を有するラケットフレームである。更に、本願発明に係
る防振部材2としては、図2に示すように、鉄やステン
レスやチタニウム合金やアルミニウム合金等の金属製部
材2Aにより構成したものを用いることができるほか、
図3に示すように、カーボン繊維やアラミド繊維やシリ
コンカーバイド繊維やその他の補強繊維と、エポキシ樹
脂やポリウレタン樹脂やポリエステルアミド樹脂等をマ
トリックスとする繊維強化プラスチック製部材2Bによ
り構成したものを用いることも出来るものである。
【0023】又、本願発明に係る防振部材2としては、
図4に示すようにカーボン繊維やアラミド繊維やシリコ
ンカーバイド繊維やその他の補強繊維等とアルミニウム
合金その他の金属をマトリックスとする繊維強化金属製
部材2Cにより構成したものを用いることも出来るもの
である。又、シリコンカーバイドウィスカーやチタン酸
カリウィスカーやその他のウィスカー等と、アルミニウ
ム合金その他の金属をマトリックスとするウィスカー強
化金属製の部材により構成したものを用いることも出来
るものである。更に、図示はしなかったが、前記繊維強
化金属製の部材2Cよりなる防振部材2に、ABS樹脂
やポリウレタン樹脂やその他の合成樹脂製の保護部材を
被覆して用いることも出来るものである。
【0024】又、本願発明に係る防振部材2としては、
図1乃至図4に示すように、ラケットフレーム構成材3
の表面に配置することも出来るし、図5に示すように、
ラケットフレーム構成材3の厚みを増大して曲げ振動の
節に相当する部位を高弾性化して、表面上からは認識で
きない状態にすることも出来るし、曲げ振動の節に相当
する部位のみに高弾性を有する強化繊維を配置して、ラ
ケットフレーム構成材3の厚みを増大せずに高弾性化を
はかることも可能である。更に、図6に示すように、ラ
ケットフレーム内部の芯材にFRP製の強化スチフナを
配置して、曲げ振動の節に相当する部位を高弾性化し
て、表面上からは認識できない状態にすることも出来
る。このように、ラケットフレーム内部に配置すること
により、防振効果がより顕著になり、ラケットフレーム
より伝わる余分な振動とエネルギーの損失を抑制し、傷
害の予防と反発特性を向上させるものである。
【0025】又、図7に示すように、ラケットフレーム
の曲げ振動の節に相当する部位の形状に関し、ラケット
フレームの芯材4の幅形状を外側に拡張させ、この形状
に略合致するように構成部材3を形成することにより外
側に膨出させて高弾性化することも出来るし、図8に示
すように、ラケットフレームの曲げ振動の節に相当する
部位の形状をラケットフレームの芯材4の幅形状を外側
と内側に拡張させ、この形状に略合致するように構成部
材3を形成することにより、外側と内側に膨出させてを
高弾性化することも出来るものである。更に、ラケット
フレームの曲げ振動の節に相当する部位にバルジ等を形
成して、曲げ振動の節に相当しない部位に比較して断面
2次モーメントが大きくなるようにして高弾性化をする
ことも出来るものである。
【0026】その他、図示はしなかったが、本願発明に
係る防振部材2としての最大幅形状をラケットフレーム
の構成部材3の幅形状に略合致致した形状に形成して用
いることも出来るし、防振部材2の長さを約10mmか
ら約100mmの範囲の長さに形成して用いることも出
来るものである。
【0027】次に、本願発明に係るラケットフレームの
実施例としては、以下のような構成が可能である。即
ち、実施例1として図9に示すように、全長Lが680
mmのレギュラーサイズのラケットフレームにおいて、
グリップ部7の端部から、100mm〜150mm及び
540mm〜590mmのラケットフレーム1の1次曲
げ振動の節5a、5bに相当する部位に、長径80m
m、短径11mm、厚さ2.2mmのフレーム形状に略
合致した金属板よりなる防振部材2をラケットフレーム
の上面部構成材に配置装着したラケットフレームであ
る。本願発明の防振部材2を装着した実施例1のラケッ
トフレームと、防振部材2を装着しないラケットフレー
ムとの1次曲げ振動の振幅の比較を図9に示す。この図
9より明らかなように、防振部材2を装着したことによ
り、振幅が約25〜35%減少した。このように、本願
発明に係る防振部材2は、打球時に生じる振動を抑制
し、傷害の予防と反発特性を向上させるものである。
【0028】次に、実施例2として図10に示すよう
に、全長Lが680mmのレギュラーサイズのラケット
フレームにおいて、グリップ部7の端部から、50mm
〜100mm、350mm〜400mm、600mm〜
650mmのラケットフレーム1の2次曲げ振動の節5
c、5d、5eに相当する部位に、長径80mm、短径
11mm、厚さ2.2mmのフレーム形状に略合致した
金属板よりなる防振部材2をラケットフレームの上面部
構成材に配置装着したラケットフレームである。本願発
明の防振部材2を装着した実施例2のラケットフレーム
と、防振部材2を装着しないラケットフレームとの2次
曲げ振動の振幅の比較を図10に示す。この図10より
明らかなように、防振部材2を装着したことにより、振
幅が約30〜35%減少した。このように、本願発明に
係る防振部材2は、打球時に生じる振動を抑制し、傷害
の予防と反発特性を向上させるものである。
【0029】次に、本願発明の防振部材2を装着した実
施例1のラケットフレームと、防振部材2を装着しない
ラケットフレームとの反発係数の比較グラフを図11に
示す。この図11より明らかなように、防振部材2を装
着したことにより、反発係数が約25%増加した。又、
オフセンターにて打球した場合は、反発係数が約43%
増加した。このように、本願発明に係る防振部材2は、
反発性能を向上させるものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明における
ラケットフレームでは、高弾性係数を有する高弾性部材
よりなる防振部材を少なくとも1つ、ラケットフレーム
を構成する構成部材に付加するか、あるいは組み込んだ
ラケットフレームであり、前記防振部材をラケットフレ
ームの1次曲げ振動の節に相当する部位、あるいは1次
曲げ振動と2次曲げ振動の節に相当する部位に配置する
ことにより、前記部位での剛性分布を著しく高くするこ
とにより、ラケットフレームに生じる振動の発生を約3
0〜40%も抑制するため、ラケットフレームより伝わ
る余分な振動とエネルギーの損失を抑制し、スポーツ傷
害の予防と反発特性を向上させると言った顕著な効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る防振部材を装着したラケットフ
レームを示す斜視図。
【図2】本願発明の1実施例である防振部材を装着した
ラケットフレームを示す要部拡大断面図。
【図3】本願発明の1実施例である防振部材を装着した
ラケットフレームを示す要部拡大断面図。
【図4】本願発明の1実施例である防振部材を装着した
ラケットフレームを示す要部拡大断面図。
【図5】本願発明の1実施例である防振部材を装着し、
該防振部材の内部構造を表したラケットフレームを示す
要部拡大断面図。
【図6】本願発明の1実施例である防振部材を装着し、
該防振部材の内部構造を表したラケットフレームを示す
要部拡大断面図。
【図7】本願発明の1実施例である防振部材を装着した
ラケットフレームを示す要部拡大断面図。
【図8】本願発明の1実施例である防振部材を装着した
ラケットフレームを示す要部拡大断面図。
【図9】本願発明に係る防振部材を装着したラケットフ
レームと、装着していないラケットフレームとの1次曲
げ振動の振幅度合を対比したグラフ。
【図10】本願発明に係る防振部材を装着したラケット
フレームと、装着していないラケットフレームとの2次
曲げ振動の振幅度合を対比したグラフ。
【図11】本願発明に係る防振部材を装着したラケット
フレームと、装着していないラケットフレームとの反発
特性係数を対比したグラフ。
【符号の説明】
1 ラケットフレーム 2 防振部材 2’ 高弾性部材 2A 金属製部材 2B 繊維強化プラスチック製部材 2C 繊維強化金属製部材 3 ラケットフレーム構成部材 4 芯材 5 曲げ振動の節 5a 1次曲げ振動の節 5b 1次曲げ振動の節 5c 2次曲げ振動の節 5d 2次曲げ振動の節 5e 2次曲げ振動の節 6 膨出部 7 グリップ部 L 全長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−135734(JP,A) 特開 平1−259875(JP,A) 特開 平1−101983(JP,A) 特開 平6−154364(JP,A) 特開 平3−162874(JP,A) 特開 昭61−68068(JP,A) 特開 昭64−49580(JP,A) 特開 平3−228779(JP,A) 特開 平7−332575(JP,A) 特開 平5−168730(JP,A) 実開 昭63−154051(JP,U) 実開 平5−11968(JP,U) 実開 昭61−118357(JP,U) 実開 平5−56163(JP,U) 実開 平5−76466(JP,U) 実開 昭63−11062(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 49/00 - 49/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラケットフレームの振動を防止するため
    に、ラケットフレームの曲げ振動の節に相当する部位
    に、高弾性係数を有する高弾性部材からなる防振部材を
    少なくとも1つ、ラケットフレームを構成する構成部材
    に付加するか、あるいは組み込んだことを特徴とする防
    振性を有するラケットフレーム。
  2. 【請求項2】 ラケットフレームの振動を防止するため
    に、ラケットフレームの1次曲げ振動の節に相当する部
    位に、高弾性係数を有する高弾性部材からなる防振部材
    を少なくとも1つ、ラケットフレームを構成する構成部
    材に付加するか、あるいは組み込んだことを特徴とする
    請求項1記載の防振性を有するラケットフレーム。
  3. 【請求項3】 ラケットフレームの振動を防止するため
    に、ラケットフレームの2次曲げ振動の節に相当する部
    位に、高弾性係数を有する高弾性部材からなる防振部材
    を少なくとも1つ、ラケットフレームを構成する構成部
    材に付加するか、あるいは組み込んだことを特徴とする
    請求項1記載の防振性を有するラケットフレーム。
  4. 【請求項4】 ラケットフレームの振動を防止するため
    に、ラケットフレームの1次曲げ振動の節に相当する部
    位及び2次曲げ振動の節に相当する部位に、高弾性係数
    を有する高弾性部材からなる防振部材をラケットフレー
    ムを構成する構成部材に付加するか、あるいは組み込ん
    だことを特徴とする請求項1記載の防振性を有するラケ
    ットフレーム。
  5. 【請求項5】 ラケットフレームの振動を防止するため
    に、ラケットフレームの芯材内部に、防振部材を組み込
    んだことを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の
    防振性を有するラケットフレーム。
  6. 【請求項6】 ラケットフレームの振動を防止するため
    に、ラケットフレームの曲げ振動の節に相当する部位を
    膨出させたり、乃至はバルジ等を形成して、曲げ振動の
    節に相当しない部位よりも高弾性化させたことを特徴と
    する防振性を有するラケットフレーム。
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