JP2822151B2 - 防振性を有するスキー - Google Patents

防振性を有するスキー

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JP2822151B2 JP6186343A JP18634394A JP2822151B2 JP 2822151 B2 JP2822151 B2 JP 2822151B2 JP 6186343 A JP6186343 A JP 6186343A JP 18634394 A JP18634394 A JP 18634394A JP 2822151 B2 JP2822151 B2 JP 2822151B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキーの滑走時に生じ
る振動を防止し、滑走性能を向上ならしめるためになさ
れたものである。
【0002】
【従来の技術】スキーは、滑走中に雪面から力を受ける
ことにより、多くの振動が発生し、この振動によって、
滑走安定性や操作性が大きく損なわれる。この振動は、
一次曲げ振動、二次曲げ振動、三次曲げ振動などが重な
りあったものである。
【0003】そのため、従来より、滑走中にスキーに生
じる振動をできるだけ早く押さえて、スキーの安定性と
滑走時の操作性を改善するために、種々の方法が講じら
れている。例えば、特開昭57−177783号のスラ
ローム用スキーのように、「粘弾性体よりなるバンドを
スキー全長の15%乃至30%の長さとして、スキーの
締具取付位置より前方のスキーのシャベルまでか乃至
は、ショベルの手前までの領域に配置することにより、
スキー滑走時の振動を防止する構造のもの。」が既に公
知となっている。
【0004】又、特開昭61−172571号の雪上ス
キーのように、「少なくとも1枚の弾性係数の高いプレ
ートによって拘束された少なくとも1つの粘弾性体の層
によって構成された振動緩衝装置を有するスキーであっ
て、前記振動緩衝装置は5〜20cmの長さを持ち、そ
の中心がスキーのテール部あるいは、シャベル部の起点
あるいは締具取付位置の近くに配置することにより、ス
キー滑走時の振動を緩衝する構造のもの。」が既に公知
となっている。
【0005】又、実開昭63−201566号のスキー
のように、「スキー本体の上表面部分に、少なくとも一
部層がFRPからなる補強部材をスキー長手方向に対し
て不連続に配置し、且つ前記FRPの実効幅をスキー長
手方向の内側から外側に行くにしたがって漸増させた構
成により、スキー滑走時の振動を緩衝する構造のも
の。」も公知となっている。
【0006】又、実開平6−3377号のスキーのよう
に、「構造に付加されるかあるいはそれに組み入れられ
るか何れかであり、一方で剪断歪で働く粘弾性体の少な
くとも1枚の板材と他方で高弾性係数の少なくとも1つ
の応力要素とを具備した振動緩衝装置を有するスキーで
あって、前記振動緩衝装置をスキーに生じる1次曲げ振
動や3次曲げ振動の振動を個々に同時に減衰させるため
に少なくとも1つこれらの領域に配置し、且つ振動緩衝
装置の形状は、ひとつの面はスキー板の上方とほぼ平行
である三次元の囲うような形状を呈し、L字型の形状あ
るいはU字型つぼくぎ型の形状の断面を呈する構造のも
のを配置したスキー。」も既に公知となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来か
ら公知であるスキーは、以下のような問題点を有してい
た。即ち、特開昭57−177783号のスラローム用
スキーのように、粘弾性体よりなるバンドをスキー全長
の15%乃至30%の長さとして、スキーに配置するこ
とにより、スキー滑走時に生じる振動をより早く減衰す
る所謂、吸振効果により振動を抑制するタイプのもので
あった。しかし、オリンピックやワールドカップ等のハ
イレベルのスキー競技大会においては、1/100秒の
スピードを競う高速ターンのため、スキー滑走時に生じ
る振動をより早く減衰するこれら従来の吸振効果を応用
するスキーであっても、スキーの操作性は良好とは言え
ずは、決して満足の行くスキーではなかった。そのた
め、スキー滑走時に振動自体を出来るだけ生じさせない
スキーで、スキーの操作性が良好で、且つ高速ターンで
のロスタイムが減少してタイムが向上するようなスキー
が供給されることが望まれていた。
【0008】又、特開昭61−172571号の雪上ス
キーのように、少なくとも1枚の弾性係数の高いプレー
トと、少なくとも1つの粘弾性体の層によって構成され
た振動緩衝装置を有するスキーにおいても前述のスキー
と同様に、スキー滑走時に生じる振動をより早く減衰す
る吸振効果を応用するスキーであって振動減衰効果は生
じるが、前述のスキーと同様、スキーの操作性は良好と
は言えずは、決して満足の行くスキーではなかった。
【0009】又、実開昭63−201566号のスキー
のように、スキー本体の上表面部分に、少なくとも一部
層がFRPからなる補強部材をスキー長手方向に対して
不連続に配置し、且つ前記FRPの実効幅をスキー長手
方向の内側から外側に行くにしたがって漸増させた構成
のスキーにおいては、スキー幅方向への剛性寄与率を高
め、スキー撓み方向の剛性寄与率を少なくすることがで
きるため、スキー撓み方向の振動形態にあまり影響を及
ぼすことなくスキーの幅方向のみの振動吸収率を高める
ことができるとされている。しかし、スキーの振動はス
キーの幅方向のみの振動吸収率を高めるよりも、スキー
の撓み方向の振動を押さえなければ、スキー自体の滑走
性能の向上も操作性の改善をも期待することができない
ため、スキーの幅方向のみの振動吸収率を高めたスキー
では、滑走性能も操作性も劣ると言う欠点を有してい
た。
【0010】又、実開平6−3377号のスキーのよう
に、構造に付加されるかあるいはそれに組み入れられる
か何れかであり、一方で剪断歪で働く粘弾性体の少なく
とも1枚の板材と他方で高弾性係数の少なくとも1つの
応力要素とを具備した振動緩衝装置を有するスキーであ
って、前記振動緩衝装置をスキーに生じる1次曲げ振動
や3次曲げ振動の振動を個々に同時に減衰させるために
少なくとも1つこれらの領域に配置し、且つ振動緩衝装
置の形状は、ひとつの面はスキー板の上方とほぼ平行で
ある三次元の囲うような形状を呈し、L字型の形状ある
いはU字型つぼくぎ型の形状の断面を呈する構造のもの
では、スキー滑走時に生じる振動をより早く減衰する吸
振効果を応用するスキーであって振動減衰効果は生じる
が、前述のスキーと同様、スキーの操作性は良好とは言
えずは、決して満足の行くスキーではなかった。
【0011】更に、これら従来のスキーにおいては、振
動緩衝装置をスキーに生じる1次曲げ振動や3次曲げ振
動の節に当たる部分に配置することが一般化していた
が、本発明者等は、スキーに生じる2次曲げ振動が特に
滑走安定性を損ない、滑走中にスキーがばたつく原因に
なっていることを突き止め、この二次曲げ振動を抑制す
ることにより、スキーの滑走性能や操作性を著しく改善
できることを見いだした。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記目的を
達成するために発明された防振性を有するスキーであっ
て、防振部材を少なくとも1つ、スキーを構成する構成
部材に付加するか、あるいは組み込んだスキーであっ
て、前記防振部材は、高弾性係数を有する高弾性部材か
らなり、且つスキーの二次曲げ振動の節の位置に配置す
るか、乃至は、スキーの二次曲げ振動の節の近傍部に配
置することを特徴とする防振性を有するスキーである。
なお、本願発明に係る防振部材としては、鉄やステンレ
スやチタニウム合金やアルミニウム合金等の金属製のプ
レートを使用することも可能であり、又は、カーボン繊
維やアラミド繊維やシリコンカーバイド繊維やその他の
補強繊維と、エポキシ樹脂やポリウレタン樹脂やポリエ
ステルアミド樹脂等をマトリックスとする繊維強化プラ
スチック製のプレートを使用することも可能である。そ
の他、前記防振部材は、カーボン繊維やアラミド繊維や
シリコンカーバイド繊維やその他の補強繊維と、アルミ
ニウム合金その他の金属をマトリックスとする繊維強化
金属製のプレートを使用することも可能である。又、シ
リコンカーバイドウィスカーやチタン酸カリウィスカー
やその他のウィスカー等と、アルミニウム合金その他の
金属をマトリックスとするウィスカー強化金属製のプレ
ートを使用することも可能である。
【0013】又、前記防振部材を構成する高弾性部材を
ABS樹脂やポリウレタン樹脂やその他の合成樹脂製の
保護部材で被覆したものを使用することも可能である。
更に、前記防振部材の最大幅寸法をスキーの二次曲げ振
動の節の位置か、スキーの二次曲げ振動の節の近傍部に
相当する位置の上面構成部材の幅形状に略合致した寸法
に形成することが望ましい。又、本願発明に係る防振部
材の長さとしては、約50mmから約500mmの範囲
の長さに形成して使用することが可能である。
【0014】
【作用】本願発明の防振性を有するスキーにおいては、
防振部材を少なくとも1つ、スキーを構成する構成部材
に付加するか、あるいは組み込んだスキーであって、前
記防振部材は、高弾性係数を有する高弾性部材からな
り、且つスキーの二次曲げ振動の節の位置に配置するこ
とにより、これらスキーの二次曲げ振動の節の位置での
剛性分布が著しく高くなり、スキーに生じる振動の発生
を抑制する作用が顕著に現れるため、スキーのばたつき
を抑制し、スキー自体の操作性も良好となるものであ
る。なお、同様に、前記防振部材をスキーの二次曲げ振
動の節を含む近傍部に配置しても略同等の防振作用を有
するものである。
【0015】更に、従来のサンドイッチ構造やボックス
構造のスキーのように、一連に変化していく断面を有す
るスキーでは、部分的に剛性をあげるには、例えばスキ
ー全長の長さを有するFRP部材の剛性分布を部分的に
大きくしたものを別途作製して使用しなくてはならず、
そのため、自ら剛性分布をより高弾性にするのには、制
限があったが、本願発明の防振性を有するスキーにおい
ては、上記の構成を有するため、部分的に高弾性にした
剛性分布が取りやすく、製造時の工程上の手間もかから
ず、設計の自由度が向上するものである。
【0016】
【実施例】本願発明の防振性を有するスキーについて、
図1及び図2に基づいて説明すれば以下のようになる。
即ち、防振部材2を少なくとも1つ、スキーを構成する
構成部材3に付加するか、あるいは組み込んだスキー1
であって、前記防振部材2は、高弾性係数を有する高弾
性部材2’からなり、且つスキー1の二次曲げ振動の節
の位置4に配置されたことを特徴とする防振性を有する
スキーである。
【0017】又、図9に示すように、防振部材2を少な
くとも1つ、スキーを構成する構成部材に付加するか、
あるいは組み込んだスキー1であって、前記防振部材2
は、高弾性係数を有する高弾性部材からなり、且つスキ
ー1の二次曲げ振動の節の近傍部の位置4’に配置され
たことを特徴とする防振性を有するスキーである。又、
本願発明に係る防振部材2としては、図2に示すよう
に、鉄やステンレスやチタニウム合金やアルミニウム合
金等の金属製のプレート2Aにより構成したものを用い
ることが出来るほか、図3に示すように、カーボン繊維
やアラミド繊維やシリコンカーバイド繊維やその他の補
強繊維と、エポキシ樹脂やポリウレタン樹脂やポリエス
テルアミド樹脂等をマトリックスとする繊維強化プラス
チック製のプレート2Bにより構成したものを用いるこ
とも出来るものである。
【0018】又、本願発明に係る防振部材2としては、
図4に示すようにカーボン繊維やアラミド繊維やシリコ
ンカーバイド繊維やその他の補強繊維等とアルミニウム
合金その他の金属をマトリックスとする繊維強化金属製
のプレート2Cにより構成したものを用いることも出来
るものである。又、シリコンカーバイドウィスカーやチ
タン酸カリウィスカーやその他のウィスカー等と、アル
ミニウム合金その他の金属をマトリックスとするウィス
カー強化金属製のプレート2Dにより構成したものを用
いることも出来るものである。更に、図4に示すよう
に、前記繊維強化金属製のプレート2Cよりなる防振部
材2に、ABS樹脂やポリウレタン樹脂やその他の合成
樹脂製の保護部材2Eを被覆して用いることも出来るも
のである。
【0019】又、本願発明に係る防振部材2としては、
図2〜図3に示すように、スキー上面構成材3aの表面
に配置することも出来るし、図5に示すように、スキー
の上面構成部材3aを切削して、防振部材2をスキーの
構成部材3であるFRP部材や金属部材等の補強部材3
の上に配置し、スキーの上面構成部材3aと面一に埋設
した形態とすることも出来るし、図6に示すように、ス
キーの上面構成材3aを切削して、防振部材2を補強部
材3bの上に配置し、且つスキーの上面構成材3aより
も突出させた形態とすることも出来るものである。この
ように、スキーの上面構成材3aを切削して、防振部材
2を補強部材3bの上に直接配置することにより、防振
効果がより顕著になり、スキーの振動を防止し、操作性
がより向上するものである。
【0020】その他、本願発明に係る防振部材2として
の最大幅寸法をスキーの上面構成部材3aの幅形状に略
合致した寸法に形成して用いることも出来るものである
し、更に、前記防振部材2の長さとしては、約50mm
から約500mmの範囲の長さに形成して用いることも
出来るものである。
【0021】次に、本願発明に係るスキーの実施例とし
ては、以下のような構成が可能である。即ち、実施例1
として図7に示すように、全長2030mmの競技用ス
キー板において、テールから1720〜1870mmの
スキー1の二次曲げ振動の節の位置4に、長径150m
m、短径70mm、厚さ2.1mmの楕円形状のカーボ
ン繊維強化プラスチック板(以下、CFRP板と省略す
る)よりなる防振部材2をスキーの上面構成部材に配置
装着したスキーである。本願発明の防振部材2を装着し
た実施例1のスキーと、防振部材2を装着しないスキー
との振動の振幅の比較を図7に示す。この図7より明ら
かなように、防振部材2を装着したことにより、振幅が
装着しないスキーに比較して、約30〜40%減少し
た。このように、本願発明に係る防振部材2は、滑走中
に生じる振動によるスキーのばたつきをなくし、著しく
滑走安定性や操作性を改善するものである。
【0022】次に、実施例2として図8に示すように、
全長1980mmのデモ用のスキー1において、テール
から1670〜1820mmのスキー1の二次曲げ振動
の節の位置4に、長径150mm、短径70mm、厚さ
2.1mmの楕円形状のCFRP板よりなる防振部材2
をスキーの上面構成部材の表面に装着したスキーであ
る。本願発明の防振部材2を装着した実施例2のスキー
と、防振部材を装着しないスキーとの振動の振幅の比較
を図8に示す。この図8より明らかなように、防振部材
2を装着したことにより、振幅が装着しないスキーに比
較して、約30〜40%減少した。このように、本願発
明に係る防振部材2は、滑走中に生じる振動によるスキ
ーのばたつきをなくし、著しく滑走安定性や操作性を改
善するものである。
【0023】次に、実施例3として図9に示すように、
全長1980mmのデモ用スキー1において、テールか
ら1062〜1212mmのスキー1の二次曲げ振動の
節の近傍部の位置4’に、横52mm×縦150mm×
厚さ2.1mmの長方形のCFRP板よりなる防振部材
2を装着し、且つテールから1638〜1788mmの
スキー1の二次曲げ振動の節の位置4に、横位置に横6
9mm×縦150mm×厚さ2.1mmの長方形のCF
RP板よりなる防振部材2を装着したスキー1である。
本願発明の防振部材2を装着した実施例3のスキーと、
防振部材を装着しないスキーとの振動の振幅の比較を図
9に示す。この図9より明らかなように、防振部材2を
装着したことにより、振幅が装着しないスキーに比較し
て、約30〜40%減少した。このように、本願発明に
係る防振部材2は、滑走中に生じる振動によるスキーの
ばたつきをなくし、著しく滑走安定性や操作性を改善す
るものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明における
スキーでは、高弾性係数を有する高弾性部材よりなる防
振部材を少なくとも1つ、スキーを構成する構成部材に
付加するか、あるいは組み込んだスキーであり、前記防
振部材をスキーの二次曲げ振動の節の位置乃至は、スキ
ーの二次曲げ振動の節の近傍部の位置に配置することに
より、これらスキーの二次曲げ振動の節に相当する位置
での剛性分布を著しく高くすることにより、スキーに生
じる振動の発生を約30〜40%も抑制するため、スキ
ーに生じるばたつきを押さえ、且つスキーの操作性を著
しく改善するものである。更に、従来のサンドイッチ構
造やボックス構造のスキーでは、部分的に剛性分布を変
化させることは、非常に手間のかかる工程を必要とした
が、本願発明の防振性を有するスキーにおいては、上記
の構成を有するため、部分的に高弾性にした剛性分布が
取りやすく、製造時の工程上の手間もかからず、設計の
自由度が向上すると言った顕著な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る防振部材を装着したスキーを示
す斜視図。
【図2】本願発明の1実施例である防振部材を装着した
スキーを示す要部拡大断面図。
【図3】本願発明の1実施例である防振部材を装着した
スキーを示す要部拡大断面図。
【図4】本願発明の1実施例である防振部材を装着し、
該防振部材の内部構造を表したスキーを示す要部拡大断
面図。
【図5】本願発明の1実施例である防振部材を装着した
スキーを示す要部拡大断面図。
【図6】本願発明の1実施例である防振部材を装着し、
該防振部材の内部構造を表したスキーを示す要部拡大断
面図。
【図7】本願発明に係るCFRP板の防振部材を装着し
たスキー(CF板 有と表示)と装着していないスキー
(CF板 無と表示)との二次曲げ振動の振幅度合を対
比したグラフ。
【図8】本願発明に係るCFRP板の防振部材を装着し
たスキー(CF板 有と表示)と装着していないスキー
(CF板 無と表示)との二次曲げ振動の振幅度合を対
比したグラフ。
【図9】本願発明に係るCFRP板の防振部材を装着し
たスキー(CF板 有と表示)と装着していないスキー
(CF板 無と表示)との二次曲げ振動の振幅度合を対
比したグラフ。
【符号の説明】
1 スキー 2 防振部材 2’ 高弾性部材 2A 金属製のプレート 2B 繊維強化プラスチック製のプレート 2C 繊維強化金属製のプレート 2D ウィスカー強化金属製のプレート 2E 合成樹脂製の保護部材 3 構成部材 3a 上面構成部材 3b 補強部材 4 節の位置 4’ 節の近傍部の位置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63C 5/075 A63C 5/12

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防振部材を少なくとも1つ、スキーを構
    成する構成部材に付加するか、あるいは組み込んだスキ
    ーであって、前記防振部材は、高弾性係数を有する高弾
    性部材からなり、且つスキーの二次曲げ振動の節の位置
    に配置されたことを特徴とする防振性を有するスキー。
  2. 【請求項2】 防振部材を少なくとも1つ、スキーを構
    成する構成部材に付加するか、あるいは組み込んだスキ
    ーであって、前記防振部材は、高弾性係数を有する高弾
    性部材からなり、且つスキーの二次曲げ振動の節の近傍
    部に配置されたことを特徴とする防振性を有するスキ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記防振部材は、鉄やステンレスやチタ
    ニウム合金やアルミニウム合金等の金属製のプレートに
    より構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    防振性を有するスキー。
  4. 【請求項4】 前記防振部材は、カーボン繊維やアラミ
    ド繊維やシリコンカーバイド繊維やその他の補強繊維
    と、エポキシ樹脂やポリウレタン樹脂やポリエステルア
    ミド樹脂等をマトリックスとする繊維強化プラスチック
    製のプレートにより構成されたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の防振性を有するスキー。
  5. 【請求項5】 前記防振部材は、カーボン繊維やアラミ
    ド繊維やシリコンカーバイド繊維やその他の補強繊維
    と、アルミニウム合金その他の金属をマトリックスとす
    る繊維強化金属製のプレートにより構成されたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の防振性を有するスキー。
  6. 【請求項6】 前記防振部材は、シリコンカーバイドウ
    ィスカーやチタン酸カリウィスカーやその他のウィスカ
    ー等と、アルミニウム合金その他の金属をマトリックス
    とするウィスカー強化金属製のプレートにより構成され
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の防振性を有す
    るスキー。
  7. 【請求項7】 前記防振部材には、ABS樹脂やポリウ
    レタン樹脂やその他の合成樹脂製の保護部材を被覆した
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載
    の防振性を有するスキー。
  8. 【請求項8】 前記防振部材の最大幅寸法は、スキーの
    上面構成部材の幅形状に略合致した寸法を有することを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の
    防振性を有するスキー。
  9. 【請求項9】 前記防振部材の長さは、約50mmから
    約500mmの範囲の長さを有することを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の防振性を
    有するスキー。
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