JPS586458Y2 - スキ−構造 - Google Patents
スキ−構造Info
- Publication number
- JPS586458Y2 JPS586458Y2 JP1981166651U JP16665181U JPS586458Y2 JP S586458 Y2 JPS586458 Y2 JP S586458Y2 JP 1981166651 U JP1981166651 U JP 1981166651U JP 16665181 U JP16665181 U JP 16665181U JP S586458 Y2 JPS586458 Y2 JP S586458Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cord
- ski
- core
- core member
- distance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は頂部コード(帯板)、底部コードおよびそれ
らの間に配置され、スキーの全長に亘って高さが変化し
かつショベル(反り部)からほぼスキー〇後端部まで延
長する少くとも一つの中間コードによって分割されたコ
ア(芯)を有するスキーに関する。
らの間に配置され、スキーの全長に亘って高さが変化し
かつショベル(反り部)からほぼスキー〇後端部まで延
長する少くとも一つの中間コードによって分割されたコ
ア(芯)を有するスキーに関する。
所謂サンドイッチ構造を有する公知のスキーは下記構造
要素の断面より成っている。
要素の断面より成っている。
すなわち、
強靭なまたは耐性ある材料、例えばアルミニウムまたは
ガラス繊維補強プラスチックまたはこれらの材料の組合
せより成り、その層が光学的理由からその頂部において
被覆され、それがスキーの上面を形成する頂部コードと
称せられる第1層とまた、例えば上記種類の、強靭なま
たは耐性ある材料より成る底部コードと称せられる別の
層と頂部コードおよび底部コード間のコアと称せられる
中間層で、この中間層は例えば木材、アルミニウムハネ
カム、ガラス繊維補強プラスチックまたは発泡プラスチ
ックより成り、そして横方向にはスチールエツジによっ
て保護された、例えばポリウレタンの走行底部である。
ガラス繊維補強プラスチックまたはこれらの材料の組合
せより成り、その層が光学的理由からその頂部において
被覆され、それがスキーの上面を形成する頂部コードと
称せられる第1層とまた、例えば上記種類の、強靭なま
たは耐性ある材料より成る底部コードと称せられる別の
層と頂部コードおよび底部コード間のコアと称せられる
中間層で、この中間層は例えば木材、アルミニウムハネ
カム、ガラス繊維補強プラスチックまたは発泡プラスチ
ックより成り、そして横方向にはスチールエツジによっ
て保護された、例えばポリウレタンの走行底部である。
スキーにおける振動は、とくにそのショベルに作用する
衝撃を通して発生し、スキーの縦方向に伝播し、それに
より滑走性能が損われるものであり、これらの振梨すで
きるだけ小さく保つため、この振動を広範囲に緩衝する
ようにしたスキーを設計することが知られている。
衝撃を通して発生し、スキーの縦方向に伝播し、それに
より滑走性能が損われるものであり、これらの振梨すで
きるだけ小さく保つため、この振動を広範囲に緩衝する
ようにしたスキーを設計することが知られている。
このことは従来頂部および底部コードをとくに厚くし、
コアを厚くし、ゴム挿入片をコアに設けるかゴム挿入片
をコードおよびコア間に設けることによって達成されて
いる。
コアを厚くし、ゴム挿入片をコアに設けるかゴム挿入片
をコードおよびコア間に設けることによって達成されて
いる。
これらの手段は別々にまたは組合せて設けることができ
る。
る。
しかしながら、スキーのコードまたはコアが厚いという
ことは、スキー全体に亘って緩衝特性を与えるものであ
るが特にスキーの端部(先端部または後端部)において
はスキーの構成の上からみても望ましいことではない。
ことは、スキー全体に亘って緩衝特性を与えるものであ
るが特にスキーの端部(先端部または後端部)において
はスキーの構成の上からみても望ましいことではない。
緩衝特性はスキーにその中間区域をより厚くすることに
よりスキーの中間区域のみにおいて得ることができる。
よりスキーの中間区域のみにおいて得ることができる。
しかしながら、このことは中間区域において可撓性でな
くなるためにまた不利である。
くなるためにまた不利である。
さらにフランス特許第2,048,079号明細書から
頂部コードおよび底部コード間にスキーの中立区域にお
いて延長する中間コードを設け、それによりスキーの強
靭さを改善することが知られている。
頂部コードおよび底部コード間にスキーの中立区域にお
いて延長する中間コードを設け、それによりスキーの強
靭さを改善することが知られている。
これに対して、この考案の目的は少くとも−っの中間コ
ードがショベルおよびスキーの後端部の区域において頂
部コードに接近付随して配置されかつスキーの中間区域
において頂部コー・ドから変化する距離すなわち中央が
最大の厚みを有するように、また底部コードからは前記
中間区域において一定距離に保たれたまま延長するよう
に構成されることによって雪面から受ける振動に対して
すぐれた緩衝特性を示すスキーを提供することである。
ードがショベルおよびスキーの後端部の区域において頂
部コードに接近付随して配置されかつスキーの中間区域
において頂部コー・ドから変化する距離すなわち中央が
最大の厚みを有するように、また底部コードからは前記
中間区域において一定距離に保たれたまま延長するよう
に構成されることによって雪面から受ける振動に対して
すぐれた緩衝特性を示すスキーを提供することである。
また頂部コードにすぐ続くコア部分は他のコア部分より
一層硬い材料から作るのが好ましく、またその少くとも
一つの中間コードはアルミニウムまたはガラス繊維補強
プラスチックなどから作ることができる。
一層硬い材料から作るのが好ましく、またその少くとも
一つの中間コードはアルミニウムまたはガラス繊維補強
プラスチックなどから作ることができる。
この考案の好ましい実施例を添付図面を参照して下記に
詳細に記載する。
詳細に記載する。
第1図に示すスキーは頂部コード1および底部コード2
を含みその間に別のコード3が配置されている。
を含みその間に別のコード3が配置されている。
この中間コード3はショベルの先端からスキーの後端部
まで延長し頂部コードおよび底部コード2間に配置され
たコアを上部コア部分5および下部コア部分6に分割す
る。
まで延長し頂部コードおよび底部コード2間に配置され
たコアを上部コア部分5および下部コア部分6に分割す
る。
第3図はこのスキーの構造を拡大断面図として示してい
る。
る。
それから分るようにこのスキーは、例えばアルミニウム
の頂部コード1、硬質木材の上部コア部分5、ガラス繊
維補強プラスチックの中間コード3、軟質木材の下部コ
ア部分6、アルミニウムによって構成された底部コード
9およびガラス繊維補強プラスチックの層10からなり
、これにはポリエチレンの滑走面12が続いている。
の頂部コード1、硬質木材の上部コア部分5、ガラス繊
維補強プラスチックの中間コード3、軟質木材の下部コ
ア部分6、アルミニウムによって構成された底部コード
9およびガラス繊維補強プラスチックの層10からなり
、これにはポリエチレンの滑走面12が続いている。
スチールエツジ11は走行面12の側面に設けられてい
る。
る。
コア部分5および6は層または金属を積層したもの、小
角材または条片から構成することができる。
角材または条片から構成することができる。
スキーの側面は成形フェノール樹脂のサイドピース8を
具えている。
具えている。
中間コード3はスキーの先端および後端部において頂部
コード1から一定の距離に接近付随し、そしてスキーの
中間区域において頂部コード1から変化する距離に、底
部コードからは上記中間区域の長さに亘って一定距離に
保って配置している。
コード1から一定の距離に接近付随し、そしてスキーの
中間区域において頂部コード1から変化する距離に、底
部コードからは上記中間区域の長さに亘って一定距離に
保って配置している。
スキーのショベルにおいて雪面の凹凸により発生した衝
撃(振動)は、この中間コードを設置することにより頂
部コードにおいて圧縮負荷、底部コードにおいて引張負
荷が発生した時、特に前記衝撃(振動)はいちじるしく
緩衝されるものである。
撃(振動)は、この中間コードを設置することにより頂
部コードにおいて圧縮負荷、底部コードにおいて引張負
荷が発生した時、特に前記衝撃(振動)はいちじるしく
緩衝されるものである。
前記緩衝力は一般に、スキー板全般においてより強い材
料を用いることにより、一層促進されるものであるが、
本考案の中間コードの配置構成において下部コア部分6
よりも上部コア部材5に硬い材料を使用することにより
一層良好な緩衝特性を生じるものである。
料を用いることにより、一層促進されるものであるが、
本考案の中間コードの配置構成において下部コア部分6
よりも上部コア部材5に硬い材料を使用することにより
一層良好な緩衝特性を生じるものである。
また強い材料をスキー板上部に設けることはその上スキ
ーの締具を固定するのに一層適している。
ーの締具を固定するのに一層適している。
第2図による実施例は例えばガラス繊維補強プラスチッ
クの二つの中間コード3および4がその間に設置された
コア部分5,6およびγが共に設けられ、最上端のコア
部分5が例えば硬質木材から作られ他の二つのコア部分
6および7が軟質木材から作られていることにおいて第
1図による実施例とは異っている。
クの二つの中間コード3および4がその間に設置された
コア部分5,6およびγが共に設けられ、最上端のコア
部分5が例えば硬質木材から作られ他の二つのコア部分
6および7が軟質木材から作られていることにおいて第
1図による実施例とは異っている。
この場合には同様に、中間コード3および4はスキーの
先端および後部において頂部コード1から一定距離に、
またスキーの中間区域において頂部コード1から変化す
る距離にかつ底部コード2から一定距離に保って延長し
ている。
先端および後部において頂部コード1から一定距離に、
またスキーの中間区域において頂部コード1から変化す
る距離にかつ底部コード2から一定距離に保って延長し
ている。
上記の効果は中間コードまたはその成るものがスキーの
先端またはショベルから延長せず、ショベルから成る距
離離れた所から設置されたときにも達成しうる。
先端またはショベルから延長せず、ショベルから成る距
離離れた所から設置されたときにも達成しうる。
この種の構成結果として、このスキーはその中間区域に
おいて良好な振動緩衝特性を示すものでありその結果、
硬く一様でないコースに対してさえも円滑走行を確実に
する。
おいて良好な振動緩衝特性を示すものでありその結果、
硬く一様でないコースに対してさえも円滑走行を確実に
する。
そのうえ上部コア部材は下部コア部材よりも優れた緩衝
作用を持ち、また下部コア部材は少くとも比重が小さく
、また優れた引張強さを持つことが必要である。
作用を持ち、また下部コア部材は少くとも比重が小さく
、また優れた引張強さを持つことが必要である。
この構成結果として前記効果がある。
さらに上部コア部分は残部コア部分よりも重く、そのス
キーの中間区域に大部分が設置されているため、その重
さは公知のスキーの場合よりも一層中央部に集中してお
り、スキーは従来のものより容易にターンできる。
キーの中間区域に大部分が設置されているため、その重
さは公知のスキーの場合よりも一層中央部に集中してお
り、スキーは従来のものより容易にターンできる。
即ち、本考案のスキーは非常に素早いターンをも可能に
するものである。
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案による二つのスキーの線
図的側面図。 第3図はIII−III線に沿う第1図のスキーの拡大
断面図。 図中符号、1・・・・・・頂部コード、2・・・・・・
底部コード、3・・・・・・中間コード、4・・・・・
・中間コード、5・・・・・・上部コア部分、6・・・
・・・下部コア部分、I・・・・・・コア部分、8・・
・・・・サイドピース、9,10・・・・・・層、11
・・・・・・スチールエツジ、12・・・・・走行面。
図的側面図。 第3図はIII−III線に沿う第1図のスキーの拡大
断面図。 図中符号、1・・・・・・頂部コード、2・・・・・・
底部コード、3・・・・・・中間コード、4・・・・・
・中間コード、5・・・・・・上部コア部分、6・・・
・・・下部コア部分、I・・・・・・コア部分、8・・
・・・・サイドピース、9,10・・・・・・層、11
・・・・・・スチールエツジ、12・・・・・走行面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1)頂部コード、底部コード及び前記頂部コードと前記
底部コードとの間に配置されたコア部をスキー板の厚み
方向に分割する少なくとも1つの中間コードを有し、前
記中間コードが前記スキーの中間区域では前記底部コー
ドからの距離が一定に保たれ、前記頂部コードに対する
距離はショベル及び後端部に向って減少するように設け
られているスキー構造に於て、 前記頂部コードに接近して配置されたコア部材は、前記
コア部材よりも下部に設けたコア部材よりも硬い材料よ
り構成されていることを特徴とするスキー構造。 2)前記中間コード及び底部コート1よ、アルミニウム
またはガラス繊維補強プラスチック材料等の前記コア部
材とは異なる材料より構成されていることを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載のスキー構造。 3)上部コア材料の密度は下部コア材料の密度より高い
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は第
2項に記載のスキー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981166651U JPS586458Y2 (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | スキ−構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981166651U JPS586458Y2 (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | スキ−構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5795171U JPS5795171U (ja) | 1982-06-11 |
JPS586458Y2 true JPS586458Y2 (ja) | 1983-02-03 |
Family
ID=29525294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981166651U Expired JPS586458Y2 (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | スキ−構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS586458Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-11-10 JP JP1981166651U patent/JPS586458Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5795171U (ja) | 1982-06-11 |
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