JP3264467B2 - 内視鏡における操作ワイヤ固定装置 - Google Patents

内視鏡における操作ワイヤ固定装置

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JP3264467B2
JP3264467B2 JP16687193A JP16687193A JP3264467B2 JP 3264467 B2 JP3264467 B2 JP 3264467B2 JP 16687193 A JP16687193 A JP 16687193A JP 16687193 A JP16687193 A JP 16687193A JP 3264467 B2 JP3264467 B2 JP 3264467B2
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裕隆 川野
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富士写真光機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡における挿入部
のアングル部を操作する操作ワイヤを操作部の支持部材
に固定する内視鏡における操作ワイヤ固定装置の構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被検体内に挿入される内視鏡
の挿入部の内部には、照明用のライトガイド、画像を導
くコード、湾曲操作用の操作ワイヤ、サンプル採取用の
鉗子等を挿通する鉗子チューブ等が挿通されているもの
であり、その先端部近傍のアングル部は操作部における
操作ツマミの操作によって操作ワイヤを引張作動して湾
曲変形するように構成されている。また、上記挿入部
は、アングル部と操作部とを連結する部分が可撓性を有
する軟性部に設けられている。
【0003】前記アングル部は、その内部の外周部分に
複数のアングルリングが連結ピンを介して順次傾動可能
に連結され、先端アングルリングに接続された操作ワイ
ヤの引張作動によって上記アングルリングが傾動して全
体として湾曲変形するように形成して、挿入部先端の撮
像方向が変更可能に設けられている。
【0004】そして、前記アングル部を湾曲変形させる
操作ワイヤが挿入部から操作部に延設され、この操作部
内で上記操作ワイヤは保護部材内に挿通されるものであ
り、操作ワイヤの引張作動が行えるようにするためにこ
の保護部材の端部を固定する必要がある。その固定構造
としては、例えば、特公平3−74568 号公報に見られる
ように、上記保護部材の端部に固定用スリーブを固着
し、この固定用スリーブを湾曲操作機構が配設された支
持部材に固着したブラケットに装着固定し、上記固定用
スリーブを挿通した操作ワイヤの端部を湾曲操作機構に
接続するようにした構造が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、前記のよう
な内視鏡における操作ワイヤの固定構造では、内視鏡を
組み立てる際の操作ワイヤの固定作業が煩雑であり、特
に操作ワイヤの数が上下方向の湾曲操作用と左右方向の
湾曲操作用とに2組4本と多くなった場合にはさらに煩
雑となる問題を有する。
【0006】すなわち、挿入部は操作ワイヤを接続した
アングル部を組み込み、その他の各種機能部品が一体に
形成され、表面には保護被覆が設けられてユニットとし
て組み立てられているものであり、その端部から延長し
ている操作ワイヤ、コード、チューブの接続は挿入部を
操作部側に連結してから行うことになる。そして、前記
操作部内では操作ワイヤは保護部材に挿通されて保護さ
れるとともに引張作動が得られるものであり、この保護
部材の端部に固定用のスリーブを半田付け等で固着する
のは上記のような挿入部の接続が終わった後であり、そ
の際に操作ワイヤの略同一位置に固定用スリーブを固着
して、同一位置でブラケットに係合保持するように設け
ると、この操作ワイヤをまとめると固定用スリーブが重
なりあって全体として寸法が大きくなり、組立時および
分解時に各部を挿通させたりする際の障害となって作業
性が低下する。特に、操作ワイヤの数が多くなり、修理
等で保護部材にスリーブを付けたまま挿入部を引き抜く
ときの脱着が困難となり、挿入部の分解組付けが煩雑と
なるものである。
【0007】また、前記固定用スリーブをブラケットに
保持する際に、操作ワイヤを挿通している保護部材の延
出角度が急になると、アングル部の湾曲操作に応じて保
護部材内面と操作ワイヤとが擦れて耐久性に悪影響を与
える問題を有する。
【0008】そこで、本発明は上記事情に鑑み、操作ワ
イヤの固定用スリーブ部分の取扱い性を改善し、各種作
業が簡易に行えるようにした内視鏡における操作ワイヤ
固定装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の内視鏡における操作ワイヤ固定装置は、被検体
の内部に挿入される挿入部に設けた湾曲可能なアングル
部に先端部を接続し、その引張作動によって該アングル
部を湾曲変形させる複数の操作ワイヤを上記挿入部から
操作部に延設し、該操作ワイヤは操作部内でそれぞれ保
護部材内に挿通され、該保護部材の端部には固定用スリ
ーブを固着するとともに、湾曲操作機構を配設した支持
部材にブラケットを固着し、該ブラケットの支持部に上
記固定用スリーブを係合保持し、上記操作ワイヤの端部
を上記湾曲操作機構に接続するについて、前記ブラケッ
トに配設される複数の支持部のうち一部を操作ワイヤの
軸方向にずらして配設し、これに対応して前記操作ワイ
ヤの保護部材に固着する固定用スリーブを操作ワイヤの
軸方向にずらして設けることを特徴とするものである。
【0010】前記ブラケットには両側の上下2段に支持
部を形成するとともに、上段両側の支持部を下段両側の
支持部に対して操作ワイヤの軸方向に挿入部から離れる
方向にずらして配設し、上段支持部もしくは下段支持部
の一方にはアングル部を上下方向に操作する一対の操作
ワイヤを、他方にはアングル部を左右方向に操作する一
対の操作ワイヤを係合保持するのが好適である。
【0011】また、前記ブラケットを支持部材に対して
平行な2つの分割面で3つの分割部に分割し、中央部の
一端側に該ブラケットを支持部材に固定する固定ネジ
を、他端側に各分割部を一体に締結する締結ネジを配設
し、上記中央部の両側における各分割面にそれぞれ1対
の支持部を形成するのが好適である。
【0012】
【作用】上記構成によれば、ブラケットに設ける複数の
支持部の一部を操作ワイヤの軸方向にずらして配設して
いるのに対応して、操作ワイヤの保護部材に固定用スリ
ーブをずらして固着したことにより、修理等で挿入部を
引き抜く時にも上記固定用スリーブが重なり合わず、細
い箇所を通過させる際に他の内容物に影響を与えずに作
業ができる。
【0013】また、支持部を挿入側から離れる方向にず
らして設けることで、上記ブラケットに固定保持した部
分から挿入部側に延びる保護部材の延出角度がなだらか
になり、湾曲操作による操作ワイヤの摺動に対する保護
部材の内面との擦れ等が軽減され、耐久性が確保でき
る。
【0014】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は一実施例における内視鏡の要部正面図、図2
は操作部の平面構造を一部切除して示し、図3は操作部
の背面構造を一部切除して示している。
【0015】内視鏡1は操作者が把持し各種操作を行う
操作部2と、被検体に挿入する先端側の挿入部3(先端
部分は図示省略)とを備えている。上記操作部2は、基
端部の本体ケース10と、該本体ケース10に順に連接され
た把持ケース11と分岐部ケース12とで構成されている。
【0016】一方、上記挿入部3は、図示していない
が、任意の方向に湾曲変形可能なアングル部を備え、こ
のアングル部の先端側に先端観察部が設置され、この先
端部分にはイメージセンサ、結像用対物レンズ等の光学
系その他の各種部材が設置され、また、鉗子を挿通する
開口、エア、水を送給するチューブ等が挿通され、上記
アングル部の基端側には、可撓性を有する軟性部13が連
結され、この軟性部13の基端側に撮影、湾曲操作等の各
種操作を行うために前記操作部2が連接されるものであ
る。上記挿入部3の軟性部13と操作部2との連結部分の
外周、すなわち、分岐部ケース12の先端側には保護スリ
ーブ16とテーパ状のカバーゴム14が配設されている。
【0017】前記操作部2の本体ケース10は、詳細は図
示していないが、湾曲操作機構15等を内装し、背面側に
はこの湾曲操作機構15を操作する上下方向および左右方
向の操作ツマミ21,22 を備え、また、上部には送気送水
バルブ17、吸引バルブ18、撮影スイッチ19が設置され、
さらに、図示しない照明用光源に接続されるライトガイ
ドその他の各種チューブ、コード類を導出する連結軟性
部20が接続されている。
【0018】把持ケース11は上記本体ケース10との接続
部分から順次細く円形になり分岐部ケース12に接続され
るものであって、分岐部ケース12には鉗子等の処置具を
挿入する鉗子口12a が設けられ、該鉗子口12a の近傍に
は、副送水系配管具25が設けられている。
【0019】また、上記把持ケース11の内部には、前記
挿入部3に設けられた湾曲可能なアングル部に先端部が
接続され、他端部が前記湾曲操作機構15に接続される上
下方向湾曲用および左右方向湾曲用に各2本で合計4本
の操作ワイヤ30,30,…が配設され、その湾曲操作機構15
の操作に対応した引張作動によってアングル部を湾曲変
形させるものである。
【0020】上記操作ワイヤ30,30,…は、操作部2内で
はそれぞれ金属製の保護パイプによる保護部材31,31,…
内に挿通されている。なお、挿入部3の軟性部13内では
操作ワイヤ30,30,…は密着コイルバネによる保護部材内
に挿通されている。そして、前記把持ケース11内に延び
た上記保護部材31,31,…の端部には、固定用スリーブ3
2,32,…がそれぞれ固着される。この固定用スリーブ32
は図4に示すように、外形の大きい係止部32a と、その
両側に連接された径の小さい軸部32b とで形成され、そ
の中心に貫通した穴に前記保護部材31を挿通して、半田
付けなどによって接合して固着される。また、上記固定
用スリーブ32,32,…の固着位置は、上段と下段とでずれ
て配設されている。
【0021】一方、前記本体ケース10から把持ケース11
内に延びて板状の支持部材40が配設され、この支持部材
40の一端部には湾曲操作機構15が取り付けられている。
また、上記支持部材40の他端部には、前記4つの固定用
スリーブ32,32,…を係合保持するブラケット33が固着さ
れる。
【0022】上記湾曲操作機構15は、前記支持部材40に
回動自在に支持された2つのプーリ26,27 を備え、該プ
ーリ26,27 の回転軸28が本体ケース10より側方に延びて
上下方向操作ツマミ21および左右方向操作ツマミ22に連
係されている。すなわち、第1のプーリ26が上下方向操
作ツマミ21によって回転操作され、第2のプーリ27が左
右方向操作ツマミ22によって回転操作される。また、第
1および第2のプーリ26,27 にはそれぞれ両側1対の短
い操作ワイヤ30a,30a,…が連結され、各々のプーリ26,2
7 の回転に対してそれに連結された1対の操作ワイヤ30
a,30a の一方が巻き取られて他方が繰り出される。な
お、前記上下方向操作ツマミ21の回転を固定する第1の
ロック部材23と左右方向操作ツマミ22の回転を固定する
第2のロック部材24がそれぞれ隣接して配設されてい
る。
【0023】そして、前記プーリ26,27 に連結された各
操作ワイヤ30a,30a,…の端部には連結用の角棒状のスリ
ーブ41,41,…が接続される一方、前記ブラケット33に係
合保持される固定用スリーブ32,32,…より延びる各操作
ワイヤ30,30,…の端部にはコネクタ42,42,…がそれぞれ
設けられ、このコネクタ42,42,…が上記スリーブ41,41,
…の端部に螺合されて両側の操作ワイヤ30,30aがそれぞ
れ連結される。上記スリーブ41,41,…は各々がガイド部
材44とカバー45とで形成される案内路に沿って往復移動
するように規制され、該スリーブ41,41,…内にはスプリ
ングが内装されてワイヤの長さ調整(緩みの吸収)が行
われるとともに、該スリーブ41,41,…のプーリ側端部が
図示しないストッパに当接して移動量すなわちアングル
部の最大湾曲量を規制するように構成されている。上記
ガイド部材44およびカバー45も前記支持部材40に固定さ
れる。
【0024】次に、前記ブラケット33は、図4および図
5に第1の実施例の詳細構造を示すように、上段に2つ
下段に2つの固定用スリーブ32,32,…をそれぞれ係合保
持する4つの支持部34,34,…を備えるとともに、支持部
材40に対して平行な上下2つの分割面で上段、中段およ
び下段の3つの分割部33a,33b,33c に分割され、上下の
分割面はそれぞれ2つの支持部34,34 を通って形成され
ている。
【0025】各分割面の両側に形成された支持部34,34
は、上分割面と下分割面とでは配設位置が操作ワイヤ3
0,30 の延長方向に沿ってずれて配設されている。すな
わち、上段の支持部34,34 は下段の支持部34,34 に対し
て挿入部3から離れる方向(湾曲操作機構15のプーリ2
6,27 に近付く方向)に設けられている。
【0026】さらに、上記各分割面の支持部34,34 に
は、前記第1のプーリ26もしくは第2のプーリ27にそれ
ぞれ連結される1対の操作ワイヤ30,30 の固定用スリー
ブ32,32 が係合支持されるものであり、両側の支持部3
4,34 ではプーリ26,27 に対する連結高さが相違するこ
とで分割面には段差が形成されている。
【0027】上記各支持部34は、側方から開口している
凹部34a と、該凹部34a の両側に分割面の上下に形成さ
れている円弧溝状の保持部34b とで形成され、凹部34a
には前記固定用スリーブ32の係止部32a が挿入され該係
止部32a の両端部に当接して軸方向の移動を規制し、保
持部34b は前記固定用スリーブ32の軸部32b を挾持する
ものである。
【0028】具体的には、下段の分割部33c には前方の
上面両側に左右方向操作ワイヤ用の固定用スリーブ32,3
2 を支持する支持部34,34 の下半分が形成され、中段の
分割部33b には前方の下面両側に上記左右方向操作ワイ
ヤ用の固定用スリーブ32,32を支持する支持部34,34 の
上半分が形成され、後方の上面両側には上下方向操作ワ
イヤ用の固定用スリーブ32,32 を支持する支持部34,34
の下半分が形成され、この中段の分割部33b の中央の上
下の支持部34の保持部34b は同一位置に形成されてい
る。さらに、上段の分割部33a は中段の分割部33b の後
半部分の大きさに形成され、その下面両側に上記左右方
向操作ワイヤ用の固定用スリーブ32,32 を支持する支持
部34,34 の上半分が形成されている。
【0029】そして、上記ブラケット33には、図5に示
すように、中央部の一端側に該ブラケット33を支持部材
40に固定する固定ネジ35が、他端側に各分割部33a,33b,
33cを一体に締結する締結ネジ36が配設される。固定ネ
ジ35は中段の分割部33b の貫通孔を通り、頭部35a が下
段の分割部33c に係合してネジ部35b が支持部材40に螺
合して該下段の分割部33c を固定するものである。一
方、締結ネジ36は頭部36a が上段の分割部33a に係合
し、ネジ部36b が上段および中段の分割部33a,33bを挿
通して下段の分割部33c に螺合して各分割部33a,33b,33
c を一体に締結するものである。
【0030】上記実施例の作用を説明すれば、挿入部3
からの操作ワイヤ30,30,…を操作部2の湾曲操作機構15
に接続する場合には、まず、それぞれの保護部材31,31,
…の端部に固定用スリーブ32,32,…をブラケット33の対
応する支持部34,34,…の位置に応じた位置に固着する。
また、操作ワイヤ30,30,…の先端部にコネクタ42,42,…
を取り付けるものであるが、その際には、前記ブラケッ
ト33は支持部材40から取り外しておくことで、その作業
性が向上する。上記支持部材40には湾曲操作機構15が取
り付けられており、そのプーリ26,27 にはそれぞれ短い
操作ワイヤ30a,30a,…が接続され、その端部にはスリー
ブ41,41,…がそれぞれ配設されている。
【0031】そして、上記支持部材40に、ブラケット33
の下段の分割部33c を固定ネジ35の締付けによって取り
付ける。その両側の支持部34,34 に左右方向の湾曲操作
用の一対の相対動作を行う操作ワイヤ30,30 の固定用ス
リーブ32,32 をそれぞれ係合し、その上に中段の分割部
33b を載置する。この中段の分割部33b の上の後方両側
の支持部34,34 に同様に、上下方向の湾曲操作用の一対
の相対動作を行う操作ワイヤ30,30 の固定用スリーブ3
2,32 をそれぞれ係合し、さらにその上に上段の分割部3
3c を載置し、4個の固定用スリーブ32,32,…を係合保
持した状態で締結ネジ36を挿入して該ブラケット33を一
体に締結固定してなるものである。
【0032】その後、各操作ワイヤ30,30,…先端のコネ
クタ42,42,…を対応するスリーブ41,41,…にそれぞれ連
結し、このスリーブ41,41,…を支持部材40に固定したガ
イド部材44に挿入し、カバー45を装着してなる。なお、
前記ブラケット33に固定用スリーブ32,32,…を係合する
前に、コネクタ42,42,…とスリーブ41,41,…とを連結し
ておいてもよい。
【0033】また、修理等で分解する際には分岐部ケー
ス12を外し、カバー45を取り除いてからスリーブ41,41,
…よりコネクタ42,42,…を外すとともに、ブラケット33
の締結ネジ36を緩めてその各支持部34,34,…から固定用
スリーブ32,32,…を外す。さらに、ブラケット33を支持
部材40から取り外してから挿入部3を操作部2より分離
すると、前記固定用スリーブ32,32,…が固着したまま保
護部材31,31,…とともに操作ワイヤ30,30,…が引き抜か
れるものであり、その際、固定用スリーブ32,32,…の外
形の大きい係止部32a が4つ重なり合わずに2つずつず
れて位置することで、狭い部分も通過しやすくなる。ま
た、ブラケット33が除去されていることでその作業を容
易にかつ安全に行うことができる。
【0034】なお、前記支持部材40(地板)と平行にシ
ャーシ46(図2参照)が別途に配設され、このシャーシ
46には前記湾曲操作機構15以外の各種操作部材もしくは
構成部品が配設され、挿入部3との連結支持は上記シャ
ーシ46によって行う構造に設け、湾曲操作機構15に他の
変形力が作用することなく、その操作が確実に行われる
ようにしている。
【0035】図6には、他の例のブラケットを示すもの
であり、この例のブラケット37は非分割構造に形成され
ている。
【0036】上記ブラケット37は、前例と同様に前部両
側および後部両側にそれぞれ支持部38,38,…を有してい
るが、各支持部38は側方から前記固定用スリーブ32が挿
入可能に形成されている。すなわち、支持部38は、側方
から開口している前例と同様の凹部38a と、該凹部38a
の両側に側方から切欠溝状に形成されている保持部38b
とで形成され、凹部38a には前記固定用スリーブ32の係
止部32a が挿入され該係止部32a の両端部に当接して軸
方向の移動を規制し、保持部38b には前記固定用スリー
ブ32の軸部32b が挿入係合されるものである。なお、必
要に応じてブラケット37の支持部38,38,…から固定用ス
リーブ32,32,…が側方に抜けないように阻止するカバー
等を配設するようにしてもよい。
【0037】前記実施例においては、ブラケット33,37
の支持部34,38 は両側で設置高さが異なるように形成さ
れているが、同じ高さに設けるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の内視鏡における操作ワイヤ固定
装置によれば、アングル部を湾曲変形させる複数の操作
ワイヤを挿入部から操作部に延設し、その保護部材には
固定用スリーブを一部を軸方向にずらせて固着し、支持
部材に設けたブラケットの支持部も一部を軸方向にずら
せて配設し、この支持部に上記固定用スリーブを係合保
持することで、操作ワイヤをまとめた際に固定用スリー
ブの重なり合いが低減して狭い部分の挿通性が向上し、
損傷および他部材への影響を排除でき、作業性が向上す
る。また、ブラケットから操作ワイヤの延出角度を緩や
かにすることが可能となり、湾曲操作時のワイヤ摺動に
よる損傷が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における内視鏡の要部正面図
【図2】内視鏡の操作部を一部切除して示す平面図
【図3】内視鏡の操作部を一部切除して示す背面図
【図4】ブラケットの一例を示す斜視図
【図5】図4のブラケットの分解斜視図
【図6】ブラケットの他の例を示す斜視図
【符号の説明】
1 内視鏡 2 操作部 3 挿入部 10 本体ケース 11 把持ケース 12 分岐部ケース 15 湾曲操作機構 30 操作ワイヤ 31 保護部材 32 固定用スリーブ 32a 係止部 32b 軸部 33,37 ブラケット 33a,33b,33c 分割部 34,38 支持部 34a,38a 凹部 34b,38b 保持部 35 固定ネジ 36 締結ネジ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 - 23/26 G05G 1/00 - 25/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の内部に挿入される挿入部に設け
    られた湾曲可能なアングル部に先端部が接続され、その
    引張作動によって該アングル部を湾曲変形させる複数の
    操作ワイヤが、上記挿入部から操作部に延設され、該操
    作ワイヤは操作部内でそれぞれ保護部材内に挿通され、
    該保護部材の端部には固定用スリーブが固着されるとと
    もに、湾曲操作機構が配設された支持部材にブラケット
    が固着され、該ブラケットの支持部に上記固定用スリー
    ブが係合保持され、上記操作ワイヤの端部が上記湾曲操
    作機構に接続される内視鏡における操作ワイヤ固定装置
    において、 前記ブラケットに配設される複数の支持部のうち一部を
    操作ワイヤの軸方向にずらして配設し、これに対応して
    前記操作ワイヤの保護部材に固着する固定用スリーブを
    操作ワイヤの軸方向にずらして設けたことを特徴とする
    内視鏡における操作ワイヤ固定装置。
  2. 【請求項2】 前記ブラケットは、両側の上下2段に支
    持部が形成されているとともに、上段両側の支持部が下
    段両側の支持部に対して操作ワイヤの軸方向に挿入部か
    ら離れる方向にずれて配設され、上段支持部もしくは下
    段支持部の一方にはアングル部を上下方向に操作する一
    対の操作ワイヤが、他方にはアングル部を左右方向に操
    作する一対の操作ワイヤが係合保持されることを特徴と
    する請求項1記載の内視鏡における操作ワイヤ固定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ブラケットは、前記支持部材に対し
    て平行な2つの分割面で3つの分割部に分割され、中央
    部の一端側に該ブラケットを支持部材に固定する固定ネ
    ジが、他端側に各分割部を一体に締結する締結ネジが配
    設され、各分割面にそれぞれ1対の支持部が形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の内視鏡における操
    作ワイヤ固定装置。
  4. 【請求項4】 前記固定用スリーブは、外形の大きい係
    止部とその両側の軸部とを有する一方、前記ブラケット
    の支持部は、上記固定用スリーブの係止部が挿入され該
    係止部の両端部に当接して軸方向の移動を規制する凹部
    と、該凹部の両側に上記固定用スリーブの軸部を挾持す
    る保持部とで形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の内視鏡における操作ワイヤ固定装置。
JP16687193A 1993-07-06 1993-07-06 内視鏡における操作ワイヤ固定装置 Expired - Lifetime JP3264467B2 (ja)

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