JP3263457B2 - 合わせガラス - Google Patents

合わせガラス

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用、ビルや店舗
あるいはその他の建築用に用いられる透明性等の光学的
特性、遮音性、耐衝撃性、耐候性に優れた合わせガラス
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用、建築用として、合わせガラス
が使用されている。従来、合わせガラスとしては、2枚
のガラスの間に熱可塑性ポリビニルブチラールフィルム
を挟んだものが一般的に知られている。この合わせガラ
スは、ガラスが簡単に壊れて鋭い破片となる危険性を改
善した。しかしながら、その製造にはおおがかりな装置
であるオートクレーブを必要とするため、大型の合わせ
ガラスの製造が困難であること、熱可塑樹脂を挟むため
高温物性が低下すること、遮音性が不足する等の欠点が
指摘されている。
【0003】またアクリルシロップを2枚のガラスの間
に注入し、過酸化物を触媒とし硬化させ合わせガラスを
製造する方法が知られている。この方法は、簡便な方法
で合わせガラスを製造でき、挟まれる樹脂が硬化性樹脂
であるため高温物性に優れるなどフィルムを挟む合わせ
ガラスの欠点を克服したものと言える。しかしながら硬
化反応を進める際に加温が必要であり、また実用的な短
い硬化時間を達成する触媒量では、着色し透明性が損な
われる欠点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、実質
的に常温で硬化しうる樹脂組成物を注入し硬化させた合
わせガラスであって、透明性等の光学的特性、遮音性、
耐衝撃性、耐候性に優れた合わせガラス法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは特定のアク
リルシロップが常温硬化性であることを見いだし、これ
を少なくとも一方がガラスである板の間に注入し硬化さ
せることにより、透明性等の光学的特性、遮音性、耐衝
撃性、耐候性に優れた合わせガラスを得ることに成功
し、さらに特定の硬化触媒を用いるとこれらの性質がよ
り一層優れた合わせガラスが得られることを見いだし本
発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明は、少なくとも1枚がガ
ラス板である2枚の板の間に、下記常温硬化性アクリル
シラップ(A−1)または(A−2)が硬化してなる合
わせガラスである。(A−1)下記(a−1)(b−
1)を含有してなるシラップ。 (a−1)アルキル基の炭素原子数1〜20の(メタ)
アクリル酸エステル単量体2種以上を含有してなる単量
体混合物10〜90重量%、(b−1)アルキル基の炭
素原子数1〜20の(メタ)アクリル酸エステル単量体
2種以上を含有してなる共重合体5〜40重量%。 (A−2)下記(a−2)(b−2)を含有してなるシ
ラップ。 (a−2)アルキル基の炭素原子数1〜20の(メタ)
アクリル酸エステル単量体1種又は2種以上およびこれ
らと共重合可能な他のα,β−エチレン性不飽和単量体
1種又は2種以上を含有してなる単量体混合物10〜9
0重量%、(b−2)アルキル基の炭素原子数1〜20
の(メタ)アクリル酸エステル単量体1種又は2種以上
およびこれらと共重合可能な他のα,β−エチレン性不
飽和単量体1種又は2種以上を含有してなる単量体混合
物の共重合体5〜40重量%、 以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明の合わせガラスは、少なくとも1枚
はガラス板であり、その厚さや大きさには特に制限がな
い。その他の板としては、FRP板、ポリカーボネート
板、ポリメチルメタクリレート板等の合成樹脂板、鉄
板、銅板、ステンレス板等の金属板、紙、樹脂含浸紙、
木材、タイル等を例示できる。これらの板には印刷を施
し意匠性を付与することも可能である。またこれら板
は、平面であるものはもちろん、曲面であるものも含ま
れる。
【0008】(A−1)または(A−2)のアクリルシ
ロップは特定の単量体混合物(a−1)または(a−
2)と特定の共重合体(b−1)または(b−2)より
なる。
【0009】単量体混合物としてはアルキル基の炭素原
子数1〜20の(メタ)アクリル酸エステル単量体2種
以上を含有してなる単量体混合物、あるいはアルキル基
の炭素原子数1〜20の(メタ)アクリル酸エステル単
量体1種又は2種以上およびこれらと共重合可能な他の
α,β−エチレン性不飽和単量体を含有してなる単量体
混合物である。
【0010】共重合体はアルキル基の炭素原子数1〜2
0の(メタ)アクリル酸エステル単量体2種以上を含有
してなる共重合体、あるいはアルキル基の炭素原子数1
〜20の(メタ)アクリル酸エステル単量体1種又は2
種以上およびこれらと共重合可能な他のα,β−エチレ
ン性不飽和単量体を含有してなる単量体混合物の共重合
体である。ここで、(メタ)アクリル酸エステルは、ア
クリル酸エステル及びメタアクリル酸エステルであり、
以下、同様に表現する。
【0011】炭素原子数1から20の(メタ)アクリル
酸エステルとしては(メタ)アクリル酸エステル、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等
が挙げられる。
【0012】(メタ)アクリル酸エステル単量体と共重
合可能な他のα,β−エチレン性不飽和単量体として
は、グリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル、2−ヒドロキシ(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリル酸、フマル酸及びそのエステル類、マ
レイン酸及びそのエステル類、スチレン、ビニルトルエ
ン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリ
ルアミド、(メタ)アクリロニトリルなどが例示でき
る。またエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパントリメタクリレート等の多官能
性の単量体を使用することもできる。かかる他のα,β
−エチレン性不飽和単量体を使用する場合は単量体混合
物においても共重合体においても通常1〜50重量%で
ある。
【0013】本発明のシラップは例えばアルキル基の炭
素原子数1〜20の(メタ)アクリル酸エステル単量
体、及び必要に応じてこれらと共重合可能なα,β−エ
チレン性不飽和単量体からなる単量体混合物を、攪拌、
加熱、冷却設備を備えた反応槽にて攪拌混合し、例えば
アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物、またはベ
ンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシオクタ
ノエート等の過酸化物等の重合触媒、及びn−ドデシル
メルカプタン等の連鎖移動剤を用い、50〜130℃の
温度で3〜24時間、共重合反応させて得られる。この
とき、共重合体の割合は、5〜40重量%である。5重
量%未満では硬化時の体積収縮が大きく成型物の表面が
艶引けし、40重量%を越えるとシロップが高粘度とな
り、作業性が非常に悪化する。又、単量体混合物の割合
は10〜90重量%である。10重量%未満ではシロッ
プが高粘度となり、作業性が非常に悪化する。90重量
%を超えると硬化時の体積収縮が大きく成型物の表面が
艶引けする。単量体類を必要によっては共重合反応後に
追加添加しても差し支えない。
【0014】本発明においては硬化触媒としてレドック
ス触媒を用いるのが好ましい。酸化剤としては通常ケト
ンパーオキサイド、パーオキシケタール、ハイドロパー
オキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパー
オキサイド、パーオキシジカーボネート、パーオキシエ
ステル等の過酸化物が用いられる。これらのなかで硬化
時間が短い点で、ハイドロパーオキサイドが好ましく、
更にクメンハイドロパーキサイドが好ましい。過酸化物
は、アクリルシラップ100重量部に対して0.5〜
1.5重量部が好ましい。0.5重量部未満では、硬化
時間が長くかかり、1.5重量部を越えると硬化物が着
色する。還元剤としては、金属塩類、3級アミン類、4
級アンモニウム塩、メルカプタン類が例示できるが、特
にオクトエ酸バナジウム、バナジウムアセチルアセトナ
ート等のバナジウム化合物が好ましい。バナジウム化合
物の量は、アクリルシラップ100重量部に対して0.
01〜2重量部が好ましい。0.01重量部未満では、
硬化時間が長くかかり、2重量部を越えると硬化物が着
色する。本発明においては硬化時間を短縮するためにピ
ルビン酸またはアスコルビン酸を用いることが好まし
い。ピルビン酸またはアスコルビン酸の量はアクリルシ
ラップ100重量部に対して0.01〜2重量部が好ま
しい。0.01重量部未満では、硬化時間が長くかか
り、2重量部を越えると硬化物が着色する。
【0015】本発明においては紫外線吸収剤を併用する
ことも可能である。紫外線吸収剤は、紫外線をカットす
ることで、室内の商品、家具の色やけ防止、及び合わせ
ガラスの耐候性向上に効果がある。また370nm以下
を吸収する紫外線吸収剤を用いた場合、特に夏場の夜
間、室内光がもれ誘引される羽虫等昆虫類の飛来を防止
する効果がある。紫外線吸収剤としては、サリチル酸エ
ステル系、ベンゾフェノン系 ベンゾトリアゾール系、
シアノアクリレート系、シュウ酸アニリド系が例示でき
る。紫外線吸収剤の量は、0.05〜5重量部が好まし
い。0.05重量部未満では紫外線の吸収効果が悪く、
5重量部を越えると樹脂との相溶性が悪い。
【0016】また、本発明においては硬化樹脂とガラス
との密着性を向上させるためにカップリング剤を使用す
ることも可能である。カップリング剤としては、ビニル
シラン、アクリルシラン、エポキシシラン等のシランカ
ップリング剤が例示できる。カップリング剤の量はアク
リルシラップ100重量部に対して0.01〜10重量
部が好ましい。0.01重量部未満では、ガラスとの密
着性の向上が必ずしも充分ではなく、10重量部を越え
ると樹脂との相溶性が悪くなり分離および白濁する。
【0017】本発明の常温硬化性樹脂組成物を使用して
合わせガラスを製造するには、例えば、次の様にすれば
よい。アクリルシロップに硬化触媒と必要に応じてピル
ビン酸もしくはアスコルビン酸を加え、さらに所望より
紫外線吸収剤、カップリング剤、顔料、着色剤、酸化防
止剤、樹脂ビーズ、樹脂粉末を加え、混合する。2枚の
ガラス板の間にブチルゴム、シリコンゴム等の適当な厚
みの両面テープを端面に貼りつけて中間の空間を作る。
この際一部分を開けておき、ここから所定量の樹脂組成
物を注入する。脱泡の後、ブチルゴム、シリコンゴム等
で封印する。樹脂を封入したガラス板は、10〜30℃
の環境下で1時間から10時間静置する間に硬化反応が
進行する。
【0018】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明する。なお、実施例において得られた硬化物の諸物
性は、下記の方法 により測定した。また、実施例中の
部はすべて重量部である。 (1)耐 候 性 アイスーパー(岩崎電気製、 SUW−13型)を用い
て、100時間後と初期の色差(ΔE=(ΔL2+Δa2
+Δb21/2)を色差計(日本電色工業製、ND−10
1D型)で測定した。 (2)光線透過率 分光光度計(日本電色工業製 ND−101D型)を用
いて、波長550nmの光による厚さ3mmの平板の透
過率の測定をおこなった。 (3)引っ張り強度 合わせガラスの表裏に治具をはり引っ張り試験機にて合
わせガラスの引っ張り強度を測定した。 (4)耐衝撃性(落球試験) JIS R 3205(合わせガラス)に従って行っ
た。本試験では、直径63.5mm(1045g)の鋼
球を高さ150cmから自由落下させ、板ガラスが破壊
した時に供試体の落球衝撃剥離特性を調べた。 (5)遮音性 合わせガラスを音源用残響室と受音用残響室の間の開口
部に実際の使用状態に準じて取り付け、合わせガラス以
外の部分は透過損失の充分大きな材料で塞いだ。音源は
次の値を中心としたオクターブ帯域雑音である。 125,250, 500,1000,2000,40
00Hz 測定周波数は1/3オクターブバンドで次の値である。 100,125,160,200,250,315,4
00,500,630,800,1000,1250,
1600,2000,2500,3150,4000,
5000Hz 測定は各周波数について室間音圧レベル差を5点、残響
時間を2点とり、その算術平均値をもって透過損失を算
出する。音響透過損出の算出はJIS A 1416
「実験室における音響透過損失測定方法」に従って測定
し、音源用残響室と受音用残響室の吸音力を測定し、次
式によって算出した。 TL=D+10log(S/A) A=(55.3/c)・V・(1/T) c=331.5+0.61t TL:透過損失(dB) D:室間音圧レベル差(dB) S:供試体の音響透過部分の面積(m2) A:受音用残響室吸音力 (m2) T:受音用残響室残響時間(sec) V:受音用残響室容積(m3) c:空気中の音速(m/sec) t:空気の温度(℃)
【0019】製造例1(シラップAの製造) 攪拌機を有するフラスコに単量体、重合開始剤および連
鎖移動剤からなる下記組成物を仕込み、100〜105
℃で7時間反応させ、重合率20%、粘度180センチ
ポイズのシラップ(A)を得た。なお、重合率は以後の
製造例を含め、アッべ屈折計を用い、屈折率より求め
た。 メチルメタクリレート 40.0部 スチレン 15.0部 2−エチルヘキシルメタクリレート 16.6部 イソブチルアクリレート 25.0部 トリメチロールプロパン 3.0部 トリメタクリレート t−ドデシルメルカプタン 0.1部 アゾビスイソブチロニトリル 0.3部 ────────────────────────── 計 100.0部
【0020】製造例2(シラップBの製造) 製造例1と同一のフラスコに単量体、重合開始剤および
連鎖移動剤からなる下記組成物を仕込み、100〜10
5℃で4時間反応させ、重合率9%、粘度22センチポ
イズのシラップ(B)を得た。 メチルメタクリレート 30.0部 スチレン 11.0部 2−エチルヘキシルアクリレート 28.0部 n−ブチルメタクリレート 28.0部 エチレングリコールジメタクリレート 2.4部 n−ドデシルメルカプタン 0.5部 アゾビスイソブチロニトリル 0.1部 ────────────────────────── 計 100.0部
【0021】製造例3(シラップCの製造) 製造例1と同一のフラスコに単量体、重合開始剤および
連鎖移動剤からなる下記組成物を仕込み、100〜10
5℃で7時間反応させ、重合率230センチポイズのシ
ラップCを得た。 メチルメタクリレート 35.0部 スチレン 10.0部 2−エチルヘキシルメタクリレート 26.6部 イソブチルアクリレート 25.0部 トリメチロールプロパン 3.0部 トリメタクリレート t−ドデシルメルカプタン 0.1部 アゾビスイソブチロニトリル 0.3部 ────────────────────────── 計 100.0部
【0022】製造例4(シラップDの製造) 製造例1と同一のフラスコに単量体、重合開始剤および
連鎖移動剤からなる下記組成物を仕込み、100〜10
5℃で4時間反応させ、重合率38センチポイズのシラ
ップDを得た。 メチルメタクリレート 36.0部 スチレン 11.0部 2−エチルヘキシルアクリレート 25.0部 n−ブチルメタクリレート 25.0部 エチレングリコールジメタクリレート 2.4部 n−ドデシルメルカプタン 0.5部 アゾビスイソブチロニトリル 0.1部 ────────────────────────── 計 100.0部
【0023】製造例5(シラップEの製造) 製造例1と同一のフラスコに単量体、重合開始剤および
連鎖移動剤からなる下記組成物を仕込み、100〜10
5℃で7時間反応させ、重合率25%、粘度235セン
チポイズのシラップEを得た。 メチルメタクリレート 35.0部 スチレン 16.0部 2−エチルヘキシルメタクリレート 16.6部 イソブチルアクリレート 25.0部 メタクリル酸 4.0部 トリメチロールプロパン 3.0部 トリメタクリレート t−ドデシルメルカプタン 0.1部 アゾビスイソブチロニトリル 0.3部 ────────────────────────── 計 100.0部
【0024】製造例6(シラップFの製造) 製造例1と同一のフラスコに単量体、重合開始剤および
連鎖移動剤からなる下記組成物を仕込み、100〜10
5℃で3時間反応させ、重合率8%、粘度20センチポ
イズのシラップFを得た。 メチルメタクリレート 27.0部 スチレン 10.0部 2−エチルヘキシルアクリレート 30.0部 n−ブチルメタクリレート 30.0部 エチレングリコールジメタクリレート 2.4部 n−ドデシルメルカプタン 0.5部 アゾビスイソブチロニトリル 0.1部 ────────────────────────── 計 100.0部
【0025】実施例1、2 過酸化物、バナジウム化合物、ピルビン酸もしくはアス
コルビン酸の効果をみる目的で次の実験を行った。製造
例で得られたアクリルシラップを用いて合わせガラスを
作成し、第1および4表の条件で硬化させ透明な合わせ
ガラスを得た。得られた合わせガラスの特性を測定およ
び試験をした。その結果を第2、3および5、6表に示
す。なお、合わせガラスは次のようにして作成した。6
10mm×610mm×3mmの板ガラス2枚の間にシ
ーリング材として厚さ1mm、幅5mmのアクリルテー
プを使い板ガラスを合わせる。更に中間膜を作るため上
記、製造例のアクリルシラップおよび過酸化物、硬化促
進剤の混合を合わせガラス中に注入硬化させる。 実施例3、4 紫外線吸収剤の効果を見る目的で実施例1に準じて実験
を行った。実験条件および結果を表7〜12に示した。 実施例5、6 カップリング剤の効果を見る目的で実施例1に準じて実
験を行った。実験条件および結果を表13〜18に示し
た。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】
【表7】
【0033】
【表8】
【0034】
【表9】
【0035】
【表10】
【0036】
【表11】
【0037】
【表12】
【0038】
【表13】
【0039】
【表14】
【0040】
【表15】
【0041】
【表16】
【0042】
【表17】
【0043】
【表18】
【0044】
【発明の効果】本発明の合わせガラスは、透明な硬化樹
脂層を中間層に持ち光学的特性、遮音性、耐衝撃性、耐
候性に優れた性能を有する。また、硬化樹脂層の硬化は
常温において実用的な数時間以内の硬化時間で充分であ
るため、合わせガラスが常温で短期的に製造できる特徴
がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 27/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1枚がガラス板である2枚の
    板の間に、下記常温硬化性アクリルシラップ(A−1)
    または(A−2)が硬化してなる合わせガラス。 (A−1)下記(a−1)(b−1)を含有してなるシ
    ラップ。 (a−1)アルキル基の炭素原子数1〜20の(メタ)
    アクリル酸エステル単量体2種以上を含有してなる単量
    体混合物10〜90重量%、(b−1)アルキル基の炭
    素原子数1〜20の(メタ)アクリル酸エステル単量体
    2種以上を含有してなる共重合体5〜40重量%。 (A−2)下記(a−2)(b−2)を含有してなるシ
    ラップ。 (a−2)アルキル基の炭素原子数1〜20の(メタ)
    アクリル酸エステル単量体1種又は2種以上およびこれ
    らと共重合可能な他のα,β−エチレン性不飽和単量体
    1種又は2種以上を含有してなる単量体混合物10〜9
    0重量%、(b−2)アルキル基の炭素原子数1〜20
    の(メタ)アクリル酸エステル単量体1種又は2種以上
    およびこれらと共重合可能な他のα,β−エチレン性不
    飽和単量体1種又は2種以上を含有してなる単量体混合
    物の共重合体5〜40重量%。
  2. 【請求項2】少なくとも1枚がガラス板である2枚の板
    の間に、請求項1のアクリルシラップ(A−1)または
    (A−2)100重量部とカップリング剤0.01〜1
    0重量部%を含有してなる樹脂組成物が硬化してなる合
    わせガラス。
  3. 【請求項3】少なくとも1枚がガラス板である2枚の板
    の間に、請求項1のアクリルシラップ(A−1)または
    (A−2)100重量部と紫外線吸収剤0.05〜5重
    量部%を含有してなる樹脂組成物が硬化してなる合わせ
    ガラス。
  4. 【請求項4】少なくとも1枚がガラス板である2枚の板
    の間に、請求項1のアクリルシラップ(A−1)もしく
    は(A−2)100重量部、過酸化物0.5〜1.5重
    量部、バナジウム化合物0.01〜2重量部およびピル
    ビン酸もしくはアスコルビン酸0.01〜2重量部を含
    有してなる樹脂組成物が硬化してなる合わせガラス。
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