JP3262729B2 - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

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JP3262729B2 JP2825297A JP2825297A JP3262729B2 JP 3262729 B2 JP3262729 B2 JP 3262729B2 JP 2825297 A JP2825297 A JP 2825297A JP 2825297 A JP2825297 A JP 2825297A JP 3262729 B2 JP3262729 B2 JP 3262729B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶表示装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアクティブマトリクス型の液晶表
示装置を製造する場合、生産性の向上を図るために、ア
クティブマトリクスパネルのベースとなるガラス等から
なる透明基板として、アクティブマトリクスパネル複数
個分に対応する大きさのものを用意し、そして所定の工
程までは複数個分を一括して製造し、その後各単体に分
断して製造することがある。また、スイッチング素子と
して薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクスパ
ネルを製造する場合、各単体に分断する前においては例
えば配向膜をラビング処理するときに発生する静電気に
より、各単体に分断した後においては例えば静電気等の
高電圧を帯びた他の物体と接触することにより、薄膜ト
ランジスタに絶縁破壊が生じたり、薄膜トランジスタの
電圧−電流特性が変化したりすることがあり、したがっ
てこのようなことを防止するために静電気対策を行うこ
とがある。さらに、薄膜トランジスタのゲート絶縁膜の
絶縁耐圧を補うために、薄膜トランジスタのゲート電極
を例えばAl−Tiによって形成し、陽極酸化処理を行
うことにより、ゲート電極の表面にAl−Ti−Oxか
らなる陽極酸化膜を形成することがある。
【0003】図5は従来の液晶表示装置の製造方法を説
明するために示すもので、この従来の液晶表示装置の製
造方法によってアクティブマトリクスパネル複数個分に
対応する大きさのガラス基板上に形成された液晶表示装
の一部を省略した全体的な等価回路的平面図を示し、
図6はその一部の等価回路的平面図を示したものであ
る。アクティブマトリクスパネル複数個分に対応する大
きさのガラス基板1は、最終的には一点鎖線で示すカッ
トライン2に沿って切断されることにより、各単体に分
断されるようになっている。この場合、カットライン2
で囲まれた領域はパネル形成領域3となっており、その
周囲は余剰領域4となっている。
【0004】パネル形成領域3には、マトリクス状に配
置された複数の画素電極5と、これらの画素電極5にそ
れぞれ接続された薄膜トランジスタ6と、行方向に延ば
され、薄膜トランジスタ6に走査信号を供給するための
複数の走査ライン7と、列方向に延ばされ、薄膜トラン
ジスタ6にデータ信号を供給するための複数のデータラ
イン8と、行方向に延ばされ、画素電極5との間で補助
容量部Csを形成する複数の補助容量ライン9と、図5
において右下部に配置された複数の入力ライン10と、
複数の画素電極5の周囲に配置されたリング状の短絡ラ
イン11と、短絡ライン11の外側において短絡ライン
11と各データライン8にそれぞれ接続された各2つず
つの静電保護素子12とが設けられている。余剰領域4
には陽極酸化用給電ライン13が格子状に設けられてい
る。
【0005】そして、走査ライン7の右端部は、パネル
形成領域3の右辺部の図5において点線で示す半導体チ
ップ搭載エリア14内を通過した後、陽極酸化用給電ラ
イン13に接続されている。データライン8の上端部は
陽極酸化用給電ライン13に接続されている。データラ
イン8の下端部は、パネル形成領域3の下辺部の図5に
おいて点線で示す半導体チップ搭載エリア15内まで延
ばされている。補助容量ライン9の左端部は共通ライン
16を介して陽極酸化用給電ライン13に接続されてい
る。入力ライン10の一端部は陽極酸化用給電ライン1
3に接続されている。入力ライン10の他端部は半導体
チップ搭載エリア14、15内まで延ばされている。短
絡ライン11の左辺部上下端は共通ライン16に接続さ
れている。
【0006】次に、このアクティブマトリクスパネルの
具体的な構造について図7を参照して説明する。ガラス
基板1の上面には薄膜トランジスタ6のゲート電極Gが
形成されている。また、図8に示すように、ガラス基板
1の上面には、ゲート電極Gの形成と同時に、走査ライ
ン7、補助容量ライン9、共通ライン16、短絡ライン
11の上辺部と下辺部及び陽極酸化用給電ライン13が
形成されている。さらに、図5に示すように、ガラス基
板1の上面には、ゲート電極Gの形成と同時に、入力ラ
イン10が形成されている。そして、この状態におい
て、陽極酸化用給電ライン13を一方の電極として陽極
酸化処理を行うと、図7に示すように、ゲート電極Gの
表面に陽極酸化膜17が形成されることになる。この場
合、走査ライン7、補助容量ライン9及び共通ライン1
6の表面にも陽極酸化膜が形成される。しかし、入力ラ
イン10、短絡ライン11の上辺部と下辺部及び陽極酸
化用給電ライン13の表面には、レジストを形成してお
くことにより、陽極酸化膜は形成されない(図7参
照)。
【0007】ゲート電極G等を含むガラス基板1の上面
全体にはゲート絶縁膜18が形成されている。ゲート電
極Gに対応する部分におけるゲート絶縁膜18の上面に
はアモルファスシリコン等からなる半導体薄膜19が形
成されている。また、静電保護素子12形成領域におけ
るゲート絶縁膜18の上面にもアモルファスシリコン等
からなる半導体薄膜20が形成されている。半導体薄膜
19、20の上面中央部にはブロッキング層21、22
が形成されている。薄膜トランジスタ6形成領域におけ
るブロッキング層21の上面両側にはn+シリコンから
なるコンタクト層23、24が形成されている。また、
静電保護素子12形成領域におけるブロッキング層22
の上面両側にもn+シリコンからなるコンタクト層2
5、26が形成されている。
【0008】薄膜トランジスタ6形成領域におけるコン
タクト層23、24の上面にはソース電極S及びドレイ
ン電極Dが形成されている。また、静電保護素子12形
成領域におけるコンタクト層25、26の上面には一方
の接続電極27及び他方の接続電極28が形成されてい
る。一方の接続電極27はゲート絶縁膜18に形成され
たコンタクトホール部29を介して短絡ライン11の図
6における上辺部に接続されている。なお、各電極S、
D、27、28の形成と同時に、データライン8及び短
絡ライン11の左辺部と右辺部が形成される。この場
合、データライン8の上端部は、ゲート絶縁膜18に形
成されたコンタクトホール部を介して陽極酸化用給電ラ
イン13に接続される。また、短絡ライン11の左辺部
上下端及び右辺部上下端は、ゲート絶縁膜18に形成さ
れたコンタクトホール部を介して短絡ライン11の上辺
部左右端及び下辺部左右端に接続される。なおまた、薄
膜トランジスタ6の近傍におけるゲート絶縁膜18の上
面には、ソース電極S等の形成前に、ITOからなる画
素電極5が形成され、この画素電極5にソース電極Sが
接続されている。かくして、このアクティブマトリクス
パネルの回路構成は、図5及び図6に示すようになる。
【0009】次に、このアクティブマトリクスパネルを
製造する際に、カットライン2に沿って切断する前の状
態において例えば配向膜をラビング処理するときに静電
気が発生した場合について説明する。この場合には、バ
ネル形成領域3内のすべての配線が余剰領域4の陽極酸
化用給電ライン13に接続されているので、陽極酸化用
給電ライン13を接地しておくと、発生した静電気を速
やかに除去することができる。したがって、薄膜トラン
ジスタ6に絶縁破壊が生じたり、薄膜トランジスタ6の
電圧−電流特性が変化したりしないようにすることがで
きる。
【0010】次に、このアクティブマトリクスパネルを
製造する際に、カットライン2に沿って切断した後にお
いて例えば静電気を帯びた他の物体と接触した場合につ
いて説明する。一例として、1列目のデータライン8が
静電気により高電位になったとする。すると、1列目の
データライン8に接続された静電保護素子12が導通
し、短絡ライン11、共通ライン16及び補助容量ライ
ン9が1列目のデータライン8と同電位となる。次に、
例えば2列目のデータライン8に接続された静電保護素
子12について見ると、この静電保護素子12も導通
し、2列目のデータライン8が短絡ライン11、共通ラ
イン16及び補助容量ライン9と同電位となる。かくし
て、短絡ライン11、共通ライン16、補助容量ライン
9及びすべてのデータライン8が同電位となる。したが
って、この場合も、薄膜トランジスタ6に絶縁破壊が生
じたり、薄膜トランジスタ6の電圧−電流特性が変化し
たりしないようにすることができる。なお、1本のデー
タライン8に静電保護素子12を2つ接続しているの
は、いずれか一方に欠陥があっても対応することができ
るようにするためである。また、このような静電保護素
子を走査ライン7にも設けたものもあるが、これについ
ては説明を省略する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
ようなアクティブマトリクスパネルでは、製造する際
に、パネル形成領域3の周囲に余剰領域4を設け、この
余剰領域4に陽極酸化用給電ライン13を設けているの
で、カットライン2に沿って切断した後においては、余
剰領域4を廃棄することになる。したがって、この廃棄
する余剰領域4の分だけ無駄となるだけでなく、上下方
向及び左右方向に隣接するパネル形成領域3間にそれぞ
れ2本ずつのカットライン2が存在するので、切断回数
が多く、ひいてはコスト高になるという問題があった。
この発明の課題は、アクティブマトリクスパネル複数個
分に対応する大きさの基板の廃棄部分をゼロ若しくは少
なくするとともに、基板の切断回数を少なくすることで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項記載の発明に係
わる液晶表示装置の製造方法は、アクティブマトリクス
パネル複数個分に対応する大きさの基板上に複数のパネ
ル形成領域を設け、前記複数のパネル形成領域を各単体
に分断してアクティブマトリクスパネルを形成する液晶
表示装置の製造方法において、前記基板上に前記パネル
形成領域を上下方向と左右方向の少なくともいずれかの
一の方向に直接隣接して形成し、該パネル形成領域に、
複数の画素電極及びこれらの画素電極にそれぞれ接続さ
れた薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに走査信
号を供給するために該薄膜トランジスタのゲート電極に
接続された複数の走査ラインと、データ信号を供給する
ための複数のデータラインと、該薄膜トランジスタに前
記走査信号およびデータ信号を供給するための半導体チ
ップを搭載する半導体チップ搭載領域と、該半導体チッ
プ搭載領域へ搭載する半導体チップに駆動信号を供給す
る複数の入力ラインを形成し、当該パネル形成領域に、
当該パネル形成領域に直接隣接するパネル形成領域
記複数の走査ラインおよび前記複数のデータラインを共
通に接続する陽極酸化用給電ラインの一部を当該パネル
形成領域に形成するとともに、該陽極酸化用給電ライン
の一部が当該パネル形成領域の前記複数の入力ラインに
おける1つの入力ラインの一部を兼用するように前記陽
極酸化用給電ラインを形成し、前記陽極酸化用給電ライ
ンを一方の電極として陽極酸化処理を行うことにより、
少なくとも前記ゲート電極の表面に陽極酸化膜を形成す
るようにしたものである。
【0013】この発明によれば、パネル形成領域に陽極
酸化用給電ラインの一部を形成しているので、アクティ
ブマトリクスパネル複数個分に対応する大きさの基板の
廃棄部分をゼロ若しくは少なくすることができるととも
に、基板の切断回数を少なくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1実施形態に
おける液晶表示装置の製造方法を説明するために示すも
ので、第1実施形態の液晶表示装置の製造方法によって
アクティブマトリクスパネル複数個分に対応する大きさ
のガラス基板上に形成された液晶表示装置の一部を省略
した全体的な等価回路的平面図を示したものである。こ
の図において、図5と同一名称部分には同一の符号を付
し、その説明を適宜省略する。図1において、図5に示
す従来例と異なる点は、上下方向に隣接するパネル形成
領域3間に余剰領域を設けずに、その間のカットライン
2を1本としている点である。このため、格子状の陽極
酸化用給電ライン13のうち列方向に延びる陽極酸化用
給電ライン13は、図5に示す従来例の場合と同様に、
パネル形成領域3の左右両側に設けられた余剰領域4に
設けられているが、行方向に延びる陽極酸化用給電ライ
ン13は、パネル形成領域3の下辺部に設けられてい
る。この場合、パネル形成領域3の下辺部に設けられた
陽極酸化用給電ライン13の一部は、所定の入力ライン
10と兼用されている。
【0015】このように、この第1実施形態では、上下
方向に隣接するパネル形成領域3間に余剰領域を設けず
に、その間のカットライン2を1本としているので、行
方向に切断する場合には、ガラス基板1が無駄となるこ
とがない上、上下方向に隣接するパネル形成領域3間に
おける切断回数を1回とすることができる。ただし、左
右方向に隣接するパネル形成領域3間を切断する場合に
は、図5に示す従来例の場合と同様に、余剰領域4が無
駄となり、切断回数も2回となる。したがって、この第
1実施形態では、アクティブマトリクスパネル複数個分
に対応する大きさのガラス基板1の廃棄部分を上下方向
に隣接するパネル形成領域3間においてのみゼロとする
ことができるとともに、切断回数を少なくすることがで
き、ひいてはその分だけコストを低減することができ
る。
【0016】なお、この第1実施形態の場合も、図5〜
図8に示す従来例の場合と同様に、陽極酸化用給電ライ
ン13を一方の電極として陽極酸化処理を行うと、図示
していないが、陽極酸化用給電ライン13に走査ライン
7を介して接続された薄膜トランジスタのゲート電極の
表面に陽極酸化膜が形成される。また、この場合も、走
査ライン7、補助容量ライン9及び共通ライン16の表
面には陽極酸化膜が形成されるが、入力ライン10、短
絡ライン11の上辺部と下辺部及び陽極酸化用給電ライ
ン13の表面には、レジストを形成しておくことによ
り、陽極酸化膜は形成されない。
【0017】次に、図2はこの発明の第2実施形態にお
ける液晶表示装置の製造方法を説明するために示すもの
で、第2実施形態の液晶表示装置の製造方法によって
クティブマトリクスパネル複数個分に対応する大きさの
ガラス基板上に形成された液晶表示装置の一部を省略し
た全体的な等価回路的平面図を示したものである。この
図において、図1と同一名称部分には同一の符号を付
し、その説明を適宜省略する。図2において、図1に示
す第1実施形態と異なる点は、パネル形成領域3の下辺
部に設けられた陽極酸化用給電ライン13が、当該パネ
ル形成領域3に分断して形成された入力ライン兼用部1
3a及び給電専用部13bと、当該パネル形成領域3の
下側に直接隣接するパネル形成領域3に形成された、入
力ライン兼用部13aと給電専用部13bとを接続する
接続部13cとからなっている点である。
【0018】この第2実施形態の場合には、上下方向に
隣接するパネル形成領域3をその間の1本のカットライ
ン2に沿って切断すると、上側のパネル形成領域3の下
辺部に設けらた陽極酸化用給電ライン13は、接続部1
3cが除去されることにより、入力ライン兼用部13a
と給電専用部13bとに分断される。この結果、給電専
用部13bにノイズが入ってきても、このノイズが入力
ライン兼用部13aを含む入力ライン10に入らないよ
うにすることができ、耐ノイズ性を良くすることができ
る。
【0019】次に、図3はこの発明の第3実施形態にお
ける液晶表示装置の製造方法を説明するために示すもの
で、第3実施形態の液晶表示装置の製造方法によって
クティブマトリクスパネル複数個分に対応する大きさの
ガラス基板上に形成された液晶表示装置の一部を省略し
た全体的な等価回路的平面図を示したものである。この
図において、図5と同一名称部分には同一の符号を付
し、その説明を適宜省略する。図3において、図5に示
す従来例と異なる点は、左右方向に隣接するパネル形成
領域3間に余剰領域を設けずに、その間のカットライン
2を1本としている点である。このため、格子状の陽極
酸化用給電ライン13のうち行方向に延びる陽極酸化用
給電ライン13は、図5に示す従来例の場合と同様に、
パネル形成領域3の上下両側に設けられた余剰領域4に
設けられているが、列方向に延びる陽極酸化用給電ライ
ン13は、パネル形成領域3の左辺部に設けられてい
る。
【0020】このように、この第3実施形態では、左右
方向に隣接するパネル形成領域3間に余剰領域を設けず
に、その間のカットライン2を1本としているので、列
方向に切断する場合には、ガラス基板1が無駄となるこ
とがない上、左右方向に隣接するパネル形成領域3間に
おける切断回数を1回とすることができる。ただし、上
下方向に隣接するパネル形成領域3間を切断する場合に
は、図5に示す従来例の場合と同様に、余剰領域4が無
駄となり、切断回数も2回となる。したがって、この第
3実施形態では、アクティブマトリクスパネル複数個分
に対応する大きさのガラス基板1の廃棄部分を左右方向
に隣接するパネル形成領域3間においてのみゼロとする
ことができるとともに、切断回数を少なくすることがで
き、ひいてはその分だけコストを低減することができ
る。
【0021】次に、図4はこの発明の第4実施形態にお
ける液晶表示装置の製造方法を説明するために示すもの
で、第4実施形態の液晶表示装置の製造方法によって
クティブマトリクスパネル複数個分に対応する大きさの
ガラス基板上に形成された液晶表示装置の一部を省略し
た全体的な等価回路的平面図を示したものである。この
図において、図5と同一名称部分には同一の符号を付
し、その説明を適宜省略する。図4において、図5に示
す従来例と異なる点は、上下方向に隣接するパネル形成
領域3間に余剰領域を設けずに、その間のカットライン
2を1本としているとともに、左右方向に隣接するパネ
ル形成領域3間にも余剰領域を設けず、その間のカット
ライン2をも1本としている点である。このため、格子
状の陽極酸化用給電ライン13のうち行方向に延びる陽
極酸化用給電ライン13は、パネル形成領域3の下辺部
に設けられ、列方向に延びる陽極酸化用給電ライン13
は、パネル形成領域3の左辺部に設けられている。この
場合、パネル形成領域3の下辺部に設けられた陽極酸化
用給電ライン13は、図2に示す第2実施形態の場合と
同様に、当該パネル形成領域3に分断して形成された入
力ライン兼用部13a及び給電専用部13bと、当該パ
ネル形成領域3の下側に直接隣接するパネル形成領域3
に形成された、入力ライン兼用部13aと給電専用部1
3bとを接続する接続部13cとからなっている。
【0022】このように、この第4実施形態では、上下
方向に隣接するパネル形成領域3間に余剰領域を設けず
に、その間のカットライン2を1本としているととも
に、左右方向に隣接するパネル形成領域3間にも余剰領
域を設けずに、その間のカットライン2をも1本として
いるので、行方向及び列方向のいずれに切断しても、ガ
ラス基板1が無駄となることがない上、上下方向及び左
右方向に隣接するパネル形成領域3間における切断回数
を共に1回とすることができる。したがって、この第4
実施形態では、アクティブマトリクスパネル複数個分に
対応する大きさのガラス基板1の廃棄部分を上下方向及
び左右方向に隣接するパネル形成領域3間において共に
ゼロとすることができるとともに、切断回数をさらに少
なくすることができ、ひいてはコストをさらに低減する
ことができる。また、上記第2実施形態の場合と同様
に、入力ライン10の耐ノイズ性を良くすることができ
る。
【0023】なお、上記第1、第2及び第4実施形態で
は、陽極酸化用給電ライン13の一部によって入力ライ
ン10を兼用した場合について説明したが、これに限ら
ず、陽極酸化用給電ライン13を入力ライン10とは別
に形成するようにしてもよい。また、例えば図6を参照
して説明すると、データライン8のうち、陽極酸化用給
電ライン13に接続される部分と静電保護素子12の他
方の接続電極28に接続される部分との間を、ガラス基
板1の上面に走査ライン7や陽極酸化用給電ライン13
等の形成と同時に形成し(以下、この部分のデータライ
ンをデータライン延長部という。)、ゲート絶縁膜を形
成した後に、データライン8等を形成する際に、データ
ライン8の上端部をゲート絶縁膜に形成されたコンタク
トホール部を介してデータライン延長部の下端部に接続
したタイプの液晶表示装置にも、この発明を適用するこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、パネル形成領域に陽極酸化用給電ラインの一部を形
成しているので、アクティブマトリクスパネル複数個分
に対応する大きさの基板の廃棄部分をゼロ若しくは少な
くすることができるとともに、基板の切断回数を少なく
することができ、ひいてはコストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態における液晶表示装置
の製造方法を説明するために示すもので、第1実施形態
の液晶表示装置の製造方法によってアクティブマトリク
スパネル複数個分に対応する大きさのガラス基板上に形
成された液晶表示装置の一部を省略した全体的な等価回
路的平面図。
【図2】この発明の第2実施形態における液晶表示装置
の製造方法を説明するために示す図1同様の等価回路的
平面図。
【図3】この発明の第3実施形態における液晶表示装置
の製造方法を説明するために示す図1同様の等価回路的
平面図。
【図4】この発明の第4実施形態における液晶表示装置
の製造方法を説明するために示す図1同様の等価回路的
平面図。
【図5】従来の液晶表示装置の製造方法を説明するため
に示すもので、従来の液晶表示装置の製造方法によって
アクティブマトリクスパネル複数個分に対応する大きさ
のガラス基板上に形成された液晶表示装置の一部を省略
した全体的な等価回路的平面図。
【図6】 図5に示すものの一部の等価回路的平面図。
【図7】 図5及び図6に示すアクティブマトリクスパネ
ルの具体的な構造の一部の断面図。
【図8】 図5及び図6に示すアクティブマトリクスパネ
ルにおいて、ガラス基板の上面に形成された配線の等価
回路的平面図。
【符号の説明】 1 ガラス基板 2 カットライン 3 パネル形成領域 4 余剰領域 7 走査ライン 8 データライン 9 補助容量ライン 10 入力ライン 11 短絡ライン 12 静電保護素子 13 陽極酸化用給電ライン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブマトリクスパネル複数個分に
    対応する大きさの基板上に複数のパネル形成領域を設
    け、前記複数のパネル形成領域を各単体に分断してアク
    ティブマトリクスパネルを形成する液晶表示装置の製造
    方法において、 前記基板上に前記パネル形成領域を上下
    方向と左右方向の少なくともいずれか一の方向に直接隣
    接して形成し、該パネル形成領域に、複数の画素電極及
    びこれらの画素電極にそれぞれ接続された薄膜トランジ
    スタと、該薄膜トランジスタに走査信号を供給するため
    に該薄膜トランジスタのゲート電極に接続された複数の
    走査ラインと、データ信号を供給するための複数のデー
    タラインと、該薄膜トランジスタに前記走査信号および
    データ信号を供給するための半導体チップを搭載する半
    導体チップ搭載領域と、該半導体チップ搭載領域へ搭載
    する半導体チップに駆動信号を供給する複数の入力ライ
    を形成し、 当該パネル形成領域に 直接隣接するパネル形成領域の前
    記複数の走査ラインおよび複数のデータラインを共通に
    接続する陽極酸化用給電ラインの一部を当該パネル形成
    領域に形成するとともに、該陽極酸化用給電ラインの一
    部が当該パネル形成領域の前記複数の入力ラインにおけ
    る1つの入力ラインの一部を兼用するように前記陽極酸
    化用給電ラインを形成し、 前記陽極酸化用給電ラインを一方の電極として陽極酸化
    処理を行うことにより、少なくとも前記ゲート電極の表
    面に陽極酸化膜を形成する ことを特徴とする液晶表示装
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、 前記1つの入力ラインの一部を兼用する前記陽極酸化用
    給電ラインの一部は、前記1つの入力ラインを兼用する
    入力ライン兼用部及びそれ以外の給電専用部と、当該パ
    ネル形成領域に直接隣接するパネル形成領域に形成され
    た、前記入力ライン兼用部と前記給電専用部とを接続す
    る接続部とから形成され、当該パネル形成領域において
    は、前記入力ラインとの兼用部と給電専用部とに分断さ
    れて形成されることを特徴とする液晶表示装置の製造方
    法。
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