JP3262478B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3262478B2
JP3262478B2 JP16367395A JP16367395A JP3262478B2 JP 3262478 B2 JP3262478 B2 JP 3262478B2 JP 16367395 A JP16367395 A JP 16367395A JP 16367395 A JP16367395 A JP 16367395A JP 3262478 B2 JP3262478 B2 JP 3262478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ等の画
像形成装置に関し、特には、トナーとキャリアを有する
2成分現像剤を用いる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に2成分現像装置の断面図を示す。
【0003】図3に示すように現像剤攪拌搬送手段1
1、12によって現像剤担持体である現像スリーブ3の
表面に供給された現像剤をマグネットローラ10の磁力
にて磁気ブラシの状態で保持し、これを現像スリーブ3
の回転に基づいて像担持体である感光ドラム4との対向
部の現像領域に搬送すると共に、現像スリーブ上剤だま
り量規制部材である返し部材1及び穂高規制部材である
ブレード2で上記磁気ブラシを穂切りして現像領域に搬
送される現像剤量を適正に維持するようにしたものが提
供されている。
【0004】更に詳しく述べると、現像装置9の内部は
垂直方向に延在する隔壁6によって現像室16と攪拌室
17とに区画され、現像室16及び攪拌室17には非磁
性トナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤が収容され
ている。
【0005】現像室16及び攪拌室17には上述のよう
にそれぞれスクリュータイプの第1及び第2の現像剤攪
拌搬送手段11、12が配置されている。第1の攪拌搬
送手段11は現像室16内の現像剤を攪拌搬送し、また
第2の攪拌搬送手段12は現像剤濃度制御装置の制御の
もとでトナー補給槽(図示せず)からこの第2の攪拌搬
送手段12上の上流側に供給されるトナーと既に攪拌室
17内にある現像剤とを攪拌搬送し、トナー濃度を均一
化する。隔壁6には図7における手前側と奥側の端部に
おいて現像室16と攪拌室17とを相互に連通させる現
像剤通路(図示せず)が形成されており、第1および第
2の攪拌搬送手段11、12の搬送力により、現像によ
ってトナーが消費されてトナー濃度の低下した現像室1
6内の現像剤が他方の通路から攪拌室17内へ移動する
ように構成されている。
【0006】図4に示すように、上記スクリュータイプ
の第1の攪拌搬送手段11は、現像室16内の底部に現
像スリーブ3の軸線方向、即ち現像幅方向に沿ってほぼ
平行に配置されており、回転軸の周りに羽根部材をスパ
イラル形状に設けたスクリュー構造とされ、回転して現
像室16内の現像剤を現像室16の底部にて現像スリー
ブ3の軸線方向に沿って一方向に搬送する。また、第2
の攪拌搬送手段12も、このスクリュータイプの第1の
攪拌搬送手段11と同様のスクリュー構造(回転軸の周
りに羽根部材を第1の攪拌搬送手段11とは逆向きにし
てスパイラル形状に設けたスクリュー構造)とされ、攪
拌室17内の底部に第1の攪拌搬送手段11とほぼ平行
に配置され、第1の攪拌搬送手段11と同方向に回転し
て攪拌室17内の現像剤を第1の攪拌搬送手段11とは
反対の方向に搬送する。かくして、第1及び第2の攪拌
搬送手段11、12の回転によって現像剤は現像室16
と攪拌室17との間で循環される。
【0007】このような現像剤の循環の中で、従来、現
像剤濃度検知手段18は現像室16内の現像スリーブ3
の近傍でスラスト方向で手前側に設けられていた。トナ
ー濃度検知手段18が奥側でなく手前側に設けられてい
る理由は、奥側(つまり現像室16内の現像剤循環の上
流側)に設けると下流側でトナーが消費される場合にト
ナー濃度の低下の検知ができないが、手前側に設けると
検知位置が現像室16内でスラスト方向下流側になるの
でスラスト方向のどこでトナーが消費されてもトナー濃
度低下の検知が行えるためである。
【0008】このようにキャリアとトナーとの反射率の
違いを利用して現像室16内のトナーとキャリアの比を
光学的に検知してトナーを補給する方法(以下、剤反射
ATR)は、トナーとキャリアの反射率の差が大きい現
像器に有効である。
【0009】またトナー補給の別の方法として実際に感
光ドラム4上にある階調レベルのパッチ潜像を作成し、
このパッチ潜像を現像して得られたパッチ画像濃度によ
り、トナーの過不足を判断し、必要量のトナーを補充し
ていく方法(以下、パッチ検ATR)がある。
【0010】この方法はトナーとキャリアの反射率の差
が小さい場合に有効である。
【0011】
【発明が解決する課題】しかし前述した剤反射ATR、
パッチ検ATRは以下の問題がある。
【0012】剤反射ATRは通常コピー中に所定のタイ
ミングで作動され、その時点での現像器内の現像剤濃度
を推定することは可能であるが、例えば、低消費量の原
稿から高消費量の原稿に切り替った場合や、その逆つま
り高消費の原稿から低消費量の原稿に移った場合、アン
ダーシュートやオーバーシュートするといった欠点があ
った。
【0013】これらの様子を図5の実線に示す。図5は
横軸がコピー枚数で縦軸が現像器内のスリーブ3上の現
像剤のトナー濃度を初期トナー濃度を基準にとってあ
り、マイナスがトナー濃度が低くなる方向、プラスが高
くなる方向を意味している。またコピー枚数はベタ白原
稿からベタ黒原稿へ移った時を0としてある。これらア
ンダーシュート、オーバーシュートの原因は現像剤濃度
検知手段18によって検知されるまでのタイムラグがあ
るためであった。
【0014】またパッチ検ATRは、実際に感光ドラム
4上にある濃度レベルのパッチ画像28を作像し、画像
濃度検出手段19によって検出するため、1コピーシー
ケンスが長くなってしまうことや、磁性キャリアからト
ナーに与える電荷量(以下トリボと略す)が増える(以
下チャージupと略す)ことで画像濃度downが生じ
た場合トナー過補給状態を生み、現像剤あふれ現象を引
き起こしたり、逆にトリボが減ることで画像濃度がup
した場合はトナー補給停止状態が続き、現像スリーブ3
上の現像剤コート量が著しく不足し画像劣化を引き起こ
してしまう欠点があった。
【0015】このようにアンダーシュート、オーバーシ
ュートを小さくするためにはパッチ検ATRが適してい
るものの、トナー濃度の安定化の面では剤反射ATRの
方が優れている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、静電像を担持する像担持体と、前記像担持体上の
静電像をトナーとキャリアを備える現像剤で現像する現
像器と、前記現像器にトナーを補給するトナー補給手段
と、を有する画像形成装置において、現像されたトナー
像の濃度を検知する像濃度検知手段と、前記現像器内の
トナーとキャリアの比を検知する比検知手段と、前記像
濃度検知手段の検知出力に基づくトナー補給もしくは前
記比検知手段の検知出力に基づくトナー補給のいずれか
を前記比検知手段の検知出力に応じて選択する選択手段
と、を有し、複数のトナー像を連続して形成するシーケ
ンスの間、前記選択手段は前記比検知手段の検知出力に
基づくトナー補給を選択することを特徴とするものであ
る。
【0017】この本発明によれば、アンダーシュート、
オーバーシュートの低減とトナー濃度の安定化を達成す
ると共に、複数のトナー像を連続して形成するシーケン
スの間、画像形成のスループットが低下するのを防止す
ることができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。
【0019】図1は本発明の実施例の画像形成装置であ
る電子写真方式のデジタル複写機の模式図である。
【0020】図1に示す電子写真方式ディジタル複写機
において、複写されるべき原稿31の画像はレンズ32
によってCCD等の撮像33に投影される。この撮像素
子33は原稿画像を多数の画素に分解し、各画素の濃度
に対応した光変換信号を発生する。撮像素子33から出
力されるアナログ画像信号は画像信号処理回路34に送
られる。ここで各画素毎にその画素の濃度に対応した出
力レベルを有する画素画像信号に変換され、そのパルス
幅変調回路35に送られる。
【0021】このパルス幅変調回路35は入力される画
素画像信号毎に、レベルに対応した幅(時間長)のレー
ザ駆動パルスを形成して出力する。即ち、図2の(a)
に示すように、高濃度の画素画像信号に対してはより幅
の広い駆動パルスWを、低濃度の画素画像信号に対して
はより幅の狭い駆動パルスSを、中濃度の画素画像信号
に対しては中間の幅の駆動パルスIをそれぞれ形成す
る。
【0022】パルス幅変調回路35から出力されたレー
ザ駆動パルスは半導体レーザ36に供給され、半導体レ
ーザ36をそのパルス幅に対応する時間だけ発光させ
る。従って、半導体レーザ36は高濃度画素に対しては
より長い時間駆動され、低濃度画素に対してはより短い
時間駆動されることになる。それ故、感光ドラム4は、
次に説明する光学系によって、高濃度画素に対しては主
走査方向により長い範囲が露光され、低濃度画素に対し
ては主走査方向により短い範囲が露光される。つまり、
画素の濃度に対応して静電潜像のドットサイズが異なっ
ている。従って、当然のことながら、高濃度画素に対す
るトナー消費量は低濃度画素に対するそれよりも大であ
る。尚、図2の(d)に低、中、高濃度画素の静電潜像
をそれぞれL、M、Hで示した。
【0023】半導体レーザ36から放射されたレーザ光
36aは、回転多面鏡37によって掃引され、f/θレ
ンズ等のレンズ38及びレーザ光36aを像担持体たる
感光ドラム4方向に指向させる固定ミラー39によっ
て、感光ドラム4上にスポット結像される。かくして、
レーザ光36aは感光ドラム4の回転ドラムの回転軸と
ほぼ平行な方向(主走査方向)にこのドラム4を走査
し、静電潜像を形成することになる。
【0024】感光ドラム4はアモルファスシリコン、セ
レン、OPC等を表面に有し、矢印方向に回転する電子
写真感光ドラムであり、露光器41で均一に除電を受け
た後、一次帯電器42により均一に帯電される。その
後、上述した画像情報信号に対応して変調されたレーザ
光で露光走査され、これによって画像信号に対応した静
電画像が形成される。この静電潜像はトナー粒子とキャ
リア粒子が混合された2成分現像剤を使用する現像器9
によって反転現像され、可視画像(トナー像)が形成さ
れる。尚、反転現像とは、感光体の光で露光された領域
に、潜像と同極性に帯電したトナーを付着させてこれを
可視化する現像方法である。このトナー像は2個のロー
ラ45、46間に架張され、図示矢印方向に無端駆動さ
れる転写材担持ベルト47上に保持された転写材48に
転写帯電器49の作用により転写される。
【0025】トナー像が転写された転写材48は転写材
担持ベルト47から分離されて図示しない定着器に搬送
され、永久像に定着される。又、転写後に感光ドラム4
上に残った残留トナーはその後クリーナ50によって除
去される。
【0026】なお、説明を簡単にするために単一の画像
形成ステーション(感光ドラム4、一次帯電器42、現
像器9等を含む)のみを図示するが、カラー画像形成装
置の場合には、例えばシアン、マゼンタ、イエロー、及
びブラックの各色に対する画像形成ステーションが転写
材担持ベルト47上にその移動方向に沿って順次に配列
され、各画像形成ステーションの感光ドラム上に原稿の
画像を色分解した各色毎の静電潜像が順次に形成され、
対応する色トナーを有する現像器で現像され、転写材担
持ベルト47によって保持され、搬送される転写材48
に順次に転写される。
【0027】図6に現像器9の詳細を示す。
【0028】図6に示すように、感光ドラム4に対向し
て配置された2成分現像装置9は現像剤担持体としての
現像スリーブ3、現像剤の供給位置から穂切り位置まで
汲み上げられる現像剤量を規制する剤返し部材1、現像
剤の穂高規制部材としてのブレード2、現像室16内の
トナーとキャリアの比を光学的に検知する比検知手段と
してのトナー濃度検知手段18を有している。
【0029】また、感光ドラム4上に基準濃度に対応し
て形成されたパッチ潜像は現像器により現像されパッチ
画像となる。
【0030】パッチ画像は転写されることなく転写部を
通過し、像濃度検知手段19により濃度検知される。
【0031】更に現像装置9を詳細に説明する。
【0032】現像装置9の内部は、垂直方向に延在する
隔壁6によって、現像室16と攪拌室17とに区画され
ている。隔壁6の上方部は開放されており、現像室16
で余分となった2成分現像剤が攪拌室17側に回収され
るようになっている。現像室16及び攪拌室17には比
磁性トナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤が収容さ
れている。
【0033】現像室16及び攪拌室17にはそれぞれス
クリュータイプの第1及び第2の現像剤攪拌搬送手段1
1、12が配置されている。第1の攪拌搬送手段11は
現像室16内の現像剤を攪拌搬送し、また第2の攪拌搬
送手段12は、現像剤濃度制御装置の制御のもとでトナ
ー補給槽(図示せず)からこの第2の攪拌搬送手段12
上の上流側に供給されるトナーと既に攪拌室17内にあ
る現像剤とを攪拌搬送し、トナー濃度を均一化する。隔
壁6には図1における手前側と奥側の端部において現像
室16と攪拌室17とを相互に連通させる現像剤通路
(図示せず)が形成されており、第1および第2の攪拌
搬送手段11、12の搬送力により、現像によってトナ
ーが消費されてトナー濃度の低下した現像室16内の現
像剤が他方の通路から攪拌室17内へ移動するように構
成されている。
【0034】現像装置9の現像室16には感光ドラム4
に対面した現像領域に相当する位置に開口部が形成され
ており、この開口部に一部露出するようにして現像スリ
ーブ3が回転可能に配置されている。現像スリーブ3は
非磁性材料で構成され、現像動作時には図示矢印方向に
回転し、その内部には磁界発生手段である磁石10が固
定されている。現像スリーブ3はブレード2によって層
厚規制された2成分現像剤の層を担持搬送し、感光ドラ
ム4に対向する現像領域で現像剤を感光ドラム4に供給
して潜像を現像する。このとき、現像効率、即ち感光ド
ラム上の潜像へのトナーの付与率を向上させるために、
現像スリーブ3には電源15から直流電圧と交流電圧と
重畳した現像バイアス電圧が印加される。
【0035】磁石10は、本実施例では、現像磁極S1
と現像剤を搬送する磁極N1 、S2、N2 、N3 とを有
する、また、ブレード2は、アルミニウム(Al)等の
非磁性材料にて構成され、感光ドラム4よりも現像スリ
ーブ3の回転方向上流側に配置されており、現像スリー
ブ3の表面との間の隙間を調整することにより現像スリ
ーブ3上を現像領域へと搬送される現像剤の厚さを規制
する。従って、本実施例においては、ブレード2の先端
部と現像スリーブ3との間を非磁性トナーと磁性キャリ
アの両方が通過して現像領域へと送られる。
【0036】上記スクリュータイプの第1の攪拌搬送手
段11は現像室16内の底部に現像スリーブ3の軸線方
向、即ち現像幅方向に沿ってほぼ平行に配置されてお
り、本実施例では、回転軸の周りに羽根部材をスパイラ
ル形状に設けたスクリュー構造とされ、回転して現像室
16内の現像剤を現像室16の底部にて現像スリーブ3
の軸線方向に沿って一方向に搬送する。また、第2の攪
拌搬送手段12も、このスクリュータイプの第1の攪拌
搬送手段11と同様のスクリュー構造(回転軸の周りに
羽根部材を第1の攪拌搬送手段11とは逆向きにしてス
パイラル形状に設けたスクリュー構造)とされ、攪拌室
17内の底部に第1の攪拌搬送手段11とほぼ平行に配
置され、第1の攪拌搬送手段11と同方向に回転して攪
拌室17内の現像剤を第1の攪拌搬送手段11とは反対
の方向に搬送する。かくして、第1及び第2の攪拌搬送
手段11、12の回転によって現像剤は現像室16と攪
拌室17との間で循環される。
【0037】現像室16内の現像剤は現像スリーブ3に
内蔵された磁石10の働きによって現像スリーブ3に担
持され、ブレード2にて層厚が規制されて現像領域へと
搬送される。現像領域にて現像に供されずに残った現像
剤は現像スリーブ3にて再び現像室16へ搬送され反発
磁極N2 、N3 により現像スリーブ3上から現像室16
内へ掻き落とされて回収される。
【0038】一方、第1の攪拌搬送手段11の回転に伴
い攪拌搬送された現像剤は反発磁極の片側の磁極N2
て現像スリーブ3の方向に汲み上げられる。この汲み上
げられる際に剤返し部材1により汲み上げられ、現像ス
リーブ3に搬送される現像剤量がある程度規制される。
【0039】この磁極N2 で汲み上げられた現像剤は、
次の磁極S2 からの磁界で形成され、現像スリーブ3の
中心方向へ作用し、かつ返し部材1で規制された現像剤
量に応じて決まる磁気拘束力と、現像スリーブ3の回転
方向に作用する搬送力とによりブレード部へ搬送され
る。
【0040】そして、現像剤の汲み上げ位置からブレー
ド部へ搬送される途中の、磁極N2と磁極S2 との間で
現像スリーブ3に対向した位置に、現像剤濃度検知手段
18が返し部材1内に組み入れられている。
【0041】図7に示すように、本実施例におけるトナ
ー濃度検知手段18は、双方向発光のLED71a、参
照光用受光素子72a、反射光用受光素子73a、及び
検出窓8a、とからなる現像剤反射方式のトナー濃度検
知手段である。そして、その検出窓8aは透明アクリル
樹脂で作られており、その現像剤と面している検出面は
トナー付着を防止するため検出面を覆うようにPFAシ
ート81が張り付けられている。
【0042】本実施例で用いた非磁性トナーは、ポリエ
ステル樹脂80〜90wt%に着色用顔料を5〜15w
t%、更に負電荷制御剤としてアルキル置換サリチル酸
の金属錯体を分散させた平均5〜11μmのトナーを用
い、これに酸化チタンTiO2 を0.2〜2wt%外添
して使用した。外添剤にはこの他シリカを用いてもよ
い。
【0043】また、磁性キャリアは任意のフェライトキ
ャリア、特に燒結フェライト粒子が使用される。つま
り、コア材としてZn系フェライト、Ni系フェライ
ト、Cu系フェライト、Mn−Zn系フェライト、Mn
−Mg系フェライト、Cu−Zn系フェライト、Ni−
Znフェライト等を用い、これに摩擦帯電性、環境安定
性、耐久性向上を目的としてアクリル系樹脂を0.5〜
2wt%コートした平均粒径30〜60μmのキャリア
を用いた。コート剤としてはこの他にポリエステル樹
脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂等を適宜選択して用いる
ことができる。
【0044】ここで、本発明の特徴部分である現像装置
の現像剤濃度検知手段について明らかにするため、先ず
従来の現像剤濃度検知手段による補給制御について説明
する。現像剤濃度検知手段は現像容器内のスラスト方向
で手前側に(図7にて18a)設けられている。この現
像剤濃度検知手段18aは、2成分現像剤中のトナーが
赤外光を反射し、逆にキャリアが赤外光を吸収するとい
う特性を用い、現像容器内の現像剤に現像剤濃度検知手
段18aにより赤外光を照射して反射される赤外光の反
射量を受光素子73aによりモニターし、2成分現像剤
のトナー濃度を算出し、トナー補給を行うことでトナー
濃度の安定維持を図るものである。
【0045】そのトナー補給濃度の制御は、先ず2成分
現像剤を現像容器に投入し、未使用の状態での2成分現
像剤の反射光量による受光素子73aからの出力Sig
−initを測定し、この値を本体内のメモリに格納す
る。そして、コピーをスタートし、2成分現像剤の使用
が開始されると、コピー1枚毎にその時の2成分現像剤
の反射光量による受光素子73aからの出力Sig−c
urを測定する。そして、メモリに格納されているSi
g−initとの差分ΔSigを計算する。
【0046】 ΔSig=(Sig−init)−(Sig−cur)…(1) (1)式と予め測定されたトナー濃度1wt%変動当た
りの出力感度値rateにより、その時のトナー濃度の
初期からのずれ量ΔDを算出する。
【0047】ΔD=ΔSig/rate…(2) 上記ΔDの計算値により、現像容器内に補給されるトナ
ー量が決定される。つまり、トナー濃度の初期からのず
れ量がマイナスの場合はそのずれ量に見合う分のトナー
量を補給し、又プラスの場合は、補給を停止する。例え
ば、ΔD=−1wt%の時は、1wt%相当のトナーを
補給し、又、ΔD=+1wt%の時は補給をしない。こ
のようにして初期のトナー濃度を維持するような制御が
行われる。
【0048】次に像濃度検知手段19について説明す
る。
【0049】この像濃度検知手段は図3のように画像形
成装置の現像後であり、かつ転写部材49の後に感光ド
ラム4に対向して設けられている。像濃度検知手段19
は、前述のトナー濃度検知手段18と同様図4のように
双方向発光のLED71a参照光用受光素子72a、反
射光用受光素子73a及び検出窓8aからなっており、
検出面はトナー付着防止するためのPFAシート81が
張り付けられている。この構成により感光ドラム4上の
パッチ画像28の反射濃度を検知している。
【0050】2成分現像装置を用いた電子写真複写機で
は図8のように現像剤のトナー濃度が高くなると、画像
濃度が濃くなってくる。更に像濃度検知手段19は感光
ドラム上の画像濃度に対してマゼンタ、シアン、イエロ
ーのトナーに対しては図9の曲線Bのように、ブラック
トナーに対しては図9の曲線Aのような検知出力を示
す。このようにトナー濃度が変わるにつれ濃度が変化
し、さらには検知出力も変化するので、この変化を利用
して像濃度検知手段でトナー濃度の制御がおこなえる。
つまり/コピーシーケンス毎にある決まった所定の階調
濃度レベルのパッチ画像パターン28を作像し、その感
光ドラム上の画像パターンの濃度を像濃度検知手段19
で読み取る。トナーが消費され画像濃度が下がってくる
と、像濃度検知手段19の検知出力はマゼンタ、シア
ン、イエローの場合は下がり、ブラックの場合は上がっ
てくる。本実施例では、色剤の場合1wt%のトナー濃
度変化に対し、出力は約75mV、ブラックの場合約1
50mV変動した。これにより現像剤投入直後(本実施
例ではトナー濃度6wt%)の状態でパッチ画像を読み
取り、この時の検知出力を基準レベルVinitとして本体
内のメモリに格納する。そしてコピー毎のパッチ画像の
検知出力をVcur とVinitを比較しその差分を計算す
る。
【0051】ΔV=Vinitg−Vcur 前式において色剤の場合にはΔV>0のとき補給をおこ
ない、ΔV≦0のとき補給をしない。またブラック剤の
場合ΔV>0のとき補給をせずΔV≦0のとき補給をお
こなう。さらに、トナー濃度の初期からのずれ量ΔD′
は前述した1wt%のトナー濃度変化に対しての出力変
動値をrate′とすると、 ΔD′=|ΔV|/rate′ と算出される。このようにして初期のトナー濃度を維持
するような制御がおこなわれる。
【0052】しかし、従来の濃度制御には剤反射ATR
では画像面積の急激な変化があると、追従できなくなる
ことやパッチ検ATRではトリボによる変化が大きいと
現像剤アフレ現象や、コート不良現象がおこるといった
欠点があった。
【0053】そのために本実施例では、現像スリーブ3
上のトナー濃度を1番よく表わすと考えられるパッチ画
像28の濃度をパッチ検ATRで毎コピー毎に算出し、
パッチ画像の濃度が一定になるようにトナー補給制御を
おこなう。しかし、これでは前述したトナー濃度upに
よる現像剤アフレ現象(従来例では現像容器の容量にも
よるが約13wt%でおこった)や、トナー濃度dow
nによる現像スリーブ上のコート不良(従来例では、約
3wt%以下でおこった)をおこしてしまう可能性があ
る。そこで、トナー濃度検知手段の検知トナー濃度に所
定の範囲(例えば、上限8%、下限4%)にしきい値を
あらかじめ設けておき、コピー中の所定のタイミングで
おこなわれる剤反射ATRで現像器9内のトナー濃度を
検知しつつ、その所定範囲内はパッチ検ATRを行い、
所定範囲を外れたら剤反射ATRでの補給シーケンスに
切り替える。そしてパッチ画像の濃度が所定範囲内に入
ったところで、パッチ検ATRでの補給シーケンスに戻
すのである。
【0054】上記の結果、トナー濃度変化の追従性がよ
く、かつ暴走のないトナー補給制御が可能となった。
【0055】前述の実施例ではパッチ検ATRは毎コピ
ーもしくは数枚に1回はおこなっていたが、先に述べた
通りパッチ検ATRシーケンスには時間がかかり、連続
コピー中には何度もできない場合がある。その場合、連
続コピー中は剤反射ATRで補給をおこなうことでトナ
ー濃度をある範囲内におさえておき、次回のパッチ検A
TRでトナー不足もしくは過剰量を補正していくこと
で、パッチ検ATR間隔があく連続コピー中にも対応す
ることができる。
【0056】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、画像
面積の急激な変化によるアンダーシュート、オーバーシ
ュートや環境変化などによりトナーのトリボが急激に変
化することでの現像剤あふれ・コート不良現象を防止す
ると共に、複数のトナー像を連続して形成するシーケン
スの間、画像形成のスループットが低下するのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の画像形成装置を示す構成図。
【図2】図1の画像形成装置において画像情報信号の濃
度情報をカウントする方法の説明図。
【図3】図1の画像形成装置における2成分現像装置を
示す断面図。
【図4】図3の2成分現像装置のスラスト方向の平面
図。
【図5】トナー消費量の変化が大きいコピーが連続した
場合におこる現像剤濃度変化を示した図。
【図6】図1の画像形成装置における感光体回りの装置
を示した図。
【図7】トナー濃度を検知するセンサを示す図。
【図8】トナー濃度差における画像濃度差を示した図。
【図9】センサ検知電圧に対する画像濃度の変化を示し
た図。
【符号の説明】
4 感光ドラム 9 現像装置 18 トナー濃度検知手段 19 像濃度検知手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電像を担持する像担持体と、前記像担
    持体上の静電像をトナーとキャリアを備える現像剤で現
    像する現像器と、前記現像器にトナーを補給するトナー
    補給手段と、を有する画像形成装置において、 現像されたトナー像の濃度を検知する像濃度検知手段
    と、前記現像器内のトナーとキャリアの比を検知する比
    検知手段と、前記像濃度検知手段の検知出力に基づくト
    ナー補給もしくは前記比検知手段の検知出力に基づくト
    ナー補給のいずれかを前記比検知手段の検知出力に応じ
    て選択する選択手段と、を有し、 複数のトナー像を連続して形成するシーケンスの間、前
    記選択手段は前記比検知手段の検知出力に基づくトナー
    補給を選択することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数のトナー像を連続して形成するシー
    ケンス終了後、前記選択手段は前記像濃度検知手段の検
    知出力に基づくトナー補給を選択することを特徴とする
    請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は前記比検知手段の検知出
    力が所定の範囲内であるとき前記像濃度検知手段の検知
    出力に基づくトナー補給を選択し、所定の範囲を外れた
    ときに前記比検知手段の検知出力に基づくトナー補給を
    選択することを特徴とする請求項1又は2の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記比検知手段は前記現像器内のトナー
    とキャリアの比を光学的に検知することを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかの画像形成装置。
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