JP3262402B2 - クレーン装置 - Google Patents

クレーン装置

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JP3262402B2
JP3262402B2 JP10288293A JP10288293A JP3262402B2 JP 3262402 B2 JP3262402 B2 JP 3262402B2 JP 10288293 A JP10288293 A JP 10288293A JP 10288293 A JP10288293 A JP 10288293A JP 3262402 B2 JP3262402 B2 JP 3262402B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジブをクレーンブームの
先端にセットするためのジブセットシリンダを備えたク
レーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクレーン装置において
は、図15に示すように、車両1と、この車両1に設け
られたクレーンブーム2と、このクレーンブーム2の先
端にセットされるジブ3とを備えて構成されている。
【0003】前記クレーンブーム2にジブ3をセットす
る場合には、先ず図16に示すように、クレーンブーム
2の先端の左右両側面に設けられた一対のジブ接続部材
4,5の一方、すなわちクレーンブーム2の基端から見
て左側に位置するジブ接続部材4と、ジブ3の基端に形
成された一対の連結部6,7のうちのクレーンブーム側
に位置する連結部6とを接続ピン8で接続する。
【0004】また、クレーンブーム2の先端の左側に設
けられたリンク接続部3aと第1のリンク10とを接続
ピン10aで接続する。この第1のリンク10は、第2
のリンク9を介して前記ジブ3の基端に回動自在に係止
されている。このとき、これらリンク9,10、クレー
ンブーム2、及びジブ3は4節連鎖機構を構成する。
【0005】次に、前記リンク9,10の連接部に回動
自在に係止されたシリンダロッドを有し、かつ前記ジブ
3の基端に設けられたジブセットシリンダ11のシリン
ダロッドを伸長することによって、ジブ3は図17に示
すように、前記接続ピン8を中心にクレーンブーム2の
側方位置から先端位置まで回動する。すると、図18に
示すように、クレーンブーム2の先端にジブ3がセット
される。
【0006】続いて、前記クレーンブーム2のジブ接続
部材5とジブ3の連結部7とを接続ピン13で接続す
る。こうして、前記ジブ3のクレーンブーム2の先端へ
のセットが完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなク
レーン装置においては、先ずクレーンブーム2のジブ接
続部材4とジブ3の連結部6とを接続ピン8で接続して
からジブセットシリンダ11を伸長しなければならない
ため、もし誤って接続ピン8で接続しないでジブセット
シリンダ11を伸長させると、ジブ3の連結部6,7や
リンク9,10等がクレーンブーム2に当たって破損し
てしまう虞がある。
【0008】また、ジブ3をクレーンブーム2の先端に
セットした後、クレーンブーム2のジブ接続部材5とジ
ブ3の連結部7とを接続ピン13で接続したにもかかわ
らず、誤ってジブセットシリンダ11を縮小させてしま
った場合には、ジブ接続部材5等が破損してしまう虞も
ある。
【0009】そこで本発明は、ジブをクレーンブームに
セットする際に、接続ピンの挿入を忘れてもジブセット
シリンダが誤作動するようなことがなく、かつジブのセ
ットが完了した後でもジブセットシリンダが誤って作動
することがないクレーン装置を提供しようとするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、クレーンブー
ムの先端両側に設けられた一対のジブ接続部材と、左右
一対の連結部を基端に有するジブと、このジブの左右一
対の連結部のうちクレーンブーム側に位置する一方の連
結部とクレーンブームのジブ側に位置する一方のジブ接
続部材を連結する第1の接続ピンと、この第1の接続ピ
ンを中心にジブをクレーンブームの側方位置から先端位
置に回動させるジブセットシリンダと、クレーンブーム
の先端位置にてこのクレーンブームの他方のジブ接続部
材とジブの他方の連結部を連結する第2の接続ピンと、
第1の接続ピンが一方の連結部と一方のジブ接続部材と
を連結していない時、または第2の接続ピンが他方の連
結部と他方のジブ接続部材とを連結した時にジブセット
シリンダの伸縮動作を禁止する手段とを備えるものであ
る。
【0011】
【作用】このような構成の本発明においては、ジブをブ
ームの先端にセットする際には、先ずジブの左右一対の
連結部のうちクレーンブーム側に位置する連結部とクレ
ーンブームとを接続ピンで連結する。すると、弁切換手
段により切換弁が切換えられジブセットシリンダへの作
動油の供給が許容される。次に、ジブセットシリンダを
駆動すると、ジブは接続ピンを中心にクレーンブームの
側方位置から先端位置に回動する。その後、ジブの他方
の連結部がクレーンブームに連結されると、切換弁が切
換えられジブセットシリンダへの作動油の供給が遮断さ
れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、図15ないし図18と同一部分には、同
一の符号を付して詳細な説明を省略する。図1は本実施
例にかかるクレーン装置の油圧系統の一部を示す図で、
21はクレーンブーム2を長手方向に伸縮させるための
ブーム伸縮シリンダ、42は前記ブーム伸縮シリンダ2
1を駆動するための駆動源としての油圧ポンプ、22は
前記油圧ポンプ42からブーム伸縮シリンダ21への作
動油の供給を制御する制御弁としての4ポート3位置切
換弁であり、この4ポート3位置切換弁22と前記ブー
ム伸縮シリンダ21とを接続する油圧管路24,25に
は、4ポート2位置電磁切換弁23が介挿されている。
【0013】前記4ポート2位置電磁切換弁23は4ポ
ート3位置切換弁22からブーム伸縮シリンダ21への
作動油の供給を制御するものであり、ソレノイドが励磁
状態にあるときには前記油圧ポンプ42から吐出した圧
油のブーム伸縮シリンダ21への供給を許容し、ソレノ
イドが励磁状態にないときには前記油圧ポンプ42から
吐出した圧油のブーム伸縮シリンダ21への供給を遮断
するようになっている。
【0014】また、図1において、36,37は前記油
圧ポンプ42から吐出された圧油を4ポート3位置切換
弁22を経由して、前記ジブセットシリンダ11に導く
ための油圧管路であり、この油圧管路36,37は前記
4ポート3位置切換弁22と4ポート2位置電磁切換弁
23を接続する油圧管路24,25の途中に接続してい
る。また、油圧管路36,37には、4ポート2位置電
磁切換弁34が介挿されている。そして、油圧管路3
6,37には、前記4ポート2位置電磁切換弁34とジ
ブセットシリンダ11との途中に絞り35が設けられて
いる。
【0015】前記4ポート2位置電磁切換弁34は、そ
のソレノイドが励磁状態のときには前記油圧ポンプ42
から吐出した圧油のジブセットシリンダ11への供給を
許容し、ソレノイドが励磁状態でないときには前記油圧
ポンプ42から吐出した圧油のジブセットシリンダ11
への供給を遮断するようになっている。
【0016】前記ジブ3の連結部6,7の下部にはそれ
ぞれ、図4及び図5に示すように、弁切換手段としての
弁切換スイッチ28,29が設けられている。この弁切
換スイッチ28は、ジブ接続部材4と連結部6とを接続
する第1の接続ピン8を検出するための検出ロッド44
を有し、この検出ロッド44がバネ(図示しない)の付
勢力に抗して後退することにより、図1に示す接点28
aと28bとが閉状態から開状態に切換わるとともに、
接点28cと28dとが開状態から閉状態に切換わるよ
うになっている。
【0017】前記接点28aは前記4ポート2位置電磁
切換弁23のソレノイドに接続している。また、接点2
8cは接点28bに接続しており、この接点28bはバ
ッテリ−38に接続している。
【0018】一方、前記弁切換スイッチ29は、ジブ接
続部材5と連結部7とを接続する第2の接続ピン13を
検出するための検出ロッド45を有し、この検出ロッド
45がバネ(図示しない)の付勢力に抗して後退するこ
とにより、図1に示す接点29aと29bとが閉状態か
ら開状態に切換わるとともに、接点29cと29dとが
開状態から閉状態に切換わるようになっている。
【0019】前記接点29aは前記4ポート2位置電磁
切換弁34のソレノイドに接続している。また、接点2
9cは接点29bに接続しており、この接点29bは前
記弁切換スイッチ28の接点28dに接続している。そ
して接点29dは4ポート2位置電磁切換弁23のソレ
ノイドに接続している。
【0020】このような構成の本実施例においては、ク
レーンブーム2にジブ3をセットする際に、先ず図16
に示すように、クレーンブーム2のジブ接続部材4とジ
ブ3の連結部6とを接続ピン8で接続すると、弁切換ス
イッチ28の検出ロッド44がバネの付勢力に抗して後
退し、この検出ロッド44の後退によって図2に示すよ
うに前記接点28a,28bが閉状態から開状態にな
る。
【0021】これにより、バッテリ−38から前記4ポ
ート2位置電磁切換弁23への電流の供給が遮断され、
4ポート2位置電磁切換弁23は図示の状態、すなわち
励磁状態から非励磁状態に切換えられ、前記ブーム伸縮
シリンダ21への作動油の供給が遮断される。
【0022】また、前記弁切換スイッチ28の検出ロッ
ド44の後退によって前記接点28c,28dが開状態
から閉状態になる。これによりバッテリ−38からの電
流は、前記弁切換スイッチ28の接点28c,28d及
び弁切換スイッチ29の接点29a,29bを通って前
記4ポート2位置電磁切換弁34に供給されるようにな
る。このため4ポート2位置電磁切換弁34は非励磁状
態から励磁状態になり、前記ジブセットシリンダ11へ
の作動油の供給が可能となる。
【0023】その後、4ポート3位置切換弁22を操作
して、図2に示すポジションから左ポジションに切換え
ると、油圧ポンプ42から吐出された圧油は油圧管路2
4,36を通ってジブセットシリンダに供給され、ジブ
セットシリンダ11のピストンロッドが伸長する。この
ジブセットシリンダ11の伸長動作によって、図17に
示すように、ブーム2の側方に位置するジブ3は接続ピ
ン8を中心に回動し、図18に示すようにクレーンブー
ム2の先端にセットされる。
【0024】なお、このときブーム伸縮シリンダ21と
4ポート3位置切換弁22とを接続する油圧管路24,
25は4ポート2位置電磁切換弁23によって遮断され
ているので、油圧ポンプ42から吐出された圧油がブー
ム伸縮シリンダ21に供給されることはない。
【0025】次に、ジブ3がクレーンブーム2の先端に
セットされた後、クレーンブーム2のジブ接続部材5と
ジブ3の連結部7とを接続ピン13で接続すると、弁切
換スイッチ29の検出ロッド45がバネの付勢力に抗し
て後退し、この検出ロッド45の後退によって図3に示
すように前記接点29a,29bが閉状態から開状態に
なる。
【0026】これにより、バッテリ−38から前記4ポ
ート2位置電磁切換弁34への電流の供給が遮断され、
4ポート2位置電磁切換弁34は図示の状態、すなわち
励磁状態から非励磁状態に切換えられ、ジブセットシリ
ンダ11への作動油の供給が遮断される。
【0027】また、前記弁切換スイッチ29の検出ロッ
ド45の後退によって前記接点29c,29dが開状態
から閉状態になる。これによりバッテリ−38からの電
流は、弁切換スイッチ28の接点28c,28d及び弁
切換スイッチ29の接点29c,29dを通って前記4
ポート2位置電磁切換弁23に供給されるようになる。
このため4ポート2位置電磁切換弁23は非励磁状態か
ら励磁状態になり、ブーム伸縮シリンダ21への作動油
の供給が可能となる。こうして、ジブ3のセットが完了
する。
【0028】このように、ジブセットシリンダ11に作
動油を供給するための油圧管路36,37に4ポート2
位置電磁切換弁34を介挿するとともに、この切換弁3
4を切換制御する弁切換スイッチ28,29を設けたこ
とにより、クレーンブーム2のジブ接続部材4とジブ3
の連結部6とを接続ピン8で接続したときに、はじめて
ジブセットシリンダ11へ作動油が供給されるため、接
続ピン8で接続しないときにジブセットシリンダ11が
伸長することはなく、また、クレーンブーム2のジブ接
続部材5とジブ3の連結部7とが接続ピン13で接続さ
れるとジブセットシリンダ11への作動油の供給が遮断
されるため、ジブ3のセット完了後にジブセットシリン
ダ11が伸縮することもない。従ってジブ3の連結部
6,7やリンク9,10などの破損を防止することがで
きる。
【0029】また、クレーンブーム2のジブ接続部材4
とジブ3の連結部6とが接続ピン8で接続されると、ブ
ーム伸縮シリンダ21への作動油の供給を遮断するよう
にしたことから、ジブ3を回動してクレーンブーム2に
セットするときには、クレーンブーム2が伸縮される虞
がなくなる。
【0030】次に、本発明をジブ起伏シリンダ及びジブ
伸縮シリンダを備えたクレーン装置に適用した場合の一
実施例を図6ないし図14を参照して説明する。なお、
上述した実施例と同一部分には、同一の符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0031】図6は本実施例におけるクレーンブーム2
の外観を示す正面図で、51は長手方向に伸縮可能に構
成されたジブである。このジブ51はジブ基端部52及
びジブ本体53から構成されており、このジブ基端部5
2には前記ジブ本体53をジブ基端部52に対して上下
方向に回動するためのジブ起伏シリンダ54が設けられ
ている。
【0032】図10は本実施例の油圧系統の一部を示す
図で、61は前記ジブ51を長手方向に伸縮させるため
のジブ伸縮シリンダ、50は油圧ポンプ42から吐出し
た圧油の前記ジブ伸縮シリンダ61、ジブ起伏シリンダ
54、ジブセットシリンダ11への供給を制御するため
の制御弁としての4ポート3位置切換弁である。
【0033】前記ジブ伸縮シリンダ61と4ポート3位
置切換弁50とを接続する油圧管路72,73には、4
ポート2位置電磁切換弁71が介挿されている。この4
ポート2位置電磁切換弁71は、4ポート3位置切換弁
50からジブ伸縮シリンダ61への作動油の供給を制御
するものであり、ソレノイドが励磁状態にあるときには
前記油圧ポンプ42から吐出した圧油のジブ伸縮シリン
ダ61への供給を許容し、ソレノイドが励磁状態にない
ときには前記油圧ポンプ42から吐出した圧油のジブ伸
縮シリンダ61への供給を遮断するようになっている。
【0034】また、前記ジブ起伏シリンダ54と4ポー
ト3位置切換弁50とを接続する油圧管路74,75に
は、4ポート2位置電磁切換弁76が介挿されている。
この4ポート2位置電磁切換弁76は、4ポート3位置
切換弁50からジブ起伏シリンダ54への作動油の供給
を制御するものであり、ソレノイドが励磁状態にあると
きには前記油圧ポンプ42から吐出した圧油のジブ起伏
シリンダ54への供給を許容し、ソレノイドが励磁状態
にないときには前記油圧ポンプ42から吐出した圧油の
ジブ起伏シリンダ54への供給を遮断するようになって
いる。
【0035】前記4ポート2位置電磁切換弁76の切換
は、切換スイッチ81により制御される。この切換スイ
ッチ81は固定接点81a及び切換接点81b,81c
を有し、この固定接点81aはバッテリ−38に接続し
ている。前記切換接点81cは前記4ポート2位置電磁
切換弁76のソレノイドに接続されており、切換接点8
1bは弁切換スイッチ28の接点28bに接続してい
る。
【0036】前記弁切換スイッチ28の接点28a及び
弁切換スイッチ29の接点29dは前記4ポート2位置
電磁切換弁71のソレノイドに接続している。このよう
な構成の本実施例においては、クレーンブーム2にジブ
51をセットする際に、先ずクレーンブーム2のジブ接
続部材4とジブ基端部52の連結部6とを接続ピン8で
接続し、切換スイッチ81を、図10に示す中立位置か
ら図11に示すようにジブ起伏側に切換えて、固定接点
81aと切換接点81cとを通電させる。
【0037】これにより、バッテリ−38からの電流
は、切換スイッチ81の固定接点81a及び81cを通
って、4ポート2位置電磁切換弁76のソレノイドに供
給されるようになる。このため、4ポート2位置電磁切
換弁76は非励磁状態から励磁状態になり、前記ジブ起
伏シリンダ54への作動油の供給が可能となる。
【0038】その後、4ポート3位置切換弁50を操作
して、図11に示すポジションから右ポジションに切換
えられると、油圧ポンプ42から吐出された作動油は油
圧管路74,75を通ってジブ起伏シリンダ54に供給
され、ジブ起伏シリンダ54のピストンロッドが縮小す
る。このジブ起伏シリンダ54の縮小動作によって、図
6に示す実線矢印の方向に回動する。
【0039】そして、ジブ本体53が図7に示す位置ま
で回動したところで、4ポート3位置切換弁50を図1
1に示すポジションに戻すと、4ポート3位置切換弁5
0によってジブ起伏シリンダ54への作動油の供給が遮
断される。
【0040】なお、前記切換スイッチ81の固定接点8
1aと81bとは遮断されているため、上述したように
前記ジブ起伏シリンダ54への作動油の供給が可能な間
は、4ポート2位置電磁切換弁34,71のソレノイド
への電流が供給されないので、これら4ポート2位置電
磁切換弁34,71は非励磁状態のままであり、従って
油圧ポンプ42から吐出された圧油がジブ伸縮シリンダ
61及びジブセットシリンダ11に供給されることはな
い。
【0041】次に、図12に示すように、切換スイッチ
81をジブ伸縮シリンダ側に切換えて、切換スイッチ8
1の固定接点81aと切換接点81bとを通電させる。
これにより、バッテリ−38からの電流は、切換スイッ
チ81の固定接点81a及び切換接点81b、弁切換ス
イッチ28の接点28c,28d、弁切換スイッチ29
の接点29a,29bを通って、4ポート2位置電磁切
換弁34のソレノイドに供給されるようになる。このた
め、4ポート2位置電磁切換弁34は非励磁状態から励
磁状態になり、前記ジブセットシリンダ11への作動油
の供給が可能となる。
【0042】その後、4ポート3位置切換弁50を操作
して、図12に示すポジションから左ポジションに切換
えると、油圧ポンプ42から吐出された作動油は油圧管
路36を通ってジブセットシリンダ11に供給され、ジ
ブセットシリンダ11のピストンロッドが伸長する。こ
のジブセットシリンダ11の伸長動作によって、ブーム
2の側方に位置するジブ基端部52は接続ピン8を中心
に回動し、図7の実線矢印の方向に回動する。そして、
ジブ基端部52は、図8に示すようにクレーンブーム2
の先端にセットされる。
【0043】なお、このときジブ伸縮シリンダ61と4
ポート3位置切換弁50とを接続する油圧管路72,7
3は4ポート2位置電磁切換弁71によって遮断されて
いるので、油圧ポンプ42から吐出された圧油がジブ伸
縮シリンダ61に供給されることはない。
【0044】また、このとき前記切換スイッチ81の固
定接点81aと切換接点81cとが遮断されているた
め、ジブ起伏シリンダ54と4ポート3位置切換弁50
とを接続する油圧管路74,75は4ポート2位置電磁
切換弁76によって遮断されているので、油圧ポンプ4
2から吐出された圧油がジブ起伏シリンダ54に供給さ
れることもない。
【0045】次に、ジブ基端部52がクレーンブーム2
の先端にセットされた後、クレーンブーム2のジブ接続
部材5とジブ基端部52の連結部7とを接続ピン13で
接続すると、図13に示すように、弁切換スイッチ29
の検出ロッド45がバネの付勢力に抗して後退し、この
検出ロッド45の後退によって前記接点29a,29b
が閉状態から開状態になる。
【0046】これにより、バッテリ−38から前記4ポ
ート2位置電磁切換弁34への電流の供給が遮断され、
4ポート2位置電磁切換弁34は図示の状態、すなわち
励磁状態から非励磁状態に切換えられ、前記ジブセット
シリンダ11への作動油の供給が遮断される。
【0047】その後、図14に示すように、切換スイッ
チ81を再びジブ起伏側に切換え、切換スイッチ81の
固定接点81aと切換接点81cを通電させる。これに
より、バッテリ−38からの電流は、切換スイッチ81
の固定接点81a及び切換接点81cを通って、4ポー
ト2位置電磁切換弁76のソレノイドに供給されるよう
になる。このため、4ポート2位置電磁切換弁76は非
励磁状態から励磁状態になり、再びジブ起伏シリンダ5
4への作動油の供給が可能となる。
【0048】その後、4ポート3位置切換弁50を操作
して、図14に示すポジションから左ポジションに切換
えると、油圧ポンプ42から吐出された作動油は油圧管
路74を通ってジブ起伏シリンダ54に供給され、ジブ
起伏シリンダ54のピストンロッドが伸長する。
【0049】前記ジブ起伏シリンダ54の伸長動作によ
って、ジブ本体53は図8に示す実線矢印の方向に回動
する。そして、ジブ本体53が図9に示す位置まで回動
されたところで、4ポート3位置切換弁50を図14に
示すポジションに戻すと、ジブ51のクレーンブーム2
へのセットが完了する。
【0050】なお、このとき既にクレーンブーム2のジ
ブ接続部材5とジブ基端部52の連結部7とを接続ピン
13で接続されているので、前記弁切換スイッチ29の
接点29c,29dは閉状態のままである。従って切換
スイッチ81を再びジブ伸縮シリンダ側に切換えること
によって、バッテリ−38からの電流は切換スイッチ8
1の固定接点a及び切換接点81b、弁切換スイッチ2
8の接点28c及び28d、弁切換スイッチ29の接点
29c及び29dを通って前記4ポート2位置電磁切換
弁71に供給されるようになる。これにより4ポート2
位置電磁切換弁71は非励磁状態から励磁状態になり、
ジブ伸縮シリンダ61への作動油の供給が可能となる。
【0051】このように、ジブセットシリンダ11に作
動油を供給するための油圧管路36,37に4ポート2
位置電磁切換弁34を介挿するとともに、この切換弁3
4を切換制御する弁切換スイッチ28,29を設けたこ
とにより、クレーンブーム2のジブ接続部材4とジブ基
端部52の連結部6とを接続ピン8で接続したときに、
はじめてジブセットシリンダ11へ作動油が供給される
ため、接続ピン8で接続しないときにジブセットシリン
ダ11が伸長することはなく、また、クレーンブーム2
のジブ接続部材5とジブ基端部52の連結部7とが接続
ピン13で接続されるとジブセットシリンダ11への作
動油の供給が遮断されるため、ジブ51のセット完了後
にジブセットシリンダ11が伸縮することもない。従っ
て上述の実施例と同様の効果が得られる。すなわち、ジ
ブ51の連結部6,7やリンク9,10などの破損を防
止することができる。
【0052】さらにまた、クレーンブーム2のジブ接続
部材4とジブ基端部52の連結部6とが接続ピン8で接
続されると、ジブ伸縮シリンダ61への作動油の供給を
遮断するようにしたことから、ジブ本体53を回動して
クレーンブーム2にセットするときには、ジブ伸縮シリ
ンダ61が伸縮されることがなくなる。
【0053】なお、上記実施例においては弁切換スイッ
チ28,29をジブ側に設けたものについて述べたが、
必ずしもこれに限定されるわけではなく、ジブ側に設け
てもよく、また、ジブセットシリンダ11をクレーンブ
ーム側に設けてもよい。
【0054】さらに、ジブセットシリンダ11の油圧系
統をブーム伸縮シリンダやジブ起伏シリンダ54の油圧
系統に加えたものについて述べたが、必ずしもこれに限
定されるわけではなく、ブーム起伏シリンダやブーム旋
回シリンダの油圧系統に加えてもよく、またジブセット
シリンダ11の油圧系統のみを別個に設けたものでもよ
い。
【0055】さらにまた、上記実施例においては、ジブ
セットシリンダ11への作動油の供給を制御する切換弁
として4ポート2位置電磁切換弁34を使用したが、例
えば切換弁として手動切換弁を使用し、この手動切換弁
を閉弁状態に規制する規制部材を弁切換スイッチ28,
29からの信号により作動させて手動切換弁を切換える
ようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ジ
ブをクレーンブームにセットする際に、接続ピンの挿入
を忘れてもジブセットシリンダが誤って作動するような
ことがなく、かつジブのセットが完了した後でもジブセ
ットシリンダが誤って作動することがないクレーン装置
を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるクレーン装置の油圧
系統の一部を示す図。
【図2】図1に示す油圧系統の作用説明図。
【図3】図1に示す油圧系統の作用説明図。
【図4】本実施例にかかるクレーン装置のジブの一部を
示す下面図。
【図5】図4に示すジブの正面図。
【図6】本発明の他の実施例にかかるクレーン装置のブ
ームとジブの一部を示す正面図。
【図7】図6に示すブームにジブをセットするときの作
用説明図。
【図8】図6に示すブームにジブをセットするときの作
用説明図。
【図9】図6に示すブームにジブをセットするときの作
用説明図。
【図10】同実施例にかかるクレーン装置の油圧系統の
一部を示す図。
【図11】図10に示す油圧系統の作用説明図。
【図12】図10に示す油圧系統の作用説明図。
【図13】図10に示す油圧系統の作用説明図。
【図14】図10に示す油圧系統の作用説明図。
【図15】従来のクレーン装置の外観を示す正面図。
【図16】図15に示すブームとジブの一部を示す上面
図。
【図17】図15に示すブームにジブをセットするとき
の作用説明図。
【図18】図15に示すブームにジブをセットするとき
の作用説明図。
【符号の説明】
2…クレーンブーム、3…ジブ、6,7…連結部、8,
13…接続ピン、11…ジブセットシリンダ、24,2
5,36,37…油圧管路、34…4ポート2位置電磁
切換弁、28,29…弁切換スイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンブームの先端両側に設けられた
    一対のジブ接続部材と、左右一対の連結部を基端に有す
    るジブと、このジブの左右一対の連結部のうちクレーン
    ブーム側に位置する一方の連結部と前記クレーンブーム
    のジブ側に位置する一方のジブ接続部材を連結する第1
    の接続ピンと、この第1の接続ピンを中心に前記ジブを
    前記クレーンブームの側方位置から先端位置に回動させ
    るジブセットシリンダと、前記クレーンブームの先端位
    置にてこのクレーンブームの他方のジブ接続部材と前記
    ジブの他方の連結部を連結する第2の接続ピンと、前記
    第1の接続ピンが一方の連結部と一方のジブ接続部材と
    を連結していない時、または前記第2の接続ピンが他方
    の連結部と他方のジブ接続部材とを連結した時に前記ジ
    ブセットシリンダの伸縮動作を禁止する手段とを具備し
    たことを特徴とするクレーン装置。
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