JP3261907B2 - 半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 - Google Patents

半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続成形後の離型性、
捺印性および接着性に優れた硬化物を与える半導体封止
用エポキシ樹脂組成物および半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、エポキシ樹脂組成物は半導体封止用材料として広く
使用されているが、半導体素子をトランスファー成形機
で封止する際、金型からの離型性を良くするためにエポ
キシ樹脂組成物にカルナバワックス等の離型剤が添加さ
れる。
【0003】しかしながら、従来のカルナバワックス等
の離型剤を添加したエポキシ樹脂組成物は、ガラス,金
属,セラミック等を封止剤として用いたハーメチック封
止の場合に比較して、封止材として湿気に対する信頼性
に劣るものである上、離型剤を添加すると、半導体素子
やリードフレームと封止樹脂との界面の接着力が低下し
て樹脂とリードフレームとの界面から水が侵入し、封止
処理後の半導体装置の耐湿性の面での信頼性が著しく低
下してしまうという欠点がある。また、離型剤を添加し
たエポキシ樹脂組成物で半導体装置を封止すると、半導
体装置の外観が悪くなって商品価値が低下し、かつ成形
物上に印刷する際の捺印性が低下するという問題もあ
る。
【0004】更に、最近では半導体部品を回路基板に実
装する際、例えば215〜260℃の高温下で半田付け
した後、120〜150℃,100%RHのプレッシャ
ークッカーテストを行なうなどの苛酷な条件が採用され
ているが、従来のエポキシ樹脂組成物は、このような高
温高湿雰囲気下では封止材として十分に対処できず、満
足な樹脂封止をすることが困難である。
【0005】このような点から、本出願人は、シリコー
ン変性エポキシ樹脂又はフェノール樹脂と高級脂肪酸、
高級アルコール、高級脂肪酸エステル又はこれらの誘導
体とを溶融反応させることにより得られる溶融反応生成
物をエポキシ樹脂組成物に配合することを提案した(特
開平2−279758号公報)。
【0006】しかしながら、最近において、特にTSO
P,SOJ,QFPに代表されるようなパッケージにエ
ポキシ樹脂組成物を連続成形した際に、金型汚れを起し
たり、離型性が悪くなるという問題が生じ、この点の解
決が望まれた。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
連続成形後の離型性、捺印性および接着性に優れた硬化
物を与える半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、エポキシ
樹脂、硬化剤及び無機質充填剤を必須成分とするエポキ
シ樹脂組成物に、ポリオキシアルキレン、炭素数1〜4
0のポリフルオロアルキル基又はポリフルオロアルキル
エーテル基を含有するフッ素含有化合物、並びにソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル及び
アルキレングリコール脂肪酸エステルより選択される非
イオン系界面活性剤から選ばれる相溶化剤と離型剤との
溶融混合物を組成物全体の0.05〜5.0重量%配合
することにより、離型剤を単純混合した場合に比べ、組
成物中、更には硬化物中に離型剤が均一に分散されるた
め、上述したような各種の不具合がなく、連続成形後の
離型性、捺印性、接着性のいずれもが優れた硬化物を与
えることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0009】従って、本発明は、エポキシ樹脂組成物、
硬化剤及び無機質充填剤を必須成分とするエポキシ樹脂
組成物に、上記相溶化剤と離型剤との溶融混合物を組成
物全体の0.05〜5.0重量%配合してなることを特
徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び該組成物
の硬化物で封止された半導体装置を提供する。
【0010】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、上述したよう
にエポキシ樹脂、硬化剤及び充填剤を主成分として含有
するものである。
【0011】本発明のエポキシ樹脂組成物を構成するエ
ポキシ樹脂としては、1分子中にエポキシ基を少なくと
も2個以上有するエポキシ樹脂であればいずれのもので
もよく、具体的にはビスフェノールA型エポキシ樹脂、
フェノールノボラック型エポキシ樹脂、トリフェノール
アルカン型エポキシ樹脂及びその重合物、ビフェニル型
エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン−フェノールノボ
ラック樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ナ
フタレン環含有エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エ
ポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環型エポキシ樹
脂、臭素化エポキシ樹脂などを用いることができる。こ
れらのエポキシ樹脂のなかでは、下記式で示されるナフ
タレン環含有エポキシ樹脂やビフェニル型エポキシ樹脂
が低吸湿、高接着性を得る点で望ましい。なお、これら
エポキシ樹脂は、その使用に当たっては必ずしも1種類
の使用に限定されるものではなく、2種類又はそれ以上
を混合して配合してもよい。
【0012】
【化1】
【0013】また、硬化剤は特に制限されるものではな
く、使用するエポキシ樹脂に応じて適宜選定することが
でき、例えばアミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤、フェ
ノールノボラック型硬化剤などが挙げられるが、中でも
フェノールノボラック型硬化剤が組成物の成形性、耐湿
性の面でより望ましく、好適に使用できる。なお、フェ
ノールノボラック型硬化剤としては、具体的にフェノー
ルノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂などが例
示される。
【0014】上記硬化剤の配合量はエポキシ樹脂を硬化
させ得る量で、通常使用される量とすることができ、フ
ェノールノボラック型硬化剤を用いた場合、エポキシ樹
脂中のエポキシ基と硬化剤中のOH基との比がモル比で
1:0.5〜1:1.5となるように配合することが好
ましい。
【0015】なお、本発明では、エポキシ樹脂と硬化剤
との反応を促進させる目的で各種硬化促進剤、例えばイ
ミダゾール類、3級アミン類、ホスフィン系化合物、シ
クロアミジン化合物などを配合することが望ましい。そ
の配合量は、特に制限はないが、通常全系に対して0.
05〜1重量%とすることが好ましい。
【0016】また更に、本発明では硬化物の応力を低下
させる目的で組成物中にシリコーン系ポリマーを配合し
てもよい。シリコーン系ポリマーを配合すると、硬化物
の熱衝撃テストにおけるパッケージクラックの発生を著
しく少なくすることが可能である。このシリコーン系ポ
リマーとしては、例えばエポキシ基、アミノ基、カルボ
キシル基、水酸基、ヒドロシリル基、ビニル基などを有
するシリコーンオイル、シリコーンレジン、シリコーン
ゴム等やこれらシリコーンポリマーと有機重合体、例え
ば置換又は非置換のフェノールノボラック樹脂等との共
重合体を挙げることができる。
【0017】なお、シリコーン系ポリマーの添加量は特
に限定されないが、通常エポキシ樹脂と硬化剤との合計
量100部(重量部、以下同様)に対し1〜50部とす
ることが好ましい。
【0018】更に硬化物に可撓性や強靱性を付与する目
的で、各種有機合成ゴム、メタクリル酸メチル−スチレ
ン−ブタジエン共重合体、スチレン−エチレン−ブテン
−スチレン共重合体などの熱可塑性樹脂を添加すること
ができる。この場合、上述したスチレン−ブタジエン−
メタクリル酸メチル共重合体はエポキシ樹脂組成物の硬
化物の低応力化に効果を発揮することができる。
【0019】さらに、本発明の組成物には従来公知の各
種無機質充填剤、例えば、シリカ、アルミナ、マイカ、
クレー、カオリン、ガラスビーズ、ガラス繊維、亜鉛
華、AlN、窒化ケイ素、炭化ケイ素、窒化ホウ素等を
配合する。この充填剤の充填量は、本発明のエポキシ樹
脂組成物全体に対し75〜94%とすることが好まし
く、より好ましくは80〜92%とする。充填量が75
%未満では、得られた硬化物の膨張係数が大きくなって
しまうため応力特性が悪くなってしまう場合があり、9
4%を超えると成形時の溶融粘度が高くなりすぎるため
にポイド、未充填などが発生する場合がある。
【0020】なお、上述した充填剤は、その使用に際し
て予めシランカップリング剤で表面処理した後に使用す
ると、より一層耐湿性の高い硬化物を与える組成物が得
られるものである。
【0021】次に、本発明においては、ポリオキシアル
キレン、フッ素含有化合物および非イオン系界面活性剤
から選ばれる相溶化剤と離型剤との溶融混合物を配合す
る。
【0022】ここで、ポリオキシアルキレンとしては、
下記一般式で示されるものが使用できる。
【0023】
【化2】
【0024】具体的には下記式のものを用いることがで
きる。
【0025】
【化3】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】フッ素含有化合物としては、例えば炭素数
1〜40、特に3〜20のポリフルオロアルキル基やポ
リフルオロアルキルエーテル基を含む化合物、例えばC
1225NH3 OOCC3 7 、C3 7 OC3 6 Si
(OCH3 3 、C8 17SC2 4 COOHなどを挙
げることができる。
【0030】界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキレングリ
コール脂肪酸エステルより選択される非イオン系界面活
性剤を使用し、例えばソルビタントリステアリン酸エス
テル、ジエチレングリコールモノラウリン酸エステルな
どが挙げられる。
【0031】一方、離型剤としては、従来公知の各種の
ものを用いることができ、具体的にはポリエチレンワッ
クス、カルナバワックス等のワックス類、ステアリン酸
等の脂肪酸やその金属塩等が例示され、中でも接着性、
離型性の面からカルナバワックスが好適に用いられる。
【0032】上記相溶化剤は離型剤と溶融混合して用い
るものであり、離型剤の硬化性エポキシ樹脂への均一分
散を助けるものである。この相溶化剤と離型剤とは、通
常離型剤の融点以上の温度、例えば80〜180℃で両
者を10〜60分混合して用いる。
【0033】なお、相溶化剤と離型剤の比率は特に制限
はないが、通常、離型剤1重量部に対して0.05〜
3.0重量部の相溶化剤を使用することが好ましい。
【0034】相溶化剤と離型剤との溶融混合物は組成物
全体の0.05〜5.0重量%用いるものであり、0.
05重量%未満では十分な金型離型性を得ることが出来
ず、また5.0重量%を超えると接着性が悪くなる場合
がある。特に好ましくは0.2〜1.0重量%である。
【0035】本発明の組成物には、更に必要により各種
の添加剤を配合することができ、例えば、カーボンブラ
ック、コバルトブルー、ベンガラ等の顔料、酸化アンチ
モン、ハロゲン化合物等の難燃化剤、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン等の表面処理剤、エポキシ
シラン、ホウ素化合物、アルキルチタネート等のシラン
カップリング剤、老化防止剤、その他の添加剤の1種又
は2種以上を配合することができる。
【0036】なお、本発明のエポキシ樹脂組成物は、そ
の製造に際し、上述した成分の所定量を均一に撹拌、混
合し、予め70〜95℃に加熱してあるニーダー、ロー
ル、エクストルーダー等で混練、冷却し、粉砕する等の
方法で得ることができるが、特にミキシングロール、押
出機を用いた溶融混合法が好適に採用される。ここで、
成分の配合順序に特に制限はない。
【0037】上述したように、本発明のエポキシ樹脂組
成物は連続成形後の離型性、捺印性および接着性に優れ
るものであり、IC,LSI、トランジスター、サイリ
スタ、ダイオード等の半導体装置の封止用として好適に
使用することができ、そのほかプリント回路板の製造な
どにも有効に使用できる。
【0038】ここで、半導体装置の封止を行う場合は、
従来より採用されている成形法、例えばトランスファー
成形、注型法などを採用して行うことができる。この場
合、エポキシ樹脂組成物の成形温度は150〜180
℃、ポストキュアーは150〜180℃で2〜16時間
行うことができる。
【0039】
【発明の効果】本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成
物は、連続成形後の離型性、捺印性および接着性に優れ
るものであり、本発明の組成物の硬化物で封止された半
導体装置は信頼性の高いものである。
【0040】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、以下の例において部はいずれも重量
部を示す。
【0041】 〔実施例1〜6、参考例1、比較例1〜3〕 エポキシ当量198、軟化点60℃のエポキシ化クレゾ
ールノボラック樹脂51部、エポキシ当量280の臭素
化エポキシ化フェノールノボラック樹脂6部、フェノー
ル当量110、軟化点90℃のフェノールノボラック樹
脂33部、トリフェニルホスフィン0.65部、三酸化
アンチモン10部、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン1.0部、カーボン1部および溶融シリカ5
00部、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
1.0部と離型剤成分としての下記に示す溶融混合物ま
たはカルナバワックスを表1に示す量で配合し、80℃
のミキシングロールで5分間溶融混合した後、シート状
にして取り出し、これを冷却粉砕して組成物を得た。
【0042】溶融混合物(1) 下記式(a)で示される化合物60部と下記式(b)で
示される化合物40部との反応生成物30部とカルナバ
ワックス50部を100℃で30分間溶融混合したも
の。
【0043】溶融混合物(2) 分子量1800のポリオキシプロピレン10部とカルナ
バワックス50部を100℃で30分間溶融混合したも
の。
【0044】溶融混合物(3) ソルビタンモノラウレート10部とカルナバワックス5
0部を100℃で30分間溶融混合したもの。
【0045】溶融混合物(4) ソルビタンモノステアレート10部とカルナバワックス
50部を100℃で30分間溶融混合したもの。
【0046】溶融混合物(5) ポリオキシエチレンモノラウレ−ト10部とカルナバワ
ックス50部を100℃で30分間溶融混合したもの。
【0047】溶融混合物(6)8 17SC2 4 COOH10部とカルナバワックス
50部を100℃で30分間溶融混合したもの。
【0048】溶融混合物(7) ポリオキシエチレンモノラウレ−ト10部とWAX−E
(ヘキストジャパン製)50部を100℃で30分間溶
融混合したもの。
【0049】
【化5】
【0050】得られた組成物につき、以下に示す(イ)
〜(ニ)の諸試験を行った。結果を表1に示す。
【0051】(イ)接着性テスト 図1,2に示すように6×11×0.25mmの2枚の
テストピース1,1の先端を互に2mm離間させて対向
させ、テストピース1,1の対向部を37×14×4m
mに樹脂2で被覆し、180℃、2分で樹脂封止を行な
い、180℃、4時間アフターキュアーを行なって成形
品3を得た。この成形品3をプレッシャークッカー(1
21℃,2.1atm)に100時間放置した後、この
成形品のテストピース1,1を互に反対方向に引っ張
り、接着力(kg)を測定した。
【0052】(ロ)Al配線腐食テスト Al配線(膜厚1μ、縦幅5μ)を施したSiチップを
14PIN DIPにマウントしたテストフレームを1
80℃、2分で成形封止し、180℃で4時間アフター
キュアを行なって成形品を得た。
【0053】Al配線腐食率I 上記の成形品をプレッシャークッカー(121℃,2.
1atm)に放置し、2000時間後の断線率(%)を
測定した。
【0054】Al配線腐食率II 上記の成形品を216℃の半田浴に10秒間浸漬後、プ
レッシャークッカー(121℃,2.1atm)に放置
し、1000時間後の断線率(%)を測定した。
【0055】(ハ)離型性テスト 外形14×20×1.4mmのQFPをトランスファー
成形機で連続成形し、1000ショット後に成形した際
の成形品の金型からの離れ易さによって離型性の良否を
判定した。
【0056】(ニ)捺印性テスト 上記と同じ1000ショット後の成形品を更に180
℃、4時間アフターキュアした成形物に捺印剤〔(株)
馬場印房社製のボンマークC,MARKEM7224,
7261〕で印字した後、捺印剤をキュアーし、MIL
−STD−883C(Notice−4,Method
2015−6 Resistance to solv
ents)法で試験し、捺印性を評価した。
【0057】
【表1】
【0058】表1より、本発明のエポキシ樹脂組成物を
使用すると、離型性、捺印性および接着性に優れた硬化
物を得られることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】接着性テストに使用するエポキシ樹脂組成物で
封止したテストピースの成形品の平面図である。
【図2】同断面図である。
【符号の説明】
1 テストピース 2 封止樹脂 3 成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 23/29 H01L 23/30 R 23/31 (72)発明者 藤村 嘉夫 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 化学工業株式会社 群馬事業所内 (72)発明者 塩原 利夫 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社 シリコーン電 子材料技術研究所内 (56)参考文献 特開 平2−279758(JP,A) 特開 昭63−248821(JP,A) 特開 平5−315472(JP,A) 特開 平4−331253(JP,A) 特開 平5−262961(JP,A) 特開 平3−66743(JP,A) 特開 平1−242656(JP,A) 特開 昭58−74743(JP,A) 特開 昭60−8312(JP,A) 特開 平6−228281(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 63/00 - 63/10 C08K 5/02 C08K 5/06 C08K 5/10 - 5/103 H01L 23/29

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ樹脂と硬化剤と無機質充填剤と
    を含有してなるエポキシ樹脂組成物において、ポリオキ
    シアルキレン、炭素数1〜40のポリフルオロアルキル
    基又はポリフルオロアルキルエーテル基を含有するフッ
    素含有化合物、並びにソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
    オキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
    ルビタン脂肪酸エステル及びアルキレングリコール脂肪
    酸エステルより選択される非イオン系界面活性剤から選
    ばれる相溶化剤と離型剤との溶融混合物を組成物全体の
    0.05〜5.0重量%配合したことを特徴とする半導
    体封止用エポキシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 離型剤がワックス類並びに脂肪酸及びそ
    の金属塩から選ばれる1種又は2種以上である請求項1
    記載の組成物。
  3. 【請求項3】 離型剤がワックス類である請求項2記載
    の組成物。
  4. 【請求項4】 更にシリコーン系ポリマーを配合した請
    求項1,2又は3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項記載の組
    成物の硬化物で封止された半導体装置。
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