JP3261574B2 - 非消耗型水冷ランス - Google Patents
非消耗型水冷ランスInfo
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
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- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
その他の金属溶解炉に於いて、原料となる適宜金属材料
の溶断、溶解、精錬等を行う際に使用される非消耗型水
冷ランスに関するものである。
於いて、原料となる適宜金属材料の溶断、溶解、精錬等
を行う際に使用される非消耗型水冷ランスにあっては、
例えば、酸素を吹込む酸素用ランスと、適宜粉体を吹込
む粉体用ランスとを並設して構成されている(例えば、
特開平7−145422号公報に記載されているような
電気炉の酸素及び粉体の吹込み装置)。そして、例え
ば、金属原料溶解炉操業に於いて、早期に作業を進める
場合は、金属原料溶解炉の炉体周囲や、操業口(除滓
口)等に、溶解補助エネルギーとしての酸素バーナー
(液体、気体または固体燃料を酸素により燃焼させる一
体型燃焼装置)を非消耗型水冷ランスとは別個に設置
し、原料の金属材料の早期加熱、赤熱化を実施してい
る。
ーによる原料の金属材料の加熱、赤熱化部分と、非消耗
型水冷ランスの酸素の吹込み部分とでズレが生じたりし
て、溶断、溶解効率が悪くなる虞れ等があった。また、
金属原料溶解炉内にあっては、溶融金属のスプラッシュ
(吹き飛び)が発生しており、次のような点に留意しな
ければならない。すなわち、非消耗型水冷ランスは先端
ノズル部が溶融金属のスプラッシュにより損傷を受ける
為、先端部の構造をできる限り単純化すること、製造及
びメンテナンスを容易にすること、燃料噴射装置の燃料
噴射口がスプラッシュにより詰まる虞れがあること、高
温の炉内に非消耗型水冷ランスを挿入し繰作する為、逆
火、爆発等の危険性があること、等である。
の如き課題等を達成できるようにし、更に、取扱いが簡
単で、より作業性の優れたものを提供できるよう創出さ
れたもので、請求項1の非消耗型水冷ランスにあって
は、電気炉や、その他の金属溶解炉に於いて、原料とな
る適宜金属材料の溶断、溶解、精錬等を行う際に使用さ
れ、酸素または酸素含有ガスを吹込む酸素吹込み管A
と、炭粉または石灰粉等を吹込む粉体吹込み管Bとを備
えた非消耗型水冷ランスであって、酸素吹込み管Aにホ
ルダーDを装着し、適宜燃料を吹込む燃料噴射管Cを前
記ホルダーDを介して酸素吹込み管Aに付設する手段を
採用した。
っては、燃料噴射管Cを、ホルダーDを介して酸素吹込
み管Aに着脱自在に付設する手段を採用した。
っては、燃料噴射管Cを、外管1と内管2とで構成し、
内管2先端からは、液体、或いは、気体の適宜燃料を噴
射できるよう構成し、内管2と外管1の間からは、噴出
された適宜燃料を囲繞するように圧縮空気を噴射できる
よう構成する手段を採用した。
あっては、燃料噴射管Cの外管1外周面部分を覆うよう
に冷却パイプ7を外装し、冷却パイプ7内に冷却水を循
環供給できるよう構成する手段を採用した。
明する。本発明の非消耗型水冷ランスは、電気炉や、そ
の他の金属溶解炉に於いて、原料となる適宜金属材料の
溶断、溶解、精錬等を行う際に使用されるもので、酸素
または酸素含有ガスを吹込む酸素吹込み管Aと、炭粉ま
たは石灰粉等を吹込む粉体吹込み管Bと、適宜燃料を吹
込む燃料噴射管Cとを備えたものである。しかも、燃料
噴射管Cは、酸素吹込み管Aに装着したホルダーDを介
して酸素吹込み管Aに付設されるように構成してある
(図1参照)。すなわち、燃料噴射管Cから、液体或い
は気体状の燃料と圧縮空気を噴出せしめ、燃料を燃焼さ
せると共に、酸素吹込み管Aから酸素または酸素含有ガ
スを噴出して、適宜金属材料を加熱、溶断、溶解を行
う。そして、適宜金属材料が溶解したところで(或い
は、溶解前から)、粉体吹込み管Bから炭粉または石灰
粉等を吹込んで、精錬を行えるようにしたものである。
燃料噴射管Cが、酸素吹込み管Aに着脱自在に付設でき
るようにホルダーDを構成する(図2参照)。すなわ
ち、燃料噴射管Cを簡単に取外せて、そのメンテナンス
等が簡単に行え、また、既存の非消耗型水冷ランスにホ
ルダーDを装着することで、燃料噴射管Cを容易に付設
できるように構成してある。
料噴射管Cを、外管1と内管2との二重管構造とし、内
管2先端からは、液体、或いは、気体の適宜燃料を噴射
できるよう構成し、内管2と外管1の間からは、噴出さ
れた適宜燃料を囲繞するように圧縮空気を噴射できるよ
う構成されている(図3参照)。すなわち、適宜燃料
は、圧縮空気と混合されて、燃焼されるように構成され
ている。
燃料噴射管Cの外管1外周面部分を覆うように冷却パイ
プ7を外装し、冷却パイプ7内に冷却水を循環供給でき
るよう構成されている(図4参照)。すなわち、燃料噴
射管Cを確実に冷却できるように構成してある。
供給口3を設け、外管1の基端がわに圧縮空気供給口4
を設け、内管2の先端がわに燃料噴射口5が設けられ、
外管1の先端がわに圧縮空気噴射口6が設けられてお
り、燃料噴射口5及び圧縮空気噴射口6部分は、ノズル
状に構成されており、燃料と圧縮空気とが適度に混合さ
れてその燃焼が促進されるように構成されている。ま
た、燃料が圧縮空気によって囲繞されるようになって、
溶融金属のスプラッシュで、燃料噴射口5等が塞がり難
くなるように配慮してある。尚、燃料供給口3部分や圧
縮空気供給口4部分には、燃料や圧縮空気の供給ホース
が接続される(図示せず)。
段)によって酸素吹込み管Aに所定間隔に固定され、燃
料噴射管Cを安定的に且つ容易に着脱できるように構成
されている。図示例にあっては、例えば、適宜金属線材
の先端がわ部分を環状、或いは、フック状に形成して、
燃料噴射管Cを支持できるように形成されている。尚、
先端がわのホルダーDを環状に形成し、その他のホルダ
ーDをフック状に形成したものでも良い。
て、基端がわに設けた冷却水注入口8から冷却水を供給
すると共に、基端がわに設けた冷却水排出口9から冷却
水を排出し、冷却水が冷却パイプ7内を循環して、燃料
噴射管Cを冷却できるように構成されている。尚、冷却
パイプ7は、燃料噴射管Cに固定したものであっても良
いし、着脱自在に装着できるようにしたものであっても
良い。
成、形状、寸法、酸素吹込み管Aの具体的構成、形状、
寸法、材質、粉体吹込み管Bの具体的構成、形状、寸
法、材質、配設位置、燃料噴射管Cの具体的構成、形
状、寸法、材質、配設位置、ホルダーDの具体的構成、
形状、寸法、材質、数、配設位置、外管1の具体的構
成、形状、寸法、材質、内管2の具体的構成、形状、寸
法、材質、燃料供給口3の具体的構成、形状、寸法、配
設位置、圧縮空気供給口4の具体的構成、形状、寸法、
材質、配設位置、燃料噴射口5の具体的構成、形状、寸
法、圧縮空気噴射口6の具体的構成、形状、寸法、冷却
パイプ7の具体的構成、形状、寸法、材質、冷却水注入
口8の具体的構成、形状、寸法、配設位置、冷却水排出
口9の具体的構成、形状、寸法、配設位置等は、図示例
のもの等に限定されることなく適宜自由に設定できるも
のである。
く構成されており、次に、その使用例について説明する
と、先ず、長尺点火治具の先端に可燃物を取付け、これ
に火をつけ種火とし、燃料噴射管Cから、液体或いは気
体状の燃料と圧縮空気を噴出せしめ、これを着火、燃焼
させる。そして、酸素吹込み管Aから酸素または酸素含
有ガスを噴出して、適宜金属材料を加熱、溶断、溶解を
行う。それから、適宜金属材料が溶解したところで(或
いは、溶解する前から)、粉体吹込み管Bから炭粉また
は石灰粉等を吹込んで、精錬を行う。このとき、安全の
ために燃料噴射管Cを酸素吹込み管Aから取外しておい
ても良い。
ンスは、電気炉や、その他の金属溶解炉に於いて、原料
となる適宜金属材料の溶断、溶解、精錬等を行う際に使
用され、酸素または酸素含有ガスを吹込む酸素吹込み管
Aと、炭粉または石灰粉等を吹込む粉体吹込み管Bとを
備えた非消耗型水冷ランスであって、酸素吹込み管Aに
ホルダーDを装着し、適宜燃料を吹込む燃料噴射管Cを
前記ホルダーDを介して酸素吹込み管Aに付設したの
で、燃料噴射管Cによって原料となる適宜金属材料の早
期加熱、溶断、溶解を実施できるようになり、金属原料
溶解炉操業に於いて、迅速に作業を進められるようにな
る。また、燃料噴射管Cによる適宜金属材料の加熱、赤
熱部分と、酸素吹込み管Aの酸素の吹込み部分とでズレ
が生じることがなく、溶断、溶解効率の優れた非消耗型
水冷ランスとなる。しかも、構成が簡素で、量産に適
し、低廉に提供でき、故障し難く、メンテナンスも容易
で、取扱い易いものとなる。すなわち、電気炉や、その
他の金属溶解炉に於いて、原料となる適宜金属材料の溶
断、溶解、精錬等を行う際に使用される非消耗型水冷ラ
ンスとして最適なものとなる。加えて、現状の夜間主体
操業に於いて、電気炉や、その他の金属溶解炉への通電
前から冷材原料の加熱、溶断、溶解ができるようにな
り、加熱、溶断、溶解の進行により、酸素バーナー等も
使用可能となる。しかして、1〜2連目のON−Tap
時間の短縮が図れ(例えば、従来は平均68分だったも
のが平均61分に短縮され)、各溶解の電力原単位低減
(例えば、2000KWH/ch減)が図れるようにな
った。
は、燃料噴射管Cを、ホルダーDを介して酸素吹込み管
Aに着脱自在に付設したので、燃料噴射管Cを簡単に取
外せて、そのメンテナンス等が簡単に行え、安全な使用
が可能となる。しかも、既存の非消耗型水冷ランスにホ
ルダーDを装着することで、燃料噴射管Cを容易に付設
できるようになる。すなわち、取扱いが簡単で、より作
業性の優れたものとなると共に、簡素な構成で、コスト
の低減も図れるようになる。
は、燃料噴射管Cを、外管1と内管2とで構成し、内管
2先端からは、液体、或いは、気体の適宜燃料を噴射で
きるよう構成し、内管2と外管1の間からは、噴出され
た適宜燃料を囲繞するように圧縮空気を噴射できるよう
構成したので、適宜燃料を圧縮空気と確実に混合でき、
燃焼し易くなる。しかも、燃料噴射管Cの先端部分の構
造を単純化でき、その製造及びメンテナンスが容易とな
り、溶融金属のスプラッシュによる損傷を受けたとして
も簡単に修復できるようになる。加えて、噴出された適
宜燃料を囲繞するように圧縮空気を噴射できるので、燃
料(燃料噴射口5)が圧縮空気によって囲繞されるよう
になって、溶融金属のスプラッシュで、燃料噴射口5等
が塞がり難くなる。ひいては、逆火、爆発等の虞れがな
くなり、安全性の高いものとなる。
スは、燃料噴射管Cの外管1外周面部分を覆うように冷
却パイプ7を外装し、冷却パイプ7内に冷却水を循環供
給できるよう構成したので、燃料噴射管Cを確実に冷却
できるようになり、燃料噴射管Cの耐久性が増すことが
できるようになる。しかも、燃料噴射管Cの冷却によっ
て、逆火、爆発等が起こり難くなり、安全性の優れたも
のとなる。
面図である。
面図である。
示する縦断側面図である。
を例示する縦断側面図である。
吹込み管 C 燃料噴射管 D ホル
ダー 1 外管 2 内管 3 燃料供給口 4 圧縮
空気供給口 5 燃料噴射口 6 圧縮
空気噴射口 7 冷却パイプ 8 冷却
水注入口 9 冷却水排出口
Claims (4)
- 【請求項1】 電気炉や、その他の金属溶解炉に於い
て、原料となる適宜金属材料の溶断、溶解、精錬等を行
う際に使用され、酸素または酸素含有ガスを吹込む酸素
吹込み管と、炭粉または石灰粉等を吹込む粉体吹込み管
とを備えた非消耗型水冷ランスであって、酸素吹込み管
にホルダーを装着し、適宜燃料を吹込む燃料噴射管を前
記ホルダーを介して酸素吹込み管に付設したことを特徴
とする非消耗型水冷ランス。 - 【請求項2】 燃料噴射管を、ホルダーを介して酸素吹
込み管に着脱自在に付設したことを特徴とする請求項1
記載の非消耗型水冷ランス。 - 【請求項3】 燃料噴射管を、外管と内管とで構成し、
内管先端からは、液体、或いは、気体の適宜燃料を噴射
できるよう構成し、内管2と外管1の間からは、噴出さ
れた適宜燃料を囲繞するように圧縮空気を噴射できるよ
う構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記
載の非消耗型水冷ランス。 - 【請求項4】 燃料噴射管の外管外周面部分を覆うよう
に冷却パイプを外装し、冷却パイプ内に冷却水を循環供
給できるよう構成したことを特徴とする請求項1または
請求項2または請求項3記載の非消耗型水冷ランス。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12954398A JP3261574B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 非消耗型水冷ランス |
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JP12954398A JP3261574B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 非消耗型水冷ランス |
Publications (2)
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JPH11304372A JPH11304372A (ja) | 1999-11-05 |
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Family
ID=15012126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12954398A Expired - Fee Related JP3261574B2 (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 非消耗型水冷ランス |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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JP7040667B2 (ja) | 2019-11-06 | 2022-03-23 | Jfeスチール株式会社 | 電気炉による溶鉄の製造方法 |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP12954398A patent/JP3261574B2/ja not_active Expired - Fee Related
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