JP3261052B2 - 金型構造 - Google Patents

金型構造

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JP3261052B2 JP32523896A JP32523896A JP3261052B2 JP 3261052 B2 JP3261052 B2 JP 3261052B2 JP 32523896 A JP32523896 A JP 32523896A JP 32523896 A JP32523896 A JP 32523896A JP 3261052 B2 JP3261052 B2 JP 3261052B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば樹脂材料を
射出成形する際に使用する金型構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】少量多種製品を金型成形する際、一般に
は製品の種類分の金型を用意するか、或いは型枠が共通
で製品部のみ取り替え可能なカセット式の金型を用意
し、それにより多種製品の成形に対応していた。この場
合、カセット式の金型を用いればコスト的に有利なもの
の、そのカセット取り替え時に生じる精度誤差や、取り
替え時間が必要になる等の問題があった。
【0003】そこで、多種製品の成形を1つの金型にて
行うための従来技術として、流路切替え式の金型構造が
提案されている(例えば特開平3−5115号公報や、
特開平4−301422号公報)。こうした従来技術に
ついて図9及び図10を用いて説明する。
【0004】図9において、金型51には3種類のキャ
ビティ「A」,「B」,「C」が各々2個ずつ対向位置
に形成されており、それらに接続されるランナ(流路)
52は中央の円筒孔53に連通している。円筒孔53に
は、円柱状をなしその上面に一字状の連通路54aが形
成されたランナ切替えピン54が配設されている。この
場合、ランナ切替えピン54が回動することにより、キ
ャビティ「A」,「B」,「C」のいずれかに例えば樹
脂材料が射出され、所望の樹脂成形品が成形されるよう
になっていた。
【0005】一方、図10は、上記金型51の縦断面を
示す図であり、上側プレート部55と下側プレート部5
6との間に左右一対のキャビティ(例えば図9のA)が
形成されている。上側プレート55部には図の上下方向
に延びる注入経路57が形成され、下側プレート部56
には上述したランナ切替えピン54が配設されている。
かかる場合、樹脂の注入後には、上側プレート部55と
下側プレート56部との合わせ面が開放され、樹脂成形
品が取り出される。この樹脂成形品はランナ52にて成
形されたランナ成形部と製品部とが一体化したものであ
り、このとき、ランナ成形部は製品部の側面に接続され
た状態となっている。そして、製品部よりランナ成形部
が切断除去されることで、所望の製品が得られるように
なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した金
型51は、上側及び下側の2つのプレート部55,56
を用い、その合わせ面を開いて製品を取り出すことか
ら、一般には「2プレートタイプ金型」と称されるが、
このタイプの金型では取り出される製品の側面(ランナ
52に相当する位置)にランナ成形部が接続されるた
め、例えばギヤ製品等、精密な成形部分を有する部品に
ついてはその成形に制約ができてしまう。そのため、近
年では、上記2プレートタイプ金型に対して「3プレー
トタイプ金型」と称される金型が採用されつつある。
【0007】この3プレートタイプ金型61は、図11
に示すように、それぞれに分離可能な第1プレート部6
2、第2プレート部63及び第3プレート部64を有し
ており、第2及び第3プレート部63,64の間に左右
一対のキャビティ(例えば図9のA)が形成されてい
る。第1プレート部62には例えば樹脂材料の注入口6
2aが形成され、第2プレート部63にはキャビティA
に連通する二股状のランナ63aが図の上下方向に形成
されている。
【0008】そして、こうした3プレートタイプ金型6
1では、図12(a)〜(c)に示すようにして樹脂製
品が成形される。つまり、先ずは図12(a)に示すよ
うに、第1プレート部62の注入口62a及び第2プレ
ート部63のランナ63aを介してキャビティAに樹脂
材料が射出される。その後、キャビティA内にて樹脂成
形品65が固化すると、図12(b)に示すように、第
1プレート部62が図の上方に持ち上げられ、樹脂成形
品65がランナ成形部66と製品部67とに分離され
る。なおこのとき、ランナ63aは先端側(図の下端
側)ほど細くなるようなテーパ状に形成されているた
め、ランナ成形部66と製品部67とは第1プレート部
62の持ち上げに際して切り離されるようになってい
る。
【0009】そしてその後、図12(c)に示すよう
に、第2プレート部63が図の上方に持ち上げられ、樹
脂の製品部67が金型61(第3プレート部64)から
取り出されるようになっている。3プレートタイプ金型
61では、こうした一連の工程により樹脂の射出成形が
実施される。
【0010】ところが、上記既存の3プレートタイプ金
型61では、一つの樹脂注入口62aに対して固有のキ
ャビティが接続されているため、一つの金型61により
成形される樹脂製品は単一種に限定される。従って、多
数種の製品を成形する際には、その都度、金型を交換し
なければななず、作業性が悪いという問題があった。ま
た、多数の金型を用意しなければならないため、その保
管も煩雑になるという問題があった。
【0011】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、3プレートタイ
プ金型を使用する場合において、例えば多数種の製品を
成形する必要があってもその作業性を向上させることが
できる金型構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明では、それぞれに分離可能な第
1プレート部、第2プレート部及び第3プレート部を有
し、一つの材料注入口に対して複数のキャビティが接続
され、且つ、各々のキャビティにはその配列方向に対し
て略直交方向に流路が連通されると共に前記第1及び第
2プレート部は前記流路方向に分離可能である金型構造
において、前記第1プレート部は、前記材料注入口を有
し、前記第2プレート部は、前記複数のキャビティに溶
融樹脂を注入すべく前記流路を切り替えると共に前記複
数のキャビティの一部を形成し、前記第3プレート部
は、前記複数のキャビティの一部を形成し、互いに異な
るキャビティに連通された前記流路を切り替えるための
可変ランナプレート部材を前記第2プレート部に設け、
前記可変ランナプレート部材を前記流路の形成方向に略
直交する方向に移動可能にしたことをその要旨としてい
る。
【0013】なお因みに、それぞれに分離可能な第1プ
レート部、第2プレート部及び第3プレート部を有し、
一つの材料注入口に対して複数のキャビティが接続さ
れ、且つ、各々のキャビティにはその配列方向に対して
略直交方向に流路が連通されると共に前記第1及び第2
プレート部は前記流路方向に分離可能である金型とは、
既述した3プレートタイプ金型のことを意味している。
つまり、第1プレート部とは、前記図11では第1プ
ート部62がそれに相当し、第2プレート部とは、前記
図11では第2プレート部63がそれに相当する。
【0014】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記可変ランナプレート部材はガイ
ド部に沿って直線運動可能に設けられている。請求項3
に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前
記可変ランナプレート部材はその一部が軸支され回動可
能に設けられている。
【0015】(作用) 請求項1に記載の発明によれば、可変ランナプレート部
材を移動させることにより、互いに異なるキャビティが
材料注入口に対して選択的に連通される。このとき、各
々のキャビティの配列方向に対し略直交方向に形成され
た流路を介して溶融樹脂がキャビティ内に流入されるた
め、例えばギヤ製品等、精密な成形部分を有する部品成
形時にもその成形が制約されることがない。そして、こ
うした3プレートタイプ金型を使用する場合には、例え
ば多数種の製品を成形する必要があってもその作業性が
向上する。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、可変ラン
ナプレート部材はガイド部に沿って直線運動し、これに
より互いに異なるキャビティが材料注入口に対して選択
的に連通されることになる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、可変ラン
ナプレート部材が回動することによって、互いに異なる
キャビティが材料注入口に対して選択的に連通されるこ
とになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施の形態を図面に従って説明する。図1は、3プレート
タイプ金型からなる本実施の形態の金型構造を示す正面
図及びその縦断面図である。なお、図1(a)は、同図
(b)の符号2の部材を取り外した状態で示す正面図と
なっている。
【0019】この図1に示すように、金型1は、その一
例として各々一対の三角柱状の第1キャビティA(A
1,A2)と、円柱状の第2キャビティB(B1,B
2)と、四角柱状の第3キャビティC(C1,C2)と
を有し、溶融樹脂の流路(ランナ)を可変とすることに
よって、上記3つのいずれかのキャビティA〜Cにて樹
脂成形品を成形するものである。
【0020】また、図1(b)の断面図に示すように、
金型1は大別して、溶融樹脂の注入口2a及び主流路2
bを有する第1プレート部2と、上記いずれかのキャビ
ティA〜Cに溶融樹脂を注入すべく流路を切り替えると
共にキャビティA〜Cの一部を形成する第2プレート部
3と、同じくキャビティA〜Cの一部を形成すると共に
図示しない台座に固定される第3プレート部4とを備え
る。第1,第2,第3プレート部2,3,4は、各々が
対向する接触面にて分離可能になっている
【0021】ここで、第2プレート部3には、前記第1
プレート2の主流路2bに平行な方向、すなわち前記各
キャビティA〜Cの配列方向に対して略直交方向に形成
された副流路3a,3b,3cが形成されており、これ
ら副流路3a〜3cはキャビティA〜Cに連通してい
る。副流路3a〜3cは、その先端(図の右端)が先細
になるようにテーパ状に形成されている。
【0022】また、第2プレート部3には、ガイド部と
してのガイド溝6に沿って図の上下方向に直線移動可能
な可変ランナプレート5が配設されている。この可変ラ
ンナプレート5には前記第1プレート部2の主流路2b
と前記3つの副流路3a〜3cとを択一的に連通させる
ための可変流路5a,5b,5cが形成されている。可
変流路5a〜5cにおいて、主流路2b又は副流路3a
〜3cに連通する部位にはそれぞれ、円空間からなるポ
ートが形成されている。なお、本実施の形態では、図1
に示す可変ランナプレート5の位置を初期位置として以
下の説明を行うものとする。
【0023】因みに、本実施の形態では、図示しないア
クチュエータの駆動により可変ランナプレート5がガイ
ド溝6に沿って上下動するように構成している。しか
し、この可変ランナプレート5の動作は必ずしも電動駆
動されるものである必要ななく、例えば作業者による手
作業にてその動作が実現されるものであってもよい。
【0024】次に、上記構成の金型1の作用を図2〜図
4を用いて説明する。先ず、第1キャビティA(A1,
A2)にて樹脂成形する場合について説明する。かかる
場合には、図2に示すように、可変ランナプレート5が
前記図1の初期位置から図の下方に移動し、第1プレー
ト部2の主流路2bが可変ランナプレート5の可変流路
5a及び副流路3aを介して第1キャビティAに連通す
る。そのため、第1プレート部2の注入口2aから射出
された溶融樹脂は上記経路を経由して第1キャビティA
内に充填される。そして、その充填樹脂が固化すると、
第1キャビティAの形状に則した樹脂成形品が出来上が
ることになる。このとき、成形品を取り出すには、先ず
第1プレート部2と第2プレート部3との間を開放す
る。すると、第2プレート部3内において、副流路3a
の先端部(キャビティAとの境界部)が先細になってい
るために当該箇所が切断され、成形品の成形部とランナ
部とが分離される。そしてそれに続いて、第2プレート
部3と第3プレート部4との間を開放すれば、所望形状
(キャビティA形状)の樹脂製品を取り出すことができ
る。
【0025】また、第2キャビティB(B1,B2)に
て樹脂成形する場合には、図3に示すように、可変ラン
ナプレート5が前記図1の初期位置にあり、第1プレー
ト部2の主流路2bが可変ランナプレート5の可変流路
5b及び副流路3bを介して第2キャビティBに連通す
る。そのため、第1プレート部2の注入口2aから射出
された溶融樹脂は上記経路を経由して第2キャビティB
内に充填される。そして、その充填樹脂が固化すると、
第2キャビティBの形状に則した樹脂成形品が出来上が
る。このとき、成形品を取り出す手順は既述した通りで
ある。
【0026】さらに、第3キャビティC(C1,C2)
にて樹脂成形する場合には、図4に示すように、可変ラ
ンナプレート5が前記図1の初期位置から図の上方向に
移動し、第1プレート部2の主流路2bが可変ランナプ
レート5の可変流路5c及び副流路3cを介して第3キ
ャビティCに連通する。そのため、第1プレート部2の
注入口2aから射出された溶融樹脂は上記経路を経由し
て第3キャビティC内に充填される。そして、その充填
樹脂が固化すると、第3キャビティCの形状に則した樹
脂成形品が出来上がる。このとき、成形品を取り出す手
順は既述した通りである。
【0027】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。 (a)本実施の形態では、3プレートタイプ金型を使用
する場合において、多数種の製品を成形する必要があっ
てもその作業性を向上させることができる。この場合、
例えばギヤ製品等、精密な成形部分を有する部品成形時
において特に有効に活用できる。
【0028】(b)また、可変ランナプレート5をガイ
ド溝6に沿って直線運動させるようにし、これによりキ
ャビティA〜Cを注入口2aに対して選択的に連通させ
るようにした。この場合、可変ランナプレート5の可変
動作が簡便に実現できる。なお、この機構を採用して
も、問題となるような金型1の大型化を招くことはな
い。
【0029】(c)また、一つの金型に複数種(本実施
の形態では、3種)の樹脂製品を製造する機能を持たせ
ることができたため、必要とされる金型数が大幅に削減
でき、金型の保全管理も簡素化できることになる。
【0030】(d)樹脂成形品のランナ部と製品部との
比率を従来構造と比較した場合、本実施の形態の構成に
よれば、製品部の比率を大きくすることができ、材料の
浪費を抑制することができる。
【0031】なお、本発明は、上記実施の形態の他に次
の形態にて実現できる。 (1)本発明における金型構造は、図5〜図8に示す形
態でも具体化できる。先ず図5に示す金型11では、円
板形状の可変ランナプレート12が支軸部13を中心に
回動可能に支持されている。同一形状を有する各々一対
の第1,第2,第3キャビティA(A1,A2),B
(B1,B2),C(C1,C2)は、支軸部13を中
心にして180°対称位置に設けられている。可変ラン
ナプレート12には支軸部13を通るようにして直線形
状の可変流路12aが設けられ、自身が図の時計回り方
向或いは反時計回り方向に回動することにより可変流路
12aがいずれかのキャビティA〜Cに連通されるよう
になっている。なお、ここでは図示を省略するが、本金
型11を側面方向から見れば、上記実施の形態の図1〜
図4のように、第1及び第2プレート部2,3を有し、
その第1及び第2プレート部2,3にはキャビティA〜
Cの配列方向に直交する方向(図5の紙面に直交する方
向)に延びる流路が形成されている。
【0032】また、図6に示す金型21では、円板形状
の可変ランナプレート22が支軸部23を中心に回動可
能に支持されている。同一形状を有する各々一対の第
1,第2,第3キャビティA(A1,A2),B(B
1,B2),C(C1,C2)は、隣接位置に並設され
ている。可変ランナプレート22には支軸部23より延
びるT字状の可変流路22aが設けられ、自身が図の時
計回り方向或いは反時計回り方向に回動することにより
可変流路22aがいずれかのキャビティA〜Cに連通さ
れるようになっている。なお、ここでは図示を省略する
が、本金型21を側面方向から見れば、上記実施の形態
の図1〜図4のように、第1及び第2プレート部2,3
有し、その第1及び第2プレート部2,3にはキャビ
ティA〜Cの配列方向に直交する方向(図6の紙面に直
交する方向)に延びる流路が形成されている。
【0033】また、図7に示す金型31では、扇形状の
可変ランナプレート32が支軸部33を中心に回動可能
に支持されている。同一形状を有する各々一対の第1,
第2,第3キャビティA(A1,A2),B(B1,B
2),C(C1,C2)は、隣接位置に並設されてい
る。可変ランナプレート32には3つの可変流路32
a,32b,32cが設けられ、自身が図の時計回り方
向或いは反時計回り方向に回動することにより可変流路
32aがキャビティAに、可変流路32bがキャビティ
Bに、可変流路32cがキャビティCに連通されるよう
になっている。なお、ここでは図示を省略するが、本金
型31を側面方向から見れば、上記実施の形態の図1〜
図4のように、第1及び第2プレート部2,3を有し、
その第1及び第2プレート部2,3にはキャビティA〜
Cの配列方向に直交する方向(図7の紙面に直交する方
向)に延びる流路が形成されている。
【0034】上記のように図5〜図7に示すような回転
式の可変ランナプレート12,22,32を用いた場
合、当該プレート12,22,32を回動移動させる際
において、その移動に要する負荷が軽減できるようにな
る。
【0035】さらに、図8に示す金型41では、上記第
1の実施の形態と同様に、図の上下方向に移動可能な可
変ランナプレート42が設けられている。縦方向2列に
3個ずつ設けられたキャビティD1〜D6は、いずれも
同一の円形状をなしている。可変ランナプレート42に
は3つの可変流路42a,42b,42cが設けられて
おり、このうち、 ・可変流路42aは6個全てのキャビティD1〜D6に
連通するもの、 ・可変流路42bは2個のキャビティD3,D4に連通
するもの、 ・可変流路42cは4個のキャビティD3〜D6に連通
するもの、 となっている。なお、ここでも図示を省略するが、本金
型41を側面方向から見れば、上記実施の形態の図1〜
図4のように、第1及び第2プレート部2,3を有し、
その第1及び第2プレート部2,3にはキャビティA〜
Cの配列方向に直交する方向(図8の紙面に直交する方
向)に延びる流路が形成されている。この図8の構成に
よれば、製造ロット数に応じて、可変ランナプレート4
2を移動させることにより、必要量の製品が効率的に成
形できることになる。
【0036】以上、図5〜図8のいずれの形態において
も、上記図1の構成の金型1と同様の効果が得られ、本
発明の目的が達せられる。 (2)上記第1の実施の形態で記載した金型1では、可
変ランナプレート5が図の上下方向にのみ移動可能とな
っていたが、例えば上下左右のいずれにも移動可能とし
てもよい。このとき、金型に設けられる複数種のキャビ
ティを4種類以上としてもよい。また、同一種のキャビ
ティ数を任意に変更することも可能である。
【0037】(3)上記各形態にて具体化された3プレ
ートタイプ金型を、樹脂材料以外の材料(例えば、A
l,Mg等の金属材料)を成形する際に使用するように
してもよい。
【0038】特許請求の範囲の各請求項に記載されない
ものであって、上記実施の形態から把握できる技術的思
想について以下にその効果と共に記載する。 (イ)請求項1に記載した金型構造において、前記可変
ランナプレート部材は、前記材料注入口に連通される前
記キャビティの数を可変とするものである金型構造。こ
の場合、製造ロット数に応じて、その時々に使用される
キャビティ数を変更すれば、必要量の製品が効率的に成
形できることになる。この思想は、前記図8に示す形態
にて具体化されている。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、3プレートタイプ金型を使用する場合にお
いて、例えば多数種の製品を成形する必要があってもそ
の作業性を向上させることができる。
【0040】請求項2又は請求項3に記載の発明によれ
ば、簡易な構成により可変ランナプレート部材を移動さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態における金型構造を示す図。
【図2】樹脂成形品の製造過程を説明するための図。
【図3】同じく、樹脂成形品の製造過程を説明するため
の図。
【図4】同じく、樹脂成形品の製造過程を説明するため
の図。
【図5】他の実施の形態における金型構造を示す図。
【図6】他の実施の形態における金型構造を示す図。
【図7】他の実施の形態における金型構造を示す図。
【図8】他の実施の形態における金型構造を示す図。
【図9】従来技術において、2プレートタイプ金型の構
造を説明するための図。
【図10】従来技術において、2プレートタイプ金型の
構造を説明するための図。
【図11】従来技術において、3プレートタイプ金型の
構造を説明するための図。
【図12】従来技術において、3プレートタイプ金型に
よる樹脂成形工程を説明するための図。
【符号の説明】
1,11,21,31,41…金型、2…第1プレート
部、2a…注入口(材料注入口)、3…第2プレート
部、4…第3プレート部、5,12,22,32,42
…可変ランナプレート、6…ガイド部としてのガイド
溝、13,23,33…支軸部、A(A1,A2)…第
1キャビティ、B(B1,B2)…第2キャビティ、C
(C1,C2)…第3キャビティ、D1〜D6…キャビ
ティ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/74

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれに分離可能な第1プレート部、第
    2プレート部及び第3プレート部を有し、一つの材料注
    入口に対して複数のキャビティが接続され、且つ、各々
    のキャビティにはその配列方向に対して略直交方向に流
    路が連通されると共に前記第1及び第2プレート部は前
    流路方向に分離可能である金型構造において、前記第1プレート部は、前記材料注入口を有し、前記第
    2プレート部は、前記複数のキャビティに溶融樹脂を注
    入すべく前記流路を切り替えると共に前記複数のキャビ
    ティの一部を形成し、前記第3プレート部は、前記複数
    のキャビティの一部を形成し、 互いに異なるキャビティに連通された前記流路を切り替
    えるための可変ランナプレート部材を前記第2プレート
    部に設け、前記可変ランナプレート部材を前記流路の形
    成方向に略直交する方向に移動可能にしたことを特徴と
    する金型構造。
  2. 【請求項2】前記可変ランナプレート部材はガイド部に
    沿って直線運動可能に設けられている請求項1に記載の
    金型構造。
  3. 【請求項3】前記可変ランナプレート部材はその一部が
    軸支され回動可能に設けられている請求項1に記載の金
    型構造。
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