JP3260662B2 - 論理シミュレーション方法 - Google Patents

論理シミュレーション方法

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JP3260662B2
JP3260662B2 JP16972497A JP16972497A JP3260662B2 JP 3260662 B2 JP3260662 B2 JP 3260662B2 JP 16972497 A JP16972497 A JP 16972497A JP 16972497 A JP16972497 A JP 16972497A JP 3260662 B2 JP3260662 B2 JP 3260662B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理シミュレーシ
ョン方法に関し、特にタイミングチェックを行う論理シ
ミュレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】設計した論理回路が期待通りの動作を行
うか否かを論理シミュレータを用い、論理シミュレーシ
ョンすることにより検証を行っている。その際に論理チ
ェック以外に、回路で使用している各セルの入力タイミ
ングにエラーがあるか否かをチェックしている。
【0003】従来の論理シミュレーション時に行うタイ
ミングチェック方法について、図8および図9を用いて
説明する。図8は、タイミングチェック方法を示すフロ
ーチャートである。
【0004】図9は、従来の論理シミュレーションのタ
イミングチェックフローにより、一例としてリセット端
子付きデータフリップフロツプの論理シミュレーション
を実行した場合の、リリースタイミングチェックの動作
を示すタイミングチャートである。
【0005】タイミングチャート時刻t1においてリセ
ット端子の入力変化が発生するため、ステップ1にてタ
イミングチェック対象端子変化が観測されたことにな
り、ステップ2に進む。
【0006】次に、タイミングチャート時刻t2におい
てクロック端子に対し入力変化が発生するためステップ
2においてタイミングチェック基準端子変化が観測され
たことになり、ステップ3に進む。
【0007】タイミングチャート時刻t2におけるタイ
ミングチェックでは、時刻t2、t1における時間差が
タイミングチャート内releaseに示すタイミング
スペックを満足しており、ステップ3においてタイミン
グエラーを発生させず、タイミングチェック処理を終了
する。
【0008】次に、タイミングチャート時刻t3におい
て開始するタイミングチェック動作の説明を行う。タイ
ミングチャート時刻t3においてリセット端子の入力変
化が発生するため、ステップ1にてタイミングチェック
対象端子の入力変化が観測されることになり、ステップ
2に進む。
【0009】次に、タイミングチャート時刻t4におい
てクロック端子に対し変化が発生しているため、ステッ
プ2にてタイミングチェック基準端子の入力変化が観測
されることになり、ステップ3に進む。
【0010】タイミングチャート時刻t4においてのタ
イミングチェックでは、時刻t4、t3における時間差
がタイミングチャート内releaseに示すタイミン
グスペックを満足をしていないためステップ4に進む。
ステップ4においては、タイミングエラーとして出力を
行い、タイミングチェック処理を終了する。
【0011】最後に、タイミングチャート時刻t5にお
いて開始するタイミングチェック動作の説明を行う。タ
イミングチャート時刻t5においてリセット端子の入力
変化が発生するため、ステップ1にてタイミングチェッ
ク対象端子の入力変化が観測されることになり、ステッ
プ2に進む。
【0012】次に、タイミングチャート時刻t6におい
てクロック端子に対し変化が発生しているため、ステッ
プ2にてタイミングチェック基準端子の入力変化が観測
されることになり、ステップ3に進む。
【0013】タイミングチャート時刻t6においてのタ
イミングチェックでは、時刻t6、t5における時間差
がタイミングチャート内releaseに示すタイミン
グスペックを満足をしていないためステップ4に進む。
ステップ4においては、タイミングエラーとして出力を
行い、タイミングチェック処理を終了する。
【0014】従来の論理シミュレーションのタイミング
チェック方法においては、論理シミュレータにおいて、
当該セルのタイミングチェック対象の入力端子間の変化
時間差、および変化状態より、タイミングエラーの有無
を判定するため、入力端子の変化が出力値に変化をおよ
ぼさない場合についても、エラーを検出してしまう。
【0015】このため疑似エラーの発生を抑えることが
不可能であった。従来の論理シミュレーション方法にお
いては、論理シミュレータを実行する際に必要とされる
当該セルのシミュレーション動作記述モデル(以降シミ
ュレーションモデルと略す)について図10に示す出力
変化を想定した入力端子条件記述を行い、タイミングチ
ェック実行の条件を絞ることにより、疑似エラーの発生
を防いでいる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の論理シ
ミュレーション方法には、シミュレーションモデル作成
時のタイミング記述に多大な時間を要するという問題が
あった。即ち、各セルのシミュレーションモデル毎に、
タイミングチェックの実行条件を記述する必要があり、
タイミングチェックの実行条件は、各セル毎に異なる。
よって、シミュレーションモデル作成の際に当該セルの
論理動作を基にタイミングチェックの実行条件を抽出
し、決定した条件をシミュレーションモデルに定義しな
ければならない。これらの定義は現状では人手で行わな
ければならず、多大な時間を要するという問題があっ
た。
【0017】また、従来の論理シミュレーション方法で
は、セルの動作が複雑になればなるほどタイミング実行
条件も複雑になり、また、条件定義のために、条件設定
のため論理をシミュレーションモデル内に構成しなけれ
ばならない場合もあるため、シミュレーションモデルの
ファイルサイズが増大するという問題があった。
【0018】さらに、従来の論理シミュレーション方法
では、タイミングチェックの実行条件の記述を人手で行
う必要があるため、シミュレーションモデルにミスを作
り込む可能性があった。
【0019】本発明の目的は、シミュレーションモデル
作成の容易化、シミュレーションモデルのファイルサイ
ズ軽減、ミスを作り込む可能性のある工程を削除できる
論理シミュレーション方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイミングチ
ェックを行う論理シミュレーション方法において、タイ
ミングエラーが検出された場合にセルの出力論理値が変
化したか否かを判定するステップを有し、出力論理値に
変化があった場合のみ、前記セルのタイミグエラーとし
て検出することを特徴とする。
【0021】また本発明は、タイミングチェックを行う
論理シミュレーション方法において、タイミングエラー
が検出された場合に入力端子の変化前の論理値を用いた
セルの出力論理値と入力端子の変化後の論理値を用いた
セルの出力論理値とを比較するステップを有し、比較結
果が異なる場合に前記セルのタイミングエラーとして検
出することを特徴とする。
【0022】本発明は、セルの出力値をタイミングエラ
ーの判定条件に用いることにより、従来必要であつた、
シミュレーションモデルのタイミング条件の記述を不要
にすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図1および図5を参照して説明する。
【0024】第1の実施の形態は、タイミングチェック
対象端子により出力論理値が確定する場合のタイミング
チェックフローを示しており、図1は、本発明の論理シ
ミュレーション方法の第1の実施の形態を示すフローチ
ャートである。図5に示したセルは、データ端子D、ク
ロック端子C、出力端子Qを有し、データ端子D、クロ
ック端子C間には図5に示したタイミングスペックが存
在する。
【0025】図1のステップ1においては、タイミング
チェック対象端子の変化を観測する。図5に示すセルに
おいては、データ端子Dの変化を観測することになる。
ステップ1においてタイミングチェック対象端子の変化
が観測された場合、ステップ2に進む。ステップ2にお
いては、タイミングチェック基準端子の変化を観測す
る。図5に示すセルにおいては、クロック端子Cの変化
を観測することになる。ステップ2においてタイミング
チェック基準端子の変化が観測された場合、ステップ3
へ進み、タイミングチェックを行う。まず、データ端子
D、クロック端子Cの変化時間差を検出する。変化時間
差が、タイミング制約値に満たない場合、ステップ4へ
進む。タイミングスペックを満たしている場合、タイミ
ングエラー無しと判定し、タイミングチェック処理を終
了する。
【0026】ステップ4では、タイミングチェック基準
端子の変化時刻直後のデータ端子D、クロック端子Cの
値を用いて、当該セルについて論理演算を行い、当該セ
ルの出力論理値を決定する。続いて、ステップ5におい
ては、演算された出力論理値を論理値格納テーブルに格
納する。ステップ6においては、論理値記憶テーブルに
格納されている出力論理値と、タイミングチェック基準
端子の変化時刻の出力論理値の比較を行う。両者の値が
一致した場合は、データ端子D、クロック端子C間のタ
イミングエラーは、出力端子Qの論理に影響を与えない
ので、タイミングエラーとして検出しない。両者の値が
一致しない場合は、出力端子Qの論理に影響をあたえる
ので、タイミングエラーとして検出する。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態について
図3および図5を参照して説明する。
【0028】第2の実施の形態は、タイミングチェック
対象端子により、出力論理値が確定しない場合のタイミ
ングチェックフローを示しており、図3は、本発明の論
理シミュレーション方法の第2の実施の形態を示すフロ
ーチャートである。図5に示したセルは、データ端子
D、クロック端子C、出力端子Qを有し、データ端子
D、クロック端子C間には図5に示したタイミングスペ
ックが存在する。
【0029】図3のステップ1においては、タイミング
チェック対象端子の変化を観測する。図5に示すセルに
おいては、データ端子Dの変化を観測することになる。
ステップ1においてタイミングチェック対象端子の変化
が観測された場合、ステップ2に進む。ステップ2にお
いては、タイミングチェック基準端子の変化を観測す
る。図5に示すセルにおいては、クロック端子Cの変化
を観測することになる。ステップ2においてタイミング
チェック基準端子の変化が観測された場合、ステップ3
へ進み、タイミングチェックを行う。まず、データ端子
D、クロック端子Cの変化時間差を検出する。変化時間
差が、タイミング制約値に満たない場合、ステップ4へ
進む。タイミングスペックを満たしている場合、タイミ
ングエラー無しと判定し、タイミングチェック処理を終
了する。
【0030】ステップ4では、タイミングチェック対象
端子の変化時刻における、タイミングチェック対象端子
の変化前の論理値を用いて論理演算を行う。ステップ5
においては、ステップ4において計算した出力論理値を
論理値格納テーブルに格納する。ステップ6において
は、タイミングチェック基準端子の変化時刻の値を用い
て、当該セルについて論理演算を行う。ステップ7にお
いては、ステップ6において計算した出力論理値を論理
値格納テーブルに格納する。ステップ8においては、ス
テップ5において論理値記憶テーブルに格納されている
出力論理値と、ステップ7において論理値格納テーブル
に格納されている出力論理値の比較を行う。
【0031】両者の値が一致した場合は、データ端子
D、クロック端子C間のタイミングエラーは、出力端子
Qの論理に影響を与えないので、タイミングエラーとし
て検出しない。両者の値が、一致しない場合は出力端子
Qの論理に影響を与えるのでタイミングエラーとして検
出する。
【0032】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例を図1、図2、
図6を参照して詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明の論理シミュレーション方
法のタイミングチェック手法を示すフローチャートの一
例である。本発明の論理シミュレーション方法を用いて
図6に示すリセット端子付きデータフリップフロツプの
リリース端子−クロック端子間のリリースタイミングチ
ェック動作説明を行う。
【0034】図6に示すリセット端子付きデータフリッ
プフロツプは、データ端子D、クロック端子C、リセッ
ト端子R、出力端子Qを有する。本リリースタイミング
チェックにおいては、リセット端子Rがタイミングチェ
ック対象端子であり、クロック端子Cが、タイミングチ
ェック基準端子である。図2は、本発明の論理シミュレ
ーション方法によりシミュレーションを実行したリセッ
ト端子付きデータフリップフロップのリリースタイミン
グチェックの動作を表すタイミングチャートである。
【0035】まず、タイミングチャート時刻t1により
開始するタイミングチェック動作の説明を行う。タイミ
ングチャート時刻t1においてリセット端子Rの入力変
化が発生するため、ステップ1にてタイミングチェック
対象端子の入力変化が観測されたことになり、ステップ
2に進む。
【0036】次に、タイミングチャート時刻t2におい
てクロック端子Cに対し入力変化が発生するためステッ
プ2においてタイミングチェック基準端子変化が観測さ
れたことになり、ステップ3に進む。
【0037】タイミングチャート時刻t2におけるタイ
ミングチェックでは、時刻t2、t1における時間差が
タイミングチャート内releaseに示すタイミング
スペックを満足しており、ステップ3においてタイミン
グエラーを発生させず、タイミングチェック処理を終了
する。
【0038】次に、タイミングチャート時刻t3におい
て開始するタイミングチェック動作の説明を行う。タイ
ミングチャート時刻t3においてリセット端子Rの入力
変化が発生するため、ステップ1にてタイミングチェッ
ク対象端子の入力変化が観測されることになり、ステッ
プ2に進む。
【0039】次に、タイミングチャート時刻t4におい
てクロック端子Cに対し入力変化が発生するため、ステ
ップ2においてタイミングチェック基準端子変化が観測
されたことになり、ステップ3に進む。
【0040】タイミングチャート時刻t4においてのタ
イミングチェックでは、時刻t4、t3における時間差
がタイミングチャート内releaseに示すタイミン
グスペックを満足をしていないためステップ4に進む。
【0041】ステップ4においては、タイミングチャー
ト時刻t4における入力端子条件、データ端子D=0、
クロック端子C=1、リセット端子R=0においての論
理演算を行う。ステップ5においては、ステップ4にお
いて計算された論理値=0を論理値記憶テーブルに格納
し、ステップ6に進む。
【0042】ステップ6においては、前記論理値格納テ
ーブルに格納されている論理値とタイミングチャート時
刻t4における出力端子の論理値との比較を行う。
【0043】タイミングチャート時刻t4における出力
端子の論理値=0であり、かつ前記ステップ4において
論理値記憶テーブル記憶されている論理値=0の比較を
行う。
【0044】この結果、等しい論理値であるため、時刻
t4におけるタイミングエラーにおいては出力に影響を
及ぼさないタイミングエラーと判断を行い、タイミング
チェック処理を終了する。
【0045】最後に、タイミングチャート時刻t5にお
いて開始するタイミングチェック動作の説明を行う。タ
イミングチャート時刻t5においてリセット端子Rの入
力変化が発生するため、ステップ1にてタイミングチェ
ック対象端子の入力変化が観測されることになり、ステ
ップ2に進む。
【0046】次に、タイミングチャート時刻t6におい
てクロック端子Cに対し変化が発生しているため、ステ
ップ2においてタイミングチェック基準端子変化が観測
されたことになり、ステップ3に進む。
【0047】タイミングチャート時刻t6においてのタ
イミングチェックでは、時刻t6、t5における時間差
がタイミングチャート内releaseに示すタイミン
グスペックを満足をしていないためステップ4に進む。
【0048】ステップ4においては、タイミングチャー
ト時刻t6における入力端子条件、データ端子D=1、
クロック端子C=1、リセット端子R=0においての論
理演算を行う。ステップ5においては、ステップ4にお
いて計算された論理値=1を論理値記憶テーブルに格納
し、ステップ6に進む。
【0049】ステップ5においては、前記論理値格納テ
ーブルに格納されている論理値とタイミングチャート時
刻t6における出力端子の論理値との比較を行う。
【0050】タイミングチャート時刻t6における出力
端子の論理値=0であり、かつ前記ステップ4において
論理値記憶テーブル記憶されている論理値=1の比較を
行う。この結果、論理値が等しくないためステップ7に
進む。
【0051】ステップ7においては、時刻t5における
タイミングエラーにおいては出力に影響を及ぼすタイミ
ングエラーと判断し、タイミングエラーとして出力を行
い、タイミングチェック処理を終了する。
【0052】次に、本発明の第2の実施例を図3、図
4、図7を参照して詳細に説明する。
【0053】図3は、本発明の論理シミュレーション方
法のタイミングチェック手法を示すフローチャートの一
例である。本発明の論理シミュレーション方法を用いて
図7に示すセレクタ端子付きデータフリップフロツプの
セレクタ端子−クロック端子間のセットアップタイミン
グチェック動作説明を行う。
【0054】図7に示すセレクタ端子付きデータフリッ
プフロツプは、データ1端子D1、データ2端子D2、
クロック端子C、セレクタ端子Sを有し、本セレクタ端
子付きデータフリップフロツプは、セレクタ端子Sに1
が入力された場合、データ1端子を選択し、セレクタ端
子に0が入力された場合、データ2端子を選択するもの
とする。本セットアップタイミングチェックにおいて
は、セレクタ端子Sがタイミングチェック対象端子であ
り、クロック端子Cが、タイミングチェック基準端子で
ある。
【0055】図4は、本発明の論理シミュレーション方
法によりシミュレーションを実行したセレクタ端子付き
データフリップフロップのセットアップタイミングチェ
ックの動作を表すタイミングチャートである。
【0056】まず、タイミングチャート時刻t1により
開始するタイミングチェック動作の説明を行う。タイミ
ングチャート時刻t1においてセレクタ端子Sの入力変
化が発生するため、ステップ1にてタイミングチェック
対象端子変化が観測されたことになり、ステップ2に進
む。
【0057】次に、タイミングチャート時刻t2におい
てクロック端子Cに対し入力変化が発生するため、ステ
ップ2においてタイミングチェック基準端子変化が観測
されたことになり、ステップ3に進む。
【0058】タイミングチャート時刻t2におけるタイ
ミングチェックでは、時刻t2、t1における時間差が
タイミングチャート内setupに示すタイミングスペ
ックを満足しており、ステップ3においてタイミングエ
ラーを発生させずタイミングチェック処理を終了する。
【0059】次に、タイミングチャート時刻t3におい
て開始するタイミングチェック動作の説明を行う。タイ
ミングチャート時刻t3においてセレクタ端子Sの入力
変化が発生するため、ステップ1にてタイミングチェッ
ク対象端子の入力変化が観測されることになり、ステッ
プ2に進む。
【0060】次に、タイミングチャート時刻t4におい
てクロック端子Cに対し変化が発生しているためステッ
プ2においてタイミングチェック基準端子変化が観測さ
れたことになり、ステップ3に進む。
【0061】タイミングチャート時刻t4においてのタ
イミングチェックでは、時刻t4、t3における時間差
がタイミングチャート内setupに示すタイミングス
ペックを満足をしていないためステップ4に進む。
【0062】ステップ4においては、タイミングチャー
ト時刻t3における入力端子条件、データ1端子D1=
0、データ2端子D2=0、クロック端子C=1、セレ
クタ端子S=1においての論理演算を行う。ステップ5
においては、計算された論理値=0を論理値記憶テーブ
ルに格納し、ステップ6に進む。
【0063】ステップ6においては、タイミングチャー
ト時刻t4における入力端子条件、データ1端子D1=
0、データ2端子D2=0、クロック端子C=1、セレ
クタ端子S=0においての論理演算を行う。ステップ7
においては、計算された論理値=0を論理値記憶テーブ
ルに格納し、ステップ8に進む。
【0064】ステップ8においては、ステップ5におい
て論理値格納テーブルに格納されている論理値とステッ
プ7において論理値格納テーブルに格納されている論理
値との比較を行う。
【0065】ステップ5において論理値格納テーブルに
格納されている出力端子の論理値=0と、ステップ7に
おいて論理値記憶テーブル記憶されている論理値=0と
の比較を行う。
【0066】この結果、等しい論理値であるためt4に
おけるタイミングエラーにおいては出力に影響を及ぼさ
ないタイミングエラーと判断を行い、タイミングチェッ
ク処理を終了する。
【0067】最後に、タイミングチャート時刻t5にお
いて開始するタイミングチェック動作の説明を行う。タ
イミングチャート時刻t5においてセレクタ端子Sの入
力変化が発生するため、ステップ1にてタイミングチェ
ック対象端子の入力変化が観測されることになり、ステ
ップ2に進む。
【0068】次に、タイミングチャート時刻t6におい
てクロック端子Cに対し変化が発生しているため、ステ
ップ2においてタイミングチェック基準端子変化が観測
されたことになり、ステップ3に進む。
【0069】タイミングチャート時刻t6においてのタ
イミングチェックでは、時刻t6、t5における時間差
がタイミングチャート内setupに示すタイミングス
ペックを満足をしていないためステップ4に進む。
【0070】ステップ4においては、タイミングチャー
ト時刻t5における入力端子条件、データ1端子D1=
1、データ2端子D2=0、クロック端子C=1、セレ
クタ端子S=1においての論理演算を行う。ステップ5
においては、ステップ4において計算された論理値=1
を論理値記憶テーブルに格納し、ステップ6に進む。
【0071】ステップ6においては、タイミングチャー
ト時刻t6における入力端子条件、データ1端子D1=
0、データ2端子D2=0、クロック端子C=1、セレ
クタ端子S=0においての論理演算を行う。ステップ7
においては、ステップ6において計算された論理値=0
を論理値記憶テーブルに格納し、ステップ8に進む。
【0072】ステップ8においては、ステップ5におい
て論理値格納テーブルに格納されている論理値と、ステ
ッ7において論理値格納テーブルに格納されている論理
値との比較を行う。
【0073】ステップ5において論理値格納テーブルに
格納されている出力端子の論理値=0と、ステップ7に
おいて論理値記憶テーブル記憶されている論理値=1と
の比較を行う。この結果、等しくない論理値であるため
ステップ9に進む。
【0074】この結果時刻t6におけるタイミングエラ
ーにおいては出力に影響を及ぼすタイミングエラーと判
断し、タイミングエラーとして出力を行い、タイミング
チェック処理を終了する。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シミュレ
ーションモデルにタイミングチェック条件を定義する必
要がなくなるので、タイミングチェック実行条件を検討
する時間、およびシミュレーションモデルに記述する時
間を0時間にできるため、1セル当たりのシミュレーシ
ョンモデルの作成時間を1/2にできる。
【0076】また本発明は、シミュレーションモデルに
タイミングチェック実行条件を記述する必要がなくなる
ため、1セル当たりのシミュレーションモデルのファイ
ルサイズを1/2にできる。
【0077】さらに本発明は、シミュレーションモデル
にタイミングチェック実行条件を記述する必要がなくな
るため、シミュレーションモデルタイミングチェック実
行条件記述時にミスを作り込む可能性がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の第1の実施の形態および第1の実施例を
示すのフローチャートである。
【図2】発明の第1の実施例を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図3】発明の第2の実施の形態および第2の実施例を
示すのフローチャートである。
【図4】発明の第2の実施例を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図5】発明の実施の形態を説明するためのセル仕様で
ある。
【図6】リセット端子付きデータフリップフロツプの仕
様である。
【図7】セレクタ端子付きデータフリップフロツプの仕
様である。
【図8】従来のタイミングチェック方法を示すフローチ
ャートである。
【図9】従来のタイミングチェック方法を示すタイミン
グチャートである。
【図10】タイミングチェック条件を記述したシミュレ
ーションモデルである。
【符号の説明】
t1〜t8 端子が変化した時刻
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−110071(JP,A) 特開 平7−167925(JP,A) 特開 平8−221465(JP,A) 特開 平3−257586(JP,A) 特開 平5−250434(JP,A) 特開 平8−194739(JP,A) 特公 平7−60169(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 G06F 17/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイミングチェック対象端子の変化を観測
    するステップと、前記タイミングチェック対象端子に変
    化があった場合にタイミング基準端子の変化を観測する
    ステップと、前記タイミングチェック対象端子に変化が
    あった場合に前記タイミングチェック基準端子の前記観
    測した結果に対する前記タイミングチェック対象端子の
    前記観測した結果がタイミングスペックを満足するか否
    かを判定するステップと、を有し、前記タイミングスペ
    ックを満足しなかった場合、タイミングエラーの出力を
    行う論理シミュレーション方法において、 前記タイミングチェック対象端子変化前時刻の第1の論
    理演算を行うステップと、前記第1の論理演算結果の値
    を第1の論理値記憶テーブルに格納するステップと、前
    記タイミングチェック基準端子変化時刻の第2の論理演
    算を行うステップと、前記第2の論理演算結果の値を第
    2の論理値記憶テーブルに格納するステップと、前記第
    1の論理値記憶テーブルに格納した値と前記第2の論理
    値記憶テーブルに格納した値とを比較するステップと、
    を有し、前記比較の結果が一致しない場合にタイミング
    エラーの出力を行うことを特徴とする論理シミュレーシ
    ョン方法。
JP16972497A 1997-06-26 1997-06-26 論理シミュレーション方法 Expired - Fee Related JP3260662B2 (ja)

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