JP3260074B2 - ステッピングモータの駆動装置及び方法 - Google Patents

ステッピングモータの駆動装置及び方法

Info

Publication number
JP3260074B2
JP3260074B2 JP9233396A JP9233396A JP3260074B2 JP 3260074 B2 JP3260074 B2 JP 3260074B2 JP 9233396 A JP9233396 A JP 9233396A JP 9233396 A JP9233396 A JP 9233396A JP 3260074 B2 JP3260074 B2 JP 3260074B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
drive pulse
current command
counter
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9233396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09285188A (ja
Inventor
克弘 大野
宣敏 中村
康浩 鈴木
敏勝 市田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP9233396A priority Critical patent/JP3260074B2/ja
Publication of JPH09285188A publication Critical patent/JPH09285188A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3260074B2 publication Critical patent/JP3260074B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低速回転時及び停
止時に発生する振動を抑制できるステッピングモータの
駆動装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステッピングモータの駆動方式として
は、フルステップ駆動(基本ステップ角駆動)及びハー
フスッテプ駆動(基本ステップ角の1/2のステップ駆
動)が一般的に用いられている。しかしながらこれらの
駆動方法では、ロータの低速回転時及び停止時に発生す
る残留振動が大きくなる。そこで振動を抑制する対策と
して、微分割駆動方式が提案された。微分割駆動方式と
は、基本ステップ角を1/n分割して駆動する方式であ
る。この方式を採用すると、基本ステップ角の駆動パル
スのn倍の微分割駆動パルスを作る必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の微分割駆動方式
を採用すると、駆動パルスを発生する上位のコントロー
ラでは基本ステップ角の駆動パルスのn倍の微分割駆動
パルスを作る必要がある。最近のコントローラでは、ほ
とんどコンピュータ(具体的にはマイクロコンピータ)
を利用して駆動パルス及び微分割駆動パルスを生成して
いる。しかしながら各駆動パルス間に、必ず駆動パルス
のn倍の微分割駆動パルスを発生させようとすると、上
位のコントローラのマイクロコンピュータの負担が大き
くなりすぎる問題が発生している。また駆動パルスの発
生間隔が短くなると、各駆動パルス間にn倍の微分割駆
動パルスを発生させることができなくなる事態、即ち次
の駆動パルスが発生したときにまだn倍の微分割駆動パ
ルスの出力が完了していない事態も発生する。そのため
従来から、各駆動パルス間にn倍の微分割駆動パルスを
発生させるための技術や、次の駆動パルスが発生したと
きにn倍の微分割駆動パルスの出力が完了していない事
態が発生したときの対処技術が提案されている(例えば
特開平2−142396号等)。
【0004】しかしながら従来の技術を実現するために
は、上位コントローラの能力を大幅に向上させる必要が
生じたり、また複雑なハードウエアを用いて次の駆動パ
ルスが発生したときにn倍の微分割駆動パルスの出力が
完了していない事態が発生したときに対処する手段を構
成する必要があった。
【0005】本発明の目的は、簡単な構成で微分割駆動
と同様に振動を抑制できるステッピングモータの駆動装
置及び方法を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、ステッピングモータ
の用途に応じて条件の設定変更が可能なステッピングモ
ータの駆動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数相の励磁
巻線に通電する励磁電流を制御する励磁回路の複数の半
導体スイッチング素子をパルス幅変調制御するための制
御信号をPWM制御信号発生手段から出力し、複数相の
励磁巻線に通電する励磁電流の電流値を指令する電流指
令を駆動パルスに応じてPWM制御信号発生手段に与え
ることによりステッピングモータの駆動を制御するステ
ッピングモータの駆動方法及びその方法を実施する装置
を対象とする。
【0008】まず本発明においては、各駆動パルスに対
応する各電流指令の間に複数の微分割電流指令を構成す
る電流指令を予め用意しておく。微分割電流指令を含む
電流指令とは、ロータを電気角で360度回転させるた
めに複数相の励磁巻線に通電する励磁電流(理想的には
正弦波または正弦波に近似した電流)をm×n回の微分
割したステップに別けて通電すると仮定したときに、各
ステップにおいて各励磁巻線に流す電流の値を指示する
ものである。例えば、1番目の駆動パルスと2番目の駆
動パルスとが入力された場合を例にして見ると、1番目
の電流指令(上位のコントローラから出力されるステッ
ピングモータの基本ステップ角度を指示するパルス)が
1番目の駆動パルスに対応する電流指令であり、n番目
の電流指令が2番目の駆動パルスに対応する電流指令で
あり、1〜n番目の各電流指令が微分割電流指令を構成
する電流指令である。これらの電流指令は、各ステップ
で正弦波またはこれに近似した励磁電流を各励磁巻線に
通電するように各励磁電流の電流値を指示するデータを
含んでいる。
【0009】そして本発明では、駆動パルスが入力され
るごとに該駆動パルスに対応した電流指令をPWM制御
信号発生手段に与え、その後は予め定めた一定の時間間
隔で電流指令に続く微分割電流指令をPWM制御信号発
生手段に与える。そして微分割電流指令の途中で駆動パ
ルスが入力されると、直ちに駆動パルスに対応した電流
指令をPWM制御信号発生手段に与え、次の駆動パルス
が入力されるまでに微分割電流指令が次の駆動パルスに
対応した電流指令になると次の駆動パルスが入力される
までその電流指令をPWM制御信号発生手段に与え続け
ることを基本思想とする。別の表現で説明すると、本発
明の方法は、ロータを電気角で360度回転させるため
に複数相の励磁巻線に通電する励磁電流をm×n(m,
nは正の整数)回の微分割したステップに別けて通電す
ると仮定したときに、各ステップにおいて各励磁巻線に
流す電流の値を指示する電流指令を予め用意しておき、
駆動パルスが入力されるごとに該駆動パルスに対応した
電流指令をPWM制御信号発生手段に与え、その後は予
め定めた一定の時間間隔で電流指令に続く電流指令をP
WM制御信号発生手段に与え、微分割電流指令の途中で
駆動パルスが入力されると、直ちに駆動パルスに対応し
た電流指令をPWM制御信号発生手段に与え、次の駆動
パルスが入力されるまでに駆動パルスに対応した電流指
令に続く電流指令が次の駆動パルスに対応した電流指令
になると次の駆動パルスが入力されるまでその電流指令
をPWM制御信号発生手段に与え続けることを基本思想
とする。
【0010】駆動パルスが入力されるごとに該駆動パル
スに対応した電流指令がPWM制御信号発生手段に与え
られて得られる動作は、駆動パルスごとにステップを進
める通常のスッテピングモータの駆動制御と同じであ
る。そして駆動パルスに対応した電流指令が入力された
後に、予め定めた一定の時間間隔で微分割電流指令が与
えられて得られる動作は、微分割駆動方式と同様の微分
割のステップ動作である。駆動パルスの発生周期が長い
ときには、次の駆動パルスが入力されるまでに与えられ
る微分割電流指令が次の駆動パルスに対応した電流指令
(前の駆動パルスの目標位置を示す電流指令)になる。
その場合には、次の駆動パルスが入力されるまでその電
流指令をPWM制御信号発生手段に与え続ける。したが
ってこの場合には、完全に微分割駆動をした後に目標位
置にロータは保持される。駆動パルスの発生周期が短く
なると、一定時間間隔で与えられるn個の微分割電流指
令の途中で駆動パルスが入力されるようになる。この場
合には、駆動パルスが入力されたときに、直ちに駆動パ
ルスに対応した電流指令がPWM制御信号発生手段に与
えられる。即ち、1番目の駆動パルスが入力された後、
n−5番目の微分割電流指令を構成する電流指令がPW
M制御信号発生手段に与えられた後に、2番目の駆動パ
ルスが入力されると、n−4番目からn−1番目までの
微分割電流指令を構成する電流指令は用いられずに、n
番目の電流指令がPWM制御信号発生手段に与えらる。
したがって次の駆動パルスが与えられるまでは、微分割
駆動方式と同様に細かくステップし、次の駆動パルスが
与えられたときには、それまでよりも多少大きな角度で
ステップする。
【0011】本発明によれば、完全な微分割駆動と比べ
ると、多少振動は大きくなるものの、駆動パルスだけで
ステップ駆動する場合と比べれば、振動の発生を十分に
抑制できる。特に、微分割電流指令を与える時間間隔
を、ステッピングモータの用途に応じて(駆動パルスの
発生周期を考慮して)適宜に設定すれば、微分割駆動と
大差ない程度まで振動の発生を抑制できる。本発明にお
いては、微分割電流指令を一定の時間間隔で発生させれ
ばよく、この指令を発生させるための構成が簡単にな
る。また次の駆動パルスが入力された時点で、まだ残っ
ている微分割電流指令は無視するため、残っている微分
割電流指令を処理するための手段を必要としない分、こ
の指令を処理するための構成が簡単になる。
【0012】本発明の方法を実施するステッピングモー
タの駆動装置は、複数相の励磁巻線に励磁電流を通電す
る励磁回路と、励磁電流を制御するために励磁回路に含
まれる複数の半導体スイッチング素子をパルス幅変調制
御するための制御信号を出力するPWM制御信号発生手
段と、PWM制御信号発生手段に複数相の励磁巻線に通
電する励磁電流の電流値を指令する電流指令を出力する
電流指令生成手段とを具備する。
【0013】本発明では、電流指令生成手段を電流比記
憶手段と、タイマと、第1のカウンタと、第2のカウン
タと、電流指令出力手段とから構成する。
【0014】電流比記憶手段は、m(正の整数)個の駆
動パルスが入力されたときにm×n回(nは微分割電流
指令の数で正の整数)のステップでロータを電気角で3
60度回転させるのに必要な各相の励磁電流(好ましく
は正弦波または正弦波に近似した励磁電流)の電流比を
前記m×n回のステップに対応してm×n(nは正の整
数)個のアドレスでそれぞれ記憶するように構成されて
いる。電流比は、各相の励磁電流の各ステップにおける
瞬時の値の比であり、モータの用途によっては電流比が
そのまま各相の励磁電流の電流値を示すことになる場合
もある。
【0015】タイマは、駆動パルスの入力をリセット指
令として予め定めた時間間隔(t)を繰り返し計時し、
計時停止指令が入力されると計時動作を停止するように
構成されている。なおこのタイマは、時間間隔(t)が
調整可能であることが望ましい。時間間隔を調整すれ
ば、振動の発生を抑制できる程度に各駆動パルスの間に
微分割電流指令を与えることができる。したがって時間
間隔の設定変更が可能であれば使用速度に応じて時間間
隔(t)を適宜に設定することにより、振動を低減でき
る。
【0016】また第1のカウンタは、駆動パルスの入力
をリセット指令としてタイマが予め定めた時間間隔
(t)を計時した回数をカウントしてカウント値がN
(但しNはカウンタの設定値でn以下の整数)になると
カウント動作を停止するとともに計時停止指令を出力す
るように構成する。第1のカウンタはNの設定変更が可
能なように構成するのが好ましい。
【0017】第2のカウンタは、駆動パルスの入力をm
個カウントするごとにリセットされる。すなわち第2の
カウンタは、ロータを電気角で360度回転させるのに
必要な駆動パルスが入力されるごとにリセットされる。
【0018】電流指令出力手段は、タイマが予め定めた
時間間隔(t)を計時するたびに第1のカウンタのカウ
ント値n´と第2のカウンタのカウント値m´とに基づ
いてアドレス[(m´−1)×n+n´]を特定し、
た第1のカウンタのカウント値がNになる前に次の駆動
パルスが入力されると前記第1のカウンタがリセットさ
れてカウント値が0となり且つ第2のカウンタのカウン
ト値m´に基づいてアドレス[(m´−1)×n]を特
定し、特定したアドレスに対応する各相の励磁電流の電
流比を電流比記憶手段から読み出し、この電流比に基準
電流値を乗算した値を電流指令としてPWM制御信号発
生手段に出力するように構成されている。第1のカウン
タのカウント値n´と第2のカウンタのカウント値m´
とを組み合わせることにより、最大n×m個のアドレス
を指定できる。基準電流値は、トルクを規定するための
ものであり、基準電流値が1であれば、電流比はそのま
ま各励磁巻線に通電する励磁電流を指示することにな
る。この基準電流値を調整できるようにしておけば、任
意のトルクを得ることが可能であり、各種のステッピン
グモータに対して適用できる汎用性が増すことになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施の形態の一例について説明する。図1は、本発明を
二相のステッピングモータを駆動する駆動装置に適用し
た場合の実施の形態の一例の構成を示すブロック図であ
る。同図においては、1は二相のステッピングモータで
あり、2は複数相の励磁巻線に励磁電流を通電する励磁
回路である。この励磁回路は、例えば各相の励磁巻線に
対して励磁電流制御用の4つのトランジスタ等からなる
半導体スイッチグ素子とこれらの半導体スイッチング素
子に対して定電流を供給する定電流回路を備えた公知の
回路である。この励磁回路2の定電流回路には、定電流
制御に利用されるトランジスタ等からなる半導体スイッ
チング素子も含まれている。3は、励磁回路2を構成す
る半導体スイッチング素子をパルス幅変調制御するため
の制御信号を出力するPWM制御信号発生手段である。
このPWM制御信号発生手段3は、励磁回路を構成する
半導体スイッチング素子をパルス幅変調制御するための
制御信号を出力するように構成されている。すなわちこ
の制御信号により各半導体スイッチング素子の導通角が
制御されて各相の励磁巻線に流れる励磁電流が制御され
る。なおこの例では、PWM制御信号発生手段3には、
励磁回路2の定電流回路に含まれている定電流制御用の
半導体スイッチング素子をパルス幅変調制御する機能も
含まれている。
【0020】4はPWM制御信号発生手段3に二相の励
磁巻線に通電する励磁電流の電流値を指令する電流指令
を出力する電流指令生成手段である。この電流指令生成
手段4は、電流比記憶手段5と、タイマ6と、第1のカ
ウンタ7と、第2のカウンタ8と、電流指令出力手段9
とから構成される。T1〜T6は、入力端子である。電
流比記憶手段4は、上位のコントローラからm(二相の
場合にはm=4)個の駆動パルスが入力されたときにm
×n(この例では、例えばn=10とする)のステップ
でロータを電気角で360度回転させるのに必要な各相
の励磁電流(好ましくは正弦波または正弦波に近似した
励磁電流)の電流比がm×n回のステップ(この例では
40ステップ)に対応してm×n個のアドレスでそれぞ
れ記憶されている。具体的には、各ステップの電流比
は、ロータを電気角で360度回転させるために二相の
励磁巻線に通電する励磁電流をm×n回(この例では4
0回)の微分割したステップに別けて通電すると仮定し
たときに、各ステップにおいて各励磁巻線に流す電流の
値の基準値(ピーク値)に対する比である。図2は、二
相の励磁巻線に正弦波電流を流してロータを振動なく回
転させる場合の励磁電流の位相関係を示している。図2
において、横軸に記載した数字が前述のm×n回のステ
ップ(この例では40ステップ)またはm×n個のアド
レスに相当するものである。この例では40のアドレス
があるが、概念の説明上便宜的に横軸の数字をアドレス
として以下説明する。また縦軸が電流値である。例え
ば、A相の励磁電流とB相の励磁電流の絶対値が等しく
なる最初のステップの電流値はiと−iである。したが
って概念的に電流比記憶手段には、ピーク値に対するこ
れらの電流値i,−iの比がアドレス0に記憶されてい
る。同様にしてアドレス1,2…にも、各ステップにお
ける二相の励磁電流A,Bの電流値のピーク値に対する
比が記憶されている。例えば、1番目の駆動パルスが入
力されると、アドレス0の電流比が用いられ、2番目の
駆動パルスが入力されるとアドレス10の電流比が用い
られる。
【0021】タイマ6は、端子T6に入力される駆動パ
ルス(m)をリセット指令として予め定めた時間間隔t
を繰り返し計時し、第1のカウンタ7から計時停止指令
が入力されると計時動作を停止するように構成されてい
る。なおこのタイマ6は、端子T5(タイマ時間選択端
子)から入力される設定信号によって時間間隔tを調整
できるように構成されている。時間間隔tを使用速度に
応じて適宜に調整すれば、振動の発生を抑制できる程度
に各駆動パルスの間に微分割電流指令を与えることがで
きる。
【0022】第1のカウンタ7は、端子T4に入力され
る駆動パルス(m)の入力をリセット指令としてタイマ
6が予め定めた時間間隔(t)を計時した回数をカウン
トしてカウント値がN(但しNはn以下の整数)になる
とカウント動作を停止するとともにタイマ6に計時停止
指令を出力するように構成されている。第1のカウンタ
7は、端子T3(カウンタ選択入力端子)から入力され
る選択信号に応じてNの設定変更が可能なように構成さ
れている。
【0023】第2のカウンタ8は、駆動パルス(m)の
入力をm個カウントするごとにリセットされる。すなわ
ち第2のカウンタは、ロータを電気角で360度回転さ
せるのに必要な駆動パルスが入力されるごとにリセット
される。
【0024】電流指令出力手段9は、タイマ6が予め定
めた時間間隔(t)を計時するたびに第1のカウンタ7
のカウント値n´と第2のカウンタ8のカウント値m´
とに基づいて前述のアドレス(図2の横軸の1〜40)
を特定し、特定したアドレスに対応する各相の励磁電流
の電流比を電流比記憶手段5から読み出して、この電流
比に端子(電流値設定入力端子)T1から入力される基
準電流値Iref を乗算した値を電流指令としてPWM制
御信号発生手段3に出力するように構成されている。第
1のカウンタ7のカウント値n´と第2のカウンタのカ
ウント値m´とを組み合わせることにより、最大n×m
個(この例では40個)のアドレスを指定できる。
【0025】図2を参照しながら、動作を説明する。ま
ずステップ1において1番目の駆動パルスが発生したと
仮定する。1番目の駆動パルスが入力されると、第2の
カウンタ8は直ちにカウント値m´を増加し、タイマ6
及び第1のカウンタ7はリセットされる。このとき第1
のカウタン7は、時間間隔tの計時(計測)を開始する
だけで、第1のカウンタ7のカウント値n´は0であ
り、第2のカウンタ8のカウント値は1である。そこで
(m´−1)×n+n´の式でアドレスを決定すると、
アドレスは(1−1)×10+0=0と求まり、0がア
ドレスとなる。電流比記憶手段のアドレス0には、図2
の横軸の0の位置のA相の電流iとB相の電流−iのピ
ーク値との比が記憶されている。そこで電流指令出力手
段9は、基準電流値Iref に、電流比記憶手段のアドレ
ス0から読み出した各相の励磁電流の比を乗算して、各
相の励磁電流を指令する電流指令をPWM制御信号発生
手段3に出力する。
【0026】タイマ6が時間間隔tの計時を完了する
と、第1のカウンタ7のカウント値n´が1となり、電
流指令出力手段9は電流比記憶手段5のアドレス1に記
憶された電流比を読出して、前述と同様にして各相の励
磁電流を指令する電流指令をPWM制御信号発生手段3
に出力する。以後この動作が繰り返される。そして第1
のカウンタ7が設定カウント値N(この例では10)を
カウントすると、第1のカウンタ7はタイマ6に計時停
止指令を出力する。その結果、タイマ6は計時動作を停
止し、電流指令出力手段9は電流比記憶手段5のアドレ
ス10に記憶された電流比を読取り、2番目の駆動パル
スが入力されるまで、この電流比に基づいて各相の励磁
電流を指令する電流指令をPWM制御信号発生手段3に
出力し続ける。その後、2番目の駆動パルスが入力され
ると、タイマ6及び第1のカウンタ7がリセットまたは
クリアされ、これらは再度動作を開始する。このとき電
流指令出力手段9が特定するアドレスは、(2−1)×
10+0=10で前のアドレスと同じであるため、再度
電流指令出力手段9は電流比記憶手段5のアドレス10
に記憶された電流比を読取り、この電流比に基づいて各
相の励磁電流を指令する電流指令をPWM制御信号発生
手段3に出力する。
【0027】その次に第1のカウンタ7が設定値N(1
0)をカウントする前、例えば6をカウントした後に、
第3番目の駆動パルスが入力された場合について説明す
る。この場合には、まず第1のカウンタ7が6をカウン
トした時点で、電流指令出力手段9は(2−1)×10
+6=16の演算からアドレス16を特定して、電流比
記憶手段5のアドレス16に記憶された電流比を読取
り、この電流比に基づいて各相の励磁電流を指令する電
流指令をPWM制御信号発生手段3に出力する。そして
第3番目の駆動パルスが入力されると、第2のカウンタ
8のカウント値は3となり、タイマ6及び第1のカウン
タ7がリセットされ、電流指令出力手段9は(3−1)
×10+0=20の演算からアドレス20を特定して、
電流比記憶手段5のアドレス20に記憶された電流比を
読取り、この電流比に基づいて各相の励磁電流を指令す
る電流指令をPWM制御信号発生手段3に出力する。以
後、駆動パルスの発生周期に応じて前述の動作が繰り返
される。駆動パルスの周期が短い場合には、時間間隔t
を短くする。そして駆動パルスの周期が長い場合には、
時間間隔tを長くする。
【0028】なおこの例では、アドレス0,10,20
及び30に記憶された電流比に基づく電流指令が、各駆
動パルスに対応する電流指令であり、アドレス1〜9,
11〜19,21〜29,31〜39に記憶された電流
比に基づく電流指令は各電流指令の間に複数の微分割電
流指令を構成する電流指令である。但し、第1のカウン
タ7の設定値N=n即ち10の場合には、アドレス0,
10,20及び30も微分割電流指令の一部を構成して
いる。したがって各前記電流指令の間に用意する複数の
微分割電流指令とは、各駆動パルスに対応する電流指令
を含むものと理解すべきである。
【0029】この実施の形態の動作のイメージと従来の
フルステップ駆動時の動作のイメージは、図3に示すよ
うなものになる。図3は横軸を時間として縦軸をロータ
の便宜上の変異とし表現したものである。即ち駆動パル
スP1が入力された後の状態は、駆動パルスP1が入力
された後第1のカウンタ7が設定値N(10)をカウン
トしても、次の駆動パルスP2が入力されない状態を示
している。従来と比べて、本発明では、細かいステップ
で目標位置にロータが到達し、次の駆動パルスP2が入
力されるまでその位置を保持している。駆動パルスP2
及びP3が入力された後の状態は、第1のカウンタ7が
設定値Nをカウントする前に、次の駆動パルスが発生し
た場合の状態を示している。この状態では、次の駆動パ
ルスが入力されると直ちにその駆動パルスに対応した電
流指令が出力されてロータが多少大きく変異する。しか
しながらこの時の変化の程度は、従来の駆動方法を採用
した場合と比べて小さいため、振動の発生を抑制でき
る。図4は、実施の形態と従来のフルステップ駆動の動
作結果の一例を示すものであり、図4は横軸を時間とし
て縦軸にロータの変異を示したのである。この図から、
本発明によれば、従来のフルステップ駆動よりも振動の
発生を抑制できて、しかも従来の微分割駆動方法を用い
た場合と遜色のない振動抑制効果が得られるのが分か
る。
【0030】図5は、図1の例の主要部、特に電流指令
生成手段の要部(アドレス特定)をマイクロコンピュー
タを利用して実現する場合に用いるソフトウエアのアル
ゴリズムの一例を示すフローチャートである。ステップ
ST1で駆動パルスが入力されたか否かを判定し、駆動
パルスが入力されたときに、ステップST2に進んで第
1のカウンタ及びタイマをリセットすると同時にその動
作をスタートさせる。N=0は第1のカウンタのカウン
ト値が0になったことを意味し、フラグ=0は計時停止
指令のフラグが0になったことを意味する。そしてステ
ップST3で、第2のカウンタのカウント値のカウント
アップが行われ、次にステップ9へと進んで、n(m´
−1)+n´の式で演算を行ってアドレスを特定する。
【0031】駆動パルスが入力されて次の駆動パルスが
入力されるまでは、ステップST1からステップST4
へと進み、ステップST4で第1のカウンタがオーバー
フローになって計時停止指令のフラグが立っているか否
かの判定が行われる。フラグ=0であれば、ステップS
T5に進み、フラグ=1(計時停止指令出力)であれ
ば、ステップST1に戻る。ステップST5では、タイ
マの時間間隔の計時の完了を判定する。1回の計時完了
を判定すると、ステップST6へと進み、1回の計時が
完了する前はステップST1へと進む。ステップST6
では第1のカウンタのカウント値を1つカウントアップ
する。そしてその後ステップST7で第1のカウンタが
オーバーフローになったか否かの判定が行われる。ステ
ップST7で、第1のカウンタがオーバーフローになっ
ていないことを判定すると、ステップST9へと進んで
アドレスの特定が行われる。またステップST7で、第
1のカウンタがオーバーフローになったことを判定する
と、ステップST9で第1のカウンタのオーバーフロー
を示すためにフラグをセットしてフラグ=1とする。こ
のようにしてアドレスの特定が行われる。なお図1のそ
の他の部分もマイクロコンピュータを利用して可能な範
囲で実現すればよい。
【0032】上記の例は、二相のステッピングモータを
駆動する場合の例であるが、本発明は三相、五相等の多
相のステッピングモータを駆動する場合にも当然にして
適用できる。
【0033】以下本願明細書に記載した発明の構成要件
を列挙する。
【0034】(1)複数相の励磁巻線に通電する励磁電
流を制御する励磁回路の複数の半導体スイッチング素子
をパルス幅変調制御するための制御信号をPWM制御信
号発生手段から出力し、前記複数相の励磁巻線に通電す
る前記励磁電流の電流値を指令する電流指令を駆動パル
スに応じて前記PWM制御信号発生手段に与えることに
よりステッピングモータの駆動を制御するステッピング
モータの駆動方法であって、m(正の整数)個の駆動パ
ルスが入力されたときにm×n(nは正の整数)回のス
テップでロータを電気角で360度回転させるのに必要
なピーク値に対する各相の励磁電流の電流比を前記m×
n回のステップに対応してm×n個のアドレスでそれぞ
れ電流比記憶手段に記憶しておき、タイマで前記駆動パ
ルスの入力をリセット指令として予め定めた時間間隔
(t)を繰り返し計時し、計時停止指令が入力されると
タイマの計時動作を停止させ、第1のカウンタを用いて
前記駆動パルスの入力をリセット指令として前記タイマ
が前記予め定めた時間間隔(t)を計時した回数をカウ
ントし、第1のカウンタのカウント値がN(但しNはn
以下の整数)になると第1のカウンタのカウント動作を
停止させるとともに前記計時停止指令を出力し、第2の
カウンタを用いて前記駆動パルスの入力をカウントし、
第2のカウンタがm個カウントするごとに第2のカウン
タをリセットし、前記タイマが予め定めた時間間隔
(t)を計時するたびに前記第1のカウンタのカウント
値n´と前記第2のカウンタのカウント値m´とに基づ
いて前記アドレスを特定し、特定した前記アドレスに対
応する前記各相の励磁電流の前記電流比を前記電流比記
憶手段から読み出し、前記電流比に基準電流値を乗算し
た値を前記電流指令として前記PWM制御信号発生手段
に出力することを特徴とするステッピングモータの駆動
方法。
【0035】(2)複数相の励磁巻線に通電する励磁電
流を制御する励磁回路の複数の半導体スイッチング素子
をパルス幅変調制御するための制御信号をPWM制御信
号発生手段から出力し、前記複数相の励磁巻線に通電す
る前記励磁電流の電流値を指令する電流指令を駆動パル
スに応じて前記PWM制御信号発生手段に与えることに
よりステッピングモータの駆動を制御するステッピング
モータの駆動方法であって、各前記駆動パルスに対応す
る各前記電流指令を含んでロータを電気角で360度回
転させるのに必要な複数の微分割電流指令を予め用意し
ておき、前記駆動パルスが入力されるごとに該駆動パル
スに対応した前記電流指令を前記PWM制御信号発生手
段に与え、その後は予め定めた一定の時間間隔で前記電
流指令に続く前記微分割電流指令を前記PWM制御信号
発生手段に与え、次の駆動パルスが入力されるまでに前
記微分割電流指令が前記次の駆動パルスに対応した電流
指令になると前記次の駆動パルスが入力されるまでその
電流指令を前記PWM制御信号発生手段に与え続けるこ
とを特徴とするステッピングモータの駆動方法。
【0036】(3)複数相の励磁巻線に通電する励磁電
流を制御する励磁回路の複数の半導体スイッチング素子
をパルス幅変調制御するための制御信号をPWM制御信
号発生手段から出力し、前記複数相の励磁巻線に通電す
る前記励磁電流の電流値を指令する電流指令を駆動パル
スに応じて前記PWM制御信号発生手段に与えることに
よりステッピングモータの駆動を制御するステッピング
モータの駆動方法であって、ロータを電気角で360度
回転させるために複数相の励磁巻線に通電する励磁電流
をm×n回の微分割したステップに別けて通電すると仮
定したときに、各ステップにおいて各励磁巻線に流す電
流の値を指示する電流指令を予め用意しておき、前記駆
動パルスが入力されるごとに該駆動パルスに対応した前
記電流指令を前記PWM制御信号発生手段に与え、その
後は予め定めた一定の時間間隔で前記電流指令に続く前
記電流指令を前記PWM制御信号発生手段に与え、次の
駆動パルスが入力されるまでに前記電流指令に続く前記
電流指令が前記次の駆動パルスに対応した電流指令にな
ると前記次の駆動パルスが入力されるまでその電流指令
を前記PWM制御信号発生手段に与え続けることを特徴
とするステッピングモータの駆動方法。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、微分割電流指令の途中
で駆動パルスが入力されると、直ちに駆動パルスに対応
した電流指令をPWM制御信号発生手段に与え、次の駆
動パルスが入力されるまでに微分割電流指令が次の駆動
パルスに対応した電流指令になると次の駆動パルスが入
力されるまでその電流指令をPWM制御信号発生手段に
与え続けるため、完全な微分割駆動と比べると、多少振
動は大きくなるものの、駆動パルスだけでステップ駆動
する場合と比べれば、振動の発生を十分に抑制できる。
したがって本発明の装置によれば、簡単な構成で微分割
駆動と同様に振動を抑制できる利点がある。また本発明
によれば、駆動パルスが入力されたときに残っている電
流指令を処理するための手段を必要としないため、処理
が簡単になるとともに装置の構成が簡単になる。その上
本発明は、マイクロコンピュータを利用して実現するこ
とが可能である。更に本発明の装置によれば、各判断要
素(タイマの時間間隔等)が変更可能であるため、ステ
ッピングモータの用途に応じて条件の設定変更が可能な
ステッピングモータの駆動装置を提供することができ
て、汎用性が高くなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を二相のステッピングモータを駆動する
駆動装置に適用した場合の実施の形態の一例の構成を示
すブロック図である。
【図2】二相の励磁巻線に正弦波電流を流してロータを
振動なく回転させる場合の励磁電流の位相関係を示す図
である。
【図3】実施の形態の動作のイメージと従来のフルステ
ップ駆動時の動作のイメージを横軸を時間として縦軸を
ロータの便宜上の変異とし表現した図である。
【図4】実施の形態と従来のフルステップ駆動の動作結
果の一例を示す図である。
【図5】図1の例の電流指令生成手段の要部(アドレス
の特定部分)をマイクロコンピュータを利用して実現す
る場合に用いるソフトウエアのアルゴリズムの一例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 二相のステッピングモータ 2 励磁回路 3 PWM制御信号発生手段 4 電流指令生成手段 5 電流比記憶手段 6 タイマ 7 第1のカウンタ 8 第2のカウンタ 9 電流指令出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市田 敏勝 東京都豊島区北大塚一丁目十五番一号 山洋電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−218395(JP,A) 特開 昭47−25618(JP,A) 特開 平2−142396(JP,A) 特開 昭62−221898(JP,A) 実開 平6−77499(JP,U) 実開 平5−1999(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 8/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数相の励磁巻線に励磁電流を通電する
    励磁回路と、前記励磁電流を制御するために前記励磁回
    路に含まれる半導体スイッチング素子をパルス幅変調制
    御するための制御信号を出力するPWM制御信号発生手
    段と、前記PWM制御信号発生手段に前記複数相の励磁
    巻線に通電する前記励磁電流の電流値を指令する電流指
    令を出力する電流指令生成手段とを具備するステッピン
    グモータの駆動装置であって、 前記電流指令生成手段が、 m(正の整数)個の駆動パルスが入力されたときにm×
    n(nは微分割電流指令の数で正の整数)回のステップ
    でロータを電気角で360度回転させるのに必要な各相
    の励磁電流の電流比を前記m×n回のステップに対応し
    てm×n個のアドレスでそれぞれ記憶する電流比記憶手
    段と、 前記駆動パルスの入力をリセット指令として予め定めた
    時間間隔(t)を繰り返し計時し、計時停止指令が入力
    されると計時動作を停止するタイマと、 前記駆動パルスの入力をリセット指令として前記タイマ
    が前記予め定めた時間間隔(t)を計時した回数をカウ
    ントしてカウント値がN(但しNはカウンタの設定値で
    n以下の整数)になるとカウント動作を停止するととも
    に前記計時停止指令を出力する第1のカウンタと、 前記駆動パルスの入力をm個カウントするごとにリセッ
    トされる第2のカウンタと、 前記タイマが予め定めた時間間隔(t)を計時するたび
    に前記第1のカウンタのカウント値n´と前記第2のカ
    ウンタのカウント値m´とに基づいて前記アドレス
    [(m´−1)×n+n´]を特定し、また前記第1の
    カウンタの前記カウント値がNになる前に次の前記駆動
    パルスが入力されると前記第1のカウンタがリセットさ
    れてカウント値が0となり且つ前記第2のカウンタのカ
    ウント値m´に基づいて前記アドレス[(m´−1)×
    n]を特定し、特定した前記アドレスに対応する前記各
    相の励磁電流の前記電流比を前記電流比記憶手段から読
    み出し、前記電流比に基準電流値を乗算した値を前記電
    流指令として前記PWM制御信号発生手段に出力する電
    流指令出力手段とからなることを特徴とするステッピン
    グモータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記タイマは前記時間間隔が調整可能で
    あることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモ
    ータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記電流値指令出力手段の前記基準電流
    値が調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の
    ステッピングモータの駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のカウンタは前記Nの設定変更
    が可能であることを特徴とする請求項1に記載のステッ
    ピングモータの駆動装置。
  5. 【請求項5】 複数相の励磁巻線に通電する励磁電流を
    制御する励磁回路の複数の半導体スイッチング素子をパ
    ルス幅変調制御するための制御信号をPWM制御信号発
    生手段から出力し、前記複数相の励磁巻線に通電する前
    記励磁電流の電流値を指令する電流指令を駆動パルスに
    応じて前記PWM制御信号発生手段に与えることにより
    ステッピングモータの駆動を制御するステッピングモー
    タの駆動方法であって、 各前記駆動パルスに対応する各前記電流指令の間に複数
    の微分割電流指令を構成する電流指令を予め用意してお
    き、 前記駆動パルスが入力されるごとに該駆動パルスに対応
    した前記電流指令を前記PWM制御信号発生手段に与
    え、その後は予め定めた一定の時間間隔で前記電流指令
    に続く前記微分割電流指令を前記PWM制御信号発生手
    段に与え、前記微分割電流指令の途中で駆動パルスが入
    力されると、直ちに駆動パルスに対応した電流指令をP
    WM制御信号発生手段に与え、次の駆動パルスが入力さ
    れるまでに前記微分割電流指令が前記次の駆動パルスに
    対応した電流指令になると前記次の駆動パルスが入力さ
    れるまでその電流指令を前記PWM制御信号発生手段に
    与え続けることを特徴とするステッピングモータの駆動
    方法。
JP9233396A 1996-04-15 1996-04-15 ステッピングモータの駆動装置及び方法 Expired - Fee Related JP3260074B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9233396A JP3260074B2 (ja) 1996-04-15 1996-04-15 ステッピングモータの駆動装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9233396A JP3260074B2 (ja) 1996-04-15 1996-04-15 ステッピングモータの駆動装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09285188A JPH09285188A (ja) 1997-10-31
JP3260074B2 true JP3260074B2 (ja) 2002-02-25

Family

ID=14051475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9233396A Expired - Fee Related JP3260074B2 (ja) 1996-04-15 1996-04-15 ステッピングモータの駆動装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3260074B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09285188A (ja) 1997-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5572105A (en) Stepping motor control method including varying the number of split sections in one step drive period of a stepping motor
JP4959460B2 (ja) モータ起動装置及びモータ起動方法
JPH031920B2 (ja)
JPS5915478B2 (ja) 交流電動機を運転する方法および装置
KR0143072B1 (ko) 전동기, 전동기등에 제공되는 전류제어장치 및 방법 또는 이것들에 사용되는 연산장치, 또는 이들 장치를 구비한 장치
JP3260074B2 (ja) ステッピングモータの駆動装置及び方法
JP3381561B2 (ja) ステッピングモータの駆動装置及びこれを用いた監視カメラ装置
JP2003224998A (ja) ステッピングモータ駆動方法
US10469010B2 (en) Motor drive controller, control method for motor drive controller, control program for motor drive controller, and method for determining number of divisions of basic step angle
JP4340080B2 (ja) カメラ移動装置
KR100447850B1 (ko) 스텝모터의 제어장치 및 제어방법
JP2003116294A (ja) 同期運転装置
JP3298075B2 (ja) モータ駆動回路
JP4024453B2 (ja) ステッピングモータの制御方法及び装置
JPH06189598A (ja) ステッピングモータの駆動制御装置
JP6425305B2 (ja) ステッピングモータ用駆動装置、及びステッピングモータの駆動方法
JP3148601B2 (ja) ステッピングモータの駆動回路
JPS6258899A (ja) ステツプモ−タの安定化方法および装置
JP4269920B2 (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JP2820724B2 (ja) 画像読取装置のサーボモータの駆動制御装置
JPH05207797A (ja) ステッピングモータの駆動方式
JPH09285189A (ja) 駆動モータ
JPH0353880B2 (ja)
JP3124397B2 (ja) センサレス多相直流モータの起動方法
JPS62221898A (ja) ステツピングモ−タの駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011106

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees