JP3259746B2 - 光ファイバ配列ユニット - Google Patents

光ファイバ配列ユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光フィルタモジュー
ル、光アイソレータ、光合分波モジュール、光分岐結合
モジュール等の光機能部品を構成する光学素子等に対し
て複数本の光ファイバを接続するための光ファイバ配列
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光フィルタモジュール、光アイソレー
タ、光合分波モジュール、光分岐結合モジュール等の光
機能部品を構成する光学素子に、光伝送路である複数本
のシングルモード型光ファイバ(以下、「SMファイ
バ」と称する)を一括接続する場合、SMファイバの端
部をいわゆる二次元配列で保持した光ファイバ配列ユニ
ットを用いる構想がある。
【0003】一方、SMファイバを光学素子等に接続す
る場合、SMファイバからの出射光を平行にコリメート
して光学素子等に伝送するために、各SMファイバと光
学素子等との間にコリメート系を介在させることがあ
る。かかる場合、SMファイバが光ファイバ配列ユニッ
トにより二次元配列で保持されている場合には、従来、
平面マイクロレンズ、或は、集束性ロッドレンズを二次
元配列で保持したロッドレンズ配列ユニット等を光ファ
イバ配列ユニットに対向配置することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、平面マ
イクロレンズやロッドレンズ配列ユニットを用いた場
合、SMファイバのそれぞれに対してコリメート系を高
精度に位置決めして配置することは極めて困難である。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、二次元配列されたSMファイバの
それぞれにコリメート系を高精度に接続して保持できる
光ファイバ配列ユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、パラボリックな屈折率分布形態を有
し、かつ、コア径がファイバ径と等しい特殊なグレーデ
ッドインデックス型光ファイバ(以下、「GIファイ
バ」と称する)をコリメート系として用い、このGIフ
ァイバを各SMファイバに接続した状態でSMファイバ
と共に保持する光ファイバ配列ユニットを構成すること
とした。
【0007】ところで、SMファイバとGIファイバ間
の光の伝送効率を高く維持するためには、SMファイバ
とGIファイバは可能な限り光軸が一致した状態で接続
される必要があり、SMファイバ及びGIファイバが単
心同士であれば、調心作業により高精度の心合わせが可
能である。しかし、二次元に配列したSMファイバに対
してGIファイバを接続する場合、調心作業を個別に行
うことは実際上不可能に近い。
【0008】また、二次元配列の場合には、SMファイ
バを保持する部材とGIファイバを保持する部材を無調
心作業により一括接続する手段が考えられるが、二次元
配列でこれらのファイバを保持する部材を、所望の精度
で作製することは困難であるという問題もある。
【0009】そこで、本発明は、複数本のSMファイバ
の一方の端部を同一面内で互いに平行に配列した状態で
保持すると共に、各SMファイバから出射された光を平
行にコリメートするためのGIファイバを各SMファイ
バの保持側端部に同軸に接続した状態で保持するサブユ
ニットを積層して成る光ファイバ配列ユニットであっ
て、前記サブユニットが、SMファイバの端部を保持す
る第1部材と、この第1部材に対向して接合されGIフ
ァイバを保持する第2部材と、対をなすSMファイバ及
びGIファイバが同軸に接続されるよう第1部材及び第
2部材間の位置決めを行う位置決め手段(第1の位置決
め手段)とを備えている光ファイバ配列ユニットを特徴
としている。
【0010】各サブユニットの第1部材及び第2部材
が、それぞれ、SMファイバ及びGIファイバが挿入さ
れ固定されるファイバ固定穴を有する直方体部材から成
るものであるとした場合、前記位置決め手段は、所定の
位置関係で第1部材及び第2部材を配置した場合に同軸
に整列するようにその第1部材及び第2部材の直方体部
材のそれぞれに形成されたガイド穴と、第1部材のガイ
ド穴及びこれと対をなす第2部材のガイド穴に嵌合され
て両ガイド穴を同軸に整列させるガイドピンとから成る
ものとするのが好適である。
【0011】また、本発明では、この光ファイバ配列ユ
ニットに対向して光学素子や同一形状の光ファイバ配列
ユニット等の他の部材が配置される場合、両者間の位置
決めを行うために、サブユニットの第1部材又は第2部
材に位置決め手段(第2の位置決め手段)を設けてあ
る。
【0012】第2の位置決め手段としては、第1の位置
決め手段におけるガイド穴とは別個に第1部材に形成さ
れたガイド穴と、該ガイド穴に嵌合されるガイドピンと
を備えるものが有効であり、これによってサブユニット
と他の部材との間の位置決めが確実に行われる。
【0013】
【作用】上記構成において、サブユニットは一次元配列
でSMファイバ及びGIファイバを保持するものであ
り、従って、これを積層することにより構成された光フ
ァイバ配列ユニットはSMファイバ及びGIファイバを
二次元配列で保持することになる。
【0014】また、ファイバを一次元配列で保持する第
1部材及び第2部材は、サブミクロンオーダーの精度で
作製できるので、両部材を位置決め手段により位置決め
して接合した場合には、対をなすSMファイバとGIフ
ァイバは同軸に一括接続される。
【0015】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例につ
いて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明による光ファイバ配列ユニ
ットの実施例における一部分を示す斜視図である。図示
するように、この光ファイバ配列ユニット10は、複数
本のSMファイバ12の端部を保持し、各SMファイバ
12の先端にはGIファイバ14が同軸に結合されてい
る。GIファイバ14は、SMファイバ12から出射さ
れた光を平行にコリメートするためのものであり、その
長さはGIファイバ14の有する屈折率分布形態に応じ
て適宜設定される。また、この光ファイバ配列ユニット
10により保持されたSMファイバ12の端部及びGI
ファイバ14は、互いに平行に延びると共に、横方向
(図1のX方向)にM本(図1では7本)、縦方向(図
1のY方向)にN本(図1では4本)となるように二次
元に配列されている。
【0017】本発明の光ファイバ配列ユニット10は、
一次元配列のサブユニット16を複数層(N層)に積層
して構成されたものである。各サブユニット16は、図
2に明示するように、M本のSMファイバ12の端部を
同一面内で一定のピッチで互いに平行に配列した状態で
保持する第1部材18と、M本のGIファイバ14を同
一面内でSMファイバ12と同一のピッチで互いに平行
に配列した状態で保持する第2部材20とから構成され
ている。
【0018】図1及び図2に示す実施例では、サブユニ
ット16の第1部材18及び第2部材20は共に、光フ
ァイバコネクタ用のフェルールと同様な構造の直方体部
材から成っている。この直方体部材18,20は、例え
ば熱硬化性のエポキシ樹脂を用いてトランスファ成形に
より作製され得るものである。
【0019】第1部材である直方体部材18の表面19
aと裏面19bの中間には、M本のSMファイバ12の
端部を受け入れるためのファイバ固定穴22が一定のピ
ッチで形成されている。各ファイバ固定穴22は直方体
部材18の端面19cから端面19dにかけて側面19
e,19fに平行に延びている。各SMファイバ12の
端部は各ファイバ固定穴22に挿入され、SMファイバ
12の端面13が直方体部材18の一方の端面19dと
同一面となるようにして接着固定される。
【0020】一方、第2部材となる直方体部材20も、
ファイバ固定穴24が第1の直方体部材18と実質的に
同一のピッチ及び配列で形成されており、ファイバ固定
穴24にGIファイバ14がそれぞれ挿入され固定され
ている。GIファイバ14の各端面15a,15bは直
方体部材20の対応の端面21a,21bと同一面とな
るよう配置されている。尚、GIファイバ14の長さ、
即ち直方体部材20の端面21a,21b間の距離は、
前述したように、SMファイバ12から出射された光を
受けて平行にコリメートするのに適した長さに設定され
ている。
【0021】また、各直方体部材18,20の両側部分
には、直方体部材18,20間の位置決めを行うための
ガイド穴26,28がファイバ固定穴22,24と平行
に形成されている。第1の直方体部材18のガイド穴2
6と、これと同側に位置する第2の直方体部材20のガ
イド穴28とを整列し、両ガイド穴26,28に位置決
め用ガイドピン30を嵌挿した場合、対をなすSMファ
イバ12とGIファイバ14同士は正確に同軸に配置さ
れるようになっている。従って、ガイドピン30を介在
させた状態で直方体部材18,20同士を接合させる
と、一括無調心で各SMファイバ12の端面13をこれ
と対となるGIファイバ14の端面15bに同軸に当接
させることができ、一次元配列のサブユニット16を得
ることができる。
【0022】そして、このようにして得られたサブユニ
ット16をN層に積み重ねて一体化することで、図1に
示すようなM×Nの二次元配列の光ファイバ配列ユニッ
ト10が形成される。この光ファイバ配列ユニット10
は、光フィルタモジュール、光アイソレータ、光合分波
モジュール、光分岐結合モジュール等の光機能部品を構
成する光学素子等に接続され、光機能部品の高密度集積
化に寄与する。
【0023】尚、ファイバ固定穴22,24及びガイド
穴26,28の位置関係がほぼ完全に一致した直方体部
材18,20は、まず1個の比較的長い直方体部材を作
製した後、適当な位置でその直方体部材を切断すること
で、容易に得られる。
【0024】図3は、本発明に関連する光ファイバ配列
ユニット50を示している。この光ファイバ配列ユニッ
ト50も前述の実施例と同様に、M対のSMファイバ1
2及びGIファイバ14を一次元配列で保持したサブユ
ニット52をN層に積層したものであるが、サブユニッ
ト52の構成が前記実施例のものとは相違している。
【0025】この光ファイバ配列ユニット50における
サブユニット52は、いわゆる多心V溝基板を用いてい
る。図4に明示するように、SMファイバ12の端部を
保持する第1部材54となる多心V溝基板56はシリコ
ンベース等を加工したものであり、その表面にはSMフ
ァイバ12の端部を受け入れて位置決めするための断面
略V字状のファイバ固定溝58が一定のピッチで互いに
平行に形成されている。SMファイバ12は所定のファ
イバ固定溝58内に収容された後、接着剤を塗付して、
その上にカバープレート60を置くことにより、接着固
定される。固定されたSMファイバ12の端面13は多
心V溝基板の同側の端面57と同一面に配置される。
【0026】一方、GIファイバ14を保持する第2部
材62となる多心V溝基板64は、第1部材54の多心
V溝基板56のファイバ固定溝58と同一のピッチで互
いに平行に形成されたM本のファイバ固定溝66を有し
ている。各ファイバ固定溝66にはGIファイバ14が
収容され接着固定され、その上にはカバープレート68
が接着されている。GIファイバ14は、その各端面1
5a,15bが多心V溝基板64の同側の端面65a,
65bと同一面となるように配置され、また、SMファ
イバ12からの光を平行にコリメートすべく、所定の長
さに切断されている。
【0027】各多心V溝基板56,64の両側部分に
は、位置決め用のガイド溝70,72が形成されてい
る。このガイド溝70,72は、多心V溝基板56上の
SMファイバ12の端面13と多心V溝基板64上のG
Iファイバ14の端面15bとを同軸に位置決めするた
めのものであり、図4に示すように、ガイドピン74を
配置して両多心V溝基板56,64を結合することで、
SMファイバ12とGIファイバ14とが同軸に接合さ
れたサブユニット52が形成される。このサブユニット
52を積層していくことで、図3に示す光ファイバ配列
ユニット50が完成する。
【0028】図5は、図3に示した光ファイバ配列ユニ
ット50を変形した光ファイバ配列ユニット50′を示
すものである。図示の光ファイバ配列ユニット50′
は、図4に示すものと同様なサブユニット52から構成
されているが、積層の仕方が異なり、サブユニット52
の表面同士を対向させて接着したものを基本単位として
積層されている。このような構成とした場合、位置決め
用のガイド溝70,72が対向して配置されるため、ガ
イドピン74を上下のサブユニット52間で共用できる
という利点がある。
【0029】更に、図6は、図4に示すサブユニット5
2の変形例を示している。このサブユニット52′にお
いては、第1部材54′となる多心V溝基板56′のガ
イド溝70′の外側に更にガイド溝76が形成されてい
る。このガイド溝76は、そこに収容されるガイドピン
78と共働して、光ファイバ配列ユニット50に隣接し
て配置される光学素子等の他の部材との位置決めや、図
示するように同一の光ファイバ配列ユニット50を一定
の間隔を置いて対向配置する場合に、相対する光ファイ
バ配列ユニット50との間の位置合わせに利用される。
勿論、このようなガイド溝76は、図7に示すように、
第2部材62′の多心V溝基板64′に設けてもよい。
また、図1及び図2に示す直方体部材18,20の場合
には、ガイド溝76に代えてガイド穴を形成するのが好
適である。これは図示しないが、本発明の構成をなすも
のである。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数本のSMファイバのそれぞれに対してコリメート系と
してのGIファイバを高精度に心合わせした状態で接
続、保持することができ、また、その製造も容易に行う
ことが可能である。そして、この光ファイバ配列ユニッ
トを利用することで、光フィルタモジュールや光アイソ
レータ等の光機能部品の高密度集積化を図ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバ配列ユニットの第1実
施例を示す斜視図である。
【図2】図1の光ファイバ配列ユニットにおけるサブユ
ニットを示す分解斜視図である。
【図3】本発明による光ファイバ配列ユニットの第2実
施例を示す斜視図である。
【図4】図3の光ファイバ配列ユニットにおけるサブユ
ニットを示す分解斜視図である。
【図5】図3の光ファイバ配列ユニットの変形例を示す
正面図である。
【図6】図4のサブユニットの変形例を示す平面図であ
る。
【図7】図4のサブユニットの別の変形例を示す平面図
である。
【符号の説明】
10,50…光ファイバ配列ユニット、12…シングル
モード型光ファイバ(SMファイバ)、14…グレーデ
ッドインデックス型光ファイバ(GIファイバ)、1
6,52…サブユニット、18…第1部材(直方体部
材)、20…第2部材(直方体部材)、22,24…フ
ァイバ固定穴、26,28…ガイド穴、30…ガイドピ
ン、54…第1部材、56,64…多心V溝基板、5
8,66…ファイバ固定溝、60,68…カバープレー
ト、62…第2部材、70,72…ガイド溝、74…ガ
イドピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−116608(JP,A) 特開 平4−93905(JP,A) 特開 平4−215607(JP,A) 実公 平6−10324(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/26 G02B 6/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のシングルモード型光ファイバの
    一方の端部を同一面内で互いに平行に配列した状態で保
    持すると共に、各シングルモード型光ファイバから出射
    された光を平行にコリメートするためのグレーデッドイ
    ンデックス型光ファイバであり、パラボリックな屈折率
    分布形態を有しかつコア径がファイバ径と等しい前記グ
    レーデッドインデックス型光ファイバを各シングルモー
    ド型光ファイバの保持側端部に同軸に接続した状態で保
    持するサブユニットを積層して成る光ファイバ配列ユニ
    ットであって、 前記サブユニットが、シングルモード型光ファイバの端
    部を保持する第1部材と、前記第1部材に対向して接合
    されグレーデッドインデックス型光ファイバを保持する
    第2部材と、対をなすシングルモード型光ファイバ及び
    グレーデッドインデックス型光ファイバが同軸に接続さ
    れるよう前記第1部材及び前記第2部材間の位置決めを
    行う第1の位置決め手段とを備えており、 前記第1部材は、シングルモード型光ファイバが挿入さ
    れ固定されるファイバ固定穴を有する直方体部材から成
    り、 前記第2部材は、グレーデッドインデックス型光ファイ
    バが挿入され固定されるファイバ固定穴を有する直方体
    部材から成り、 前記第1の位置決め手段は、所定の位置関係で前記第1
    部材及び前記第2部材を配置した場合に同軸に整列する
    ように前記第1部材の前記直方体部材及び前記第2部材
    の前記直方体部材のそれぞれに形成されたガイド穴と、
    前記第1部材の前記ガイド穴及びこれと対をなす前記第
    2部材の前記ガイド穴に嵌合されて両ガイド穴を同軸に
    整列させるガイドピンとから成り、 前記第1部材及び前記第2部材は1個の直方体部材を切
    断することで形成されており、 対向配置される他の部材に対して位置決めを行うための
    第2の位置決め手段が前記サブユニットの前記第1部材
    に設けられている、 光ファイバ配列ユニット。
  2. 【請求項2】 前記第2の位置決め手段は、前記第1の
    位置決め手段における前記ガイド穴とは別個に前記第1
    部材に形成されたガイド穴と、該ガイド穴に嵌合される
    ガイドピンとを備える請求項1に記載の光ファイバ配列
    ユニット。
  3. 【請求項3】 複数本のシングルモード型光ファイバの
    一方の端部を同一面内で互いに平行に配列した状態で保
    持すると共に、各シングルモード型光ファイバから出射
    された光を平行にコリメートするためのグレーデッドイ
    ンデックス型光ファイバであり、パラボリックな屈折率
    分布形態を有しかつコア径がファイバ径と等しい前記グ
    レーデッドインデックス型光ファイバを各シングルモー
    ド型光ファイバの保持側端部に同軸に接続した状態で保
    持するサブユニットを積層して成る光ファイバ配列ユニ
    ットであって、 前記サブユニットが、シングルモード型光ファイバの端
    部を保持する第1部材と、前記第1部材に対向して接合
    されグレーデッドインデックス型光ファイバを保持する
    第2部材と、対をなすシングルモード型光ファイバ及び
    グレーデッドインデックス型光ファイバが同軸に接続さ
    れるよう前記第1部材及び前記第2部材間の位置決めを
    行う第1の位置決め手段とを備えており、 前記第1部材は、シングルモード型光ファイバが挿入さ
    れ固定されるファイバ固定穴を有する直方体部材から成
    り、 前記第2部材は、グレーデッドインデックス型光ファイ
    バが挿入され固定されるファイバ固定穴を有する直方体
    部材から成り、 前記第1の位置決め手段は、所定の位置関係で前記第1
    部材及び前記第2部材を配置した場合に同軸に整列する
    ように前記第1部材の前記直方体部材及び前記第2部材
    の前記直方体部材のそれぞれに形成されたガイド穴と、
    前記第1部材の前記ガイド穴及びこれと対をなす前記第
    2部材の前記ガイド穴に嵌合されて両ガイド穴を同軸に
    整列させるガイドピンとから成り、 前記第1部材及び前記第2部材は1個の直方体部材を切
    断することで形成されており、 対向配置される他の部材に対して位置決めを行うための
    第3の位置決め手段が前記サブユニットの前記第2部材
    に設けられている、光ファイバ配列ユニット。
  4. 【請求項4】 前記第3の位置決め手段は、前記第1の
    位置決め手段における前記ガイド穴とは別個に前記第2
    部材に形成されたガイド穴と、該ガイド穴に嵌合される
    ガイドピンとを備える請求項3に記載の光ファイバ配列
    ユニット。
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