JPH11174264A - 光学台、光配線基板、光電子配線基板、光電子集積装置、及び光モジュール - Google Patents

光学台、光配線基板、光電子配線基板、光電子集積装置、及び光モジュール

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JPH11174264A
JPH11174264A JP9342903A JP34290397A JPH11174264A JP H11174264 A JPH11174264 A JP H11174264A JP 9342903 A JP9342903 A JP 9342903A JP 34290397 A JP34290397 A JP 34290397A JP H11174264 A JPH11174264 A JP H11174264A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光接続する光導波部材同士を90°捩じれた
方向に積層配置するのに便利な光学台等、及び光接続す
る光導波部材同士を90°捩じれた方向に積層配置する
ことにより容易に構築可能な光モジュールを提供する。 【解決手段】 平坦な部品配設面201aを有する基台
201と、部品配設面201aに垂直に突設され、部品
配設面上に直線的かつ帯状に延びる第1の部品延設領域
R1の両側縁に沿って、第1の部品延設領域を幅方向に
位置決め可能なように複数配置されるとともに、第1の
部品延設領域に垂直な方向に直線的かつ帯状に延びる第
2の部品延設領域R2の両側縁に、第2の部品延設領域
を幅方向に位置決め可能なように複数配置され、かつ所
定の高さまで一定の径を有するように形成された位置決
めピン202とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学台,光配線基
板,光電子配線基板,光電子集積装置,及び光モジュー
ルに関し、特に光導波部材を積層して容易に光モジュー
ルを構築可能な光学台,光配線基板,及び光電子集積装
置、並びに光導波部材を積層して容易に構築可能な光モ
ジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光学台は光学定盤からなり、この
光学定盤上に、半導体レーザ,フォトダイオード等の光
能動素子、光変調器,光スイッチ,光フィルタ,光合分
波器,レンズ,ミラー等の光受動素子、光ファイバ、及
び光コネクタ等の光部品を固定台を用いて配置すること
により光システムを構築していた。この際、光ファイバ
を固定するには、その上面にU字状の溝やV字状の溝が
形成された固定台が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光コンピュ
ータ等では多数本の光ファイバを並列に密接して配置す
るよう要請される場合がある。かかる場合、従来の固定
台では、光ファイバの数に応じてU字状又はV字状の溝
を多数設ける必要があり固定台の構成が複雑になるとい
う問題点があった。
【0004】また、出願人は先の出願(特願平9−16
1277号、未公開)で、結合効率が低いという従来の
光ファイバの光接続構造の欠点を改良するものとして、
光導波部材同士を双方の側面のレンズ作用を利用して光
接続した光接続構造を提案している。
【0005】この光接続構造は、その中心軸に沿って光
が伝搬可能なように屈折率を異ならしめてなる円柱形状
の光導波部材の端に45°の傾斜端面を設け、この傾斜
端面を設けた光導波部材同士を、双方に垂直な方向から
見て、双方の傾斜端面の中心が一致し、双方が90°の
角度で交差し、双方の傾斜端面が反対方向を向き、かつ
双方が特定の間隔を有するよう配置したもので、このよ
うな構成とすることにより、一方の光導波部材の中心軸
に沿って進行し、傾斜端面で反射された光ビームは、互
いに90°捩じれた位置関係にある2つの光導波部材の
側面のレンズ作用により、該光ビームの横断面方向にお
いて直交する2方向の成分が収束効果を受ける。このた
め、両光導波部材の径,及び屈折率を適宜選択すること
により上記反射される光ビームをその横断面方向におい
て均等に収束させることができ、さらに両光導波部材の
間隔を、他方の光導波部材の傾斜端面が上記反射される
光ビームが他方の光導波部材の光が伝搬する部分の径と
同じ径となるような位置に位置するよう設定することに
より、上記反射される光ビームの全てを他方の光導波部
材に伝搬せしめることができる。すなわち、両光導波部
材間を結合効率1でもって光接続することが可能とな
る。そして、この光接続構造を応用することにより、光
導波路、光合分波器、光フィルタ等を構築することがで
きる。
【0006】また、この光接続構造では、両光導波部材
のスポットサイズ,径,屈折率を選択することにより、
双方が接触した状態で互いの結合効率が1となるように
することができることから、両光導波部材をそのような
構造のものとし、双方を積層して配置するのが便利であ
る。
【0007】しかるに、従来の光学台で用いるU字状又
はV字状の溝を有する固定台では、光導波部材を1方向
に1層配置するのには適しているが、この光接続構造の
ように、光接続する光導波部材同士を90°捩じれた方
向に積層するようにして配置するには不便であるという
問題があった。
【0008】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、簡単な構成で多数本の光導波部材
を密接して並列配置することができる光学台,光配線基
板,光電子配線基板,及び光電子集積装置、並びに光導
波部材を積層配置することにより容易に構築可能な光モ
ジュールを提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は光接続する光導波部材同士
を90°捩じれた方向に積層配置するのに便利な光学
台,光配線基板,光電子配線基板,及び光電子集積装
置、並びに光接続する光導波部材同士を90°捩じれた
方向に積層配置することにより容易に構築可能な光モジ
ュールを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)の光
学台は、その表面に平坦な部品配設面を有する基台と、
該基台の部品配設面に垂直に突設され、該部品配設面上
に仮想されある方向に直線的かつ帯状に延びる1以上の
第1の部品延設領域の各々の両側縁に沿って、該部品延
設領域の各々を幅方向に位置決め可能なように複数配置
され、かつ少なくとも所定の高さまで一定の径を有する
ように形成された位置決めピンとを備えたものである。
【0011】本発明(請求項2)の光学台は、上記光学
台(請求項1)において、上記位置決めピンは、さら
に、上記基台の部品配設面上に仮想され上記第1の部品
延設領域に垂直な方向に直線的かつ帯状に延びる1以上
の第2の部品延設領域の各々の両側縁に、該第2の部品
延設領域の各々を幅方向に位置決め可能なように複数配
置されてなるものとしたものである。
【0012】本発明(請求項3)の光学台は、上記光学
台(請求項2)において、上記第1の部品延設領域の幅
と上記第2の部品延設領域の幅との比が、整数比である
ものとしたものである。
【0013】本発明(請求項4)の光学台は、上記光学
台(請求項1)において、上記基台の部品配設面に垂直
に突設された1以上の係合ピンを備えたものである。
【0014】本発明(請求項5)の光配線基板は、光配
線を有し、その主面に平坦な部品配設面を有する基板
と、該基板の部品配設面に垂直に突設され、その基端が
該基板の光配線に光学的に接続され、かつ光を透過可能
な材料からなり、その断面が円形で柱形状を有し、その
中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面方向に屈折率
を異ならしめてなる1以上の光接続ピンと、上記基板の
部品配設面に垂直に突設され、該部品配設面上に仮想さ
れある方向に直線的かつ帯状に延びる1以上の部品延設
領域の各々の両側縁に沿って、該部品延設領域の各々を
幅方向に位置決め可能なように複数配置され、かつ少な
くとも所定の高さまで一定の径を有するように形成され
た位置決めピンとを備えたものである。
【0015】本発明(請求項6)の光電子配線基板は、
電気配線と光配線とを有し、その主面に平坦な部品配設
面を有する基板と、該基板の部品配設面に垂直に突設さ
れ、その基端が上記基板の電気配線に電気的に接続され
た1以上の電極ピンと、上記基板の部品配設面に垂直に
突設され、その基端が該基板の光配線に光学的に接続さ
れ、かつ光を透過可能な材料からなり、その断面が円形
で柱形状を有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なよ
うに断面方向に屈折率を異ならしめてなる1以上の光接
続ピンと、上記基板の部品配設面に垂直に突設され、該
部品配設面上に仮想されある方向に直線的かつ帯状に延
びる1以上の第1の部品延設領域の各々の両側縁に沿っ
て、該第1の部品延設領域の各々を幅方向に位置決め可
能なように複数配置され、かつ少なくとも所定の高さま
で一定の径を有するように形成された位置決めピンとを
備えたものである。
【0016】本発明(請求項7)の光電子配線基板は、
上記光電子配線基板(請求項6)において、上記位置決
めピンは、さらに、上記基板の部品配設面上に仮想され
上記第1の部品延設領域に垂直な方向に直線的かつ帯状
に延びる1以上の第2の部品延設領域の各々の両側縁に
沿って、該第2の部品延設領域の各々を幅方向に位置決
め可能なように複数配置されてなるものとしたものであ
る。
【0017】本発明(請求項8)の光電子配線基板は、
上記光電子配線基板(請求項6又は7)において、上記
位置決めピンの一部又は全部が、少なくとも上記所定の
高さまで一定の径を有するように形成された上記電極ピ
ンで構成されてなるものである。
【0018】本発明(請求項9)の光電子集積装置は、
集積された電子素子及び光素子を含む光電子回路、及び
その表面に形成された平坦な部品配設面を有する本体
と、該本体の部品配設面に垂直に突設され、その基端が
該本体の光電子回路に電気的に接続された1以上の電極
ピンと、上記本体の部品配設面に垂直に突設され、その
基端が該本体の光電子回路に光学的に接続され、かつ光
を透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状を
有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面方
向に屈折率を異ならしめてなる1以上の光接続ピンと、
上記本体の部品配設面に垂直に突設され、該部品配設面
上に仮想されある方向に直線的かつ帯状に延びる1以上
の第1の部品延設領域の各々の両側縁に沿って、該第1
の部品延設領域の各々を幅方向に位置決め可能なように
複数配置され、かつ少なくとも所定の高さまで一定の径
を有するように形成された位置決めピンとを備えたもの
である。
【0019】本発明(請求項10)の光電子集積装置
は、上記光電子集積装置(請求項9)に記載の光電子集
積装置において、上記位置決めピンは、さらに、上記本
体の部品配設面上に仮想され上記第1の部品延設領域に
垂直な方向に直線的かつ帯状に延びる1以上の第2の部
品延設領域の各々の両側縁に沿って、該第2の部品延設
領域の各々を幅方向に位置決め可能なように複数配置さ
れてなるものとしたものである。
【0020】本発明(請求項11)の光電子集積装置
は、上記光電子集積装置(請求項9又は10)におい
て、上記位置決めピンの一部又は全部が、少なくとも上
記所定の高さまで一定の径を有するように形成された上
記電極ピンで構成されてなるものである。
【0021】本発明(請求項12)の光モジュールは、
請求項1〜4のいずれかの光学台と、光を透過可能な材
料からなり、その断面が円形で柱形状を有し、その中心
軸に沿って光が伝搬可能なように断面方向に屈折率を異
ならしめてなる光導波部材とを備え、上記光導波部材
は、上記光学台の一部又は全部の上記部品延設領域に、
1つの部品延設領域の幅方向に同一径のものが丁度整数
本並ぶようにして、1層以上配置されてなるものとした
ものである。
【0022】本発明(請求項13)の光モジュールは、
請求項2又は3の光学台と、光を透過可能な材料からな
り、その断面が円形で柱形状を有し、その中心軸に沿っ
て光が伝搬可能なように断面方向に屈折率を異ならしめ
てなる光導波部材とを備え、上記光導波部材は、上記光
学台の一部又は全部の上記第1の部品延設領域,及び一
部又は全部の上記第2の部品延設領域に、1つの層にお
いては1つの部品延設領域の幅方向に同一径のものが丁
度整数本並ぶようにして、1層以上配置され、該1層以
上配置された第1の部品延設領域の光導波部材,及び第
2の部品延設領域の光導波部材が、1以上の箇所で高さ
方向にて相接触するように交差し、かつ該第1の部品延
設領域の光導波部材と第2の部品延設領域の光導波部材
との交差点のうちの1以上の交差点で、相接触する2つ
の光導波部材が双方の側面のレンズ作用を利用して光結
合されるように配置されてなるものとしたものである。
【0023】本発明(請求項14)の光モジュールは、
請求項4の光学台と、光を透過可能な材料からなり、そ
の断面が円形で柱形状を有し、その中心軸に沿って光が
伝搬可能なように断面方向に屈折率を異ならしめてなる
光導波部材と、光の物理量を変化せしめる光素子を二次
元方向に1以上配置してなる光素子アレイとを備え、上
記光素子アレイは、上記光学台の上記係合ピンにより、
光素子が該光学台の一部又は全部の上記第1の部品延設
領域に位置するよう位置決めされ、上記光導波部材は、
上記光学台の上記光素子が位置する第1の部品延設領域
に、1つの部品延設領域の幅方向に同一径のものが丁度
整数本並ぶようにして、1層以上配置され、かつ該1層
以上配置された部品延設領域の光導波部材が上記光素子
と光結合されるように配置されてなるものとしたもので
ある。
【0024】本発明(請求項15)の光モジュールは、
請求項2又は3の光学台と、光を透過可能な材料からな
り、その断面が円形で柱形状を有し、その中心軸に沿っ
て光が伝搬可能なように断面方向に屈折率を異ならしめ
てなる光導波部材と、光の物理量を変化せしめる光素子
を二次元方向に1以上配置してなる光素子アレイとを備
え、上記光素子アレイは、上記光学台の複数の上記位置
決めピンにより、光素子が1以上の上記第1の部品延設
領域又は第2の部品延設領域に位置するよう位置決めさ
れ、上記光導波部材は、上記光学台の上記光素子が位置
する部品延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向に同
一径のものが丁度整数本並ぶようにして、1層以上配置
され、かつ該1層以上配置された部品延設領域の光導波
部材が上記光素子と光結合されるように配置されてなる
ものとしたものである。
【0025】本発明(請求項16)の光モジュールは、
上記光モジュール(請求項15)において、上記光導波
部材は、さらに、上記光学台の一部又は全部の上記第1
の部品延設領域,及び一部又は全部の上記第2の部品延
設領域に、1つの層においては1つの部品延設領域の幅
方向に同一径のものが丁度整数本並ぶようにして、1層
以上配置され、該1層以上配置された第1の部品延設領
域の光導波部材,及び第2の部品延設領域の光導波部材
が、1以上の箇所で、高さ方向にて相接触するように交
差し、かつ該第1の部品延設領域の光導波部材と第2の
部品延設領域の光導波部材との交差点のうちの1以上の
交差点で、相接触する2つの光導波部材が双方の側面の
レンズ作用を利用して光結合されるように配置されてな
るものとしたものである。
【0026】本発明(請求項17)の光モジュールは、
請求項5の光配線基板と、光を透過可能な材料からな
り、その断面が円形で柱形状を有し、その中心軸に沿っ
て光が伝搬可能なように断面方向に屈折率を異ならしめ
てなる光導波部材とを備え、上記光導波部材は、上記光
配線基板の一部又は全部の上記部品延設領域に、1つの
部品延設領域の幅方向に同一径のものが丁度整数本並ぶ
ようにして、1層以上配置され、かつ該1層以上配置さ
れた光導波部材のうちの少なくとも1つのの光導波部材
と少なくとも1つの上記光接続ピンとが光結合されてな
るものとしたものである。
【0027】本発明(請求項18)の光モジュールは、
請求項6ないし8のいずれかの光電子配線基板と、光を
透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状を有
し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面方向
に屈折率を異ならしめてなる光導波部材とを備え、上記
光導波部材は、上記光配線基板の一部又は全部の上記部
品延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向に同一径の
ものが丁度整数本並ぶようにして、1層以上配置され、
かつ該1層以上配置された光導波部材のうちの少なくと
も1つの光導波部材と少なくとも1つの上記光接続ピン
とが光結合されてなるものとしたものである。
【0028】本発明(請求項19)の光モジュールは、
請求項7の光電子配線基板と、光を透過可能な材料から
なり、その断面が円形で柱形状を有し、その中心軸に沿
って光が伝搬可能なように断面方向に屈折率を異ならし
めてなる光導波部材とを備え、上記光導波部材は、上記
光電子配線基板の一部又は全部の上記第1の部品延設領
域,及び一部又は全部の上記第2の部品延設領域に、1
つの層においては1つの部品延設領域の幅方向に同一径
のものが丁度整数本並ぶようにして、1層以上配置さ
れ、該1層以上配置された第1の部品延設領域の光導波
部材,及び第2の部品延設領域の光導波部材が、1以上
の箇所で、高さ方向にて相接触するように交差し、該第
1の部品延設領域の光導波部材と第2の部品延設領域の
光導波部材との交差点のうちの1以上の交差点で、相接
触する2つの光導波部材が双方の側面のレンズ作用を利
用して光結合されるように配置され、かつ該1層以上配
置された光導波部材のうちの少なくとも1つの光導波部
材と少なくとも1つの上記光接続ピンとが光結合されて
なるものとしたものである。
【0029】本発明(請求項20)の光モジュールは、
上記光モジュール(請求項18又は19)において、光
の物理量を変化せしめる光素子を二次元方向に1以上配
置してなる光素子アレイを有し、上記光素子アレイは、
光素子が上記導波部材が配置された第1,又は第2の部
品延設領域のうちの1以上のものの所定の導波部材と光
結合されるよう、上記光電子配線基板の2以上の上記位
置決めピン又は上記電極ピンにより位置決めされてなる
ものとしたものである。
【0030】本発明(請求項21)の光モジュールは、
上記光ジュール(請求項18〜20のいずれか)におい
て、集積された電子素子及び光素子を含む光電子回路を
有する光電子集積装置が上記基板の部品配設面に対向す
るように配置され、少なくとも、上記基板の1以上の電
極ピンの一部若しくは全部が上記光電子集積装置の光電
子回路に電気的に接続され、又は上記基板の1以上の光
接続ピンの一部若しくは全部が上記光電子集積装置の光
電子回路に光学的に接続されてなるものとしたものであ
る。
【0031】本発明(請求項22)の光モジュールは、
請求項9ないし11のいずれかの光電子集積装置と、光
を透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状を
有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面方
向に屈折率を異ならしめてなる光導波部材とを備え、上
記光導波部材は、上記光配線基板の一部又は全部の上記
部品延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向に同一径
のものが丁度整数本並ぶようにして、1層以上配置さ
れ、かつ該1層以上配置された光導波部材のうちの少な
くとも1つの光導波部材と少なくとも1つの上記光接続
ピンとが光結合されてなるものとしたものである。
【0032】本発明(請求項23)の光モジュールは、
請求項10の光電子集積装置と、光を透過可能な材料か
らなり、その断面が円形で柱形状を有し、その中心軸に
沿って光が伝搬可能なように断面方向に屈折率を異なら
しめてなる光導波部材とを備え、上記光導波部材は、上
記光電子集積装置の一部又は全部の上記第1の部品延設
領域,及び一部又は全部の上記第2の部品延設領域に、
1つの層においては1つの部品延設領域の幅方向に同一
径のものが丁度整数本並ぶようにして、1層以上配置さ
れ、該1層以上配置された第1の部品延設領域の光導波
部材,及び第2の部品延設領域の光導波部材が、1以上
の箇所で高さ方向にて相接触するように交差し、該第1
の部品延設領域の光導波部材と第2の部品延設領域の光
導波部材との交差点のうちの1以上の交差点で、相接触
する2つの光導波部材が双方の側面のレンズ作用を利用
して光結合されるように配置され、かつ該1層以上配置
された光導波部材のうちの少なくとも1つの光導波部材
と少なくとも1つの上記光接続ピンとが光結合されてな
るものとしたものである。
【0033】本発明(請求項24)の光モジュールは、
上記光モジュール(請求項22又は23)において、光
の物理量を変化せしめる光素子を二次元方向に1以上配
置してなる光素子アレイを有し、上記光素子アレイは、
光素子が上記導波部材が配置された第1,又は第2の部
品延設領域のうちの1以上のものの所定の導波部材と光
結合されるよう、上記光電子配線基板の2以上の上記位
置決めピン又は上記電極ピンにより位置決めされてなる
ものとしたものである。
【0034】本発明(請求項25)の光モジュールは、
上記光モジュール(請求項22〜24)において、電気
配線と光配線とを有する光電子配線基板が上記本体の部
品配設面に対向するように配置され、少なくとも、上記
本体の1以上の電極ピンの一部若しくは全部が上記光電
子配線基板の電気配線に電気的に接続され、又は上記本
体の1以上の光接続ピンの一部若しくは全部が上記光電
子配線基板の光配線に光学的に接続されてなるものとし
たものである。
【0035】本発明(請求項26)の光モジュールは、
上記光モジュール(請求項20又は24)において、上
記光素子アレイは電極を有する光素子からなるものを含
んでなり、該電極を有する光素子からなる光素子アレイ
は、上記位置決めをする電極ピンに嵌合し、その内面に
該光素子の電極に接続され該嵌合する電極ピンと接触す
るよう配設された電極を有する孔又は溝を有してなり、
かつ該孔又は溝を上記位置決めをする電極ピンと嵌合せ
しめることにより位置決めされてなるものとしたもので
ある。
【0036】本発明(請求項27)の光モジュールは、
上記光モジュール(請求項17〜26のいずれか)にお
いて、上記光導波部材と上記光接続ピンとの光結合は、
双方の側面のレンズ作用を利用してなるものとしたもの
である。
【0037】本発明(請求項28)の光モジュールは、
上記光モジュール(請求項12〜27のいずれか)にお
いて、上記光導波部材のうち、他の光導波部材,上記光
素子アレイの光素子,又は上記光接続ピンと光結合しな
い光導波部材の一部又は全部を、該光結合しない光導波
部材と同一形状の積層部材で構成したものである。
【0038】本発明(請求項29)の光モジュールは、
請求項6〜8のいずれかの光電子配線基板,請求項9〜
11のいずれかの光電子集積装置,又は請求項18〜2
7のいずれかの光モジュールと、上記光電子配線基板,
光電子集積装置,又は光モジュールの上記電極ピンに嵌
合する複数の孔又は溝を有し、該複数の孔又は溝に嵌合
する電極ピン同士を電気的に接続する1以上のジャンパ
部材とを備え、上記光電子配線基板,光電子集積装置,
又は光モジュールの上記電極ピンのうちの2以上のもの
が、上記1以上のジャンパ部材の孔又は溝と嵌合するこ
とにより各ジャンパ部材を介して電気的に接続されてな
るものである。
【0039】本発明(請求項30)の光モジュールは、
その断面がある径の円形で柱形状を有する1以上の積層
部材と、その上に並列に密接して載置された上記1以上
の積層部材を、互いの中心軸がある平面内に位置するよ
うに保持する垂直方向保持手段と、該垂直方向保持手段
に載置された1以上の積層部材を該積層部材の並列方向
に保持する並列方向保持手段とを備え、該並列方向保持
手段が、上記保持する積層部材のうち少なくとも一方の
側端に位置するものを、上記ある平面に垂直で所定の高
さまで一定の径を有する位置決めピンにより保持するも
のであり、かつ、上記1以上の積層部材の一部又は全部
が、光を透過可能な材料からなり、その中心軸に沿って
光が伝搬可能なように断面方向に屈折率を異ならしめて
なる光導波部材で構成されてなるものである。
【0040】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1による光モジュールを構築するのに用いる光
学台の構成を示す外観図であって、図1(a) は上面図、
図1(b) は正面図、図1(c)は右側面図である。図にお
いて、400は光学台であり、該光学台400は、基台
(垂直方向保持手段)201の上面201aに位置決め
ピン(並列方向保持手段)202が垂直に突設されてな
る。
【0041】位置決めピン202は、所定径の円柱形状
を有し、基台の上面201aに左右方向及び前後方向に
格子状に複数(図示例では16本)配置されている。位
置決めピン202は、十分な強度を有する材質のもので
あればよく、樹脂,金属等で構成される。
【0042】基台201は、例えば直方体形状を有し、
その上面201aが部品配設面を構成する。基台201
は、十分な強度を有する材質のものであればよく、樹
脂,金属等で構成される。
【0043】また、上記格子状に配置された複数の位置
決めピン202により、左右方向に延びる位置決めピン
群の間に、隣り合う位置決めピン群に接する仮想の帯状
領域R1が形成され、前後方向に延びる位置決めピン群
の間に、隣り合う位置決めピン群に接する仮想の帯状領
域R2が形成されており、この帯状領域R1,及びR2
が、それぞれ、第1の部品延設領域,及び第2の部品延
設領域を構成する。
【0044】これら第1,第2の部品延設領域R1,R
2は、該第1,第2の部品延設領域R1,R2の両側に
2本1対で位置する位置決めピン202の2対により幅
方向における位置が定まる(幅方向に位置決めされ
る)。従って、図1のように位置決めピン202を部品
延設領域R1,R2の両側に2本1対で配置する場合に
は、1方向の部品延設領域を形成するのに最低4本、2
方向の部品延設領域を双方が重なるように形成するのに
最低4本必要である。
【0045】また、位置決めピン202の前後方向の間
隔(第1の部品延設領域R1の幅)と左右方向の間隔
(第2の部品延設領域R2の幅)との比は、例えば3:
2に設定されている。
【0046】この位置決めピン202の間隔は後述する
ように、第1の部品延設領域R1,及び第2の部品延設
領域R2に並べようとする光ファイバ及びそのダミーで
ある積層部材の本数に応じて設定される。また、位置決
めピン202は、上記したように部品延設領域R1,R
2の両側に2本1対で配置するのではなく、部品延設領
域R1,R2の両側に交互に配置してもよい。これを図
2に示す。
【0047】図2は他の方法で位置決めピンを配置した
光学台の構成を示す外観図であって、図2(a) は上面
図、図2(b) は正面図、図2(c) は右側面図である。図
2において、図1と同一符号は同一又は相当する部分を
示し、図2では、位置決めピン202が部品配設面20
1aに千鳥状に配置されている点が図1と異なっている
ものである。
【0048】このように位置決めピンを千鳥状に配置す
る場合には、部品延設領域R1,R2は、該部品延設領
域R1,R2の両側に交互に位置する3本の位置決めピ
ン202により幅方向に位置決めされる。従って、この
ように位置決めピンを部品延設領域R1,R2の両側に
交互に配置する場合には、1方向の部品延設領域を形成
するのに最低3本、2方向の部品延設領域を双方が重な
るように形成するのに最低4本必要である。
【0049】図3は本実施の形態1による光モジュール
の構成を示す外観図であって、図3(a) は上面図、図3
(b) は正面図、図3(c) は右側面図である。図におい
て、図1と同一符号は同一又は相当する部分を示し、本
実施の形態1による光モジュールは、図1の光学台40
0と、光ファイバOfと、積層部材Stとで構成され
る。
【0050】光ファイバOfは、所定径の円形断面を有
するとともに長手方向に一様な構造を有し、中心部にコ
ア1が形成され、該コア1の外側にクラッド2が形成さ
れており、そのスポットサイズ,クラッド2の径,及び
クラッド2の屈折率は、後述する特定の条件を満たすよ
うな値に設定されている。また光ファイバOfは、中心
軸に対し45°傾斜した傾斜端面Fを有しており、かつ
この傾斜端面Fはコア1を伝搬する光ビーム対し、全反
射条件を満たすようなものとなっている。
【0051】積層部材Stは、光ファイバOfを位置決
めするために該光ファイバOfのダミーとして用いら
れ、光ファイバOfと同一径の円柱形状を有している。
積層部材Stの材質は、特に限定されないが、例えば、
光ファイバOfと同様にSiO2 等で構成される。ここ
で、積層部材Stの代わりに光ファイバOfを用いても
もちろん構わない。
【0052】また、光学台400の位置決めピン202
の間隔(各部品延設領域の幅)は、光ファイバOf又は
積層部材Stが、それぞれ、第1の部品延設領域R1に
丁度3本、第2の部品延設領域R2に丁度2本並ぶよう
に設定されている。ここで、部品延設領域に並べる光フ
ァイバOf又は積層部材Stの本数は、余り多くすると
整列することが難しくなるため、1〜40本程度とする
のが望ましい。また、光ファイバOfは、例えば、12
5μm,200μm,250μm,500μm,1mm
の径のものが用いられる。また、基台201の大きさ
は、例えば、5mm角〜数cm角程度とされる。
【0053】また、各部品延設領域R1,R2の両縁部
に配置される光ファイバOf又は積層部材Stは、配置
される部品延設領域R1,R2の方向における位置決め
ピン202の間隔より長いものとする必要がある。
【0054】そして、後側の第1の部品延設領域R1a
に、2本の光ファイバOf及び1本の積層部材Stが、
前側の第1の部品延設領域R1bに、3本の積層部材S
tがそれぞれ配置され、右側の第2の部品延設領域R2
に、2本の光ファイバOfが、上記第1の部品延設領域
R1に配置された光ファイバOf及び積層部材St上
に、該光ファイバOf及び積層部材Stに交差するよう
にして配置されている。従って、このように積層配置さ
れた光ファイバOf及び積層部材Stは位置決めピン2
02により部品延設領域R1,R2の幅方向に位置決め
され、自身の積層構造により高さ方向に位置決めされて
いる。ここで、第1の部品延設領域R1に配置された2
本の光ファイバOfと第2の部品延設領域R2に配置さ
れた2本の光ファイバOfとは、それぞれの1本ずつが
1対となり、各対の光ファイバOf同士が、双方の光フ
ァイバOfに垂直な方向(上下方向)から見て、双方の
傾斜端面Fの中心が一致し、かつ双方の傾斜端面Fが反
対方向を向くように配置されている。
【0055】そして、このように積層配置された光ファ
イバOf及び積層部材Stは、接着剤(図示せず)で部
分的に覆うようにして基台201に固定されている。
【0056】次に、光ファイバ間を双方の側面のレンズ
作用を利用して光結合した光接続構造の原理を、図4〜
図8を用いて説明する。図4は光ファイバ間を双方の側
面のレンズ作用を利用して光結合した光導波路の構成を
示す図であり、図4(a) は斜視図、図4(b) は図4(a)
のA矢示図、図4(c) は図4(a) のB矢示図である。図
において、光導波路は、第1の光ファイバOf1と、第
2の光ファイバOf2とで構成され、これら第1,第2
の光ファイバOf1,Of2は、共に、横断面が円形で
中心軸Ax1,Ax2方向に径が一定な線形状を有し、
一端に中心軸Ax1,Ax2に対し、45°傾斜した鏡
面からなる傾斜端面F1,F2を有し、中心部に所定の
径で中心軸方向に延びるように形成されたコア1と該コ
ア1の外側に形成されたクラッド2とで構成されてい
る。
【0057】そして、第1の光ファイバOf1に対し、
第2の光ファイバOf2は、該第2の光ファイバOf2
の傾斜端面F2の中心Cp2が、第1の光ファイバOf
1の傾斜端面F1の中心Cp1にて該傾斜端面F1の中
心軸Ax4を挟むようにして該第1の光ファイバOf1
の中心軸Ax1に直交する第1の光ファイバ/第2の光
ファイバ直交軸Ax3上に位置し、第2の光ファイバO
f2の中心軸Ax2が、該第2の光ファイバOf2の傾
斜端面F2の中心軸Ax5を挟むようにして第1の光フ
ァイバ/第2の光ファイバ直交軸Ax3に直交するとと
もに該第1の光ファイバ/第2の光ファイバ直交軸Ax
3方向から見て第1の光ファイバOf1の中心軸Ax1
に対し90°の交差角を有し、第1の光ファイバOf1
の傾斜端面F1と第2の光ファイバOf2の傾斜端面F
2とが、第1の光ファイバ/第2の光ファイバ直交軸A
x3方向から見て互いに反対の方向を向き、かつ、第2
の光ファイバOf2と第1の光ファイバOf1との間隔
dが後述する特定の値となるように配置されている。
【0058】第1,第2の光ファイバOf1,Of2
は、光を透過可能な材料、すなわち誘電体又は半導体で
構成され、例えばSiO2 が用いられる。
【0059】また、クラッド2の屈折率は、コア1の屈
折率より小さくなるようにし、コア1,及びクラッド2
の屈折率は、光導波路の周囲の媒質(ここでは空気)の
屈折率に対し、第1,第2の光ファイバOf1,Of2
の傾斜端面F1,F2における全反射条件を満たすに十
分大きな値とされる。
【0060】また、第1,第2の光ファイバOf1,O
f2の傾斜端面F1,F2を得るには、例えば、まず、
仕上がり面粗さの粗い研磨面を有する研磨機を用い、光
ファイバの端を研磨面に対し45°傾けて研磨し、次い
で、仕上がり面粗さの細かい研磨面を有する研磨機を用
いて同様に研磨し、最後に、仕上げの研磨をする。これ
により、中心軸に対し45°傾斜した鏡面からなる傾斜
端面F1,F2を得ることができる。
【0061】次に、上記のように構成された光導波路の
解析モデルについて説明する。図5は解析モデルを示す
模式図である。図示するように、第1の光ファイバOf
1と第2の光ファイバOf2とは接触しているものと
し、第1の光ファイバOf1に光ビームを入射せしめ、
第2の光ファイバOf2から出射せしめるものとする。
また、第1の光ファイバOf1の入射ビームの進行方向
がx方向、第2の光ファイバOf2の出射ビームの進行
方向が−y方向となるよう座標軸を取るものとする。ま
た、説明を簡単にするため、グースヘンシェンシフトを
無視するものとする。また、図では、説明を分かりやす
くするため、コア1の径を大きく誇張して描いてある。
【0062】この場合、第1の光ファイバOf1に入射
せしめた光ビームは、第1の光ファイバの傾斜端面F
1,及び第2の光ファイバの傾斜端面F2で全反射して
直角に折れ曲がるが、この直角に折れ曲がる光ビーム
は、グースヘンシェンシフトを無視すれば直進するもの
とみなされる。このとき、x方向に進む入射ビーム(伝
搬モード)と−y方向に進む出射ビームは、共にz方向
に進むモードの伝搬問題と考えられる。従って、第1の
光ファイバOf1と第2の光ファイバOf2との接続部
は、クラッドの屈折率nc を有する半板部101と半円
部102に等価的に置き換えることができる。
【0063】次に、第1の光ファイバOf1から第2の
光ファイバOf2への結合効率η(以下単に結合効率η
と記載する)を求める。単一モード光ファイバ内のモー
ド関数は、ガウス関数で近似できる。ここで光ファイバ
内のスポットサイズ(光ビームの径)をωとし、光ファ
イバ内を伝搬する光を、コア1の等価屈折率ne を有す
る均質ファイバ内を伝搬するスポットサイズωのガウス
ビームで近似すると、第1の光ファイバOf1と第2の
光ファイバOf2の接続部における光線マトリクスのA
BCDパラメータは、図のy−z面モデルにおいて、
【0064】
【数1】
【0065】となる。ここで、aはクラッドの半径(=
光ファイバの半径)である。
【0066】従って、第1の光ファイバOf1内のスポ
ットサイズをωA 、第2の光ファイバOf2内のスポッ
トサイズをωB とすると、両者の比ωA /ωB は、式
(1) より、
【0067】
【数2】
【0068】となる。ここで、光ビームの波長をλとす
ると、パラメータαは、α=πωA 2/λaであり、等
価的に光ビームのスポットの大きさを表している。
【0069】また、結合効率ηは、
【0070】
【数3】
【0071】と表される。
【0072】ここで、クラッドの屈折率nc をパラメー
タとして、結合効率ηとパラメータαとの関係を示す
と、図6のようになる。図6において、パラメータαが
2となる付近で結合効率ηが最も高く、1となり、パラ
メータαがさらに大きくなるにつれて、結合効率ηが下
がっていくことが分かる。
【0073】次に、結合効率η=1となる条件を求める
と、式(2),(3) より、
【0074】
【数4】
【0075】となる。
【0076】この式(4) におけるパラメータαとクラッ
ドの屈折率nc との関係を示すと図7のようになる。
【0077】従って、図6及び図7より、パラメータα
及びクラッドの屈折率nc を適宜選択することにより、
結合効率ηを1とすることができることが分かる。ま
た、この結合効率ηが1となる条件は、式(4) より、コ
ア1の等価屈折率ne ,クラッド2の屈折率nc ,及び
パラメータαにより定まり、またパラメータαは、光フ
ァイバのスポットサイズω,クラッドの半径a,及び光
ビームの波長λにより定まる。また、上記では、光導波
路の周囲の媒質が空気であると仮定して解析している
が、光導波路の周囲の媒質が空気以外の物質である場合
には、その媒質の屈折率に応じて、上記解析結果を補正
すればよい。従って、結合効率ηが1となる条件は、入
射せしめる光ビームの波長λと、光ファイバの構造が定
まれば一義的に定まることとなる。
【0078】次に、第1の光ファイバOf1と第2の光
ファイバOf2とが離れている場合を説明する。第1の
光ファイバOf1と第2の光ファイバOf2との間隔
(以下、光ファイバ間隔と記載する)をd、クラッド半
径aに対する光ファイバ間隔dの比(以下、クラッド半
径に対する比で表した光ファイバ間隔と記載する)d/
aをDとし、上記と同様に結合効率ηが1となる条件を
求めると、
【0079】
【数5】
【0080】となる。従って、式(5) を満たすようにす
ることにより、第1の光ファイバOf1と第2の光ファ
イバOf2とが離れていても、結合効率ηを1とするこ
とができることが分かる。
【0081】また、式(5) より、クラッド半径に対する
比で表した光ファイバ間隔Dに関しては、以下の条件が
満足されなければならない。
【0082】
【数6】
【0083】この式(5) におけるパラメータαとクラッ
ド半径に対する比で表した光ファイバ間隔Dとの関係
を、クラッドの屈折率nc をパラメータとして示すと図
8のようになる。図8において、任意の屈折率nc に対
し、クラッド半径に対する比で表した光ファイバ間隔D
が小さい領域では、結合効率ηが1となるパラメータα
が存在するが、クラッド半径に対する比で表した光ファ
イバ間隔Dがある値以上となると、その領域では、結合
効率ηが1となるパラメータαが存在しない。従って、
第1の光ファイバOf1と第2の光ファイバOf2とが
一定以上離れると、結合効率ηを1とすることができな
いことが分かる。
【0084】従って、この光ファイバ間を双方の側面の
レンズ作用を利用して光結合した光導波路では、光ファ
イバ間隔dは、式(5) を満たすように設定され、この設
定は、入射せしめる光ビームの波長に応じて、第1の光
ファイバOf1内のスポットサイズωA ,第2の光ファ
イバOf2内のスポットサイズωB ,クラッドの半径
a,及びクラッドの屈折率nc を適宜選択することによ
り、該光ファイバ間隔dが所望の値となるように行われ
る。また、第1,第2の光ファイバ内のスポットサイズ
ωA ,ωB は、コア1のドーパント等の熱拡散技術等を
用いると比較的容易に変化させることができる。
【0085】次に、図4,図5において、以上のように
構成された光導波路では、第1の光ファイバOf1の他
端に所定の波長λの光ビームを入射せしめると、入射し
た光ビームは、第1の光ファイバOf1の中心部を中心
軸Ax1に沿ってスポットサイズωA で伝搬し、第1の
光ファイバOf1の傾斜端面F1の中心点Cp1で該傾
斜端面F1の中心軸Ax4に対し45°の角度で反射
し、第1の光ファイバ/第2の光ファイバ直交軸Ax3
に沿って第1の光ファイバOf1の側面,及び第2の光
ファイバOf2の側面を通過し、第2の光ファイバOf
2の傾斜端面F2で該傾斜端面F2の中心軸Ax5に対
し45°の角度で反射し、第2の光ファイバOf2の中
心部を中心軸Ax2に沿ってスポットサイズωB で伝搬
し、該第2の光ファイバOf2の他端から出射される。
【0086】この際に、第1の光ファイバの傾斜端面F
1の中心Cp1で反射された光ビームは、該第1の光フ
ァイバOf1の半径方向には光の閉じ込め構造が存在し
ないため径が拡がり、この径の拡がった光ビームは、互
いに90°捩じれた位置関係にある第1,第2の光ファ
イバOf1,Of2の側面のレンズ作用により、該光ビ
ームの横断面方向において均等な収束効果を受ける。こ
こで、上記解析モデルによる解析により求めた光ファイ
バ間隔dは、第1の光ファイバの傾斜端面F1の中心C
p1で反射されて径が拡がった光ビームが上記収束効果
を受けて、第2の光ファイバOf2内を伝搬する際のス
ポットサイズωB と同じ径を有するものとなる位置に、
該第2の光ファイバの傾斜端面F2の中心Cp2が位置
するような間隔であるので、上記収束効果を受けた光ビ
ームは、第2の光ファイバの傾斜端面F2の中心Cp2
にて、該第2の光ファイバOf2内のスポットサイズω
と同じ径を有するものとなり、該第2の光ファイバの
傾斜端面F2で反射された光ビームの全部が該第2の光
ファイバOf2のコア1に入射する。従って、両光ファ
イバOf1,Of2間の結合効率ηが1となる。
【0087】また、第2の光ファイバOf2の他端に所
定の波長λの光ビームを入射せしめると、入射した光ビ
ームは、上記と全く逆の経路を辿り、上記と同様にして
結合効率1でもって第2の光ファイバOf2から第1の
光ファイバOf1に伝搬し、該第1の光ファイバOf1
の他端から出射される。
【0088】なお、上記の説明では、第1,第2の光フ
ァイバOf1,Of2と第1の光ファバ/第2の光ファ
イバ直交軸Ax3との交差角、第1の光ファイバOf1
と第2の光ファイバOf2との交差角、各光ファイバの
傾斜端面F1,F2の傾斜角、及び光ファイバ間隔dが
理想値であるものとしているが、図6のグラフから推測
されるように、これら各角度,及び光ファイバ間隔dが
理想値から若干ずれたとしても、光ファイバ間の結合効
率は急激に低下するものではない。従って、これら各角
度,及び光ファイバ間隔dは、理想値に近い範囲内で、
必要とされる結合効率に応じた値に設定することができ
る。
【0089】また、光導波部材として、コア1とクラッ
ド2とからなる光ファイバを用いているが、その半径方
向に徐々に小さくなるように屈折率を変化せしめてなる
ロッドレンズを用いてもよい。
【0090】以上のように、光ファイバ間を双方の側面
のレンズ作用を利用して光結合すれば、高効率な光接続
が可能となり、また、上記説明した基本的な光接続構造
では光配線をL字状に引き回すことが可能となる。
【0091】そして、この光接続構造は種々の応用が可
能であり、以下に、その応用例を、図9,図10を用い
て説明する。図9は光配線をU字状に引き回すことが可
能な光導波路の構成を示す図であり、図9(a) は斜
視図、図9(b) は図9(a) のA矢示図、図9(c) は図9
(a) のB矢示図である。図において、図4と同一符号は
同一又は相当する部分を示し、本光導波路は、図4の第
1,第2の光ファイバOf1,Of2とロッドレンズ1
00とで構成される。ロッドレンズ100は、横断面が
円形で中心軸Ax6方向に径が一定な線形状を有してお
り、例えば、第1,第2の光ファイバOf1,Of2と
同じ径を有し、同じ材料で構成される。また、ロッドレ
ンズ100の屈折率は、例えば、第1,第2の光ファイ
バOf1,Of2のクラッドの屈折率と同じとされる。
また、ロッドレンズ100として、第1,第2の光ファ
イバOf1,Of2と同じ構造の光ファイバを用いても
構わない。
【0092】本光導波路は、第1の光ファイバOf1と
ロッドレンズ100との位置関係、及びロッドレンズ1
00と第2の光ファイバOf2との位置関係が図4の第
1の光ファイバOf1と第2の光ファイバOf2との位
置関係と同じになる。従って、第1の光ファイバOf1
とロッドレンズ100との間隔、及びロッドレンズ10
0と第2の光ファイバOf2との間隔を、図4の光ファ
イバ間隔dと同様に設定することにより、第1の光ファ
イバOf1とロッドレンズ100との間、及びロッドレ
ンズ100と第2の光ファイバOf2との間にて、光ビ
ームを結合効率1でもって伝搬せしめることができる。
従って、光配線をU字状に引き回すことができる。
【0093】図10は光ビームを合分波可能な光導波路
の構成を示す図であり、図10(a)は斜視図、図10(b)
は図10(a) のA矢示図、図10(c) は図10(a) の
B矢示図である。図において、図4と同一符号は同一又
は相当する部分を示し、本光導波路は、第1,第2の光
ファイバOf1,Of2に加えて、該第1,第2の光フ
ァイバOf1,Of2と同一の構造を有し、かつその一
端に中心軸Ax7に対し45°傾斜した傾斜端面F3を
有する第3の光ファイバOf3をさらに有し、該第3の
光ファイバOf3を、該第3の光ファイバOf3の中心
軸Ax7が、第1の光ファイバの中心軸Ax1に一致
し、かつ第3の光ファイバの傾斜端面F3が、第1の光
ファイバの傾斜端面F1に対し略平行でかつ所定の間隔
Sを有するよう配置してなる点が、図4の導波路と異な
るものである。また、P1〜P3は、第1〜第3の光フ
ァイバOf1〜Of3の他端である第1〜第3のポート
を示している。このように構成された光導波路では、光
ビームを第1のポートP1から入射せしめると、入射し
た光ビームは、傾斜端面F1及び傾斜端面F3の間隔S
に応じた割合で、一部が傾斜端面F1及び傾斜端面F3
を通過して第3の光ファイバOf3に入射し、第3のポ
ートP3から出射され、他は傾斜端面F1で反射して第
2の光ファイバOf2を通り、第2のポートP2から出
射される。その結果、光分波器として機能する。
【0094】一方、第2のポートP2,及び第3のポー
トP3から光ビームをそれぞれ入射せしめると、入射し
た2つの光ビームは第1の光ファイバの傾斜端面F1で
合波されて第1の光ファイバに入射し、第1のポートP
1から出射される。その結果光合波器として機能する。
従って、本導波路は光合分波器として機能するととも
に、光配線をT字状に引き回すことができる。
【0095】また、第1の光ファイバの傾斜端面F1と
第2の光ファイバの傾斜端面F2との隙間に波長選択フ
ィルタを介挿することにより、第1の光ファイバOf1
に入射せしめた光ビームを波長分割することが可能とな
る。
【0096】次に、図3に戻り、本実施の形態1による
光モジュールでは、第1,第2の部品延設領域R1,R
2にそれぞれ配置された光ファイバOfが、図4の第
1,第2の光ファバOf1,Of2にそれぞれ相当す
る。また、図9,図10の第1〜第3の光ファバOf1
〜Of3,及びロッドレンズ100に代えて、光ファイ
バOfが図9,図10に示す位置関係を形成するよう、
該光ファイバOfを第1,第2の部品延設領域R1,R
2に配置することにより、図9,図10に示す導波路を
構築することができる。さらに、光ファイバ間を双方の
側面のレンズ作用を利用して光結合した光接続構造の他
の応用例についても、同様に、光ファイバOfを第1,
第2の部品延設領域R1,R2に配置することにより構
築することが可能である。
【0097】次に、以上のように構成された光モジュー
ルの構築方法を図3を用いて説明する。図3において、
本光モジュールを構築するには、まず、4本の光ファイ
バOfについて、その一端に所定の傾斜端面Fを形成す
るとともに、これらを図示するような所定の長さに切断
する。また、4本の積層部材Stを図示するような所定
の長さに切断する。
【0098】次いで、光学台400の後側の第1の部品
延設領域R1aに所定の2本の光ファイバOf及び1本
の積層部材Stを、前側の第1の部品延設領域R1bに
3本の積層部材Stをそれぞれ配置する。この際、全て
の光ファイバOf及び積層部材Stの左端に案内板(図
示せず)を当てる等して、それらの長手方向の位置を所
定の位置となるように合わせる。2本の光ファイバOf
は、さらに、傾斜端面Fが下方を向くように周方向の角
度を合わせる。
【0099】次いで、光学台400の右側の第2の部品
延設領域R2に、先に配置された光ファイバOf及び積
層部材Stに積層するようにして、所定の2本の光ファ
イバOfを配置する。この際、2本の光ファイバOfの
下端に案内板(図示せず)を当てる等して、それらの長
手方向の位置を、それぞれの傾斜端面Fの中心が先に配
置された各光ファイバOfの傾斜端面の中心に一致する
ように合わせる。そして、さらに2本の光ファイバOf
の傾斜端面Fが下方を向くように周方向の角度を合わせ
る。
【0100】次いで、これら積層配置された光ファイバ
Of及び積層部材Stを、接着剤(図示せず)で部分的
に覆って固定する。
【0101】次に、以上のように構成された光モジュー
ルの動作を図3を用いて説明する。本光モジュールで
は、いずれかの光ファイバOfの傾斜端面を有しない方
の端に光ビームを入射せしめると、入射した光ビームは
対応する光ファイバOfに結合効率1でもって伝搬し、
その端から出射される。
【0102】なお、上記の説明では、光ファイバOf及
び積層部材を2層に配置したが、もっと多数層に配置し
ても構わない。
【0103】また、上記の説明では、各層の光ファイバ
Of及び積層部材の径を同一にしたが、異なっていても
よい。
【0104】また、上記の説明では、位置決めピンを格
子状に16本配置したが、もっと多数配置するようにし
てもよく、また、第1の部品延設領域R1と第2の部品
延設領域R2との対が方向を変えて多数形成されるよう
にしてもよい。
【0105】以上のように、本実施の形態1において
は、基台201の平坦な部品配設面201aに、円柱形
状の複数の位置決めピン202を、互いに垂直な2つの
方向に直線的かつ帯状にそれぞれ延びる1以上の部品延
設領域R1,R2の各々の両側縁に沿って、それらを幅
方向に位置決め可能なように垂直に突設したので、構造
が簡単で、しかも各光ファイバOfの側面のレンズ作用
を利用して光接続してなる光接続,光合分波等の機能を
有する光モジュールを容易に構築することが可能な光学
台を提供することができる。
【0106】また、本実施の形態1においては、光モジ
ュールを、特定構造の円柱形状の光ファイバOf及び積
層部材Stを、上記光学台400の第1の部品延設領域
R1及び第2の部品延設領域R2に、1つの層において
は1つの部品延設領域の幅方向に同一径のものが丁度整
数本並び、方向の異なる方向の部品延設領域のもの同士
が交差し、かつその交差点で、相接触する2つの光導波
部材Ofが双方の側面のレンズ作用を利用して光結合さ
れるように積層配置してなるものとしたので、光ファイ
バOfを45°の傾斜端面Fを有するものとし、これを
積層部材Stとともにその長手方向の位置及び周方向の
角度を合わせながら積層することにより容易に作成する
ことができる、光接続,光合分波等の機能を有する光モ
ジュールを提供することができる。
【0107】また、本実施の形態1においては、第1の
部品延設領域R1の幅と第2の部品延設領域R2の幅と
の比が整数比であるものとしたので、同一径の光ファイ
バOfを使用することができ、より容易に光モジュール
を構築することができる。
【0108】実施の形態2.図11は本発明の実施の形
態2による光モジュールの構成を示す外観図であって、
図11(a) は上面図、図11(b) は正面図、図11(c)
は右側面図である。図において、図3と同一符号は同一
又は相当する部分を示し、本実施の形態2の光モジュー
ルは、その構成要素として、さらにレンズアレイ(光素
子アレイ)301を有している点が、実施の形態1の光
モジュールと異なっているものである。
【0109】すなわち、光学台400の位置決めピン2
02のうち、左端に前後方向に並んだ4つの位置決めピ
ン(係合ピン)にレンズアレイ301が嵌入されてい
る。そして、光学台400の3つの第1の部品延設領域
R1の、上記左端の位置決めピン以外のピンが位置する
部分に、それぞれ、光ファイバOf及び積層部材Stが
2層配置され、これら2層の光ファイバOf及び積層部
材Stは、下層に3本の積層部材が、上層に、中央に光
ファイバOfが位置するようにして、1本の光ファイバ
Ofと2本の積層部材Stとがそれぞれ配置されてい
る。
【0110】レンズアレイ301は、例えば矩形の板状
の本体と3つの集光レンズ(光素子)203とからな
り、該本体には、幅方向(高さ方向)に、位置決めピン
202と嵌合する嵌合孔301aが、位置決めピン20
2の前後方向のピッチと同じピッチで4つ穿設され、該
4つ穿設された嵌合孔301aの中間に位置するように
3つの集光レンズ203が配設されている。該集光レン
ズ203は、レンズアレイ301が位置決めピン202
に嵌入された状態で、その中心軸204が上記上層の中
央に配置された光ファイバOfの中心軸Axに一致する
ように配設されている。
【0111】次に、以上のように構成された光モジュー
ルの構築方法を説明する。本光モジュールを構築するに
は、まず、3本の光ファイバOf及び15本の積層部材
Stを図示するような所定の長さに切断する。
【0112】次いで、光学台400の3つの第1の部品
延設領域R1に、3本の積層部材Stを長手方向に位置
合わせしながら配置し、その後、該配置した3本の積層
部材Stに重ねるように、1本の光ファイバOfと2本
の積層部材Stとを光ファイバOfが中央に位置するよ
うにして積層配置する。
【0113】次いで、レンズアレイ301を光学台40
0の左端の4つの位置決めピン202に嵌入する。
【0114】次いで、これら積層配置された光ファイバ
Of及び積層部材St、並びにレンズアレイ301を、
それぞれ、接着剤(図示せず)で部分的に覆って固定す
る。
【0115】次に、以上のように構成された光モジュー
ルの動作を説明する。本光モジュールでは、レンズアレ
イ301の集光レンズ203に入射した光ビームが、該
集光レンズ203で収束されて光ファイバOfに入射す
る。
【0116】なお、上記の説明では、部品延設領域R1
を1方向にのみ形成したが、多数の方向に形成してもよ
い。
【0117】なお、上記の説明では、光素子として光受
動素子である集光レンズ203を用いるようにしたが、
光フィルタ,光合分波器,レンズ,ミラー等の他の光受
動素子を用いるようにしてもよい。
【0118】以上のように、本実施の形態2において
は、基台201の平坦な部品配設面201aに、円柱形
状の複数の位置決めピン202を、ある方向に直線的か
つ帯状に延びる部品延設領域R1の各々の両側縁に沿っ
て、それらを幅方向に位置決め可能なように垂直に突設
したので、所定径の光ファイバOf及び積層部材Stを
部品延設領域R1に積層することにより、各光ファイバ
Ofが幅方向及び高さ方向に位置決めされる。そして、
さらに部品配設面201に垂直に複数の位置決めピン2
02をレンズアレイ位置決め用に突設したので、該レン
ズアレイ位置決め用の位置決めピン(係合ピン)でレン
ズアレイを位置決めすることができる。このため、レン
ズアレイ301を配置し、かつ光ファイバOfを長手方
向に位置合わせしながら積層することにより集光レンズ
203と光ファイバOfとを光接続することができる。
その結果、構造が簡単で、しかも容易に光回路を構築す
ることが可能な光学台を提供することができる。
【0119】また、本実施の形態2においては、集光レ
ンズ203が二次元方向に配置されたレンズアレイ30
1を、上記光学台400の複数の位置決めピン202で
集光レンズ203が各部品延設領域R1に位置するよう
位置決めし、所定の光ファイバOf及び積層部材St
を、集光レンズ203が位置する部品延設領域R1に、
1つの部品延設領域R1の幅方向に同一径のものが丁度
整数本並び、かつ光ファイバOfに対応する集光レンズ
203と光結合するようにして積層配置したので、レン
ズアレイ301を位置決めピン202に嵌入して配置
し、光ファイバOfを積層部材Stとともに長手方向に
位置合わせしながら積層することにより、容易に光回路
を構築することができる光モジュールを提供することが
できる。
【0120】実施の形態3.図12は本発明の実施の形
態3による光モジュールの構成を示す外観図であって、
図12(a) は上面図、図12(b) は正面図、図12(c)
は右側面図である。
【0121】図において、図3と同一符号は同一又は相
当する部分を示し、本実施の形態3による光モジュール
は、光配線基板401と、光ファイバOfと、積層部材
Stとで構成される。
【0122】光配線基板401は、光配線208を有す
る基板206の平坦な主面206aに位置決めピン20
2と光接続ピン207とが垂直に突設されてなる。
【0123】位置決めピン202の配置、位置決めピン
202の間隔と光ファイバOf及び積層部材Stの径と
の関係は図3の光学台400と同じである。
【0124】光接続ピン207は、例えば光ファイバO
fと同一径で同一構造の光ファイバからなり、先端に光
ファイバOfの傾斜端面Fと同じ傾斜端面を有し、基端
は基板206の光配線208に光学的に接続されてい
る。そして、光接続ピン207は、中心軸が第1の部品
延設領域R1の幅方向の中央に位置し、傾斜端面Fが該
幅方向(図示例では後方)を向き、かつ傾斜端面Fの中
心の高さが2層目に配置される光ファイバOfの中心軸
の高さに一致するように配設されている。
【0125】そして、この光配線基板401の各第1の
部品延設領域R1に、光ファイバOfが積層部材Stと
ともに2層配置され、これら2層の光ファイバOf及び
積層部材Stは、下層に3本の積層部材が、上層に、前
側に光ファイバOfが位置するようにして、1本の光フ
ァイバOfと2本の積層部材Stとがそれぞれ配置され
ている。そして、上記光ファイバOfは、傾斜端面Fが
第1の部品延設領域R1の幅方向(図示例では前方)を
向き、かつ傾斜端面Fの中心が該幅方向から見て光接続
ピン207の傾斜端面Fの中心に一致するように配置さ
れている。これにより、光ファイバOfと光接続ピン2
07とは、実施の形態1で説明した、光ファイバ間を双
方の側面のレンズ作用を利用して光結合した光接続構造
と同じ位置関係を有するものとなっている。
【0126】そして、上記積層配置された光ファイバO
f及び積層部材Stは接着剤(図示せず)で固定されて
いる。
【0127】次に、以上のように構成された光モジュー
ルの構築方法を説明する。本光モジュールを構築するに
は、まず、3本の光ファイバOf及び15本の積層部材
Stを図示するような所定の長さに切断する。
【0128】次いで、光配線基板401の3つの第1の
部品延設領域R1に、3本の積層部材Stを長手方向に
位置合わせしながら配置し、その後、該配置した3本の
積層部材Stに重ねるように、1本の光ファイバOfと
2本の積層部材Stとを光ファイバOfが前側に位置す
るようにして積層配置する。光ファイバOfは、さら
に、傾斜端面Fが前方を向くように周方向の角度を合わ
せる。
【0129】次いで、これら積層配置された光ファイバ
Of及び積層部材Stを接着剤で部分的に覆って固定す
る。
【0130】次に、以上のように構成された光モジュー
ルの動作を説明する。本光モジュールでは、光ファイバ
Ofに光ビームを入射せしめると、該入射した光ビーム
は対応する光接続ピン207に結合効率1でもって伝搬
し、基板206の光配線208に伝搬される。また逆
に、光配線208からの光ビームが光接続ピン207を
介して光ファイバOfに結合効率1でもって伝搬され、
その端から出射される。
【0131】以上のように、本実施の形態3において
は、光配線208を有する基板206の平坦な部品配設
面206aに、基板206の光配線208と接続され光
ファイバOfと同一構造を有する光接続ピン207を垂
直に突設するとともに、円柱形状の複数の位置決めピン
202を、1以上の部品延設領域R1の各々の両側縁に
沿って、それらを幅方向に位置決め可能なように垂直に
突設したので、光ファイバOfを積層部材Stとともに
長手方向の位置及び周方向の角度を合わせながら積層配
置することにより、光ファイバOfと光接続ピン207
とを双方の側面のレンズ作用を利用して光接続すること
ができるため、簡単な構成で光配線208を外部と容易
に接続することが可能な光配線基板を提供することがで
きる。
【0132】また、本実施の形態3においては、特定構
造の光ファイバOf及び積層部材Stを、上記光配線基
板401の部品延設領域R1に、部品延設領域R1の幅
方向に同一径のものが丁度整数本並び、かつ光ファイバ
Ofと光接続ピン207とが双方の側面のレンズ作用を
利用して光結合されるように積層配置したので、光ファ
イバOfを積層部材Stとともにその長手方向の位置及
び周方向の角度を合わせながら積層することにより、容
易に光配線基板の外部光配線を行うことが可能な光モジ
ュール提供することができる。
【0133】実施の形態4.図13は本発明の実施の形
態4による光モジュールの構成を示す外観図であって、
図13(a) は上面図、図13(b) は正面図、図13(c)
は右側面図である。図において、図3,及び図12と同
一符号は同一又は相当する部分を示し、本実施の形態5
による光モジュールは、EOボード(光電子配線基板)
402と、光ファイバOfと、積層部材Stと、レーザ
アレイ(光素子アレイ)302とで構成される。
【0134】EOボード402は、光配線208及び電
気配線211を有する基板209の平坦な主面(部品配
設面)209aに、位置決めピン202と、光接続ピン
207と、電極ピン210とが垂直に突設されてなる。
【0135】電極ピン210は位置決めピン202と同
一形状を有しており、さらに、電極ピン210は、第1
の電極ピン210aと第2の電極ピン210bとで構成
され、第1の電極ピン210aの基端,及び第2の電極
ピン210bの基端は、基板209の電気配線211の
例えば正極端子,及び負極端子(図示せず)にそれぞれ
接続されている。そして、第1の電極ピン210a,及
び第2の電極ピン210bは前後方向に交互に配置され
ており、かつこの電極ピン210と位置決めピン202
とが、該電極ピン210が左端に位置するようにして、
格子状に配置されている。
【0136】これら位置決めピン202及び電極ピン2
10の間隔と光ファイバOf及び積層部材Stの径との
関係は、図3の光学台400における位置決めピン20
2の間隔と光ファイバOf及び積層部材Stの径との関
係と同じである。
【0137】光接続ピン207は、その中心軸の第1の
部品延設領域R1の幅方向における位置が、該第1の部
品延設領域R1に配置される後側の積層部材Stの中心
軸の位置に一致するように配設される点を除き、図12
の光配線基板401の光接続ピン207と同じである。
【0138】そして、EOボード402の4つの電極ピ
ン210にレーザアレイ302が嵌入されている。ま
た、EOボード402の3つの第1の部品延設領域R1
の、位置決めピン202が位置する部分に、それぞれ、
光ファイバOf及び積層部材Stが2層配置され、これ
ら2層の光ファイバOf及び積層部材Stは、下層に3
本の積層部材が、上層に、中央に光ファイバOfが位置
するようにして、1本の光ファイバOfと2本の積層部
材Stとがそれぞれ配置されている。そして、上記光フ
ァイバOfと光接続ピン207とは、図12と同様に、
双方の側面のレンズ作用を利用して光結合した光接続構
造を有するものとなっている。
【0139】レーザアレイ302は、例えば矩形の板状
の本体と3つの半導体レーザ(光素子)213とからな
り、該本体には、幅方向に、電極ピン210と嵌合する
嵌合孔302aが、電極ピン210の前後方向のピッチ
と同じピッチで4つ穿設され、該4つ穿設された嵌合孔
302aの中間に位置するように3つの半導体レーザ2
13が配設されている。上記嵌合孔302aの内面に
は、嵌合する電極ピン210と接触可能に電極ピン接触
用電極212が配設され、該電極ピン接触用電極212
は半導体レーザ213の正電極又は負電極(図示せず)
に接続されている。半導体レーザ213のレーザ光出射
孔(図示せず)の中心軸214と光ファイバOfの中心
軸Axとの位置関係は、図11のレンズアレイの集光レ
ンズ203の中心軸204と光ファイバOfの中心軸A
xとの位置関係と同じである。
【0140】そして、上記積層配置された光ファイバO
f及び積層部材St、並びにレーザアレイ302は接着
剤(図示せず)で固定されている。
【0141】次に、以上のように構成された光モジュー
ルの構築方法を説明する。本光モジュールを構築するに
は、まず、3本の光ファイバOf及び15本の積層部材
Stを図示するような所定の長さに切断する。
【0142】次いで、EOボード402の3つの第1の
部品延設領域R1に、3本の積層部材Stを長手方向に
位置合わせしながら配置し、その後、該配置した3本の
積層部材Stに重ねるように、1本の光ファイバOfと
2本の積層部材Stとを光ファイバOfが後側に位置す
るようにして積層配置する。光ファイバOfは、さら
に、傾斜端面Fが前方を向くように周方向の角度を合わ
せる。
【0143】次いで、レーザアレイ302をEOボード
402の4つの電極ピン210に嵌入する。
【0144】次いで、これら積層配置された光ファイバ
Of及び積層部材St、並びに嵌入配置されレーザアレ
イ302を、それぞれ、接着剤(図示せず)で部分的に
覆って固定する。
【0145】次に、以上のように構成された光モジュー
ルの動作を説明する。本光モジュールでは、レーザアレ
イ302の半導体レーザ213は、EOボード402の
電気配線211から電極ピン210,及び電極ピン接触
用電極212を介して給電される。そして、この給電を
受けて半導体レーザ213がレーザ光を出射すると、こ
の出射されたレーザ光は、光ファイバOfに入射し、次
いで結合効率1でもってEOボード402の光接続ピン
207に伝搬され、次いで光配線208に伝搬される。
【0146】なお、上記の説明では、電極を有する光素
子として半導体レーザ213を用いるようにしたが、フ
ォトダイオード等の電極を有する光能動素子、光変調器
等の電極を有する光受動素子を用いるようにしてもよ
い。
【0147】以上のように、本実施の形態4において
は、電気配線211及び光配線208を有する基板20
9の平坦な部品配設面209aに、基板209の電気配
線211に接続された電極ピン210,及び基板209
の光配線208に接続された光接続ピン207をそれぞ
れ垂直に突設するとともに、円柱形状の複数の位置決め
ピン202を、ある方向に直線的かつ帯状に延びる1以
上の第1の部品延設領域R1の各々の両側縁に沿って、
それらを幅方向に位置決め可能なように垂直に突設した
ので、部品延設領域R1に光ファイバOfを積層部材S
tとともに積層することにより簡単な構成で光配線20
8を外部と容易に接続することが可能であるとともに、
電極ピン210をレーザアレイ302の位置決めに利用
し、かつ、電極ピン210を通じてレーザアレイ302
の半導体レーザ213に給電するように構成することに
より光電子回路を容易に構築することが可能なEOボー
ドを提供することができる。
【0148】また、本実施の形態4においては、特定構
造の光ファイバOf及び積層部材Stを、上記EOボー
ドの部品延設領域R1に、1つの部品延設領域R1の幅
方向に同一径のものが丁度整数本並び、かつ光ファイバ
Ofと光接続ピン207とが双方の側面のレンズ作用を
利用して光接続されるように積層配置したので、光ファ
イバOfを積層部材Stとともにその長手方向の位置及
び周方向の角度を合わせながら積層することにより、容
易にEOボードの外部光配線を行いかつ光電子回路を構
築することが可能な光モジュールを提供することができ
る。
【0149】実施の形態5.図14は本発明の実施の形
態5による光モジュールの構成を示す外観図であって、
図14(a) は上面図、図14(b) は正面図、図14(c)
は右側面図である。
【0150】図において、図13と同一符号は同一又は
相当する部分を示し、本実施の形態5による光モジュー
ルは、EOボード402と、ジャンパ部材303とで構
成される。
【0151】EOボード402は、光配線208及び電
気配線211を有する基板209の平坦な主面(部品配
設面)209aに、位置決めピン202と、電極ピン2
10とが垂直に突設されてなる。
【0152】これら電極ピン210及び位置決めピン2
02は、4つの電極ピン210の基端が基板209の電
気配線211の異なる端子(図示せず)にそれぞれ接続
されている点を除き、図13の電極ピン210及び位置
決めピン202と同様である。
【0153】ジャンパ部材303は、導電性材料からな
り、電極ピン210と嵌合する嵌合孔303aが、電極
ピン210の前後方向のピッチと同じピッチで複数(図
示例では2つ)穿設されてなる。
【0154】そして、このジャンパ部材303が、EO
ボード402の4つの電極ピン210に2つ嵌入されて
いる。これにより、各ジャンパ部材303と嵌合してい
る2つの電極ピン210は、各ジャンパ部材303によ
り電気的に接続されている。
【0155】なお、上記の説明では、ジャンパ部材30
3は、嵌合孔303aを有するものとしたが、これに代
えて、図15に示すような、その側面に電極ピン210
と嵌合可能な半開状の嵌合溝303bを有するものとし
てもよい。
【0156】このように、本実施の形態5においては、
EOボード402の電極ピン210が、該電極ピン21
0に嵌合するジャンパ部材303で電気的に接続されて
いるので、ジャンパ部材303を電極ピン210と嵌合
せしめるだけで、容易にEOボード402の外部電気配
線を行うことが可能な光モジュールを提供することがで
きる。
【0157】実施の形態6.図16は本発明の実施の形
態6による光モジュールの構成を示す外観図であって、
図16(a) は上面図、図16(b) は正面図、図16(c)
は右側面図である。
【0158】図において、図12と同一符号は同一又は
相当する部分を示し、本実施の形態6の光モジュール
は、EOチップ(光電子集積装置)403と、光ファイ
バOfと、積層部材Stとで構成される。
【0159】EOチップ403は、光電子回路216を
有するチップ215の平坦な上面(部品配設面)215
aに位置決めピン202と光接続ピン207とが垂直に
突設されてなり、これら位置決めピン202及び光接続
ピン207の配置は、光接続ピン207の基端が光電子
回路216に光学的に接続されている点を除き、図12
の光配線基板401の位置決めピン202及び光接続ピ
ン207の配置と同様である。
【0160】そして、このEOチップ403の部品配設
面215aに光ファイバOf及び積層部材Stが、図1
2の光モジュールと全く同様に積層配置されている。
【0161】従って、本実施の形態6によれば、実施の
形態3と同様に、簡単な構成で光配線208を外部と容
易に接続することが可能なEOチップを提供することが
できる。
【0162】また、本実施の形態6によれば、実施の形
態3と同様に、光ファイバOfを積層部材Stとともに
その長手方向の位置及び周方向の角度を合わせながら積
層することにより、容易にEOチップの外部光配線を行
うことが可能な光モジュール提供することができる。
【0163】実施の形態7.図17は本発明の実施の形
態7による光モジュールの構成を示す外観図であって、
図17(a) は上面図、図17(b) は正面図、図17(c)
は右側面図である。
【0164】図において、図13と同一符号は同一又は
相当する部分を示し、本実施の形態7の光モジュール
は、EOチップ403と、光ファイバOfと、積層部材
Stと、レーザアレイ302とで構成される。
【0165】EOチップ403は、光電子回路216を
有するチップ215の平坦な上面(部品配設面)215
aに、位置決めピン202と、光接続ピン207と、電
極ピン210とが垂直に突設されてなり、これら位置決
めピン202、光接続ピン207、及び電極ピン210
の配置は、光接続ピン207の基端が光電子回路216
に光学的に接続され、電極ピン210の基端が光電子回
路216に電気的に接続されている点を除き、図13の
EOボード402の位置決めピン202、光接続ピン2
07、及び電極ピン210の配置と同様である。
【0166】そして、このEOチップ403の部品配設
面215aに光ファイバOf,積層部材St,及びレー
ザアレイが、図13の光モジュールと全く同様に配置さ
れている。
【0167】従って、本実施の形態7によれば、実施の
形態4と同様に、部品延設領域R1に光ファイバOfを
積層部材Stとともに積層することにより簡単な構成で
光配線208を外部と容易に接続することが可能である
とともに、電極ピン210をレーザアレイ302の位置
決めに利用し、かつ、電極ピン210を通じてレーザア
レイ302の半導体レーザ213に給電するように構成
することにより光電子回路を容易に構築することが可能
なEOチップを提供することができる。
【0168】また、本実施の形態7によれば、実施の形
態4と同様に、光ファイバOfを積層部材Stとともに
その長手方向の位置及び周方向の角度を合わせながら積
層することにより、容易にEOチップ403の外部光配
線を行いかつ光電子回路を構築することが可能な光モジ
ュールを提供することができる。
【0169】実施の形態8.図18は本発明の実施の形
態8による光モジュールの構成を示す外観図であって、
図18(a) は上面図、図18(b) は正面図、図18(c)
は右側面図である。ここで、図18(a) はチップを除い
た状態を示している。図において、図13,及び図16
と同一符号は同一又は相当する部分を示し、本実施の形
態8の光モジュールは、EOボード402と、該EOボ
ード402の部品配設面209aにその部品配設面21
5aが対向するように配置されたEOチップ403と、
EOボード402の部品配設面209aに配置された光
ファイバOf,積層部材St,及びレーザアレイ302
とで構成される。
【0170】そして、EOボード402は、図13のE
Oボード402において、位置決めピン202のうちの
左端に位置する4つのものを、第1,第2の電極ピン2
10a,210bと同じ構造を有しかつそれらより長い
電極ピンで構成して第3の電極ピン210cとし、さら
に光接続ピン207のうち前側及び後側に位置するもの
を残してこれを第1の光接続ピン207aとしたものと
なっており、また、EOチップ403は、光電子回路2
16がEOボード402の第3の電極ピン210aの先
端と電気的に接続され、さらに、図13のEOボード4
02における光接続ピン207のうち中央に位置するも
のに対応する位置に、該光接続ピン207と同一の構造
を有しかつその基端が光電子回路216に光学的に接続
された第2の光接続ピン207bを有している。ここ
で、EOチップ403の部品配設面215aの、第3の
電極ピン210cに対応する位置には、その内面に光電
子回路216に接続された電極を有する電極孔(図示せ
ず)が配設されており、この電極孔にEOボードの第3
の電極ピン210cが嵌挿されることにより、該第3の
電極ピン210cが光電子回路216に接続されるよう
になっている。また、EOボード402とEOチップ4
03とは、図示されない位置決め手段及び固定手段によ
り着脱自在となっている。
【0171】そして、中央の第1の部品延設領域に配置
される光ファイバOfがEOチップ403の第2の光接
続ピン207bと双方の側面のレンズ作用を利用して光
接続される点を除き、図13の光モジュールと同様にし
て、EOボード402の部品配設面209aに光ファイ
バOf,積層部材St,及びレーザアレイ302が配置
されている。
【0172】次に、以上のように構成された光モジュー
ルの動作を説明する。本光モジュールでは、レーザアレ
イ302の半導体レーザ213が、EOボード402の
電気配線211から給電されてレーザ光を出射する。そ
して、レーザアレイ302の前側及び後側の半導体レー
ザ213から出射されたレーザ光は、前側及び後側の光
ファイバOfに入射し、それぞれEOボード402の第
1の光接続ピン207aを通って光配線208に伝搬さ
れる。また、レーザアレイ302の中央の半導体レーザ
213から出射されたレーザ光は、中央の光ファイバO
fに入射し、EOチップ403の第2の光接続ピン20
7bを通って光電子回路216に伝搬される。また、E
Oボード402の電気配線211とEOチップ403の
光電子回路209とが電気的に接続される。
【0173】以上のように、本実施の形態8において
は、実施の形態4の光モジュールにおいて、EOチップ
403が基板209の部品配設面209aに対向するよ
うに配置され、少なくとも基板209の電極ピン210
cがEOチップ403の光電子回路216に電気的に接
続されてなるものとしたので、EOボード402とEO
チップ403との間に、所望の光配線又は光電子回路を
容易に構築可能な光モジュールを提供することができ
る。
【0174】また、本実施の形態8においては、位置決
めピンの202の一部を、同一形状の電極ピン210c
で構成するようにしたので、位置決めピン202を節約
することができる。
【0175】なお、上記実施の形態2,3,4,6,
7,8において、第1の部品延設領域R1にのみ光ファ
イバOf及び積層部材Stを配置しているが、実施の形
態1と同様に、第2の部品延設領域R2にも光ファイバ
Of及び積層部材Stを配置して所望の光ファイバ間を
双方の側面のレンズ作用を利用して光接続するようにし
てもよい。また、そのように双方の側面のレンズ作用を
利用して光接続された一方の光ファイバと、光素子アレ
イ301,302の光素子203,213、又は光接続
ピン207とを、双方の側面のレンズ作用を利用して光
接続するようにしてもよい。
【0176】また、上記実施の形態4,7,8におい
て、電極ピン210を増設し、それらを実施の形態5と
同様にジャンパ部材303を用いて電気的に接続するよ
うにしてもよい。
【0177】また、上記実施の形態8において、EOボ
ード402とEOチップ403との間を光接続ピン20
7で接続するようにしてもよい。
【0178】また、上記実施の形態8において、EOボ
ード402ではなくEOチップ403に位置決めピン2
02を配設し、光ファイバOf及び積層部材StをEO
チップ403側に配置するようにしてもよい。
【0179】また、上記実施の形態1〜8では、位置決
めピン202又は電極ピン210を円柱形状としている
が、これらは光ファイバOf及び積層部材Stを積層し
ようとしている高さまで一定の径を有すればよく、先端
の形状は問わない。また、断面も円形には限られず、例
えば、4角形,3角形等としてもよい。
【0180】また、上記実施の形態2,4,7,8にお
いて、光素子アレイ301,302は、嵌合孔301
a,302aを有するものとしているが、これを図15
に示すジャンパ部材303のように、半開状の嵌合溝3
02bを有するものとしてもよい。また、光素子アレイ
301,302を位置決めピン202又は電極ピン21
0に嵌入するようにしているが、これらを位置決めピン
202又は電極ピン210間に嵌挿することにより位置
決めするようにしてもよい。
【0181】また上記実施の形態6,7,8において、
EOチップを用いているが、これは平坦な部品配設面を
有する光電子集積装置の一例を示したものであり、EO
チップに代えて、例えば、フレーム等の固定部材の中央
部にEOチップを、周辺部にEOチップとボンディング
ワイヤで接続されたボンディングパッドをそれぞれ配設
したパッケージであって、該固定部材の一部に平坦な部
品配設面を有するようなものを用いてもよい。
【0182】また、上記実施の形態1〜8では、積層配
置された光ファイバOf及び積層部材St、及び光素子
アレイ301,302を接着剤で固定するようにした
が、例えば、位置決めピン202,電極ピン210との
嵌合孔を有する押さえ板で押さえることにより固定する
ようにしてもよい。
【0183】また、上記実施の形態2において、レンズ
アレイ301を固定する位置決めピン202(係合ピ
ン)を1本とするとともに該係合ピン及びレンズアレイ
301の嵌合孔301aの断面形状を異形(3角形、4
角形等)とし、それにより1本の係合ピンでレンズアレ
イ301を位置決めするようにしてもよい。
【0184】また、上記実施の形態3,4,6,7,8
において、光導波部材Ofと光接続ピン207とを光コ
ネクタで光接続するようにしてもよい。
【0185】また、上記実施の形態1〜8において、部
品延設領域R1,R2の片側に位置する位置決めピン2
02(並列方向保持手段)に代えて、例えば、V溝を有
する固定台の該V溝で位置決めされた光ファイバOf
等、他の並列方向保持手段を用いるようにしてもよい。
この場合でも、なお、他方の側の位置決めピン202が
並列方向保持手段として用いられているため、簡単な構
成で多数本の光ファイバを並列に密接配置することが可
能である。
【0186】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、基台表面の平坦な部品配設面に、所定の高さまで一
定径を有する複数の位置決めピンを、ある方向に直線的
かつ帯状に延びる1以上の部品延設領域の各々の両側縁
に沿って、それらを幅方向に位置決め可能なように垂直
に突設したので、位置決めピンの間隔より長い円柱形状
の光導波部材を用い、予め部品延設領域の幅を光導波部
材が丁度整数本並ぶように設定しておき、光導波部材を
部品延設領域に積層することにより、各導波部材が幅方
向及び高さ方向に位置決めされる。このため、簡単な構
成で多数本の導波部材を並列に密接してかつ積層して配
置することができる。
【0187】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明において、さらに、位置決めピンを、第1の部品
延設領域にに垂直な方向に直線的かつ帯状に延びる1以
上の部品延設領域の各々の両側縁に沿って、それらを幅
方向に位置決め可能なように垂直に突設したので、位置
決めピンの間隔より長い円柱形状の光導波部材を用い、
予め部品延設領域の幅を光導波部材及び積層部材が丁度
整数本並ぶように設定しておき、光導波部材を、方向が
異なる部品延設領域に、互いに交差するようにして積層
することにより、各導波部材が幅方向及び高さ方向に位
置決めされるとともに異なる方向の部品延設領域に配置
された導波部材同士が互いに90°捩じれた関係に位置
せしめられる。このため、さらに導波部材を45°の傾
斜端面を有する特定構造のものとすれば、導波部材を上
記のように積層しかつその傾斜端面の長手方向における
位置及び周方向における角度を合わせるだけで、互いに
異なる方向の部品延設領域に配置される導波部材を、双
方の側面のレンズ作用を利用して光結合させることがで
き、その結果、構造が簡単で、しかも各導波部材の側面
のレンズ作用を利用して光接続してなる光接続,光合分
波等の機能を有する光回路を容易に構築することが可能
な光学台を提供することができる。
【0188】また、請求項3の発明によれば、請求項2
の発明において、第1の部品延設領域の幅と第2の部品
延設領域の幅との比が整数比であるものとしたので、同
一径の導波部材を使用することができ、より容易に光回
路を構築することができる。
【0189】また、請求項4の発明によれば、請求項1
の発明において、基台の部品配設面に垂直に係合ピンを
突設したので、さらに、光素子アレイを、該光素子アレ
イが係合ピンで位置決めされたとき光素子が部品延設領
域に積層された導波部材と光接続可能な所定の位置に位
置するように設定しておけば、導波部材を上記のように
積層しかつ長手方向に位置合わせするだけで、光素子と
導波部材とを光接続することができ、その結果、構造が
簡単で、しかも容易に光回路を構築することが可能な光
学台を提供することができる。
【0190】また、請求項5の発明によれば、光配線を
有する基板の平坦な部品配設面に、基板の光配線と接続
され光導波部材と同一構造を有する光接続ピンを垂直に
突設するとともに、所定の高さまで一定径を有する複数
の位置決めピンを、ある方向に直線的かつ帯状に延びる
1以上の部品延設領域の各々の両側縁に沿って、それら
を幅方向に位置決め可能なように垂直に突設したので、
位置決めピンの間隔より長い円柱形状の光導波部材を用
い、予め部品延設領域の幅を光導波部材が丁度整数本並
ぶように設定しておき、光導波部材を部品延設領域に積
層することにより、各導波部材が幅方向及び高さ方向に
位置決めされるとともに導波部材と光接続ピンとが互い
に90°捩じれた関係に位置せしめられる。このため、
さらに導波部材及び光接続ピンを、45°の傾斜端面を
有する特定構造のものとするとともに導波部材が部品延
設領域に積層されたとき該積層された導波部材の傾斜端
面と光接続ピンの傾斜端面とが特定の位置関係となるよ
うに設定しておけば、導波部材を上記のように積層しか
つその長手方向における位置及び周方向における角度を
合わせるだけで、導波部材と光接続ピンとを双方の側面
のレンズ作用を利用して光結合させることができ、その
結果、簡単な構成で光配線を外部と容易に接続すること
が可能な光配線基板を提供することができる。また、部
品配設面に、上記部品延設領域に垂直な他の部品延設領
域を形成するように位置決めピンをさらに配設すること
により、光回路を容易に構築することが可能な光配線基
板を提供することができる。
【0191】また、請求項6の発明によれば、電気配線
及び光配線を有する基板の平坦な部品配設面に、基板の
電気配線に接続された電極ピン,及び基板の光配線に接
続された光接続ピンをそれぞれ垂直に突設するととも
に、所定の高さまで一定径を有する複数の位置決めピン
を、ある方向に直線的かつ帯状に延びる1以上の第1の
部品延設領域の各々の両側縁に沿って、それらを幅方向
に位置決め可能なように垂直に突設したので、部品延設
領域に光導波部材を積層することにより簡単な構成で光
配線を外部と容易に接続することが可能であるととも
に、電極ピンを光素子アレイの位置決めに利用すること
により光回路を容易に構築することが可能であり、か
つ、電極ピンを通じて光素子アレイの光素子に給電する
ように構成することにより光電子回路を容易に構築する
ことが可能な光電子配線基板を提供することができる。
【0192】また、請求項7の発明によれば、請求項6
の発明において、上記位置決めピンを、さらに第1の部
品延設領域に垂直な方向に直線的かつ帯状に延びる1以
上の第2の部品延設領域の各々の両側縁に沿って、それ
らを幅方向に位置決め可能なように配置したので、光導
波部材を、方向が異なる部品延設領域に互いに交差する
ように積層することにより、側面のレンズ作用を利用し
てなる光接続,光合分波等の機能を有する光回路を容易
に構築することが可能となる。
【0193】また、請求項8の発明によれば、請求項6
又は7の発明において、上記位置決めピンの一部又は全
部を、少なくとも上記所定の高さまで一定の径を有する
ように形成された上記電極ピンで構成するようにしたの
で、位置決めピンを節約することができる。
【0194】また、請求項9の発明によれば、本体の平
坦な部品配設面に、本体の光電子回路に電気的に接続さ
れた電極ピン,及び本体の光電子回路に光学的に接続さ
れた光接続ピンをそれぞれ垂直に突設するとともに、所
定の高さまで一定径を有する複数の位置決めピンを、あ
る方向に直線的かつ帯状に延びる1以上の第1の部品延
設領域の各々の両側縁に沿って、それらを幅方向に位置
決め可能なように垂直に突設したので、部品延設領域に
光導波部材を積層することにより簡単な構成で光電子回
路を光学的に外部と容易に接続することが可能であると
ともに、電極ピンを光素子アレイの位置決めに利用する
ことにより光回路を容易に構築することが可能であり、
かつ、電極ピンをジャンパ部材で接続する等することに
より容易にその光電子回路を外部配線等することが可能
な光電子集積装置を提供することができる。
【0195】また、請求項10の発明によれば、請求項
9の発明において、上記位置決めピンを、さらに第1の
部品延設領域に垂直な方向に直線的かつ帯状に延びる1
以上の第2の部品延設領域の各々の両側縁に沿って、そ
れらを幅方向に位置決め可能なように配置したので、光
導波部材を、方向が異なる部品延設領域に互いに交差す
るように積層することにより、側面のレンズ作用を利用
してなる光接続,光合分波等の機能を有する光回路を容
易に構築することが可能となる。
【0196】また、請求項11の発明によれば、請求項
9又は10の発明において、上記位置決めピンの一部又
は全部を、少なくとも上記所定の高さまで一定の径を有
するように形成された上記電極ピンで構成するようにし
たので、位置決めピンを節約することができる。
【0197】また、請求項12の発明によれば、特定構
造の円柱形状の光導波部材を、請求項1〜4の光学台の
第1の部品延設領域に、1つの層においては1つの部品
延設領域の幅方向に同一径のものが丁度整数本並ぶよう
にして、1層以上積層配置したので、光導波部材を積層
することにより、並列に密接してかつ積層して配置され
た光配線を容易に構築することが可能な光モジュールを
提供することができる。
【0198】また、請求項13の発明によれば、特定構
造の円柱形状の光導波部材を、請求項2又は3の光学台
の第1の部品延設領域及び第2の部品延設領域に、1つ
の層においては1つの部品延設領域の幅方向に同一径の
ものが丁度整数本並び、方向の異なる方向の部品延設領
域のもの同士が交差し、かつその交差点の一部又は全部
で、相接触する2つの光導波部材が双方の側面のレンズ
作用を利用して光結合されるように1層以上積層配置し
たので、光導波部材を45°の傾斜端面を有するものと
するとともに、これを長手方向の位置及び周方向の角度
を合わせながら積層することにより、光導波部材間の光
接続を容易に構築することが可能な光モジュールを提供
することができる。
【0199】また、請求項14の発明によれば、光素子
が二次元方向に配置された光素子アレイを、請求項4の
光学台の係合ピンで光素子が一部又は全部の部品延設領
域に位置するよう位置決めし、特定構造の円柱形状の光
導波部材を、光素子が位置する部品延設領域に、1つの
部品延設領域の幅方向に同一径のものが丁度整数本並
び、かつ光導波部材が対応する光素子と光結合するよう
にして1層以上積層配置したので、光素子アレイを係合
ピンと係合させて配置し、光導波部材を長手方向に位置
合わせしながら積層することにより容易に光回路を構築
することができる光モジュールを提供することができ
る。
【0200】また、請求項15の発明によれば、光素子
が二次元方向に配置された光素子アレイを、請求項2又
は3の光学台の複数の位置決めピンで光素子が一部又は
全部の第1又は第2の部品延設領域に位置するよう位置
決めし、特定構造の円柱形状の光導波部材を、光素子が
位置する部品延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向
に同一径のものが丁度整数本並び、かつ光導波部材が対
応する光素子と光結合するようにして1層以上積層した
ので、光素子アレイを位置決めピンに嵌入する等して配
置するとともに、光導波部材を長手方向に位置合わせし
ながら積層することにより、容易に光回路を構築するこ
とができる光モジュールを提供することができる。
【0201】また、請求項16の発明によれば、請求項
15の発明において、上記光導波部材を、さらに、第1
の部品延設領域及び第2の部品延設領域に、1つの層に
おいては1つの部品延設領域の幅方向に同一径のものが
丁度整数本並び、方向の異なる方向の部品延設領域のも
の同士が交差し、かつその交差点の一部又は全部で、相
接触する2つの光導波部材が双方の側面のレンズ作用を
利用して光結合されるように1層以上積層配置したの
で、さらに光導波部材間の光接続を容易に構築すること
が可能な光モジュールを提供することができる。
【0202】また、請求項17の発明によれば、特定構
造の円柱形状を有する光導波部材を、請求項5の光配線
基板の一部又は全部の上記部品延設領域に、1つの部品
延設領域の幅方向に同一径のものが丁度整数本並び、か
つ光導波部材と光接続ピンとが光結合されるように1層
以上積層したので、光導波部材を積層し、光接続ピンと
光接続することにより、並列に積層配置された光配線基
板の外部光配線を容易に行うことが可能な光モジュール
を提供することができる。
【0203】また、請求項18の発明によれば、特定構
造の円柱形状を有する光導波部材を、請求項6ないし8
のいずれかの光電子配線基板の一部又は全部の上記部品
延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向に同一径のも
のが丁度整数本並び、かつ光導波部材と光接続ピンとが
光結合されるように1層以上積層したので、光導波部材
を積層し、光接続ピンと光接続することにより、並列に
積層配置された光電子配線基板の外部光配線を容易に行
うことが可能な光モジュールを提供することができる。
【0204】また、請求項19の発明によれば、特定構
造の円柱形状の光導波部材を、請求項7の光電子配線基
板の第1の部品延設領域及び第2の部品延設領域に、1
つの層においては1つの部品延設領域の幅方向に同一径
のものが丁度整数本並び、方向の異なる方向の部品延設
領域のもの同士が交差し、交差点の一部又は全部で、相
接触する2つの光導波部材が双方の側面のレンズ作用を
利用して光結合され、かつ少なくとも1つの光導波部材
と少なくとも1つの光接続ピンとが光結合されるように
1層以上積層配置したので、光導波部材を45°の傾斜
端面を有するものとするとともに、これを長手方向の位
置及び周方向の角度を合わせながら積層し、光導波部材
と光接続ピンとを光接続することにより、容易に光電子
配線基板の外部光配線が可能で容易に光導波部材間の光
接続を構築することが可能な光モジュールを提供するこ
とができる。
【0205】また、請求項20の発明によれば、請求項
18又は19の発明において、光素子が二次元方向に配
置された光素子アレイを、上記光電子配線基板の複数の
位置決めピンで光素子が一部又は全部の部品延設領域に
位置するよう位置決めし、上記光導波部材を、対応する
光素子と光結合するように配置したので、光素子アレイ
を上記位置決めピンに嵌入する等して配置し、光導波部
材を長手方向に位置合わせしながら積層することによ
り、さらに光回路を容易に得ることが可能な光モジュー
ルを提供することができる。
【0206】また、請求項21の発明によれば、請求項
18〜20のいずれかの発明において、光電子集積装置
が基板の部品配設面に対向するように配置され、少なく
とも、基板の1以上の電極ピンの一部若しくは全部が光
電子集積装置の光電子回路に電気的に接続され、又は基
板の1以上の光接続ピンの一部若しくは全部が光電子集
積装置の光電子回路に光学的に接続されてなるものとし
たので、光電子配線基板と光電子集積装置との間に、所
望の光配線又は光電子回路を容易に構築可能な光モジュ
ールを提供することができる。
【0207】また、請求項22の発明によれば、特定構
造の円柱形状を有する光導波部材を、請求項9ないし1
1のいずれかの光電子集積装置の一部又は全部の上記部
品延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向に同一径の
ものが丁度整数本並び、かつ光導波部材と光接続ピンと
が光結合されるように1層以上積層したので、光導波部
材及び光接続ピンを45°の傾斜端面を有するものとす
るとともに、光導波部材を長手方向の位置及び周方向の
角度を合わせながら積層することにより、容易に光電子
集積装置の外部光配線を行うことがが可能な光モジュー
ルを提供することができる。
【0208】また、請求項23の発明によれば、特定構
造の円柱形状の光導波部材を、請求項10の光電子集積
装置の第1の部品延設領域及び第2の部品延設領域に、
1つの層においては1つの部品延設領域の幅方向に同一
径のものが丁度整数本並び、方向の異なる方向の部品延
設領域のもの同士が交差し、交差点の一部又は全部で、
相接触する2つの光導波部材が双方の側面のレンズ作用
を利用して光結合され、かつ少なくとも1つの光導波部
材と少なくとも1つの光接続ピンとが光結合されるよう
に1層以上積層配置したので、光導波部材を45°の傾
斜端面を有するものとするとともに、これを長手方向の
位置及び周方向の角度を合わせながら積層し、光導波部
材と光接続ピンとを光接続することにより、容易に光電
子集積装置の外部光配線が可能で容易に光導波部材間の
光接続を構築することが可能な光モジュールを提供する
ことができる。
【0209】また、請求項24の発明によれば、請求項
22又は23の発明において、光素子が二次元方向に配
置された光素子アレイを、上記光電子集積装置の複数の
位置決めピンで光素子が一部又は全部の部品延設領域に
位置するよう位置決めし、上記光導波部材を、対応する
光素子と光結合するように配置したので、光素子アレイ
を上記位置決めピンに嵌入する等して配置し、光導波部
材を長手方向に位置合わせしながら積層することによ
り、さらに光回路を容易に得ることが可能な光モジュー
ルを提供することができる。
【0210】また、請求項25の発明によれば、請求項
22〜24のいずれかの発明において、光電子配線基板
が本体の部品配設面に対向するように配置され、少なく
とも、本体の1以上の電極ピンの一部若しくは全部が光
電子配線基板の電気配線に電気的に接続され、又は本体
の1以上の光接続ピンの一部若しくは全部が光電子配線
基板の光配線に光学的に接続されてなるものとしたの
で、光電子集積装置と光電子配線基板との間に、所望の
光配線又は光電子回路を容易に構築可能な光モジュール
を提供することができる。
【0211】また、請求項26の発明によれば、請求項
20又は24の発明において、上記光素子アレイが電極
を有する光素子からなるものを含み、電極を有する光素
子からなる光素子アレイが、内面に光素子の電極に接続
された電極ピンとの接触用の電極を有する孔又は溝を位
置決め用の電極ピンと嵌合せしめることにより位置決め
されてなるものとしたので、光素子アレイを所定の位置
決め用電極ピンと嵌入し、光導波部材を位置決めピン間
に積層することにより作成することができ、その結果、
容易に光電子回路を構築可能な光モジュールを提供する
ことができる。
【0212】また、請求項27の発明によれば、請求項
17〜26のいずれかの発明において、光導波部材と光
接続ピンとの光結合が、双方の側面のレンズ作用を利用
することにより形成されるようにしたので、光導波部材
及び光接続ピンを45°の傾斜端面を有するものとする
とともに、光導波部材を長手方向の位置及び周方向の角
度を合わせながら積層することにより、光配線基板,光
電子配線基板,又は光電子集積装置と外部光配線との接
続を容易に行うことが可能な光モジュールを提供するこ
とができる。
【0213】また、請求項28の発明によれば、請求項
12〜27のいずれかの発明において、光導波部材のう
ち、他の光導波部材,光素子アレイの光素子,又は光接
続ピンと光結合しない光導波部材の一部又は全部を、該
光結合しない光導波部材と同一形状の積層部材で構成す
るようにしたので、光導波部材を節約することができ
る。
【0214】また、請求項29の発明によれば、請求項
6〜8のいずれかの光電子配線基板、請求項9〜11の
いずれかの光電子集積装置、又は請求項18〜27のい
ずれかの光モジュールと、この光電子配線基板,光電子
集積装置,又は光モジュールの上記電極ピンに嵌合する
複数の孔又は溝を有し、該複数の孔又は溝に嵌合する電
極ピン同士を電気的に接続する1以上のジャンパ部材と
を備え、上記光電子配線基板,光電子集積装置,又は光
モジュールの電極ピンのうちの2以上のものが、上記1
以上のジャンパ部材の孔又は溝と嵌合することにより各
ジャンパ部材を介して電気的に接続されてなるものとし
たので、ジャンパ部材を電極ピンに嵌入するだけで、光
電子配線基板、光電子集積装置、又は光モジュールの所
望の電気配線を行うことができ、その結果、容易に電気
配線を行うことが可能な光モジュールを提供することが
できる。
【0215】また、請求項30の発明によれば、少なく
ともその一部が光導波部材からなる1以上の積層部材
を、垂直方向保持手段上に並列に密接して載置して該垂
直方向保持手段で互いの中心軸が同一平面内に位置する
よう保持するとともに、並列方向保持手段で並列方向に
保持し、該並列方向保持手段を、保持する積層部材のう
ちの一方の側端に位置するものを位置決めピンで保持す
るように構成したので、簡単な構成で、多数本の光導波
部材を並列に密接して配置することが可能な光モジュー
ルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による光モジュールを
構築するのに用いる光学台の構成を示す外観図であっ
て、上面図(図1(a) )、正面図(図1(b) )、及び右
側面図(図1(c) )である。
【図2】 他の方法で位置決めピンを配置した光学台の
構成を示す外観図であって、上面図(図2(a) )、正面
図(図2(b) )、及び右側面図(図2(c) )である。
【図3】 本実施の形態1による光モジュールの構成を
示す外観図であって、上面図(図3(a) )、正面図(図
3(b) )、及び右側面図(図3(c) )である。
【図4】 光ファイバ間を双方の側面のレンズ作用を利
用して光結合した光導波路の構成を示す図であり、斜視
図(図4(a) )、図4(a) のA矢示図(図4(b) )、及
び図4(a) のB矢示図(図4(c) )である。
【図5】 図4の光導波路の解析モデルを示す模式図で
ある。
【図6】 図4の光導波路のパラメータαに対する結合
効率ηを示すグラフ図である。
【図7】 図4の光導波路のクラッドの屈折率nc に対
するパラメータαを示すグラフ図である。
【図8】 図4の光導波路のクラッド半径に対する比で
表した光ファイバ間隔Dに対するパラメータαを示すグ
ラフ図である。
【図9】 光配線をU字状に引き回すことが可能な光導
波路の構成を示す図であって、斜視図(図9(a) ),図
9(a) のA矢示図(図9(b) ),及び図9(a) のB矢示
図(図9(c) )である。
【図10】 光ビームを合分波可能な光導波路の構成を
示す図であって、斜視図(図10(a) ),図10(a) の
A矢示図(図10(b) ),及び図10(a) のB矢示図
(図10(c) )である。
【図11】 本発明の実施の形態2による光モジュール
の構成を示す外観図であって、上面図(図11(a) )、
正面図(図11(b) )、及び右側面図(図11(c) )で
ある。
【図12】 本発明の実施の形態3による光モジュール
の構成を示す外観図であって、上面図(図12(a) )、
正面図(図12(b) )、及び右側面図(図12(c) )で
ある。
【図13】 本発明の実施の形態4による光モジュール
の構成を示す外観図であって、上面図(図13(a) )、
正面図(図13(b) )、及び右側面図(図13(c) )で
ある。
【図14】 本発明の実施の形態5による光モジュール
の構成を示す外観図であって、上面図(図14(a) )、
正面図(図14(b) )、及び右側面図(図14(c) )で
ある。
【図15】 図14の光モジュールに用いるジャンパ部
材の他の構成を示す斜視図である。
【図16】 本発明の実施の形態6による光モジュール
の構成を示す外観図であって、上面図(図16(a) )、
正面図(図16(b) )、及び右側面図(図16(c) )で
ある。
【図17】 本発明の実施の形態7による光モジュール
の構成を示す外観図であって、上面図(図17(a) )、
正面図(図17(b) )、及び右側面図(図17(c) )で
ある。
【図18】 本発明の実施の形態8による光モジュール
の構成を示す外観図であって、上面図(図18(a) )、
正面図(図18(b) )、及び右側面図(図18(c) )で
ある。
【符号の説明】
1 コア、2 クラッド、100 ロッドレンズ、10
1 半板部、102半円部、201 基台、201a,
206a,209a,215a 部品配設面、202
位置決めピン、203 集光レンズ、204 レンズの
中心軸、206,209 基板、207 光接続ピン、
207a 第1の光接続ピン、207b 第2の光接続
ピン、208 光配線、210 電極ピン、210a
第1の電極ピン、210b 第2の電極ピン、210c
第3の電極ピン、211 電気配線、212 電極ピ
ン接触用電極、213 半導体レーザ、214 レーザ
光出射孔の中心軸、215 チップ、216 光電子回
路、301 レンズアレイ、301a,302a,30
3a 嵌合孔、302 レーザアレイ、303ジャンパ
部材、303b 嵌合溝、400 光学台、401 光
配線基板、402 EOボード、403 EOチップ、
Ax 光ファイバの中心軸、Ax1 第1の光ファイバ
の中心軸、Ax2 第2の光ファイバの中心軸、Ax3
第1の光ファイバ/第2の光ファイバ直交軸、Ax4
第1の光ファイバの傾斜端面の中心軸、Ax5 第2
の光ファイバの傾斜端面の中心軸、Ax6 ロッドレン
ズの中心軸、Ax7 第3の光ファイバの中心軸、Cp
1 第1の光ファイバの傾斜端面の中心点、Cp2 第
2の光ファイバの傾斜端面の中心点、d 光ファイバ間
隔、F 傾斜端面、F1 第1の光ファイバの傾斜端
面、F2 第2の光ファイバの傾斜端面、F3 第3の
光ファイバの傾斜端面、nc クラッドの屈折率、ne
等価屈折率、Of 光ファイバ、Of1 第1の光フ
ァイバ、Of2第2の光ファイバ、Of3 第3の光フ
ァイバ、P1〜P3 ポート、R1第1の部品延設領
域、R1a 後側の第1の部品延設領域、R1b 前側
の第1の部品延設領域、R2 第2の部品延設領域、S
傾斜端面F1及び傾斜端面F3の間隔、St 積層部
材。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その表面に平坦な部品配設面を有する基
    台と、 該基台の部品配設面に垂直に突設され、該部品配設面上
    に仮想されある方向に直線的かつ帯状に延びる1以上の
    第1の部品延設領域の各々の両側縁に沿って、該部品延
    設領域の各々を幅方向に位置決め可能なように複数配置
    され、かつ少なくとも所定の高さまで一定の径を有する
    ように形成された位置決めピンとを備えたことを特徴と
    する光学台。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学台において、 上記位置決めピンは、さらに、上記基台の部品配設面上
    に仮想され上記第1の部品延設領域に垂直な方向に直線
    的かつ帯状に延びる1以上の第2の部品延設領域の各々
    の両側縁に、該第2の部品延設領域の各々を幅方向に位
    置決め可能なように複数配置されてなることを特徴とす
    る光学台。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光学台において、 上記第1の部品延設領域の幅と上記第2の部品延設領域
    の幅との比が、整数比であることを特徴とする光学台。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光学台において、 上記基台の部品配設面に垂直に突設された1以上の係合
    ピンを備えたことを特徴とする光学台。
  5. 【請求項5】 光配線を有し、その主面に平坦な部品配
    設面を有する基板と、 該基板の部品配設面に垂直に突設され、その基端が該基
    板の光配線に光学的に接続され、かつ光を透過可能な材
    料からなり、その断面が円形で柱形状を有し、その中心
    軸に沿って光が伝搬可能なように断面方向に屈折率を異
    ならしめてなる1以上の光接続ピンと、 上記基板の部品配設面に垂直に突設され、該部品配設面
    上に仮想されある方向に直線的かつ帯状に延びる1以上
    の部品延設領域の各々の両側縁に沿って、該部品延設領
    域の各々を幅方向に位置決め可能なように複数配置さ
    れ、かつ少なくとも所定の高さまで一定の径を有するよ
    うに形成された位置決めピンとを備えたことを特徴とす
    る光配線基板。
  6. 【請求項6】 電気配線と光配線とを有し、その主面に
    平坦な部品配設面を有する基板と、 該基板の部品配設面に垂直に突設され、その基端が上記
    基板の電気配線に電気的に接続された1以上の電極ピン
    と、 上記基板の部品配設面に垂直に突設され、その基端が該
    基板の光配線に光学的に接続され、かつ光を透過可能な
    材料からなり、その断面が円形で柱形状を有し、その中
    心軸に沿って光が伝搬可能なように断面方向に屈折率を
    異ならしめてなる1以上の光接続ピンと、 上記基板の部品配設面に垂直に突設され、該部品配設面
    上に仮想されある方向に直線的かつ帯状に延びる1以上
    の第1の部品延設領域の各々の両側縁に沿って、該第1
    の部品延設領域の各々を幅方向に位置決め可能なように
    複数配置され、かつ少なくとも所定の高さまで一定の径
    を有するように形成された位置決めピンとを備えたこと
    を特徴とする光電子配線基板。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光電子配線基板におい
    て、 上記位置決めピンは、さらに、上記基板の部品配設面上
    に仮想され上記第1の部品延設領域に垂直な方向に直線
    的かつ帯状に延びる1以上の第2の部品延設領域の各々
    の両側縁に沿って、該第2の部品延設領域の各々を幅方
    向に位置決め可能なように複数配置されてなることを特
    徴とする光電子配線基板。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の光電子配線基板
    において、 上記位置決めピンの一部又は全部が、少なくとも上記所
    定の高さまで一定の径を有するように形成された上記電
    極ピンで構成されてなることを特徴とする光電子配線基
    板。
  9. 【請求項9】 集積された電子素子及び光素子を含む光
    電子回路、及びその表面に形成された平坦な部品配設面
    を有する本体と、 該本体の部品配設面に垂直に突設され、その基端が該本
    体の光電子回路に電気的に接続された1以上の電極ピン
    と、 上記本体の部品配設面に垂直に突設され、その基端が該
    本体の光電子回路に光学的に接続され、かつ光を透過可
    能な材料からなり、その断面が円形で柱形状を有し、そ
    の中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面方向に屈折
    率を異ならしめてなる1以上の光接続ピンと、 上記本体の部品配設面に垂直に突設され、該部品配設面
    上に仮想されある方向に直線的かつ帯状に延びる1以上
    の第1の部品延設領域の各々の両側縁に沿って、該第1
    の部品延設領域の各々を幅方向に位置決め可能なように
    複数配置され、かつ少なくとも所定の高さまで一定の径
    を有するように形成された位置決めピンとを備えたこと
    を特徴とする光電子集積装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の光電子集積装置にお
    いて、 上記位置決めピンは、さらに、上記本体の部品配設面上
    に仮想され上記第1の部品延設領域に垂直な方向に直線
    的かつ帯状に延びる1以上の第2の部品延設領域の各々
    の両側縁に沿って、該第2の部品延設領域の各々を幅方
    向に位置決め可能なように複数配置されてなることを特
    徴とする光電子集積装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載の光電子集積
    装置において、 上記位置決めピンの一部又は全部が、少なくとも上記所
    定の高さまで一定の径を有するように形成された上記電
    極ピンで構成されてなることを特徴とする光電子集積装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜4のいずれかの光学台と、 光を透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状
    を有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面
    方向に屈折率を異ならしめてなる光導波部材とを備え、 上記光導波部材は、上記光学台の一部又は全部の上記部
    品延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向に同一径の
    ものが丁度整数本並ぶようにして、1層以上配置されて
    なることを特徴とする光モジュール。
  13. 【請求項13】 請求項2又は3の光学台と、 光を透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状
    を有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面
    方向に屈折率を異ならしめてなる光導波部材とを備え、 上記光導波部材は、上記光学台の一部又は全部の上記第
    1の部品延設領域,及び一部又は全部の上記第2の部品
    延設領域に、1つの層においては1つの部品延設領域の
    幅方向に同一径のものが丁度整数本並ぶようにして、1
    層以上配置され、 該1層以上配置された第1の部品延設領域の光導波部
    材,及び第2の部品延設領域の光導波部材が、1以上の
    箇所で高さ方向にて相接触するように交差し、 かつ該第1の部品延設領域の光導波部材と第2の部品延
    設領域の光導波部材との交差点のうちの1以上の交差点
    で、相接触する2つの光導波部材が双方の側面のレンズ
    作用を利用して光結合されるように配置されてなること
    を特徴とする光モジュール。
  14. 【請求項14】 請求項4の光学台と、 光を透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状
    を有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面
    方向に屈折率を異ならしめてなる光導波部材と、 光の物理量を変化せしめる光素子を二次元方向に1以上
    配置してなる光素子アレイとを備え、 上記光素子アレイは、上記光学台の上記係合ピンによ
    り、光素子が該光学台の一部又は全部の上記第1の部品
    延設領域に位置するよう位置決めされ、 上記光導波部材は、上記光学台の上記光素子が位置する
    第1の部品延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向に
    同一径のものが丁度整数本並ぶようにして、1層以上配
    置され、かつ該1層以上配置された部品延設領域の光導
    波部材が上記光素子と光結合されるように配置されてな
    ることを特徴とする光モジュール。
  15. 【請求項15】 請求項2又は3の光学台と、 光を透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状
    を有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面
    方向に屈折率を異ならしめてなる光導波部材と、 光の物理量を変化せしめる光素子を二次元方向に1以上
    配置してなる光素子アレイとを備え、 上記光素子アレイは、上記光学台の複数の上記位置決め
    ピンにより、光素子が1以上の上記第1の部品延設領域
    又は第2の部品延設領域に位置するよう位置決めされ、 上記光導波部材は、上記光学台の上記光素子が位置する
    部品延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向に同一径
    のものが丁度整数本並ぶようにして、1層以上配置さ
    れ、かつ該1層以上配置された部品延設領域の光導波部
    材が上記光素子と光結合されるように配置されてなるこ
    とを特徴とする光モジュール。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の光モジュールにお
    いて、 上記光導波部材は、さらに、上記光学台の一部又は全部
    の上記第1の部品延設領域,及び一部又は全部の上記第
    2の部品延設領域に、1つの層においては1つの部品延
    設領域の幅方向に同一径のものが丁度整数本並ぶように
    して、1層以上配置され、 該1層以上配置された第1の部品延設領域の光導波部
    材,及び第2の部品延設領域の光導波部材が、1以上の
    箇所で、高さ方向にて相接触するように交差し、 かつ該第1の部品延設領域の光導波部材と第2の部品延
    設領域の光導波部材との交差点のうちの1以上の交差点
    で、相接触する2つの光導波部材が双方の側面のレンズ
    作用を利用して光結合されるように配置されてなること
    を特徴とする光モジュール。
  17. 【請求項17】 請求項5の光配線基板と、 光を透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状
    を有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面
    方向に屈折率を異ならしめてなる光導波部材とを備え、 上記光導波部材は、上記光配線基板の一部又は全部の上
    記部品延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向に同一
    径のものが丁度整数本並ぶようにして、1層以上配置さ
    れ、 かつ該1層以上配置された光導波部材のうちの少なくと
    も1つのの光導波部材と少なくとも1つの上記光接続ピ
    ンとが光結合されてなることを特徴とする光モジュー
    ル。
  18. 【請求項18】 請求項6ないし8のいずれかの光電子
    配線基板と、 光を透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状
    を有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面
    方向に屈折率を異ならしめてなる光導波部材とを備え、 上記光導波部材は、上記光配線基板の一部又は全部の上
    記部品延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向に同一
    径のものが丁度整数本並ぶようにして、1層以上配置さ
    れ、 かつ該1層以上配置された光導波部材のうちの少なくと
    も1つの光導波部材と少なくとも1つの上記光接続ピン
    とが光結合されてなることを特徴とする光モジュール。
  19. 【請求項19】 請求項7の光電子配線基板と、 光を透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状
    を有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面
    方向に屈折率を異ならしめてなる光導波部材とを備え、 上記光導波部材は、上記光電子配線基板の一部又は全部
    の上記第1の部品延設領域,及び一部又は全部の上記第
    2の部品延設領域に、1つの層においては1つの部品延
    設領域の幅方向に同一径のものが丁度整数本並ぶように
    して、1層以上配置され、 該1層以上配置された第1の部品延設領域の光導波部
    材,及び第2の部品延設領域の光導波部材が、1以上の
    箇所で、高さ方向にて相接触するように交差し、 該第1の部品延設領域の光導波部材と第2の部品延設領
    域の光導波部材との交差点のうちの1以上の交差点で、
    相接触する2つの光導波部材が双方の側面のレンズ作用
    を利用して光結合されるように配置され、 かつ該1層以上配置された光導波部材のうちの少なくと
    も1つの光導波部材と少なくとも1つの上記光接続ピン
    とが光結合されてなることを特徴とする光モジュール。
  20. 【請求項20】 請求項18又は19に記載の光モジュ
    ールにおいて、 光の物理量を変化せしめる光素子を二次元方向に1以上
    配置してなる光素子アレイを有し、 上記光素子アレイは、光素子が上記導波部材が配置され
    た第1,又は第2の部品延設領域のうちの1以上のもの
    の所定の導波部材と光結合されるよう、上記光電子配線
    基板の2以上の上記位置決めピン又は上記電極ピンによ
    り位置決めされてなることを特徴とする光モジュール。
  21. 【請求項21】 請求項18〜20のいずれかに記載の
    光モジュールにおいて、 集積された電子素子及び光素子を含む光電子回路を有す
    る光電子集積装置が上記基板の部品配設面に対向するよ
    うに配置され、 少なくとも、上記基板の1以上の電極ピンの一部若しく
    は全部が上記光電子集積装置の光電子回路に電気的に接
    続され、又は上記基板の1以上の光接続ピンの一部若し
    くは全部が上記光電子集積装置の光電子回路に光学的に
    接続されてなることを特徴とする光モジュール。
  22. 【請求項22】 請求項9ないし11のいずれかの光電
    子集積装置と、 光を透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状
    を有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面
    方向に屈折率を異ならしめてなる光導波部材とを備え、 上記光導波部材は、上記光配線基板の一部又は全部の上
    記部品延設領域に、1つの部品延設領域の幅方向に同一
    径のものが丁度整数本並ぶようにして、1層以上配置さ
    れ、 かつ該1層以上配置された光導波部材のうちの少なくと
    も1つの光導波部材と少なくとも1つの上記光接続ピン
    とが光結合されてなることを特徴とする光モジュール。
  23. 【請求項23】 請求項10の光電子集積装置と、 光を透過可能な材料からなり、その断面が円形で柱形状
    を有し、その中心軸に沿って光が伝搬可能なように断面
    方向に屈折率を異ならしめてなる光導波部材とを備え、 上記光導波部材は、上記光電子集積装置の一部又は全部
    の上記第1の部品延設領域,及び一部又は全部の上記第
    2の部品延設領域に、1つの層においては1つの部品延
    設領域の幅方向に同一径のものが丁度整数本並ぶように
    して、1層以上配置され、 該1層以上配置された第1の部品延設領域の光導波部
    材,及び第2の部品延設領域の光導波部材が、1以上の
    箇所で高さ方向にて相接触するように交差し、 該第1の部品延設領域の光導波部材と第2の部品延設領
    域の光導波部材との交差点のうちの1以上の交差点で、
    相接触する2つの光導波部材が双方の側面のレンズ作用
    を利用して光結合されるように配置され、 かつ該1層以上配置された光導波部材のうちの少なくと
    も1つの光導波部材と少なくとも1つの上記光接続ピン
    とが光結合されてなることを特徴とする光モジュール。
  24. 【請求項24】 請求項22又は23に記載の光モジュ
    ールにおいて、 光の物理量を変化せしめる光素子を二次元方向に1以上
    配置してなる光素子アレイを有し、 上記光素子アレイは、光素子が上記導波部材が配置され
    た第1,又は第2の部品延設領域のうちの1以上のもの
    の所定の導波部材と光結合されるよう、上記光電子配線
    基板の2以上の上記位置決めピン又は上記電極ピンによ
    り位置決めされてなることを特徴とする光モジュール。
  25. 【請求項25】 請求項22〜24のいずれかに記載の
    光モジュールにおいて、 電気配線と光配線とを有する光電子配線基板が上記本体
    の部品配設面に対向するように配置され、 少なくとも、上記本体の1以上の電極ピンの一部若しく
    は全部が上記光電子配線基板の電気配線に電気的に接続
    され、又は上記本体の1以上の光接続ピンの一部若しく
    は全部が上記光電子配線基板の光配線に光学的に接続さ
    れてなることを特徴とする光モジュール。
  26. 【請求項26】 請求項20又は24に記載の光モジュ
    ールにおいて、 上記光素子アレイは電極を有する光素子からなるものを
    含んでなり、 該電極を有する光素子からなる光素子アレイは、上記位
    置決めをする電極ピンに嵌合し、その内面に該光素子の
    電極に接続され該嵌合する電極ピンと接触するよう配設
    された電極を有する孔又は溝を有してなり、かつ該孔又
    は溝を上記位置決めをする電極ピンと嵌合せしめること
    により位置決めされてなることを特徴とする光モジュー
    ル。
  27. 【請求項27】 請求項17〜26のいずれかに記載の
    光モジュールにおいて、 上記光導波部材と上記光接続ピンとの光結合は、双方の
    側面のレンズ作用を利用してなることを特徴とする光モ
    ジュール。
  28. 【請求項28】 請求項12〜27のいずれかに記載の
    光モジュールにおいて、 上記光導波部材のうち、他の光導波部材,上記光素子ア
    レイの光素子,又は上記光接続ピンと光結合しない光導
    波部材の一部又は全部を、該光結合しない光導波部材と
    同一形状の積層部材で構成したことを特徴とする光モジ
    ュール。
  29. 【請求項29】 請求項6〜8のいずれかの光電子配線
    基板,請求項9〜11のいずれかの光電子集積装置,又
    は請求項18〜27のいずれかの光モジュールと、 上記光電子配線基板,光電子集積装置,又は光モジュー
    ルの上記電極ピンに嵌合する複数の孔又は溝を有し、該
    複数の孔又は溝に嵌合する電極ピン同士を電気的に接続
    する1以上のジャンパ部材とを備え、 上記光電子配線基板,光電子集積装置,又は光モジュー
    ルの上記電極ピンのうちの2以上のものが、上記1以上
    のジャンパ部材の孔又は溝と嵌合することにより各ジャ
    ンパ部材を介して電気的に接続されてなることを特徴と
    する光モジュール。
  30. 【請求項30】 その断面がある径の円形で柱形状を有
    する1以上の積層部材と、 その上に並列に密接して載置された上記1以上の積層部
    材を、互いの中心軸がある平面内に位置するように保持
    する垂直方向保持手段と、 該垂直方向保持手段に載置された1以上の積層部材を該
    積層部材の並列方向に保持する並列方向保持手段とを備
    え、 該並列方向保持手段が、上記保持する積層部材のうち少
    なくとも一方の側端に位置するものを、上記ある平面に
    垂直で所定の高さまで一定の径を有する位置決めピンに
    より保持するものであり、 かつ、上記1以上の積層部材の一部又は全部が、光を透
    過可能な材料からなり、その中心軸に沿って光が伝搬可
    能なように断面方向に屈折率を異ならしめてなる光導波
    部材で構成されてなることを特徴とする光モジュール。
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