JP3258908B2 - ゴシック・アーチ・トレーサ・システム - Google Patents

ゴシック・アーチ・トレーサ・システム

Info

Publication number
JP3258908B2
JP3258908B2 JP16415196A JP16415196A JP3258908B2 JP 3258908 B2 JP3258908 B2 JP 3258908B2 JP 16415196 A JP16415196 A JP 16415196A JP 16415196 A JP16415196 A JP 16415196A JP 3258908 B2 JP3258908 B2 JP 3258908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
function
unit
gothic arch
gothic
patient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16415196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH105255A (ja
Inventor
一佐武 堺
真也 長瀬
康幸 菅野
清文 野坂
章 棚田
徹郎 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PFU Ltd filed Critical PFU Ltd
Priority to JP16415196A priority Critical patent/JP3258908B2/ja
Publication of JPH105255A publication Critical patent/JPH105255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3258908B2 publication Critical patent/JP3258908B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • A61B6/512

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科患者の上顎と
下顎との相対移動に対応する画像であるゴシック・アー
チをディスプレイ部の画面上に描かせ、あるいはその描
かれたゴシック・アーチを利用して各種分析を行うよう
にしたゴシック・アーチ・トレーサ・システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば上下顎のすべての歯を
抜いた歯科患者に対して入れ歯を作成するに先立って、
当該患者の上顎と下顎との相対的な動きをチェックし、
エイペックス位置や咬頭嵌合位置やチェックバイト位置
などを定めるために、ゴシック・アーチの図形を描かせ
ることが行われている。即ち、患者が、上顎と下顎とを
前方向に移動させた際の移動径路と、左側方向に移動さ
せた際の移動径路と、右側方向に移動させた際の移動径
路とを、軌跡として残すようにすることが行われる。こ
の際の軌跡がゴシック・アーチと呼ばれている。
【0003】当該ゴシック・アーチを描記するために各
種の対策が考慮されており、例えば特公平7−1124
76号公報においては、デジタイザー板に設置したデジ
タイザー本体と、位置指定装置板に設置した位置指定装
置((註)接触針)とからなるデジタイザーを用いて、
当該デジタイザーの出力をマイクロコンピュータに入力
することが開示されている。
【0004】特公平7−112476号公報に示される
如く、患者の上顎の歯ぐきに沿うような土手をつくり、
当該土手の上に位置指定装置板を設置して当該位置指定
装置板にもうけたピンを取付け、一方患者の下顎の歯ぐ
きに沿うような土手をつくり、当該土手の上にデジタイ
ザー板を取付けるようにする。そして患者に対して、上
顎と下顎との相対移動を前方に幾回も行わせるようにし
て上記ピンがデジタイザー板上を摺動する軌跡をマイク
ロコンピュータによって描かせ、相対移動を左側方に幾
回も行わせるようにして同じく摺動する軌跡を描かせ、
相対移動を右側方に幾回も行わせるようにして同じく摺
動する軌跡を描かせる。
【0005】この軌跡は、一般に、ゴシック・アーチと
呼ばれている。図26は描かれたゴシック・アーチの形
状を説明する図である。なお当該図26に示すゴシック
・アーチは本発明の技術によって描かれたものである
が、ゴシック・アーチ自体を説明するために利用するこ
とにする。
【0006】図中の符号1はゴシック・アーチ、2は前
方移動時の軌跡、3は右側方移動時の軌跡、4は左側方
移動時の軌跡、5は描かれたゴシック・アーチの上で指
定されたエイペックス位置、6は患者が上顎と下顎とを
パクパクさせた際にピンがデジタイザー板に接触した点
(即ち、タッピング・ポイント)を表している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した如く、ゴシッ
ク・アーチを描くに当たって、ピンとデジタイザー板と
を含むセンサ部を用い、マイクロコンピュータを用い
て、ゴシック・アーチを描くことが、特公平7−112
476号公報に開示されている。
【0008】ただ、当該公告公報においては、デジタイ
ザー板としてどのような種類のものを用いるのかが示さ
れてなく、またマイクロコンピュータによって処理する
としても、どのようにかつ如何なるものを処理するのか
について示されていない。
【0009】本発明は、特公平7−112476号公報
開示の発明を発展させて、現実に利用できるゴシック・
アーチ・トレーサ・システムを提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
を表す全体構成図である。図中の符号10は処理部、1
1はセンサ部、12はCPU部、13はCPUがもつ処
理機能、14はディスプレイ部、15はメモリ部、16
は入力部、17はハード・ディスク・ドライブ部、18
は印刷装置部、19はフロッピィ・ディスク・ドライブ
部、20は音声出力部、21は電源部、22は通信部、
23はオフライン・スイッチを表している。
【0011】CPU部12は後述する各種の処理機能1
3を実行する。なお当該処理機能13は、メモリ部15
におけるROMなどにプログラムの形で格納されている
と考えてよい。
【0012】ディスプレイ部14は上述したゴシック・
アーチを表示できるよう構成されている。メモリ部15
は、ROMやRAMからなり、後述するようにセンサ部
11から通信部22を介して採取された位置座標をRA
M上に格納し、当該採取された位置座標にもとづいて各
種の演算を行ったりするメモリ領域や上記ゴシック・ア
ーチを表示するため画像メモリ領域などをもつ。
【0013】入力部16は、術者や患者などが上記ディ
スプレイ部14に表示されたゴシック・アーチを含む画
像を観察しながら、CPU部12に対して指示を与えた
りする、キーボードやテンキーやマウスやタッチパネル
や音声入力装置などからなる。
【0014】ハード・ディスク・ドライブ部17は、ハ
ード・ディスクを駆動する。またフロッピィ・ディスク
・ドライブ部19は、フロッピィ・ディスクを駆動す
る。印刷装置部18はディスプレイ部14上に表示され
た各種画像をハードコピーとして出力する。音声出力部
20は、術者や患者に対しての必要なCPU操作上の指
示および/または上記ゴシック・アーチに関する情報を
採取するに当っての指示を、音声で行う機能をもつ。
【0015】通信部22は、センサ部11からの位置座
標を、有線あるいは無線あるいは光ファイバなどで受信
する。オフライン・スイッチ23は、オンラインの下で
上記採取された位置座標からゴシック・アーチをディス
プレイ部14にて表現している途中で、当該画像の描画
を一時的に停止させるなどの処理を行うべく、オンライ
ン処理を一時的にオフライン状態にする働きをする。
【0016】電源部21は処理部10全体に対する電源
部であり、必要に応じてセンサ部11に対する電源を兼
ねてもよい。センサ部11は、上述したゴシック・アー
チを表示すべく患者の口の動きに対応した位置座標を採
取するものであり、上述した特公平7−112476号
公報に示される如きゴシック・アーチ・トレーサであ
る。なお当該センサ部11は後述する如く抵抗膜式タッ
チパネルで構成することが現時点で最善と考えるが、本
発明は当該抵抗膜式タッチパネルを用いるセンサ部に限
られるものではない。
【0017】抵抗膜式タッチパネルからなるセンサ部1
1が、上述する如く、患者の口の中に設置され、患者が
上下の顎を前後・左右に動かすことに対応してその際の
動きが当該センサ部11からの位置座標として入力され
てくる。即ち、通信部22によって受信され、一旦、メ
モリ部15に格納される。当該位置座標は、患者の顎の
動きに対応して、単位時間毎に採取されると考えてよ
い。
【0018】当該採取された位置座標は、当該単位時間
内を更に補間される。当該補間された結果にもとづいて
上記ゴシック・アーチに対応する画像が、画像メモリ領
域にイメージとして展開され、上記ディスプレイ部14
上に表示される。当該表示は、患者の顎の動きに応じて
オンラインで表示される。即ち、患者が上顎と下顎との
相対移動を例えば前後に複数回行う際に、前方向の移動
時の軌跡表示と後方向の移動時の軌跡表示とを色分け表
示によって表示する。勿論、上記相対移動を左方向に行
う場合の行き方向の表示と戻り方向の表示とを色分け表
示する。上記相対移動を右方向に行う場合も同様であ
る。
【0019】上記の如くゴシック・アーチを描かせると
共に、患者に対して上顎と下顎とを上下に「パクパク」
させて、ピンが抵抗膜式タッチパネルに接触する位置を
検出するようにする(タッピング位置を検出するように
する)が、このタッピング位置も上記ゴシック・アーチ
の画像に重畳して表示する。
【0020】CPU部12における処理機能13には各
種の機能が存在し得るが、次の如き機能に分けることが
できる。 (a)術者支援機能──データを取得する際やデータを
分析する際の支援機能である。 (b)事務支援機能──患者管理や帳票印刷などを行
う。 (c)補助機能──機器の動作環境を設定する。 (d)リハビリテーション機能──患者の顎の動きを矯
正するなどの際の支援機能である。
【0021】
【発明の実施の形態】
〔個々の構成の概略説明〕以下、個々の構成についての
説明を行う。
【0022】A.ディスプレイ部14 図2はディスプレイ部の一実施例構成を示す。図中の符
号14−1は術者が観察するためのディスプレイ、14
−2は位置座標を取得する最中に患者が観察するための
ディスプレイ、14−3は患者が見易い位置に画面をも
ってくることのできるように支持体によって自在に移動
できるように構成されたディスプレイ、14−4はゴー
グル型のディスプレイであって患者の頭にかけて患者が
どのような顎の位置にあっても観察できるディスプレイ
である。
【0023】簡易型のシステムにおいては、術者用ディ
スプレイ14−1のみが存在すれば足りるが、経済的に
余裕があれば患者用ディスプレイ14−2との2台があ
ることが望ましい。当該患者用ディスプレイ14−2は
上述のセンサ部11を口にくわえて位置座標をオンライ
ンで取得している最中に、術者が患者に対して各種の指
示を与えるような場合に有効である。特にゴシック・ア
ーチをオンライン処理で描かせつつある間には、患者の
目や顔が動くと、それに応じて上顎と下顎との相対位置
関係が非所望に動くことがあり、患者が目や顔を動かす
ことなく観察できるディスプレイを設備することが望ま
れる。
【0024】なお、図示ディスプレイ14−3は、図示
ディスプレイ14−2の支持体に移動自在の機構を用い
て、ディスプレイ14−2と兼用してもよい。また図示
ディスプレイ14−4は、患者の頭に取り付けて患者が
画面を観察できるものであることから、図示ディスプレ
イ14−2自体がゴーグル型のものであってもよく、こ
のディスプレイ14−4を用いる場合には図示ディスプ
レイ14−3は不要であろう(勿論、存在していてもよ
い)。
【0025】蛇足ながら、術者用のディスプレイ14−
1と患者用のディスプレイ14−2とは、データ取得中
の画像は共通の画像が表示されていることが望ましい
(患者用ディスプレイ14−2の画像は必要最小限のも
のであってもよい)。
【0026】B.入力部16 図3は入力部の一実施例構成を示す。図中の符号16−
1は、術者用入力部であって、キーボードとマウスとか
らなっている。当該術者用入力部16−1は標準的な入
力部の構成であり、マウスの代わりに他のポインティン
グ・デバイス(トラックボールなど)であってもよい。
【0027】符号16−2は、術者用入力部であって、
テンキーつきマウスからなっている。テンキーとマウス
とで夫々操作できることから操作性が向上する。符号1
6−3は、術者用入力部であって、マウスのみで各種の
入力操作ができるよう構成されたものであり、操作性が
更に向上する。
【0028】符号16−4は、術者用入力部であって、
タッチパネルによる入力機能をもっている。ディスプレ
イに据え付けたタッチパネルによって操作できるように
構成されたものである。タッチの方法は指であってもペ
ンであってもよい。
【0029】符号16−5は、術者用入力部である。音
声入力装置とマウスとからなっている。キーボードの代
わりに音声を用いて、例えば「次へ」や「OK」や「も
う一度」などを指示するようにする。
【0030】符号16−6は、患者用簡易入力装置であ
る。対面診療時には術者の問いかけに対して患者は音声
で答えることができない。このために、例えば「は
い」、「いいえ」などを入力できる簡易入力装置で足り
る。
【0031】C.音声出力部20 後述するように、システムは、対面診療時におけるデー
タ取得などのオンラインでの処理と、取得されたデータ
を分析するなどのオフラインでの処理と、事務処理を行
う際のオフラインでの処理などがある。
【0032】当該音声出力部20は、術者に対しては、
データ取得に当ってのガイダンスや、データ分析に当っ
てのガイダンスや、事務処理を行っている際のCPU操
作のためのガイダンスなどが、必要に応じて、音声で行
われるように構成される。
【0033】また、患者に対しては、データ取得の前、
途中、後での説明や、注意や、指示などが、必要に応じ
て、音声で行われるように構成される。 D.通信部22 センサ部11からの位置座標は、有線、無線あるいは光
学的経路を介して、通信部22に送られてくる。通信部
22においては、当該位置座標を受け取り、必要に応じ
て2つの位置座標の間を位置補間して、単位時間毎に、
各位置座標とそれに対応する時間情報と一緒にメモリ部
15に時系列順に格納する(なお上記位置補間は、メモ
リ部15の内容を利用してCPU部12が行ってもよ
い)。なおこの通信部にはセンサ部11とは別の外部シ
ステムとのデータのやりとりをする送受信部がある。
【0034】センサ部11と通信部22との間は電気的
に絶縁されることが望まれる。これは、センサ部11が
人間の口内に設置されるからである。 E.メモリ部15 通常のデータ処理システムの場合と同様に、主としてプ
ログラムなどを格納しているROMと、処理の対象とな
る測定データなどを格納するRAMとから構成されてい
る。
【0035】F.ハード・ディスク・ドライブ部17 図示を省略しているが、上記処理機能13に対応するプ
ログラムは、一般には、ハード・ディスクやフロッピィ
・ディスクに保持されている。当該ハード・ディスク・
ドライブ部17はそのハード・ディスクを駆動する。
【0036】G.フロッピィ・ディスク・ドライブ部1
9 図示を省略しているフロッピィ・ディスクを駆動する。 H.印刷装置部18 処理部10にて処理した結果や、ディスプレイ部14に
て表示された画像などは、必要に応じて、印刷物として
出力されることが望まれる。当該印刷装置部18はその
印刷を行う。
【0037】I.オフライン・スイッチ23 センサ部11からの位置座標は、単位時間毎に、通信部
22を介して、メモリ部15に受け入れられる。そし
て、CPU部12は当該位置座標を用いて、上述のゴシ
ック・アーチの画像をディスプレイ部14上に描いてゆ
く。即ち、上顎と下顎との相対位置が変化してゆく状態
をオンライン処理にてディスプレイ部14上に描いてゆ
く。この際に、上記相対位置が拡がってゆくように変化
している軌跡を例えば赤色表示し、相対位置が戻ってゆ
くように変化している軌跡を例えば黄色で表示するよう
にし、また上顎と下顎とを上下に「ガクガク」と動かし
た際のタッピング位置を必要に応じて他の色で表示する
ようにするが、当該オンライン表示を行っている間に、
ディスプレイ部14上での画像の動きを一時点に停止さ
せてみることが望まれる。この場合に、患者に指示して
上顎と下顎との相対位置の動きをとめさせることもでき
るが、それよりも、センサ部11から単位時間毎に通信
部22に送られてくる位置座標の値を、一時的に保持し
つづけるようにして、上記画像の動きを停止させること
がより好ましい。当該オフライン・スイッチ23は、上
記位置座標値を一時的に保持させる役割をはたす。即
ち、例えば通信部22にもうけられているレジスタ(図
示せず──位置座標値を一時的にセットするレジスタ)
の更新を停止させるまたは位置座標値の入力を切り離す
ようにする。
【0038】J.電源部21 処理部10全体の電源を確保する。商用電源を用いるこ
とが主となるが、勿論、電源として電池(充電式電池も
含む)を使用することもできるようにされる。
【0039】K.処理機能13 図4は処理機能の態様を示す。図中の符号13−1は、
術者支援機能であり、患者に対して上記センサ部11を
設置させてデータを取得する際の支援機能と、取得した
データを用いて各種の分析(後述)を行う際の支援機能
とからなる。
【0040】符号13−2は、事務支援機能であり、患
者についての診療費などの管理情報や、患者毎の診療あ
るいは治療に関する情報についての処理を支援し、必要
に応じて帳票印刷を行わせる。
【0041】符号13−3は、補助機能であり、処理部
10やセンサ部11を含む全体の機器に関しての動作環
境を設定する。符号13−4は、リハビリテーション機
能であり、先に描かせたゴシック・アーチの画像などを
オフライン的に利用し、患者の顎の動きが非正常である
場合などにおいて、上記センサ部を患者に再度設置させ
て顎の動きをオンラインでディスプレイ部14上に表示
させて観察しつつ、患者の顎の動きを矯正するなどの、
リハビリテーションを行うための支援を行う。
【0042】〔術者支援機能の説明〕上記において、図
1に示す全体構成における個々の構成について概略説明
したが、以下、処理機能13のうちの術者支援機能13
−1について、更に説明する。
【0043】図5は術者支援機能の態様を示す。図中の
符号51は咬合採得支援機能、52は顎機能解析支援機
能、53は術者支援補助機能を表している。術者支援機
能13−1は、主に、咬合採得支援機能51と顎機能解
析支援機能52とから構成されている。図5における術
者支援補助機能53は、咬合採得支援や顎機能解析支援
に当って、夫々の機能をより使用し易くするための機能
である。
【0044】咬合採得支援機能51は、センサ部11か
らの位置座標を利用して、ゴシック・アーチ描記法にも
とづいて位置データを取得し、表示するための機能であ
る。また顎機能解析支援機能52は、咬合採得支援にお
いて得られた位置データを加工し、また、様々な分析を
行って分析データを算出する機能である。勿論、当該顎
機能解析支援に当って、必要に応じて、位置データを再
取得することも行われる。
【0045】〔咬合採得支援機能〕図6は咬合採得支援
機能を説明する説明図である。また図7はイメージ図を
説明する図である。符号54は当該採得を行う際のフロ
ー、55はトレースの概念を説明するためのイメージ
図、56はタッピングの概念を説明するためのイメージ
図、57はチェックバイト位についての概念を説明する
ためのイメージ図を表している。
【0046】ステップ(ST)1:上述の如く、口腔内
にセンサを設置して、患者に上顎と下顎との相対移動を
行わさせ、顎の動きをトレースしてディスプレイ部14
上に描かせる(勿論、データを採得しつつ)。ディスプ
レイ部14の画面に描かれるトレースは、イメージ図5
5に示す如きものであり、上顎と下顎との相対移動を、
前後方向に行わせた際のトレースと、左方向に行わせた
際のトレースと、右方向に行わせた際のトレースとから
なり、本発明の場合には、顎の動きをオンライン処理に
てトレースさせるようにし、かついわゆる往き方向と帰
り方向とで異なる色表示を行うようにされている。なお
イメージ図55において「カーソル」として示している
のは、図1に示す入力部16などから指示して表示させ
ているカーソルの表示を表しており、術者と患者との間
で当該カーソルを用いて対話を行ったりするためのもの
である。また表示画面の上下を逆にすることも可能であ
る。
【0047】ステップ(ST)2:顎の噛み合い(タッ
ピング)を表示する。ステップST1において顎の動き
をトレースしたが、今度は、上顎と下顎との水平方向の
相対位置移動をやめて、もっとも自然の状態の下で、上
顎と下顎とを「ガクガク」させて点位置を表示させて噛
み合い(タッピング)を表示する。イメージ図56は当
該タッピングの際の「タッピングポイント」を概念的に
表している(上述した如く、例えば上顎に設置してある
ピンが、下顎に設置してある抵抗膜式タッチパネルの面
を押した位置を点で表している)。なお図示の「カーソ
ル」は上述のカーソル表示である。
【0048】ステップ(ST)3:エイペックス指定を
行う。イメージ図55に示す如くトレースを描かせてゴ
シック・アーチの画像を表示させた際に、「矢じり」の
如く描かれているゴシック・アーチの矢じりの最尖端の
位置を「エイペックス位置」として指定する(術者が指
定する。なお前後方向の最小値をエイペックス位置とみ
なす自動設定も可能である)。イメージ図57はこのエ
イペックス位置をゴシック・アーチの画像と一緒に表示
して表している。
【0049】ステップ(ST)4:噛み合わせの位置を
指定する。上述の如く、上顎の歯や下顎の歯がなくなっ
た状況の下では、上顎と下顎とがどの位置で嵌合するの
が最もよいのかを、現存する歯の位置から決めることが
できない。このために、上記の「タッピングポイント」
を利用して「咬頭嵌合位位置」を術者が指定する。
(「タッピングポイント」の平均位置を「咬頭嵌合位位
置」と指定したり、勿論、エイペックス位置を利用して
咬頭嵌合位位置を指定することもある)。そして、エイ
ペックス位置と咬頭嵌合位位置とを結ぶ線を描いて1つ
の座標軸とし、咬頭嵌合位を通りそれと直交する他の座
標軸を描く。
【0050】ステップ(ST)5:チェックバイト位を
指定する。上述のエイペックス位置と咬頭嵌合位位置と
の2点から、前・左・右の3点の噛み合わせ位置(チェ
ックバイト位)を決める。このためには、イメージ図5
7に示す如く、咬頭嵌合位位置から、所望される半径の
円を描き(またはエイペックス位置を中心とした円を描
くこともできる)、前方向トレース(複数条が表示され
ているうちの中央部分の線)と円との交点、左方向トレ
ース(複数条が表示されているうちの最も左外側の線)
と円との交点、右方向トレース(複数条が表示されてい
るうちの最も右外側の線)と円との交点を夫々チェック
バイト位と決定する。
【0051】図8は咬合採得支援機能におけるトレース
機能を説明するフローチャートを示す。 ステップ(ST)6:或る退避域にカーソルを置く。そ
の位置に点を表示する。
【0052】ステップ(ST)7:センサ部11から位
置座標を受信する。 ステップ(ST)8:ディスプレイ部14の画面上の座
標位置に変換する。 ステップ(ST)9:画面上の座標位置にカーソルを表
示(即ち、点を表示)する。
【0053】ステップ(ST)10:ステップST6で
入力したカーソル位置(即ち、退避域上の点)とステッ
プST9で表示した点位置との間を結ぶ直線を描画す
る。 ステップ(ST)11:ステップST9で表示したカー
ソル位置を新しい退避域として入力する。
【0054】ステップ(ST)12:トレースが終了し
たか否かを調べる。NOであればステップST7に戻
り、YESであれば「終わり」となる。図9は図8に示
すフローチャートを補足説明する図である。第i回目の
センサからの座標位置を画面上の座標位置に変換した位
置が、第(i+1)回目のセンサからの座標位置を受け
取る際における「退避域」とされており(ステップST
11)、第(i+1)回目のセンサからの座標位置を画
面上の座標位置に変換した位置にカーソル(点)が表示
され(ステップST9)、上記退避域に相当する点と新
しいカーソル位置との間に直線または曲線が描画される
(ステップST10)。なお、上記直線または曲線を描
画する際に、2つの点の間に必要に応じて位置補間した
点を計算するようにして、描かれる曲線をより平滑にす
るようにされる。また、上顎と下顎との相対位置が拡が
る方向へ向かうトレース描画に当っては例えば赤色で表
示され、当該相対位置が戻る方向へ向かうトレース描画
に当っては例えば黄色で表示するようにされる。
【0055】なお、センサ部11の位置座標は通信部2
2を介して単位時間毎に送られてくることから、ディス
プレイ部14の画面上において、上記ステップST10
にて描画する『直線の長さ』は、患者が上顎と下顎とを
相対移動させる際の『速度』に対応するものであり、診
断などに利用される。
【0056】図10は咬合採得支援機能におけるタッピ
ング機能を説明するフローチャートを示す。 ステップ(ST)13:センサ部11から位置座標を受
信する。
【0057】ステップ(ST)14:ディスプレイ部1
4の画面上の座標位置に変換する。 ステップ(ST)15:今、現に、タッピングが行われ
ている場合にはYESとなってステップST17に向か
い、NOの場合にはステップST16に向かう。
【0058】ステップ(ST)16:患者が上顎と下顎
との間を開いた状態であり、ステップST14にて得ら
れている位置にカーソルを表示して、ステップST13
における受信を待つ。
【0059】ステップ(ST)17:患者が上顎と下顎
との間を閉じた状態であり、ステップST14で得られ
た点に新しい表示を行う。 ステップ(ST)18:タッピングが終了したか否かを
チェックする。
【0060】図11は咬合採得支援機能におけるエイペ
ックス指定機能を説明するフローチャートを示す。 ステップ(ST)19:エイペックスの設定については
自動設定機能を利用できる場合と利用できない場合とが
あり、前者の場合にはYESとなってステップST20
へ向かい、後者の場合にはNOとなってステップST2
1へ向かう。
【0061】ステップ(ST)20:トレース機能で取
得したデータ列についてのy座標値の最小値(例えば図
7に示すイメージ図57の例で言えば右上から左下に向
かう座標軸でみて最も左下にある点)について座標位置
(x座標とy座標)を抽出して、ステップST25へ向
かう。
【0062】ステップ(ST)21:センサ部11から
位置座標を受信する。 ステップ(ST)22:ディスプレイ部14の画面上の
座標位置に変換する。 ステップ(ST)23:画面上の座標位置にカーソルを
表示する。
【0063】ステップ(ST)24:その位置を決定す
るためのクリックが指示されたか否かがチェックされ
る。YESであればステップST25に向かい、NOで
あればステップST21に戻る。なお当該クリック位置
は、術者(または必要に応じて患者)がディスプレイ部
14の画面を観察しながら、エイペックス位置であると
考えられる個所でクリックされる。
【0064】ステップ(ST)25:ステップST20
やステップST24で得られた座標位置をエイペックス
位置とする。 ステップ(ST)26:エイペックス位置に点を表示す
る。
【0065】ステップ(ST)27:エイペックス指定
位置が適正か否かがチェックされる。NOであればステ
ップST21に戻る。YESであれば終了となる。図1
2は咬合採得支援機能における咬頭嵌合位指定機能を説
明するフローチャートを示す。
【0066】ステップ(ST)28:タッピングポイン
トの平均値を咬頭嵌合位とみなすか否かをチェックす
る。YESの場合にはステップST29に向かい、NO
の場合にはステップ30に向かう。
【0067】ステップ(ST)29:タッピングポイン
トの平均位置についての座標位置(x座標とy座標)を
抽出して、ステップST34に向かう。 ステップ(ST)30:センサ部11から位置座標を受
信する。
【0068】ステップ(ST)31:ディスプレイ部1
4の画面上の座標位置に変換する。 ステップ(ST)32:画面上の座標位置にカーソルを
表示する。 ステップ(ST)33:その位置を決定するためのクリ
ックが指示されたか否かがチェックされる。YESであ
ればステップST34に向かい、NOであればステップ
ST30に戻る。
【0069】ステップ(ST)34:ステップST29
やステップST33で得られた座標位置を咬頭嵌合位位
置とする。 ステップ(ST)35:咬頭嵌合位位置に点を表示す
る。
【0070】ステップ(ST)36:咬頭嵌合位位置が
適正か否かがチェックされる。NOであればステップS
T30に戻り、YESであれば終了となる。図13は咬
合採得支援機能におけるチェックバイト位指定機能を説
明するフローチャートを示す。
【0071】ステップ(ST)37:チェックバイト位
の指定を行うか否かがチェックされる。NOであれば終
了となり、YESであればステップST38に向かう。 ステップ(ST)38:エイペックス位置と咬頭嵌合位
位置との2点を通るX座標軸を描く。
【0072】ステップ(ST)39:咬頭嵌合位位置を
通りX座標軸と直交するY座標軸を描く。 ステップ(ST)40:咬頭嵌合位位置を中心に予め指
定してある半径の円を描く。
【0073】ステップ(ST)41:トレース(前・左
・右の各トレース)と円との交点に、チェックバイト位
置を表す点を表示する。 ステップ(ST)42:チェックバイト位置にカーソル
を移動して患者に示し、患者が顎を移動して、その位置
で顎を閉じるようにさせる。
【0074】図14は本発明において用意されているソ
フトウェアの構成図である。本発明のインテリジェント
・ゴシック・アーチ・トレーサ・システムに関連するソ
フトウェアは、大別して、 (a)術者支援機能 (a−1)咬合採得支援機能 (a−2)顎機能解析支援機能 (b)補助機能 (b−1)動作環境設定 (b−2)センサ設定 (c)事務支援機能 (c−1)患者管理分析 (c−2)術実施記録簿 (d)リハビリテーション機能 (d−1)顎位誘導 からなる。以下、図14ないし図17を参照しつつ説明
を加えてゆく。
【0075】なお図15は図14に示す術者支援機能に
ついてツリー展開を行った展開図であり、図16は図1
4に示す術者支援機能のうちの顎機能解析支援機能につ
いてツリー展開を行った展開図であり、図17は補助機
能と事務支援機能とリハビリテーション機能とについて
ツリー展開を行った展開図である。また図18は説明用
の図である。
【0076】(a−0−1)軌跡表示 当該軌跡表示は、ディスプレイ部14の画面上にゴシッ
ク・アーチの軌跡を表示するためのものであり、単位時
間毎に通信部22を介してセンサ部11から送られてく
る位置座標にもとづいて(必要に応じて位置補間を行っ
て)オンラインで軌跡を多重重ね合わせの形で表示させ
る。その際に「往路・復路での色分け表示」が行われる
ようにされ、位置補間を行う「補間機能」をもつように
されている。
【0077】(a−0−2)実寸目盛表示 上記軌跡表示と一緒に、実際の顎の動きの実寸目盛を表
示するようにされるものである(図18における目盛参
照)。このとき顎中心位を指定できるようにする「顎中
心位指定機能」や、ゴシック・アーチを描いた際のx軸
(上顎と下顎とを前後に相対移動させる際の軸)を、描
かれたゴシック・アーチの軌跡に対応して描かせ、かつ
その軸を適宜に回転できるようにする「軸回転機能」を
もつ。この回転は座標変換によって容易になし得るもの
である。
【0078】(a−0−3)トレーサ上のカーソル位置
表示 ゴシック・アーチを描かせると共に、必要に応じてカー
ソルを適宜の位置に表示させるものである。このとき、
カーソルについて「色、大きさおよび形状の変更、点
滅」などを行わせるようにしている。
【0079】(a−0−4)術者指示ポインタ表示 患者にセンサ部をセットしてオンライン処理でゴシック
・アーチを描かせつつある間に、術者が必要に応じて、
センサ部の画面上にポインタを表示して患者に適宜の指
示を与え得るようにするものである。ポインタは、図形
であっても、また文字であってもよい。入力部16から
の入力によって与えられる。
【0080】(a−0−5)トレーサの方向の表示及び
方向変換 ゴシック・アーチを表示する際に、術者によって、ゴシ
ック・アーチの矢印が下方に向くように表示する場合と
矢印が上方に向くように表示する場合とがある。このた
めに、トレーサの方向を表示し、かつ必要に応じて上下
反転させ得るようにするものである。
【0081】(a−0−6)トレーサ・イメージ表示 必要に応じて、トレーサ自体のイメージをディスプレイ
部14の画面上に表示するものである。これは、必要に
応じて患者に対して術者がトレーサ自体について説明す
るためのものである。
【0082】(a−0−7)任意の指定した2点間距離
表示 例えば描かれたゴシック・アーチ上の適宜の2点をポイ
ントした際に、当該2点間の、実寸目盛にもとづく、距
離を表示させるものである。
【0083】(a−0−8)一部拡大機能(ズーム・ア
ップ) 例えば描かれたゴシック・アーチの画像の一部を拡大し
て表示させるものである。例えば上述のエイペックス位
置を決める際などに利用される。
【0084】(a−0−9)運動速度とそのグラフ表示
及び運動加速度とそのグラフ表示 オンライン処理によってゴシック・アーチを描かせる際
に、センサ部11が通信部22を介して単位時間毎に座
標位置を通知してくる点を利用して、上下の顎の相対位
置の変化速度を計算し、ゴシック・アーチの任意の位置
の近傍での速度や加速度を表示させたり、更に、ゴシッ
ク・アーチの適宜の位置近傍を指示して(または全体を
指示して)その位置範囲内での上記速度や加速度につい
ての頻度グラフを表示させたりするものである。
【0085】(a−0−10)ビジュアル・ガイダンス
機能(自動検診) ゴシック・アーチを描かせる際に、術者および/または
患者に対して、画面上で適宜ガイダンスを与え得るよう
にするものである。ゴシック・アーチを描く際の手順が
大略決まっており、それを表示するようにする。そのガ
イダンスに対して、術者および/または患者が正しく応
答したら、その旨を表示させることも行う。
【0086】(a−0−11)センサ・オンライン・オ
フライン機能 ゴシック・アーチを描く際に、オンライン処理にて顎の
動きが表示されるが、その間に、適宜のタイミングで、
センサ部11からの位置座標の受け取りを停止して、顎
の動きの表示の更新を一時的に停止させるようにするも
のである。上述のオフライン・スイッチ23によって行
われる。
【0087】(a−1−1)トレース機能 センサ部11からの単位時間毎の位置座標を(必要に応
じて位置補間して)メモリ部15のRAM上の画像メモ
リに展開させ、ディスプレイ部14にて表示(重ね表
示)を行うものである。またその際の支援を行うもので
ある。
【0088】(a−1−2)タッピング機能 図7におけるイメージ図56に示すように、患者がタッ
ピングを行っている際の表示を行うものである。またそ
の際の支援を行うものである。
【0089】(a−1−3)エイペックス指定機能 図7におけるイメージ図57に示すようにエイペックス
位置を指定させるものである。そして、その際の支援を
行うものである。
【0090】(a−1−4)咬頭嵌合位指定機能 図7におけるイメージ図57に示すように、例えばタッ
ピング位置やエイペックス位置などから、咬頭嵌合位を
指定させるものである。そして、その際の支援を行うも
のである。
【0091】(a−1−5)チェックバイト位機能 図7におけるイメージ図57に示す如く、咬頭嵌合位ま
たは、エイペックス位置を中心に所定の半径の円を描か
せ、ゴシック・アーチの像との交点をチェックバイト位
として定めさせるためのものである。そしてその際の支
援を行うものである。
【0092】次に述べる顎機能解析支援機能は、一般
に、オフラインで処理される際の機能である。 (a−2−1−1−1)「ゴシック・アーチ解析」ゴシ
ック・アーチ描記 先に表示されたことのあるゴシック・アーチは、メモリ
部15やフロッピィ・ディスクなどに格納されている。
この情報を読み出して、ディスプレイ部14の画面に表
示させるものである。
【0093】(a−2−1−1−2)「ゴシック・アー
チ解析」限界位設定(前後左右) ゴシック・アーチを表示させておいて、当該患者の上下
顎の相対位置の変位が最大どの程度あるかを調べるため
に、前後方向での限界位置、左方向での限界位置、右方
向での限界位置を、ポインタで設定し、表示させるため
のものである(図18×印参照)。
【0094】(a−2−1−1−3)「ゴシック・アー
チ解析」前方運動距離 前方方向に動かした際の最大距離を測定するものである
(図19参照)。 (a−2−1−1−4)「ゴシック・アーチ解析」左側
方運動距離 左側方向に動かした際の最大距離を測定するものである
(図19参照─なお図19の場合には左右が逆に表示さ
れている)。
【0095】(a−2−1−1−5)「ゴシック・アー
チ解析」右側方運動距離 右側方向に動かした際の最大距離を測定するものである
(図19参照)。 (a−2−1−1−6)「ゴシック・アーチ解析」左側
方右側方運動距離比 エイペックス位置から上記左側方運動距離までと、エイ
ペックス位置から上記右側方運動距離までとの比を計算
するものである(図19参照)。
【0096】(a−2−1−1−7)「ゴシック・アー
チ解析」ゴシック・アーチ角度 ゴシック・アーチを描いた場合の前後方向と左側方向あ
るいは右側方向との角度を測定するものである(図20
参照)。
【0097】(a−2−1−1−8)「ゴシック・アー
チ解析」左角度右角度比 図20に示す角度θ右と角度θ左との比を計算するもの
である(図20参照)。
【0098】(a−2−1−1−9)「ゴシック・アー
チ解析」面積 描かれたゴシック・アーチをもとに、上下顎が相対移動
する面積S右とS左とを計算するものである(図21参
照)。
【0099】(a−2−1−1−10)「ゴシック・ア
ーチ解析」左面積右面積比 図21に示す面積S右とS左との比を計算するものであ
る。 (a−2−1−2−1)「運動機能解析」前方運動回帰
直線 描かれたゴシック・アーチの前方運動の際の軌跡につい
ての平均的な1つの直線を計算して設定させるようにす
るものである。必要に応じて、往き方向での回帰直線と
戻り方向での回帰直線とを別々に得ることもできる(図
22参照)。なおこの場合、各軌跡についての平均を計
算して当該回帰直線を得る。
【0100】(a−2−1−2−2)「運動機能解析」
左側方運動回帰直線 描かれたゴシック・アーチの左側方運動の際の軌跡につ
いての平均的な1つの直線を計算して設定させるように
するものである。必要に応じて、往き方向での回帰直線
と戻り方向での回帰直線とを別々に得ることもできる
(図22参照)。
【0101】(a−2−1−2−3)「運動機能解析」
右側方運動回帰直線 描かれたゴシック・アーチの右側方運動の際の軌跡につ
いての平均的な1つの直線を計算して設定させるように
するものである。必要に応じて、往き方向での回帰直線
と戻り方向での回帰直線とを別々に得ることもできる
(図22参照)。
【0102】(a−2−1−2−4)「運動機能解析」
前方運動周期 描かれたゴシック・アーチについての前方運動の際の各
周期を計測して表示する。往きと戻りとについて夫々平
均値、標準偏差、測定回数を表示することになる。
【0103】(a−2−1−2−5)「運動機能解析」
左側方運動周期 描かれたゴシック・アーチについての左側方運動の際の
各周期を計測して表示する。往きと戻りとについて夫々
平均値、標準偏差、測定回数を表示することになる。
【0104】(a−2−1−2−6)「運動機能解析」
右側方運動周期 描かれたゴシック・アーチについての右側方運動の際の
各周期を計測して表示する。往きと戻りとについて夫々
平均値、標準偏差、測定回数を表示することになる。
【0105】(a−2−1−2−7)「運動機能解析」
左右運動周期 左側方運動と右側方運動とを繰り返させた場合の周期を
計測して表示する。往きと戻りとについて夫々平均値、
標準偏差、測定回数を表示することになる。
【0106】(a−2−1−2−8)「運動機能解析」
前方運動距離 図19に示した距離を求めるものである。 (a−2−1−2−9)「運動機能解析」左側方運動距
離 図19に示した距離を求めるものである。
【0107】(a−2−1−2−10)「運動機能解
析」右側方運動距離 図19に示した距離を求めるものである。 (a−2−1−2−11)「運動機能解析」左右側方運
動距離比 図19に示した運動距離比を求めるものである。
【0108】(a−2−2−1−1)「タッピング分
析」分布分析 タッピング位置の分布や平均値、標準偏差、測定回数を
計算するものである。 (a−2−2−1−2)「タッピング分析」周期分析 タッピングに当っての周期を計測して分析するものであ
る。
【0109】(b−1)「補助機能」動作環境設定 図4に示す補助機能13−3に関連して、処理部10の
機器に関しての動作環境を設定する。
【0110】(b−2)「補助機能」センサ設定 図4に示す補助機能13−3に関連して、センサ部11
についての動作環境を設定する。
【0111】(c−1−1−1)「患者管理分析」患者
履歴分析 患者に関する履歴を管理し分析するものである。 (c−1−1−2)「患者管理分析」患者比較分析 複数の患者について比較検討する資料の作成などを行う
ものである。
【0112】(c−1−1−3)「患者管理分析」印刷
機能 患者管理分析に当って各種印刷を行うものである。 (c−1−2−1)「術実施記録簿」取得データ再生機
能 術実施についての記録簿を作成するものであるが、その
際に、再生したり、戻したり、停止したり、スロー表示
したりするものである。なお必要に応じて一部拡大表示
をも行う。
【0113】(c−1−2−2)「術実施記録簿」デー
タ重ね合わせ表示 複数個分のゴシック・アーチあるいは複数の患者につい
てのゴシック・アーチを重ね合わせて表示させるもので
ある。
【0114】(d−1−1)「リハビリテーション機
能」顎位誘導 ゴシック・アーチの形状が特殊な患者に対して、ゴシッ
ク・アーチの形状が通常の形状になるように、顎の動か
し方を教示し誘導するものである。
【0115】図23はセンサ部において抵抗膜式タッチ
パネルを用いた実施形態を示す。図中の符号60は、上
顎台座であり、センサ部11の一部を構成していて患者
の上顎側の口内に固定される。例えば上側の歯ぐきに沿
う土手をつくり、当該土手の上に当該上顎台座が固定さ
れていて、患者の上顎側に固定される。当該上顎台座6
0には接触針(ピン)61がもうけられている。
【0116】また符号70は、下顎台座であり、センサ
部11の一部を構成していて患者の下顎側の口内に固定
される。当該下顎台座70にはセンサ71が固定されて
いる。下顎台座70は、例えば下側の歯ぐきに沿う土手
をつくり、当該土手の上に固定される。符号72は通信
経路を表している(図1参照)。
【0117】なお、図23はセンサ部11をセットされ
た患者が口を大きく開いた状態をスケッチしたものであ
る。なおピンとセンサとの関係は上下反対でも可であ
る。図24はセンサとして抵抗膜式タッチパネルを用い
た場合のタッチパネルの断面図を示す。図中の符号71
はセンサ、80は抵抗膜、81はスペーサを表してい
る。2つの抵抗膜80はスペーサ81によって両者が非
接触状態に置かれている。
【0118】抵抗膜式タッチパネルの場合、周知の如
く、指などで一方あるいは両方の抵抗膜80を押圧した
際に、2つの抵抗膜80が部分的に接触する。この接触
点の位置によって、図25に動作原理を示す如く検出端
子A,B間の電位Vxの大きさが決まる。図25はX軸
方向について示したものであり、言うまでもなくY軸方
向においても接触点の位置によって図25と同様に検出
端子の電位Vyの大きさが決まる。そして上記電位Vx
と電位Vyとが、抵抗膜80の接触位置を代表するもの
となり、当該接触位置が位置座標として定まる。なお図
において符号80は抵抗膜、82は基準電位源、83は
固定抵抗(抵抗値Rとする)であり、rは抵抗膜上の接
触点までの抵抗値、84は接触点、A,Bは検出端子を
表している。
【0119】センサ71として当該抵抗膜式タッチパネ
ルを用いる場合、図23に示す上顎台座60上にはピン
61をもうけるだけで、電気的にはセンサ71とは全く
独立したもので足りる(ピン61に対してリード線など
を接続する必要がない)。またセンサ71に示す抵抗膜
80の夫々の外表面には絶縁膜で覆っておくことが可能
であり、患者の口内にセットしても、患者に対して非所
望な場合に電撃を与えてしまうことがない。即ち抵抗膜
80,80間に印加している電圧と人体とは全く電気的
に絶縁されたものとすることができる。またセンサは使
い捨てとすることもできる。
【0120】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、患
者の上顎と下顎との相対移動に対応するゴシック・アー
チの画像を、オンライン処理で描くことが可能になり、
かつオンライン処理に際しての指示などを適正に行うこ
とができ、またオフライン処理によって各種の分析を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を表す全体構成図である。
【図2】ディスプレイ部の一実施例構成を示す。
【図3】入力部の一実施例構成を示す。
【図4】処理機能の態様を示す。
【図5】術者支援機能の態様を示す。
【図6】咬合採得支援機能を説明する説明図である。
【図7】イメージ図を説明する図である。
【図8】咬合採得支援機能におけるトレース機能を説明
するフローチャートを示す。
【図9】図8に示すフローチャートを補足説明する図で
ある。
【図10】咬合採得支援機能におけるタッピング機能を
説明するフローチャートを示す。
【図11】咬合採得支援機能におけるエイペックス指定
機能を説明するフローチャートを示す。
【図12】咬合採得支援機能における咬頭嵌合位指定機
能を説明するフローチャートを示す。
【図13】咬合採得支援機能におけるチェックバイト位
指定機能を説明するフローチャートを示す。
【図14】本発明において用意されているソフトウェア
の構成図である。
【図15】図14に示す術者支援機能についてツリー展
開を行った展開図である。
【図16】図14に示す術者支援機能のうちの顎機能解
析支援機能についてツリー展開を行った展開図である。
【図17】補助機能と事務支援機能とリハビリテーショ
ン機能とについてツリー展開を行った展開図である。
【図18】説明用の図である。
【図19】説明用の図である。
【図20】説明用の図である。
【図21】説明用の図である。
【図22】説明用の図である。
【図23】センサ部において抵抗膜式タッチパネルを用
いた実施形態を示す。
【図24】センサとして抵抗膜式タッチパネルを用いた
場合のタッチパネルの断面図を示す。
【図25】図24の動作原理を示す。
【図26】描かれたゴシック・アーチの形状を説明する
図である。
【符号の説明】
10 処理部 11 センサ部 12 CPU部 13 CPUがもつ処理機能 14 ディスプレイ部 15 メモリ部 16 入力部 17 ハード・ディスク・ドライブ部 18 印刷装置部 19 フロッピィ・ディスク・ドライブ部 20 音声出力部 21 電源部 22 通信部 23 オフライン・スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野坂 清文 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 棚田 章 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 中井 徹郎 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社ピーエフユー内 (56)参考文献 特開 平5−317342(JP,A) 特開 昭58−175545(JP,A) 特開 昭61−240952(JP,A) 特開 平8−84736(JP,A) 特開 平5−212067(JP,A) 特開 昭55−35675(JP,A) 特開 平6−269468(JP,A) 特開 昭55−163043(JP,A) 特開 平7−31628(JP,A) 特開 昭58−175544(JP,A) 特公 平7−112476(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61C 19/04 A61C 11/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の口内にセットしたセンサ部からの
    位置座標を受信するよう構成し、患者の上顎と下顎とを
    前後方向と左側方と右側方とに相対移動させた軌跡
    をゴシック・アーチとして描記するゴシック・アーチ・
    トレーサ・システムにおいて、 患者の口内にセットするセンサ部であって、上顎と下顎
    とのいずれか一方に接触針をセットされ、上顎と下顎と
    のいずれか他方に抵抗膜式タッチパネルをセットされ、
    上顎と下顎との上記前後方向と上記左側方向と上記右側
    方向との相対移動時に、上記接触針が上記抵抗膜式タッ
    チパネルの面を押圧しつつ移動する際の位置座標をセン
    スするよう構成されているものと、 CPU部と、記憶部と、ディスプレイ部と、入力部と、
    上記センサ部からの位置座標を受け取る通信部とをそな
    えると共に、上記CPU部による処理を行わせる処理機
    能をそなえた処理装置とで構成されてなり、 上記センサ部は、上記相対移動の位置を表す位置座標
    を、上記通信部に対して送出するよう構成され、 かつ、上記通信部は、受け取った位置座標を、時系列に
    したがって、上記記憶部に格納するよう構成されたこと
    を特徴とするゴシック・アーチ・トレーサ・システム。
  2. 【請求項2】 上記CPU部または上記通信部は、上記
    受け取った位置座標について、位置補間を行った結果の
    位置座標を上記記憶部に格納するよう構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のゴシック・アーチ・トレ
    ーサ・システム。
  3. 【請求項3】 上記CPU部は、上記処理機能を用い
    て、少なくとも上記ディスプレイ部の画面上で、上記1
    つの位置座標に対応する点と、次の位置座標に対応する
    点とを、線分で結んだ表示を行うよう構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のゴシック・アーチ・トレ
    ーサ・システム。
  4. 【請求項4】 上記CPU部は、上記処理機能を用い
    て、上記ディスプレイ部の画面上に、上記点と点とを結
    んだ線分の表示を、複数重に重ね合わせて表示するよう
    構成されていることを特徴とする請求項3記載のゴシッ
    ク・アーチ・トレーサ・システム。
  5. 【請求項5】 上記CPU部は、上記処理機能を用い
    て、上記ディスプレイ部の画面上に、上記前後方向と上
    記左側方と上記右側方との往き方向での軌跡と戻り
    方向での軌跡とを、異なる表示法にて識別するよう構成
    されていることを特徴とする請求項3記載のゴシック・
    アーチ・トレーサ・システム。
  6. 【請求項6】 上記センサ部は、上顎と下顎とを上下方
    向に開閉動作を行わせた際の、上記接触針と上記抵抗膜
    式タッチパネルの面との接触位置についての位置座標を
    センスするよう構成されていることを特徴とする請求項
    記載のゴシック・アーチ・トレーサ・システム。
  7. 【請求項7】 上記処理装置は、少なくとも、上記ディ
    スプレイ部の画面に表示された画像を印刷する印刷装置
    部をそなえたことを特徴とする請求項1記載のゴシック
    ・アーチ・トレーサ・システム。
  8. 【請求項8】 上記ディスプレイ部は、術者用と患者用
    との個別のディスプレイを有することを特徴とする請求
    項1記載のゴシック・アーチ・トレーサ・システム。
  9. 【請求項9】 上記入力部は、術者用と患者用との個別
    の入力部を有し、夫々の入力部は上記術者用のディスプ
    レイと患者用のディスプレイの夫々の画面を操作可能に
    構成されたことを特徴とする請求項1記載のゴシック・
    アーチ・トレーサ・システム。
  10. 【請求項10】 上記入力部は、上記ディスプレイ部に
    もうけられたタッチパネルを有することを特徴とする請
    求項記載のゴシック・アーチ・トレーサ・システム。
  11. 【請求項11】 上記センサ部と上記通信部との間の通
    信経路が搬送波あるいは光を利用した経路であることを
    特徴とする請求項1記載のゴシック・アーチ・トレーサ
    ・システム。
  12. 【請求項12】 上記処理機能は、データ採得と分析を
    行うための術者支援機能を有し、 当該術者支援機能は、データ採得時に関する咬合採得支
    援機能と、データ分析時に関する顎機能解析支援機能と
    を有することを特徴とする請求項1記載のゴシック・ア
    ーチ・トレーサ・システム。
  13. 【請求項13】 上記咬合採得支援機能は、上記ゴシッ
    ク・アーチを描記する機能と、タッピングを行う際のタ
    ッピング機能と、エイペックス位置を指定するエイペッ
    クス指定機能と、咬頭嵌合位を指定する咬頭嵌合位指定
    機能と、チェックバイト位置を決めるチェックバイト位
    指定機能とを有することを特徴とする請求項12記載の
    ゴシック・アーチ・トレーサ・システム。
  14. 【請求項14】 上記顎機能解析支援機能は、ゴシック
    ・アーチ解析に関する支援と、運動機能解析に関する支
    援とを有することを特徴とする請求項12記載のゴシッ
    ク・アーチ・トレーサ・システム。
  15. 【請求項15】 上記処理機能は、表示されたゴシック
    ・アーチをもとに、上顎と下顎との相対位置移動につい
    て、当該相対位置移動の矯正指導を行う、リハビリテー
    ションに関する機能を有することを特徴とする請求項1
    記載のゴシック・アーチ・トレーサ・システム。
JP16415196A 1996-06-25 1996-06-25 ゴシック・アーチ・トレーサ・システム Expired - Fee Related JP3258908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16415196A JP3258908B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 ゴシック・アーチ・トレーサ・システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16415196A JP3258908B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 ゴシック・アーチ・トレーサ・システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH105255A JPH105255A (ja) 1998-01-13
JP3258908B2 true JP3258908B2 (ja) 2002-02-18

Family

ID=15787718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16415196A Expired - Fee Related JP3258908B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 ゴシック・アーチ・トレーサ・システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3258908B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5535675A (en) * 1978-09-06 1980-03-12 Gakken Co Ltd Condyle passage automatic measuring device
JPS6054057B2 (ja) * 1979-05-02 1985-11-28 日本アビオニクス株式会社 下顎運動電子計測装置
JPS58175545A (ja) * 1982-04-07 1983-10-14 株式会社モリタ製作所 下顎運動診断装置の電気回路
JPS58175544A (ja) * 1982-04-07 1983-10-14 株式会社モリタ製作所 下顎運動診断装置
JPS61240952A (ja) * 1985-04-18 1986-10-27 ライオン株式会社 顎運動路描記装置
JPH07112476B2 (ja) * 1992-02-04 1995-12-06 康幸 菅野 ゴシックアーチトレーサー
JPH05317342A (ja) * 1992-05-27 1993-12-03 Morita Mfg Co Ltd 2次元圧力モニタによる咬合診断装置
JP3469268B2 (ja) * 1993-03-16 2003-11-25 有限会社デンタルシンクタンク 下顎位計測・表示方法
JPH0731628A (ja) * 1993-07-23 1995-02-03 Toshiro Kawai 義歯調製のための顎運動再現方法及びその装置
JPH0884736A (ja) * 1994-09-14 1996-04-02 Yasuyuki Sugano ゴシックアーチトレーサー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH105255A (ja) 1998-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100035223A1 (en) Medical training apparatus
JP4436966B2 (ja) 内視鏡のチュートリアルシステム
JPH054804Y2 (ja)
US9936166B2 (en) Method for planning a dental treatment
US5562448A (en) Method for facilitating dental diagnosis and treatment
JP6347584B2 (ja) 患者の歯を表示するための方法
CN107349570A (zh) 基于Kinect的上肢康复训练与评估方法
KR102233745B1 (ko) 치과 진료 실습 장치 및 치과 진료 실습 시스템
JP2006175205A (ja) 歯科製作物の三次元測定評価装置とその評価指導方法
JPS58175544A (ja) 下顎運動診断装置
KR100910186B1 (ko) 의료용 화상처리장치, 방법 및 처리프로그램
JP7018399B2 (ja) 施術支援システム、施術支援方法及び施術支援プログラム
CN114224498B (zh) 一种用于复杂气道多模态气管插管机器人的主从控制系统
KR20030088098A (ko) 네트워크 대응형 의료용 진료실습 시뮬레이션 장치
CN108670447B (zh) 牙根管内实时导航系统及方法
WO2008072756A1 (ja) 反力提示方法、および力覚提示システム
US6488638B2 (en) Dental instrument assembly
CN114391953A (zh) 一种骨科导航定位系统
JP3258908B2 (ja) ゴシック・アーチ・トレーサ・システム
Masaki et al. Technical validation of multi-section robotic bronchoscope with first person view control for transbronchial biopsies of peripheral lung
JP4603195B2 (ja) 医用三次元画像の表示制御装置および表示用プログラム
CN115137519B (zh) 一种用于口腔手术的智能机器人系统
US20220079719A1 (en) Device for simulating jaw movements and a method for generating the device
WO2001088881A2 (en) Tools for endoscopic tutorial system
CN111513854A (zh) 导管的操控装置及系统

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees