JP3258814B2 - 自動車用クッション体 - Google Patents

自動車用クッション体

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JP3258814B2
JP3258814B2 JP09847594A JP9847594A JP3258814B2 JP 3258814 B2 JP3258814 B2 JP 3258814B2 JP 09847594 A JP09847594 A JP 09847594A JP 9847594 A JP9847594 A JP 9847594A JP 3258814 B2 JP3258814 B2 JP 3258814B2
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雄一 反町
秀実 板谷
伊藤  渉
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高島屋日発工業株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/70Upholstery springs ; Upholstery
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた乗り心地性能を
備えた自動車用クッション体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用クッション体の乗り心地を良好
なものとするためには、人体に馴染む性能と衝撃や振動
を吸収する性能の両者を兼ね備えたものとする必要があ
る。この両性能を兼ね備えた自動車用クッション体とし
ては、ポリウレタンフォームが一般に用いられている
が、ポリウレタンフォームは熱硬化性合成樹脂であるた
めリサイクルができず廃棄公害上の問題がある。そこ
で、廃棄公害上の問題がないうえに人体に馴染む性能に
優れている天然繊維や熱可塑性繊維などを素材とした繊
維系の自動車用クッション体と、衝撃や振動を吸収する
性能に優れた支持ばねとを併用して優れた乗り心地性能
を得ようとする試みもなされてきたが、繊維系の自動車
用クッション体の面剛性が不充分なため、繊維系の自動
車用クッション体を支持ばねに支持させたときに優れた
面クッション性を得難いうえ、保形性にも問題が生じ耐
久性に問題があるものしか得られなかった。しかも、従
来の繊維系の自動車用クッション体は熱硬化性バインダ
により所定の形状に保持させておくのを普通とするた
め、折角廃棄公害上の問題の少ない天然繊維や熱可塑性
繊維などを素材としているにもかかわらずリサイクル上
は好ましくないという問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは、熱硬化性のプラスチックスフォームや熱
硬化性のバインダの使用を止めることにより廃棄公害上
或いはリサイクル上の問題を解決し、しかも、人体に馴
染む性能と衝撃や振動を吸収する性能の両者を兼ね備え
た乗り心地のよい自動車用クッション体を安価に提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明に係る自動車用クッション体は、熱可塑性合
成樹脂ビーズ発泡成形体よりなるベース層と、このベー
ス層と同系の熱可塑性繊維よりなる低密度不織布構造ベ
ース層と高密度不織布構造表層とを針刺加工により絡合
一体化した熱可塑性繊維ウェブを前記ベース層の上面か
ら周面に添う浅いキャップ状に成形した繊維パッド表層
とよりなり、この繊維パッド表層がベース層に重ねられ
ベース層の裏面が自動車のクッション支持フレームへ
の支持面に形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】このような自動車用クッション体は、シートカ
バーで被覆された状態として熱可塑性合成樹脂ビーズ発
泡成形体よりなるベース層をもって自動車のクッション
支持フレームへ支持ばねを介して支持させて使用すれ
ば、熱可塑性繊維ウェブよりなる繊維パッド表層が人体
に馴染む性能を有しているうえに、この繊維パッド表層
が不足する衝撃や振動を吸収する性能は支持ばねとの併
用により熱可塑性合成樹脂ビーズ発泡成形体よりなるベ
ース層が負担するので、優れた乗り心地性能を備えたも
のとなる。しかも、繊維パッド表層とベース層とはいず
れも熱可塑性合成樹脂系のものであるので、リサイクリ
ルが可能で廃棄公害上の問題も解決できるものとなる。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例について詳細に
説明する。1は熱可塑性合成樹脂ビーズ発泡成形体より
なるベース層、2はベース層1の表面に重ねられた熱可
塑性繊維ウェブよりなる繊維パッド表層である。熱可塑
性合成樹脂ビーズ発泡成形体よりなるベース層1は、軽
量化、剛性感と粘り強さを兼ね備えるものとしてポリプ
ロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ノリル樹脂などの熱
可塑性合成樹脂の発泡ビーズを常法により型内で15〜
55倍程度の発泡倍率で加熱発泡させて平均肉厚5〜4
0mm程度として成形されたもので、図1、図2に示すよ
うにベース層1の周囲より短脚枠が垂設された凹形状と
して裏面をクッション支持フレーム10に設けられた支
持ばね11へのばね受け面1bに形成したものとしてあ
る。
【0007】一方、熱可塑性繊維ウェブよりなる繊維パ
ッド表層2は、10〜40デニールの熱可塑性ポリエス
テル系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリアミド系繊維
などの繊維をウェブ状に混合交絡させたもので、実施例
では平均肉厚10〜50mm程度として前記ベース層1の
上面から周面に添うように浅いキャップ状に成形されて
いる。この繊維パッド表層2は低密度不織布構造ベース
層と高密度不織布構造表層とを針刺加工により絡合一体
化して表面を補強したものとしている。また、この熱可
塑性繊維ウェブよりなる繊維パッド表層2の素材として
は、ボリューム感が特に要求されるものの場合は中空繊
維をレギュラー繊維に混入し、強度が特に要求されるも
のの場合は例えば高融点成分と低融点成分とよりなる複
合型の熱融着性繊維とし、これをウェブ状としたのち加
熱することにより部分的に融着させるなど目的に応じ選
択使用すればよく、さらに、繊維パッド表層2には必要
に応じて難燃処理や防臭処理その他必要な処理を施して
おくものとする。なお、熱可塑性合成樹脂ビーズ発泡成
形体よりなるベース層1とこれに重ねられた熱可塑性繊
維ウェブよりなる繊維パッド表層2とは接着その他何ら
かの手段で一体化しても、一体化することなく単に重ね
ただけの状態であってもよい。
【0008】このように構成されたものは、図示するよ
うにシートカバー5で被覆された状態として熱可塑性合
成樹脂ビーズ発泡成形体よりなるベース層1をもって自
動車のクッション支持フレーム10へ直接または支持ば
ね11を介して支持させて使用すれば、外観上は従来の
自動車用クッション体と殆ど変わることがないうえに、
熱可塑性合成樹脂ビーズ発泡成形体よりなるベース層1
がポリウレタンフォームや繊維ウェブに比べて面剛性が
高く変形し難いので、長期使用しても形崩れがなく耐用
できることとなる。そして、着座時に表皮材5を介して
人体を支える熱可塑性繊維ウェブよりなる繊維パッド表
層2はソフト感に富んでいて人体によく馴染む性能を有
しているので着座時における座り心地が良いうえ、この
繊維パッド表層2の不足する衝撃や振動を吸収する性能
はポリウレタンフォームにより成形されたものに比べて
面剛性に優れた熱可塑性合成樹脂ビーズ発泡成形体より
なるベース層1で完全に補われるので、荷重がくまなく
支持ばね11に伝達され、全体として優れた面クッショ
ン性で人体の動きを最小限に抑制することとなり、ダイ
ナミックに荷重が変化した場合でもこのベース層1と繊
維パッド表層2との相乗効果で快適な乗り心地が得られ
ることとなる。
【0009】しかも、繊維パッド表層2とベース層1と
はいずれも熱可塑性合成樹脂系のものであるうえ、主と
して人体に馴染む性能が要求される繊維パッド表層2は
衝撃や振動を吸収する性能をそれほど要求されることが
ないために比較的厚みを小さくでき、従って、繊維パッ
ド表層2は熱硬化性バインダを使用しなくても針刺加工
などで充分な形状保持ができるのでリサイクルが可能と
なり、廃棄公害上の問題をも解決できる。
【0010】さらに、熱可塑性繊維ウェブよりなる繊維
パッド表層2をベース層1を成形する熱可塑性合成樹脂
と同系の熱可塑性繊維を素材として成形したものとした
ため、リサイクル時に両者を分別する必要がないのでリ
サイクルの作業性がより向上することとなる。また、繊
維パッド表層2を、低密度不織布構造ベース層と高密度
不織布構造表層とを針刺加工により絡合一体化した熱可
塑性繊維ウェブにより成形したものとしために表皮材5
との接触部強度が大きくなるので耐久性がより向上す
る。
【0011】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、熱可塑性合成樹脂ビーズ発泡成形体よりなるベース
と、このベース層と同系の熱可塑性繊維よりなる低密
度不織布構造ベース層と高密度不織布構造表層とを針刺
加工により絡合一体化した熱可塑性繊維ウェブを前記ベ
ース層の上面から周面に添う浅いキャップ状に成形した
繊維パッド表層とよりなり、この繊維パッド表層がベー
ス層に重ねられてベース層の裏面を自動車のクッション
支持フレームへの支持面に形成したものであるから、熱
硬化性のプラスチックスフォームや熱硬化性のバインダ
の使用せずに人体に馴染む性能と衝撃や振動を吸収する
性能の両者を兼ね備えた乗り心地のよいものとなり、リ
サイクルが可能で廃棄公害上の問題を解決できるなど種
々の利点がある。従って、本発明は従来のこの種自動車
用クッションの問題点を解決したものとして業界の発展
に寄与するところ極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 熱可塑性合成樹脂ビーズ発泡成形体よりなるベース
層 1b ばね受け面 2 熱可塑性繊維ウェブよりなる繊維パッド表層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B68G 5/02 A47C 7/18 B32B 5/06 B32B 5/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂ビーズ発泡成形体より
    なるベース層と、このベース層と同系の熱可塑性繊維よ
    りなる低密度不織布構造ベース層と高密度不織布構造表
    層とを針刺加工により絡合一体化した熱可塑性繊維ウェ
    ブを前記ベース層の上面から周面に添う浅いキャップ状
    に成形した繊維パッド表層とよりなり、この繊維パッド
    表層がベース層に重ねられてベース層の裏面が自動車の
    クッション支持フレームへの支持面に形成されているこ
    とを特徴とする自動車用クッション体。
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WO2009142301A1 (ja) * 2008-05-22 2009-11-26 株式会社デルタツーリング ビーズ発泡樹脂弾性部材、積層弾性構造体及び座席構造
WO2015147268A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 株式会社東洋シート シートクッション

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