JP3258759B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの制御装置に
関する。
【0002】
【従来技術】最近の自動車は、トラクション制御装置を
備えたものが増加する傾向にあり、トラクション制御装
置は、加速時等において駆動輪の路面に対するスリップ
値が過大になったとき、駆動輪への付与トルクを一時的
に低下させることとしている。具体的には、この駆動輪
への付与トルク低下のために、エンジン出力を低下させ
ること等が行われており、そのエンジン出力の低下手段
としては、実開昭63−141852号公報に示すよう
に、点火時期を遅角させたり燃料低減を行う燃焼性悪化
の手法が採られている。
【0003】ところで、自動車用エンジンにおいては、
吸気の過給を行う過給機付のものが多くなっており、こ
の過給機付エンジンを搭載した自動車においては、その
特有の性質を活してトラクション制御を行うべく、過給
圧を低下させることによりエンジン出力を低下させるこ
とが考えられている。しかし、過給圧の低下に基づいて
エンジン出力を低下させる場合には、トラクション制御
の応答性が悪くならざるを得ない。
【0004】このため、上記自動車においては、前述の
ような点火時期調整や燃料量調整を併用することによっ
てエンジン出力を低下させることが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、点火時期調整や燃料量調整等の燃焼性制御によって
エンジン出力を低下させようとした場合、トラクション
制御の応答性は高くなるものの、後燃え現象が生じた
り、触媒での酸化反応が促進されたりして(以下、後燃
え現象等と称す)、排気系の触媒が高熱化し、該触媒が
早期に劣化する虞れがある。本発明は上記実情に鑑みて
なされたもので、その目的は、トラクション制御時に、
過給圧を低下させてエンジン出力を低下させるエンジン
の制御装置において、排気系における触媒の早期劣化を
防止しつつ、トラクション制御の応答性を極力高めるよ
うにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用】上記目的を達成す
るために本発明(第1の発明)にあっては、駆動輪の路
面に対するスリップ値が過大になったとき、過給圧調整
手段を制御して過給圧を低下させる出力制御手段を備え
るエンジンの制御装置において、エンジンの燃焼性を支
配する因子を調整する燃焼性調整手段と、エンジン回転
数を検出する回転数検出手段とが設けられ、前記出力制
御手段は、前記過給圧調整手段を制御して過給圧を低下
させるに際し、前記回転数検出手段からの信号に基づ
き、エンジン回転数が所定回転数以下と判断したとき、
前記燃焼性調整手段をも制御してエンジン出力を低下さ
せるように設定されている、構成としてある。上述の構
成により、過給圧を低下させるに際し、燃焼性調整手段
を制御してエンジン出力を低下させることから、エンジ
ン出力低下の応答性が高まり、これに伴って、トラクシ
ョン制御の応答性を高めることができることになる。そ
の一方、上記燃焼性調整手段に基づくエンジン出力の低
下は、エンジン回転数が所定回転数以下で行われ、後燃
え現象等が特に問題となるとき、すなわちエンジン回転
数が所定回転数を越えるとき(高回転域)には、燃焼性
調整手段に基づくエンジン出力の低下が行われないこと
から、未燃成分の増加等によって排気系の触媒が高熱化
することを防ぐことができ、触媒が早期に劣化すること
を防止できることになる。このため、排気系の触媒の早
期劣化を防止しつつ、トラクション制御の応答性を極力
高めることができることになる。
【0007】前述の目的を達成するために本発明(第2
の発明)にあっては、請求項1において、前記過給圧調
整手段の過給圧低下速度は、エンジン回転数が所定回転
数以下においては、エンジン回転数が所定回転数を越え
る場合に比べて、遅くなるように設定されている、構成
としてある。上述の構成により、前述の第1の発明と同
様の作用を生じる他に、エンジン回転数が所定回転数以
下のときには、エンジン回転数が所定回転数を越える場
合に比べて、エンジン出力の低下勾配を緩めることがで
きることになり、エンジン出力が急激に落ちて目標エン
ジン出力以下になることを防止できることになる。この
ため、トラクション制御において、エンジン出力を迅速
かつ正確に目標エンジン出力までに落とすことができる
ことになる。
【0008】前述の目標を達成するために本発明(第3
の発明)にあっては、請求項1又は2において、排気系
に、触媒として、メイン触媒と、該メイン触媒の上流側
に配設されるプリ触媒とが設けられている、構成として
ある。上述の構成により、前述の第1又は第2の発明と
同様の作用を生じる他に、冷間用のプリ触媒が高熱化す
ることを防ぐことができることになる。このため、プリ
触媒が早期に劣化することを防止できることになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、1はエンジン本体で、その気筒2
における吸気ポートが符号3で、排気ポートが符号4
で、点火プラグが符号5で示される。
【0010】エンジン本体1に吸気を供給する吸気経路
は、サージタンク6を備えている。このサージタンク6
からは、独立吸気通路7を介して、各気筒2に対して個
々独立して吸気が供給されるようになっており、各独立
吸気通路7には燃料噴射弁8が配設されている。
【0011】サージタンク6には、共通吸気通路11が
連なっている。この共通吸気通路11には、その上流側
から下流側へ順次、エアクリ−ナ12、エアフロ−メ−
タ13、スロットル弁14、過給機15、インタク−ラ
16が配設されている。過給機15は、実施例では、エ
ンジン本体1により機械的に駆動されるス−パチャ−ジ
ャとされて、過給機15とエンジン本体1との機械的連
動経路の途中には図示を略すクラッチが介在されて、エ
ンジン負荷が所定負荷以上となったときにのみクラッチ
が接続されて過給機15が駆動されるようになってい
る。
【0012】吸気経路はさらに、バイパス通路17を備
えている。このバイパス通路17は、その上流端がスロ
ットル弁14と過給機15との間の共通吸気通路11に
接続され、その下流端がサージタンク6に接続されてい
て、過給機15とインタク−ラ16とをバイパスしてい
る。そして、バイパス通路17は、連通路18を介し
て、過給機15とインタク−ラ16との間の共通吸気通
路11に接続されている。この連通路18には開閉弁1
9が配設されている。
【0013】バイパス通路17には、過給圧調整弁21
が配設されている。この過給圧調整弁21は、弁体22
が配設された弁室23と、弁室23に対して気密に画成
されたスプリング室24と、スプリング室24に対して
ダイヤフラム25を介して気密に画成されると共に常時
大気に開放された大気室26とを有する。
【0014】弁体22がダイヤフラム25に固定される
一方、ダイヤフラム25つまり弁体22は、スプリング
室24に配設されたスプリング28によって図中右方に
付勢されており、スプリング室28は、電磁式の三方切
換弁29に接続されている。この切換弁29は、スプリ
ング室28を、負圧源に接続または大気に開放するため
のもので、スプリング室28が大気に開放されたとき
は、弁体22が図中最右方位置とされて、バイパス通路
17を全開とする全開位置とされ、逆に、スプリング室
28が負圧源に接続されたままになると、弁体22が図
中最左方位置とされて、バイパス通路17が全閉となる
全閉位置とされる。そして、スプリング室28の大気と
負圧源との連通度合を制御(例えばデュ−ティ制御)す
ることによって、弁体22の位置つまり過給圧調整弁2
1の開度が、全開から全閉の間の任意の開度に調整され
ると共に、その開閉速度が調整される。
【0015】排気ポート4が連なる排気通路31には、
上流側から下流側に向かって順に、プリ触媒(冷間時
用)32、メイン触媒33が介装されている。
【0016】図1中Uは、マイクロコンピュ−タ利用し
て構成された制御ユニットで、この制御ユニットUに
は、各センサS1〜S7からの信号が入力される。セン
サS1〜S4は、各車輪の車輪速を検出するものであ
る。センサS5は、サージタンク6に接続されて過給圧
(吸気圧)を検出するものである。センサS6は、過給
機15直下流の吸気温度を検出するものである。センサ
S7は、エンジン回転数を検出するものである。この制
御ユニットUからは、点火プラグ5、燃料噴射弁8、開
閉弁19、過給圧調整弁21に対して制御信号が出力さ
れることになっており、この制御ユニットUによって、
点火プラグ5の点火時期、燃料噴射弁8からの燃料噴射
量、開閉弁19、過給圧調整弁21が制御される。な
お、開閉弁19は、センサS6で検出される吸気温度が
所定温度以上のときにのみ閉じられ、過給機15からの
吸気をインタク−ラ16を経由させるか否かの切換を行
うもので、トラクション制御には直接関係のないものと
されている。
【0017】次に、上記制御ユニットUの制御内容につ
いて説明する。トラクション制御に際しては、駆動輪の
路面に対するスリップ値が、各車輪速センサS1〜S4
からの信号に基づいて決定される。実施例では、前輪が
駆動輪とされる一方、後輪が従動輪とされており、左右
従動輪の車輪速を平均することによって車速が決定され
る。そして、各駆動輪のスリップ値が、その駆動輪速か
ら上記車速を差し引いた値として決定される。このよう
にして決定されたスリップ値が所定値以上のとき、つま
り駆動輪の路面に対するスリップ値が過大なときは、ト
ラクション制御つまりエンジン出力低下の制御が行なわ
れる。なお、スリップ値の決定に際しては、駆動輪速と
車速との『比』でもって示すようにしてもよい、例え
ば、駆動輪速/車速として、あるいは(駆動輪速−車
速)/車速として示すこともできる。
【0018】また、トラクション制御に際しては、図2
に示すように、過給圧が所定値(本実施例においては、
0mmHg)x以上のときには、過給圧調整弁21を制
御して過給圧の低下が行われ、これに加えて、エンジン
回転数Neが所定回転数(例えば4000r.p.
m.)No以下のときには、点火時期の遅角あるいは供
給燃料量低減(本実施例においては燃料カット)の少な
くとも一方を行なう燃焼性制御が合わせて行われる。そ
の一方、過給圧が所定値x未満のときには、上記燃焼性
制御のみが行われる。
【0019】具体的に、図3に示すように、過給圧が所
定値x以上の場合において、トルクを800mmHg相
当トルクから目標トルクとしての300mmHg相当ト
ルクにまで落とすときを例にとって、エンジン回転数N
eが所定回転数No以下のとき(図2中、態様1)と、
エンジン回転数Neが所定回転数Noを越えるとき(図
2中、態様2)とについて説明する。態様1において
は、トルクダウンに際し、図4に示すように、過給圧調
整弁21の他に、点火時期の遅角、又は燃料カット制御
が行われる。これにより、トラクション制御の応答性が
高められ、その一方で、この制御(特に燃焼性制御)
が、エンジン回転数Neが所定回転数No以下、すなわ
ち、低回転域において行われることから、後燃え現象等
の実質的影響をプリ触媒32が受けることはなく、プリ
触媒32が高熱化することはない。この場合、本実施例
においては、上述の燃焼性制御によってトラクション制
御の応答性が高まることに基づいて、トルクが急激に落
ちて目標トルク以下になることを防止するために、図4
に示すように、過給圧調整弁21の過給圧低下速度(過
給圧調整弁21の開閉速度)はやや緩めに設定されてい
る。
【0020】態様2においては、トルクダウンに際し、
過給圧調整21のみが制御される。これにより、このと
き、燃焼性制御を行わないことから、後燃え現象等の影
響をプリ触媒32が受けることはなく、プリ触媒32が
高熱化することはない。この場合、トルクダウンは、過
給圧調整弁21の制御によってのみ行われるため、その
トルクダウンを素早く行うべく、その過給圧の低下速度
(過給圧調整弁21の開閉速度)は、態様1の場合に比
べて早くされており(図4、図5参照)、特に、本実施
例においては、図5に示すように、過給圧調整弁21を
一気に全開し、その後、その過給圧調整弁21の開度を
調整する構成とされている。尚、図5中、点火時期、供
給燃料量の変化は、上記制御によって吸入空気量が減少
することに基づくものである。
【0021】次に、上記制御ユニットUの制御内容を図
6、図7に示すフローチャートを参照しつつ具体的に説
明する。尚、以下の説明でPはステップを示す。先ず、
P1においてデータ入力された後、P2において、前述
のようにして駆動輪のスリップ値Sが算出される。P3
では、P2で算出されたスリップ値Sが、トラクション
制御開始用のしきい値SS以上であるか否かが判別され
る。このP3の判別でNOのときには、トラクション制
御を必要としないときなので、そのままP1へ戻る。
【0022】P3の判別でYESのときは、トラクショ
ン制御つまりエンジン出力の低下の制御を行なうときで
ある。このときは、先ずP4において、スリップ値Sに
基づいて、目標トルクダウン率が決定される(Sが大き
いほどダウン率が大)。次いでP5において実際の過給
圧が読込まれる。この後、P6において、過給圧が所定
過給圧(図2では0mmHg)x以上か否かを判別し
て、P6がNOのとき、すなわち過給圧が所定過給圧x
未満のときは、燃焼性制御によるエンジン出力の低下の
みを行うべく、P7に進む一方、P6がYESのときに
は、次のP8へ進む。
【0023】P8においては、実際のエンジン回転数N
eが読込まれ、次のP9においては、P8のエンジン回
転数Neが所定回転数No以下か否かが判別される。こ
れは、エンジン回転数Neが所定回転数No以下、すな
わち低回転域では、燃焼性制御を行っても、プリ触媒3
2が高熱化されることがないことに鑑み、過給圧調整弁
21の制御の他に、燃焼性制御を行って、トラクション
制御の応答性を高めてもよいか否かを判断するために行
われる。したがって、P9がNOのときには、燃焼性制
御によりトラクション制御の応答性を高めると、プリ触
媒32は高熱化されることになるとして、P10におい
て、フラグFがセットされると共に、P11において、
過給圧調整弁(ABV)21の目標過給圧(例えばP4
の目標トルクダウン率とトラクション制御開始時の過給
圧とにより決定される)、過給圧低下速度(過給圧調整
弁21の開閉速度)等が設定され、次のP12におい
て、その過給圧制御弁21のみが、目標過給圧となるよ
うに制御される。この場合、前述した如く、トルクダウ
ン手段が過給圧調整弁21だけであるので、素早く過給
圧を低下させるべく、過給圧低下速度は、後述のP1
3、P14よりも速くされている。
【0024】一方、P9がYESのときには、燃焼性制
御によりトラクション制御の応答性を高めても、プリ触
媒32が高熱化されることはないとして、P13におい
て、過給圧調整弁(ABV)21の目標過給圧(前述の
如く、例えば目標トルクダウン率とトラクション制御開
始時の過給圧により決定される)、過給圧低下速度(過
給圧調整弁21の開閉速度)の他に、燃焼性制御量、す
なわち、点火時期の遅角量又は燃料カットの気筒(数)
が設定され、次のP14において、過給圧調整弁21の
制御と燃焼性制御とが行われ、トルクが目標トルクまで
落とされる。この場合、過給圧調整弁21の過給圧低下
速度は、前記P11、P12での該過給圧調整弁21の
過給圧低下速度よりも遅くされている。これは、前述し
た如く、急激なトルクダウンによって、トルクが目標ト
ルク以下になることを防止しようとしているのである。
【0025】次に、P15において、再び各車輪速が読
込まれると共にP16において駆動輪のスリップ値Sが
算出され、この後P17において、スリップ値Sがトラ
クション制御終了条件としてのしきい値SF(SF<S
S)よりも小さいか否かが判別される。P17の判別が
NOのときには、P18において、フラグF=1か否か
が判別された後、P12又はP14に戻って前述したエ
ンジン出力の低下が続行される。P17の判別でYES
となると、P19において、エンジン出力(エンジント
ルク)が復帰され、P20において、フラグFがリセッ
トされる。この場合、P19のトルク復帰は徐々に行う
のが好ましい。すなわち、燃焼性制御から徐々に復帰さ
せ、この燃焼性制御が完全に復帰した後、過給圧を徐々
に上昇させていく復帰とするのが好ましい。
【0026】以上実施例について説明したが、過給機1
5としては排気ターボ式のものでもよい。また、トラク
ション制御に際しては、合せて、駆動輪へのブレ−キ力
付与を行なうこともできる。さらに、過給圧低下による
トラクション制御は、トラクション制御開始から所定期
間(例えば所定時間経過するまで、あるいはスリップ値
が所定値以下に低下するまで)というように、トラクシ
ョン制御の初時期にのみ行うようにすることもでき、こ
の場合、初期時経過後は過給圧を徐々に上昇させるのが
好ましい。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように第1〜第3の発明にあ
っては、排気系の触媒の早期劣化を防止しつつ、トラク
ション制御の応答性を極力高めることができる。第2の
発明にあっては、トラクション制御において、エンジン
出力を迅速かつ正確に目標エンジン出力までに落とすこ
とができる。第3の発明にあっては、冷間用のプリ触媒
が早期に劣化することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体系統図。
【図2】本発明の制御内容を図式的に示す図。
【図3】トラクション制御時のトルクダウンの一例を示
す図。
【図4】態様1の下で、図3のトルクダウンを得るため
の制御内容を説明する図。
【図5】態様2の下で、図3のトルクダウンを得るため
の制御内容を説明する図。
【図6】実施例に係る制御例を示すフローチャート。
【図7】図6の続きを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 エンジン本体 5 点火プラグ(燃焼性制御用) 8 燃料噴射弁(燃焼性制御用) 6 サージタンク 11 共通吸気通路 15 過給機 17 バイパス通路 21 過給圧調整弁 31 排気通路 32 プリ触媒 33 メイン触媒 U 制御ユニット S1〜S4 車輪速センサ S5 過給圧センサ S7 回転数センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−180027(JP,A) 特開 昭58−167845(JP,A) 特開 平2−173318(JP,A) 特開 昭61−178525(JP,A) 特開 平6−108890(JP,A) 実開 平5−19540(JP,U) 実開 昭63−141852(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/02 - 45/00 F02P 5/15

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動輪の路面に対するスリップ値が過大
    になったとき、過給圧調整手段を制御して過給圧を低下
    させる出力制御手段を備えるエンジンの制御装置におい
    て、 エンジンの燃焼性を支配する因子を調整する燃焼性調整
    手段と、エンジン回転数を検出する回転数検出手段とが
    設けられ、 前記出力制御手段は、前記過給圧調整手段を制御して過
    給圧を低下させるに際し、前記回転数検出手段からの信
    号に基づき、エンジン回転数が所定回転数以下と判断し
    たとき、前記燃焼性調整手段をも制御してエンジン出力
    を低下させるように設定されている、ことを特徴とする
    エンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記過給圧調整手段の過給圧低下速度は、エンジン回転
    数が所定回転数以下においては、エンジン回転数が所定
    回転数を越える場合に比べて、遅くなるように設定され
    ている、ことを特徴とするエンジンの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 排気系に、触媒として、メイン触媒と、該メイン触媒の
    上流側に配設されるプリ触媒とが設けられている、こと
    を特徴とするエンジンの制御装置。
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