JP3258366B2 - 電気二重層コンデンサ - Google Patents

電気二重層コンデンサ

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JP3258366B2
JP3258366B2 JP10958192A JP10958192A JP3258366B2 JP 3258366 B2 JP3258366 B2 JP 3258366B2 JP 10958192 A JP10958192 A JP 10958192A JP 10958192 A JP10958192 A JP 10958192A JP 3258366 B2 JP3258366 B2 JP 3258366B2
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秀一 井土
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体電解質を用いた電
気二重層コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のマイクロエレクトロニクス化には
目覚しいものがあり、VTR、通信機器等の各種電子機
器においては、その小型・軽量化に伴なって、より高性
能のコンデンサの要求が高まってきており、その研究・
開発が盛んに行われている。
【0003】しかしながら、従来の電気二重層コンデン
サ、エレクトロクロミック素子等の電気化学デバイスの
電解質としては、一般に、液体電解質、特に有機電解液
にイオン性化合物を溶解したものが用いられてきた。こ
のような液体電解質では、部品外部への液漏れ、電極物
質の溶出、揮発等が発生しやすいため、長期の信頼性・
安全性が劣るという問題や、封口工程で電解液が飛散す
るという問題があった。
【0004】この点を考慮して固体電解質が研究されて
いる。固体電解質としては、例えば、ポリエチレンオキ
シド(PEO)の有機ポリマー電解質、多官能性ポリエ
ーテル分子構造のポリエチレンオキシド部分とプロピレ
ンオキシド部分がランダム共重合した有機ポリマー電解
質(特公昭62−249361号公報)、イオン化合物
を溶解状態で含有するエチレンオキシド共重合体からな
る固体ポリマー電解質(特開昭61−83249号公
報)等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記直
鎖型PEOにおいては、融点(60℃付近)より低い温
度でPEOの結晶化が起こり、イオン伝導度が急激に低
下する。その他のポリマー電解質においても、結晶化は
抑制されているので25℃付近の室温における伝導度は
改善されてはいるが、それ以下の温度での伝導度は、実
際に使用できる値ではなく、5℃以下では極端に低下し
てしまう。そこで、低温でのイオン伝導度の向上を目的
として、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシ
ドを基本単位とする網状架橋高分子又は櫛型高分子とし
て結晶化を防ぐようにした固体電解質が提案され、研究
が進められている。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、外部への液漏れの心配が全くなくて長期の
信頼性・安全性が高く、低温特性が改良された即ち低温
でもイオン伝導度が高い電気二重層コンデンサを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気二重層コン
デンサは、電極材料の結合剤として、又は電解質とし
て、イオン性化合物を有機ポリマーにドーピングしてな
る固体電解質を用いた電気二重層コンデンサであって、
有機ポリマーが、式(I)
【化5】 (但し、Zは活性水素含有化合物残基、Aは式(II)
【化6】 であり、E1は−R2−O−であり、R2は炭素数3以上
のアルキレン基、Yは活性水素基又は反応性官能基、m
は1〜250の整数、pは1〜450の整数、kは1〜
12の整数、nは0〜25の整数、R1は炭素数1〜2
0のアルキル基、アルケニル基、アリール基又はアルキ
ルアリール基である)で示す骨格を有する有機化合物を
反応して架橋したものであることを特徴とするものであ
る。
【0008】また、本発明の別の電気二重層コンデンサ
は、有機ポリマーが、式 (III)
【化7】 (但し、Zは活性水素含有化合物残基、Aは式(II)
【化8】 であり、E2は−CH2−CH2−O−であり、Yは活性
水素基又は反応性官能基、mは1〜250の整数、pは
1〜450の整数、kは1〜12の整数、nは0〜25
の整数、R1は炭素数1〜20のアルキル基、アルケニ
ル基、アリール基又はアルキルアリール基であり、Aと
2とはランダム共重合している)で示す骨格を有する
有機化合物を反応して架橋したものであることを特徴と
するものである。
【0009】有機ポリマーの材料として用いられる式
(I)、(III) で示す有機化合物は、次のようにして得
られるものである。即ち、式(I)の有機化合物は、活
性水素含有化合物に、(a):グリシジルエーテル類を炭素
数3以上のアルキレンオキシドと共に反応させ、又は
(b):(a) により得られたポリエーテルに更に反応性官能
基含有化合物を反応させることによって得られる。ま
た、式(III) の有機化合物は、活性水素含有化合物に、
(c):グリシジルエーテル類をエチレンオキシドと共に反
応させ、又は(d):(c) により得られたポリエーテルに更
に反応性官能基含有化合物を反応させることによって得
られる。こうして得られる有機化合物は、平均分子量が
500〜50000であることが好ましい。平均分子量
がこの範囲より外れた場合には、本発明の目的が達成さ
れ難い。なお、上記(a) 、(c) では式(I)、(III) の
Yが活性水素基のものが得られ、上記(b) 、(d) では式
(I)、(III) のYが反応性官能基のものが得られる。
【0010】式(I)の有機化合物において、A(グリ
シジルエーテル類)単位とE1(アルキレンオキシド)
単位とからなる重合構造即ちA単位とE1単位との配列
順序については、特に制限はなく、各単位がランダムに
配列してもよく、ブロックに配列してもよい。一方、式
(III) の有機化合物において、A(グリシジルエーテル
類)単位とE2(エチレンオキシド)単位との配列順序
は、ランダムに限っている。
【0011】上記活性水素含有化合物としては、例え
ば、メタノール、エタノール等の1価アルコール、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ポ
リグリセリン等の多価アルコール、ブチルアミン、2−
エチルヘキシルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、トリエチレンテトラミン等のアミン化合
物、ビスフェノール−A、ハイドロキノン等のフェノー
ル性活性水素化合物、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン等の1分子中に異種の活性水素含有基を有す
る化合物等を挙げることができ、特に多価アルコールで
あるのが好ましい。
【0012】上記グリシジルエーテル類としては、式
(IV)
【化9】 (但し、nは0〜25の整数、R1は炭素数1〜20の
アルキル基、アルケニル基、アリール基又はアルキルア
リール基である)で示される化合物を挙げることができ
る。代表的なものとしては、R1が例えばメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基等の直鎖アルキル基、イ
ソプロピル基、sec −ブチル基、tert−ブチル基等の分
枝型アルキル基、ビニル基、アリル基、1−プロペニル
基、1,3−ブタジエニル基等のアルケニル基、フェニ
ル基、ベンジル基等のアリール基又はアルキルアリール
基等を挙げることができ、特にnが1〜15、R1の炭
素数が1〜12であるのが好ましい。なお、上記グリシ
ジルエーテル類の付加モル数は、活性水素含有化合物の
活性水素1個当り1〜250モルであるのが好ましい。
【0013】炭素数3以上の上記アルキレンオキシドと
しては、例えば、エポキシプロパン、1,2−エポキシ
ブタン、1,2−エポキシペンタン、1,2−エポキシ
ヘキサン、1,2−エポキシヘプタン、1,2−エポキ
シオクタン、1,2−エポキシノナン等の炭素数4〜9
のα−オレフィンオキシド、更に炭素数10以上のα−
オレフィンオキシド、スチレンオキシド等が挙げられ
る。なお、上記グリシジルエーテル類と共重合されるエ
チレンオキシド又はアルキレンオキシドのモル数は上記
活性水素1個当り1〜450モルであるのが好ましい。
【0014】上記活性水素含有化合物に、上記グリシジ
ルエーテル類、及び上記アルキレンオキシド又は上記エ
チレンオキシドを反応させる際において、使用する触媒
としては、ソジウムメチラート、カセイソーダ、カセイ
カリ、炭酸リチウム等の塩基性触媒が一般的であるが、
ボロントリフルオライドのような酸性触媒、トリメチル
アミン、トリエチルアミンのようなアミン系触媒も有用
である。なお、触媒の使用量は任意である。
【0015】上記(b) 、(d) によりポリエーテルの主鎖
末端に導入する反応性官能基としては、ビニル基等のア
ルケニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基のよう
な不飽和結合を有する基、Siを含有する直鎖部分及び
環状部分を持った基等が挙げられる。これらの基は、前
述の通り、ポリエーテルに反応性官能基含有化合物を反
応させることにより、分子中に導入される。
【0016】上記反応性官能基含有化合物としては、例
えば、アクリル酸、メタクリル酸、ケイ皮酸、マレイン
酸、フマル酸、p −ビニル安息香酸等のように1分子中
にカルボキシル基と不飽和結合とを有するもの、無水マ
レイン酸、無水イタコン酸のような上記化合物の酸無水
物、上記化合物の酸クロライド物、アリルグリシジルエ
ーテル、グリシジルメタクリレート等のグリシジル類、
メタクリロイルイソシアネート等のイソシアネート類、
ジクロロシラン、ジメチルビニルクロロシランのように
Siを含む化合物等が挙げられる。
【0017】式(I)、(III) の有機化合物を架橋して
有機ポリマーとする方法は、式(I)、(III) の有機化
合物の主鎖末端基Yが活性水素基である場合には、架橋
剤を用いて行なう。有用な架橋剤としては、イソシアネ
ート基を含む有機化合物、例えば、2,4−トリレンジ
イソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、
4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリフ
ェニルメタンジイソシアネート、トリス(イソシアネー
トフェニル)チオフォスフェート、トリメチロールプロ
パンTDI3モル付加体等の芳香族化合物、ヘキサメチ
レンジイソシアネートのような脂肪族化合物、及びこれ
らの混合物等が挙げられる。
【0018】このような架橋剤の量的割合は、イソシア
ネートを用いる場合では、式(I)、(III) の有機化合
物の主鎖末端活性水素基数に対してイソシアネート基数
がその1〜1.5倍となる量が好ましく、特に1.1〜
1.3倍となる量が好ましいが、これらに限定されるも
のではない。
【0019】なお、この架橋反応を早期に完結させるた
めに、触媒として、例えば、ジブチルチンジラウレー
ト、ジブチルチンジアセテート、オクテン酸鉛等の有機
金属触媒、トリエチレンジアミン、N,N´−ジメチル
ピペラジン、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン
等のアミン系触媒等を用いてもよい。
【0020】一方、式(I)、(III) の有機化合物の主
鎖末端基Yが反応性官能基である場合には、架橋反応
は、重合又は縮合により行なう。この反応は、必要に応
じて重合開始剤や増感剤を用い、光、熱、電離性放射線
等で行なう。
【0021】こうして得られた有機ポリマーにドーピン
グするイオン性化合物としては、例えば、LiCl
4、LiSCN、LiBF4、LiAsF6、LiCF3
SO3、LiCF3CO2、NaI、NaSCN、NaB
r、KSCN等のLi、Na、Kの内の1種を含む無機
イオン塩、(CH34NBF4、(CH34NBr、
(C254NClO4、(C254NI、(C374
NBr、(n−C494NClO4、(n−C494
NI、(C254N−maleate 、(C254N−benz
oate、(C254N−phtalate等の四級アンモニウム
塩、ステアリルスルホン酸リチウム、オクチルスルホン
酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸リチウム等
の有機イオン塩が挙げられる。なお、これらのイオン性
化合物は2種以上を併用してもよい。
【0022】上記イオン性化合物の配合割合は、上記有
機ポリマーのエーテル結合酸素数に対してイオン性化合
物が0.0001〜5.0モルの割合であり、特に0.
005〜2.0モルであるのが好ましい。イオン性化合
物の使用量があまり多すぎると、過剰のイオン性化合
物、例えば無機イオン塩が、解離せず、単に混在するの
みとなって、イオン伝導度を逆に低下させる結果とな
る。
【0023】上記イオン性化合物を上記有機ポリマーに
ドーピングする方法については、特に制限はないが、例
えば、メチルエチルケトン(MEK)やテトラヒドロフ
ラン(THF)等の有機溶媒に溶解して、有機化合物に
均一に混合した後、有機溶媒を真空減圧により除去する
方法等が挙げられる。
【0024】また、本発明では、固体電解質に、有機ポ
リマー中に含まれるイオン性化合物を溶解できる物質を
含ませてもよい。この種の物質を含ませることにより、
有機ポリマーの基本骨格を変えることなく、伝導度を著
しく向上できる。イオン性化合物を溶解できる物質とし
ては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカー
ボネート等の環状炭酸エステル、γ−ブチロラクトン等
の環状エステル、テトラヒドロフラン又はその誘導体、
ジオキソラン又はその誘導体、スルホラン又はその誘導
体等が挙げられる。これらは単独ではもちろん、2種以
上混合して用いてもよい。しかし、これらに限定される
ものではなく、また、その配合割合及び配合方法は任意
である。
【0025】また、上述した固体電解質は電極材料とし
ても用い得るものである。即ち、電極材料としては、電
解コンデンサにおける酸化膜誘電体の容量が関与しない
ような電極材料、例えば、比表面積が大きく且つ電気化
学的に不活性な活性炭又は炭素繊維等が挙げられるが、
これらの炭素材料の結合剤として上記のような固体電解
質を用いることが好ましい。もちろん、固体電解質以外
の物質、例えばポリテトラフルオロエチレン等を用いて
もよく、この場合に固体電解質を併用してもよい。
【0026】
【作用】有機ポリマーが特定構造を有するモノマーから
なるため、その有機ポリマー構造はアモルファス化し、
主鎖同様の側鎖を有するために有機ポリマーの結晶化温
度は低くなる。このため、イオンの動きが容易になり、
室温以下の温度範囲におけるイオン伝導度が向上し、品
質も安定化する。更に、熱硬化性であるため、多様な形
状がとれ、電極面との密着性の優れたフィルムが作製で
きる。また、固体電解質を用いているため、外部への液
漏れの恐れは全くなく、長期の信頼性・安全性が極めて
高くなる。従って、低温特性及び信頼性・安全性の改良
された非常に優れた実用的な電気二重層コンデンサが得
られることとなる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施
例1〜12は本発明の電気二重層コンデンサに関するも
のであり、実施例13〜23は本発明の別の電気二重層
コンデンサに関するものである。
【0028】(実施例1)電極としては活性炭電極を用
い、活性炭電極は、活性炭(比表面積:約2000m2
/g)と、イオン性化合物を有機ポリマーにドーピング
してなる固体電解質とを混合したものを用いた。上記有
機ポリマーは、下記の式(I)に示す有機化合物を反応
して架橋したものである。
【0029】
【化10】 (但し、Zは式(V)
【化11】 であり、Aは式(II)
【化12】 であり、E1は式(VI)
【化13】 であり、即ち、R2は式(VII)
【化14】 であり、mは10、pは20、kは3、nは2であり、
1は−CH3であり、Yは式(VIII)
【化15】 であり、AとE1とはブロックに配列されている)
【0030】この電極は次のようにして作製した。即
ち、上記有機化合物10重量部に、過塩素酸リチウム1
重量部及びアゾビスイソブチロニトリル0.05重量部
を溶解させ、これを乾燥不活性ガス雰囲気下で活性炭と
1:1の割合で混合し、ステンレス基板上にキャスト
し、乾燥不活性ガス雰囲気下で100℃、1時間放置す
ることにより硬化させて電極シートを得た。シートの厚
さは0.60mmであった。このシートを直径13mm
に打ち抜くことにより、活性炭電極を得た。
【0031】次に、上記活性炭電極上に次のようにして
電解質層を形成した。即ち、上記有機化合物10重量部
に、過塩素酸リチウム1重量部及びアゾビスイソブチロ
ニトリル0.05重量部を溶解させ、これを上記活性炭
電極上にキャストし、不活性ガス雰囲気下で100℃、
1時間放置することにより硬化させて形成した。
【0032】このようにして形成した活性炭電極と電解
質層の複合シートの電解質層上に、上記活性炭電極を接
触させて電気二重層コンデンサを作製した。図1はその
電気二重層コンデンサの断面図であり、図において、1
はイオン性化合物を有機ポリマーにドーピングしてなる
固体電解質からなる電解質層、2は活性炭及び上記固体
電解質からなる活性炭電極、3はケースと封口板を絶縁
するガスケットである。ガスケット3は変性ポリプロピ
レン、変性ポリエチレン等の材質でできている。なお、
得られた電気二重層コンデンサの大きさは、外径18.
4mm、総高さ2.0mmであった。
【0033】(比較例1)実施例1の固体電解質の有機
化合物の代わりに、主鎖直鎖型のエチレンオキシドを有
する有機化合物(分子量:2500)を用いた。その他
は、実施例1と同様とした。
【0034】実施例1及び比較例1の電気二重層コンデ
ンサについて、次の(1)、(2)の定電流連続試験を
行なった。 (1)25℃、定電流1.0mAで1時間又は最大2.
5Vまで充電した後、定電流100μAで0Vになるま
で放電を行なった。 (2)25℃、定電流1.0mAで1時間又は最大2.
5Vまで充電した後、定電流500μAで0Vになるま
で放電を行なった。
【0035】図2、図3は上記定電流連続試験で得られ
た放電カーブを示す。上記(1)では、実施例1のコン
デンサの容量は1.20Fであったが、比較例1の容量
は0.21Fであった。また、上記(2)では、実施例
1のコンデンサの容量は0.33Fであったが、比較例
1の容量は0.06Fであった。なお、E1は上記式(V
I)とは異なり、式(IX)
【化16】 であってもよく、同様の物性を示す。
【0036】(実施例2)実施例1のイオン性化合物即
ち過塩素酸リチウム1重量部の代わりに、テトラブチル
アンモニウムパークロレート1.2重量部を用いた。そ
の他は実施例1と同様とした。
【0037】実施例2のコンデンサについても、上記
(1)、(2)の試験を行なった。図2、図3は放電カ
ーブを示す。実施例2のコンデンサの容量は、上記
(1)では0.91F、上記(2)では0.24Fであ
った。
【0038】(実施例3)実施例1と同じ有機化合物1
0重量部に、アゾビスイソブチロニトリル0.05重量
部、過塩素酸リチウム1重量部、及びプロピレンカーボ
ネート20重量部を混合し、これと活性炭(比表面積:
約2000m2/g)とを乾燥不活性ガス雰囲気下で
1:1の割合で混合し、ステンレス基板上にキャスト
し、乾燥不活性ガス雰囲気下で100℃、1時間放置す
ることにより硬化させて電極シートを得、このシートを
直径13mmに打ち抜いて活性炭電極を作製した。な
お、上記シートの厚さは0.60mmであった。次に、
上記活性炭電極上に電解質層を形成した。即ち、実施例
1と同じ有機化合物10重量部に、アゾビスイソブチロ
ニトリル0.05重量部、過塩素酸リチウム1重量部、
及びプロピレンカーボネート20重量部を混合し、これ
を上記活性炭電極上にキャストし、不活性ガス雰囲気下
で100℃、1時間放置することにより硬化させて電解
質層を形成した。このようにして形成した活性炭電極と
電解質層とからなる複合シートの電解質層上に上記と同
じ活性炭電極を接触させて電気二重層コンデンサを作製
した。なお、このコンデンサの大きさは実施例1と同じ
であった。
【0039】実施例3のコンデンサについても、上記
(1)、(2)の試験を行なった。図2、図3は放電カ
ーブを示す。実施例3のコンデンサの容量は、上記
(1)では1.70F、上記(2)では1.58Fであ
った。この実施例では、イオン性化合物を溶解できる物
質であるプロピレンカーボネートを添加しているので、
電解質の伝導度が高くなり、電解質側界面へのイオン移
動のためのエネルギー損失を少なくすることが可能とな
る。
【0040】(実施例4)実施例3のイオン性化合物即
ち過塩素酸リチウム1重量部の代わりに、テトラブチル
アンモニウムパークロレート1.2重量部を用いた。そ
の他は実施例3と同様とした。
【0041】実施例4のコンデンサについても、上記
(1)、(2)の試験を行なった。図2、図3は放電カ
ーブを示す。実施例4のコンデンサの容量は、上記
(1)では1.73F、上記(2)では1.59Fであ
った。
【0042】(実施例5)有機ポリマーの材料である有
機化合物として、下記の式(I)に示す化合物を用い
た。
【化17】 (但し、Zは式(V)
【化18】 であり、Aは式(II)
【化19】 であり、E1は式(VI)
【化20】 であり、即ち、R2は式(VII)
【化21】 であり、mは10、pは20、kは3、nは2であり、
は−CH3であり、Yは−Hであり、AとE1とはブ
ロックに配列されている)
【0043】そして、上記有機化合物10重量部に、プ
ロピレンカーボネート20重量部、2,4−トリレンジ
イソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートと
を80:20で混合したもの0.5重量部、及び微量の
ジブチルチンジアセテートを加えて十分混合し、これを
用いて実施例1と同様にして活性炭電極及び電解質層を
作製し、電気二重層コンデンサを得た。
【0044】実施例5のコンデンサについても、上記
(1)、(2)の試験を行なった。図2、図3は放電カ
ーブを示す。実施例5のコンデンサの容量は、上記
(1)では1.69F、上記(2)では1.57Fであ
った。なお、E1は上記式(VI)とは異なり、式(IX)
【化22】 であってもよく、同様の物性を示す。
【0045】(実施例6〜12)有機ポリマーの材料で
ある有機化合物として、表1及び表2に示すものを用
い、実施例2と同様の方法で電気二重層コンデンサを作
製し、上記(1)、(2)の試験を行なった。その結果
も表1及び表2に示す。なお、表におけるR2は主鎖の
右側に−O−が結合してE1となるものであるが、E1
2の主鎖の左側に−O−が結合したものであってもよ
く、同様の物性を示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】以上の実施例から明らかなように、本発明
の電気二重層コンデンサは低温にても良好な電気容量を
有している。
【0049】(実施例13)電極としては活性炭電極を
用い、活性炭電極は、活性炭(比表面積:約2000m
2/g)と、イオン性化合物を有機ポリマーにドーピン
グしてなる固体電解質とを混合したものを用いた。上記
有機ポリマーは、下記の式(III) に示す有機化合物を反
応して架橋したものである。
【0050】
【化23】 (但し、Zは式(V)
【化24】 であり、Aは式(II)
【化25】 であり、E2は−CH2−CH2−O−であり、mは9、
pは7、kは3、nは2であり、R1は−CH3であり、
Yは式(VIII)
【化26】 であり、AとE2とはランダムに配列されている)
【0051】この電極は次のようにして作製した。即
ち、上記有機化合物10重量部に、過塩素酸リチウム1
重量部及びアゾビスイソブチロニトリル0.05重量部
を溶解させ、これを乾燥不活性ガス雰囲気下で活性炭と
1:1の割合で混合し、ステンレス基板上にキャスト
し、乾燥不活性ガス雰囲気下で100℃、1時間放置す
ることにより硬化させて電極シートを得た。シートの厚
さは0.60mmであった。このシートを直径13mm
に打ち抜くことにより、活性炭電極を得た。
【0052】次に、上記活性炭電極上に次のようにして
電解質層を形成した。即ち、上記有機化合物10重量部
に、過塩素酸リチウム1重量部及びアゾビスイソブチロ
ニトリル0.05重量部を溶解させ、これを上記活性炭
電極上にキャストし、不活性ガス雰囲気下で100℃、
1時間放置することにより硬化させて形成した。
【0053】このようにして形成した活性炭電極と電解
質層の複合シートの電解質層上に、上記活性炭電極を接
触させて電気二重層コンデンサを作製した。図1はその
電気二重層コンデンサの断面図である。なお、電気二重
層コンデンサの大きさは、外径18.4mm、総高さ
2.0mmであった。
【0054】(比較例2)実施例13の固体電解質の有
機化合物の代わりに、主鎖直鎖型のエチレンオキシドを
有する有機化合物(分子量:2500)を用いた。その
他は、実施例13と同様とした。
【0055】実施例13及び比較例2の電気二重層コン
デンサについて、前述した(1)、(2)の定電流連続
試験を行なった。即ち、 (1)25℃、定電流1.0mAで1時間又は最大2.
5Vまで充電した後、定電流100μAで0Vになるま
で放電を行なった。 (2)25℃、定電流1.0mAで1時間又は最大2.
5Vまで充電した後、定電流500μAで0Vになるま
で放電を行なった。
【0056】図2、図3は上記定電流連続試験で得られ
た放電カーブを示す。上記(1)では、実施例13のコ
ンデンサの容量は1.20Fであったが、比較例2の容
量は0.21Fであった。また、上記(2)では、実施
例13のコンデンサの容量は0.32Fであったが、比
較例2の容量は0.05Fであった。
【0057】(実施例14)実施例13のイオン性化合
物即ち過塩素酸リチウム1重量部の代わりに、テトラブ
チルアンモニウムパークロレート1.2重量部を用い
た。その他は実施例13と同様とした。
【0058】実施例14のコンデンサについても、上記
(1)、(2)の試験を行なった。図2、図3は放電カ
ーブを示す。実施例14のコンデンサの容量は、上記
(1)では0.91F、上記(2)では0.24Fであ
った。
【0059】(実施例15)実施例13と同じ有機化合
物10重量部に、アゾビスイソブチロニトリル0.05
重量部、過塩素酸リチウム1重量部、及びプロピレンカ
ーボネート20重量部を混合し、これと活性炭(比表面
積:約2000m2/g)とを乾燥不活性ガス雰囲気下
で1:1の割合で混合し、ステンレス基板上にキャスト
し、乾燥不活性ガス雰囲気下で100℃、1時間放置す
ることにより硬化させて電極シートを得、このシートを
直径13mmに打ち抜いて活性炭電極を作製した。な
お、上記シートの厚さは0.60mmであった。次に、
上記活性炭電極上に電解質層を形成した。即ち、実施例
13と同じ有機化合物10重量部に、アゾビスイソブチ
ロニトリル0.05重量部、過塩素酸リチウム1重量
部、及びプロピレンカーボネート20重量部を混合し、
これを上記活性炭電極上にキャストし、不活性ガス雰囲
気下で100℃、1時間放置することにより硬化させて
電解質層を形成した。このようにして形成した活性炭電
極と電解質層とからなる複合シートの電解質層上に上記
と同じ活性炭電極を接触させて電気二重層コンデンサを
作製した。なお、このコンデンサの大きさは実施例13
と同じであった。
【0060】実施例15のコンデンサについても、上記
(1)、(2)の試験を行なった。図2、図3は放電カ
ーブを示す。実施例15のコンデンサの容量は、上記
(1)では1.70F、上記(2)では1.58Fであ
った。この実施例では、イオン性化合物を溶解できる物
質であるプロピレンカーボネートを添加しているので、
電解質の伝導度が高くなり、電解質側界面へのイオン移
動のためのエネルギー損失を少なくすることが可能とな
る。
【0061】(実施例16)実施例15のイオン性化合
物即ち過塩素酸リチウム1重量部の代わりに、テトラブ
チルアンモニウムパークロレート1.2重量部を用い
た。その他は実施例15と同様とした。
【0062】実施例16のコンデンサについても、上記
(1)、(2)の試験を行なった。図2、図3は放電カ
ーブを示す。実施例16のコンデンサの容量は、上記
(1)では1.72F、上記(2)では1.58Fであ
った。
【0063】(実施例17)有機ポリマーの材料である
有機化合物として、下記の式(III) に示す化合物を用い
た。
【0064】
【化27】 (但し、Zは式(V)
【化28】 であり、Aは式(II)
【化29】 であり、E2は−CH2−CH2−O−であり、mは9、
pは9、kは3、nは2であり、R1は−CH3であり、
Yは−Hであり、AとE2とはランダムに配列されてい
る)
【0065】そして、上記有機化合物10重量部に、プ
ロピレンカーボネート20重量部、2,4−トリレンジ
イソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートと
を80:20で混合したもの0.5重量部、及び微量の
ジブチルチンジアセテートを加えて十分混合し、これを
用いて実施例13と同様にして活性炭電極及び電解質層
を作製し、電気二重層コンデンサを得た。
【0066】実施例17のコンデンサについても、上記
(1)、(2)の試験を行なった。図2、図3は放電カ
ーブを示す。実施例17のコンデンサの容量は、上記
(1)では1.69F、上記(2)では1.57Fであ
った。
【0067】(実施例18〜23)有機ポリマーの材料
である有機化合物として、表3及び表4に示すものを用
い、実施例14と同様の方法で電気二重層コンデンサを
作製し、上記(1)、(2)の試験を行なった。その結
果も表3及び表4に示す。
【0068】
【表3】
【0069】
【表4】
【0070】以上の実施例から明らかなように、本発明
の別の電気二重層コンデンサも低温にても良好な電気容
量を有している。
【0071】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、低温特性
が改良された即ち低温でもイオン伝導度が高い電気二重
層コンデンサを提供できる。しかも、固体電解質を用い
ているので、外部への液漏れの心配が全くなくて長期の
信頼性・安全性が高い電気二重層コンデンサを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気二重層コンデンサ及び本発明の
別の電気二重層コンデンサの一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】 実施例1〜5、13〜17、及び比較例1、
2の各電気二重層コンデンサについて、定電流連続試験
を行なった際の放電カーブを示す図である。
【図3】 実施例1〜5、13〜17、及び比較例1、
2の各電気二重層コンデンサについて、別の定電流連続
試験を行なった際の放電カーブを示す図である。
【符号の説明】
1 電解質層 2 活性炭電極 3 ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08K 5/29 C08L 71/02 5/42 H01G 9/00 301G C08L 71/02 C08G 65/32 (72)発明者 河野 通之 大阪府寝屋川市香里本通町14−1 (72)発明者 森 茂男 京都府京都市西京区桂千代原町35−1 (56)参考文献 特開 平5−182512(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/025

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極材料の結合剤として、イオン性化合
    物を有機ポリマーにドーピングしてなる固体電解質を用
    いた電気二重層コンデンサであって、有機ポリマーが、
    式(I) 【化1】 (但し、Zは活性水素含有化合物残基、Aは式(II) 【化2】 であり、E1は−R2−O−であり、R2は炭素数3以上
    のアルキレン基、Yは活性水素基又は反応性官能基、m
    は1〜250の整数、pは1〜450の整数、kは1〜
    12の整数、nは0〜25の整数、R1は炭素数1〜2
    0のアルキル基、アルケニル基、アリール基又はアルキ
    ルアリール基である)で示す骨格を有する有機化合物を
    反応して架橋したものであることを特徴とする電気二重
    層コンデンサ。
  2. 【請求項2】 電解質として、イオン性化合物を有機ポ
    リマーにドーピングしてなる固体電解質を用いた電気二
    重層コンデンサであって、有機ポリマーが、式(I) 【化30】 (但し、Zは活性水素含有化合物残基、Aは式(II) 【化31】 であり、E1は−R2−O−であり、R2は炭素数3以上
    のアルキレン基、Yは活性水素基又は反応性官能基、m
    は1〜250の整数、pは1〜450の整数、kは1〜
    12の整数、nは0〜25の整数、R1は炭素数1〜2
    0のアルキル基、アルケニル基、アリール基又はアルキ
    ルアリール基である)で示す骨格を有する有機化合物を
    反応して架橋したものであることを特徴とする電気二重
    層コンデンサ。
  3. 【請求項3】 電極材料の結合剤として、イオン性化合
    物を有機ポリマーにドーピングしてなる固体電解質を用
    いた電気二重層コンデンサであって、有機ポリマーが、
    式 (III) 【化3】 (但し、Zは活性水素含有化合物残基、Aは式(II) 【化4】 であり、E2は−CH2−CH2−O−であり、Yは活性
    水素基又は反応性官能基、mは1〜250の整数、pは
    1〜450の整数、kは1〜12の整数、nは0〜25
    の整数、R1は炭素数1〜20のアルキル基、アルケニ
    ル基、アリール基又はアルキルアリール基であり、Aと
    2とはランダム共重合している)で示す骨格を有する
    有機化合物を反応して架橋したものであることを特徴と
    する電気二重層コンデンサ。
  4. 【請求項4】 電解質として、イオン性化合物を有機ポ
    リマーにドーピングしてなる固体電解質を用いた電気二
    重層コンデンサであって、有機ポリマーが、式 (III) 【化32】 (但し、Zは活性水素含有化合物残基、Aは式(II) 【化33】 であり、E2は−CH2−CH2−O−であり、Yは活性
    水素基又は反応性官能基、mは1〜250の整数、pは
    1〜450の整数、kは1〜12の整数、nは0〜25
    の整数、R1は炭素数1〜20のアルキル基、アルケニ
    ル基、アリール基又はアルキルアリール基であり、Aと
    2とはランダム共重合している)で示す骨格を有する
    有機化合物を反応して架橋したものであることを特徴と
    する電気二重層コンデンサ。
  5. 【請求項5】 上記固体電解質が、上記イオン性化合物
    を溶解することのできる物質を含んでいる請求項1ない
    し4のいずれかに記載の電気二重層コンデンサ。
  6. 【請求項6】 上記有機化合物の平均分子量が5000
    0以下である請求項1ないし4のいずれかに記載の電気
    二重層コンデンサ。
  7. 【請求項7】 上記有機ポリマーは、Yが活性水素基で
    ある上記有機化合物を架橋剤を用いて架橋して得られた
    ものである請求項1ないし4のいずれかに記載の電気二
    重層コンデンサ。
  8. 【請求項8】 上記架橋剤は、イソシアネート基を有す
    る有機化合物である請求項7記載の電気二重層コンデン
    サ。
  9. 【請求項9】 イソシアネート基を有する上記有機化合
    物は、芳香族化合物である請求項8記載の電気二重層コ
    ンデンサ。
  10. 【請求項10】 上記有機ポリマーは、Yが反応性官能
    基である上記有機化合物を重合又は縮合により架橋して
    得られたものである請求項1ないし4のいずれかに記載
    の電気二重層コンデンサ。
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