JP3257733B2 - 1,3−オキサジン−4−オン誘導体の製造方法 - Google Patents
1,3−オキサジン−4−オン誘導体の製造方法Info
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Description
ン誘導体の製造方法に関し、さらに詳しくは下記一般式
(1)
ケニル基、低級アルキニル基、置換されていてもよいア
リール基または置換されていてもよいアラルキル基を表
し;R2は水素原子または低級アルキル基を表し;R3は
低級アルキル基、置換されていてもよいアリール基また
置換されていてもよいアラルキル基を表し;R4および
R5は互いに独立して低級アルキル基を表すか、或いは
R4とR5はこれらが結合している炭素原子と一緒になっ
て、低級アルキル基の分岐を有していてもよい3〜8員
の炭素環式基を形成していてもよい)で示される除草剤
として有用な1,3-オキサジン-4-オン誘導体(特願平
4−40108号明細書参照)の新規な製造方法に関す
る。
方法として、従来、CN二重結合を有する化合物に対
し、ジケテン類(ACC、Chem.Res.7,26
5(1974)、2-ジアゾ-1,3-ジケトン類(Che
m.Ber.109,2456(1976))、アジピ
ン酸ジクロリド類(Chem.Ber.105,137
(1972))、2,3-ジヒドロフラン-2,3-ジオン
類(Liebigs Ann.Chem.1751(1
977))、1,3-ジオキシン-4-オン誘導体(Che
m.Ber.105,137(1972)、Chem.
Pharm.Bull.31(6)1902(198
3))等を作用させるこ方法が知られている。これらの
原料化合物はそれぞれ以下に述べるような問題を有して
おり、例えば、ジケテン類、2-ジアゾ-1,3-ジケトン
類は不安定であり、取扱いや輸送に問題がある。また、
カルボニル炭素上の置換基が異なる2-ジアゾ-1,3-ジ
ケトン類を用いた場合、得られる生成物は置換基の位置
が互いに異なる2種の異性体混合物となり、アジピン酸
ジクロリド類を用いた場合、生成物の骨格が限定され
る。さらに、2,3-ジヒドロフラン-2,3-ジオン類は
その合成原料として高価なシリルエノールエーテルが必
要であり、経済的に1,3-オキサジン-4-オン誘導体を
得るための原料としては不適当である。
種々のβ-ケトエステル類から合成することができる。
例えばChem.Pharm.Bull.31(6)1
896(1983)は、β-ケトエステルを濃硫酸によ
り加水分解してβ-ケト酸とした後、無水酢酸および硫
酸の存在下にアセトンを作用させることにより、2,2-
ジメチル-1,3-ジオキシン-4-オン類を得る方法が開
示されている。しかし硫酸による加水分解反応は収率が
低いことに加え、多量の酸廃水が生じる。また、β-ケ
ト酸は容易に脱炭酸反応を起こすため工業的な取扱いが
困難であるという欠点がある。
の下、本発明は、安価な原料を用い、不安定な中間体を
経由すること無く、経済的かつ工業的に実施容易な態様
で前記一般式(1)の1,3-オキサジン-4-オン誘導体
の製造する方法を提供することを課題とする。
般式(2)
6は低級アルキル基を表す)で示される化合物と下記一
般式(3)
る)で示される化合物を反応させることを特徴とする下
記一般式(1)で示される1,3-オキサジン-4-オン誘
導体の製造方法が提供される。
の語が付された基又は化合物の炭素数が6以下であるこ
とを意味する。
状のいずれであってもよく、具体的には、メチル、エチ
ル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチ
ル、sec-ブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、
イソペンチル、ネオペンチル、tert-ペンチル、n-
ヘキシル基等を例示することができ、特にR6において
はメチル、エチル基が好適である。
鎖状のいずれであってもよく、具体的には、アリル、2
-メチル2-プロペニル、2-ブテニル、3-ブテニル、3
-メチル-2-ブテニル基等を例示することができる。
状のいずれであってもよく、具体的には、2-プロピニ
ル、1-メチル-2-プロピニル、2-ブチニル、3-ブチ
ニル基等を例示することができる。
れであってもよく、具体的には、フエニル、ナフチル等
を例示することができる。「置換されていてもよいアリ
ール基」における芳香環上の置換基としては、例えば、
ハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級ハロアルキル
基、低級ハロアルコキシ基、ニトロ基等を挙げることが
でき、該アリール基はこれら置換基の少なくとも1個、
好ましくは1〜4個、特に1〜3個により置換されてい
ることができる。そのような置換されたアリール基とし
て、具体的には、3-クロロフエニル、3,5-ジメチル
フエニル、3,5-ジクロロ-4-メトキシフエニル、2-
フルオロフエニル、4-クロロ-2-ナフルチ、2-トルイ
ル、3-トルイル、3,5-ジクロロ-4-メチルフエニ
ル、3,5-ジイソプロピルフエニル、3,5-ジクロロフ
エニル、3,5-ジメトキシフエニル、3,5-ビス(ジフ
ルオロメトキシ)フエニル、3-ニトロフエニル、3-
(トリフルオロメチル)フエニル、3-(2-クロロエチ
ル)フエニル、3,5-ビス(3-ブロモプロピル)フエ
ニル、3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)フエニル、
3,5-ジエチルフエニル、3,5-ジブロモフエニル、
3,5-ジヨードフエニル、3,4,5-トリブロモフエニ
ル、3-クロロ-2-フルオロフエニル、3,5-ジクロロ-
2-フルオロフエニル、2,6-ジフルオロ-3-クロロフ
エニル、2,6-ジフルオロ-3,5-ジクロロフエニル、
2,3,5-トリフルオロフエニル、3-フルオロ-4-メチ
ルフエニル、3,5-ジフルオロ-4-メチルフエニル、
3,5-ジフルオロ-4-メトキシフエニル、4-メチル-
3,5-ビス(トリフルオロメチル)フエニル、4-メト
キシ-3-(トリフルオロメチル)-フエニル基等を例示
することができる。
及びヨウ素の4種が包含され、また、「低級アルコキシ
基」は低級アルキル基部分が前記の意味を有する低級ア
ルキル-O-基であり、具体的には、メトキシ、エトキ
シ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イ
ソブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブトキシ、n
-ペントキシ基等を例示することができる。
の水素原子の少なくとも1つがハロゲン原子で置換され
ている基であり、具体的には、例えばブロモメチル、ジ
クロロメチル、トリフルオロメチル、2-ヨードエチ
ル、1-クロロエチル、3-クロロプロピル、2-メチル-
2-クロロプロピル、2,2,2-トリフルオロエチル基等
を挙げることができる。
シ基の水素原子の少なくとも1つがハロゲン原子で置換
されている基であり、具体的には、トリフルオロメトキ
シ、ジフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、
2-クロロエトキシ、1,1,2,2-テトラフルオロエト
キシ、3-クロロプロポキシ、2,2,3,3,3-ペンタフ
ルオロプロポキシ基等を例示することができる。
級アルキル基部分がそれぞれ前記の意味を有するアリー
ル基置換された低級アルキル基であり、例えば、ベンジ
ル、フエネチル、3-フエニルプロピル、4-フエニルブ
チル基等が包含される。そして「置換されていてもよい
アラルキル基」は、アリール基部分が上記の如き「置換
されていてもよいアリール基」であるアリール基置換さ
れた低級アルキル基であり、例えば、(2-クロロフエ
ニル)メチル、1-(3-クロロフエニル)エチル、1-
メチル-1-フエニルエチル、1-メチル-2-フエニルエ
チル、1-エチル-2-(3-トリフルオロメチルフエニ
ル)エチル、(2-ジフルオロメトキシフエニル)メチ
ル基等が挙げられる。
R5がこれらが結合している炭素原子と一緒になって形
成しうる「低級アルキル基の分岐を有していてもよい3
〜8員の炭素環式基」には、例えば、シクロプロピル、
シクロブチル、シクロベンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチル、シクロオクチル、2,2-ジメチルシクロプ
ロピル、3,5-ジエチルシクロヘキシル基等の低級アル
キル基で置換されていてもよいシクロアルキル基が包含
される。
(1)の化合物中、好適な群の化合物には、R1が分岐
鎖状の低級アルキル基(例えば、イソプロピル、イソブ
チル基など)、又はハロゲン原子及び低級アルキル基よ
りなる群から選ばれる1個の置換基で置換されていても
よいフエニル基を表わし;R2がメチル基又はエチル基
を表わし;R3がハロゲン原子、低級ハロアルキル基及
び低級ハロアルコキシ基よりなる群から選ばれる1〜3
個の置換基で置換されていてもよいアリール基を表わ
し;R4及びR5がメチル基を表わす、式(1)の化合物
が包含される。
(4)
し;Xはハロゲン原子又は低級アルキル基を表わし;Y
はハロゲン原子、低級ハロアルキル基及び低級ハロアル
コキシ基を表わし;mは0、1、2又は3であり;nは
0又は1である、で示される化合物である。
-メチル-3-[1-メチル-1-(3,5-ジクロロフエニ
ル)エチル]-5-フエニル-2,3-ジヒドロ-4H-1,3
-オキサジン-4-オン、6-メチル-3-[1-メチル-1-
(3-クロロフエニル)エチル]-5-フエニル-2,3-ジ
ヒドロ-4H-1,3-オキサジン-4-オン、6-メチル-3
-[1-メチル-1-(3,5-ジクロロフエニル)エチル]
-5-(2-フルオロ)フエニル-2,3-ジヒドロ-4H-
1,3-オキサジン-4-オン、3-[1-メチル-1-(3,
5-ジクロロフエニル)エチル]-5-フエニル-2,3-ジ
ヒドロ-4H-1,3-オキサジン-4-オン、6-メチル-3
-[1-メチル-1-フエニルエチル]-5-フエニル-2,3
-ジヒドロ-4H-1,3-オキサジン-4-オン、6-メチル
-3-[1-メチル-1-(3-トリフルオロフエニル)エチ
ル]-5-フエニル-2,3-ジヒドロ-4H-1,3-オキサ
ジン-4-オン、6-メチル-3-[1-メチル-1-(3,5-
ジメチルフエニル)エチル]-5-フエニル-2,3-ジヒ
ドロ-4H-1,3-オキサジン-4-オン、6-メチル-3-
[1-メチル-1-(3,5-ジクロロ-4-メトキシフエニ
ル)エチル]-5-フエニル-2,3-ジヒドロ-4H-1,3
-オキサジン-4-オン、6-メチル-3-[1-メチル-1-
ナフチルエチル]-5-フエニル-2,3-ジヒドロ-4H-
1,3-オキサジン-4-オン等を例示することができる。
いられる前記式(2)のβ-ケトエステル類は、それ自
体既知の化合物であり、或いはそれ自体既知の方法、例
えばOrganic Reactions 第1巻 2
66頁(1942年)において開示されているように、
対応する2種のエステル類の塩基触媒下における縮合反
応いわゆるクライゼン縮合反応等の方法により容易に合
成できるものである。得られるβ-ケトエステル類は精
製品として、或いはクライゼン縮合反応の後処理品から
溶媒を留去しただけの粗製品のまま本発明の方法に用い
ることができる。クライゼン縮合反応においては、原料
化合物の種類により、エステル部の置換基の異なるケト
エステルの混合物として得られる場合があるが、このよ
うな混合物の使用も本発明に含まれる。
アセチルフエニル酢酸エチルエステル、α-アセチルフ
エニル酢酸メチルエステル、α-アセチル-(2-フルオ
ロ)フエニル酢酸エチルエステル、α-ホルミル-フエニ
ル酢酸エチルエステル等を例示することができる。
る前記式(3)のイミン類は、それ自体既知の化合物で
あり、或いはそれ自体既知の方法、例えば特開昭56−
49344号公報に記載の方法で製造することができ、
具体的には、対応するアミン類とホルムアルデヒドとの
縮合反応により合成することができる。ホルムアルデヒ
ドは水溶液もしくはトリオキサン、パラホルムアルデヒ
ドのようなオリゴマーの形態であるものを用いることが
できる。水の残留は本発明に対し悪影響を及ぼすので、
アミン類に対しホルムアルデヒドを反応させた後、生成
する水および溶媒の水(水溶液を用いる場合)を分離さ
せてから本発明に用いる。イミン類は溶液のまま用いる
ことができ、単離する必要はない。従って、本発明の方
法はアミン類から始めて単一の反応器(ワン・ポットプ
ロセス)で連続的に行うことができる。
-メチレン-1-メチル-1-フエニルエチルアミン、N-メ
チレン-1-メチル-1-(3-クロロフエニル)エチルア
ミン、N-メチレン-1-メチル-1-(3,5-ジクロロフ
エニル)エチルアミン、N-メチレン-1-メチル-1-
(3,5-ジメチルフエニル)エチルアミン、N-メチレ
ン-1-メチル-1-(3,5-ジクロロ-4-メトキシフエニ
ル)エチルアミン、N-メチレン-1-メチル-1-ナフチ
ルエチルアミン等を例示することができる。これらの化
合物は常温において単量体と3量体の平衡混合物もしく
は完全な3量体になっていることが知られているが、こ
れら混合物および3量体の使用もまた本発明の範囲に含
まれる。
エステル類と式(3)のイミン類の使用割合は特に制限
されるものではなく、これら化合物の種類や反応条件等
に応じて広い範囲から選択することができるが、経済的
な観点から通常はイミン類1モルに対してβ-ケトエス
テル類を0.5〜2モル、好ましくは0.8〜1.2モル
の範囲内で用いるのが好ましい。
投入順序は特に制限されないが、特にイミン類を反応温
度付近に昇温させておき、ここにケトエステル類を投入
する方法が好適である。
在下で実施することができる。使用する溶媒は下記反応
温度範囲内に沸点を有し、かつ原料化合物を溶解し得る
ものであればよいが、特に、芳香族系もしくは脂肪族系
炭化水素溶媒が好適である。具体的には、トルエン、キ
シレン、エチルベンゼン、オクタン、ノナン、デカン等
および前記反応温度を沸点範囲として有する混合炭化水
素溶媒を例示することができる。特に、脂肪族系炭化水
素溶媒を用いると、生成物の脂肪族炭化水素溶媒に対す
る溶解度が低く、反応混合物を冷却しただけで目的物を
晶出せしめることができるので、製造上有利である。
料のケトエステルのエステル部のアルコールが遊離す
る。このアルコールを反応混合物より連続的又は間欠的
に除去することにより、反応を効率的に進めることがで
きる。例えば、アルコールの沸点が原料化合物や溶媒の
沸点に比べて低くなるような態様で製造を実施すること
により、発生するアルコールを反応器塔頂より容易に除
去することができる。アルコールを効率的に除去する方
法としては、不活性ガスを反応器内に流通させて除去す
る方法、溶媒を用いる場合には溶媒とともに共沸的にア
ルコールを除去する方法等が有効である。
囲としては、一般に、100〜250℃、好ましくは1
30〜180℃の範囲を例示することができるが、実際
的には用いる溶媒の還流温度および圧力により規定され
る。
に制限はなく、上記の反応温度が維持できればよい。例
えば無溶媒条件において減圧下で反応を行うことによ
り、先に述べたアルコールの除去を効率的に進めること
ができる。また、溶媒の存在下において加圧下で反応さ
せることにより、常圧では沸点が低すぎる溶媒を所望の
反応温度で用いることもできる。
常は2〜10時間で完結させることができる。
らの分離、精製は以下に述べる方法により容易に行うこ
とができる。例えば、脂肪族炭化水素溶媒等の目的物に
対する溶解度の低い溶媒を用いた場合には、反応混合物
を冷却しただけで目的物が晶出するので、これを濾別す
ればよい。上記以外の溶媒を用いた場合又は溶媒を用い
なかった場合には、反応混合物に対し、必要に応じて濃
縮した後、脂肪族炭化水素溶媒等の目的物に対する溶解
度の低い溶媒を添加することにより、目的生成物を晶出
せしめることができる。
必要により、それ自体既知の方法、例えば、再結晶、ク
ロマトグラフイー等により精製することができる。
(1)の化合物は、顕著な選択的除草活性を有してお
り、有用作用に対して薬害を与えることなく、種々の雑
草に対して極めて低い薬量で優れた除草活性を発揮し除
草剤として有用である。
説明するが、本発明はこれらの実施例の範囲に限定され
るものではない。
ル)エチルアミン0.893g(純度87%、3.59m
M)およびα-アセチル-フエニル酢酸エチルエステル
0.850g(4.12mM)をノナン10mlに加え、反
応器上部に窒素ガスを循環させ、還流下6時間反応を行
った。反応混合物を冷却し、得られた結晶を濾別するこ
とにより、6-メチル-3-[1-メチル-1-(3,5-ジク
ロロフエニル)エチル]-5-フエニル-2,3-ジヒドロ-
4H-1,3-オキサジン-4-オン1.16g(純度98.
4%、対イミン収率84.0%)を得た。
ル)エチルアミン0.802g(純度87%、3.23m
M)、α-アセチル-フエニル酢酸メチルエステル0.7
37g(純度98%、3.76mM)およびキシレン1
5mlをデイーンスターク管を取り付けた反応装置に仕
込み、常圧下でキシレンを留去しながら7時間反応を行
った。反応終了後、ヘキサン15mlを加え4℃まで冷
却し、得られた結晶を濾別することにより、6-メチル-
3-[1-メチル-1-(3,5-ジクロロフエニル)エチ
ル]-5-フエニル-2,3-ジヒドロ-4H-1,3-オキサ
ジン-4-オン1.08g(純度97%、収率86.0%)
を得た。
ン1.01g(4.75mM)にノナン10mlを加え、
ここに37%ホルマリン0.427gを加え、室温にて
2時間反応させた。ホルマリン層を分離した後、減圧下
に水をノナンとともに共沸留去した。得られたイミンの
ノナン溶液を常圧下で還流させているところへα-アセ
チル-フエニル酢酸エチルエステル0.980g(4.7
5mM)を加え、3.5時間反応させた。反応混合物を
冷却し、得られた結晶を濾別することにより、6-メチ
ル-3-[1-メチル-1-(3,5-ジクロロフエニル)エ
チル]-5-フエニル-2,3-ジヒドロ-4H-1,3-オキ
サジン-4-オン1.16g(純度98.4%、収率84.
0%)を得た。
ル)エチルアミン250mg(純度87%、1.0m
M)、α-ホルミル-フエニル酢酸エチルエステル190
mg(純度99%、1.0mM)およびキシレン5ml
をデイーンスターク管を取り付けた反応装置に仕込み、
常圧下でキシレンを留去しながら7時間反応を行った。
反応終了後、ヘキサン5mlを加え4℃まで冷却し、得
られた結晶を濾別することにより、3-[1-メチル-1-
(3,5-ジクロロフエニル)エチル]-5-フエニル-2,
3-ジヒドロ-4H-1,3-オキサジン-4-オン79mg
(純度99%、収率23%)を得た。
3mg(純度90%、1.0mM)、α-アセチル-フエ
ニル酢酸エチルエステル206mg(純度99%、1.
0mM)およびキシレン5mlを用い、実施例4と同様
に反応を行った。反応終了後、ヘキサン5mlを加え4
℃まで冷却し、得られた結晶を濾別することにより、6
-メチル-3-[1-メチル-1-フエニルエチル]-5-フエ
ニル-2,3-ジヒドロ-4H-1,3-オキサジン-4-オン
246mg(純度99%、収率80%)を得た。
ルアミン201mg(純度90%、1.0mM)、α-ア
セチル-フエニル酢酸エチルエステル206mg(純度
99%、1.0mM)およびキシレン5mlを用い、実
施例4と同様に反応を行った。反応終了後、ヘキサン5
mlを加え4℃まで冷却し、得られた結晶を濾別するこ
とにより、6-メチル-3-[1-メチル-1-(3-クロロ
フエニル)エチル]-5-フエニル-2,3-ジヒドロ-4H
-1,3-オキサジン-4-オン280mg(純度99%、
収率82%)を得た。
ル)エチルアミン239mg(純度90%、1.0m
M)、α-アセチル-フエニル酢酸エチルエステル206
mg(純度99%、1.0mM)およびキシレン5ml
を用い、実施例4と同様に反応を行った。反応終了後、
ヘキサン5mlを加え4℃まで冷却し、得られた結晶を
濾別することにより、6-メチル-3-[1-メチル-1-
(3-トリフルオロフエニル)エチル]-5-フエニル-
2,3-ジヒドロ-4H-1,3-オキサジン-4-オン304
mg(純度99%、収率81%)を得た。
ル)エチルアミン194mg(純度90%、1.0m
M)、α-アセチル-フエニル酢酸エチルエステル206
mg(純度99%、1.0mM)およびキシレン5ml
を用い、実施例4と同様に反応を行った。反応終了後、
ヘキサン5mlを加え4℃まで冷却し、得られた結晶を
濾別することにより、6-メチル-3-[1-メチル-1-
(3,5-ジメチルフエニル)エチル]-5-フエニル-2,
3-ジヒドロ-4H-1,3-オキサジン-4-オン278m
g(純度99%、収率83%)を得た。
キシフエニル)エチルアミン273mg(純度90%、
1.0mM)、α-アセチル-フエニル酢酸エチルエステ
ル206mg(純度99%、1.0mM)およびキシレ
ン5mlを用い、実施例4と同様に反応を行った。反応
終了後、ヘキサン5mlを加え4℃まで冷却し、得られ
た結晶を濾別することにより、6-メチル-3-[1-メチ
ル-1-(3,5-ジクロロ-4-メトキシフエニル)エチ
ル]-5-フエニル-2,3-ジヒドロ-4H-1,3-オキサ
ジン-4-オン345mg(純度99%、収率85%)を
得た。
9mg(純度90%、1.0mM)、α-アセチル-フエ
ニル酢酸エチルエステル206mg(純度99%、1.
0mM)およびキシレン5mlを用い、実施例4と同様
に反応を行った。反応終了後、ヘキサン5mlを加え4
℃まで冷却し、得られた結晶を濾別することにより、6
-メチル-3-[1-メチル-1-ナフチルエチル]-5-フエ
ニル-2,3-ジヒドロ-4H-1,3-オキサジン-4-オン
282mg(純度99%、収率79%)を得た。
Claims (1)
- 【請求項1】 1.下記一般式(2) 【化1】 (式中、R1は低級アルキル基、低級アルケニル基、低
級アルキニル基、置換されていてもよいアリール基また
は置換されていてもよいアラルキル基を表し;R2は水
素原子または低級アルキル基を表し;R6は低級アルキ
ル基を表す)で示される化合物と下記一般式(3) 【化2】 (式中、R3は低級アルキル基、置換されていてもよい
アリール基または置換されていてもよいアラルキル基を
表し;R4およびR5は互いに独立して低級アルキル基を
表すか、或いはR4とR5はこれらが結合している炭素原
子と一緒になって、低級アルキル基の分岐を有していて
もよい3〜8員の炭素環式基を形成していてもよい)で
示される化合物を反応させることを特徴とする下記一般
式(1) 【化3】 (式中、R1、R2、R3、R4及びR5は上記と同義であ
る)で示される1,3-ジオキサン-4-オン誘導体の製造
方法。
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JP26781293A JP3257733B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 1,3−オキサジン−4−オン誘導体の製造方法 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3257733B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-01 JP JP26781293A patent/JP3257733B2/ja not_active Expired - Lifetime
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