JP3256302B2 - 加工機の工具破損防止装置 - Google Patents

加工機の工具破損防止装置

Info

Publication number
JP3256302B2
JP3256302B2 JP33982392A JP33982392A JP3256302B2 JP 3256302 B2 JP3256302 B2 JP 3256302B2 JP 33982392 A JP33982392 A JP 33982392A JP 33982392 A JP33982392 A JP 33982392A JP 3256302 B2 JP3256302 B2 JP 3256302B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
threshold value
spindle
value
machining
threshold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33982392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06155246A (ja
Inventor
一博 澤合
Original Assignee
株式会社日平トヤマ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日平トヤマ filed Critical 株式会社日平トヤマ
Priority to JP33982392A priority Critical patent/JP3256302B2/ja
Publication of JPH06155246A publication Critical patent/JPH06155246A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3256302B2 publication Critical patent/JP3256302B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工具交換機構を有する
マシニングセンタなどの加工機に係り、特に工具負荷を
予め検出して工具破損前に工具交換を行うようにした工
具破損防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタなどの加工機において
切削加工を行う場合に、工具の切れ味の低下などにより
主軸負荷が時間を経て増加し、そのまま加工を継続する
と工具破損を生じることになる。加工中に工具破損が生
じると、加工ラインが停止することになり、加工作業が
停滞して加工能率を著しく低下させることになる。そこ
で、従来のマシニングセンタなどでは、ワークテーブル
上に工具センサが設けられ、一定時間の加工が終了した
ときに、この工具センサにより工具の摩耗量などを検知
できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一定時
間の加工が完了したときに工具センサにより摩耗状態を
検出する方法では、加工中に工具寿命が尽きて破損を生
じた場合に対処することができない。そのため、工具を
駆動する主軸のモータ負荷を検出し、モータ負荷が所定
のしきい値以上となったときに加工を中断して工具をワ
ークから離し、再トライして、さらに主軸負荷を監視す
ることにより、工具破損を未然に防ぐことが考えられ
る。
【0004】ところがこの方法では以下に示す問題が生
じる。 (1)前記しきい値を単一値として設定した場合には、
一度主軸のモータ負荷がしきい値よりも大きくなって工
具をワークから離し再トライしたとき、再トライ直後に
加工中の主軸のモータの負荷が再度前記しきい値よりも
高くなることが多くなり、必要以上に再トライを繰返す
ことになって、加工能率が低下することになる。
【0005】(2)前記しきい値を単一値とした場合
に、主軸のモータ負荷がしきい値よりも高くなって前記
再トライを行う回数が多くなり、この回数に基づいて工
具寿命が尽きたと判断してしまうと、工具寿命の判断時
期が早すぎることになり、必要以上の工具交換を行うこ
とになり、加工能率が低下する。
【0006】(3)前記しきい値を所定の工具に対する
固定値として設定してしまうと、工具による初期負荷値
に変動がある場合に、適正な工具寿命判断ができなくな
る。例えば複数のドリルなどを駆動する多軸ヘッドを主
軸に装着する場合、多軸ヘッドはギヤ部を有しているた
めに個々において初期負荷値が相違し、また暖気運転の
時間によっても初期負荷値が変動してしまう。このよう
な多軸ヘッドを主軸に装着して加工を行うときに、主軸
のモータ負荷を固定のしきい値と単純に比較した場合に
は、前記初期負荷値の相違または変動分を配慮できず、
モータ負荷による正確な寿命判断ができなくなる。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、しきい値を有効に利用して、工具をワークから離
した後に再度加工を開始する再トライ回数および工具交
換回数を可能な限り少なくして加工能率を高めることを
目的としている。
【0008】また本発明は、多軸ヘッドを使用した場合
のように、初期負荷値が相違しまた変動する工具を使用
した場合に、最適なしきい値により工具寿命判断ができ
るようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による加工機の工
具破損防止装置は、装着された多軸ヘッドを用いて加工
を行っているときの主軸負荷を検出する検出手段と、第
1のしきい値と前記第1のしきい値よりも大きい値の第
2のしきい値を設定するしきい値設定部と、前記検出手
段で検出された主軸負荷と前記いずれかのしきい値とを
比較する比較手段と、制御手段とを有し、前記制御手段
では、主軸に装着された状態で使用された回数を設定値
と比較してその回数が多く、しかも多軸ヘッドを用いた
加工のときに、最初に前記比較手段で主軸負荷を前記第
1のしきい値と比較させ、前記主軸負荷が前記第1のし
きい値よりも大きいと判断されたときに前記多軸ヘッド
をワークから離す指令を出し、この指令回数が1回以上
の所定回数となった後は、前記比較手段で主軸負荷を第
2のしきい値と比較させ、前記主軸負荷が前記第2のし
きい値よりも大きいと判断されたときに前記多軸ヘッド
をワークから離す指令を出し、主軸負荷が前記第1のし
きい値を越えた後に、主軸負荷が前記第2のしきい値を
越えた回数が設定回数以上となったときに多軸ヘッドに
装着された工具の寿命と判断することを特徴とするもの
である。
【0010】また、前記制御部では、主軸に新たに装着
された多軸ヘッド、または主軸に装着された状態で使用
された回数を設定値と比較してその回数が少なく、しか
も多軸ヘッドを用いた加工のときに、前記比較手段で主
軸負荷を前記第2のしきい値と比較させ、前記主軸負荷
が前記第2のしきい値よりも大きいと判断されたときに
多軸ヘッドをワークから離す指令を出し、前記指令が設
定回数以上となったときに多軸ヘッドに装着された工具
の寿命と判断することも可能である。
【0011】さらに、前記しきい値設定部においては、
加工動作を行わない状態で主軸を回転させたときの初期
負荷値に固定値を加算することにより前記第1のしきい
値と第2のしきい値とを設定することが好ましい。
【0012】
【作用】本発明の加工機の工具破損防止装置では、主軸
のモータ負荷との比較対象として第1のしきい値とこれ
よりも値の大きい第2のしきい値とが設定される。加工
中に主軸のモータ負荷が検出されるが、主軸に装着され
た状態で使用された回数を設定値と比較してその回数が
多く、しかも多軸ヘッドを用いた加工のときに、主軸負
荷の比較対象として第1のしきい値よりも大きいか否か
が監視され、負荷が第1のしきい値よりも大きくなった
ときに、多軸ヘッドをワークから離しその後に加工を再
トライする。この第1のしきい値は比較対象として1回
あるいはそれ以上の所定回数だけ使用し、その後は負荷
との比較対象として第2のしきい値を使用する。そして
主軸のモータ負荷が第2のしきい値よりも大きいと判断
されたときに多軸ヘッドをワークから離すようにする。
このようにしきい値を2段に設定することにより、単一
のしきい値を使用した場合のように再トライ回数が必要
以上に多くなったり、あるいはあまりにも早い時期に工
具寿命と判断されることがなくなる。
【0013】また、前記において、主軸に新たに装着さ
れた多軸ヘッド、または主軸に装着された状態で使用さ
れた回数を設定値と比較してその回数が少なく、しかも
多軸ヘッドを用いた加工のときに、負荷の比較対象とし
て前記第2のしきい値を使用する。そして、負荷が前記
第2のしきい値よりも大きいと判断されて多軸ヘッドが
ワークから離される回数を計数し、この回数が設定値以
上となったときに工具寿命と判断し、工具交換を指令し
またはワークを不良品と判断する。前記第2のしきい値
との比較結果の全回数を計数して工具交換指令を発する
ことにより、使用している工具の寿命判断が適切にでき
るようになる。
【0014】さらに、前記においては、前記第1のしき
い値と第2のしきい値を設定する方法として、切削加工
開始前に主軸を回転して初期負荷値を測定し、この初期
負荷値に予め入力した固定値を加算して第1と第2のし
きい値を設定している。このように初期負荷値を加味し
て第1と第2のしきい値を設定することにより、初期負
荷値が個々のものにて相違しまた同じものであっても条
件により初期負荷値が変動する多軸ヘッドを使用した場
合においても、正確な工具寿命判断ができるようにな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例として、工具交換機構を
有するマシニングセンタの工具破損防止装置を含む制御
装置を示すブロック図、図2は主軸に装着された多軸ヘ
ッドを示す側面図、図3は主軸のモータ負荷としきい値
との関係を示す線図、図4ないし図6は工具破損防止の
ための制御フローチャートである。図1において符号1
は主軸であり、この主軸1は主軸モータ2により回転駆
動される。主軸モータ2はモータ駆動部3により駆動制
御される。また符号4は工具交換機構(ATC)であ
る。この工具交換機構4は、例えば12箇所の予備工具
保持部を有する回転式の工具マガジンと、この工具マガ
ジンに保持された予備工具と主軸1に保持された工具と
を交換する交換アームとを有している。
【0016】このマシニングセンタには、駆動制御の中
枢をなす制御ブロック5が設けられている。この制御ブ
ロック5はそれぞれの役割を分担する3つの領域5A,
5B,5Cに別れている。5Aは、主に加工プログラム
とマクロ言語などによるサブプログラムを実行するプロ
グラム実行領域である。この領域5Aには、記憶部10
と中央制御部11とが設けられている。記憶部10には
主に加工プログラムとサブプログラムとが格納される。
これらのプログラムは、複数機の各種加工機を集中制御
する集中制御部からダウンロードされて前記記憶部10
に格納されるものである。中央制御部11は主に前記プ
ログラムに基づいた制御動作を実行するものであり、プ
ログラム命令を解読して実行する中央処理装置(CP
U)および記憶装置などから構成されている。
【0017】領域5Bは、NC制御(数値制御)を行う
部分であり、ここに設けられた加工制御部12では、前
記中央制御部11からの命令実行指令に基づいて、主軸
1が設けられた加工ヘッド7やワークテーブルなどの移
動制御が行われる。さらに前記工具交換機構(ATC)
4はこの加工制御部12により駆動制御される。この領
域5Bには、前記主軸モータ2の負荷電流を検出する負
荷検出部13と、検出された負荷をディジタル値に変換
するA/D変換部14が設けられている。領域5CはN
C動作以外の制御動作を行う部分であり、この領域5C
には、しきい値設定部15、およびしきい値設定部15
に設定された「しきい値1」または「しきい値2」とA
/D変換された主軸モータの負荷値とを比較する比較判
定部16が設けられている。またこの領域5Cには、工
具交換機構4の工具マガジンに保持されている予備工具
に関する情報が記憶される工具情報記憶部17が設けら
れている。領域5CはNC動作以外の制御動作を行う部
分であり、この領域5Cには、しきい値設定部15、お
よびしきい値設定部15に設定された「しきい値1」ま
たは「しきい値2」とA/D変換された主軸モータの負
荷値とを比較する比較判定部16が設けられている。ま
たこの領域5Cには、工具交換機構4の工具マガジンに
保持されている予備工具に関する情報が記憶される工具
情報記憶部17が設けられている。
【0018】図1に示す実施例では、主軸1に多軸ヘッ
ド20が装着されている。この多軸ヘッド20の外観は
図2に示される。この多軸ヘッド20は、ギヤボックス
21内に駆動軸23が軸受22,22により回転自在に
支持され、この駆動軸23に駆動歯車24が固定されて
いる。ギヤボックス21内にはスピンドル25と26が
ぞれぞれ軸受27,27および28,28により回転自
在に支持されており、このスピンドル25と26に固定
された従動歯車29と30が前記駆動歯車24と噛合っ
ている。図2に示すようにそれぞれのスピンドル25,
26の先端はギヤボックス21の前方に突出しており、
このスピンドル25と26の先端に、工具(ドリル)3
2を保持したホルダ31が装着される。
【0019】図2に示すように、駆動軸23の後端には
工具ホルダ33が固定されており、この工具ホルダ33
のテーパシャンク部33aが主軸1のテーパ穴1a内に
挿入されてクランプされる。またギヤボックス21の後
端には位置決めピン34が固定されており、この位置決
めピン34が加工ヘッド7に設けられた位置決め部6に
挿入されて、多軸ヘッド20が位置決めされる。この多
軸ヘッド20では、主軸1により駆動軸23が回転駆動
され、この回転力が駆動歯車24から従動歯車29と3
0に伝達され、スピンドル25と26と共に工具32,
32が駆動される。
【0020】工具交換機構(ATC)4の工具マガジン
には、この種の多軸ヘッドが保持されており、工具交換
アームにより工具マガジンに保持されていた多軸ヘッド
20が主軸1に装着されるようになっている。図1と図
2に示す多軸ヘッド20は、同じ規格寸法の一対の工具
(ドリル)32,32が装着されているものであり、こ
の多軸ヘッド20が主軸1に装着された状態で、前記工
具32,32を使用して2個のワークに対する同時穴開
け加工が行われる。
【0021】上記多軸ヘッド20が主軸1に装着された
状態で行われるワークへの穴開け加工、および工具破損
防止動作について図3を参照して説明する。多軸ヘッド
20に装着されている一対の工具32が例えばφ2.5
mmのドリルであって、ワークに対して例えば深さ50
mm程度の深い穴を穿孔加工する場合には、加工プログ
ラムに基づく中央制御部11からの制御指令、さらに加
工制御部12での制御動作により、ワークに対して主軸
が一定寸法ごとに間欠的に送り込まれるいわゆるステッ
プ加工が行われる。
【0022】この加工動作のときに主軸モータ2の負荷
電流が負荷検出部13により検出され、これがA/D変
換部14にてA/D変換され、種々の制御動作用のデー
タとして使用される。本発明では、A/D変換された主
軸モータの負荷値が、比較判定部16においてしきい値
と比較される。この実施例では、しきい値設定部15に
「しきい値1」と「しきい値2」とが設定されている。
【0023】図3は、横軸に時間をとり、縦軸にA/D
変換された主軸モータ2の負荷値をとった線図であり、
この線図には「しきい値1」のレベルがS1で示され、
「しきい値2」のレベルがS2で示されている。S2で示
す「しきい値2」のレベルは、S1で示す「しきい値
2」のレベルよりもわずかに高く設定されている。また
この「しきい値1」と「しきい値2」のレベルは固定的
に設定されるものではなく、非切削加工時の主軸モータ
2の初期負荷値に基づいて設定される。
【0024】すなわち工具交換機構(ATC)4の工具
マガジンから新たな多軸ヘッド20が主軸1に装着され
たとき、または同じ多軸ヘッド20を継続して使用する
場合であって次の加工動作を行う直前において、多軸ヘ
ッド20がワークから離れている状態で主軸1を回転さ
せ、そのときの負荷を負荷検出部13により検出する。
この検出値は、A/D変換部14によりA/D変換され
て初期負荷値としてしきい値設定部15に与えられる。
しきい値設定部15では、キー入力などにより予め2種
のレベルの固定値が与えられている。そして前記切削加
工前の主軸モータ2の初期負荷値が検出されると、この
初期負荷値に2種のレベルの固定値がそれぞれ加算され
て、図3に示す「しきい値1」のレベルS1と、「しき
い値2」のレベルS2が設定される。
【0025】したがって、しきい値設定部15にて設定
される「しきい値1」のレベルS1と「しきい値2」の
レベルS2は、切削加工前の種々の条件により変わって
くる。例えば図1と図2に示した多軸ヘッド20が使用
される場合、ギヤボックス21の機構による負荷はヘッ
ドごとに相違し、また同じ多軸ヘッドを使用した場合で
あっても暖気運転時間や、環境温度などにより非切削時
の初期負荷値が変動する。したがって予めキー入力され
るなどした固定値を初期負荷値に加算して前記しきい値
のレベルS1とS2を設定することにより、初期負荷値を
加味したしきい値のレベルS1とS2が設定されることに
なる。このレベルの異なる「しきい値1」と「しきい値
2」とを使用した比較判定部16における比較判定動作
と、これに伴う制御動作は以下の通りである。
【0026】図1に示す実施例では、ステップ加工など
の各種加工動作が、加工プログラムに基づき中央制御部
11にて実行処理される。このプログラム実行により、
図3に示すように、まず多軸ヘッド20が装着された主
軸1がワークから離れた状態で回転駆動され、加工開始
直前における主軸モータ2の初期負荷値が負荷検出部1
3にて検出される。この検出負荷値はA/D変換部14
にてA/D変換され、しきい値設定部15に与えられ
る。しきい値設定部15では、検出された初期負荷値
に、予めキー入力されるなどした固定値が加算されて
「しきい値1」と「しきい値2」のレベルS1,S2が設
定される。
【0027】ステップ加工は、加工プログラムに基づき
中央制御部11にて制御され、加工制御部12からの指
令により加工ヘッド7がワークに対して間欠的に移動さ
せられて行われる。そしてステップ加工中に、負荷検出
部13にて検出されA/D変換された主軸モータ2の負
荷値が比較判定部16にて前記いずれかのしきい値と比
較される。ここで、加工開始後に最初の比較対象となる
「しきい値」は次のようにして決められる。ステップ加
工を開始するときに主軸に装着されている多軸ヘッド2
0がその直前に何度も使用されており、充分な暖気運転
を経た多軸ヘッド20である場合には、比較判定部16
における最初の比較対象を「しきい値1」とする。また
主軸に装着されている多軸ヘッド20が充分な暖気運転
を経ていないものである場合には、比較判定部16にお
いて高めの値の「しきい値2」を比較対象として使用す
る。
【0028】図3は、主軸に装着されている多軸ヘッド
20が充分な暖気運転を経たものであり、最初の比較対
象が「しきい値1」である場合について図示している。
図3に示すように、最初のステップ加工C1と2回目の
ステップ加工C2のときの主軸モータ2の負荷検出値が
「しきい値1」のレベルS1以下の場合には、そのまま
ステップ加工を継続する。例えば3回目のステップ加工
C3において、主軸モータ2の負荷検出値が「しきい値
1」のレベルS1を越えたとすると、比較判定部16か
ら中央制御部11に割込み指令が出され、中央制御部1
1においてマクロ言語などによるサブプログラムが割込
み起動する。このサブプログラムからの指令により加工
制御部12が制御動作を行い、加工ヘッド7が移動させ
られるなどして工具32,32がワークから一旦離され
る。そして再トライとなって、工具32,32が加工中
断位置へ戻り加工が再開される。
【0029】ここで4回目のステップ加工C4にて主軸
モータ2の負荷電流が「しきい値1」のレベルS1以下
であり、5回目のステップ加工C5において主軸モータ
の負荷値が「しきい値1」よりも高くなったとする。こ
の実施例では、1回サブプログラムの割込み指令が出さ
れると、その後は比較判定部16での比較対象が「しき
い値2」のレベルS2に変えられる。よって5回目のス
テップ加工C5にて負荷値がS1を越えても、S2を越え
ていない限りにおいて正常と判断され、サブプログラム
の割込み指令は出されない。
【0030】って、そのままステップ加工が継続さ
れ、例えば6回目のステップ加工C6において主軸モー
タ2の負荷電流に基づく負荷値がS2を越えた場合に、
比較判定部16から中央制御部11に割込み指令が出さ
れ、前記サブプログラムが割り込み起動して、工具3
2,32がワークから離される。そして再トライにて工
具32,32が加工中断位置まで戻され、再度加工が行
われる。そして、例えばn回目のステップ加工Cnまで
の間に、サブプログラムの割込み指令がN回出されたと
する。サブプログラムでは割込み回数の設定値が変数と
して与えられており、Nがこの設定値を越えた段階で、
工具寿命が尽きたと判断される。そして、工具交換機構
(ATC)4に指令が出されて多軸ヘッド20が予備工
具に交換される。またワークも加工不良品としてNG表
示される。
【0031】このようにしきい値をS1とS2の2段設定
にしておくことにより、サブプログラムを割込み起動さ
せて多軸ヘッド20をワークから離す動作を最少の回数
にできる。なお、加工開始時に主軸に装着されている多
軸ヘッド20が充分な暖気運転を経ていないものである
と判断されたときには、比較判定部16での判定対象が
最初から「しきい値2」となる。そして主軸モータ2の
負荷が「しきい値2」を越える度に、サブプログラムが
割込み起動し、多軸ヘッド20がワークから離される。
そしてこのサブプログラムの割込み起動回数が設定値以
上となったときに、工具寿命が尽きたものと判断され
る。
【0032】次に上記一連の制御動作を各プログラムご
とに詳しく説明する。図4は、加工プログラムに基づい
て中央制御部11にて解読および実行される処理動作を
示し、図5はサブプログラムが割込み起動したときに、
中央制御部11にて解読および実行される処理動作を示
し、図6は比較判定部16における比較判定動作を示し
ている。以下の説明では処理動作における「ステップ」
を「ST」と表示する。
【0033】(加工プログラムによる処理動作:図4 ST1:新たな加工を行うときに、変数となっているサ
ブプログラムの割込み起動回数を初期化し、割込み起動
回数を「0」に戻す。 ST2:加工制御部12に指令を与え、工具交換機構
(ATC)4を動作させ、工具マガジンに保持されてい
る新たな多軸ヘッド20を主軸1に装着する。 ST3:加工制御部12に指令が出され、モータ駆動部
3に駆動指令が与えられて主軸モータ2が起動し、多軸
ヘッド20がワークから離れた状態で主軸1が回転駆動
される。
【0034】ST4:しきい値設定部15に指令が出さ
れ、負荷検出部13で検出されA/D変換部14でディ
ジタル値に変換された切削加工前の主軸モータ2の初期
負荷値が、しきい値設定部15に与えられる。しきい値
設定部15では、このときの初期負荷値に固定値が加算
され、「しきい値1」と「しきい値2」のレベルS1と
S2が設定される。 ST5:現在主軸1に装着されている多軸ヘッド20
が、工具交換機構(ATC)4の工具マガジンから新た
に主軸に装着されたものであるか、または主軸に装着さ
れて既に加工を行っている多軸ヘッド20であるかを判
断する。
【0035】ST6:主軸に装着された多軸ヘッド20
が、工具マガジンから新たに送られて主軸に装着された
ものである場合には、工具使用回数を初期化する。なお
この工具使用回数とは、主軸に装着された状態で、一連
のステップ加工が繰返して行われた場合における、この
一連のステップ加工のサイクル数をいう。 ST7:現在主軸に装着されている多軸ヘッド20によ
って、主軸に装着された後に行われた一連のステップ加
工のサイクル数すなわち工具使用回数が、変数として与
えられている設定値よりも多いか否か判断する。
【0036】ST8:工具使用回数が設定値を越えてい
る場合には、現在主軸に装着されている多軸ヘッド20
が、何度も使用されて充分な暖気運転を経たものであり
駆動負荷が充分に下降しているものと判断され、このと
きには、比較判定部16において使用される「しきい値
2」は無効であり、主軸モータの負荷値との比較対象と
して「しきい値1」を使用すべきと判断される。 ST9:ST7における工具使用回数が設定値以下の場
合には、現在主軸に装着されている多軸ヘッド20が充
分に暖気運転されていないと判断される。すなわち多軸
ヘッド20の駆動負荷はかなり高くなっているため、比
較判定部16での比較対象として「しきい値2」を使用
すべきと判断される。
【0037】ST10:上記の有効となる「しきい値」
の判断の後に、サブプログラムの割込み起動ができるモ
ードに設定される。 ST11:比較判定部16に「しきい値2」の使用が有
効であるか、あるいは「しきい値2」が無効であり「し
きい値1」を使用すべきであるか、いずれかが通知され
る。
【0038】ST12:ステップ加工が行われる。この
加工プログラムには、加工時の工具送り寸法、主軸モー
タの回転数、ワークと工具との割出し位置などが決めら
れており、これらの情報に基づいて加工制御部12が動
作し、ステップ送り加工が行われる。なおこのときで
示しているように、比較判定部16からサブプログラム
の割込み指令が与えられたときには、ステップ加工動作
が中断しサブプログラムが起動する。またサブプログラ
ムの処理動作が完了したときは、の経路にてステップ
加工動作に戻り、ステップ加工中断位置から加工が再ト
ライされる。 ST13:1サイクルのステップ加工が完了したか否か
判断する。
【0039】ST14:1サイクルのステップ加工が完
了したら、サブプログラムの割込み起動ができるモード
が解除される。 ST15:1サイクル分のステップ加工が完了したとき
に、工具使用回数に「1」が加算される。 ST16:1サイクルの加工を完了する。
【0040】(比較判定部16における比較判定動作:
図6) ST21:図4におけるST11の指令により、「しき
い値2」が有効と通知されているか、無効と通知されて
いるかで、処理経路が異なる。また図5のST38によ
る「しきい値2」の有効通知によっても処理経路が選ば
れる。 ST22:前記ST11(図4)により「しきい値2」
が無効と通知されたときすなわち多軸ヘッド20の暖気
運転が充分である場合には、比較判定部16における判
定対象が「しきい値1」となる。そして比較判定部16
では、ステップ加工(ST12)中に、負荷検出部13
により検出される負荷値が「しきい値1」のレベルS1
を越えるか否か判断される。
【0041】ST23:前記ST11により「しきい値
2」が有効と通知されたとき、すなわち多軸ヘッド20
の暖気運転が充分でないときは、比較判定部16でステ
ップ加工中に負荷検出部13から検出される主軸モータ
の負荷値が「しきい値2」と比較され、「しきい値2」
のレベルS2を越えるか否か判断される。また図5のS
T38により「しきい値2」が有効と通知されたとき
も、負荷値が「しきい値2」のレベルと比較される。 ST24:主軸モータ2の負荷値が「しきい値1」のレ
ベルS1を越え、または「しきい値2」のレベルS2を越
えたと判断されたときに、サブプログラムの割込み指令
が中央制御部11に与えられる。
【0042】(サブプログラムに基づく制御動作:図
5) ST31:図4のST10にて、加工プログラムがサブ
プログラムの割込み設定可能モードになっているか否か
により、サブプログラムが起動するか起動しないかが決
定される。 ST32:加工プログラムが割込み設定可能なモードと
なっていないときには、サブプログラムが起動しない。 ST33:加工プログラムが割込み設定可能なモードに
なっているときには、図6のST24にて比較判定部1
6から割込み指令が出されるのを待機する。
【0043】ST34:図6のST24にて、比較判定
部16からサブプログラムの割込み指令が出されると、
中央制御部11において加工プログラムによるステップ
加工(ST12)が中断され、サブプログラムが起動す
る。 ST35:このサブプログラムの命令が解読されて加工
制御部12に、多軸ヘッド20をワークから離す指令が
出される。加工制御部12から、図示しない駆動部に指
令が出され、主軸1が設けられている加工ヘッド7が後
退移動させられて、工具がワークの加工穴から抜き出さ
れる。
【0044】ST36:サブプログラムの割込み制限回
数が設定値として変数設定されており、サブプログラム
の割込み起動回数がこの設定値を越えたか否か判断され
る。 ST37:サブプログラムの割込み起動回数が前記設定
値を越えていない場合には、現在しきい値設定部15で
の比較対象として「しきい値2」が有効であると判断さ
れる。
【0045】ST38:「しきい値2」が有効であるこ
とを、比較判定部15に通知する。すなわち、図6のS
T22またはST23の比較判断の結果、サブプログラ
ムが割込み起動したときには、そのステップ加工のサイ
クル中にて、これ以降、比較判定部16にて、主軸モー
タの負荷が「しきい値2」と比較されることになる。 ST39:サブプログラムの処理を完了し、加工プログ
ラムの前記ST12に戻る。加工プログラムに戻ると、
加工制御部12に指令が出され、加工ヘッド7が前進駆
動されて、サブプログラムの割込みがかかって加工が中
断した基の位置に工具が戻され、加工の再トライとな
る。
【0046】ST40:ST36において、サブプログ
ラムの割込み起動回数が設定値以上であるときには、工
具寿命が尽きていると判断される。 ST41:サブプログラムにて、ST36により工具寿
命が尽きたと判断したら、これを工具情報記憶部17に
記憶させる。
【0047】ST42:必要に応じて、現在加工してい
るワークが不良工具により加工されたものとし、このワ
ークが不良品であると判断する。 ST43:ST42によりワークNG判断がなされたと
きには、加工中止・ワークを交換すべきとの表示を、図
示しないCRTなどの表示部へ指令する。 ST44:ST42とST43のフローはなくてもよ
く、これがあるときにはST43の後に、またこれらの
フローを設けない場合にはST41の後に、サブプログ
ラムによる処理動作を完了し、で示すように加工プロ
グラムのST1に戻る。
【0048】上記の処理動作では、まず図4のST8ま
たはST9において、多軸ヘッド20の暖気運転の状態
に応じて、最初の比較対象が「しきい値1」か「しきい
値2」かに別れ、ST11にてこれが比較判定部16に
通知される。図6において「しきい値2」が有効のとき
にはST23で主軸モータ負荷値が「しきい値2」と比
較され、「しきい値2」が無効のときすなわち暖気運転
が充分なときには、ST22にて主軸モータ負荷値が
「しきい値1」と比較される。そして、ST24により
サブプログラムの割込み指令が出され、図5のST34
にてサブプログラムが割込み起動すると、そのステップ
加工のサイクルが継続されている間、図5のST37に
おいて「しきい値2」が有効と判断され、図6では、こ
れ以降ST23において主軸モータの負荷値が「しきい
値2」と比較される。
【0049】すなわち、この実施例では、図6のST2
2において主軸モータの負荷値が「しきい値1」と比較
される場合においても、この比較結果によりサブプログ
ラムが1回割込み起動すると、ST37の判断に基づい
て、その加工サイクル中はそれ以降主軸モータの負荷値
が「しきい値2」と比較されることになる。この場合の
制御例が前記図3に示された線図である。
【0050】しかしながら、本発明は上記実施例に限ら
れるものではなく、例えば図6のステップ22におい
て、主軸モータの負荷値が「しきい値1」と比較される
場合に、1回サブプログラムが割込み起動した後も所定
回数まで、比較対象を「しきい値1」とし、「しきい値
1」との比較により設定回数だけサブプログラムが割込
み起動した後に、比較対象が「しきい値2」となるよう
にしてもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明では、主軸の負荷値との比較対象
として2種のしきい値を使用し、最初に低いレベルの第
1のしきい値と負荷値とを比較し、負荷値がこのしきい
値を越えて多軸ヘッドがワークから離される処理が1回
以上所定回数行われたときに、前記しきい値よりも高い
第2のしきい値を負荷値との比較対象としているため、
単一のしきい値を使用した場合のように、初期負荷変動
の相違による多軸ヘッドをワークから離す処理動作の頻
度を低下でき、能率の良い加工が行われる。
【0052】また、前記第1と第2のしきい値と負荷値
との比較により、多軸ヘッドがワークから離される処理
動作回数が設定値を越えたときに工具交換指令が出され
るが、前記2種のしきい値を使用し、しかも前記処理動
作回数の適正な設定を行うことにより、適正な工具寿命
判断ができるようになる。
【0053】請求項記載の発明では、加工を行ってい
ないときの主軸モータの初期負荷値に固定値を加算した
値をしきい値としているため、主軸に作用する初期負荷
値が相違しまたは変動する多軸ヘッドを使用した場合で
あっても、前記初期負荷値を加味した適正な工具寿命判
断ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多軸ヘッドが主軸に装着された状態での加工機
の制御装置の構造を示すブロック図、
【図2】多軸ヘッドの外観側面図、
【図3】ステップ加工動作における主軸負荷値の変動と
しきい値との関係を示す線図、
【図4】加工プログラムに基づく処理動作を説明するフ
ローチャート、
【図5】サブプログラムに基づく処理動作を説明するフ
ローチャート、
【図6】比較判定部での判定処理動作を示すフローチャ
ート、
【符号の説明】
1 主軸 2 主軸モータ 3 モータ駆動部 4 工具交換機構 10 記憶部 11 中央制御部 12 加工制御部 13 負荷検出部 14 A/D変換部 15 しきい値設定部 16 比較判定部 17 工具情報記憶部 S1 第1のしきい値の設定レベル S2 第2のしきい値の設定レベル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着された多軸ヘッドを用いて加工を行
    っているときの主軸負荷を検出する検出手段と、第1の
    しきい値と前記第1のしきい値よりも大きい値の第2の
    しきい値を設定するしきい値設定部と、前記検出手段で
    検出された主軸負荷と前記いずれかのしきい値とを比較
    する比較手段と、制御手段とを有し、 前記制御手段では、主軸に装着された状態で使用された
    回数を設定値と比較してその回数が多く、しかも多軸ヘ
    ッドを用いた加工のときに、最初に前記比較手段で主軸
    負荷を前記第1のしきい値と比較させ、前記主軸負荷が
    前記第1のしきい値よりも大きいと判断されたときに前
    記多軸ヘッドをワークから離す指令を出し、この指令回
    数が1回以上の所定回数となった後は、前記比較手段で
    主軸負荷を第2のしきい値と比較させ、前記主軸負荷が
    前記第2のしきい値よりも大きいと判断されたときに前
    記多軸ヘッドをワークから離す指令を出し、 主軸負荷が前記第1のしきい値を越えた後に、主軸負荷
    が前記第2のしきい値を越えた回数が設定回数以上とな
    ったときに多軸ヘッドに装着された工具の寿命と判断す
    ることを特徴とする加工機の工具破損防止装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部では、主軸に新たに装着され
    た多軸ヘッド、または主軸に装着された状態で使用され
    た回数を設定値と比較してその回数が少なく、しかも多
    軸ヘッドを用いた加工のときに、前記比較手段で主軸負
    荷を前記第2のしきい値と比較させ、前記主軸負荷が前
    記第2のしきい値よりも大きいと判断されたときに多軸
    ヘッドをワークから離す指令を出し、前記指令が設定回
    数以上となったときに多軸ヘッドに装着された工具の寿
    命と判断する請求項1記載の加工機の工具破損防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記しきい値設定部では、加工動作を行
    わない状態で主軸を回転させたときの初期負荷値に固定
    値を加算することにより前記第1のしきい値と第2のし
    きい値とが設定される請求項1記載の加工機の工具破損
    防止装置。
JP33982392A 1992-11-26 1992-11-26 加工機の工具破損防止装置 Expired - Lifetime JP3256302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33982392A JP3256302B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 加工機の工具破損防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33982392A JP3256302B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 加工機の工具破損防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06155246A JPH06155246A (ja) 1994-06-03
JP3256302B2 true JP3256302B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=18331159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33982392A Expired - Lifetime JP3256302B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 加工機の工具破損防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3256302B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3025421B2 (ja) * 1995-06-14 2000-03-27 三菱電機株式会社 制御システムの異常検知装置
KR100402405B1 (ko) * 1995-12-30 2004-01-07 대우종합기계 주식회사 매크로프로그램을이용한대체공구제어방법
JP2002239900A (ja) * 2000-10-06 2002-08-28 Nagase Integrex Co Ltd 砥石の駆動方法及びドレッシング方法並びにそれに用いる研削盤
JP3533650B2 (ja) * 2002-05-31 2004-05-31 ホーコス株式会社 穴開け加工制御方法
JP5089618B2 (ja) * 2009-01-13 2012-12-05 三菱電機株式会社 工具寿命検出方法及び工具寿命検出装置
JP5301380B2 (ja) * 2009-07-16 2013-09-25 本田技研工業株式会社 回転刃具の寿命予測方法
KR102157312B1 (ko) * 2018-11-08 2020-09-17 (주)안전정밀 다축 스핀들 드릴링 장비에 있어서 개별 스핀들에 작용하는 가공부하를 측정하는 방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114446A (ja) * 1983-11-26 1985-06-20 Toshiba Corp 数値制御装置
JPH02106250A (ja) * 1988-10-14 1990-04-18 Hitachi Seiki Co Ltd Nc工作機械メインテナンスのための潤滑油管理方法とリトライカウント方法
JP2533971B2 (ja) * 1990-03-26 1996-09-11 エヌティエヌ株式会社 工具異常検出装置
JP3073505B2 (ja) * 1990-05-31 2000-08-07 エヌティエヌ株式会社 切削機械の制御装置
JPH04240011A (ja) * 1991-01-16 1992-08-27 Fanuc Ltd 穴開け加工方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06155246A (ja) 1994-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2117926A (en) Method of controlling selection of tools in a quadriaxial numerical control lathe
JPS5877424A (ja) マシニングセンタにおける工具選択制御方法
JP2006015475A (ja) プリント基板の穴あけ方法およびプリント基板加工機
JP3256302B2 (ja) 加工機の工具破損防止装置
EP1122014B1 (en) Tapping apparatus and method
JP2001328002A (ja) 工作機械
KR930010589B1 (ko) 절삭공구의 정지 제어장치
JP2002018609A (ja) 複合工具
JP2848476B2 (ja) 予備工具の取換方法
JPH04244347A (ja) 加工中の寿命工具交換方法
JPH06198547A (ja) 回転式刃具の折損予知方法
JP2003136332A (ja) 数値制御工作機械のねじ切り制御方法および制御装置とそれを組み込んだ数値制御工作機械
JPH09201702A (ja) 棒材切断機能付数値制御工作機械
JPS63102854A (ja) 異常工具交換方法
JPS6146260B2 (ja)
JP2002210635A (ja) 電動チャックによる工作物寸法の計測方法
JPH0335952A (ja) 工具取付装置
JP3787481B2 (ja) 工作機械における切削工具の負荷検出方法および装置
JPS61178155A (ja) 工作機械における加工制御方法
JP4261708B2 (ja) Nc加工装置
CN220240071U (zh) 一种可自动加工的机床
KR100535963B1 (ko) 자동 파레트 교환기의 구동 제어장치 및 방법
JPH04240011A (ja) 穴開け加工方式
JP2000308935A (ja) 工具交換装置及び方法並びに工作機械
JP2716304B2 (ja) Nc装置の工具接合異常処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011120

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term