JP3255552B2 - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

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JP3255552B2
JP3255552B2 JP04853295A JP4853295A JP3255552B2 JP 3255552 B2 JP3255552 B2 JP 3255552B2 JP 04853295 A JP04853295 A JP 04853295A JP 4853295 A JP4853295 A JP 4853295A JP 3255552 B2 JP3255552 B2 JP 3255552B2
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英樹 川崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータ制御装置に関
し、特に荷重検出手段の異常発生を検出する機能を備え
たエレベータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗りかごの荷重を検出するため
の荷重検出装置を装備するエレベータ制御装置において
は、エレベータの走行速度を検出してその検出速度が速
度指令に一致するようにフィードバック速度制御を行う
場合、このフィードバック速度制御は実速度を検出しな
ければ速度制御しないために、起動時には実速度が検出
されるまでに時間遅れがあり、この速度検出の遅れと、
乗りかご荷重とカウンタウェイトとの間の荷重不平衡と
によって速度指令通りの速度が得られず、動き始めにガ
クンというショックが発生し、滑らかな起動走行ができ
ない問題点があり、これに付随して保護機能が働いてし
まうことがあるという問題点もあった。
【0003】そこで、従来から起動時にショックを発生
させず、速度指令通りの滑らかな起動走行を実現するた
めに、荷重検出装置が検出する荷重値に対する荷重補償
トルクをあらかじめ算出し、起動時にその荷重補償トル
クを加味したモータトルクを発生させるようにモータの
起動制御を行うフィードフォワード制御が用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のエレベータ制御装置では、荷重検出装置が経年変
化、その他の原因で荷重検出に誤差が生じてくると起動
時に必要なモータトルクが正確に算出できなくなり、滑
らかな起動走行ができなくなってくる問題点があった。
また荷重検出装置に誤差が発生するようになり、再調整
する場合には、乗りかごに重りを積んで所定の荷重が検
出できるように荷重補償する作業が必要になり、人手と
手間がかかる問題点もあった。
【0005】経年変化による荷重検出誤差が出ないよう
な耐久性のある荷重検出装置を用いればよいのである
が、そのような荷重検出装置はコストがかかり、特に、
低コストが要求される普及形エレベータにおいては採用
が困難である。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、エレベータの起動を滑らかにすると共
に、荷重検出手段の異常の有無を自動的に検出できるよ
うにしたエレベータ制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のエレベ
ータ制御装置は、乗りかごの荷重を検出する荷重検出手
段と、荷重検出手段が検出する荷重検出信号に基づき、
エレベータ起動時に必要な荷重補償トルクを演算する荷
重補償演算手段と、エレベータの走行速度を検出する速
度検出手段と、所定の速度パターンに基づき速度指令を
出力する速度基準発生手段と、速度検出手段が検出する
速度検出信号を速度基準発生手段が出力する速度指令と
比較して駆動モータに所要の速度制御トルク指令を出力
する速度制御手段と、速度制御手段がエレベータの走行
から停止に移行する直前で、速度基準発生手段が0の速
度指令を出力する時に速度制御手段が出力する速度制御
トルク指令を保持する速度零時トルク指令保持手段と、
エレベータの起動時に荷重補償演算手段が出力する荷重
補償トルクを前記速度零時トルク指令保持手段が保持し
ている速度制御トルク指令によって補正し、前記速度制
御手段が出力する速度制御トルクに加算する加算手段
と、速度零時トルク指令保持手段が保持している速度制
御トルクを、あらかじめ設定されている所定範囲の値と
比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づき、荷
重検出手段の異常の有無を判定する荷重検出異常判定手
段とを備えたものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1のエレベータ
制御装置において、さらに、荷重検出手段が検出する荷
重検出信号からエレベータの加速時の荷重を検出する加
速時荷重検出手段と、荷重検出手段が検出する荷重検出
信号からエレベータの減速時の荷重を検出する減速時荷
重検出手段と、荷重検出手段が検出する荷重検出信号か
らエレベータの停止時の荷重を検出する停止時荷重検出
手段と、加速時荷重検出手段からの加速時荷重検出値か
ら停止時荷重検出手段からの停止時荷重検出値を差し引
いて加速時符号付き荷重値を求める加速時符号付き荷重
演算手段と、減速時荷重検出手段からの減速時荷重検出
値から停止時荷重検出手段からの停止時荷重検出値を差
し引いて減速時符号付き荷重値を求める減速時符号付き
荷重演算手段と、加速時符号付き荷重値と減速時符号付
き荷重値との符号を調べ、同じ場合に荷重検出手段に異
常が発生していると判定する荷重検出異常判定手段とを
備えたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1のエレベータ
制御装置において、さらに、荷重検出手段の検出する荷
重値にあらかじめ設定されている範囲より大きい変化が
あることを検出する荷重変化検出手段と、エレベータが
通常走行していることを検出する通常走行検出手段と、
通常走行検出手段がエレベータの通常走行を検出してい
る間に荷重変化検出手段が荷重変化検出信号を出力する
か否か監視し、エレベータの通常走行中に荷重変化検出
信号が出力されなかった時に荷重検出手段に異常が発生
していると判定する荷重検出異常判定手段とを備えたも
のである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1のエレベータ
制御装置において、さらに、荷重検出手段が検出するエ
レベータの走行時の荷重の予測データがあらかじめ登録
されていて、エレベータ走行時に出力する荷重検出基準
出力手段と、荷重検出手段が出力する実際の荷重検出信
号をある一定の値の範囲で限定する限定処理手段と、荷
重検出基準出力手段と限定処理手段とのそれぞれの出力
信号の間の偏差を求め、この偏差があらかじめ設定され
ている一定の範囲を超える時に荷重検出手段の異常を判
定する荷重検出異常判定手段とを備えたものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明のエレベータ制御装置では、荷
重検出手段によってエレベータ停止時の乗りかご荷重を
検出し、このエレベータ停止時の乗りかご荷重に基づい
て、エレベータ走行時に必要な荷重補償トルクを荷重補
償演算手段で演算し、フィードバック制御によってエレ
ベータの速度制御を行う速度制御手段からの速度制御ト
ルクに対して上記荷重補償トルクを加算して駆動モータ
にトルク指令として与えて、駆動モータを荷重補償も加
味して速度制御する。
【0012】これに加えて、速度制御手段がエレベータ
の走行から停止に移行する直前で、速度基準発生手段が
0の速度指令を出力する時に速度制御手段が出力する速
度制御トルク指令を速度零時トルク指令保持手段で保持
しておき、エレベータの起動時には荷重補償演算手段が
出力する荷重補償トルクを速度零時トルク指令保持手段
が保持している速度制御トルク指令によって補正し、こ
の補正した荷重補償トルク指令を速度制御手段が出力す
る速度制御トルク指令に対して加算して最終トルク指令
とし、これによって駆動モータを起動させる。
【0013】これによって、実際の速度指令が0になっ
てもなお残っている速度制御トルク分で荷重補償トルク
分を補正し、エレベータ起動時に検出速度が0であって
も荷重補償トルクと共にかご速度がいくらかあるような
状態にして速度制御を開始させるようにして、速度検出
遅れに起因して起動時に発生するショックを抑制し、エ
レベータの起動を滑らかにする。
【0014】さらに、比較手段によって速度零時トルク
指令保持手段が保持している速度制御トルクを、あらか
じめ設定されている所定範囲の値と比較し、この比較結
果に基づき、荷重検出異常判定手段が荷重検出手段の異
常の有無を判定する。
【0015】これによって、荷重検出手段に異常が発生
した場合にそれを自動的に検出してエレベータの保護動
作を行うことができるようになる。
【0016】請求項2の発明のエレベータ制御装置で
は、加速時荷重検出手段によって荷重検出手段が検出す
る荷重検出信号からエレベータの加速時の荷重を検出
し、減速時荷重検出手段によって荷重検出手段が検出す
る荷重検出信号からエレベータの減速時の荷重を検出
し、さらに停止時荷重検出手段によって荷重検出手段が
検出する荷重検出信号からエレベータの停止時の荷重を
検出する。
【0017】そして、加速時符号付き荷重演算手段が加
速時荷重検出手段からの加速時荷重検出値から停止時荷
重検出手段からの停止時荷重検出値を差し引いて加速時
符号付き荷重値を求め、減速時符号付き荷重演算手段が
減速時荷重検出手段からの減速時荷重検出値から停止時
荷重検出手段からの停止時荷重検出値を差し引いて減速
時符号付き荷重値を求める。そして、荷重検出異常判定
手段が加速時符号付き荷重値と減速時符号付き荷重値と
の符号を調べ、同じ場合に荷重検出手段に異常が発生し
ていると判定する。
【0018】これによって、荷重検出手段に異常が発生
した場合にそれを自動的に検出してエレベータの保護動
作を行うことができるようになる。
【0019】請求項3の発明のエレベータ制御装置で
は、荷重変化検出手段が荷重検出手段の検出する荷重値
にあらかじめ設定されている範囲より大きい変化がある
ことを検出する。また通常走行検出手段がエレベータが
通常走行していることを検出する。そして荷重検出異常
判定手段が、通常走行検出手段がエレベータの通常走行
を検出している間に荷重変化検出手段が荷重変化検出信
号を出力するか否か監視し、エレベータの通常走行中に
荷重変化検出信号が出力されなかった時に荷重検出手段
に異常が発生していると判定する。
【0020】これによって、荷重検出手段に異常が発生
した場合にそれを自動的に検出してエレベータの保護動
作を行うことができるようになる。
【0021】請求項4の発明のエレベータ制御装置で
は、荷重検出基準出力手段があらかじめ登録されている
エレベータ走行時の荷重予測データを出力し、限定処理
手段が荷重検出手段の出力する実際の荷重検出信号をあ
る一定の値の範囲で限定処理して出力し、荷重検出異常
判定手段が荷重検出基準出力手段と限定処理手段とのそ
れぞれの出力信号の間の偏差を求め、この偏差があらか
じめ設定されている一定の範囲を超える時に荷重検出手
段の異常を判定する。
【0022】これによって、荷重検出手段に異常が発生
した場合にそれを自動的に検出してエレベータの保護動
作を行うことができるようになる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説す
る。図1は本発明の第1の実施例を示しており、エレベ
ータ機構としては乗りかご1と、これと荷重バランスを
とるためのカウンタウェイト2と、両者間をつなぐロー
プ3と、このロープ3を巻き付けて釣瓶式に乗りかご1
とカウンタウェイト2とを昇降させる綱車4と、綱車4
の正逆回転駆動を行うモータ5が備えられている。
【0024】乗りかご1にはかご荷重を検出するための
荷重検出器6が設置され、モータ5にはその回転速度を
検出する速度検出器7が設置されている。
【0025】乗りかご1の昇降速度制御はこのモータ5
の回転速度制御によって行うのであるが、その速度制御
機構として、乗りかご1の走行位置の検出装置(図示せ
ず)からの位置信号とかご呼び登録状態、乗場呼び登録
状態のデータとを見てある階から別のある登録階までエ
レベータを走行させる走行速度パターンを生成し、その
速度パターンに基づいて速度指令8aを出力する速度基
準発生部8と、速度検出器7が検出する速度信号7aと
速度基準発生部8からの速度指令8aとを比較し、モー
タ速度が速度指令と一致するように比例積分制御演算を
行い、速度制御トルク9aを出力する速度制御部9が備
えられている。
【0026】速度制御機構にはまた、荷重検出器6から
荷重検出信号6aを入力し、速度基準発生部8から速度
指令8aを入力し、外部から停止準備信号10と起動準
備信号11を入力し、さらに速度制御部9から速度制御
トルク9aを入力し、後述する方法で荷重補償トルク1
2aを算出して出力し、また荷重検出器6の異常発生を
判定して荷重検出器異常検出信号12bを出力する荷重
補償演算部12と、速度制御部9からの速度制御トルク
9aと荷重補償演算部12からの荷重補償トルク12a
とを加算してモータトルク指令13aをモータ5に与え
る加算器13とが備えられている。
【0027】荷重補償演算部12は、図2に詳しく示し
てあるように、外部からの停止準備信号10と速度基準
発生部8からの0の速度指令8aとを受けてオン信号を
出力するAND回路15と、このAND回路15のオン
信号を受けて速度制御部9から出力される速度制御トル
ク信号9aのデータを保持するデータ保持部16と、外
部からの起動準備信号11をセット信号とし、データ保
持部16に保持されている速度制御トルクデータを保持
するデータ保持部17と、同じく外部からの起動準備信
号11をセット信号とし、荷重検出器6からの荷重検出
信号6aのデータを保持するデータ保持部18とを備え
ている。
【0028】荷重補償演算部12はまた、データ保持部
18が保持している荷重検出値をトルク分に変換するト
ルク変換処理部19と、データ保持部17が保持してい
る速度制御トルクとトルク変換処理部19によって変換
された荷重検出値のトルク分とを加算して荷重補償トル
ク12aとして出力する加算器20と、データ保持部1
7に保持されている速度指令0時の速度制御トルクをあ
らかじめ設定されいる一定の範囲と比較し、その範囲を
超える速度制御トルクがある時に荷重検出器異常の判定
信号12bを出力する比較判定部21とを備えている。
【0029】次に、上記構成のエレベータ制御装置の動
作について説明する。速度基準発生部8から速度指令8
aが速度制御部9に入力され、またモータ5の回転速度
が速度検出器7によって検出され、その速度検出信号7
aが速度制御部9に入力され、速度制御部9でこれらの
速度指令8aと検出速度7aとの偏差から比例積分制御
演算によって速度制御トルク9aを算出して加算器13
に出力する。
【0030】通常走行では荷重補償は行わず、加算器1
3は速度制御トルク9a分だけをモータ5にトルク指令
13aとして与えてモータ5を所定の速度で回転するよ
うに制御する。
【0031】次に、荷重補償動作について説明する。荷
重補償演算部12では、荷重検出器6からの荷重検出信
号6aをデータ保持部18に入力し、起動準備信号11
が入力されるときにデータ保持する。一方、停止準備信
号10が入力され、かつ速度指令8aが0の時に速度制
御部9から出力される速度制御トルク9aをデータ保持
部16に保持し、さらに起動準備信号11が入力される
ときにそのデータをデータ保持部17に保持する。そし
て、この起動準備信号11によってデータ保持部18に
保持される荷重検出データはトルク変換処理部19でト
ルク分に変換されて加算器20に与えられ、ここでデー
タ保持部17に保持されている速度制御トルクと加算さ
れて荷重補償トルク12aとして加算器13に出力され
る。加算器13では速度制御部9からの速度制御トルク
9aと荷重補償演算部12からの荷重補償トルク12a
とを加算し、最終的にトルク指令13aとしてモータ5
に与えてモータ5を所定の速度に制御する。
【0032】これによって、実際の速度指令が0になっ
てもなお残っている速度制御トルク分で荷重補償トルク
分を補正し、起動時に検出速度が0であっても荷重補償
トルクと共にかご速度がいくらかあるような状態にして
速度制御を開始することができ、速度検出遅れに起因し
て起動時に発生するショックを抑制し、乗りかご1を滑
らかに動かし始めることができる。
【0033】またデータ保持部17に保持される荷重補
償トルクの補正分は荷重検出器異常判定部21にも与え
られ、ここで一定の範囲を超える補正である場合には荷
重検出器異常ありと判定して異常判定信号12bを外部
に出力する。そこで、異常判定信号12bを異常監視手
段(図示せず)で受信して異常保護動作、例えば最寄り
階への強制着床制御と異常発生表示を行うようにすれ
ば、荷重検出器6の異常発生に対して安全性を向上させ
ることができる。
【0034】なお、上記の第1の実施例では荷重補償演
算部12によってエレベータの起動毎に荷重補償トルク
に補正をかけるようにしたが、荷重検出器の異常発生の
可能性はそれほど高くないので、定期保守作業の際にだ
け荷重検出器6の異常判定を行うようにしてもよい。
【0035】次に、本発明の第2の実施例を図3に基づ
いて説明する。この実施例のエレベータ制御装置は、荷
重検出器6の異常の有無を判定する機能に特徴を有する
ものであり、図2に示した比較処理部21に代えて、次
の構成の異常判定装置を用いる。
【0036】この実施例の異常判定装置は、図1に示し
た荷重検出器6からの荷重検出信号6aを入力し、速度
基準発生部8から出力される速度指令8aを微分して正
符号である時に加速時であると判定し、その時に入力さ
れている荷重検出信号6aを一時的に保持し、加速時荷
重検出信号31aとして出力する加速時荷重検出部31
と、荷重検出信号6aを入力し、速度指令8aを微分し
て負符号である時に減速時であると判定し、その時に入
力されている荷重検出信号6aを一時的に保持し、減速
時荷重検出信号32aとして出力する減速時荷重検出部
32と、荷重検出信号6aを入力し、速度指令8aが0
である時の荷重検出信号6aを一時的に保持し、停止時
荷重検出信号33aとして出力する停止時荷重検出部3
3と、ヒシテリシスを持たせるためにある設定値を出力
するヒシテリシス設定部34とを備えている。
【0037】またこの実施例に用いられる異常判定装置
は、加速時荷重検出部31に保持されている加速時荷重
検出信号31aから停止時荷重検出部33に保持されて
いる停止時荷重検出信号33aを減算して加速時荷重偏
差35aを出力する減算器35と、減速時荷重検出部3
2に保持されている減速時荷重検出信号32aから停止
時荷重検出部33に保持されている停止時荷重検出信号
33aを減算して減速時荷重偏差36aを出力する減算
器36と、減算器35からの加速時荷重偏差35aとヒ
シテリシス設定部34からの設定値34aとを比較し、
加速時荷重偏差35aの方が大きい時に+信号、小さい
時には0信号を加速時符号信号37aとして出力する比
較器37と、減算器36からの減速時荷重偏差36aと
ヒシテリシス設定部34からの設定値34aとを符号を
含めて比較し、減速時荷重偏差36aが設定値34aよ
りもを小さい時には−信号、大きい時には0信号を減速
時符号信号38aとして出力する比較器38と、これら
の比較器37,38それぞれからの加速時符号信号37
aと減速時符号信号38aとを乗算する乗算器39と、
この乗算器39の乗算結果39aを0値と比較し、0又
は+の時に荷重検出器6の異常判定信号40aを出力す
る比較部40とを備えている。
【0038】次に、上記構成の異常判定装置の動作につ
いて説明する。図4に示すように、速度基準発生部8が
ある速度パターンに則った速度指令を出力する時、停止
領域41aと定速走行領域の検出荷重42a,42cに
対して、加速領域41bでは停止時の検出荷重42aに
対して正側に大きな検出荷重42bが得られ、逆に減速
領域41dでは停止時の検出荷重42aに対して負側に
大きな検出荷重42dが荷重検出器6からの荷重検出信
号6aに現れるはずである。
【0039】そこで、ヒシテリシスを持たせるために比
較値αを設定し、加速時荷重検出値42bがこの比較値
αよりも大きい時、また減速時荷重検出値42dが比較
値−αよりも小さい時には荷重検出器6を正常とみな
し、逆に加速時荷重検出値42bや減速時荷重検出値4
2dが停止時荷重42aに対して+α〜−αの範囲にあ
れば荷重検出器6を異常とみなすことができる。
【0040】以上の考察に基づき、この異常判定装置で
は、荷重検出器6の異常の有無の判定を次の通りに行
う。図1に示した荷重検出器6からかご内荷重信号6a
が常に加速時荷重検出部31、減速時荷重検出部32、
停止時荷重検出部33それぞれに同時に入力されてい
る。またこれらの荷重検出部31〜33それぞれには速
度基準発生部8から速度指令8aも入力されている。
【0041】加速時荷重検出部31では、速度指令8a
を微分して正符号である時に加速時であると判定し、そ
の時に入力されている荷重検出信号6aを一時的に保持
し、加速時荷重検出信号31aとして出力する。減速時
荷重検出部32では、速度指令8aを微分して負符号で
ある時に減速時であると判定し、その時に入力されてい
る荷重検出信号6aを一時的に保持し、減速時荷重検出
信号32aとして出力する。停止時荷重検出部33で
は、速度指令8aが0である時に停止時であると判定
し、その時に入力されている荷重検出信号6aを一時的
に保持し、停止時荷重検出信号33aとして出力する。
ヒシテリシス設定部34はあらかじめ設定されている比
較値を出力する。
【0042】減算器35では、加速時荷重検出部31か
らの加速時荷重検出信号31aから停止時荷重検出部3
3からの停止時荷重検出信号33aを減算して加速時荷
重偏差35aを出力する。減算器36では、減速時荷重
検出部32からの減速時荷重検出信号32aから停止時
荷重検出部33からの停止時荷重検出信号33aを減算
して減速時荷重偏差36aを出力する。
【0043】そして比較器37では、減算器35からの
加速時荷重偏差35aとヒシテリシス設定部34から
の比較設定値34aとを比較し、加速時荷重偏差35a
の方が大きい時に+信号、小さい時には0信号を加速時
符号信号37aとして出力する。比較器38では、減算
器36からの減速時荷重偏差36aとヒシテリシス設定
部34からの設定値34aとを符号を含めて比較し、減
速時荷重偏差36aが設定値34aよりもを小さい時に
は−信号、大きい時には0信号を減速時符号信号38a
として出力する。そしてこれらの比較器37,38それ
ぞれからの加速時符号信号37aと減速時符号信号38
aとを乗算器39で乗算し、乗算結果39aを比較部4
0において0値と比較し、−の時に異常なしと判定し、
0又は+の時に荷重検出器6の異常判定信号40aを出
力する。
【0044】このようにして、この実施例のエレベータ
制御装置では、エレベータの加速時、減速時の荷重検出
値の変化を監視し、停止時の荷重検出値に比べた時の変
化が小さい場合には荷重検出器の感度が鈍っていて応答
性が悪化しているとみなして異常判定し、荷重検出器の
再調整、あるいは交換を促すことができる。
【0045】なお、上記の実施例で用いられる異常判定
装置では、加速時荷重検出信号、減速時荷重検出信号と
してリアルタイムの荷重検出信号を用いたが、加速時荷
重検出部31、減速時荷重検出部32それぞれが加速期
間、減速期間それぞれの荷重検出信号の平均値を演算す
る機能を有するものにし、加速時荷重検出信号、減速時
荷重検出信号それぞれとしてその平均値を用いるように
してもよい。また、加速時荷重、減速時荷重の平均値に
代えて、加速時荷重検出部31、減速時荷重検出部32
それぞれが加速期間、減速期間それぞれにおけるピーク
値を加速時荷重検出信号、減速時荷重検出信号として用
いるようにしてもよい。
【0046】次に、本発明の第3の実施例について図5
に基づいて説明する。この実施例の特徴は、図1に示し
た荷重検出器6の異常判定装置として、図5に示す構成
のものを用いた点にある。すなわち、速度基準発生部8
からの速度指令8aを入力し、それが一定値である場合
に通常走行であると判断し通常走行検出信号51aを出
力する通常走行検出部51と、荷重検出器6からの荷重
検出信号6aを入力し、その荷重検出信号6aの時間変
化量を演算し、その変化量が所定範囲を超えた場合に荷
重変化検出信号52aを出力する荷重変化検出部52
と、通常走行時に荷重変化検出信号52aが入力されな
かった場合に異常発生判定信号53aを出力する走行時
荷重変化検出部53とを備えている。
【0047】上記構成の異常判定装置では、通常走行検
出部51が速度指令8aに基づいて通常走行時であるこ
とを判定して通常走行検出信号51aを出力しており、
かつ荷重変化検出部52が荷重検出器6の検出する荷重
検出信号6aに所定範囲を超える変化がなかったことを
検出して荷重変化検出信号52aを出力する時に、走行
時荷重変化検出部53は荷重検出器6に異常が発生した
ものと判定して異常判定信号53aを出力し、これに応
じて所定の保護動作を行うことになる。
【0048】以上の走行時荷重変化検出部53の一連の
荷重検出器6の異常検出処理動作を図6及び図7のフロ
ーチャートに基づいて説明する。最初に通常走行検出信
号51a、荷重変化検出信号52aをクリアし(ステッ
プS1)、通常走行検出部51からの信号51aに基づ
いてエレベータが停止状態かどうか判断する(ステップ
S2)。
【0049】最初は停止状態にないのでステップS8に
進み、通常走行かどうか判断し、通常走行状態であれ
ば、通常走行検出信号をセットし(ステップS9)、続
いて、荷重変化検出部52からの荷重変化検出信号52
aに基づいてある一定値以上の荷重変化が起こっている
かどうか判断し、起こっていれば荷重変化検出信号をセ
ットする(ステップS10,S11)。
【0050】しかしながら、一定値以上の荷重変化が起
こっていなければ荷重検出器6に異常発生の可能性があ
るので、ステップS2に戻って停止状態にあるかどうか
判定する。いまの場合、通常走行時であるので、ステッ
プS2の判断ではNOに分岐し、停止状態になるまで上
記の通常走行判定と通常時荷重検出とを繰り返す。
【0051】やがてエレベータが停止し、次にステップ
S2で停止判定すると、それまでの通常走行時の荷重変
化検出結果をみて(ステップS3)、荷重変化検出信号
がセットされていなければ異常検出信号をセットし(ス
テップS4)、異常検出判定してエレベータの保護動作
を行う(ステップS5,S6)。
【0052】このようにして、通常走行時の荷重変化が
一定値以上になっていなければ、エレベータが停止した
時に荷重検出器6の異常判定信号53aを出力してエレ
ベータの保護動作を行うのである。
【0053】次に、図8に基づいて第4の実施例で用い
られる荷重検出器異常判定装置の構成を説明する。この
荷重検出器異常判定装置は、荷重検出基準出力部81
と、限定処理部82と、荷重検出器異常判定部83から
構成されている。
【0054】そして荷重検出基準出力部81は、あらか
じめ試験時にかご内の無負荷状態、積載荷重50%の平
衡荷重状態、全負荷状態のそれぞれの荷重状態において
走行状態、加速時、定常走行時、減速時それぞれに対応
する荷重検出波形をテーブルとして持ち、このテーブル
データをもとにして実際の走行時のかご内荷重、走行状
態により荷重検出の予測を行ない、荷重検出基準81a
を出力する。限定処理部82は荷重検出器6からの荷重
検出信号6aを取り込み、ノイズやかご内の乗客が動い
たりすることによって生じる波形の乱れを少なくするた
めのものであり、荷重信号をある一定の範囲の値に限定
処理して荷重検出限定処理信号82aを出力する。こ
れらの荷重検出基準出力部81からの信号81aと限定
処理部82からの信号82aとは荷重検出器異常判定部
83に入力され、ここで双方の信号値の偏差を演算し、
その偏差がある一定の範囲の値を超える場合に荷重検出
器6に異常が発生しているとの異常判定信号12bを出
力してエレベータに保護動作を行わせる。
【0055】これによってこの実施例に用いられる荷重
検出器異常判定装置でも荷重検出器の異常を自動的に判
定して、異常発生時にはエレベータの保護動作を行うこ
とができ、安全性を向上させることができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
速度制御手段がエレベータの走行から停止に移行する直
前で、速度基準発生手段が0の速度指令を出力する時に
速度制御手段が出力する速度制御トルク指令を速度零時
トルク指令保持手段で保持しておき、エレベータの起動
時には荷重補償演算手段が出力する荷重補償トルクを速
度零時トルク指令保持手段が保持している速度制御トル
ク指令によって補正し、この補正した荷重補償トルク指
令を速度制御手段が出力する速度制御トルク指令に対し
て加算して最終トルク指令とし、これによって駆動モー
タを起動させるようにしているので、実際の速度指令が
0になってもなお残っている速度制御トルク分で荷重補
償トルク分を補正し、エレベータ起動時に検出速度が0
であっても荷重補償トルクと共にかご速度がいくらかあ
るような状態にして速度制御を開始させることができ、
速度検出遅れに起因して起動時に発生するショックを抑
制し、エレベータの起動を滑らかにすることができる。
【0057】さらに、請求項1の発明によれば、比較手
段によって速度零時トルク指令保持手段が保持している
速度制御トルクを、あらかじめ設定されている所定範囲
の値と比較し、この比較結果に基づき、荷重検出異常判
定手段が荷重検出手段の異常の有無を判定するようにし
ているので、荷重検出手段に異常が発生した場合にそれ
を自動的に検出してエレベータの保護動作を行うことが
でき、エレベータの安全性の向上が図れる。
【0058】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、加速時荷重検出手段によって荷重検出
手段が検出する荷重検出信号からエレベータの加速時の
荷重を検出し、減速時荷重検出手段によって荷重検出手
段が検出する荷重検出信号からエレベータの減速時の荷
重を検出し、停止時荷重検出手段によって荷重検出手段
が検出する荷重検出信号からエレベータの停止時の荷重
を検出し、そして加速時符号付き荷重演算手段が加速時
荷重検出手段からの加速時荷重検出値から停止時荷重検
出手段からの停止時荷重検出値を差し引いて加速時符号
付き荷重値を求め、減速時符号付き荷重演算手段が減速
時荷重検出手段からの減速時荷重検出値から停止時荷重
検出手段からの停止時荷重検出値を差し引いて減速時
符号付き荷重値を求め、そして荷重検出異常判定手段が
加速時符号付き荷重値と減速時符号付き荷重値との符号
を調べ、同じ場合に荷重検出手段に異常が発生している
と判定するようにしているので、荷重検出手段に異常が
発生した場合にそれを自動的に検出してエレベータの保
護動作を行うことができ、エレベータの安全性の向上が
図れる。
【0059】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、荷重変化検出手段が荷重検出手段の検
出する荷重値にあらかじめ設定されている範囲より大き
い変化があることを検出し、また通常走行検出手段がエ
レベータが通常走行していることを検出し、そして荷重
検出異常判定手段が、通常走行検出手段がエレベータの
通常走行を検出している間に荷重変化検出手段が荷重変
化検出信号を出力するか否か監視し、エレベータの通常
走行中に荷重変化検出信号が出力されなかった時に荷重
検出手段に異常が発生していると判定するようにしてい
るので、荷重検出手段に異常が発生した場合にそれを自
動的に検出してエレベータの保護動作を行うことがで
き、エレベータの安全性の向上が図れる。
【0060】請求項4の発明によれぱ、請求項1の発明
の効果に加えて、荷重検出基準出力手段があらかじめ登
録されているエレベータ走行時の荷重予測データを出力
し、限定処理手段が荷重検出手段の出力する実際の荷重
検出信号をある一定の値の範囲で限定処理して出力し、
荷重検出異常判定手段が荷重検出基準出力手段と限定処
理手段とのそれぞれの出力信号の間の偏差を求め、この
偏差があらかじめ設定されている一定の範囲を超える時
に荷重検出手段の異常を判定するようにしているので、
荷重検出手段に異常が発生した場合にそれを自動的に検
出してエレベータの保護動作を行うことができ、エレベ
ータの安全性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図。
【図2】上記実施例における荷重補償演算部の詳しい内
部構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第2の実施例のブロック図。
【図4】上記実施例の荷重検出器異常判定処理の説明
図。
【図5】本発明の第3の実施例のブロック図。
【図6】上記実施例の荷重検出器異常判定処理の前半部
のフローチャート。
【図7】上記実施例の荷重検出器異常判定処理の後半部
のフローチャート。
【図8】本発明の第4の実施例のブロック図。
【符号の説明】
1 乗りかご 2 カウンタウェイト 4 綱車 5 駆動モータ 6 荷重検出器 7 速度検出器 8 速度基準発生部 9 速度制御部 10 停止準備信号 11 起動準備信号 12 荷重補償演算部 15 AND回路 16 データ保持部 17 データ保持部 18 データ保持部 19 トルク変換処理部 20 加算器 31 加速判定部 32 減速判定部 33 停止判定部 34 ヒシテリシス設定部 35 減算器 36 減算器 37 比較器 38 比較器 39 乗算器 40 比較部 51 通常走行検出部 52 荷重変化検出部 53 走行時荷重変化検出部 81 荷重検出基準出力部 82 限定処理部 83 荷重検出器異常判定部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごの荷重を検出する荷重検出手段
    と、 前記荷重検出手段が検出する荷重検出信号に基づき、エ
    レベータ起動時に必要な荷重補償トルクを演算する荷重
    補償演算手段と、 エレベータの走行速度を検出する速度検出手段と、 所定の速度パターンに基づき速度指令を出力する速度基
    準発生手段と、 前記速度検出手段が検出する速度検出信号を前記速度基
    準発生手段が出力する速度指令と比較して駆動モータに
    所要の速度制御トルク指令を出力する速度制御手段と、 前記速度制御手段がエレベータの走行から停止に移行す
    る直前で、前記速度基準発生手段が0の速度指令を出力
    する時に前記速度制御手段が出力する速度制御トルク指
    令を保持する速度零時トルク指令保持手段と、 エレベータの起動時に前記荷重補償演算手段が出力する
    荷重補償トルクを前記速度零時トルク指令保持手段が保
    持している速度制御トルク指令によって補正し、前記速
    度制御手段が出力する速度制御トルクに加算する加算手
    段と、 前記速度零時トルク指令保持手段が保持している速度制
    御トルクを、あらかじめ設定されている所定範囲の値と
    比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づき、前記荷重検出手段の
    異常の有無を判定する荷重検出異常判定手段とを備えて
    成るエレベータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記荷重検出手段が検出する荷重検出信
    号からエレベータの加速時の荷重を検出する加速時荷重
    検出手段と、 前記荷重検出手段が検出する荷重検出信号からエレベー
    タの減速時の荷重を検出する減速時荷重検出手段と、 前記荷重検出手段が検出する荷重検出信号からエレベー
    タの停止時の荷重を検出する停止時荷重検出手段と、 前記加速時荷重検出手段からの加速時荷重検出値から前
    記停止時荷重検出手段からの停止時荷重検出値を差し引
    いて加速時符号付き荷重値を求める加速時符号付き荷重
    演算手段と、 前記減速時荷重検出手段からの減速時荷重検出値から前
    記停止時荷重検出手段からの停止時荷重検出値を差し引
    いて減速時符号付き荷重値を求める減速時符号付き荷重
    演算手段と、 前記加速時符号付き荷重値と前記減速時符号付き荷重値
    との符号を調べ、同じ場合に前記荷重検出手段に異常が
    発生していると判定する荷重検出異常判定手段とを備え
    て成る請求項1記載のエレベータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記荷重検出手段の検出する荷重値にあ
    らかじめ設定されている範囲より大きい変化があること
    を検出する荷重変化検出手段と、 エレベータが通常走行していることを検出する通常走行
    検出手段と、 前記通常走行検出手段がエレベータの通常走行を検出し
    ている間に前記荷重変化検出手段が荷重変化検出信号を
    出力するか否か監視し、エレベータの通常走行中に荷重
    変化検出信号が出力されなかった時に前記荷重検出手段
    に異常が発生していると判定する荷重検出異常判定手段
    とを備えて成る請求項1記載のエレベータ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記荷重検出手段が検出するエレベータ
    の走行時の荷重の予測データがあらかじめ登録されてい
    て、エレベータ走行時に出力する荷重検出基準出力手段
    と、 前記荷重検出手段が出力する実際の荷重検出信号をある
    一定の値の範囲で限定する限定処理手段と、 前記荷重検出基準出力手段と前記限定処理手段とのそれ
    ぞれの出力信号の間の偏差を求め、この偏差があらかじ
    め設定されている一定の範囲を超える時に前記荷重検出
    手段の異常を判定する荷重検出異常判定手段とを備えて
    成る請求項1記載のエレベータ制御装置。
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