JP3255541B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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Description
される熱交換器を備え、たとえば室内ユニットを構成す
る空気調和機に関する。
調室に配置される室内ユニットと、屋外に配置される室
外ユニットからなり、これらユニット相互を冷媒管およ
び電気配線で接続してなる。
小形化と、据付スペース低減の要望が大であり、各メー
カにおいては、このような条件を満足しつつ、熱交換能
力の増大を図らなければならない。
トでは、熱交換器を多段に折り曲げ形成する構造が提案
され、熱交換面積を確保しつつ、熱交換器自体の高さ寸
法を抑制し、ユニット本体の高さ寸法の低減化を得てい
る。
おいて、図3に示すような熱交換器Aが提案されてい
る。これは、紙面と垂直な方向に狭小の間隙を存して多
数枚の放熱フィン1…が並設され、これらフィン1…に
U字状に曲成された複数本の熱交換パイプ2…が並行に
挿通する。隣接する熱交換パイプ2,2の開口端相互は
Uベンド3が接続される、いわゆるフィンドチューブタ
イプのものである。
状に折り曲げられ、前面側熱交換器4と後面側熱交換器
5とから構成される。さらに前面側熱交換器4は多段に
折り曲げられて、後面側熱交換器5との間に配置される
送風機6との間隔を可能な限り均一に保持する。このよ
うな熱交換器Aであれば、上述した条件をほとんど満足
することができる。
相違し、熱交換器Aを大きく逆V字状に折り曲げてほと
んど2分割状態にするところから、前,後側熱交換器
4,5相互に強度的な不安が残ることにある。
れた前,後側熱交換器4,5の連結部(切り込み部)7
に最も大きな強度がかかるのであるが、これら前,後側
熱交換器4,5の連結部7端部相互に2列のUベンド8
a,8bが接続されている以外、前,後側熱交換器相互
を連結固定する手段を持たない。
熱交換器4の最上端部と最下端部および後面側熱交換器
5の最下端部がここでは図示しない熱交換器ベースに取
付け固定されるのみで、他の部位における固定はスペー
ス的に不可能である。
側熱交換器5相互の連結強度の増大が望まれる。そし
て、上記前面側熱交換器4は多段に折り曲げられている
ところから、元の形状である直状に復帰しようとする力
が作用しているので、これを阻止する有効な構造も考慮
しなければならない。
ける熱交換空気の導入側である風上側と、熱交換空気の
導出側である風下側の2列に並行に設けられる。冷房運
転時、冷媒は分流した状態で前面側熱交換器4の風上列
に導入される。
列に沿って最下端部に導かれ、風下列にまわってこの中
間部から外部に導出される。他方は、前面側熱交換器4
の最上端から上記Uベンド8aを介して後面側熱交換器
5の風上列に導かれ、この最下端部から風下列にまわ
り、上記Uベンド8bを介して再び前面側熱交換器風下
列に導かれ、この中間部から外部に導出される。
は逆方向に冷媒が導かれることになる。そして、このよ
うなものにおいては、冷媒の流れが主として風速の異な
る前面側熱交換器4と後面側熱交換器5を流れる2種類
となり、それぞれの流れの熱交換量が異なり、熱交換器
Aとしての熱交換効率が悪くなってしまうという問題が
あった。
いて過冷却状態であるアンダークルーを多く取ることが
できず、熱交換効率が低いものとなっている。本発明
は、上記事情に鑑みなされたものであり、その第1の目
的とするところは、逆V字状に形成される熱交換器を備
え、この熱交換器の強度の増大を図り、逆V字状熱交換
器としての効果を保持し、信頼性の向上を得る空気調和
機を提供しようとするものである。第2の目的とすると
ころは、逆V字状熱交換器に最適な流路構成を採用し
て、熱交換効率の向上を図った空気調和機を提供しよう
とするものである。
るため、第1の発明の空気調和機は、前部吸込み口と上
部吸込み口および前面下部に吹出し口を備えた空気調和
機本体と、この空気調和機本体内に配置され、その上部
が鋭角状に折り曲げられて側面視で逆V字状となし、上
記空気調和機本体の前面側に位置する前面側熱交換器お
よび後面側に位置する後面側熱交換器とから構成される
熱交換器と、この熱交換器を構成する前面側熱交換器と
後面側熱交換器との間に配設され、熱交換空気を上記前
部吸込み口と上部吸込み口から空気調和機本体内に吸込
み、前面側熱交換器および後面側熱交換器を導通して熱
交換させ、上記吹出し口から吹出す送風機とを具備した
空気調和機において、上記前面側熱交換器と後面側熱交
換器は、風上側の列と風下側の列に冷媒の流路をそれぞ
れ備え、上記後面側熱交換器は、上記前面側熱交換器の
風上列から導かれた冷媒を複数の分岐流路に分流する分
岐部を備え、この分岐部で分流された上記後面側熱交換
器の配管から上記前面側熱交換器の送風機に近接した位
置の配管へそれぞれ連結し相互の熱交換器間で冷媒を導
通する冷媒流路の一部を構成する複数本のジャンプパイ
プを具備した。
それぞれの中途部が互いに交差する。さらに、上記前面
側熱交換器は複数の切り込み部が設けられるとともに、
この切り込み部に沿って多段に折り曲げられ、この折り
曲げられた切り込み部を跨いで上記ジャンプパイプとと
もに冷媒流路の一部を構成するUベンドが接続され、上
記ジャンプパイプの一端は、前面側熱交換器における自
由部分(非固定部)の最下端部に接続される。
明の空気調和機は、前部吸込み口と上部吸込み口および
前面下部に吹出し口を備えた空気調和機本体と、この空
気調和機本体内に配置され、その上部が鋭角状に折り曲
げられて側面視で逆V字状となし、上記空気調和機本体
の前面側に位置する前面側熱交換器および後面側に位置
する後面側熱交換器とから構成される熱交換器と、この
熱交換器を構成する前面側熱交換器と後面側熱交換器と
の間に配設され、熱交換空気を上記前部吸込み口と上部
吸込み口から空気調和機本体内に吸込み、前面側熱交換
器および後面側熱交換器を導通して熱交換させ、上記吹
出し口から吹出す送風機とを具備したものにおいて、上
記前面側熱交換器と後面側熱交換器は、風上側の列と風
下側の列に冷媒の流路をそれぞれ備え、冷房運転時に、
上記前面側熱交換器の風上列から冷媒を導入し、この風
上列を導通してから後面側熱交換器に導くとともに、上
記後面側熱交換器は、上記前面側熱交換器の風上列から
導かれた冷媒を複数の分岐流路に分流する分岐部を備え
た。
交換器の複数の分岐流路からそれぞれ冷媒を上記送風機
に最も近接した部分に再び導入する補助導入部を備え
た。
分岐部は、この風上列から風下列に冷媒を導いたあと分
流し、一方の分岐流路は、後面側熱交換器の風下列−端
部−風上列−前面側熱交換器の中間部風上列−風下列−
外部の順に冷媒を導き、他方の分岐流路は、後面側熱交
換器の風下列−前面側熱交換器の中間部風上列−端部−
風下列−外部の順に冷媒を導く。
熱交換器とを相互の熱交換器間で冷媒を導通するジャン
プパイプでダイレクトに連結固定して、強度の増大を得
る。
換空気の風速が比較的大きな前面側熱交換器の風上側に
合流した後の冷媒導出部が位置することとなり、暖房時
のアンダークールが多く取れ、熱交換効率の向上を得
る。さらには、前面側および後面側熱交換器に流れる冷
媒が均一化されるので、より熱交換効率の向上が得られ
る。
説明する。図1に示すように、空気調和機の室内ユニッ
トが構成される。空気調和機本体であるユニット本体1
0は、前面パネル11と後板12とから構成される。上
記前面パネル11の前面側と、上面側に吸込口13a,
13bが開口され、それぞれにグリル14a,14bが
嵌め込まれる。
a,13bに亘って対向する、後述する逆V字状に形成
される熱交換器15と、この逆V字状熱交換器15の内
部位置、すなわちこの熱交換器に覆われるようにして室
内送風機を構成する送風ファンである横流ファン16が
配置される。
交換器取付け板に取付けられ、熱交換器の前面側下部は
前部ドレンパン17aに、かつ後面側下部は後板12に
一体成形された後部ドレンパン17bに挿入される。
は、図示しない連通路を介して連通する。前部ドレンパ
ン17aの下方には、ユニット本体1の前面側下部に開
口する吹出口18が形成される。
の上部吸込口13b背面側端部に連結され、後部ドレン
パン17bから横流ファン16側部を介し、最下端部は
上記吹出口18に亘るよう延設される。そして、前部ド
レンパン17aは、横流ファン16に対するノーズを兼
用する。
やドレンホースおよびリード線など補助接続部材19の
挿通スペースとして確保されている。つぎに、上記熱交
換器15について詳述する。
いに狭小の間隙を存して並設される多数枚の放熱フィン
20…と、これら放熱フィン20…を貫通し、かつ拡管
手段により嵌着される複数本の熱交換パイプ21…を備
える。放熱フィン20…の両側端には、断面L字状に折
曲形成される図示しない端板が設けられる。
き加工によって直状に成形される。このフィン上部に
は、一側縁から他側縁の僅か手前側まで切り込み部22
が設けられ、これより下方部位には所定間隔を存して他
側縁から一側縁のわずか手前側まで複数の切り込み部2
3…が設けられる。
る取付け用孔に、左右2列に並べた状態で熱交換パイプ
21を貫通し拡管してから、最上部の切り込み部22か
ら上方部位を時計回り方向に折り曲げ付勢し、かつこれ
より下部の切り込み部23…を内側に所定角度づつ多段
に折り曲げて、図に示すような形状、すなわち逆V字状
の熱交換器15を得る。
回り方向に折り曲げ付勢された部分である後面側熱交換
器15Aと、内側に多段に折り曲げられた部分である前
面側熱交換器15Bとからなる。
字状に折り返し形成されていて、そのUターン部21a
は図において奥側(最左側端)の放熱フィン20から突
出し、直状部の開口端21bは手前側(最右側端)の放
熱フィン20から突出する。
21bは、再び図1および図2に示すように、後述する
Uベンドおよびジャンプパイプによって接続される。こ
こで説明の都合上、前面側熱交換器は15Bは5段に折
り曲げられているところから、図の最上段部から最下段
部に亘って、順次、符号aないしeを付す。そして、前
面側熱交換器15Bの前部吸込み口13a対向側に並べ
られる列が熱交換空気の導入側、すなわち風上側に相当
するので風上列Uと称し、横流ファン16と対向する側
に並べられる列が熱交換空気導出側、すなわち風下側に
相当するので風下列Dと称する。
上部吸込み口13bと対向する側に並べられる列が熱交
換空気の導入側、すなわち風上側に相当するので風上列
Uと称し、横流ファン16と対向する側に並べられる列
が熱交換空気導出側、すなわち風下側に相当するので風
下列Dと称する。
媒を導入する冷媒導入部24は、前面側熱交換器15B
の2段目部bの風上列Uに設定され、外部から延出され
る冷媒管Paが同位置の上記熱交換パイプ21下部開口
端に接続される。
部a風上列Uの熱交換パイプ下部開口端とは、Uベンド
25aで連通される。すなわちUベンド25aは、最上
段部aと2段目部bとの境をなす切り込み部23を、風
上列Uに沿って跨ぐ。
部開口端と、後面側熱交換器15A風上列U上部に位置
する熱交換パイプ21上部開口端とは、第1のジャンプ
パイプ26で連通される。この第1のジャンプパイプ2
6は、前面側熱交換器15Bと後面側熱交換器15Aと
の間の切り込み部22を風上列Uに沿って跨ぐ。
分岐部を形成する3方ベンド27の基端部27aが接続
される。上記3方ベンド27の一方の分岐端27bは、
後面側熱交換器15Aの中間部に位置する風下列Dの熱
交換パイプ21上部開口端に接続される。この熱交換パ
イプ21下部開口端と、下端部熱交換パイプ21の風下
列D開口端とは、Uベンド25bで連通される。
と、風上列Uの下部に位置する熱交換パイプ21下部開
口端とは、Uベンド25cで連通される。上記熱交換パ
イプ21上部開口端と、前面側熱交換器15Bの3段目
部c風上列Uの熱交換パイプ21下部開口端とは、第2
のジャンプパイプ28で連通される。
は、後面側熱交換器15Aと前面側熱交換器15Bとに
亘って架設され、これら熱交換器相互を連結支持する。
また、第2のジャンプパイプ28が接続される前面側熱
交換器15Bの3段目部c風上列Uの熱交換パイプ21
下部開口端は第1の補助導入部35aが形成されること
になる。
目部b風下列Dの熱交換パイプ21下部開口端とは、U
ベンド25dで連通される。すなわちUベンド25d
は、前面側熱交換器15Bの2段目部b風上列Uと3段
目部c風下列Dとの境の切り込み部23を、斜めに跨
ぐ。
段部a風下列Dの熱交換パイプ21下部開口端とは、U
ベンド25eで連通される。すなわちUベンド25e
は、最上段部aと2段目部bとの境の切り込み部23
を、風下列Dに沿って跨ぐ。
部冷媒管Pbが接続される。この接続部は、冷房運転時
における第1の冷媒導出部29となる。このように、上
記分岐部である3方ベンド27から各熱交換パイプ21
…と、Uベンド25bないし25eおよび第2のジャン
プパイプ28を介して冷媒を導き、第1の補助導入部3
5aから第1の冷媒導出部29に至る第1の分岐流路3
0が構成される。
cは、後面側熱交換器15Aにおける風下列Dの熱交換
パイプ21下部開口端に接続される。この熱交換パイプ
21上部開口端と、前面側熱交換器15Aの4段目部d
風上列Uの熱交換パイプ21上部開口端とは、第3のジ
ャンプパイプ31で連通される。
は、後面側熱交換器15Aと前面側熱交換器15Bとに
亘って架設され、これら熱交換器相互を連結支持する。
また、第3のジャンプパイプ31が接続される前面側熱
交換器15Bの4段目部d風上列Uの熱交換パイプ21
上部開口端は第2の補助導入部35bが形成されること
になる。
連結位置の設定と、上記第2ジャンプパイプ28の位置
の設定から、互いジャンプパイプ28,31は後,前面
側熱交換器15A,15B相互間において交差する。
段部e風上列Uの熱交換パイプ上部開口端とは、Uベン
ド25fで連通される。すなわちこのUベンド25f
は、前面側熱交換器15Aの4段目部dと最下段部eと
の境である切り込み部23を、風上列Uに沿って跨ぐ。
段部e風下列Dの熱交換パイプ21下部開口端とは、U
ベンド25gで連通される。すなわちUベンド25g
は、最下段部eにおいて風上列Uと風下列Dとを跨ぐ。
目部d風下列Dの熱交換パイプ21下部開口端とは、U
ベンド25hで連通される。すなわちUベンド25h
は、4段目部dと最下段部eとの境の切り込み部23
を、風下列Dに沿って跨ぐ。
目部c風下列Dの熱交換パイプ21下部開口端とは、U
ベンド25iで連通される。すなわちUベンド25i
は、3段目部cと4段目部dとの境の切り込み部23
を、風下列Dに沿って跨ぐ。
部冷媒管Pcが接続される。この接続部は、冷房運転時
における第2の冷媒導出部32となる。このように、上
記分岐部である3方ベンド27から各熱交換パイプ21
…とUベンド25fないし25iおよび第3のジャンプ
パイプ31を介して冷媒を導き、第2の補助導入部35
bから第2の冷媒導出部32に至る第2の分岐流路33
が構成される。
冷媒管Pbと、第2の導出部32に接続される外部冷媒
管Pcとはジョイント具34で合流し、ここから1本の
外部冷媒管Pに代ることになる。
換器15を備え、たとえば冷房運転を行う。図示しない
室外ユニットの圧縮機を駆動して冷凍サイクル運転をな
し、室内ユニットの横流ファン16を駆動する。上記圧
縮機から吐出される高温高圧の冷媒は、熱交換器15に
導かれる。
導入されて熱交換器15に導かれ、放熱フィン20…相
互の隙間を導通し、放熱フィン20…と熱交換パイプ2
1…に接してから吹出し口18より被空調室に吹出され
る。
交換パイプ21…を導通する間に蒸発潜熱を放出し、放
熱フィン20…に冷熱を伝導する。これら放熱フィン2
0…間を熱交換空気が導通して熱交換をなす。熱交換空
気は吸熱し、温度低下して熱交換器15から導出され、
横流ファン16を介して吹出口18から被空調室へ吹出
され、冷房作用をなす。
らに詳述すると、外部から冷媒導入部24に導かれる冷
媒は、はじめ前面側熱交換器15Bの2段目部b風上列
Uから、この風上列Uに沿って最上段部aへ上昇し、さ
らに第1のジャンプパイプ26を介して後面側熱交換器
15Aの風上列Uに導かれる。
れた分岐部である3方ベンド27に導かれ、第1の分岐
流路30と第2の分岐流路33とに分流される。なお、
分岐部27の設定部分における熱交換空気の風速が均一
であるほど、より均等に冷媒を分流することは当然であ
る。ところが上記前面側熱交換器15Bでは、この長手
方向に沿い部分的に風速の強弱があり、ここに分岐部を
設定すると、均等に冷媒を分流し難い。
部吸込み口13bからの熱交換空気の流れしか関係しな
いので、長手方向に沿って風速はほぼ均一であり、した
がって上記実施例のように後面側熱交換器15Aに設け
れば、冷媒を均等に分流することができる。
のジャンプパイプ28に導かれた冷媒は、前面側熱交換
器15Bの3段目部c風上列Uに設定した第1の補助導
入部35aに導かれる一方、第2の分岐流路33におい
て、第3のジャンプパイプ31を導かれた冷媒は、同じ
前面側熱交換器15Bの4段目部d風上列Uに設定した
第2の補助導入部35bに導かれる。
介して前面側熱交換器15Bに設定された第1,第2の
冷媒導入部35a,35bは、最も横流ファン16に近
接した位置である。
は、最も風速が大きいことは当然であって、各ジャンプ
パイプ28,31から前面側熱交換器15Bに導入され
る冷媒は、最も風速の大きい部分で充分に熱交換される
ことになり、ここでの熱交換効率の向上を得る。
る第1の分岐流路30と、第2の分岐流路33とは、そ
れぞれ風上列Uに沿って導かれる距離と、風下列Dに沿
って導かれる距離とがほとんど等しいように設定してあ
る。
3は、互いに風上列Uと風下列Dの割合いがほとんど同
一であり、それぞれの分岐流路における熱交換量がほぼ
同一となって、熱交換器15全体としての熱交換効率の
向上に繋げられる。
なる。今度は、外部冷媒管Pbから冷媒が導かれ、冷房
運転時に第1の分岐流路30の冷媒導出部29が設定さ
れた前面側熱交換器15Bの最上段部a風下列Dの熱交
換パイプ21から流入する一方、外部冷媒管Pcから冷
媒が導かれ、冷房運転時に第2の分岐流路33の冷媒導
出部32が設定された前面側熱交換器15Bの3段目部
c風下列Dの熱交換パイプ21から流入する。
時とは逆に流れて分岐部27で合流し、最終的に前面側
熱交換器15Bの2段目部b風上列Dに設定された冷媒
導入部24から導出される。
器15における冷媒導出位置を風速の比較的大きな前面
側熱交換器15Bの風上側Uに設定しているところか
ら、この導出位置において冷媒はより過冷却状態とな
る。
ことになり、暖房運転時の熱交換効率の向上を得られ
る。そして冷暖房いずれの運転にも拘りなく、第1のジ
ャンプパイプ26が最も力のかかる前面側熱交換器15
Bと後面側熱交換器15Aとの折り曲げ部分に跨がって
設けられるところから、強度保持をなす。
ャンプパイプ31とが前面側熱交換器15Bと後面側熱
交換器15Aとに亘って架設されているため、熱交換器
相互を確実に連結し、特に前面側熱交換器15Bにおけ
る各段部aないしeの広がりである形状復帰力を阻止
し、逆V字状熱交換器15の強度増大を得る。
プパイプ28,31が前面側熱交換器15Bの中間部に
接続されているため、より前面側熱交換器の形状復元力
による変形を阻止できる。
ャンプパイプ31を、前面側熱交換器15Bと後面側熱
交換器15Aとの間において交差するよう設定したの
で、熱交換器相互に作用する力の方向を分散し、さらな
る強度増大を得る。
ないしeの折り曲げ部を形成する切り込み部23に跨が
ってUベンド25a,25d,25e,25f,25
h,25iを設けたので、各段部aないしeの広がりで
ある形状復帰力をより確実に阻止する。
下段部eが適宜な手段でユニット本体10に取付け固定
されており、最上段部aから4段目部dまではユニット
本体10に固定されない自由部分となっている。
プ28,31は、前面側熱交換器15Bの自由部分の内
の最も下部にあたる、3段目部cと4段目部dとに連結
しており、最上段部aから4段目部dに至る広がりであ
る形状復帰力をより確実に阻止する。
ば、逆V字状熱交換器を構成する後面側熱交換器と前面
側熱交換器とをダイレクトに接続し、かつ冷媒流路の一
部を構成するジャンプパイプを備えたので、後面側熱交
換器と前面側熱交換器とを互いに強固に連結固定するこ
ととなり、強度の増大を図ることができる。したがっ
て、逆V字状熱交換器特有の強度的な不安を全て解消
し、信頼性の向上を得るなどの効果を奏する。
面側熱交換器の風上側と風下側の列に冷媒流路を備え、
冷房運転時に、前面側熱交換器の風上側から冷媒を導入
し、この風上列を導通してから後面側熱交換器に導くよ
うにしたから、暖房運転時に、熱交換器に設定される冷
媒導出部が熱交換空気の風速の最も大きな部位に位置す
ることとなり、アンダークールを多く取れる。また、前
面側および後面側熱交換器に流れる冷媒が均一化される
ので、より熱交換効率の向上が得られる。したがって、
熱交換効率が向上し、より高い暖房能力が得られ、信頼
性の向上を図れるという効果を奏する。
ットの縦断面図。
…前面側熱交換器、15A…後面側熱交換器、28,3
1…ジャンプパイプ、23…切り込み部、25a〜25
i…Uベンド、13a…前部吸込み口、13b…上部吸
込み口、18…吹出し口、U…風上列、D…風下列、3
0…第1の分岐流路、33…第2の分岐流路、27…分
岐部(3方ジョイント)、35a…第1の補助導入部、
35b…第2の補助導入部。
Claims (6)
- 【請求項1】前部吸込み口と上部吸込み口および前面下
部に吹出し口を備えた空気調和機本体と、 この空気調和機本体内に配置され、その上部が鋭角状に
折り曲げられて側面視で逆V字状となし、上記空気調和
機本体の前面側に位置する前面側熱交換器および後面側
に位置する後面側熱交換器とから構成される熱交換器
と、 この熱交換器を構成する前面側熱交換器と後面側熱交換
器との間に配設され、熱交換空気を上記前部吸込み口と
上部吸込み口から空気調和機本体内に吸込み、前面側熱
交換器および後面側熱交換器を導通して熱交換させ、上
記吹出し口から吹出す送風機と を具備した空気調和機に
おいて、上記前面側熱交換器と後面側熱交換器は、風上側の列と
風下側の列に冷媒の流路をそれぞれ備え、 上記後面側熱交換器は、上記前面側熱交換器の風上列か
ら導かれた冷媒を複数の分岐流路に分流する分岐部を備
え、 この分岐部で分流された上記後面側熱交換器の配管から
上記前面側熱交換器の送風機に近接した位置の配管へそ
れぞれ連結し 相互の熱交換器間で冷媒を導通する冷媒流
路の一部を構成する複数本のジャンプパイプを具備した
ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】複数本の上記ジャンプパイプは、それぞれ
の中途部が互いに交差することを特徴とする請求項1記
載の空気調和機。 - 【請求項3】上記前面側熱交換器は複数の切り込み部が
設けられるとともに、この切り込み部に沿って多段に折
り曲げられ、 この折り曲げられた切り込み部を跨いで上記ジャンプパ
イプとともに冷媒流路の一部を構成するUベンドが接続
され、 上記ジャンプパイプの一端は、前面側熱交換器における
自由部分(非固定部)の最下端部に接続されることを特
徴とする請求項1記載の空気調和機。 - 【請求項4】前部吸込み口と上部吸込み口および前面下
部に吹出し口を備えた空気調和機本体と、 この空気調和機本体内に配置され、その上部が鋭角状に
折り曲げられて側面視で逆V字状となし、上記空気調和
機本体の前面側に位置する前面側熱交換器および後面側
に位置する後面側熱交換器とから構成される熱交換器
と、 この熱交換器を構成する前面側熱交換器と後面側熱交換
器との間に配設され、熱交換空気を上記前部吸込み口と
上部吸込み口から空気調和機本体内に吸込み、前面側熱
交換器および後面側熱交換器を導通して熱交換させ、上
記吹出し口から吹出す送風機とを具備した空気調和機に
おいて、 上記前面側熱交換器と後面側熱交換器は、風上側の列と
風下側の列に冷媒の流路をそれぞれ備え、 冷房運転時に、上記前面側熱交換器の風上列から冷媒を
熱交換器に導入し、この風上列を導通してから後面側熱
交換器に導くとともに、上記後面側熱交換器は、上記前
面側熱交換器の風上列から導かれた冷媒を複数の分岐流
路に分流する分岐部を備えたことを特徴とする空気調和
機。 - 【請求項5】上記前面側熱交換器は、後面側熱交換器の
複数の分岐流路からそれぞれ冷媒を上記送風機に最も近
接した部分に再び導入する補助導入部を備えたことを特
徴とする請求項4記載の空気調和機。 - 【請求項6】上記後面側熱交換器に設けられる分岐部
は、この風上列から風下列に冷媒を導いたあと分流し、 一方の分岐流路は、後面側熱交換器の風下列−端部−風
上列−前面側熱交換器の中間部風上列−風下列−外部の
順に冷媒を導き、 他方の分岐流路は、後面側熱交換器の風下列−前面側熱
交換器の中間部風上列−端部−風下列−外部の順に冷媒
を導くことを特徴とする請求項4記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
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JP18591294A JP3255541B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18591294A JP3255541B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 空気調和機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0849913A JPH0849913A (ja) | 1996-02-20 |
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1994
- 1994-08-08 JP JP18591294A patent/JP3255541B2/ja not_active Expired - Fee Related
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