JP3255074B2 - 緩衝部材 - Google Patents

緩衝部材

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JP3255074B2
JP3255074B2 JP07546097A JP7546097A JP3255074B2 JP 3255074 B2 JP3255074 B2 JP 3255074B2 JP 07546097 A JP07546097 A JP 07546097A JP 7546097 A JP7546097 A JP 7546097A JP 3255074 B2 JP3255074 B2 JP 3255074B2
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健一 加賀谷
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株式会社田村電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を包装箱に収
納して包装する際に、物品と包装箱の内壁面との間に緩
衝用の空間を設け、外部からの衝撃等から物品を保護す
るために、包装箱の内壁面と物品との間に介在させる緩
衝部材に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の緩衝部材として、図7に示す実
公昭56−23230号公報に開示されたものがある。
これを同図に基づいて説明すると、全体を符号50で示
す緩衝部材は、細長い紙管によって断面略正四角形状に
形成された角筒状の主体52と、全長が短い紙管によっ
て断面略正四角形状に形成された角筒状の副体53とで
構成されている。副体53の外形寸法は、主体52の内
径寸法よりわずかに小さく形成され、主体52内に副体
53が挿入できるように構成されている。54は主体5
2に挿入される断面L字状のクッション材、55は副体
53に挿入される断面正方形状のクッション材である。
【0003】主体52は、一端部52aを残して主体5
2に形成された稜線と、平行な3本の折曲線56a,5
6b,56cと、これら折曲線の一端と直角に交わる切
込線57とを利用して一対の側壁58a,58bが内側
に断面略L字状に折り込まれる。このため、主体52の
一端部52aは中空角筒形状を残しているが、この一端
部52a以外の部分は、断面L字状に凹設された物品嵌
合用凹部59が形成される。
【0004】副体53は、一端部53aを残して副体5
3に形成された稜線と、平行な3本の折曲線60a,6
0b,60cと、これら折曲線の一端と直角に交わる切
込線61とを利用して一対の側壁62a,62bが内側
に断面略L字状に折り込まれる。このため、副体53の
一端部53aは中空角筒形状を残しているが、この一端
部53a以外の部分は、断面L字状に凹設された物品嵌
合用凹部63が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の緩衝部材においては、主体52の他に補強用の
副体53あるいはクッション材54,55を必要とする
ので、部材構成点数が増加するだけでなく、これらを加
工するための加工費が増加するとともに組立も煩雑にな
る。また、発泡スチロール等によって形成されるクッシ
ョン材54,55は不要になり廃棄されると、廃棄物に
よる公害の問題が発生する。
【0006】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、
製造コストの低減を図るとともに、組立を容易とし、か
つ公害の発生を防止した緩衝部材を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る緩衝部材は、平板状の基材に4つの側
壁を形成する3本の折曲線を設け、この3本の折曲線に
よって4つの側壁を折り曲げて角筒状の主体を形成する
緩衝部材であって、前記4つの側壁のうち端部側に位置
する側壁に連設され3本の折曲線を境界として3つの側
壁を形成し、この3つの側壁を3本の折曲線によって折
り曲げることで、前記端部側に位置する側壁を主体と共
通の側壁にする角筒状の副体を形成し、この共通の側壁
に対向する主体の側壁と副体の側壁との間に間隔を形成
するとともに、この主体の側壁の一部を内側に折り曲げ
副体の側壁に係合させ物品嵌合用凹部を形成し、かつ副
体の他の2側壁を主体の他の2側壁の内側面に添接させ
たものである。したがって、主体は、主体に一体に形成
された副体によって補強される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明に係る緩衝部材の組み
立てる前の状態で緩衝部材を展開して示す斜視図、図2
および図3は同じく組立方法を示す斜視図、図4は組み
立てた状態を示す斜視図、図5は図4におけるV-V 線断
面図、図6は同じく使用状態を示した斜視図である。図
1において、2は緩衝部材1の組立る前の状態を示すも
ので、平板状の基材としての段ボール紙2によって略矩
形状に形成されており、矢印A−B方向の両端縁まで延
在する6本の折曲線3,4,5,6,7,8が、平行に
形成されている。
【0009】これら6本の折曲線を境界として、第1、
第2、第3、第4、第5、第6、第7の7つの側壁1
1,12,13,14,15、16,17が形成されて
いる。これら7つの側壁のうち、第1の側壁11と第3
の側壁13との幅は同じ長さL1に形成されている。ま
た、第4の側壁14の幅は、第2の側壁12の幅L2に
この段ボール紙2の厚みαを加えた幅に形成され、第6
の側壁16の幅は、第4の側壁14の幅(L2+α)に
厚みαを加えた幅に形成されている。また、第5の側壁
15と第7の側壁17との幅は同じ長さL3に形成され
ている。そして、L1とL3とは、L1<L3に形成さ
れている。
【0010】第1の側壁11の折曲線3と対向する端縁
には、一対の突部18,18が形成され、第4の側壁1
4の折曲線6上には、この突部18,18に対応して一
対のスリット22,22が穿設されている。第2の側壁
12には、矢印A−B方向の長さが異なる2つのスリッ
ト19,20が折曲線4と平行に穿設されている。第3
の側壁13の折曲線5上には、一対のスリット21,2
1が穿設され、第7の側壁17の折曲線8と対向する端
縁には、これらスリット21,21に対応して一対の突
部31,31が形成されている。
【0011】第6の側壁16には、矢印A−B方向の両
端縁まで延在しない長さの異なる2本の折曲線24,2
8が平行に形成されている。このうち、長い方の折曲線
24の両端からは第5の側壁15内に延在する平面視凸
状の切込み25が形成されている。この切込み25によ
って、第5の側壁15および第6の側壁16には、前記
第2の側壁12のスリット19に対応した突部26a
と、この突部26aの両側に段状に連設された一対の肩
部26b,26bとが設けられた突片26が形成されて
いる。肩部26bから突部26aまでの高さは、折曲線
7と折曲線24との間隔と同じ長さlに形成されてい
る。短い方の折曲線28の両端からは第7の側壁17内
に延在する平面視矩形状の切込み29が形成され、この
切込み29によって第6および第7の側壁16,17に
は、前記第2の側壁12のスリット20に対応した突片
30が形成されている。
【0012】次に、このような構成の緩衝部材の組立方
法を説明する。先ず、図1において、折曲線3,4,5
によって第1の側壁11を第2の側壁12に対して矢印
C方向に直角に折り曲げるとともに、第2の側壁12を
第3の側壁13に対して矢印C方向に直角に折り曲げ、
かつ第3の側壁13を第4の側壁14に対して矢印C方
向に直角に折り曲げる。そして、第1の側壁11の突部
18,18を第4の側壁14のスリット22,22に係
入し、図2に示すように、これら4つの側壁11,1
2,13,14によって角筒状の副体33を形成する。
この副体33の高さは、第1および第3の側壁11,1
3の幅L1に形成される。
【0013】次に、第6の側壁16の突片26を、切込
み25を利用して折曲線24によって矢印C方向に直角
に折り曲げるとともに、第6の側壁16の突片30を切
込み29を利用して折曲線28によって矢印D方向に直
角に折り曲げる。次いで、副体33を折曲線6によって
矢印C方向に直角に折り曲げるとともに、第5の側壁1
5を折曲線7によって矢印C方向に直角に折り曲げ、突
片26の突部26aをスリット19に、また突片30を
スリット20にそれぞれ係入する。
【0014】このとき、副体33の高さL1が第5の側
壁15の幅L3よりも小さく、突片26の肩部26bが
第2の側壁12の表面に係合するので、図3および図5
に示すように、第6の側壁16は副体33の第2の側壁
12と、一定の間隔(L3−L1)を隔てて第2の側壁
12に支持される。すなわち、突片26は、第6の側壁
16を副体33に対して一定の間隔(L3−L1)を隔
てて支持する支持部材として機能する。
【0015】そして、突片26の折曲線24が、折曲線
7から突部26aの高さと同じ長さlだけ第6の側壁1
6側に位置付けられている。換言すれば、突片26の突
部26aがスリット20に挿入される分だけ、切込み2
5を折曲線7から折曲線24側に深く切り込んでいるの
で、第5の側壁15とともに突片26によって第6の側
壁16は、第2の側壁12に対して間隔(L3−LI)
隔てて平行に支持される。また、第4の側壁14の幅
が、第2の側壁12の幅よりも段ボール紙2の厚みαだ
け長く形成されているので、第5の側壁15の内側面が
第1の側壁11の外側面に添接する。
【0016】また、このとき、突片26を矢印C方向に
直角に折り曲げることにより、図4および図5に示すよ
うに、突片26と第2の側壁12とによって断面L字状
に凹設された物品嵌合用凹部35が形成される。同様
に、突片30を矢印D方向に直角に折り曲げることによ
り、図4および図5に示すように、突片30と第2の側
壁12とによって断面L字状に凹設された間隔部材嵌合
用凹部36が形成される。
【0017】最後に、第7の側壁17の突部31,31
を折曲線32,32によって矢印D方向に直角に折り曲
げ、第7の側壁17を折曲線8によって矢印D方向に直
角に折り曲げることにより、突部31,31を第3の側
壁13のスリット21,21に係入する。このとき、第
6の側壁16の幅が、第4の側壁14の幅よりも段ボー
ル紙2の厚みαだけ長く形成されているので、第7の側
壁17の内側面が第3の側壁13の外側面に添接する。
これら第4〜第7の側壁14,15,16,17によっ
て、緩衝部材1には物品嵌合用凹部35を有する角筒状
の主体34が形成され、主体34と副体33とは第4の
側壁14を共通の側壁とする。
【0018】この緩衝部材1は、主体34の他に主体3
4の内部に断面コ字状の副体としての副体33が設けら
れ、この副体33を構成する第2の側壁12に第6の側
壁16の支持部材としての突片26の肩部26bが係合
している。また、この副体33を構成する第1の側壁1
1の外側面が主体34を構成する第5の側壁15の内側
面に添接し、かつ副体33を構成する第3の側壁13の
外側面が主体34を構成する第7の側壁17の内側面に
添接している。
【0019】このため、緩衝部材1に矢印E方向および
F方向の外力が加わったときに、この副体33によって
補強されるので、主体34の破壊が防止される。このよ
うに、主体34に一体的に補強用の副体33を設けるこ
とにより、従来のように補強用の部材を主体34とは別
に設ける必要がないので、部点点数が削減されるととも
に、単に折曲線によって折り曲げるだけで済み、このた
め組立も容易となる。また、廃棄物による公害の原因と
なる発泡スチロール等によって形成される補強用部材も
必要としない。
【0020】このように組み立てられた緩衝部材1を4
個用意し、図6に示すように、物品44の両端の上下を
4個の緩衝部材1の物品嵌合用凹部35に嵌合させて、
物品44を4個の緩衝部材1によって保持する。一対の
間隔部材43,43(下方側の間隔部材43は図示せ
ず)の両端部を間隔部材嵌合用凹部36,36に嵌合さ
せ、緩衝部材1間の間隔を保持した上で、図示を省略し
た包装箱の内部に、物品44を緩衝部材1とともに収納
する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、角
筒状の主体を形成する4つの側壁のうち端部側に位置す
る側壁に連設され3本の折曲線を境界として3つの側壁
を形成し、この3つの側壁を3本の折曲線によって折り
曲げることで、端部側に位置する側壁を主体と共通の側
壁にする角筒状の副体を形成し、この共通の側壁に対向
する主体の側壁と副体の側壁との間に間隔を形成すると
ともに、この主体の側壁の一部を内側に折り曲げ副体の
側壁に係合させ物品嵌合用凹部を形成し、かつ副体の他
の2側壁を主体の他の2側壁の内側面に添接させたこと
により、共通の側壁に対向する主体の側壁が副体の側壁
に支持されて補強され、かつ主体の2側壁が副体の2側
壁に補強される。したがって、主体は一体に形成された
副体によって補強されるので、補強用の部品を別部材と
することがなく、このため加工が容易となり加工費が低
減されるとともに部品管理が簡易となる。また、補強用
部材として発泡スチロール等で形成されたクッション材
も不要となるので、廃棄物による公害の発生も防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る緩衝部材の組み立てる前の状態
で緩衝部材を展開して示す斜視図である。
【図2】 本発明に係る緩衝部材の副体を組み立てる方
法を示す斜視図である。
【図3】 本発明に係る緩衝部材の主体を組み立てる方
法を示す斜視図である。
【図4】 本発明に係る緩衝部材を組み立てた状態の外
観を示す斜視図である。
【図5】 図4におけるV-V 線断面図である。
【図6】 本発明に係る緩衝部材の使用状態を示す斜視
図である。
【図7】 従来の緩衝部材を分解して示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…緩衝部材、2…段ボール紙、3,4,5,6,7,
8,24,28…折曲線、11…第1の側壁、12…第
2の側壁、13…第3の側壁、14…第4の側壁、15
…第5の側壁、16…第6の側壁、17…第7の側壁、
26…突片、33…副体、34…主体、35…物品嵌合
用凹部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の基材に4つの側壁を形成する3
    本の折曲線を設け、この3本の折曲線によって4つの側
    壁を折り曲げて角筒状の主体を形成する緩衝部材であっ
    て、前記4つの側壁のうち端部側に位置する側壁に連設
    され3本の折曲線を境界として3つの側壁を形成し、こ
    の3つの側壁を3本の折曲線によって折り曲げること
    で、前記端部側に位置する側壁を主体と共通の側壁にす
    る角筒状の副体を形成し、この共通の側壁に対向する主
    体の側壁と副体の側壁との間に間隔を形成するととも
    に、この主体の側壁の一部を内側に折り曲げ副体の側壁
    に係合させ物品嵌合用凹部を形成し、かつ副体の他の2
    側壁を主体の他の2側壁の内側面に添接させたことを特
    徴とする緩衝部材。
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