JP3253549B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP3253549B2 JP02928497A JP2928497A JP3253549B2 JP 3253549 B2 JP3253549 B2 JP 3253549B2 JP 02928497 A JP02928497 A JP 02928497A JP 2928497 A JP2928497 A JP 2928497A JP 3253549 B2 JP3253549 B2 JP 3253549B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
おける電源供給配線や、クロック信号の様な特殊信号用
配線の配置を改善した半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体集積回路装置とし
ては、次のようなものがあった。
【0003】図5は、従来の半導体集積回路装置におけ
る電源供給配線の配置図である。なお、電源供給配線
は、本来、電源線と接地線の2本の配線から構成されて
いるものであるが、以下では、説明を簡単にするため電
源線のみの配線を図示して説明することにする。
【0004】この半導体集積回路装置を構成するチップ
には、1つ以上の機能を持ったマクロ・ブロック101
と、複数のセル列102を配置したセル列領域103と
が形成され、さらにチップ周縁部にはI/Oセル領域1
04が形成されている。ここで、マクロ・ブロック10
1は、CPUやRAM、ROMのメモリで構成され、各
セル列102は、複数の論理ゲートセルが連設されて構
成されている。また、I/Oセル領域104には、外部
との信号入出力を行うI/Oセル105が複数配列され
ている。
【0005】マクロ・ブロック101及び各セル列10
2の電源は、I/Oセル105から供給されている。す
なわち、チップの上側から引き出されている電源供給配
線(電源線/接地線)110Aは、チップ上側のI/O
セル105から直接、セル列102に接続され、セル列
102自身に配された電源供給用パターン及び電源供給
配線110Bを介して、電源供給配線110Cに接続さ
れている。
【0006】さらに、チップの下側から引き出されてい
る電源供給配線110Dは、チップ下側のI/Oセル1
05からマクロ・ブロック101が持つ電源リングに接
続され、その電源リングを介して電源供給配線110C
からセル列102へ電源の供給がなされている。
【0007】また、セル列102への電源供給は、チッ
プの左右方向からも行われている。すなわち、チップの
左右側からそれぞれ引き出されている電源供給配線11
0Eは、チップ左右側の各I/Oセル105から引き出
されて、セル列102自身の電源供給用パターン及び電
源供給配線110Fを介して、セル列間の電源供給配線
110Gに接続されている。
【0008】図6は、上記マクロ・ブロック101の電
源リング周辺部の詳細を示す図である。
【0009】通常、マクロ・ブロックにおける電源供給
配線は、CAD等を用いる自動配線技術の制約等によ
り、マクロ・ブロックの外周にリング状に配置される
(電源リング)。同図6に示すように、マクロ・ブロッ
ク101の外周部には、該マクロ・ブロック101の電
源リング101Aを構成するリング状の接地線101a
及び電源線101bが順次配置されている。
【0010】そして、上述したように、この電源リング
101Aには、I/Oセル105から電源供給配線11
0Dを介して電源が供給され、さらに電源リング101
Aと電源供給配線110Cを介してセル列102へ電源
が供給される。
【0011】図7は、従来の半導体集積回路装置におけ
るクロック供給配線の配置図である。 この半導体集積
回路装置を構成するチップには、図5に示したマクロ・
ブロック101に相当するマクロ・ブロック201と、
セル列102に相当するセル列202,203,204
と、I/Oセル105に相当するI/Oセル205とが
形成されている。そして、チップ下側のI/Oセル領域
の一部には、セル列202〜204に供給するための内
部クロック信号を生成するPLL回路等から成る内部ク
ロック生成回路205aが配置されている。
【0012】マクロ・ブロック201は、内部クロック
生成回路205aとセル列202〜204を有するセル
列領域との間に配置され、そのため、内部クロック生成
回路205aからセル列領域へのクロック供給配線20
6Aは、マクロ・ブロック201を迂回する形で配置さ
れている。
【0013】そして、内部クロック生成回路205aで
生成された内部クロック信号は、クロック供給配線20
6Aを介して各セル列202〜204のクロックバッフ
ァ202a,203a,204aに一旦供給され、この
クロックバッファ202a〜204aで駆動力を得て、
各セル列202〜204内の順序回路に供給される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体集積回路装置では、次のような問題点があっ
た。
【0015】(1)図5に示した従来例では、セル列1
02への電源供給のうち、チップ上側からの電源供給
は、I/Oセル105から直接供給されており、電源供
給配線110Aの配線幅の分だけ供給が行われている。
これに対して、チップ下側からの電源供給は、マクロ・
ブロック101が介在しているため、マクロ・ブロック
101の外周にある電源リング101Aを介して行われ
ている。これは、マクロ・ブロック101の横側を迂回
するよりも電源リング101Aを利用する方がチップ面
積を小さくできる等の点を考慮したものである。
【0016】しかし、チップ下側からセル列102に配
される電源供給配線110Cの配線幅の合計(P1+P
2+P3:図6参照)が、マクロ・ブロック101の電
源リング101Aの配線幅(P0:図6参照)以上にな
ると、セル列102に対するチップ下側からの電源供給
は、マクロ・ブロック101の電源リング101Aの配
線幅分だけとなり、セル列102への電源供給が不足す
るという問題があった。 例えば、図5に示す従来例の
場合は、セル列102に対してチップ下側から合計3本
の電源供給配線が必要であるが、マクロ・ブロック10
1の電源リング101Aが前記3本以上の幅を持ってな
い場合にはセル列102への電源供給が不足することに
なる。
【0017】(2)図7に示した従来例では、内部クロ
ック生成回路205aからセル列領域まで配されたクロ
ック供給配線206Aは、マクロ・ブロック201の横
側を迂回する形で配置しているため、チップ面積が増大
するだけでなく、クロック供給配線206Aの配線長が
長くなり、クロックスキューが悪化するという問題があ
った。
【0018】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、チップ面積を
増大させることなく、セル列領域への電源供給を十分行
うことができるように電源供給配線を配置した半導体集
積回路装置を提供することである。またその他の目的
は、セル列領域へのクロック供給が最短距離で行え且つ
チップ面積も縮小できるようにクロック供給配線を配置
した半導体集積回路装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、チップ周縁部に配置され、外
部との信号入出力を行うI/Oセル領域と、前記I/O
セル領域から延設された電源供給配線に接続され、複数
の論理ゲートセルが連設されたセル列を有するセル列領
域と、前記I/Oセル領域と前記セル列領域との間に形
成され、1つ以上の機能を有するマクロ・ブロックと
を、チップ基板上に素子形成領域を介して多層配線構造
で構成した半導体集積回路装置において、前記多層配線
構造における第1層目として形成され、前記マクロ・ブ
ロックを介して前記セル列領域に対向するI/Oセル領
域から該マクロ・ブロックへ向けて引き出された第1の
電源供給配線を設けると共に、前記マクロ・ブロックの
素子形成領域上に配置された第2層目の配線上に、絶縁
膜を介して第3層目の第2の電源供給配線を設け、第1
層目または第2層目の配線として前記セル列領域から引
き出された第3の電源供給配線と前記第1の電源供給配
線と前記第2の電源供給配線とを同一直線上に接続した
ことにある。
【0020】この第1の発明によれば、セル列領域への
マクロ・ブロック側からの電源供給は、マクロ・ブロッ
クの電源リングを介することなく、対向するI/Oセル
領域からセル列領域へ直接に行われる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】第2の発明の特徴は、チップ周縁部に配置
され、外部との信号入出力を行うI/Oセル領域と、前
記I/Oセル領域から延設された特種信号用配線に接続
され、複数の論理ゲートセルが連設されたセル列を有す
るセル列領域と、前記I/Oセル領域と前記セル列領域
との間に形成され、1つ以上の機能を有するマクロ・ブ
ロックとを備えた半導体集積回路装置において、前記セ
ル列領域に対する前記マクロ・ブロック側からの特種信
号用配線は、前記マクロ・ブロックを介して前記セル列
領域に対向するI/Oセル領域からマクロブロック上を
通るブリッジ状の配線を、前記マクロブロックと電気的
に絶縁した形で延設して構成したことにある。
【0026】この第2の発明によれば、I/Oセル領域
からセル列領域に至る特種信号用配線を配置する場合
に、レイアウト上でマクロ・ブロックが妨げとなってい
るときは、そのマクロ・ブロック上をブリッジして直線
的に最短距離で配置することができる。
【0027】第3の発明の特徴は、チップ周縁部に配置
され、外部との信号入出力を行うI/Oセル領域と、前
記I/Oセル領域から延設された特種信号用配線に接続
され、複数の論理ゲートセルが連設されたセル列を有す
るセル列領域と、前記I/Oセル領域と前記セル列領域
との間に形成され、1つ以上の機能を有するマクロ・ブ
ロックとを、チップ基板上に素子形成領域を介して多層
配線構造で構成した半導体集積回路装置において、前記
多層配線構造における第1層目として形成され、前記マ
クロ・ブロックを介して前記セル列領域に対向するI/
Oセル領域から該マクロ・ブロックへ向けて引き出され
た第1の特種信号用配線を設けると共に、前記マクロ・
ブロックの素子形成領域上に配置された第2層目の配線
上に、絶縁膜を介して第3層目の第2の特種信号用配線
を設け、第1層目または第2層目の配線として前記セル
列領域から引き出された第3の特種信号用配線と前記第
1の特種信号用配線と前記第2の特種信号用配線とを同
一直線上に接続したことにある。
【0028】この第3の発明によれば、上記第2の発明
と同様の作用を呈する。
【0029】第4の発明の特徴は、上記第2または第3
の発明において、前記特種信号用配線は、クロック信号
用配線としたことにある。
【0030】この第4の発明によれば、マクロ・ブロッ
ク側のI/Oセル領域からセル列領域へのクロック信号
の伝達が最短距離で行われる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
る半導体集積回路装置における電源供給配線の配置図で
ある。
【0032】この半導体集積回路装置を構成するチップ
は、図5に示した従来チップと同様に、CPUやメモリ
等から構成される1つ以上の機能を持ったマクロ・ブロ
ック1と、複数の論理ゲートセルが連設されたセル列
2,3,4を配置したセル列領域5と、外部との信号入
出力を行うI/Oセル6がチップ周縁部に複数配列され
たI/Oセル領域7とを備えている。ここで、マクロ・
ブロック1は、チップ下側のI/Oセル領域6とセル列
領域5との間に配置されている。
【0033】各セル列2〜4への電源は、チップの各辺
のI/O領域7を通して供給されるようになっている。
そのうち、チップ上側から引き出されている電源供給配
線(電源線/接地線)10A,11A,12Aは、チッ
プ上側のI/Oセル6から直接にセル列2,3,4に供
給され、セル列2〜4内部に配された電源供給配線10
B,11B,12Bを介して、セル列2,3,4とマク
ロ・ブロック1との間の電源供給配線10C,11C,
12Cに接続されている。
【0034】これに対して、チップ下側から引き出され
た電源供給配線10D,11D,12Dは、図5に示し
た従来チップのようにマクロ・ブロックの電源リングに
接続されることなく、電源供給配線10E,11E,1
2Eとしてマクロ・ブロック1の上を通り、さらに電源
供給配線10C,11C,12Cを介してセル列2〜4
に結線されている。ここで、マクロ・ブロック1上を通
す電源供給配線10E,11E,12Eは、該マクロ・
ブロック1内で配線ショートを発生させないように配置
されている。
【0035】すなわち、チップのAl多層配線構造にお
いて、電源供給配線10D,11D,12Dは第1層目
で配され、マクロ・ブロック1上は、内部ショートを起
こさないように第3層目に置き換えられる形で電源供給
配線10E,11E,12Eが配されている。そして、
第3層目である電源供給配線10E,11E,12Eが
第1層目または第2層目の電源供給配線10C,11
C,12Cに置き換えられてセル列2〜4内の電源供給
配線10B,11B,12Bに結線されている。
【0036】このように、本実施形態では、チップ下側
からセル列2〜4に対する電源供給は、レイアウト上で
妨げとなっているマクロ・ブロック1をブリッジするこ
とにより、チップ下側のI/Oセル6から1経路で直接
的に行われるようになっている。この点については後の
図2を参照して具体的に説明する。
【0037】一方、チップの左右方向からの電源供給
は、チップ左右辺の各々のI/O領域7から引き出され
た電源供給配線21A,21Bを通して行われている。
電源供給配線21A,21Bは、セル列2,4内部の電
源供給配線21C,21Dを介して、セル列間の電源供
給配線21E,21Fに接続され、さらにセル列3内部
の電源供給配線21Gに接続されている。
【0038】図2は、図1に示したマクロ・ブロック1
のAl多層配線構造を示す部分断面図である。
【0039】例えば、上記電源供給配線10E,11E
直下のマクロ・ブロック1の断面構造は、同図に示すよ
うに、チップ基板31上にNチャネルMOS型トランジ
スタ41及びPチャネルMOS型トランジスタ51が形
成されている。
【0040】NチャネルMOS型トランジスタ41の形
成領域には、チップ基板31主面側にP型層32が形成
され、そのP型層32には、ドレイン領域またはソース
領域となるN+ 拡散層42,43が形成されている。さ
らに、N+ 層42,43上には、CVD法等によって生
成されたSiO2 層44に被包される形でポリシリコン
から成るゲート電極45が形成されている。また、N+
拡散層42,43には、チャネルスイップ用のP- 拡散
層46,47がそれぞれ隣接されている。
【0041】一方、Pチャネル型MOSトランジスタ5
1の形成領域には、ドレイン領域またはソース領域とな
るP+ 拡散層52,53が形成されている。さらに、P
+ 層52,53上には、CVD法等によって生成された
SiO2 層54に被包される形でポリシリコンから成る
ゲート電極55が形成されている。また、P+ 拡散層5
2,53には、チャネルスイップ用のP- 拡散層56,
57がそれぞれ隣接されている。
【0042】チップ基板31上に形成された上記Nチャ
ネルMOS型トランジスタ41及びPチャネルMOS型
トランジスタ51等の各トランジスタは、フィールド酸
化膜(SiO2 )61によって分離されている。そのフ
ィールド酸化膜61の上面には、第1層目のAl配線層
62,63,64が蒸着法等によってパターン形成され
ている。そして、NチャネルMOS型トランジスタ41
のN+ 層42とAl配線層62とがコンタクトホール6
5を介して接続され、N+ 層43とAl配線層63とが
コンタクトホール66を介して接続されている。同様
に、PチャネルMOS型トランジスタ51のP+ 層52
とAl配線層63とがコンタクトホール67を介して接
続され、同様に、P+ 層53とAl配線層64とがコン
タクトホール68を介して接続されている。
【0043】第1層目のAl配線層62,63,64上
には、層間絶縁層69を介して第2層目のAl配線層7
0,71がパターン形成されている。第2層目のAl配
線層70は、コンタクトホール72を介して第1層目の
Al配線層63に接続され、第2層目のAl配線層71
は、コンタクトホール73を介して第1層目のAl配線
層64に接続されている。
【0044】そして、第2層目のAl配線層70,71
上には、層間絶縁層74を介して、本発明の特徴を成す
第3層目のAl配線層10E,11E,12Eがパター
ン形成されている(図2において、図示を簡単にするた
めAl配線層12Eは省略している)。
【0045】以上のように構成される本実施形態の半導
体集積回路装置において、セル列2〜4に対してチップ
下側のI/Oセル6から供給される電源は、電源供給配
線10D,11D,12Dを経て、さらにマクロ・ブロ
ック1上の電源供給配線10E,11E,12Eを通し
て、電源供給配線10C,11C,12Cに至り、セル
列2〜4に供給される。
【0046】このように、チップ各辺のI/Oセル領域
7からセル列領域5へ配される電源線供給配線がマクロ
・ブロック1によって妨げられる場合において、本実施
形態では、マクロ・ブロック1の電源リングを介するこ
となく、I/Oセル領域7からセル列領域5へ直接、電
源供給配線を敷設するようにしたので、チップ面積を増
大させることなく、セル列領域5への電源供給を十分行
うことができる。
【0047】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
【0048】本実施形態は、セル列領域が複数存在する
チップにおいて、I/Oセル領域から各セル列領域へ電
源供給する場合につき、その電源供給配線の配置を説明
するものである。
【0049】図3は、本発明の第2実施形態に係る半導
体集積回路装置における電源供給配線の配置図である。
【0050】この半導体集積回路装置を構成するチップ
は、複数の論理ゲートセルが連設されたセル列を有する
セル列領域81,82,83と、図1に示したマクロ・
ブロック1に相当するマクロ・ブロック84とを備えて
いる。ここで、マクロ・ブロック84は、チップ下側の
I/Oセル領域6とセル列領域83との間に配置されて
いる。
【0051】各セル列領域81,82,83への電源
は、上記第1実施形態で説明したと同様に、チップの各
辺のI/Oセル領域7を通して供給されるようになって
いる。そのうち、チップ上側から引き出された電源供給
配線85Aは、チップ上側のI/Oセル6から直接にセ
ル列領域81に接続され、セル列領域81内部に配され
た電源供給配線85Bを介して、セル列領域81と82
間の電源供給配線85Cに接続されている。さらに、電
源供給配線85Cは、セル列領域82内部に配された電
源供給配線85Dを介して、セル列領域82と83間の
電源供給配線85Eに接続されている。
【0052】これに対して、チップ下側から引き出され
た電源供給配線85Fは、上記第1実施形態と同様にマ
クロ・ブロック84の電源リングに接続されることな
く、電源供給配線85Gとしてマクロ・ブロック84の
上を通り、さらに電源供給配線85H及びセル列領域8
3内部の電源供給配線85Iを介して、前記セル列領域
82と83間の電源供給配線85Eに接続されている。
【0053】このように、複数のセル列領域81〜83
が存在する場合においても、チップの各辺のI/Oセル
領域7から各セル列領域81〜83への電源供給のう
ち、マクロ・ブロック84で妨げられた経路からの電源
供給を、ブリッジ状の電源供給配線を用いた1経路で共
有することにより、上記第1実施形態と同等の効果を得
ることができる。
【0054】図4は、本発明の第3実施形態に係る半導
体集積回路装置におけるクロック供給配線の配置図であ
る。
【0055】この半導体集積回路装置を構成するチップ
は、第1実施形態のマクロ・ブロック1に相当するマク
ロ・ブロック91と、セル列2〜4に相当するセル列9
2,93,94と、I/Oセル6が複数配列されたI/
Oセル領域7とを備えている。そして、チップ下側のI
/Oセル領域7の一部には、セル列92〜94に供給た
めの内部クロック信号を生成するPLL回路等から成る
内部クロック生成回路95が配置されている。ここで、
マクロ・ブロック91は、内部クロック生成回路95と
セル列92〜94との間に配置されている。
【0056】そして、内部クロック生成回路95からセ
ル列92〜94へ至るクロック供給配線は、レイアウト
上で妨げとなっているマクロ・ブロック91上をブリッ
ジすることにより、直線的に配置されている。
【0057】すなわち、チップのAl多層配線構造にお
いて、内部クロック生成回路95から直接引き出されて
いるクロック供給配線96Aは第1層目に配され、マク
ロ・ブロック1上は、内部ショートを起こさないように
第3層目に置き換えられる形でクロック供給配線96B
が配されている。さらに、第3層目であるクロック供給
配線96Bが、第1層目または第2層目の電源供給配線
96Cに置き換えられている。そして、電源供給配線9
6Cが、各セル列92〜94内のクロックバッファ92
a,93a,94aを介して各セル列92〜94内の順
序回路のクロック端子に接続されている。
【0058】内部クロック生成回路95で生成された内
部クロック信号は、クロック供給配線96A,96B,
96Cを介して各セル列92〜94のクロックバッファ
92a〜94aに一旦供給され、このクロックバッファ
92a〜94aで駆動力を得て、各セル列92〜94内
の順序回路に供給される。
【0059】このように本実施形態では、図7に示した
従来例と異なり、内部クロック生成回路から各セル列領
域に至るクロック供給配線は、レイアウト上で妨げとな
っているマクロ・ブロックの横側を迂回する形で配置さ
れず、直線的にマクロ・ブロック上をブリッジして配置
しているので、チップ面積が縮小できるだけでなく、ク
ロック供給配線の配線長を大幅に短縮することができ、
クロックスキューを改善することが可能になる。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、セル列領域に対するマクロ・ブロック側から
の電源供給は、マクロ・ブロックの電源リングを介する
ことなくI/Oセル領域から直接行われるので、チップ
面積を増大させることなく、セル列領域への電源供給を
十分行うことが可能になる。
【0061】第2の発明によれば、複数のセル列領域に
対するマクロ・ブロック側からの電源供給は、マクロ・
ブロック上を通るブリッジ状の配線を介する1経路を共
有する形で行われるので、複数のセル列領域が存在する
場合においても、上記第1の発明と同等の効果を得るこ
とが可能になる。
【0062】第3の発明によれば、上記第1の発明と同
等の効果を奏する。
【0063】第4の発明によれば、I/Oセル領域から
セル列領域に至る特種信号用配線は、レイアウト上で妨
げとなっているマクロ・ブロック上をブリッジして直線
的に配置されるので、チップ面積の縮小化を可能にす
る。
【0064】第5の発明によれば、上記第4の発明と同
等の効果を奏する。
【0065】第6の発明によれば、上記第4の発明と同
等の効果を奏すると共に、マクロ・ブロック側のI/O
セル領域からセル列領域へのクロック信号の伝達が最短
距離で行われるので、クロックスキューの改善が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る半導体集積回路装
置における電源供給配線の配置図である。
【図2】図1に示したマクロ・ブロックのAl多層配線
構造を示す部分断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る半導体集積回路装
置における電源供給配線の配置図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る半導体集積回路装
置におけるクロック供給配線の配置図である。
【図5】従来の半導体集積回路装置における電源供給配
線の配置図である。
【図6】図5に示したマクロ・ブロックの電源リング周
辺部の詳細を示す図である。
【図7】従来の半導体集積回路装置におけるクロック供
給配線の配置図である。
【符号の説明】
1,83,84,91 マクロ・ブロック 2〜4,92〜94 セル列 5,81〜83 セル列領域 6 I/Oセル 7 I/Oセル領域 10A〜12A,10C〜12C,10D〜12D 電
源供給配線 10B〜12B セル列内部の電源供給配線 10E〜12E,85A〜85H 電源供給配線 85I セル列領域内部の電源供給配線 95 内部クロック生成回路 96A〜96C クロック供給配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 H01L 27/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ周縁部に配置され、外部との信号
    入出力を行うI/Oセル領域と、前記I/Oセル領域か
    ら延設された電源供給配線に接続され、複数の論理ゲー
    トセルが連設されたセル列を有するセル列領域と、前記
    I/Oセル領域と前記セル列領域との間に形成され、1
    つ以上の機能を有するマクロ・ブロックとを、チップ基
    板上に素子形成領域を介して多層配線構造で構成した半
    導体集積回路装置において、 前記多層配線構造における第1層目として形成され、前
    記マクロ・ブロックを介して前記セル列領域に対向する
    I/Oセル領域から該マクロ・ブロックへ向けて引き出
    された第1の電源供給配線を設けると共に、 前記マクロ・ブロックの素子形成領域上に配置された第
    2層目の配線上に、絶縁膜を介して第3層目の第2の電
    源供給配線を設け、 第1層目または第2層目の配線として前記セル列領域か
    ら引き出された第3の電源供給配線と前記第1の電源供
    給配線と前記第2の電源供給配線とを同一直線上に接続
    したことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 チップ周縁部に配置され、外部との信号
    入出力を行うI/Oセル領域と、前記I/Oセル領域か
    ら延設された特種信号用配線に接続され、複数の論理ゲ
    ートセルが連設されたセル列を有するセル列領域と、前
    記I/Oセル領域と前記セル列領域との間に形成され、
    1つ以上の機能を有するマクロ・ブロックとを備えた半
    導体集積回路装置において、 前記セル列領域に対する前記マクロ・ブロック側からの
    特種信号用配線は、 前記マクロ・ブロックを介して前記セル列領域に対向す
    るI/Oセル領域からマクロブロック上を通るブリッジ
    状の配線を、前記マクロブロックと電気的に絶縁した形
    で延設して構成したことを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 チップ周縁部に配置され、外部との信号
    入出力を行うI/Oセル領域と、前記I/Oセル領域か
    ら延設された特種信号用配線に接続され、複数の論理ゲ
    ートセルが連設されたセル列を有するセル列領域と、前
    記I/Oセル領域と前記セル列領域との間に形成され、
    1つ以上の機能を有するマクロ・ブロックとを、チップ
    基板上に素子形成領域を介して多層配線構造で構成した
    半導体集積回路装置において、 前記多層配線構造における第1層目として形成され、前
    記マクロ・ブロックを介して前記セル列領域に対向する
    I/Oセル領域から該マクロ・ブロックへ向けて引き出
    された第1の特種信号用配線を設けると共に、 前記マクロ・ブロックの素子形成領域上に配置された第
    2層目の配線上に、絶縁膜を介して第3層目の第2の特
    種信号用配線を設け、 第1層目または第2層目の配線として前記セル列領域か
    ら引き出された第3の特種信号用配線と前記第1の特種
    信号用配線と前記第2の特種信号用配線とを同一直線上
    に接続したことを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記特種信号用配線は、クロック信号用
    配線としたことを特徴とする請求項2または請求項3記
    載の半導体集積回路装置。
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