JP3253226B2 - 被処理材の固定装置 - Google Patents

被処理材の固定装置

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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野] 本発明は、例えば、半導体装置製造用ガラスマスク等の
四角形の被処理材を処理ステージ上に固定する被処理材
の固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置製造用ガラスマスク、また
は、液晶パネル、シャドウマスク、サーマルヘッド製造
用ガラスマスク等の被処理材にパタ−ンを描画する電子
ビーム描画装置、あるいは描画されたパタ−ンを検査す
るパタ−ン検査装置等においては、被処理材を移動手段
である処理ステージ(X−Yテーブル)上に固定して処
理するようになっている。
【0003】従来の被処理材の固定装置は、例えば特開
昭64−80036号公報に開示されるように、サイズ
の違う四角形の被処理材をクランプする際、共通のクラ
ンプ基準を用いて固定していた。
【0004】すなわち、図7及び図8に示すように、処
理ステージa上に互いに対向して設けられた固定部材b
及び可動部材cに、被処理材dの一辺とこれとは反対側
の辺との2つの辺の端縁部を保持するクランプ片e,e
を取付けるとともに、複数の被処理材dのサイズに合っ
た間隔L1 ,L2 となるように前記可動部材cを前記固
定部材bに対して近接及び離間させるべく可動部材移動
機構fにより移動させるようになっている。図7は被処
理材dが大きい(例えば7″×7″)場合、図8は被処
理材dが小さい(例えば4″×4″)場合を示す。
【0005】可動部材移動機構fは、モータg,gを駆
動源としてボールネジh,hを正方向あるいは逆方向に
回転させてボールネジh,hに螺合されたナット部材
j,jを矢印k方向に移動させることにより、これらナ
ット部材j,jが両端部に固定された可動部材cを、固
定部材bに対して近接及び離間させる方向に移動させる
ようになっている。
【0006】クランプ片e,eの上面には、真空経路と
連通する複数の真空吸着溝m…が形成されており、被処
理材dの一辺とこれとは反対側の辺との2つの辺の両端
縁部を吸着保持するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
被処理材の固定装置は、被処理材dの四隅ではなく、図
9にも示すように、一辺とこれとは反対側の辺との2つ
の辺の端縁部を、サイズの大小に係らずクランプ片e,
eの共通のクランプ基準n,nを用いて固定していた。
【0008】ところが、図10に示すように、被処理材
dの下面側に防塵目的で枠付防塵膜、いわゆるペリクル
pを取付けることがある。このペリクルpは、通常、長
方形をしており、被処理材dの外寸より短手方向は10
mm以上短いものとなっているが、長手方向は2〜3m
mと僅かに短いものとなっている。
【0009】このため、ペリクルpの取付方向によって
は、図10に示すように、ペリクルpがクランプ片e,
eに当たって、被処理材dの端縁部をクランプ片e,e
に接触させることができず、被処理材dを固定できなく
なる場合があった。
【0010】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、サイズの異なる複数種の四角形の被処理材が固定可
能で、しかも、ペリクル付の被処理材でも問題はなく固
定できる被処理材の固定装置を提供することを目的とす
る。
【0011】[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決するための手段として、四角形
の被処理材を処理ステージ上に固定する被処理材の固定
装置であって、前記処理ステージ上に互いに対向して設
けられた固定部材及び可動部材と、前記固定部材に設け
られ、かつ、サイズの異なる複数の被処理材の互いに対
向する二辺のうちの一辺の両隅部が各サイズ毎にそれぞ
れ載る間隔に複数のクランプ基準片部を前記可動部材に
向けて階段状に形成してなる一対の第1のクランプ部材
と、前記可動部材に設けられ、かつ、サイズの異なる複
数の被処理材の前記二辺のうちの他の一辺の両隅部が各
サイズ毎にそれぞれ載る間隔に複数のクランプ基準片部
前記固定部材に向けて階段状に形成してなる一対の第
2のクランプ部材と、前記第1のクランプ部材と第2の
クランプ部材との間隔が複数の被処理材のサイズに合っ
た間隔となるように前記可動部材を移動させるための可
動部材移動機構とを具備してなる構成としたものであ
る。
【0012】[作用] 上記手段の被処理材の固定装置によれば、処理ステージ
上に互いに対向して設けられた固定部材及び可動部材
に、サイズの異なる複数の被処理材の互いに対向する二
辺の両隅部が各サイズ毎にそれぞれ載る間隔に複数のク
ランプ基準片部を互いに対向する可動部材または固定部
材に向けて階段状に形成してなるそれぞれ一対の第1の
クランプ部材及び第2のクランプ部材を設けると共に、
前記第1のクランプ部材と第2のクランプ部材との間隔
が複数の被処理材のサイズに合った間隔となるように可
動部材を移動させ得る構成としたから、サイズの異なる
複数種の被処理材をそれぞれ専用のクランプ基準片部を
利用して、その4隅近傍を固定でき、また、例えペリク
ル付の被処理材でもクランプ部材とペリクルとの干渉が
無く確実に固定することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6を
参照して説明する。図1は被処理材にパタ−ンを描画す
る電子ビーム描画装置、あるいは被処理材に描画された
パタ−ンを検査するパタ−ン検査装置における被処理材
の固定装置の構成を示す平面図である。
【0014】図中1は、X−Yテーブルからなる処理ス
テージであり、この処理ステージ1の上面には、直交す
る2辺に沿って位置検出用の2本のレーザミラー2,4
と、四角形の被処理材6を固定するための固定装置8が
配設されている。
【0015】この固定装置8は、処理ステージ1上に互
いに対向して固定部材10及び可動部材12が設けられ
ている。この固定部材10には一対の第1のクランプ部
材14A,14Bが、また、可動部材12には一対の第
2のクランプ部材16A,16Bが設けられている。
【0016】可動部材12は、可動部材移動機構18に
より前記固定部材10に対して近接する方向及び離間す
る方向に移動自在であり、前記第1のクランプ部材14
A,14Bと第2のクランプ部材16A,16Bとの間
隔が複数の被処理材6のサイズに合った間隔に調整でき
るようになっている。
【0017】可動部材移動機構18は、可動部材12の
両端側、かつ、可動部材12の移動方向が軸方向となる
状態に軸受部材20,22を介してそれぞれ回転可能に
支承された2本の平行なボールネジ24A,24Bを有
する。これらボールネジ24A,24Bは、駆動源であ
るモータ26A,26Bにより、正方向あるいは逆方向
に選択的に回転されるようになっている。
【0018】また、ボールネジ24Aにはナット部材2
8Aが、また、ボールネジ24Bにはナット部材28B
が螺合されており、これらナット部材28A,28B
は、ボールネジ24A,24Bの回転に伴って矢印方向
に往復移動可能となっている。
【0019】また、ナット部材28A,28Bは、連結
部材としての板ばね30,30を介して可動部材12の
両端に連結されており、ナット部材28A,28Bと一
体に可動部材12が移動し、固定部材10との間隔Lを
調整できるようになっている。また、板ばね30,30
は、上下方向には剛性を有し水平方向には可撓性を有す
るように取付けられており、モータ26A,26Bの極
微小の回転ムラによる可動部材12の回転をこの板ばね
30,30で吸収できるようになっている。
【0020】また、固定部材10に設けられた一対の第
1のクランプ部材14A,14Bには、例えば5”×
5”,6”×6”,7”×7”等のサイズの異なる複数
の被処理材6の一辺の両隅部が載る間隔に、また、可動
部材12に設けられた一対の第2のクランプ部材16
A,16Bには、前記5”×5”,6”×6”,7”×
7”等のサイズの異なる複数の被処理材6の前記一辺に
対向する辺の両隅部が載る間隔に、それぞれ5”×5”
用,6”×6”用,7”×7”用のクランプ基準片部4
0A,40B,40Cを、それぞれ可動部材12と固定
部材10に向けて階段状に形成したものとなっている。
【0021】また、第1のクランプ部材14A,14B
及び第2のクランプ部材16A,16Bには、図2及び
図3に示すように、前記クランプ基準片部40A,40
B,40Cの上面に、真空チャック42の真空吸着溝
(真空ポート)44A,44B,44Cが形成されてい
る。そして、これら真空吸着溝44A,44B,44C
に連通する真空経路46A,46B,46Cは、ソレノ
イドバルブ48によって選択的に切換えられる様になっ
ており、被処理材6の四隅が載った所定の真空吸着溝4
4A,44B,あるいは44Cのいずれか1つが負圧と
なり、被処理材6の四隅を吸着保持するようになってい
る。
【0022】図4は7″×7″の大きなサイズの被処理
材6を固定した場合を示し、第1のクランプ部材14
A,14B及び第2のクランプ部材16A,16Bのそ
れぞれのクランプ基準片部40A…を利用して固定して
いる。
【0023】図5は5″×5″の小さなサイズの被処理
材6を固定した場合を示し、第1のクランプ部材14
A,14B及び第2のクランプ部材16A,16Bのそ
れぞれのクランプ基準片部40C…を利用して固定して
いる。
【0024】また、図示しないが6″×6″の中間サイ
ズの被処理材6を固定する場合には、第1のクランプ部
材14A,14B及び第2のクランプ部材16A,16
Bのそれぞれのクランプ基準片部40B…を利用して固
定するものとなる。
【0025】このように、この実施例にあっては、サイ
ズの異なる複数種の被処理材6を、第1のクランプ部材
14A,14B及び第2のクランプ部材16A,16B
のそれぞれ専用のクランプ基準片部40A,40B,4
0Cを利用して、その4隅近傍を固定できるようにした
から、例えペリクル50付きの被処理材6でもクランプ
部材14A,14B,16A,16Bとペリクル50と
の干渉が無く確実に固定することが可能となるものであ
る。
【0026】次に、図6を参照して、クランプ部材14
A,14B,16A,16Bを介して上述のように固定
される被処理材6の回転位置を微調整する場合について
説明する。
【0027】左右のモータ26A,26Bを回転方向が
互いに逆になるように回転させることで、左右のボール
ネジ24A,24Bを相反する方向に回転させ、ボール
ネジ24A,24Bに螺合されたナット部材28A,2
8Bを矢印で示すように相反する方向に移動させる。な
お、この時、固定部材10側のクランプ基準片部40
A,40Aは被処理材6をクランプしていない。
【0028】これにより、可動部材12を回転し、可動
部材12に取付けられたクランプ基準片部40A,40
Aにクランプされた被処理材6を微小回転させることに
なる。
【0029】必要な回転量Θは極少量であるため、対向
する固定部材10に取付けられたクランプ部材16A,
16Bのクランプ基準片部40A,40Aからはずれる
事はない。
【0030】なお、上述の一実施例の説明において、ク
ランプ部材14A,14B,16A,16Bに、5″×
5″用,6″×6″用,7″×7″用の3種のクランプ
基準片部40A,40B,40Cを形成したものについ
て説明したが、これに限らず、他のサイズの被処理材6
も同様に専用のクランプ基準を設定することができるこ
とは勿論である。その他、本発明は本発明の要旨を変え
ない範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0031】[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、サイズの異なる
複数種の被処理材が固定可能で、しかも、ペリクル付の
四角形の被処理材でも問題なく固定できる被処理材の固
定装置を提供することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被処理材の固定装置の一実施例を示す
平面図。
【図2】同実施例の要部であるクランプ部材を示す一部
切欠した側面図。
【図3】同実施例の要部であるクランプ部材を示す平面
図。
【図4】同実施例の大きなサイズの被処理材を固定した
状態を示す平面図。
【図5】同実施例の小さなサイズの被処理材を固定した
状態を示す平面図。
【図6】同実施例の被処理材の回転位置を微調整する場
合を示す平面図。
【図7】従来例の大きなサイズの被処理材を固定した状
態を示す平面図。
【図8】従来例の小さなサイズの被処理材を固定した状
態を示す平面図。
【図9】従来例の被処理材を固定した状態を示す要部の
側面図。
【図10】従来例のペリクル付き被処理材を固定しよう
とした場合の不具合を示す説明図。
【符号の説明】
1…処理ステージ、6…被処理材、8…固定装置、10
…固定部材、12…可動部材、14A,14B…第1の
クランプ部材、16A,16B…第2のクランプ部材、
18…可動部材移動機構、20,22…軸受部材、24
A,24B…ボールネジ、26A,26B…モータ、2
8A,28B…ナット部材、30,30…板ばね(連結
部材)、40A,40B,40C…クランプ基準片部、
42…真空チャック、44A,44B,44C…真空吸
着溝、46A,46B,46C…真空経路、48…ソレ
ノイドバルブ、50…ペリクル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 B23Q 3/06 301 H01L 21/027 G03F 7/20 521

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四角形の被処理材を処理ステージ上に固定
    する被処理材の固定装置であって、 前記処理ステージ上に互いに対向して設けられた固定部
    材及び可動部材と、 前記固定部材に設けられ、かつ、サイズの異なる複数の
    被処理材の互いに対向する二辺のうちの一辺の両隅部が
    各サイズ毎にそれぞれ載る間隔に複数のクランプ基準片
    部を前記可動部材に向けて階段状に形成してなる一対の
    第1のクランプ部材と、 前記可動部材に設けられ、かつ、サイズの異なる複数の
    被処理材の前記二辺のうちの他の一辺の両隅部が各サイ
    ズ毎にそれぞれ載る間隔に複数のクランプ基準片部を
    記固定部材に向けて階段状に形成してなる一対の第2の
    クランプ部材と、 前記第1のクランプ部材と第2のクランプ部材との間隔
    が複数の被処理材のサイズに合った間隔となるように前
    記可動部材を移動させるための可動部材移動機構と、 を具備してなることを特徴とする被処理材の固定装置。
  2. 【請求項2】前記第1,第2のクランプ部材の各クラン
    プ基準片部に、それぞれ真空経路と連通する真空吸着溝
    が形成されていることを特徴とする請求項1記載の被処
    理材の固定装置。
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