JP3252822B2 - 被処理物整列装置 - Google Patents

被処理物整列装置

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JP3252822B2 JP05809399A JP5809399A JP3252822B2 JP 3252822 B2 JP3252822 B2 JP 3252822B2 JP 05809399 A JP05809399 A JP 05809399A JP 5809399 A JP5809399 A JP 5809399A JP 3252822 B2 JP3252822 B2 JP 3252822B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品などの被
処理物を整列させるための被処理物整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、表面実装型の電子部品(チップ型の積層コンデンサ
など)の製造工程においては、図7に示すように、マト
リックス状に複数の保持穴20が形成されたホールディ
ングプレートHを用い、保持穴20に被処理物Wをはめ
込んで保持し、複数の被処理物Wに同時に電極の形成な
どの加工を施したり、特性検査や良否検査などをまとめ
て実施したりすることが行われている。
【0003】なお、ホールディングプレートHとして
は、例えば、図8に示すように、保持穴20が形成され
た金属製のプレート51にゴムライニング52を施すこ
とにより、保持穴20の内部側壁を弾性材料であるゴム
で覆い、保持穴20に押し込まれた(装填された)被処
理物Wを脱落しないように保持することができるように
構成されたものが用いられている。
【0004】そして、ホールディングプレートHの保持
穴20に被処理物Wを装填するにあたっては、例えば、
図9(a)に示すように、ホールディングプレートH上
に、貫通穴62が形成された整列プレート61を置き、
この整列プレート61上に被処理物Wを供給し、貫通穴
62にはめ込んだ後、図9(b)に示すように、被処理物
Wをプレスヘッド12(押し込み手段)によりホールデ
ィングプレートHの保持穴20へ押し込んで、保持穴2
0に装填するようにしている。
【0005】また、図10に示すように、被処理物Wよ
り平面面積の大きい保持穴20を備えたホールディング
プレートHを用い、整列プレート61の貫通穴62を通
過させることにより、ホールディングプレートHの保持
穴20に被処理物Wを装填する場合もある。
【0006】しかし、上記従来の被処理物の整列方法
は、図7,8に示すホールディングプレートHや、図1
0のホールディングプレートHのいずれを用いる場合に
も、整列プレート61を段取りして、被処理物Wの移し
換えをしなければならず、装填に手間がかかるばかりで
なく、整列プレートの貫通穴に被処理物Wを振り込む際
に、毎回貫通穴に振り込まれない余剰の被処理物が多量
に発生するという問題点がある。
【0007】また、多量の被処理物Wを処理するために
は相当な数の整列プレートを用意することが必要で、コ
ストの増大を招くという問題点がある。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、被処理物を効率よく整列させることが可能な被処理
物整列装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明(請求項1)の被処理物整列装置は、両側に
設けられたガイドに沿って、被処理物が所定の姿勢で、
搬送方向に一列に並んで連続的に搬送されるように構成
された複数の被処理物搬送路と、前記被処理物搬送路上
を、連続して所定方向に被処理物を走行させる被処理物
供給手段と、前記被処理物搬送路の下流側に配設され、
被処理物が振り込まれる整列穴が、被処理物の走行方向
に沿って複数個形成された被処理物整列部とを具備して
いるとともに、 (a)被処理物が、長さL、幅W、高さH(H
)の直方体形状を有し、 (b)整列穴の深さ寸法D 、被処理物の幅Wと略同
一であり、 (c)被処理物が、被処理物搬送路上を、L及びH
規定される面(L面)が上下面となり、L及び
で規定される面(L面)が前記ガイドと平
行、かつ前記被処理物搬送路の表面と直角な面となる姿
勢で搬送され、 (d)先頭の被処理物が、前記被処理物整列部の最上流側
の整列穴に、L面が上下面となり、L面が
前記ガイドと平行、かつ前記被処理物搬送路の表面と直
角な面となる姿勢で振り込まれ、次の被処理物が前記最
上流側の整列穴に振り込まれた被処理物の上を通過し
て、隣接する下流側の整列穴に、L面が上下面と
なり、L面が前記ガイドと平行、かつ前記被処理
物搬送路の表面と直角な面となる姿勢で振り込まれ、こ
れが繰り返されることにより、被処理物が順次下流側の
整列穴に振り込まれるように構成されていることを特徴
としている。
【0010】本発明の被処理物整列装置においては、
(a)被処理物が、長さL、幅W、高さH(H
)の直方体形状を有しており、(b)整列穴の深さ
法D が、被処理物のWと略同一で、(c)被処理物
が、被処理物搬送路上を、L面が上下面となり、
面がガイドと平行、かつ被処理物搬送路の表面
と直角な面となる姿勢で搬送され、(d)先頭の被処理物
が、被処理物整列部の最上流側の整列穴に、搬送時と同
じ姿勢で振り込まれ、次の被処理物が最上流側の整列穴
に振り込まれた被処理物の上を通過して、隣接する下流
側の整列穴に搬送時と同じ姿勢で振り込まれる。したが
って、これが繰り返されることにより、被処理物が順次
下流側の整列穴に、搬送時と同じ、L面が上下面
となり、L面がガイドと平行、かつ被処理物搬送
路の表面と直角な面となる姿勢で振り込まれることにな
る。このように、両側に設けられたガイドに沿って、被
処理物が所定の姿勢で、搬送方向に一列に並んで連続的
に搬送される複数の被処理物搬送路の下流側に、被処理
物の高さ寸法(振込時高さ寸法)と略同一の深さ寸法を
有する整列穴が処理物の走行方向に沿って複数個形成さ
れた被処理物整列部を配設し、被処理物供給手段によ
り、被処理物を被処理物搬送路から被処理物整列部に供
給することにより、被処理物を搬送時の、L面が
上下面となり、L面がガイドと平行、かつ被処理
物搬送路の表面と直角な面となる姿勢で被処理物整列部
の各整列穴に確実に振り込むことが可能になる。
【0011】なお、例えば、振動を利用したリニアフィ
ーダなどにより、所定の間隔をおいて被処理物を供給す
ることができる場合には、その間隔を調節することによ
り余剰被処理物を発生させることなく整列穴に被処理物
を振り込むことが可能になる。また、複数の被処理物が
互いに接した状態で供給される場合には、整列穴に振り
込まれた被処理物の上に載っている被処理物を除去した
後、真空吸引チャックなどを用いて取り出すことによ
り、整列穴に振り込まれた被処理物を整列状態のまま取
り出すことができる。
【0012】また、請求項2の被処理物整列装置は、前
記整列穴の開口端縁部に面取り加工が施されていること
を特徴としている。
【0013】整列穴の開口端縁部に面取り加工を施すこ
とにより、被処理物を効率よく整列穴に振り込むことが
可能になり、本発明をより実効あらしめることができ
る。
【0014】また、請求項3の被処理物整列装置は、前
記被処理物整列部が、前記被処理物搬送路とは別体とし
て、分離可能に構成されていることを特徴としている。
【0015】被処理物整列部を、被処理物搬送路とは別
体とすることにより、例えば、ホールディングプレート
などを被処理物整列部として用いることにより、被処理
物整列部からの被処理物の積み換えを不要にすることが
可能となり、被処理物の取り扱いの効率及び自由度を大
幅に向上させることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の関連技術と、本発
明の実施の形態を示してその特徴とするところをさらに
詳しく説明する。
【0017】[関連技術1] 図1は本発明に関連のある被処理物整列装置の要部構成
を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面断面図、
(c)は正面断面図である。
【0018】また、図4(a)は、この被処理物整列装置
における整列の対象である被処理物(電子部品)Wを示
す斜視図である。被処理物Wは、図4(a)に示すよう
に、直方体形状を有している。なお、長さをL、幅を
、高さをHとすると、通常の電子部品では、L
>W≧Hの関係がある。すなわち、通常、LはW
及びHより大きく、WはHより大きいが、W
とHがほぼ同一の場合もある。
【0019】この被処理物整列装置は、図1(a),
(b),(c)に示すように,例えば振動を利用したパーツ
フィーダなどの被処理物供給手段1(図1(c))によ
り、被処理物Wが連続的に搬送されるように構成された
複数(ここでは3本)の被処理物搬送路2と、被処理物
搬送路2の(被処理物Wの流れについての)下流側に配
設され、被処理物Wの振込時高さ寸法Tと略同一の深さ
寸法Dを有する整列穴3が被処理物Wの走行方向に沿っ
て複数個形成された被処理物整列部4とを備えている。
【0020】なお、この被処理物整列装置では、被処理
物Wの振込時高さ寸法Tとは、被処理物Wが被処理物搬
送路2を搬送されている状態から、前方に90゜回転し
て(角度を変えて)整列穴3に振り込まれた状態におけ
る整列穴3の深さ方向の寸法を意味しており、具体的に
は、長さLが振込時高さ寸法Tとなっている。
【0021】また、各被処理物搬送路2は、仕切り壁2
aで仕切られているとともに、両側端部には被処理物W
が落下することを防止するための側壁2bが配設されて
おり、この仕切り壁2a及び側壁2bが、被処理物Wを
被処理物整列部4に導くためのガイドとなっている。そ
して、この被処理物整列装置では、被処理物Wの長さ
(L)方向が搬送方向と平行で、かつ、幅(W)方
向が、被処理物搬送路2の表面と平行になるような姿勢
で、被処理物Wが搬送されるように構成されている。
【0022】また、この被処理物整列装置では、整列穴
3の開口端縁3aは、被処理物Wが振り込まれやすいよ
うにC面状に面取り加工が施されている。なお、面取り
加工の態様には具体的な制約はなく、この被処理物整列
装置のように、C面状に面取りされていてもよく、ま
た、R面状に面取りされていてもよい。
【0023】次に、この被処理物整列装置の動作につい
て説明する。図1に示すように被処理物搬送路2の上流
にセットされたホッパ(図示せず)を含むリニアフィー
ダやパーツフィーダなどの被処理物供給手段1を作動さ
せることにより、被処理物搬送路2上の被処理物Wを被
処理物整列部4の方向に走行させる。なお、この被処理
物整列装置においては、長さLの方向が搬送方向(矢
印Aの方向)と平行になるような姿勢で被処理物Wを走
行させた。
【0024】そして、被処理物搬送路2上を走行してき
た被処理物Wは、被処理物整列部4の最も上流側(手前
側)の整列穴3に、被処理物搬送路2を搬送されている
状態から、前方に90゜回転して(角度を変えて)振り
込まれる。
【0025】このようにして、被処理物Wが最上流側の
整列穴3に振り込まれると、次の被処理物Wが最も上流
側の整列穴3に振り込まれた被処理物Wの上を通過し
て、隣接するもう一つ下流側の整列穴3に、被処理物搬
送路2を搬送されている状態から、前方に90゜角度を
変えて(回転して)振り込まれ、これを繰り返すことに
より、図2に示すように、最下流側の整列穴3にまで被
処理物Wが確実に振り込まれる。その結果、被処理物W
を被処理物整列部4の各整列穴3に効率よく振り込むこ
とが可能になる。なお、整列穴3の開口端縁3aに面取
り加工が施されているため、被処理物は、90゜角度を
変えながら確実に整列穴3に振り込まれる。
【0026】そして、各整列穴3に振り込まれた被処理
物Wは、整列穴3内の被処理物Wの上に位置している被
処理物W(WS)を除去し、例えば、真空吸引チャック
などの取出手段を用いて取り出すことにより、各整列穴
3に振り込まれた被処理物Wを整列状態のまま取り出す
ことができる。
【0027】また、場合によっては、被処理物Wが整列
穴3内に振り込まれた状態で、検査などを行うことによ
り積み換えの工程を減らすこともできる。なお、被処理
物Wを所定の間隔をおいて供給することができる場合に
は、その間隔を調節することにより余剰の被処理物W
(WS)を発生させることなく整列穴3に被処理物Wを
振り込むことができる。
【0028】また、上記被処理物整列装置では、被処理
物搬送路2と被処理物整列部4とが一体に形成されてい
る場合を例にとって説明したが、図3に示すように、被
処理物搬送路2と被処理物整列部4とを別体とし、被処
理物整列部4として、例えば、整列治具(振込治具)あ
るいはホールディングプレートHを用いるように構成す
ることも可能である。
【0029】被処理物整列部4を、被処理物搬送路2と
は別体とし、ホールディングプレートHを被処理物整列
部4として用いることにより、被処理物Wをホールディ
ングプレートHに保持させることが必要である場合に、
被処理物整列部からの被処理物Wの積み換えを不要にす
ることが可能となり、被処理物Wの取り扱いの効率及び
自由度を大幅に向上させることが可能になる。
【0030】なお、上記被処理物整列装置では、被処理
物搬送路が3本である場合を例にとって説明したが、被
処理物搬送路の本数に特別の制約はない。また、被処理
物搬送路の本数に特に制約がないのは、後述の本発明の
実施形態においても同様である。
【0031】なお、この被処理物整列装置は、表面実装
型の電子部品(被処理物)の端面(図4で示す幅W
高さHを2辺とする面)に外部電極を形成する場合に
有効である。すなわち、電子部品(被処理物)を整列穴
に振り込まれた姿勢のまま、例えば、真空吸引ノズルに
より上端面側から真空吸着し、下端面を含む下端部を溶
融はんだにディッピングしたり、導電ペースト浴に漬け
たりすることにより、電子部品の端面に効率よく外部電
極を形成することができる。
【0032】[関連技術2] 図5は、本発明に関連のある他の被処理物整列装置を示
す図である。この被処理物整列装置では、整列穴3が、
搬送時の被処理物Wの高さ寸法(搬送時高さ寸法)H
と略同一の深さ寸法Dを有している。
【0033】そして、被処理物Wが、搬送時の姿勢のま
ま(上記関連技術1のように前方に90゜回転したりす
ることなく)整列穴3に振り込まれるように構成されて
いる。なお、その他の構成は、図1に示した、上記関連
技術1の場合と同様であることから、重複を避けるた
め、その説明を省略する。また、図5において、図1
(a)と同一符号を付した部分は、図1(a)の場合と同一
部分又は相当部分を示している。
【0034】なお、この被処理物整列装置は、表面実装
型の電子部品(被処理物)の側面(図4で示す長さL
と幅Wを2辺とする面)に外部電極を形成する場合に
有効である。すなわち、電子部品(被処理物)を整列穴
に振り込まれた姿勢のまま、例えば、真空吸引ノズルに
より上面側から真空吸着し、下側の面(側面)を含む下
側部分を溶融はんだにディッピングしたり、導電ペース
ト浴に漬けたりすることにより、電子部品の側面に効率
よく外部電極を形成することができる。
【0035】[本発明の実施形態] 図6は、本発明の実施形態にかかる被処理物整列装置を
示す図である。この実施形態では、整列穴3が、搬送時
の被処理物Wの高さ寸法(搬送時高さ寸法)幅Wと略
同一の深さ寸法Dを有している。
【0036】また、この実施形態では、被処理物Wが、
図4(a)の状態から、搬送方向(矢印Aの方向)を回転
軸として90゜回転した姿勢、すなわち、図4(b)に示
すように、L及びHで規定される面(L面)
が上下面となり、L及びWで規定される面(L
面)がガイドと平行、かつ被処理物搬送路の表面と直
角な面となる姿勢で被処理物搬送路2上を搬送されると
ともに、搬送時の姿勢のまま(上記関連技術1のように
前方に90゜回転することなく)、整列穴3に振り込ま
れるように構成されている。なお、その他の構成は、図
1に示した、上記関連技術1の場合と同様である
た、図6において、図1(a)と同一符号を付した部分
は、図1(a)の場合と同一又は相当する部分を示してい
る。
【0037】すなわち、この実施形態の被処理物整列装
置は、両側に設けられたガイド2aに沿って、被処理物
Wが所定の姿勢で、搬送方向に一列に並んで連続的に搬
送されるように構成された被処理物搬送路2と、被処理
物搬送路2上を、連続して所定方向に被処理物Wを走行
させる被処理物供給手段(図示せず)と、被処理物搬送
路2の下流側に配設され、被処理物Wが振り込まれる、
深さ寸法D が被処理物の幅W と略同一の整列穴3
が、被処理物Wの走行方向に沿って複数個形成された被
処理物整列部4を備えている。この被処理物整列装置に
より、長さL 、幅W 、高さH (H <W )の直
方体形状を有する被処理物Wを整列させる場合、複数の
被処理物Wが、被処理物搬送路2上を、L 及びH
規定される面(L 面)が上下面となり、L 及び
で規定される面(L 面)がガイド2aと平
行、かつ被処理物搬送路2の表面と直角な面となるよう
な姿勢で順次搬送される。そして、先頭の被処理物W
が、被処理物整列部4の最上流側の整列穴3に達する
と、L 面が上下面となり、L 面がガイド2
aと平行、かつ被処理物搬送路2の表面と直角な面とな
るような姿勢で、最上流側の整列穴3に振り込 まれる。
その後、次の被処理物Wが、最上流側の整列穴3に振り
込まれた被処理物Wの上を通過して、隣接する下流側の
整列穴3に、L 面が上下面となり、L 面が
ガイド2aと平行、かつ被処理物搬送路2の表面と直角
な面となる姿勢で振り込まれる。そして、これが繰り返
されることにより、被処理物Wが順次下流側の整列穴3
に振り込まれる。
【0038】この実施形態の被処理物整列装置は、表面
実装型の電子部品(被処理物)の側面(図4で示す長さ
と高さHを2辺とする面)に外部電極を形成する
ような場合に有効である。すなわち、電子部品(被処理
物)を整列穴に振り込まれた姿勢のまま、例えば、真空
吸引ノズルにより上面側から真空吸着し、下側の面(側
面)を含む下側部分を溶融はんだにディッピングした
り、導電ペースト浴に浸漬したりすることにより、電子
部品の側面に効率よく外部電極を形成することができ
る。
【0039】なお、この実施形態では、整列穴が有底穴
である場合を例にとって説明したが、貫通穴とすること
も可能である。なお、その場合、下部に開閉可能なシャ
ッターを配設し、整列穴への被処理物の振り込みが終了
した後にシャッターを開けることにより、整列した被処
理物をそのままの状態でホールディングプレートなどに
移載することができる。
【0040】また、本発明は、被処理物整列部の整列穴
から被処理物を移載する対象やその具体的方法に関して
特別の制約はなく、例えば、多数の電子部品をテープに
保持させて効率よく実装することができるように構成さ
れたテーピング部品連の製造工程で電子部品をテープに
保持させる場合や、被処理物を熱処理用のさやに整列さ
せる場合など、種々の用途に適用することが可能であ
る。また、本発明においては、前述の関連技術で示した
種々の応用や変形を、発明の範囲内において、導入する
ことが可能である。
【0041】本発明はさらにその他の点においても上記
実施形態に限定されるものではなく、被処理物の形状や
寸法、被処理物整列部の整列穴の具体的な形状や配設個
数などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変
形を加えることが可能である。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本発明(請求項1)の被
処理物整列装置は、両端側にガイドが設けられた、被処
理物を、L面が上下面となり、L及びWで規
定される面(L面)がガイドと平行、かつ被処理
物搬送路の表面と直角な面となる姿勢で搬送する複数の
被処理物搬送路の下流側に、被処理物の幅Wと略同一
の深さ 2 の整列穴を、被処理物の走行方向に沿って複
数個形成してなる被処理物整列部を設け、被処理物を、
所定の姿勢で被処理物搬送路から被処理物整列部に供給
するようにしているので、被処理物を、まず被処理物整
列部の最上流側の整列穴に搬送時と同じ姿勢で振り込
み、次の被処理物を、最上流側の整列穴に振り込まれた
被処理物の上を通過させて、隣接する下流側の整列穴に
搬送時と同じ姿勢で振り込み、これを繰り返すことによ
り、被処理物を順次下流側の整列穴に、搬送時と同じ、
面が上下面となり、L面がガイドと平
行、かつ被処理物搬送路の表面と直角な面になるような
姿勢で振り込むことが可能になる。したがって、被処理
物を被処理物整列部の各整列穴に所定の姿勢で確実に振
り込み、多量の余剰被処理物を発生させることなく効率
よく整列させることが可能になる。
【0043】また、請求項2の被処理物整列装置のよう
に、整列穴の開口端縁部に面取り加工を施すようにした
場合、被処理物を効率よく整列穴に振り込むことが可能
になり、本発明をより実効あらしめることができる。
【0044】また、請求項3の被処理物整列装置のよう
に、被処理物整列部を、被処理物搬送路とは別体とする
ことにより、例えば、整列治具(振込治具)、ホールデ
ィングプレートなどを被処理物整列部として用いて、被
処理物整列部からの被処理物の積み換えを不要にするこ
とが可能となり、被処理物の取り扱いの効率及び自由度
を大幅に向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の関連技術1にかかる被処理物整列装置
の要部構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
断面図、(c)は正面断面図である。
【図2】本発明の関連技術1にかかる被処理物整列装置
の動作を説明するための側面断面図である。
【図3】本発明の関連技術1の変形例にかかる被処理物
整列装置の概略構成を示す側面断面図である。
【図4】(a)及び(b)は、いずれも被処理物を示す斜視
図であり、(b)は、被処理物を(a)の状態から、搬送方
向を回転軸として90゜回転させた状態を示す斜視図で
ある。
【図5】本発明の他の関連技術(関連技術2)にかかる
被処理物整列装置の要部を示す側面断面図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる被処理物整列装置
の要部を示す側面断面図である。
【図7】従来の被処理物の整列方法において用いられて
いるホールディングプレートを示す斜視図である。
【図8】従来の被処理物の整列方法において用いられて
いるホールディングプレートの構造を示す断面図であ
る。
【図9】(a)は従来の被処理物の整列方法において、ホ
ールディングプレートの保持穴に被処理物を装填する前
の状態を示す断面図、(b)はホールディングプレートの
保持穴に被処理物を押し込んで装填した状態を示す断面
図である。
【図10】従来の被処理物の整列方法において用いられ
ている他のホールディングプレートを示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1 被処理物供給手段 2 被処理物搬送路 2a 仕切り壁(ガイド) 2b 側壁(ガイド) 3 整列穴 3a 整列穴の開口端縁 4 被処理物整列部 H ホールディングプレート D,D,D 整列穴の深さ寸法 T 被処理物の高さ寸法(振込時高さ寸法) W 被処理物 H 被処理物の高さ L 被処理物の長さ W 被処理物の幅
フロントページの続き (72)発明者 角方 勝 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−116413(JP,A) 特開 平9−202430(JP,A) 特開 平9−301528(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/14 - 47/14 101 Z

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側に設けられたガイドに沿って、被処理
    物が所定の姿勢で、搬送方向に一列に並んで連続的に搬
    送されるように構成された複数の被処理物搬送路と、 前記被処理物搬送路上を、連続して所定方向に被処理物
    を走行させる被処理物供給手段と、 前記被処理物搬送路の下流側に配設され、被処理物が振
    り込まれる整列穴が、被処理物の走行方向に沿って複数
    個形成された被処理物整列部とを具備しているととも
    に、 (a)被処理物が、長さL、幅W、高さH(H
    )の直方体形状を有し、 (b)整列穴の深さ寸法D 、被処理物の幅Wと略同
    一であり、 (c)被処理物が、被処理物搬送路上を、L及びH
    規定される面(L面)が上下面となり、L及び
    で規定される面(L面)が前記ガイドと平
    行、かつ前記被処理物搬送路の表面と直角な面となる姿
    勢で搬送され、 (d)先頭の被処理物が、前記被処理物整列部の最上流側
    の整列穴に、L面が上下面となり、L面が
    前記ガイドと平行、かつ前記被処理物搬送路の表面と直
    角な面となる姿勢で振り込まれ、次の被処理物が前記最
    上流側の整列穴に振り込まれた被処理物の上を通過し
    て、隣接する下流側の整列穴に、L面が上下面と
    なり、L面が前記ガイドと平行、かつ前記被処理
    物搬送路の表面と直角な面となる姿勢で振り込まれ、こ
    れが繰り返されることにより、被処理物が順次下流側の
    整列穴に振り込まれるように構成されていることを特徴
    とする被処理物整列装置。
  2. 【請求項2】前記整列穴の開口端縁部に面取り加工が施
    されていることを特徴とする請求項1記載の被処理物整
    列装置。
  3. 【請求項3】前記被処理物整列部が、前記被処理物搬送
    路とは別体として、分離可能に構成されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の被処理物整列装置。
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