JP3252297B2 - ディジタルフィルタ装置付波形データ出力装置 - Google Patents

ディジタルフィルタ装置付波形データ出力装置

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JP3252297B2 JP34721992A JP34721992A JP3252297B2 JP 3252297 B2 JP3252297 B2 JP 3252297B2 JP 34721992 A JP34721992 A JP 34721992A JP 34721992 A JP34721992 A JP 34721992A JP 3252297 B2 JP3252297 B2 JP 3252297B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波形メモリに記憶され
た波形データを読み出すことにより楽音信号などを生成
するための波形データを出力する波形データ出力装置に
接続され、出力された波形データの音響特性を変化させ
るためのディジタルフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル方式の電子楽器におけ
るディジタルフィルタ処理は必要不可欠な技術となって
きており、音源システムにディジタルフィルタ装置(D
CF)を搭載することは一般的な技術となってきてい
る。
【0003】しかし、ディジタルフィルタの実現におい
て、最も問題になることは、そのハードウエア規模が大
きくなってしまうことである。この問題は、ディジタル
フィルタ処理の演算精度に直接関わってくるものであ
り、ハードウエア規模を単純に小さくすれば良いもので
は決してない。ハードウエア規模を小さくすれば、演算
精度を犠牲にせざるを得ず、その結果、フィルタ演算誤
差によりノイズが増加してしまうからである。
【0004】図11に、従来のディジタルフィルタ装置
の一般的な構成を示す。波形信号入力に対して、乗算部
1005〜1007、加算部1180、1009、及び
遅延部1010などの機能処理が実行されることによ
り、フィルタ出力が演算される。この場合、係数メモリ
1001から、例えば3つのフィルタ係数がレジスタ1
002〜1004に読み出され、それらが乗算器100
5〜1007で演算途中の各信号に乗算される。
【0005】電子楽器などにおけるディジタルフィルタ
処理においては、そのフィルタ特性が外部の特には図示
しないCPUなどから制御できる必要があるため、係数
メモリ1001には、外部から指示され得るフィルタ特
性の種類に応じたフィルタ係数の組が格納される。
【0006】また、ディジタルフィルタ処理は、音源が
備えている発音ボイス数の分だけ独立に実行される必要
があるため、フィルタ係数の組も発音ボイス数分だけ独
立に設定され、係数メモリに格納される必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ディジタルフ
ィルタ処理を高い演算精度で実行するためには、フィル
タ係数の語長を長くする必要がある。
【0008】一般に、電子楽器におけるフィルタ係数の
語長は、16ビット以上あれば問題ないとされており、
このような語長を有するフィルタ係数が、図11の従来
例の場合、1発音ボイスにつき最低3つ、全発音ボイス
数が例えば32ボイスであれば、全部で、最低でも16
ビット×96ワードの記憶容量を有する係数メモリ10
01が必要となる。
【0009】従って、図11に示される従来例では、デ
ィジタルフィルタの演算精度を確保するために、係数メ
モリ1001のハードウエア規模が増大してしまうとい
う問題点を有している。
【0010】本発明の課題は、演算精度を落とすことな
く、ディジタルフィルタ装置のハードウエア規模の抑制
を実現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
まず、波形データを記憶する手段であって、その一部の
記憶領域にディジタルフィルタ処理のための係数データ
が記憶される波形記憶手段を有する。
【0012】次に、サンプリングタイミング毎に波形記
憶手段に記憶された所望の波形データを読み出すための
波形アドレスを生成する波形アドレス手段生成手段を有
する。また、サンプリングタイミング毎に波形記憶手段
に記憶された所望の係数データを読み出すための係数ア
ドレスを生成する係数アドレス生成手段を有する。
【0013】更に、波形アドレス生成手段から出力され
る波形アドレスと係数アドレス生成手段から出力され
る係数アドレスとを、順次交互に選択し波形記憶手段
に出力するアドレス選択手段を有する。
【0014】加えて、波形記憶手段から読み出される係
数データに基づいて、波形記憶手段から出力される波形
データに対してディジタルフィルタ処理を実行するフィ
ルタ処理手段を有する。
【0015】本発明の第2態様は、まず、第1態様と同
様の波形記憶手段、波形アドレス生成手段を有する
に、サンプリングタイミング毎に波形記憶手段に記憶さ
れた所望の係数データの組を読み出すための複数の係数
アドレスを生成する係数アドレス生成手段を有する。
【0016】続いて、サンプリングタイミング毎に係数
補間用アドレスを生成する係数補間用アドレス生成手段
を有する。また、波形アドレス生成手段から出力される
波形アドレスと係数アドレス生成手段から出力される
複数の係数アドレスを、順次交互に選択し、波形記憶
手段に出力するアドレス選択手段を有する。
【0017】更に、係数補間用アドレス生成手段から出
力される係数補間用アドレスに基づいて、波形記憶手段
から読み出される係数データの組に対して補間演算を実
行することにより、新たな係数データを生成する係数補
間演算手段を有する。
【0018】そして、係数補間演算手段からの出力され
新たな係数データに基づいて、波形記憶手段から出力
される波形データに対してディジタルフィルタ処理を実
行するフィルタ処理手段を有する。
【0019】
【作用】本発明の第1の態様では、波形メモリは、大容
量の波形データを記憶するように設計されている関係か
ら、通常使用時に空き容量が生ずることが多いことを利
用し、波形メモリにディジタルフィルタ処理用の係数デ
ータを記憶するように構成される。
【0020】これにより、ディジタルフィルタ処理部の
ハードウエア規模を、従来必要であった係数メモリの分
だけ縮小させることができ、ディジタルフィルタ処理部
を内蔵する電子楽器について、装置の小型化とコストの
低減を図ることができる。
【0021】本発明の第2の態様では、第1の態様の作
用に加えて、係数データを補間演算によって算出するこ
とができるため、少ない係数データの組数で、より変化
幅の細かいフィルタ特性を実現することができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
つき詳細に説明する。 <第1の実施例>図1は、本発明の第1の実施例の全体
構成図である。
【0023】この実施例は、音源LSI101がROM
により構成される波形メモリ102をアクセスすること
により波形データを出力できるPCM方式の音源システ
ムに本発明を適用したものである。
【0024】音源LSI101において、アドレスカウ
ンタ部103は、特には図示しないCPUからの指示に
基づいて、サンプリングタイミング毎に、波形メモリ1
02から波形データを読み出すための波形アドレス(上
位アドレス)Aa と、読み出された波形データを補間す
るための補間用アドレス(下位アドレス)Ad を出力す
る。
【0025】ここで、アドレスカウンタ部103は、特
には図示しないCPUからの指示に基づいて、サンプリ
ングタイミング毎に、補間演算部107用に波形メモリ
102から2つの波形データの組が読み出されるよう
に、波形アドレスAa として、それぞれ隣り合う2つの
アドレスの組(Aa0、Aa0+1)、(Aa1、Aa1+1)
などを、図2(a) に示されるにように、順次出力する。
【0026】一方、DCF(Digital Controlled Filte
r )部108は、サンプリングタイミング毎に、波形メ
モリ102から係数データの組を読み出すための係数ア
ドレスAk の組として、(Ak0-a、Ak0-b)、(Ak1-
a、Ak1-b)などを、図2(b)に示されるように、順次出
力する。
【0027】アドレスセレクタ104は、アドレスカウ
ンタ部103から出力される波形アドレスAa とDCF
部108から出力される係数アドレスAk とを、図2
(c) に示されるように順次交互に選択し、アドレスレジ
スタ105に出力する。
【0028】これにより、アドレスレジスタ105が上
述の各アドレスを取り込むタイミングで、アドレスバス
AAの内容が図2(d) に示されるように確定する。これ
に対応して、波形メモリ102からデータバスDDに、
図2(e) に示されるタイミングで、波形データ又は係数
データが交互に出力される。
【0029】データレジスタ106はこれらのデータを
順次保持し、そのタイミングで、データレジスタ出力D
Rとして、図2(f) に示されるように、波形データWD
00、WD01、・・・及び係数データKD0a、KD0b、・
・・が交互に出力される。
【0030】波形データWD00、WD01、・・・は、補
間演算部107に交互に取り込まれる。補間演算部10
7は、これらの波形データとアドレスカウンタ部103
から出力される補間用アドレスAd とに基づいて、周知
の補間演算を実行し、波形データ出力DTを出力する。
【0031】一方、係数データKD0a、KD0b、・・・
は、DCF部108に入力される。DCF部108は、
これらの係数データに基づいて、波形データ出力DTに
対してディジタルフィルタ処理を実行し、フィルタ出力
を出力する。
【0032】図3は、図1のDCF部108の構成図で
ある。特性アドレスメモリ301、係数アドレスメモリ
302、アドレスレジスタ303、及び上位データ付加
回路304からなる部分は、図1の係数アドレスAkを
生成するための回路部分である。
【0033】ここで、図1の波形メモリ102のデータ
フォーマットを図4に示す。波形メモリ102における
アドレスビット数は24ビット、データビット数は16
ビットであるとする。
【0034】図4に示されるように、係数データは波形
メモリ102のアドレス領域000000h〜000FFFh
(“h”は16進数を表す)に記憶され、この領域がフ
ィルタ特性に応じて16のグループに分割されている。
図4の例では、単純に周波数特性に応じてグループ分け
が行われているが、例えばグループ1はローパスフィル
タ特性、グループ2はハイパスフィルタ特性などという
ようにグループ分けされてもよい。
【0035】そして、24ビットのアドレスのうち、下
位8ビットで各グループ内の実際の係数データが指定さ
れ、次の4ビットでグループの指定が行われる。そのた
め、図3において、特には図示しないCPUから、前者
の8ビットのデータが係数アドレスメモリ302に、後
者の4ビットのデータが特性アドレスメモリ301にそ
れぞれ設定される。
【0036】また、本実施例においては、フィルタ演算
部307が2つの係数データKDaとKDb を使用する
ため、それらに対応する下位8ビットの2種類のアドレ
スデータが係数アドレスメモリ302に記憶される。
【0037】特性アドレスメモリ301から図5(a) に
示されるタイミングで読み出される4ビットのアドレス
データと、係数アドレスメモリ302から図5(b) に示
されるタイミングで読み出される8ビットのアドレスデ
ータは、アドレスレジスタ303で12ビットのアドレ
スデータにまとめられ、更に上位データ付加回路304
によって上位12ビットに“0”が付加された後、図5
(c) に示されるタイミングで、係数アドレスAk (図1
及び図2(b) 参照)として波形メモリ102に出力され
る。
【0038】図1の波形メモリ102からデータレジス
タ106に読み出された2つの係数データの組KDa 、
KDb (図2(f) のKD0a、KD0bに対応)は、図3の
第1係数データレジスタ305及び第2係数データレジ
スタ306に順次保持され、フィルタ演算部307に出
力される。
【0039】フィルタ演算部307は、実際のディジタ
ルフィルタ処理を実行する部分であって、周知の構成と
して、図6に示されるように、乗算部601、602、
加算部603、及び遅延部604の機能を有し、波形デ
ータ出力DTに対してディジタルフィルタ処理を実行
し、フィルタ出力を演算する。この場合、係数データ組
KDa 、KDb は、乗算部601、602で演算途中の
各信号に乗算される。なお、この部分は、実際には、D
SP(ディジタル信号処理プロセッサ)などによるファ
ームウエア処理として実現される。
【0040】以上説明した第1の実施例により、波形メ
モリの一部をディジタルフィルタ処理用の係数メモリと
して使用することができるため、ディジタルフィルタ処
理部のハードウエア規模を係数メモリの分だけ縮小させ
ることができる。 <第2の実施例>次に、本発明の第2の実施例について
説明する。
【0041】まず、第2の実施例の全体構成は、第1の
実施例における図1の構成と同じである。第2の実施例
では、DCF部108において、1つの係数データが、
波形メモリ102(図1)から読み出された2つの係数
データが補間されることにより得られることを特徴とす
る。
【0042】そのために、第1の実施例では、アドレス
カウンタ部103(図1)が、サンプリングタイミング
毎に、図7(b) のAk0-aとAk0-a+1、又はAk0-bとA
k0-b+1というように、1つの係数データに対応する係
数アドレスAk とそれに+1した係数アドレスAk +1
を連続して出力する。
【0043】これに対して、アドレスセレクタ104
(図1)は、図7(c) に示されるように、アドレスカウ
ンタ部103から図7(a) のタイミングで出力される波
形アドレスAa を1個選択した後、DCF部108から
図7(b) のタイミングで出力される係数アドレスAk と
Ak +1の2つの係数アドレスを選択し、その後、再び
波形アドレスを選択する。即ち、波形アドレスと係数ア
ドレスを、時間的に1:2の割合で選択する。
【0044】これにより、アドレスレジスタ105(図
1)が上記各アドレスを取り込むタイミングで、アドレ
スバスAAの内容が図7(d) に示されるように確定す
る。これに対応して、波形メモリ102(図1)からデ
ータバスDDに、図7(e)に示されるように、1個の波
形データに続いて2個の係数データが出力される動作が
交互に繰り返される。
【0045】データレジスタ106(図1)はこれらの
データを順次保持し、そのタイミングで、データレジス
タ出力DRとして、図7(f) に示されるように、1つの
波形データWD00、2つの係数データKD0a-0、KD0a
-1、・・・という順で各データが出力される。
【0046】波形データWD00、WD01、・・・は、補
間演算部107に交互に取り込まれる。補間演算部10
7は、これらの波形データとアドレスカウンタ部103
から出力される補間用アドレスAd とに基づいて、周知
の補間演算を実行し、波形データ出力DTを出力する。
【0047】一方、係数データKD0a-0、KD0a-1、K
D0b-0、KD0b-1・・・は、DCF部108に入力され
る。DCF部108は、係数データKD0a-0とKD0a-1
とから係数データKD0aを補間演算により算出し、係数
データKD0b-0とKD0b-1とから係数データKD0bを補
間演算により算出する。その後、これら補間により算出
された2つの係数データに基づいて、波形データ出力D
Tに対してディジタルフィルタ処理を実行し、フィルタ
出力を出力する。
【0048】図8は、第2の実施例における図1のDC
F部108の構成図である。まず、係数アドレス送出部
801において、上位アドレスAk1を送出する部分は、
第1の実施例における図3の特性アドレスメモリ30
1、係数アドレスメモリ302、アドレスレジスタ30
3、及び上位データ付加回路304からなる部分と同様
の構成を有し、その機能も同じである。また、係数アド
レス送出部801において、下位アドレスAk2を送出す
る部分は、例えば外部の特には図示しないCPUからの
設定アドレス値を保持するメモリである。
【0049】係数アドレス送出部801から出力された
アドレスは、アドレスレジスタ802に保持される。セ
レクタ804は、図9(b) に示されるように、アドレス
レジスタ802から図9(a) に示されるタイミングで出
力される上位アドレスAk1をまず選択し、次に、インク
リメンタ803から得られるアドレスAk1+1を選択
し、それぞれアドレスレジスタ805に出力する。
【0050】アドレスレジスタ805は、上述の各アド
レスを、図9(c) に示されるタイミングで、係数アドレ
スAk としてアドレスバスAA(図1)に出力する。こ
れらのアドレスに応じて、波形メモリ102を介してデ
ータレジスタ106(共に図1)には、図7(e) に示さ
れるタイミングで、係数データKD0a-0、KD0a-1、K
D0b-0、KD0b-1・・・が、順次保持される。
【0051】図8のDCF部108において、上述のデ
ータのうち、まず、係数データKD0a-0が第1データレ
ジスタ806に、係数データKD0a-1が第2データレジ
スタ807にそれぞれ格納される。そして、係数補間演
算部808は、アドレスレジスタ802に格納されてい
る下位アドレスAk2に基づき、データレジスタ806、
807に格納された2つの係数データに対して周知の補
間演算を実行し、その結果得られる係数データKD0aを
第1係数データレジスタ809に保持する。
【0052】続いて、係数データKD0b-0が第1データ
レジスタ806に、係数データKD0b-1が第2データレ
ジスタ807にそれぞれ格納される。そして、係数補間
演算部808は、アドレスレジスタ802に格納されて
いる下位アドレスAk2に基づいて、データレジスタ80
6、807に格納された2つの係数データに対して周知
の補間演算を実行し、その結果得られる係数データKD
0bを第2係数データレジスタ810に保持する。
【0053】フィルタ演算部811は、第1の実施例に
おける図3のフィルタ演算部307と同じ構成であり、
係数データレジスタ809、810に保持された2つの
係数データに基づいて、波形データ出力DTに対してデ
ィジタルフィルタ処理を実行し、フィルタ出力を演算す
る。
【0054】以上説明した第2の実施例により、第1の
実施例の場合と同様、波形メモリの一部をディジタルフ
ィルタ処理用の係数メモリとして使用することができる
と共に、係数データを補間演算によって算出することが
できるため、少ない係数データの組数で、より変化幅の
細かいフィルタ特性を実現することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の第1の態様によれば、波形メモ
リにディジタルフィルタ処理用の係数データを記憶する
ことによって、ディジタルフィルタ処理部のハードウエ
ア規模を、従来必要であった係数メモリの分だけ縮小さ
せることが可能となり、ディジタルフィルタ処理部を内
蔵する電子楽器について、装置の小型化とコストの低減
を図ることが可能となる。
【0056】本発明の第2の態様によれば、第1の態様
の効果に加えて、係数データを補間演算によって算出す
ることができるため、少ない係数データの組数で、より
変化幅の細かいフィルタ特性を実現することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全体構成図である。
【図2】第1の実施例の動作タイミングチャートであ
る。
【図3】第1の実施例におけるDCF部の構成図であ
る。
【図4】波形メモリのデータフォーマット図である。
【図5】第1の実施例におけるDCF部の動作タイミン
グチャートである。
【図6】フィルタ演算部の機能構成図である。
【図7】第2の実施例の動作タイミングチャートであ
る。
【図8】第2の実施例におけるDCF部の構成図であ
る。
【図9】第2の実施例におけるDCF部の動作タイミン
グチャートである。
【図10】従来例の構成図である。
【符号の説明】
101 音源LSI 102 波形メモリ 103 アドレスカウンタ部 104 アドレスセレクタ 105 アドレスレジスタ 106 データレジスタ 107 補間演算部 108 DCF部 301 特性アドレスメモリ 302 係数アドレスメモリ 303 アドレスレジスタ 304 上位データ付加回路 305 第1係数データレジスタ 306 第2係数データレジスタ 307 フィルタ演算部 601、602 乗算部 603 加算部 604 遅延部 801 係数アドレス送出部 802 アドレスレジスタ 803 インクリメンタ 804 セレクタ 805 アドレスレジスタ 806 第1データレジスタ 807 第2データレジスタ 808 係数補間演算部 809 第1係数データレジスタ 810 第2係数データレジスタ 811 フィルタ演算部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−221997(JP,A) 特開 昭63−168695(JP,A) 特開 昭62−121498(JP,A) 特開 昭62−106498(JP,A) 特開 平1−109399(JP,A) 特開 平1−40994(JP,A) 特開 平1−94393(JP,A) 特開 平5−27768(JP,A) 特開 平5−281973(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 7/02 G10H 1/02 - 1/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形データを記憶する手段であって、そ
    の一部の記憶領域にディジタルフィルタ処理のための係
    数データが記憶される波形記憶手段と、サンプリングタイミング毎に 前記波形記憶手段に記憶さ
    れた所望の波形データを読み出すための波形アドレスを
    生成する波形アドレス手段生成手段と、サンプリングタイミング毎に 前記波形記憶手段に記憶さ
    れた所望の係数データを読み出すための係数アドレスを
    生成する係数アドレス生成手段と、 前記波形アドレス生成手段から出力される波形アドレス
    前記係数アドレス生成手段から出力される係数アド
    レスとを、順次交互に選択し前記波形記憶手段に出力
    するアドレス選択手段と、前記波形記憶手段から読み出される係数データに基づい
    て、前記波形記憶手段から出力される波形データに対し
    てディジタルフィルタ処理を実行するフィルタ処理手段
    と、 を有することを特徴とするディジタルフィルタ装置付波
    形データ出力装置。
  2. 【請求項2】 波形データを記憶する手段であって、そ
    の一部の記憶領域にディジタルフィルタ処理のための係
    数データが記憶される波形記憶手段と、サンプリングタイミング毎に 前記波形記憶手段に記憶さ
    れた所望の波形データを読み出すための波形アドレスを
    生成する波形アドレス手段生成手段と、サンプリングタイミング毎に 前記波形記憶手段に記憶さ
    れた所望の係数データの組を読み出すための複数の係数
    アドレスを生成する係数アドレス生成手段と、サンプリングタイミング毎に 係数補間用アドレスを生成
    する係数補間用アドレス生成手段と、 前記波形アドレス生成手段から出力される波形アドレス
    前記係数アドレス生成手段から出力される複数の
    数アドレスを、順次交互に選択し、前記波形記憶手段
    に出力するアドレス選択手段と、前記係数補間用アドレス生成手段から出力される前記係
    数補間用アドレスに基づいて、前記波形記憶手段から読
    み出される係数データの組に対して補間演算を実行する
    ことにより、新たな係数データを生成する係数補間演算
    手段と、 該係数補間演算手段からの出力される新たな係数データ
    に基づいて、前記波形 記憶手段から出力される波形デー
    タに対してディジタルフィルタ処理を実行するフィルタ
    処理手段と、 を有することを特徴とするディジタルフィルタ装置付波
    形データ出力装置。
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