JP3251440B2 - プログラマブルコントローラの局番重複局検出方法、局番重複局復列方法、局番重複局数測定方法および局番重複局解列方法 - Google Patents

プログラマブルコントローラの局番重複局検出方法、局番重複局復列方法、局番重複局数測定方法および局番重複局解列方法

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JP3251440B2
JP3251440B2 JP26218394A JP26218394A JP3251440B2 JP 3251440 B2 JP3251440 B2 JP 3251440B2 JP 26218394 A JP26218394 A JP 26218394A JP 26218394 A JP26218394 A JP 26218394A JP 3251440 B2 JP3251440 B2 JP 3251440B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プログラマブルコン
トローラ(以下、PCという)をネットワークユニット
を介してデータ通信するシステムにおいて用いられるP
Cの局番重複局検出方法、局番重複局復列方法、局番重
複局数測定方法および局番重複局解列方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は、データリンク機能を有するP
Cのハードウェア構成を示すブロック図であり、図18
において、1はデータリンクを制御するリンク制御ユニ
ットであり、1aはリンク制御ユニット1を制御するC
PU、1bはリンクデータを回線から授受するための通
信インターフェース(I/F)、1cはリンク制御ユニ
ット1のソフトウェアを格納するマイクロROM、1d
は回線から受信したリンクデータや回線へ送信するリン
クデータ等を格納するRAM、1eはシーケンス制御ユ
ニット2とのインターフェースのための2ポートRAM
である。
【0003】また、図18において、2はシーケンスプ
ログラムおよび入出力部を制御するシーケンス制御ユニ
ットであり、2aはシーケンス制御ユニット2を制御す
るCPU、2bはシーケンス制御ユニット2のソフトウ
ェアを格納するマイクロROM、2cはシーケンスプロ
グラムでの演算結果やその他の情報を一時的に格納する
RAM、2dは入出力部と入出力のON/OFF情報を
交換するための入出力インターフェース(I/F)、2
eは周辺装置と情報を交換するための周辺装置インター
フェース(I/F)、2fはシーケンスプログラムを格
納するメモリである。
【0004】図19は、図18に示した通信インターフ
ェース(I/F)1bの詳細な構成を示す回路図であ
り、図において、3a、3bはそれぞれデータ回線へ出
力するためのラインドライバおよび回線からデータを入
力するためのラインレシーバを示す。
【0005】ここで、図13は、図18に示したデータ
リンク機能を有するPCのデータリンクシステムの概略
構成を示すブロック図であり、図13において、6a、
6bの2局が誤って局番重複している例を示す。
【0006】また、図20は、図13に示した1局(マ
スタ局)5の処理動作を示すフローチャートであり、ま
た、図21は、図13に示した2局(スレーブ局)6
a、6b、4局7の処理動作を示すフローチャートであ
る。さらに、図22は、上記スレーブ局がマスタ局から
のコマンドフレームを同時に処理できたときの状態を示
すタイミングチャートであり、また、図23は、上記ス
レーブ局がマスタ局からのコマンドフレームの処理に時
間差ができたときの状態を示すタイミングチャートであ
る。
【0007】つぎに、動作について説明する。上記図1
3に示したように構成されたマスタ局5の処理動作を図
20のフローチャートに基づいて、また、スレーブ局6
a、6bの処理動作を図21のフローチャートに基づい
てそれぞれ説明する。
【0008】図20に示すように、マスタ局5は、デー
タを送信するためラインドライバ3aのゲートEを“H
(アクティブ)”に設定する(S98)。つぎに、スレ
ーブ局6a、6bにコマンドフレームを送信し(S9
9)、データ送信終了のためラインバライバ3aのゲー
トEを“L(インアクティブ)”に設定する(S10
0)。その後、マスタ局5はレスポンスフレームを正常
に受信完了したか否かを判断し(S101)、正常に受
信完了したと判断した場合には、正常通信を実行する
(S103)。反対に、正常に受信完了していないと判
断した場合には、受信待ち状態となり、受信待ち状態が
タイムアップしたか否かを判断する(S102)。その
結果、受信待ちタイムアップしたと判断した場合には、
異常通信となる(S104)。
【0009】つぎに、図21に示すように、スレーブ局
6a、6bは、コマンドフレームの受信が完了したか否
かを判断し(S105)、コマンドフレームの受信が完
了したと判断した場合には、ラインドライバ3bのゲー
トEを“H”に設定し(S106)、マスタ局に受信完
了を知らせるためのレスポンスフレームを送信する(S
107)。その後、ラインドライバ3bのゲートを
“L”に設定する(S108)。しかし、スレーブ局6
a、6bの受信完了のタイミングが同じである(図22
参照)か、異なるものである(図23参照)かによっ
て、マスタ局5の処理が異なる。
【0010】ここで、図13に示した誤って局番重複し
ているような場合、スレーブ局6a、6bの受信完了の
タイミングが同時の場合には、図22に示すような処理
になる。すなわち、スレーブ局6a、6bはそれぞれゲ
ートEを“H”に設定し、マスタ局5に対してレスポン
スフレームを送信する。このとき、スレーブ局が複数の
ため(6a、6b)、回線上で“H”の状態の局(6
a、6b)の出力が衝突してしまい、マスタ局5はレス
ポンスフレームを正常に受信できず、受信待ちタイムア
ップとなり、異常通信となる。
【0011】反対に、上記ステップS105において、
スレーブ局6a、6bの受信完了のタイミングが異なる
ときは、図23に示すような処理になる。すなわち、ス
レーブ局6aは6bより先に受信完了したため、レスポ
ンスフレームを送信する。スレーブ局6bは、6aより
遅れてマスタ局5にレスポンスフレームを送信する。マ
スタ局5は最初に送信したスレーブ局6aのレスポンス
フレームを受信し、スレーブ局との交信を正常に終了す
ることができる。
【0012】この発明に関連する参考技術文献として
は、特開平2−290347号公報に開示されている
「ネットワークシステムおよび重複アドレスのテスト方
法」、特開平4−167640号公報に開示されている
「ホームバスシステム」、特開平5−167586号公
報に開示されている「LAN異常時処理方法」、特開平
5−83768号公報に開示されている「端末制御監視
装置」がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来におけるバ
ス型トポロジー方式のデータリンクシステムにあって
は、スレーブ局における受信完了のタイミングが重複局
同士で同じか、あるいは異なるかによりマスタ局側の重
複局に対する処理が異なるため、局番重複の検出が正常
に実行できず、データリンクシステムの局番重複に起因
する誤動作を招来するという問題点があった。
【0014】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、ネットワークシステムの局番重複に起因する誤
動作を防止することができ、システムの安全性を向上さ
せると共に、局番設定の重複局の解列や設定を修正する
ことにより局番重複エラーが無くなったときに自動的に
ネットワークシステムに復列することができ、システム
の効率を向上させることができるPCの局番重複局検出
方法、局番重複局復列方法、局番重複局数測定方法およ
び局番重複局解列方法を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかるPCの局番重複局検出方法は、
PCをバス伝送路形態のネットワークユニットを介して
データ通信するシステム内において、マスタ局が、自局
と同じ局番を有する局が存在するか否かを、テスト伝文
を送信し、前記テスト伝文に対する回線上の応答キャリ
ア(データ搬送波)に基づいて検出するものである。
【0016】また、請求項2にかかるPCの局番重複局
復列方法は、PCをバス伝送路形態のネットワークユニ
ットを介してデータ通信するシステム内において、局番
重複局を検出した場合、局番重複テストを実施するテス
ト局が、局番重複している被テスト局に対して定期的に
テスト伝文の送信を行い、前記テスト伝文に対する回線
上の応答キャリア(データ搬送波)に基づいて局番重複
状態が解消したことを検出したとき、局番重複している
被テスト局をネットワークシステムに自動復列させるも
のである。
【0017】また、請求項3にかかるPCの局番重複局
数測定方法は、PCをバス伝送路形態のネットワークユ
ニットを介してデータ通信するシステム内において、局
番重複テストを実施するテスト局は所定の局番に対して
テスト伝文を送信し、局番重複している被テスト局は前
記テスト伝文を受信し、かつ、回線上に他局からの応答
キャリア(データ搬送波)を検出したとき、応答データ
の送信を一時停止し、回線上に他局の応答キャリア(デ
ータ搬送波)を検出しないとき、応答データを前記テス
ト局に送信し、前記テスト局は応答データの受信数に基
づいて局番重複局数を測定するものである。
【0018】また、請求項4にかかるPCの局番重複局
解列方法は、PCをバス伝送路形態のネットワークユニ
ットを介してデータ通信するシステム内において、局番
重複テストを実施するテスト局が所定の局番に対してテ
スト伝文を送信し、局番重複している被テスト局は前記
テスト伝文を受信し、回線上の応答キャリア(データ搬
送波)の有無に基づいて応答データを前記テスト局に送
信し、前記テスト局は応答データの受信により被テスト
局が局番重複局か否かを判断し、局番重複している被テ
スト局すべてをネットワークシステムより解列するもの
である。
【0019】また、請求項5にかかるPCの局番重局複
解列方法は、PCをバス伝送路形態のネットワークユニ
ットを介してデータ通信するシステム内において、電源
投入から交信開始までの受信データに基づいて自局と同
じ局が存在するか否かを判断し、自局と同じ局が存在す
る場合には、通常交信が始まりネットワークシステムに
影響を与える前に、自局を局番重複エラーにしてネット
ワークシステムより解列するものである。
【0020】また、請求項6にかかるPCの局番重複局
復列方法は、PCをバス伝送路形態のネットワークユニ
ットを介してデータ通信するシステム内において、局番
重複状態に基づいてネットワークシステムから解列され
た自局と同じ局番を持つ他局の受信状態を監視し、自局
と同じ局番を持つ他局がエラーになり、ネットワークシ
ステムから解列されたか否かを検出し、該検出結果に基
づいて自局がネットワークシステムに自動復列するもの
である。
【0021】この発明にかかるネットワークシステムに
おいては、局番重複状態を確認するためにマスタ局から
スレーブ局に局番重複状態を確認するためのテスト伝文
を送信し、スレーズ局からはマスタ局に送信する応答デ
ータを設け、各ネットワークユニットにはキャリア検出
回路を設け、各データを送信しようとするときにはキャ
リア検出回路によってキャリアが検出されないかチェッ
クした後、各データを送信する手段を設けたものであ
る。
【0022】
【作用】この発明にかかるPCの局番重複局検出方法
(請求項1)は、マスタ局が指定された局番に対してテ
スト伝文を送信し、スレーブ局はテスト伝文を受信し、
回線上にキャリアが検出されないかチェックした後、応
答データをマスタ局に送信する。マスタ局は応答データ
の受信状態によりスレーブ局が重複しているか局抜けし
ているかを効率よく検出することができる。また、デー
タリンクを構成している全ての局をスレーブ局として局
番重複テストを実行する。
【0023】この発明にかかるPCの局番重複局復列方
法(請求項2)は、マスタ局が局番重複のスレーブ局に
対して定期的にテスト伝文を送信し、スレーブ局はテス
ト伝文を受信し、回線上にキャリアが検出されないかチ
ェックした後、応答データをマスタ局に送信する。マス
タ局は応答データの受信状態によりスレーブ局の局番重
複状態が解消されたか否かを確認し、解消されたと判断
した場合には、局番重複状態にあったスレーブ局をネッ
トワークシステムに自動復列させる。
【0024】この発明にかかるPCの局番重複局数測定
方法(請求項3)は、マスタ局が指定された局番に対し
てテスト伝文を送信し、スレーブ局はテスト伝文を受信
し、回線上にキャリアが検出されないかをチェックした
後、応答データをマスタ局に送信する。マスタ局は応答
データの受信個数により局番重複を測定する。
【0025】この発明にかかるPCの局番重複局解列方
法(請求項4)は、マスタ局が指定された局番に対して
テスト伝文を送信し、スレーブ局はテスト伝文を受信
し、回線上にキャリアが検出されないかチェックした
後、応答データをマスタ局に送信する。マスタ局は応答
データの受信状態によりスレーブ局が重複しているかを
判断し、該判断に基づいて局番重複しているスレーブ局
すべてをネットワークシステムから解列する。
【0026】この発明にかかるPCの局番重複局解列方
法(請求項5)は、電源投入から交信が開始されるまで
の間に受信データの送信元が自局と同じか否かを判断
し、自局と同じであると判断した場合、自局を局番重複
エラーにし、自局をネットワークシステムから解列し、
ネットワークシステムに影響を与えないようにする。
【0027】この発明にかかるPCの局番重複局復列方
法(請求項6)は、局番重複によってネットワークシス
テムから解列された局が自局と同じ局番からの受信状態
を監視タイマーを使用して監視し、監視タイマーがタイ
ムアップした場合は自局と同じ局がエラーになり、ネッ
トワークシステムから解列されたものと判断し、自局が
ネットワークシステムに自動復列する。
【0028】
【実施例】実施例1. 以下、この発明にかかるPCの局番重複局検出方法、局
番重複局復列方法、局番重複局数測定方法および局番重
複局解列方法の実施例を図について説明する。まず、実
施例1(局番重複局検出方法)について説明する。図1
3は、データリンク機能を有するPCのデータリンクシ
ステムの概略構成を示すブロック図であり、図におい
て、5は局番重複テストの実施局である1局(マスタ
局)であり、6a、6b、7が局番重複テストの被テス
ト局である2局、4局(スレーブ局)であり、6a、6
bの2局が誤って局番重複している例を示している。
【0029】図1および図2は、図13に示した1局
(マスタ局)5における局番重複テスト時の処理動作を
示すフローチャートであり、図3は、図13に示した2
局(スレーブ局)6a、6bに対して図13に示した1
局(マスタ局)5が局番重複テストを実施したときの2
局(局番が重複している二つのスレーブ局)6a、6b
の処理動作を示すフローチャートである。
【0030】また、図4は、局番が重複していない図1
3に示した4局(スレーブ局)7に対して局番重複テス
トを行った場合における1局(マスタ局)5と4局(ス
レーブ局)7のタイミングチャートである。図5は、図
13に示した2局(局番が重複している二つのスレーブ
局)6a、6bに対して局番重複テストを行った場合に
おける1局(マスタ局)5と2局(局番が重複している
二つのスレーブ局)6a、6bのタイミングチャートを
示す。
【0031】さらに、図6は、各局の通信インターフェ
ースを示し、ラインドライバ1、ラインレシーバ2、キ
ャリア検出回路3から構成されている。ラインドライバ
1は自局がデータを送信するときのみゲートをアクティ
ブ(ゲートが開いてデータを送信できる状態)に設定
し、通常はインアクティブ(ゲートが閉じてデータを送
信できない状態)に設定されている。ラインレシーバ2
は常時アクティブ(ゲートが開いてデータを受信できる
状態)に設定してあり、伝送路のデータを常時受信でき
る設定になっている。
【0032】また、伝送路上でのデータの衝突を防止す
るためのデータ搬送信号であるキャリアはラインドライ
バ2をアクティブにしたときに自動的に伝送路上に送信
され、ラインドライバ2をインアクティブにすればキャ
リアの送信を止めるようにハードウェア(H/W)によ
り設定されている。また、キャリアは伝送路上に二つ以
上同時に送信されると変調が壊れてしまうので、通常時
はキャリア検出回路3においてキャリアが検出されない
場合のみラインドライバ2のゲートを開くように設定さ
れている。
【0033】つぎに、動作について説明する。局番重複
テストを実施する図13に示した1局5(以下、マスタ
局という)の処理は、図1および図2に示すように、ま
ず、マスタ局の図6におけるラインドライバ1のゲート
をアクティブに設定してキャリアを送信する(S1)。
つぎに、マスタ局の送信データであるテスト伝文を図1
3の2局6a、6b(以下、スレーブ局という)に送信
した(S2)後、マスタ局はラインドライバ1のゲート
をインアクティブに設定し、キャリアの送信を止める
(S3)。その後、スレーブ局の応答データを受信する
までの図5に示した監視タイマーt1をセットし(S
4)、スレーブ局の応答データの受信状態を監視する。
【0034】応答データの受信状態の監視方法として
は、図6に示したキャリア検出回路3が競合キャリア
(キャリアが二つ以上同時に伝送路上に送信され、変調
が壊れたキャリア)を検出したか否かを判断し(S
5)、競合キャリアを検出したと判断した場合には、検
出回数をカウント(競合キャリア受信回数+1)する
(S8)。反対に、競合キャリアを検出しないと判断し
た場合には、スレーブ局からの応答データの受信状態を
受信したか否かを判断し(S6)、応答データを受信し
たと判断した場合には、応答データの受信回数をカウン
ト(正常受信回数+1)する(S9)。
【0035】その後、スレーブ局からの応答データを確
実に受信できる監視時間が経過したか否か、すなわち、
監視タイマーがタイムアップしたか否かを判断し(S
7)、監視タイマーがタイムアップしたと判断した場合
には、図5に示した監視タイマーt1をリセットして
(S10)、受信状態の監視結果をチェックする。チェ
ック方法としては、競合キャリア受信回数=0か否かを
判断し(S11)、キャリア検出回路3により競合キャ
リアを検出した場合、すなわち、競合キャリア受信回数
=0ではないと判断した場合には、スレーブ局の重複エ
ラーとする(S16)。
【0036】上記ステップS11において、競合キャリ
ア受信回数=0であると判断した場合には、つぎに、正
常受信回数=1か否かを判断し(S12)、正常受信回
数=1であると判断した場合には、スレーブ局正常、重
複局なしと判断する(S14)。反対に、正常受信回数
=1ではないと判断した場合には、さらに、正常受信回
数=0か否かを判断し(S13)、その結果、正常受信
回数=0であると判断した場合には、スレーブ局なしと
判断し(S15)、反対に、正常受信回数=0ではない
と判断した場合には、スレーブ局の重複エラーと判断す
る(S16)。この一連の処理を各スレーブ局に対して
実施し、重複局を検出する。その後、全局に対して局番
重複テストを実行したか否かを判断し(S17)、全局
確認終了と判断するまで、上記一連の処理を繰り返す。
【0037】つぎに、スレーブ局の処理動作について説
明する。図3に示すように、受信したデータが自局宛の
テスト伝文か否かを判断し(S18)、自局宛テスト伝
文である場合には、応答データを作成する(S19)。
つぎに、送信準備処理としてラインドライバ1のゲート
をアクティブに設定し、キャリアを送信する(S2
0)。その後、図4、図5に示した待ち時間t2の時間
を待った(S21)後にキャリア検出回路3によって競
合キャリアを検出したか否かを判断する(S22)。キ
ャリア検出回路3によって競合キャリアを検出しない正
常の場合には、応答データをマスタ局に送信し(S2
4)、図4、図5に示した待ち時間t3の時間を待った
(S25)後に、ラインドライバの送信ゲートをインア
クティブに設定し、キャリアの送信を止める(S2
6)。反対に、上記ステップS22において、キャリア
検出回路3により競合キャリアを検出した場合には、ラ
インドライバの送信ゲートをインアクティブに設定し、
キャリアの送信を止める(S23)。
【0038】実施例2. つぎに、実施例2について説明する。図7および図8
は、図13に示した1局(マスタ局)5における局番重
複テスト時の処理動作を示すフローチャートである。な
お、図13に示した2局(スレーブ局)6a、6bに対
して図13に示した1局(マスタ局)5が局番重複テス
トを実施したときの2局(局番が重複している二つのス
レーブ局)6a、6bの処理動作を示すフローチャート
は、上記実施例1の図3で示したものと同じである。
【0039】また、局番が重複していない図13に示し
た4局(スレーブ局)7に対して局番重複テストを行っ
た場合における1局(マスタ局)5と4局(スレーブ
局)7のタイミングチャートは、上記実施例1の図3で
示したものと同じであり、局番が重複している図13に
示した2局(局番が重複している二つのスレーブ局)6
a、6bに対して局番重複テストを行った場合における
1局(マスタ局)5と2局(局番が重複している二つの
スレーブ局)6a、6bのタイミングチャートは上記実
施例1の図4で示したものと同じである。また、各局の
通信インターフェースは、同様に上記実施例1の図5で
示したものと同じである。
【0040】局番重複テストを実施する図13に示した
1局5(以下、マスタ局という)の処理は、図7および
図8に示すように、まず、局番重複テストが1回目の確
認か否かを判断し(S27)、1回目であると判断した
場合には、マスタ局の図6におけるラインドライバ1の
ゲートをアクティブに設定し、キャリアを送信する(S
29)。つぎに、マスタ局の送信データであるテスト伝
文を局番重複している被テスト局(以下、スレーブ局と
いう)に対して送信した(S30)後、マスタ局のライ
ンドライバ1のゲートをインアクティブに設定し、キャ
リアの送信を止める(S31)。その後、スレーブ局の
応答データを受信するまでの図5に示した監視タイマー
t1をセットし(S32)、スレーブ局からの応答デー
タ受信状態を監視する。
【0041】応答データ受信状態の監視方法としては、
図6に示したキャリア検出回路3が競合キャリア(キャ
リアが二つ以上同時に送信され変調が壊れたキャリア)
を検出したか否かを判断し(S33)、競合キャリアを
検出したと判断した場合には、検出回数をカウント、す
なわち、競合キャリア受信回数+1とする(S36)。
反対に、競合キャリアを検出していないと判断した場合
には、つぎに、スレーブ局からの応答データの受信状態
を監視し、応答データを受信したか否かを判断する(S
34)。その結果、応答データを受信したと判断した場
合には、応答データの受信回数をカウント、すなわち、
正常受信回数+1とする(S37)。
【0042】また、上記ステップS34において、応答
データを受信していないと判断した場合には、監視タイ
マーがタイムアップしたか否かを判断し(S35)、ス
レーブ局からの応答データを確実に受信できる監視時間
が経過(タイムアップ)したと判断した場合には、図5
に示した監視タイマーt1をリセットし(S38)、受
信状態の監視結果をチェックする。チェック方法として
は、キャリア検出回路3により競合キャリア(キャリア
が二つ以上競合し壊れたキャリア)を検出したか否か、
すなわち、競合キャリア受信回数=0か否かを判断し
(S39)、競合キャリア受信回数=0ではないと判断
した場合には、スレーブ局の重複エラーとし(S4
5)、局番重複エラーフラグをワークエリアにセットす
る(S46)。
【0043】反対に、上記ステップS39において、競
合キャリア受信回数=0であると判断した場合には、つ
ぎに、競合のキャリアを受信せず正常に応答データを受
信した正常受信回数が1か否かを判断する(S40)。
その結果、正常受信回数=1ではないと判断した場合に
は、つぎに、正常受信回数=0か否かを判断し(S4
1)、正常受信回数=0ではないと判断した場合にはス
レーブ局の重複エラーとし(S45)、局番重複エラー
フラグをワークエリアにセットする(S46)。反対
に、正常受信回数=0であると判断した場合には、スレ
ーブ局なし(S44)とする。
【0044】また、上記ステップS40において、正常
受信回数=1であると判断した場合には、スレーブ局正
常で重複局なし(S42)とし、局番重複エラーフラグ
をセットしているワークエリアをクリアする(S4
3)。また、上記ステップS27において、マスタ局は
テスト2回目以降であると判断した場合には、つぎに、
局番重複フラグがセットされているか否かを判断し(S
28)、エラーがある場合、すなわち、フラグがセット
されていると判断した場合には、上記処理を繰り返し、
反対に、局番重複のスレーブ局に対し上記処理を定期的
に実行することによって、局番重複エラーがなくなった
とき、すなわち、フラグがセットされていないと判断し
た場合には、局番重複エラーになっていた局を自動復列
させる。その後、全局に対して局番重複テストを実行し
たか否かを判断し(S47)、全局終了するまでこれら
の処理を繰り返す。
【0045】実施例3. つぎに、実施例3について説明する。図9および図10
は、図13に示した1局(マスタ局)5における局番重
複テスト時の処理動作を示すフローチャートであり、図
11は、図13に示した2局(スレーブ局)6a、6b
に対して図13に示した1局(マスタ局)6が局番重複
テストを実施したときの図13に示した2局(スレーブ
局)6a、6bにおける処理動作を示すフローチャート
である。
【0046】また、局番が重複していない図13に示し
た4局(スレーブ局)7に対して局番重複テストを実施
した場合における1局(マスタ局)5と4局(スレーブ
局)7のタイミングチャートは、実施例1の図4に示し
たものと同じであり、局番が重複している図13に示し
た2局(局番が重複している二つのスレーブ局)6a、
6bに対して局番重複テストを実施した場合における1
局(マスタ局)5と2局(局番が重複している二つのス
レーブ局)6a、6bのタイミングチャートは図12に
示す。また、各局の通信インターフェースは、実施例1
の図6に示したものと同じである。
【0047】局番重複テストを実施する図13に示した
1局5(以下、マスタ局という)の処理は、図9および
図10に示すように、まず、マスタ局の図6に示したラ
インドライバ1のゲートをアクティブに設定してキャリ
アを送信する(S48)。つぎに、マスタ局の送信デー
タであるテスト伝文を図13に示した2局6a、6b
(以下、スレーブ局という)に送信した(S49)後、
マスタ局はラインドライバのゲートをインアクティブに
設定し、キャリアの送信を止め(S50)、その後、ス
レーブ局の応答データを受信するまでの図12に示した
監視タイマーt1をセットする(S51)。
【0048】その後、スレーブ局の応答データの受信状
態を監視し、応答データを受信したか否かを判断し(S
52)、スレーブ局から受信する応答データの受信回数
をカウントしていく、すなわち、受信回数+1とする
(S54)。スレーブ局から応答データを確実に受信で
きる監視時間が経過した、すなわち、監視タイマーがタ
イムアップしたか否かを判断し(S53)、タイムアッ
プしたと判断した場合には、図12に示した監視タイマ
ーt1をリセットして(S55)、受信状態の監視結果
をチェックする。
【0049】チェック方法としては、応答データの受信
回数>1が成立するか否かを判断し(S56)、成立す
ると判断した場合には、スレーブ局の局番重複エラーと
し(S60)、応答データの受信回数を局番重複局数と
し、エラー情報のワークエリアに局番重複局数をセット
する(S61)。反対に、受信回数>1が成立しないと
判断した場合(受信回数≦1)には、つぎに、受信回数
=1か否かを判断し(S57)、受信回数=1ではない
と判断した場合、すなわち、応答データの受信回数が0
の場合には該当局なし(S59)とし、エラー情報のワ
ークエリアをクリアする。反対に、受信回数=1である
と判断した場合には、スレーブ局は正常であり、重複局
はないと判断する(S58)。その後、全局に対して局
番重複テストを実行したか否かを判断し(S62)、全
局終了するまでこれらの処理を繰り返す。
【0050】つぎに、スレーブ局の処理は、図11に示
すように、受信したデータが自局宛テスト伝文か否かを
判断し(S63)し、自局宛テスト伝文であると判断し
た場合には、応答データを作成する(S64)。つぎ
に、送信準備処理としてラインドライバ1のゲートをア
クティブに設定し、キャリアを送信する(S65)。そ
の後、図12に示した待ち時間t2の時間を待った(S
66)後、図6に示したラインドライバ1のゲートが開
いて送信可能状態になっているか判断し(S67)、送
信可能状態(ゲートOPEN)になっていると判断した
場合には、応答データをマスタ局に送信し(S71)、
図9に示した待ち時間t3の時間を待った(S72)
後、ラインドライバの送信ゲートをインアクティブに
し、キャリアの送信を止める(S73)。
【0051】図6に示したラインドライバ1のゲートが
閉じて送信可能状態になっていない場合には、ラインド
ライバ1の送信ゲートをインアクティブに設定し、キャ
リアの送信を止め(S68)、図9に示した待ち時間t
4の時間を待った(S69)後に、他局が送信した応答
データを受信完了したか否かを判断する(S70)。そ
の結果、応答データを受信したと判断した場合には、送
信準備処理を実行し、キャリア検出回路3によって他局
のキャリアが検出されなくなるまで、これらの処理を繰
り返す。
【0052】実施例4. つぎに、実施例4について説明する。図14は、図13
に示した1局(マスタ局)5における局番重複テストの
処理動作を示すフローチャートである。なお、図13に
示した2局(スレーブ局)6a、6bにおける局番重複
テストの被テスト局時における処理動作を示すフローチ
ャートは、上記実施例1の図3に示したものと同じであ
る。また、各局の通信インターフェースは、図6に示し
たものと同じである。
【0053】つぎに、動作について説明する。局番重複
テストを実施する図13に示した1局5(以下、マスタ
局という)の処理は、図14に示すように、マスタ局の
図6に示したラインドライバ1のゲートをアクティブに
設定してキャリアを送信する(S74)。つぎに、マス
タ局の送信データであるテスト伝文を図13に示した2
局(以下、スレーブ局という)6a、6bに送信した後
(S75)、マスタ局はラインドライバ1のゲートをイ
ンアクティブに設定し、キャリアの送信を止める(S7
6)。
【0054】その後、スレーブ局の応答データを受信す
るまでの図4に示した監視タイマーt1をセットし(S
77)、スレーブ局の応答データの受信状態を監視し、
すなわち、応答データを受信したか否かを判断し(S7
8)、応答データを受信したと判断した場合には、スレ
ーブ局から受信する応答データの受信回数をカウントし
ていく、すなわち、受信回数+1とする(S80)。つ
ぎに、監視タイマーがタイムアップしたか否かを判断し
(S79)、スレーブ局から応答データを確実に受信で
きる監視時間が経過した(監視タイマーがタイムアップ
した)と判断した場合には、図4に示した監視タイマー
t1をリセットし(S81)、受信状態の開始結果をチ
ェックする、すなわち、受信回数=1か否かを判断する
(S82)。
【0055】その結果、応答データの受信回数が1であ
ると判断した場合には、局番重複局なしでスレーブ局正
常(S83)とし、反対に、応答データの受信回数が1
以外であると判断した場合には、スレーブ局エラーと判
断し(S84)、ネットワークシステムの送信権テーブ
ルからスレーブ局の局番を削除することによってネット
ワークシステムから局番重複しているスレーブ局すべて
を解列する(S85)。その後、全局に対して局番重複
テストを実行したか否かを判断し(S86)、全局終了
するまでこれらの処理を繰り返す。
【0056】実施例5. つぎに、実施例5について説明する。図15は、電源投
入時から通常交信を開始するまでの間に局番重複の確認
を実行する処理動作を示すフローチャートである。各局
で電源投入時から通常交信を開始するまでの間に局番重
複の確認処理は、図15に示すように、電源投入された
ら、ハードウェア(H/W)のイニシャル等の各種のイ
ニシャル処理を実行する(S87)。その後、受信デー
タの監視タイマーをセットし(S88)、受信データが
あるか否かを判断する(S89)、受信データがあると
判断した場合には、つぎに、その受信データの送信元を
検出する、すなわち、送信元=自局か否かを判断する
(S90)。
【0057】その結果、送信元の局番と自局番が同じで
あると判断した場合には、受信データの監視タイマーを
リセットし(S91)、ソフトウェアシステムから自局
を解列(マスタ局からの要求に応答データを送信しな
い)する(S92)。また、上記ステップS90におい
て、送信元の局番と自局番が異なると判断した場合に
は、受信データ監視タイマーがタイムアップしたか否か
を判断し(S93)、該監視タイマーがタイムアップす
るまで、この処理を繰り返す。
【0058】実施例6. つぎに、実施例6について説明する。図16は、局番重
複している局でネットワークシステムから解列されてい
る局のデータ受信時における処理動作を示すフローチャ
ートであり、また、図17は、自局と同じ局番用の監視
タイマーがタイムアップしたときの処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【0059】局番重複によってネットワークシステムか
ら解列されている局のデータ受信時における処理は、図
16に示すように、自局と同じ局番用の監視タイマーを
起動させた(S94)後、受信したデータの送信元が自
局と局番重複している局(送信元=自局)か否かを判断
する(S95)。自局と局番重複している局からのデー
タが確認できた場合には、監視タイマーをリセットする
(S96)。データを受信する限りこの処理を繰り返
す。
【0060】つぎに、自局と同じ局番用の監視タイマー
がタイムアップしたときの処理は、図17に示すよう
に、自局と局番重複している局がエラー等によってダウ
ンし、ネットワークシステムから解列されたものとし、
自局が変わりに自動復列(マスタ局からの要求に応答デ
ータを送信)する(S97)。
【0061】
【発明の効果】この発明にかかるPCの局番重複局検出
方法(請求項1)は、バス型伝送路形態のネットワーク
ユニットを介してデータ通信しているシステムにおい
て、従来、局番重複局が応答データを同時送信した場合
に局番重複を検出できない場合が存在したが、今回、キ
ャリア検出を利用することによって、このような誤動作
が無くなり確実に局番重複している局を検出でき、局番
重複によってネットワーク全体に影響を与える誤動作を
未然に防げることにより、その安全性および作業効率を
飛躍的に向上させることができる。
【0062】この発明にかかるPCの局番重複局復列方
法(請求項2)は、バス伝送路形態のネットワークユニ
ットを介してデータ通信しているシステムにおいて、局
番重複している局に対してマスタ局から定期的にテスト
を行った場合、従来、局番重複局が応答データを同時送
信した場合に、局番重複を検出できず局番重複局エラー
で無くなったと認識する場合が存在したが、今回、キャ
リア検出を利用することによって、このような誤動作が
無くなり確実に局番重複している局を検出できる。その
結果、ネットワーク全体に影響を与える誤動作を未然に
防ぐことができ、確実に局番重複局エラーが解除された
局をマスタ局が検出できることにより、局番重複局にな
ってネットワークシステムから解列されていた局を自動
的にシステムに復列させる(自動復帰機能)ことがで
き、その安全性および作業効率を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0063】この発明にかかるPCの局番重複局数測定
方法(請求項3)は、バス伝送路形態のネットワークユ
ニットを介してデータ通信しているシステムにおいて、
従来、局番重複局が応答データ等を同時送信した場合に
局番重複を検出できない場合があり、間違った局番重複
数の確認をした場合があったが、今回、キャリア検出を
利用することによって、このような誤動作が無くなり確
実に局番重複している局数を検出でき、局番重複によっ
てネットワーク全体に影響を与える誤動作を未然に防止
することができる。さらに、局番重複している局が3局
以上存在した場合に局番重複局である局を1局のみ修正
を行った後、局番重複テストを再度実行して残りの局番
重複局を検出する必要がなくなり、局番重複テストを同
じ局番に対して繰り返し実行する必要がないため、作業
効率が向上する。
【0064】この発明にかかるPCの局番重複局解列方
法(請求項4)は、バス伝送路形態のネットワークユニ
ットを介してデータ通信しているシステムにおいて、従
来、局番重複局が応答データを同時送信した場合に局番
重複を検出できない場合が存在したが、今回、キャリア
検出を利用することによって、このような誤動作がなく
なり、確実に局番重複している局を検出でき、局番重複
している局番をマスタ局から確実に検出できることによ
って、ネットワークシステムに影響を与える局番重複局
すべてをネットワークシステムから解列すことができ、
ネットワークシステム全体のダウン防止が実現する。
【0065】この発明にかかるPCの局番重複局解列方
法(請求項5)は、バス伝送路形態のネットワークユニ
ットを介してデータ通信しているシステムにおいて、従
来、局番重複局を検出するには局番重複テストを実施し
た結果もしくは実際に通常交信を始めてからしか局番重
複を検出できない場合が存在したが、今回、ネットワー
クシステムに影響を与える局番重複局であることを通常
交信が始まる前の早期の段階で自ら検出し、ネットワー
クシステムから自局を切り離すことによりネットワーク
システムへの悪影響を事前に防止することができる。
【0066】この発明にかかるPCの局番重複局復列方
法(請求項6)は、バス伝送路形態のネットワークユニ
ットを介してデータ通信しているシステムにおいて、あ
えて局番重複設定をすることによって、局番重複によっ
てスタンバイ状態になっていた局がエラーになったとき
に、該エラーになった局の代わりに正常局として復列す
るため、その局番自身のダウン防止および異常になって
解列されている局番の解列時間を短縮することにより、
ネットワーク全体に稼働効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1にかかるマスタ局の処理動作を示す
フローチャートである。
【図2】 請求項1にかかるマスタ局の処理動作を示す
フローチャートである。
【図3】 請求項1にかかるスレーブ局の処理動作を示
すフローチャートである。
【図4】 請求項1にかかる局番重複テストの正常時に
おけるタイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】 請求項1にかかる局番重複テストの異常時に
おけるタイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】 請求項1にかかるPCの通信インターフェー
スの構成を示す回路図である。
【図7】 請求項2にかかるマスタ局の処理動作を示す
フローチャートである。
【図8】 請求項2にかかるマスタ局の処理動作を示す
フローチャートである。
【図9】 請求項3にかかるマスタ局の処理動作を示す
フローチャートである。
【図10】 請求項3にかかるマスタ局の処理動作を示
すフローチャートである。
【図11】 請求項3にかかるスレーブ局の処理動作を
示すフローチャートである。
【図12】 請求項3にかかる局番重複テストの異常時
におけるタイミングを示すタイミングチャートである。
【図13】 バス伝送路形態のネットワークシステムの
構成を示すブロック図である。
【図14】 請求項4にかかるマスタ局の処理動作を示
すフローチャートである。
【図15】 請求項5にかかる電源投入時の処理動作を
示すフローチャートである。
【図16】 請求項6にかかる局番重複局におけるデー
タ受信時の処理動作を示すフローチャートである。
【図17】 請求項6にかかる監視タイマータイムアッ
プ時における処理動作を示すフローチャートである。
【図18】 データリンク機能を有するPCのハードウ
ェア構成を示すブロック図である。
【図19】 図18に示したPCにおける通信インター
フェースの詳細を示す回路図である。
【図20】 従来におけるマスタ局のデータリンク処理
動作を示すフローチャートである。
【図21】 従来におけるスレーブ局のデータリンク処
理動作を示すフローチャートである。
【図22】 従来におけるデータリンク処理を示すタイ
ミングチャートである。
【図23】 従来におけるデータリンク処理を示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1 ラインドライバ、2 ラインレシーバ、3 キャリ
ア検出回路、4 終端抵抗、5 マスタ局、6a スレ
ーブ局、6b スレーブ局(局番重複局)、7スレーブ
局。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/05 H04L 12/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラマブルコントローラをバス伝送
    路形態のネットワークユニットを介してデータ通信する
    システム内において、 マスタ局が、自局と同じ局番を有する局が存在するか否
    かを、テスト伝文を送信し、前記テスト伝文に対する回
    線上の応答キャリア(データ搬送波)に基づいて検出す
    ることを特徴とするプログラマブルコントローラの局番
    重複局検出方法。
  2. 【請求項2】 プログラマブルコントローラをバス伝送
    路形態のネットワークユニットを介してデータ通信する
    システム内において、 局番重複局を検出した場合、局番重複テストを実施する
    テスト局が、局番重複している被テスト局に対して定期
    的にテスト伝文の送信を行い、前記テスト伝文に対する
    回線上の応答キャリア(データ搬送波)に基づいて局番
    重複状態が解消したことを検出したとき、局番重複して
    いる被テスト局をネットワークシステムに自動復列させ
    ることを特徴とするプログラマブルコントローラの局番
    重複局復列方法。
  3. 【請求項3】 プログラマブルコントローラをバス伝送
    路形態のネットワークユニットを介してデータ通信する
    システム内において、 局番重複テストを実施するテスト局は所定の局番に対し
    てテスト伝文を送信し、局番重複している被テスト局は
    前記テスト伝文を受信し、かつ、回線上に他局からの応
    答キャリア(データ搬送波)を検出したとき、応答デー
    タの送信を一時停止し、回線上に他局の応答キャリア
    (データ搬送波)を検出しないとき、応答データを前記
    テスト局に送信し、前記テスト局は応答データの受信数
    に基づいて局番重複局数を測定することを特徴とするプ
    ログラマブルコントローラの局番重複局数測定方法。
  4. 【請求項4】 プログラマブルコントローラをバス伝送
    路形態のネットワークユニットを介してデータ通信する
    システム内において、 局番重複テストを実施するテスト局が所定の局番に対し
    てテスト伝文を送信し、局番重複している被テスト局は
    前記テスト伝文を受信し、回線上の応答キャリア(デー
    タ搬送波)の有無に基づいて応答データを前記テスト局
    に送信し、前記テスト局は応答データの受信により被テ
    スト局が局番重複局か否かを判断し、局番重複している
    被テスト局すべてをネットワークシステムより解列する
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラの局番重
    複局解列方法。
  5. 【請求項5】 プログラマブルコントローラをバス伝送
    路形態のネットワークユニットを介してデータ通信する
    システム内において、 電源投入から交信開始までの受信データに基づいて自局
    と同じ局が存在するか否かを判断し、自局と同じ局が存
    在する場合には、通常交信が始まりネットワークシステ
    ムに影響を与える前に、自局を局番重複エラーにしてネ
    ットワークシステムより解列することを特徴とするプロ
    グラマブルコントローラの局番重局複解列方法。
  6. 【請求項6】 プログラマブルコントローラをバス伝送
    路形態のネットワークユニットを介してデータ通信する
    システム内において、 局番重複状態に基づいてネットワークシステムから解列
    された自局と同じ局番を持つ他局の受信状態を監視し、
    自局と同じ局番を持つ他局がエラーになり、ネットワー
    クシステムから解列されたか否かを検出し、該検出結果
    に基づいて自局がネットワークシステムに自動復列する
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラの局番重
    複局復列方法。
JP26218394A 1994-10-26 1994-10-26 プログラマブルコントローラの局番重複局検出方法、局番重複局復列方法、局番重複局数測定方法および局番重複局解列方法 Expired - Lifetime JP3251440B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011076558A1 (fr) 2009-12-24 2011-06-30 Societe De Technologie Michelin Procede et dispositif de mesure de l'angle de nappe avant coupe

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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