JP3161243B2 - 分散制御用データ伝送システム - Google Patents

分散制御用データ伝送システム

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JP3161243B2
JP3161243B2 JP22575694A JP22575694A JP3161243B2 JP 3161243 B2 JP3161243 B2 JP 3161243B2 JP 22575694 A JP22575694 A JP 22575694A JP 22575694 A JP22575694 A JP 22575694A JP 3161243 B2 JP3161243 B2 JP 3161243B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バス型通信ネットワ
ークを用いた分散制御システムの伝送路共用技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】物理的に分散配置された複数の機器から
構成されるシステムの制御においては、それぞれの機器
毎に信号入力・制御出力の処理を行うコンピュータを配
置し、これらの各コンピュータを通信ネットワークで接
続して互いに情報交換させながらシステム全体を制御す
る、いわゆる分散型コンピュータ制御システム(以下単
に分散制御システムと呼ぶ)の形態が、一台のコンピュ
ータですべての機器を制御する集中制御方式に比べて、
配線数削減・耐故障性・拡張性等の面で有利であること
から広い分野で利用されるようになってきた。
【0003】この通信ネットワークの結合形態(トポロ
ジー)としては、一般にメッシュ・リング・バス等と呼
ばれる代表的な型があるが、システム制御用としては、
メッシュは配線コスト上不向きであり、リングは中継す
る処理ノード(ネットワークに接続されている通信主体
の単位で、以下単にノードという)で伝送遅延を持つた
め、リアルタイム性の確保という面でバス型に劣る。
【0004】一方、バス型ネットワークは各ノードが出
力した信号をすべてのノードが即時に且つ同時に受信で
きるという利点があり、リアルタイム性の要求される分
散制御システムにはこのバス型ネットワークが適してい
る。
【0005】図19は、このバス型ネットワークで構成
した分散制御システムの全体構成の一例を示した図であ
る。
【0006】この例では、4つのノード#1〜#4がバ
ス型のデータ伝送路Bに接続され、各ノードは互いに情
報交換を行いながら、それぞれ自ノードに接続された制
御対象機器11〜16を制御することにより、システム
全体の制御を行う場合の構成を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このバス型
ネットワークを利用する場合、その最も大きな課題の一
つは、この「データ伝送路=バス」を複数のノードに如
何に共同利用させるかという、いわゆる伝送路共用技術
である。
【0008】バス型ネットワークの伝送路共用技術とし
ては、従来からポーリング方式がよく知られており、図
19の構成にこのポーリング方式を適用した場合の信号
処理の様子について、図20のタイムチャートにより説
明する。ここではノード#1が制御局(ホスト局)であ
り、ノード#2〜#4が従属局(スレーブ局)であると
する。
【0009】また図20の☆と★の間、すなわちノード
#1のデータ出力開始から、ノード#4のデータ出力終
了までを伝送フレーム(以下単にフレームという)と呼
び、( )内の数字で各種の処理に要する時間(単位ms
ec)を示す。
【0010】まず、制御局であるノード#1は、任意の
時点で、まず自分自身のデータを出力する。続いて#2
〜#4のノードを順次ポーリング(発信指示、P#2〜
P#4)する。ここで各ノードがデータの出力に必要な
「伝送路使用期間」はすべて50msec、ポーリングに必
要な時間は5msecとしている。
【0011】そして#2から#4のノードは、#1から
のポーリングに従って自ノードの伝送路使用開始のタイ
ミングを判断する。
【0012】このようにして#1〜#4の各ノードは伝
送路に順次データを出力し、他のノードからの全データ
の受信をすべて終了すると(フレーム終端になると)、
再び上記の処理を繰り返す。
【0013】ポーリング方式は、上記のようにして各ノ
ード間の情報交換を行うが、次のような問題点がある。
すなわち、 1.制御局がポーリングを行うための付加的な通信が必
要である。 2.制御局の故障によってシステム全体のデータ送受が
不可能になる。 3.制御局の故障をタイムアウトで監視して、残りの局
の一つが自動的に制御権を獲得していく方法も提案され
ているが、その場合でも一時的にリアルタイム性を失
う。 4.従属局の故障はタイムアウトで監視することとな
り、少なくとも一時的にリアルタイム性が維持できなく
なる。 などのように、伝送効率や耐故障性、リアルタイム性と
いった点で問題がある。
【0014】また、ポーリング方式以外にも、トークン
方式やコンテンション方式などが知られているが、トー
クン方式の場合にも、 1.トークンの送信といった付加的な通信が必要であ
る。 2.トークンを持ったノードの故障により、少なくとも
一時的にシステム全体のデータ送受が不可能になる。 というように、やはり伝送効率や耐故障性、リアルタイ
ム性といった点で問題があり、コンテンション方式の場
合には、 1.全体としての平均的な通信容量は足りていても、送
信タイミングが衝突すると待ち時間が発生する。このた
め伝送遅延が定量的に定義できず、リアルタイム性を要
求される制御システムには不向きである。 といった問題がある。
【0015】そこでこの発明の目的とするところは、一
部のノードが故障した場合であっても、リアルタイム性
を一時的にも失うことなく残りのノード間で通信を継続
することができ、しかも付加的な伝送路共用シーケンス
を必要としない等、耐故障性・リアルタイム性・伝送効
率の何れにも優れたデータ伝送システムを提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、バス型の
データ伝送路に複数の処理ノードが接続され、各処理ノ
ードはデータ伝送路を介して互いに情報を交換すること
により、各処理ノードに接続された機器群から構成され
るシステムの全体を制御するようにした分散制御システ
ムにおいて、前記各ノードはそれぞれ、1サイクルの送
受信処理後に各ノードが自律的に通信同期を取るための
同期信号を、予め設計された一定時間前記データ伝送路
に出力する同期信号出力手段と、前記データ伝送路にお
ける各ノードの同期信号がすべて無信号となった時点か
らの経過時間を監視して次のフレームの起点を検出する
フレーム起点検出手段と、該フレームの起点からフレー
ムの終端と自ノードの伝送路使用期間を自律的に決定す
る伝送路使用期間決定手段とを備えた構成とする。
【0017】
【作用】このような構成のデータ伝送システムにおい
て、各ノードは1フレームの送受信処理を終了すると、
フレームの終端から同期信号を所定時間データ伝送路に
出力する。
【0018】更に各処理ノードは、伝送路の同期信号が
すべて無信号になってからの経過時間を監視し、次の伝
送フレームの起点を検出する。そして各処理ノードは、
(1)この伝送フレームの起点からの経過時間を予めノ
ード別に与えられた値と比較する、(2)伝送フレーム
の起点以降のデータ伝送路における無信号状態の累積時
間を、予めノード別に与えられた値と比較する、(3)
伝送フレームの起点からの経過時間を予め出力データの
種類別に与えられた値と比較する、(4)伝送フレーム
の起点以降のデータ伝送路における無信号状態の累積時
間を、予め出力データの種類別に与えられた値と比較す
る、の何れかによって自ノードの伝送路使用期間を自律
的に決定し、そのタイミングになるとデータの伝送を行
い、他のノードはそれをそのノードからのデータとして
受信する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0020】図1は、本発明における処理ノードの構成
の一例を示す図で、本発明を図19の構成の分散制御シ
ステムに適用した場合について示しており、図19と同
一のものは同一符号にて示している。なお、#2〜#4
の処理ノードも#1と同様の構成であり、図示を省略し
ている。
【0021】図1に示すように、各ノードはそれぞれ、
通信インターフェイス20と、データの送受信処理を行
う通信処理装置30と、通信処理装置30を介して他の
ノードとの情報交換を行い、制御対象機器11や12の
制御を行う制御処理装置40と、入出力ポート50とを
備えている。
【0022】また、通信処理装置30は、伝送路への送
信処理を行う送信処理手段31、伝送路からの受信処理
を行う受信処理手段32、他のノードからのデータをす
べて受信した後、同期信号を伝送路に出力する同期信号
出力手段33、伝送路の同期信号がすべて無信号となっ
てからの経過時間を監視してフレームの起点を検出する
フレーム起点検出手段34、フレーム起点からフレーム
の終端と自ノードの伝送路使用期間を自律的に決定する
伝送路使用期間決定手段35とで構成されている。
【0023】ここで、無信号とは、例えば図2のような
構成(出力にオープンコレクタのインバータを用い、入
力にインバータを用いる)を取った際に、ノードが出力
disable (=ハイインピーダンス) とした状態を意味す
る。
【0024】全ノードが無信号となると(プルアップ抵
抗により)各ノードでは、受信データとして「0」が得
られる。
【0025】また、「1」を出力するノードと「0」を
出力するノードが重なった場合、全てのノードで「1」
として認識されるよう回路を構成する。
【0026】以上の構成において、通信処理装置30は
他のノードから受け取ったデータを制御処理装置40へ
引き渡すと共に、伝送路を監視して自ノードの伝送路使
用期間のタイミングになると制御処理装置40から受け
取ったデータを伝送路に出力する。一方、制御処理装置
40は、そのデータに基づいて機器11や12に制御指
令を与えたり、或いは機器11や12に関するデータを
他のノードに送信するため、通信処理装置30に引き渡
すといった処理を行う。
【0027】図3(a)に同期信号の、また図3(b)
に各ノードが出力する一回のデータ(データブロック)
の形式の一例をそれぞれ示す。
【0028】同期信号は、データを出力することを望み
かつ出力できる、すべてのノードが出力データを送信し
た後、各ノードから一斉に伝送路に出力される信号で、
図示のようにすくなくともデータブロック長経過してか
ら出力を終了する。そしてすべてのノードが出力終了
(disable )の状態になると伝送路は無信号状態すなわ
ち「0」の状態となる。
【0029】各処理ノードはこの無信号状態からの経過
時間を監視して次のフレームの起点を判断し、そのフレ
ームの起点から自ノードの伝送路使用期間を後述の方法
で自律的に決定する。そして、自ノードの伝送路使用期
間の開始のタイミングになると、図3(b)に示すデー
タブロックを出力する。
【0030】図示のように、データブロックはビットパ
ターン「1」の先頭(ヘッダ)と、任意のビット列から
なるデータと、ビットパターン「0」からなる末尾(ト
レーラ)とで構成される。
【0031】従って、データブロック長以上「1」が連
続する、同期信号と明確に区別できる。
【0032】また、図3(e)に示すような、nビット
長以上の連続「1」のビットパターンを持つ同期信号を
用い、データブロック中には、このビットパターンの透
過性を保ったうえ、このビットパターンが現れないよう
にしても、同期信号を検出できる。なお、データブロッ
クにこのパターンが現れないようにするアルゴリズムに
ついては、例えばHDLC(JIS−X−5104)に
記載されており、本発明には直接関係がないのでその詳
細については省略する。
【0033】次に上記の動作を実現するため、各ノード
における通信処理装置の処理の手順を、図4〜図6のフ
ローチャート(各ノードに共通)により説明する。(以
下の説明においては、同期信号には図3(a)、データ
ブロックには図3(b)を用いる。) 図4は、ノードに電源を投入してからそのノードが伝送
路に参入するまでの手順を示したものである。
【0034】まず電源が投入されると、通信処理装置は
通信制御を開始するまでは伝送路に影響を与えないよう
に出力disable 状態にする(ステップS11)。そして
その状態で伝送路を監視するため、参入監視用のデクリ
メントタイマを初期値(送受信の1サイクルに相当する
期間、すなわちフレームの起点から次のフレームの起点
までに相当する期間)にプリセットする(ステップS1
2)。そしてステップS13とS14とで、この期間内
に伝送路が「1」の状態になるか否かを監視する。
【0035】もし、伝送路がまだ全く使用されていない
場合には、この期間内に伝送路が「1」になることはな
いので、ステップS14でタイムアウトになるとメイン
ループへと進む。
【0036】一方、既に伝送路が他のノードにより使用
されている場合には、この期間内にそれらのノードのデ
ータブロックまたは、同期信号によって必ず「1」にな
る瞬間が存在するので、それを同期信号監視用のデクリ
メントタイマをもちいて、ステップS15〜S17でチ
ェックし、同期信号であることを検出する。次に、起点
監視期間−Δtの間「0」であることをステップS18
〜S1Aでチェックする。ここで、Δtは各ノードのフ
レーム起点認識の微妙な差による判断ミスを防ぐための
マージンで例えば0.1msecとする。さらに、実際に1
フレーム分のデータが正常に受信できるかを(ステップ
S1B)でチェックし正常であればメインループへと進
む。
【0037】また異常であった場合はステップS12へ
戻り、再び参入を試みる。
【0038】図5は、このメインループにおける処理手
順を示すフローチャートで、前述のように電源投入後に
伝送路へ始めて参入したか、或いは既に伝送路に参入し
ていて後述の送受信処理(ステップS2A)を終了しフ
レームの終端になると、ステップS21〜S25で同期
信号出力デクリメントタイマーにプリセットされた時
間、同期信号を出力する。
【0039】もし他のノードのうち一つでも同期信号を
出力しているものがあれば、その間は伝送路は「1」の
ままであるが、すべてのノードの同期信号出力が終了す
ると伝送路も「0」となる。これをステップS26で検
出すると、この時点から各ノードは経過時間を同時に監
視し(ステップS27〜S29)、フレーム起点直前決
定デクリメントタイマーがタイムアウトになるとフレー
ムの起点直前を各ノードが同時に認識する。そして、各
ノードはステップS2Aの送受信処理により、フレーム
の起点から自ノードの伝送路使用期間を後述のようにし
て自律的に決定し、そのタイミングでデータを出力す
る。
【0040】一方、フレーム起点監視中であり、伝送路
は「0」でなければならないのに、実際は「1」である
(ステップS28)、または、送受信処理中に異常が発
生した(ステップS2B)等の異常時には、ステップS
2Cへ進み、フレームの途中であっても、通常の同期信
号より出力時間の長い、ジャム用の同期信号を出力す
る。これにより、他のすべてのノードでも通信異常が起
き、最初に異常を検出したノードと同様に、ジャム用の
同期信号を出力する。
【0041】このようにして、全ノードが(ジャム用
の)同期信号を出力したため、前述の手順によりフレー
ム起点を同時に認識し、速やかに正常な通信状態に戻る
ことができる。
【0042】図6は、この送受信処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【0043】まずステップS31でカレントノード番号
を1にセットする。そしてステップS32を経てS33
でカレントノード番号と自ノード番号とが等しい否かを
判断する。このとき#1の処理ノードではステップS3
3からS34、S35へと進み、所定の占有時間(例え
ばデータ出力50msec+無信号1msecの計51msec)を
伝送路使用期間として自ノードのデータ(図3(b)の
データブロック)を送信する。ここでΔtは各ノードの
フレーム起点の微妙な差による判断ミスを防ぐ為のマー
ジンであり(例えば0.1msec)フレーム起点直前から
フレーム起点までの時間に当たる。そしてステップS3
7でカレントノード番号をインクリメントし、再びステ
ップS32へ戻る。
【0044】一方、#2〜#4のノードはカレントノー
ド番号と自ノード番号とは異なるので、ステップS33
からS36へと進み、その伝送路使用期間は#1のノー
ドからのデータとして受信し、ステップS37でカレン
トノード番号をインクリメントして再びステップS32
へ戻る。
【0045】そうすると今度はカレントノード番号が2
となるので、#2のノードではステップS33からS3
4、S35へと進んでデータを出力し、他のノードでは
ステップS33からS36へと進み、そのデータを#2
のノードからのデータとして受信する。
【0046】その後も同様の手順を繰り返し、カレント
ノード番号が5となって最大のノード番号より大きくな
ると、1フレームの送受信を終了し、図5のステップS
21へと戻る。
【0047】以後は、図5の手順が繰り返し実行される
ことにより、伝送路を介して各ノード間で情報の送受信
処理が行われることになる。
【0048】図7は図4のステップS1B、フレームチ
ェック処理の詳細を示すフローである(図6と同一の符
号は同一の処理を表す)。これは、送受信処理(図6)
から送信処理を除いたものであるため、説明は省略す
る。
【0049】図8は、上記の手順における各ノードの処
理内容と、伝送路への出力、伝送路の信号状態を示した
タイミングチャートである。
【0050】各ノードは、フレームの終端から同期信号
をそれぞれ出力し、その後すべての同期信号が無信号に
なった時点すなわち伝送路が「0」になった時点から5
msec経過後をフレーム起点と判断する。
【0051】#Nのノードは、フレーム起点から(N−
1)×51msec経過で伝送路を使用開始し、51×4=
204msec経過時点で送受信処理を終了し、次の送信に
備えて再び同期信号を出力する様子を示している。
【0052】以上は、ノード#1から#4のすべてが正
常である場合の動作について説明したが、図9に、ノー
ド#2と#3とが故障して通信処理が不能になった場
合、或いはシステムとして設計されている全ノード数が
4で、ある現場に据付けられているのが#1と#4の2
つのノードだけであるような場合のタイミングチャート
を示す。
【0053】図9からも明らかなように、#2と#3の
ノードが故障等により通信処理が不可能となった場合で
も、#1と#4のノードは通常時と同様に通信処理を行
うことができる。すなわち上記の実施例によれば、#1
のノードはフレーム終端後に伝送路が「0」になってか
らの経過時間で次のフレーム起点を判断し、フレーム起
点から51×(1−1)=0msec後に伝送路の使用を開
始する。同様に#4のノードもフレーム起点を検出後、
51×(4−1)=153msec後に伝送路の使用を開始
してデータの伝送を行うというように、各ノードは伝送
路の使用期間をフレーム起点から自律的に決定している
ため、他のノードの故障や存在如何に拘わらず通信処理
を行うことができる。
【0054】ところで上記の実施例によれば、制御局に
よるポーリングシーケンスやトークンの移送シーケンス
がないため、伝送路を効率的に使用できるだけでなく、
任意のノードが故障等によりその機能を停止したとして
も、他のノード間の通信は一時的にでも停止させられた
り、伝送遅延が生じたりすることはなく、通常時と全く
同様に通信を継続することができるが、図9からも明ら
かなように、故障その他の理由でデータを送出しないノ
ードがあると、その分の伝送路使用期間は無駄になる。
【0055】この点を改善した第2の実施例を次に説明
する。
【0056】図10は、第2の実施例におけるタイミン
グチャートで、図8相当図である。ここでは、各ノード
の伝送路使用期間はフレーム起点から(N−1)×51
msecではなく、フレーム起点以降の無信号状態の累積時
間によって各ノードが自律的に決定する。すなわち、無
信号の検出の単位時間を1msecとすると、#Nのノード
はフレームの起点からの無信号累積時間が(N−1)×
1msec経過時点で伝送路の使用を開始するようにする。
【0057】そしてフレームの終端は、フレーム起点か
らの無信号の累積時間が全ノード数×1msecすなわちこ
こでは4msecとなった時点とし、フレーム終端から次の
フレーム起点の検出までの動作は第1の実施例と全く同
じである。
【0058】図11は、第2の実施例において、#2と
#3のノードが何らかの理由でデータを出力しない場合
のタイムチャートであり、図9相当図である。
【0059】図11から明らかなように、各ノードはフ
レーム起点からの無信号の累積時間で伝送路使用期間を
判断しているため、例えば#4のノードは#1のノード
がデータを出力後3msec経過後にデータの出力を行うこ
とになり、すなわちノードの故障数に拘わらず1フレー
ム内の伝送路の空き時間は常に全ノード数×1msecにな
るため、図9の場合にくらべて空き時間の無駄を大きく
改善することができる。
【0060】この第2の実施例を実現するための送受信
処理の手順を示したのが図12であり、第1実施例の図
6に相当する。
【0061】まず、フレーム起点直前が確定するとステ
ップS81で無信号計測タイマーを初期値(−Δt)に
プリセットし、ステップS82で送受信を行ったか否か
を表すための送受信フラグをリセットする。
【0062】次にf1 をカレント送信ノード番号(現在
送信すべきノード番号)に、f2 をカレント受信ノード
番号(現在受信するノード番号)にそれぞれセットする
(ステップS83,S84)。
【0063】ここでf1 とf2 は次のようにして計算す
る。
【0064】f1 =Int[(無信号計測タイマーの値/
無信号計測単位時間)+1] f2 =Int[(無信号計測タイマーの値+△t)/無信
号計測単位時間+1] ただし、Int[x]=xを越えない最大の整数 △t=各ノードのフレーム起点認識の微妙な差による判
断ミスを防ぐためのマージンで例えば0.1msecとす
る。
【0065】従って、例えばフレーム起点以降の無信号
の累積時間が0以上1msec未満のときは、f1 =1とな
り,1msec以上2msec未満のときはf1 =2となる。一
方、f2 はそれより△tの分だけ早く、無信号の累積時
間が−0.1msec以上0.9msec未満のときはf2 =1
となり、0.9msec以上1.9msec未満のときはf2=
2というようになる。
【0066】従ってまず最初の時点(フレーム起点直
前)では、f1 =0,f2 =1であり、カレント送信ノ
ード番号は最大ノード番号(ここでは4)より小さいの
で、ステップS85からS86へと進み、カレント送信
ノード番号と自ノード番号とを比較する。
【0067】いまカレント送信ノード番号は0であるの
で、どのノードもステップS86からS92へと進む。
ここで、各ノードのフレーム起点認識の微妙な差によ
り、該ノードがフレーム起点と認識する時間以前にデー
タが訪れても、カレント受信ノード番号は1であるの
で、後述するステップS93以降の受信処理によりノー
ド#1のデータとして受信できる。
【0068】Δt後の時点(フレーム起点)ではf1 ,
f2 共に1となり、先と同様にして、ステップS85か
らS86へと進み、カレント送信ノード番号と自ノード
番号とを比較する。
【0069】いまカレント送信ノード番号は1であるの
で、#1のノードにおいてはステップS86からS87
へと進むが、送受信フラグはまだ0すなわち未送受信で
あるので、ステップS88で無信号計測タイマーを一時
停止し、自ノードのデータを送信(ステップS89)
後、無信号計測タイマーを再開し(ステップS90)、
送受信フラグを1にセットする(ステップS91)。
【0070】その後、カレント送信ノード番号が1(無
信号の累積時間が1msec未満)の間は、先と同様にし
て、ステップS85〜S87と進むが、送受信フラグは
1すなわち送受信済であるので送信処理は行わず、S9
2を経てS83へと戻る。
【0071】一方、他のノードでは、ステップS86か
らS92へと進み、ノード1からのデータの送信が開始
されると伝送路は「1」の状態となるので、ステップS
92からS93へ進むが、送受信フラグはまだ0すなわ
ち未送受信であるので、ステップS94で無信号計測タ
イマーを一時停止し、カレント受信ノードすなわち#1
のノードのデータとして受信(ステップS95)後、無
信号計測タイマーを再開し(ステップS96)、送受信
フラグを1にセットする(ステップS97)。
【0072】このとき、ステップS88におけるタイマ
ーの一時停止のタイミングと、他のノードにおけるステ
ップS94のタイマーの一時停止のタイミングとの間に
僅かなずれが生じたとしても、送信時間と受信時間が等
しいため、送受信時間と無信号時間の和、つまり各ノー
ドの占有時間の認識はすべてのノードで等しく、同期が
ずれることはない。
【0073】一方、各ノードのフレーム起点の認識に
は、非常に小さいとしても時間差が生じる、然るに送信
ノード番号変更のタイミングと受信ノード番号変更のタ
イミングを全く同じにすると認識の時間差により、判断
ミスを生じる可能性がある。これを防ぐためのマージン
が上記の△tである。
【0074】こうして上記手順を繰り返し、すべてのノ
ードが送受信を完了して無信号の累積時間が4msecを超
えると、或いは任意のノードが故障等により通信が不能
な場合でも、無信号の累積時間が4msecを超えるとカレ
ント送信ノード番号が最大の4より大きくなって1フレ
ームの通信を終了し、図9で説明したように、任意のノ
ードの故障等が生じても伝送路を効率よく使用すること
ができる。
【0075】図13は、図4のステップS1B、フレー
ムチェック処理の詳細を示すフローである(図12と同
一の符号は同一の処理を表す)。これは、送受信処理
(図12)から送信処理を除いたものであるため、説明
は省略する。
【0076】以上は、各ノード別に伝送路の使用期間を
決定し、ノード毎にデータを伝送する場合の実施例につ
いて示したが、次にデータ別に伝送路の使用期間を決定
する場合の実施例について説明する。
【0077】図14は、その第3の実施例におけるタイ
ムチャートで、第2の実施例の図10に相当する。この
例では、システムとして設計されている全データ数はD
1〜D100の100個であり、そのうち次の8種類だ
けがこのシステムで利用されているものとし、またその
各データを出力するノードとの対応関係は下記の通りで
あるものとする。
【0078】ノード#1・・・D41 ノード#2・・・D22,D82 ノード#3・・・D13,D53,D63 ノード#4・・・D34,D74 なお、各ノードが1つの種類のデータを出力するのに要
する時間はすべて10msecであるとする。この実施例で
もフレームの終端から次のフレームの起点の検出までの
動作は前述の実施例と全く同じである。
【0079】図14に示すように、各データの伝送路使
用期間は、フレーム起点以降の無信号の累積時間によっ
て決まる。すなわちDnのデータの伝送路使用開始は、
フレーム起点以降の無信号の累積時間が1msec×(n−
1)経過時点とする。
【0080】例えばD34のデータは、フレーム起点か
らの無信号の累積時間が1×(34−1)=33msecに
なると#4のノードから出力される。そしてフレームの
終端は、フレーム起点以降の無信号の累積時間が1msec
×全データ数すなわち100msecとなった時点である。
【0081】これを実現するための手順を図15のフロ
ーチャートに示す。
【0082】図12の場合と同様に、まず、フレーム起
点直前が確定するとステップS101で無信号計測タイ
マーを初期値(−Δt)にプリセットし、ステップS1
02でシステムとして設計されている全データに対応す
る送受信フラグをリセットする。
【0083】次にf1 をカレント送信データ番号(現在
送信すべきデータの種別番号)に、f2 をカレント受信
データ番号(現在受信するデータの種別番号)にそれぞ
れセットする(ステップS103,S104)。ここで
f1 及びf2 は図12で説明したものと同じである。
【0084】前述のように最初の時点(フレーム起点直
前)では、f1 =0,f2 =1であり、カレント送信デ
ータ番号は最大データ番号(ここでは100)より小さ
いので、ステップS105からS106へと進み、カレ
ント送信データ番号と自ノードが送信するデータ番号と
を比較する。
【0085】いまカレント送信ノード番号は0であるの
で、どのノードもステップS106からS112へと進
む。ここで、各ノードのフレーム起点認識の微妙な差に
より、該ノードがフレーム起点と認識する時間以前にデ
ータが訪れても、カレント受信ノード番号は1であるの
で、後述するステップS113以降の受信処理によりD
1のデータとして受信できる。
【0086】Δt後すなわち、フレーム起点の時点では
f1 ,f2 共に1であり、先と同様にして、ステップS
105からS106へと進み、カレント送信データ番号
と自ノードが送信するデータ番号とを比較する。
【0087】いまカレント送信データ番号は1であり、
伝送路にもデータはまだ出力されていないので、ステッ
プS106とS112とを経てステップS103へと戻
る。そしてこれを繰り返し、カレント送信データ番号が
13になると、ノード#3においては自ノードが送信す
るデータ番号なのでステップS106からS107へと
進み、しかもそのデータ番号の送受信フラグはまだ0す
なわち未送信であるので、ステップS108で無信号計
測タイマーを一時停止し、D13のデータを送信(ステ
ップS109)後、再び無信号計測タイマーを再開し
(ステップS110)、カレント送信データ番号の送受
信フラグを1にセットする(ステップS111)。
【0088】一方、この間に他の処理ノードでは、ステ
ップS106からS112へと進み、ノード#3からの
データの送信が開始されると伝送路は「1」の状態とな
るので、ステップS112からS113へと進むが、送
受信フラグはまだ0すなわち未送受信であるので、ステ
ップS114で無信号計測タイマーを一時停止し、カレ
ント受信データ番号すなわちD13のデータとして受信
し(ステップS115)、無信号計測タイマーを再開し
(ステップS116)、カレント受信データ番号の送受
信フラグを1にセットする(ステップS117)。
【0089】こうして上記手順を繰り返し、カレント送
信データ番号が最大の100より大きくなると、1フレ
ームの通信を終了する。
【0090】この実施例によれば、各データの伝送路使
用期間はフレーム起点からの無信号の累積時間で各ノー
ドが自律的に決定するようにしているため、一部のデー
タしか出力されない場合でも第2の実施例と同様に伝送
路は効率良く使用されるだけでなく、データ別に伝送路
使用期間を決めることでどんな種類のデータをどのノー
ドに出力させるかという自由度が得られる。
【0091】図16は、図4のステップS1B、フレー
ムチェック処理の詳細を示すフローである(図15と同
一の符号は同一の処理を表す)。これは、送受信処理
(図15)から送信処理を除いたものであるため、説明
は省略する。
【0092】なお、データ別に伝送路の使用期間を決定
する場合、上記のように無信号の累積時間を用いて決定
するようにすると伝送路を効率的に使用することができ
るが、前述の図6及び図8で説明した第1の実施例と同
様に、例えば各データの伝送路使用期間を11msec(デ
ータ出力10msec+無信号1msec)として、n番目のデ
ータDnはフレームの起点から(n−1)×11msec経
過後に送信を開始するというように、フレーム起点から
の経過時間を予めデータの種類別に与えられた値と比較
することによって決定するようにすることもできる。
【0093】第二、三の実施例により故障その他の理由
でデータを送出しないノードがある際の伝送路使用効率
は改善されたが、各ノードや各データ種類の伝送路使用
期間をすべて一定としているため、最も長く伝送路を使
用するものに合わせる必要があり、データ量が少ないノ
ードやデータ種類の場合、伝送路使用に無駄が生じる。
【0094】また、同期信号にはこの各ノードの伝送路
使用期間以上の時間が必要なため、この時間も無駄とな
る。
【0095】この点を改善した第4の実施例を次に説明
する。
【0096】図3(c)に同期信号の、また図3(d)
に各ノードが出力する一回のデータ(データブロック)
の形式の一例をそれぞれ示す。
【0097】同期信号は、データを出力することを望み
かつ出力できる、すべてのノードが出力データを送信し
た後、各ノードから一斉に伝送路に出力される信号で、
図示のようにすくなくとも2ビット長以上の連続「1」
のビットパターンからなり、各ノードは規定しておいた
時間経過してから出力を終了する。そしてすべてのノー
ドが出力終了(disable )の状態になると伝送路は無信
号状態すなわち「0」の状態となる。
【0098】各処理ノードはこの無信号状態からの経過
時間を監視して次のフレームの起点を判断し、そのフレ
ームの起点から自ノードの伝送路使用期間を前述の方法
で自律的に決定する。そして、自ノードの伝送路使用期
間の開始のタイミングになると、図3(d)に示すデー
タブロックを出力する。
【0099】図示のように、データブロックはビットパ
ターン「10」の先頭(ヘッダ)と、任意のビット列か
らなるデータと、「01111110」のビットパター
ンからなる末尾(トレーラ)とで構成される。データ部
は「01111110」の透過性を保ってこのビットパ
ターンがデータ中に現れないようにし、末尾を確実に検
出できるようにする。なお、データ部にこのパターンが
現れないようにするアルゴリズムについては、例えばH
DLC(JIS−X−5104)に記載されており、本
発明には直接関係がないのでその詳細については省略す
る。
【0100】次に上記の動作を実現するため、各ノード
における通信処理装置の処理の手順を、図17、図5の
フローチャート(各ノードに共通)により説明する。
【0101】図17は、ノードに電源を投入してからそ
のノードが伝送路に参入するまでの手順を示したもので
ある。
【0102】まず電源が投入されると、通信処理装置は
通信制御を開始するまでは伝送路に影響を与えないよう
に出力disable 状態にする(ステップS51)。そして
その状態で伝送路を監視するため、参入監視用のデクリ
メントタイマーを初期値(送受信の1サイクルに相当す
る期間、すなわちフレームの起点から次のフレームの起
点までに相当する期間)にプリセットする(ステップS
52)。そしてステップS54とS55とで、この期間
内に伝送路が「1」の状態になるか否かを監視する。
【0103】もし、伝送路がまだ全く使用されていない
場合には、この期間内に伝送路が「1」になることはな
いので、ステップS55でタイムアウトになるとメイン
ループへと進む。
【0104】一方、既に伝送路が他のノードにより使用
されている場合には、この期間内にそれらのノードのデ
ータブロックまたは同期信号によって必ず「1」になる
瞬間が存在する。それをステップS53でチェックし、
伝送路を流れるデータの中から特異なビットパターンを
持つトレーラを検出する。
【0105】トレーラの次に現れるビットパターンは、
ヘッダか同期信号のいずれかであるから、これをステッ
プS57〜S59でチェックし、同期信号でなければ再
びスフップS52へ戻る。一方、同期信号を検出する
と、ステップS5Aへ進み、同期信号の末尾を待つ。
【0106】同期信号の末尾を検出すると、フレーム起
点直前確認用のデクリメントタイマを初期値(フレーム
起点監視時間−Δt)にプリセットする(ステップS5
B)。ここで、Δtは各ノードのフレーム起点の微妙な
差による判断ミスを防ぐためのマージンである。そし
て、ステップS5C、S5Dでこの期間内に伝送路が
「1」の状態にならないことを確認する。さらに、実際
に1フレーム分のデータが正常に受信できるかを後述の
フレームチェック処理(ステップS5E)でチェック
し、正常であればメインループへ進む。
【0107】また異常であれば、ステップS52へ戻
り、再び参入を試みる。
【0108】メインループにおける処理手順は同期信号
出力デクリメントタイマーの初期値(2bit長以上の
任意の時間とする)が異なる以外は、第1の実施例(図
4参照)と同様であるため省略する。
【0109】また、各々のデータブロックの送受信は、
時間で区切られるのではなくヘッダとトレーラで規定さ
れる任意の長さで行う。
【0110】図18は、第4の実施例におけるタイミン
グチャートで、図10相当図である。図のように、各デ
ータブロックが最適の長さとなり、また同期信号も短い
ため、図10の場合にくらべて伝送効率をあげることが
できる。
【0111】また、前述の第3の実施例にも同様にして
適用し、伝送効率をあげることもできる。
【0112】
【発明の効果】本発明によれば、制御局によるポーリン
グシーケンスやトークンの移送シーケンスを不要とする
ことができるだけでなく、伝送路に流れるデータは、そ
の信号の発生タイミング自体が「発信ノードを識別する
情報」或いは「データの種類を識別する情報」となるた
め、伝送路に流すデータに「発信アドレス」や「データ
の種類」を入れる必要もなく、伝送路を非常に効率良く
使用することができる。
【0113】しかも、無信号の累積時間を用いるように
すると、故障或いはその他の理由で特定のノードが通信
を行わない場合、或いはデータの種類によって出力しな
いデータがある場合でも、伝送路の空き時間を最小限と
することができ、より一層使用効率を向上させることが
できる。
【0114】また、ノード同士の伝送路使用の衝突やそ
れに伴う再出力がないため、伝送遅延は常に安定してい
るだけでなく、任意のノードが機能を停止したとして
も、他のノード間の通信は一時的にでも停止させられた
り、伝送遅延が平常時より大きくなることなく継続する
ことができ、耐故障性やリアルタイム性にも非常に優れ
た効果を発揮することができる。
【0115】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による処理ノードの構成を示す図であ
る。
【図2】本発明による伝送路およびイライバの構成例で
ある。
【図3】本発明による信号の形式を示す図である。
【図4】本発明における通信処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明における通信処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明における通信処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明における通信処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明における各ノードの処理内容と伝送路の
状態を示したタイミングチャートである。
【図9】本発明における各ノードの処理内容と伝送路の
状態を示したタイミングチャートである。
【図10】本発明の他の実施例における各ノードの処理
内容と伝送路の状態を示したタイミングチャートであ
る。
【図11】本発明の他の実施例における各ノードの処理
内容と伝送路の状態を示したタイミングチャートであ
る。
【図12】本発明の他の実施例における通信処理の手順
を示すフローチャートである。
【図13】本発明の他の実施例における通信処理の手順
を示すフローチャートである。
【図14】本発明の他の実施例における各ノードの処理
内容と伝送路の状態を示したタイミングチャートであ
る。
【図15】本発明の他の実施例における通信処理の手順
を示すフローチャートである。
【図16】本発明の他の実施例における通信処理の手順
を示すフローチャートである。
【図17】本発明における通信処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図18】本発明の他の実施例における各ノードの処理
内容と伝送路の状態を示したタイミングチャートであ
る。
【図19】分散制御システムの全体構成を示す図であ
る。
【図20】従来の各ノードの処理内容と伝送路の状態を
示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
B データ伝送路 #1〜#4 処理ノード 11〜16 制御対象機器 20 通信インターフェイス 30 通信処理装置 31 送信処理手段 32 受信処理手段 33 同期信号出力手段 34 フレーム起点検出手段 35 伝送路使用期間決定手段 40 制御処理装置 50 入出力ポート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス型のデータ伝送路に複数の処理ノー
    ドが接続され、各処理ノードはデータ伝送路を介して互
    いに情報を交換することにより、各処理ノードに接続さ
    れた機器群から構成されるシステムの全体を制御するよ
    うにした分散制御システムにおいて、 前記各処理ノードはそれぞれ、自律的な通信同期の為の
    同期信号を前記データ伝送路に出力する同期信号出力手
    段と、前記データ伝送路における各ノードの同期信号が
    すべて無信号となった時点からの経過時間を監視して次
    の伝送フレームの起点を検出するフレーム起点検出手段
    と、該伝送フレームの起点以降のデータ伝送路における
    無信号状態の累積時間を、予めノード別に与えられた値
    と比較することによって自ノードの伝送路使用期間の決
    定を行う伝送路使用期間決定手段とを、備えたことを特
    徴とする分散制御用データ伝送システム。
  2. 【請求項2】 バス型のデータ伝送路に複数の処理ノー
    ドが接続され、各処理ノードはデータ伝送路を介して互
    いに情報を交換することにより、各処理ノードに接続さ
    れた機器群から構成されるシステムの全体を制御するよ
    うにした分散制御システムにおいて、 前記各処理ノードはそれぞれ、自律的な通信同期の為の
    同期信号を前記データ伝送路に出力する同期信号出力手
    段と、前記データ伝送路における各ノードの同期信号が
    すべて無信号となった時点からの経過時間を監視して次
    の伝送フレームの起点を検出するフレーム起点検出手段
    と、該伝送フレームの起点からの経過時間を、予め出力
    データの種類別に与えられた値と比較することによって
    自ノードの伝送路使用期間の決定を行う伝送路使用期間
    決定手段とを、備えたことを特徴とする分散制御用デー
    タ伝送システム。
  3. 【請求項3】 バス型のデータ伝送路に複数の処理ノー
    ドが接続され、各処理ノードはデータ伝送路を介して互
    いに情報を交換することにより、各処理ノードに接続さ
    れた機器群から構成されるシステムの全体を制御するよ
    うにした分散制御システムにおいて、 前記各処理ノードはそれぞれ、自律的な通信同期の為の
    同期信号を前記データ伝送路に出力する同期信号出力手
    段と、前記データ伝送路における各ノードの同期信号が
    すべて無信号となった時点からの経過時間を監視して次
    の伝送フレームの起点を検出するフレーム起点検出手段
    と、該伝送フレームの起点以降のデータ伝送路における
    無信号状態の累積時間を、予め出力データの種類別に与
    えられた値と比較することによって自ノードの伝送路使
    用期間の決定を行う伝送路使用期間決定手段とを、備え
    たことを特徴とする分散制御用データ伝送システム。
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