JP3251161B2 - 移植機の苗取板 - Google Patents
移植機の苗取板Info
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- JP3251161B2 JP3251161B2 JP30785795A JP30785795A JP3251161B2 JP 3251161 B2 JP3251161 B2 JP 3251161B2 JP 30785795 A JP30785795 A JP 30785795A JP 30785795 A JP30785795 A JP 30785795A JP 3251161 B2 JP3251161 B2 JP 3251161B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- plate
- collecting plate
- mat
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- Prior art date
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- Transplanting Machines (AREA)
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、移植機の苗載台に
マット苗を移し替える苗取板に関する。
マット苗を移し替える苗取板に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、苗箱で育成された苗マットを田植
機の苗載台に移し替える苗補給作業時に用いる苗取板
は、鉄板又はプラスチック材により一箱分の苗マットを
掬い上げて載置する苗載面を形成するように長方形の平
板状に形成されている。そしてその両外側端は切り離し
状に形成されるか、または裏面に形成したリブ部と同高
さに形成されている。
機の苗載台に移し替える苗補給作業時に用いる苗取板
は、鉄板又はプラスチック材により一箱分の苗マットを
掬い上げて載置する苗載面を形成するように長方形の平
板状に形成されている。そしてその両外側端は切り離し
状に形成されるか、または裏面に形成したリブ部と同高
さに形成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の苗取板の両外側
端は、エッジ状の断面に形成されているので、苗載台に
苗補給を行なう際に、苗取板の前端部の一側が苗載台の
苗載板の中途部に接当した状態で行なわれると、苗取板
のエッジ部が上記苗載板の表面に形成された滑動突起等
の凹凸状部に引っかかって苗取板を横方向に摺接しなが
ら移動させて行なう苗補給の位置合わせが困難となる。
この場合は再度苗取板を持ち上げて苗載板に位置決めし
た後苗補給を行なわねばならない等の煩雑な作業を要
し、苗補給作業を非能率にする等の問題があった。
端は、エッジ状の断面に形成されているので、苗載台に
苗補給を行なう際に、苗取板の前端部の一側が苗載台の
苗載板の中途部に接当した状態で行なわれると、苗取板
のエッジ部が上記苗載板の表面に形成された滑動突起等
の凹凸状部に引っかかって苗取板を横方向に摺接しなが
ら移動させて行なう苗補給の位置合わせが困難となる。
この場合は再度苗取板を持ち上げて苗載板に位置決めし
た後苗補給を行なわねばならない等の煩雑な作業を要
し、苗補給作業を非能率にする等の問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】従来の苗取板の持つ問題
点を解決するための本発明の移植機の苗取板は、苗マッ
トを苗箱から移植機Ａの苗載台６に移し替える苗取板７
において、前記苗取板７に形成される掬い部71の両側
に、苗取板７の底面部73よりも下方に高く形成した案内
リブ75を設けるとともに、この案内リブ75の外周形状を
滑らかなアール面76に形成している。
点を解決するための本発明の移植機の苗取板は、苗マッ
トを苗箱から移植機Ａの苗載台６に移し替える苗取板７
において、前記苗取板７に形成される掬い部71の両側
に、苗取板７の底面部73よりも下方に高く形成した案内
リブ75を設けるとともに、この案内リブ75の外周形状を
滑らかなアール面76に形成している。
【０００５】前記のように苗取板７を構成することによ
って、マット苗を載せた苗取板７を苗載台６の表面を横
方向に摺接しながら移動させても、下面の両側に形成し
てある案内リブ75によって、苗載台６の表面の滑動突起
40を簡単に乗り越えることができるためにマット苗を効
率的に苗載台６に供給することができる。
って、マット苗を載せた苗取板７を苗載台６の表面を横
方向に摺接しながら移動させても、下面の両側に形成し
てある案内リブ75によって、苗載台６の表面の滑動突起
40を簡単に乗り越えることができるためにマット苗を効
率的に苗載台６に供給することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１においてＡは乗用型の田植機
であり、前輪１a 及び後輪１b を有する機体１の前部に
エンジン２を搭載し、ハンドル３a 及び座席３b 等から
なる運転席３を設けるとともに、後部に昇降機構４を設
けて植付装置５を昇降可動に装着している。
であり、前輪１a 及び後輪１b を有する機体１の前部に
エンジン２を搭載し、ハンドル３a 及び座席３b 等から
なる運転席３を設けるとともに、後部に昇降機構４を設
けて植付装置５を昇降可動に装着している。
【０００７】前記植付装置５は、苗を掻取って植付ける
植付爪５a を複数条分有する伝動機枠５b に、接地用の
フロート５c を吊り下げるとともに、上方にマット苗Ｍ
を複数条分平行して載置可能な苗載台６を後傾斜に設け
て構成している。そして、この苗載台６は図２，図３
（Ａ），（Ｃ）に示すように、各苗条分のマット苗Ｍを
載置する苗載板６a を、上方に突曲形成された仕切条６
b 間に形成して横一連に側面視で凸形の１枚の板状に形
成して伝動機枠５b 上に取付けている。
植付爪５a を複数条分有する伝動機枠５b に、接地用の
フロート５c を吊り下げるとともに、上方にマット苗Ｍ
を複数条分平行して載置可能な苗載台６を後傾斜に設け
て構成している。そして、この苗載台６は図２，図３
（Ａ），（Ｃ）に示すように、各苗条分のマット苗Ｍを
載置する苗載板６a を、上方に突曲形成された仕切条６
b 間に形成して横一連に側面視で凸形の１枚の板状に形
成して伝動機枠５b 上に取付けている。
【０００８】そして前記苗載板６a の縦方向に所定間隔
を設けてマット苗Ｍの下方への滑動を促す滑動突起60を
複数条突設している。更に、図３（Ａ）に示すように、
この苗載台６の上方の後退屈曲部位の滑動突起60間には
マット苗Ｍの滑動抵抗を少なくするための孔61，61を適
数開設している。また、前記滑動突起60の上端部側は図
３（Ｂ）に範囲Ｓで示すように、上方に至る程低くなる
ように形成し、マット苗Ｍを上方から苗載板６a に挿入
載置し易くしている。また、この苗載板６a の下部には
図２に示すように突起付ベルト等からなる苗送装置63が
配置されている。
を設けてマット苗Ｍの下方への滑動を促す滑動突起60を
複数条突設している。更に、図３（Ａ）に示すように、
この苗載台６の上方の後退屈曲部位の滑動突起60間には
マット苗Ｍの滑動抵抗を少なくするための孔61，61を適
数開設している。また、前記滑動突起60の上端部側は図
３（Ｂ）に範囲Ｓで示すように、上方に至る程低くなる
ように形成し、マット苗Ｍを上方から苗載板６a に挿入
載置し易くしている。また、この苗載板６a の下部には
図２に示すように突起付ベルト等からなる苗送装置63が
配置されている。
【０００９】次に、植付作業を行なうに当たり、苗を育
成する苗箱（図示せず）からマット苗Ｍを掬い取り、上
記苗載台６に移し替える際に用いる苗取板７の構成につ
いて説明する。この苗取板７は、図４に示すように一板
のマット苗Ｍの下面を平坦な苗載面70に苗箱から掬い取
って載置可能な幅と長さに形成され、その前端縁には先
鋭な掬い部71を設けるとともに後端部には把持部72を設
けている。
成する苗箱（図示せず）からマット苗Ｍを掬い取り、上
記苗載台６に移し替える際に用いる苗取板７の構成につ
いて説明する。この苗取板７は、図４に示すように一板
のマット苗Ｍの下面を平坦な苗載面70に苗箱から掬い取
って載置可能な幅と長さに形成され、その前端縁には先
鋭な掬い部71を設けるとともに後端部には把持部72を設
けている。
【００１０】図面に示す苗取板７は、プラスチック材に
より成形加工が行われて製作するようにしており、その
裏側となる底面部73には補強用のリブ74，74ａを縦横に
格子模様となるように突設するとともに、縦方向の左右
両外側には案内リブ75を下方に向けて一体的に突設して
いる。この案内リブ75は、図４（Ａ），（Ｄ）に示すよ
うに、苗取板７の底面部73、即ち前記リブ74，74ａより
も下方に高く突出させるとともに、掬い部71から把持部
72間にわたって設け、その外周形状を滑らかな円弧状の
アール面76に形成している。これにより、苗取板７の外
側の強度アップを図るとともに、苗マットＭを苗載台６
に補給する際に、この苗載台６の例えば前記滑動突起60
等の引っかかりを防止して円滑に苗補給作業を行なうよ
うに構成している。
より成形加工が行われて製作するようにしており、その
裏側となる底面部73には補強用のリブ74，74ａを縦横に
格子模様となるように突設するとともに、縦方向の左右
両外側には案内リブ75を下方に向けて一体的に突設して
いる。この案内リブ75は、図４（Ａ），（Ｄ）に示すよ
うに、苗取板７の底面部73、即ち前記リブ74，74ａより
も下方に高く突出させるとともに、掬い部71から把持部
72間にわたって設け、その外周形状を滑らかな円弧状の
アール面76に形成している。これにより、苗取板７の外
側の強度アップを図るとともに、苗マットＭを苗載台６
に補給する際に、この苗載台６の例えば前記滑動突起60
等の引っかかりを防止して円滑に苗補給作業を行なうよ
うに構成している。
【００１１】前記のように構成した苗取板７による苗補
給作業は、苗箱から苗マットＭを掬い取って苗載面70に
載せた状態で、その前端部の掬い部71を苗載台６の仕切
条６b 間の苗載板６a に接当させて位置合わせを行な
い、その後端の把持部72側を持ち上げて急傾斜状とな
し、マット苗Ｍを滑落させることにより上記苗載板６a
に補給することによって行なう。
給作業は、苗箱から苗マットＭを掬い取って苗載面70に
載せた状態で、その前端部の掬い部71を苗載台６の仕切
条６b 間の苗載板６a に接当させて位置合わせを行な
い、その後端の把持部72側を持ち上げて急傾斜状とな
し、マット苗Ｍを滑落させることにより上記苗載板６a
に補給することによって行なう。
【００１２】この場合、作業者は運転席５に座ったまま
後向き姿勢で上記のような苗補給作業を行なうので、苗
取板７は図２に示すように偏寄した姿勢でその一側前端
部位が苗載板６a と斜方向となって接当され易いもので
あるが、本発明の苗取板７においては、外側に設けた案
内リブ75のアール面76が苗載板６a 上に突出した滑動突
起60をその大きな円弧面で容易且つ円滑に乗越えること
かできる。
後向き姿勢で上記のような苗補給作業を行なうので、苗
取板７は図２に示すように偏寄した姿勢でその一側前端
部位が苗載板６a と斜方向となって接当され易いもので
あるが、本発明の苗取板７においては、外側に設けた案
内リブ75のアール面76が苗載板６a 上に突出した滑動突
起60をその大きな円弧面で容易且つ円滑に乗越えること
かできる。
【００１３】従って、従来の苗取板のようにこの部で引
っかかり等を生ずることなく、図２（Ｃ）に鎖線で示す
ように側方移動させて、苗載板６a 上に的確に位置決め
することができて苗補給作業を速やかに行なうことがで
きる。そして、この時、苗取板７は案内リブ75によって
十分な側面剛性を有しているのでマット苗Ｍの重量によ
って撓むことが少なく、また前記位置決め時の側方移動
に際して側方にかかる抵抗に対しても変曲することな
く、良好に位置合わせを行なうことができるので、一連
の苗補給作業を能率よく行なうことができる。
っかかり等を生ずることなく、図２（Ｃ）に鎖線で示す
ように側方移動させて、苗載板６a 上に的確に位置決め
することができて苗補給作業を速やかに行なうことがで
きる。そして、この時、苗取板７は案内リブ75によって
十分な側面剛性を有しているのでマット苗Ｍの重量によ
って撓むことが少なく、また前記位置決め時の側方移動
に際して側方にかかる抵抗に対しても変曲することな
く、良好に位置合わせを行なうことができるので、一連
の苗補給作業を能率よく行なうことができる。
【００１４】
【発明の効果】請求項１の発明により、苗取板の掬い部
71の両側に形成した案内リブのアール面によって、苗載
板上で滑動突起のような凹凸状物によって位置決め時の
側方への移動を妨げることなくスムースに行なうことが
できるので、苗取板と苗載台の位置合わせを容易且つ速
やかに行なうことができてマット苗の補給作業を能率よ
く行なうことができる。
71の両側に形成した案内リブのアール面によって、苗載
板上で滑動突起のような凹凸状物によって位置決め時の
側方への移動を妨げることなくスムースに行なうことが
できるので、苗取板と苗載台の位置合わせを容易且つ速
やかに行なうことができてマット苗の補給作業を能率よ
く行なうことができる。
【図１】乗用型の田植機の側面図である。
【図２】（Ａ）は苗載台と苗取板を示す斜視図、（Ｂ）
は図（Ａ）における苗補給作業を示す側面図、（Ｃ）は
図（Ｂ）の断面方向の作用図である。
は図（Ａ）における苗補給作業を示す側面図、（Ｃ）は
図（Ｂ）の断面方向の作用図である。
【図３】（Ａ）は苗載台の要部平面図、（Ｂ）は（Ａ）
の上部を示す側面図、（Ｃ）は（Ａ）のＢ−Ｂ線断面の
拡大図である。
の上部を示す側面図、（Ｃ）は（Ａ）のＢ−Ｂ線断面の
拡大図である。
【図４】（Ａ）は苗取板の裏側を示す平面図、（Ｂ）は
（Ａ）の正面図、（Ｃ）は左側面図、（Ｄ）は案内リブ
の拡大図である。
（Ａ）の正面図、（Ｃ）は左側面図、（Ｄ）は案内リブ
の拡大図である。
【符号の説明】 １ 機体 ５ 植付装置 ６ 苗載台 ７ 苗取板 71 掬い部 72 把持部 73 底面部 75 案内リブ 76 アール面 Ａ 田植機（移
植機）
植機）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−228406（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−130107（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−68420（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−92908（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01C 11/00
Claims (1)
- 【請求項１】 苗マットＭを苗箱から移植機Ａの苗載台
６に移し替える苗取板７において、前記苗取板７に形成
される掬い部71の両側に、苗取板７の底面部73よりも下
方に高く形成した案内リブ75を設けるとともに、この案
内リブ75の外周形状を滑らかなアール面76に形成したこ
とを特徴とする移植機の苗取板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30785795A JP3251161B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 移植機の苗取板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30785795A JP3251161B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 移植機の苗取板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09140221A JPH09140221A (ja) | 1997-06-03 |
| JP3251161B2 true JP3251161B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=17974017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30785795A Expired - Fee Related JP3251161B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 移植機の苗取板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3251161B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP30785795A patent/JP3251161B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09140221A (ja) | 1997-06-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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