JP3250552B2 - カラー印刷処理装置及びカラー印刷処理方法 - Google Patents
カラー印刷処理装置及びカラー印刷処理方法Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー印刷に適し
たカラー印刷処理装置及びカラー印刷処理方法に関す
る。
たカラー印刷処理装置及びカラー印刷処理方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、カラー印刷処理において、フ
ルカラービットマップには写真向きの色変換ＬＵＴ（ル
ックアップテーブル）を使用し、フルカラービットマッ
プ以外の文字や図形には幾何的図形向きの色変換用のＬ
ＵＴを使用している。これにより、高画質が実現される
ようになっている。
ルカラービットマップには写真向きの色変換ＬＵＴ（ル
ックアップテーブル）を使用し、フルカラービットマッ
プ以外の文字や図形には幾何的図形向きの色変換用のＬ
ＵＴを使用している。これにより、高画質が実現される
ようになっている。
【０００３】ここで、従来のカラー印刷処理装置の一例
を図５に示す。
を図５に示す。
【０００４】図５のカラー印刷処理装置は、アプリケー
ション１０１、描画オブジェクト生成部１０２、オブジ
ェクト判定部１０３、ＬＵＴ設定部１０４、ＬＵＴ設定
部１０５、色変換部１０６及びラスタライズ部１０７を
備えている。
ション１０１、描画オブジェクト生成部１０２、オブジ
ェクト判定部１０３、ＬＵＴ設定部１０４、ＬＵＴ設定
部１０５、色変換部１０６及びラスタライズ部１０７を
備えている。
【０００５】そして、アプリケーション１０１が印刷デ
ータを出力すると、描画オブジェクト生成部１０２が印
刷データを解析し、単純な描画オブジェクトに分解す
る。次いで、オブジェクト判定部１０３が描画オブジェ
クトの種類を判別し、適切なＬＵＴ設定部１０４又は１
０５を呼出す。
ータを出力すると、描画オブジェクト生成部１０２が印
刷データを解析し、単純な描画オブジェクトに分解す
る。次いで、オブジェクト判定部１０３が描画オブジェ
クトの種類を判別し、適切なＬＵＴ設定部１０４又は１
０５を呼出す。
【０００６】ここで、ＬＵＴ設定部１０４は、文字、幾
何的図形、ＲＯＰ（ラスタオペレーション）の必要なフ
ルカラービットマップに適した色変換ＬＵＴを設定す
る。ＬＵＴ設定部１０５は、写真画像であるフルカラー
ビットマップに適した色変換ＬＵＴを設定する。
何的図形、ＲＯＰ（ラスタオペレーション）の必要なフ
ルカラービットマップに適した色変換ＬＵＴを設定す
る。ＬＵＴ設定部１０５は、写真画像であるフルカラー
ビットマップに適した色変換ＬＵＴを設定する。
【０００７】次いで、色変換部１０６が設定された色変
換ＬＵＴに応じて、描画オブジェクトの色変換を行う
と、ラスタライズ部１０７が色変換部１０６によって色
変換された描画オブジェクトを描画する。
換ＬＵＴに応じて、描画オブジェクトの色変換を行う
と、ラスタライズ部１０７が色変換部１０６によって色
変換された描画オブジェクトを描画する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のカラー印刷処理装置においては、ＲＯＰ（ラスタオ
ペレーション）処理を必要とするフルカラービットマッ
プと図形とが重なった場合、オブジェクト判定部１０３
によるＲＯＰ（ラスタオペレーション）に伴う判定が行
われず、ＲＯＰ（ラスタオペレーション）が不正となる
場合がある。
来のカラー印刷処理装置においては、ＲＯＰ（ラスタオ
ペレーション）処理を必要とするフルカラービットマッ
プと図形とが重なった場合、オブジェクト判定部１０３
によるＲＯＰ（ラスタオペレーション）に伴う判定が行
われず、ＲＯＰ（ラスタオペレーション）が不正となる
場合がある。
【０００９】これは、ＲＯＰ（ラスタオペレーション）
処理が必要なとき、フルカラービットマップとそれ以外
の描画オブジェクトとでは色変換後の結果が異なるた
め、同じ色で出力されることを前提にしたＲＯＰが不正
となるためである。
処理が必要なとき、フルカラービットマップとそれ以外
の描画オブジェクトとでは色変換後の結果が異なるた
め、同じ色で出力されることを前提にしたＲＯＰが不正
となるためである。
【００１０】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ＲＯＰ（ラスタオペレーション）が不正
となる場合を減少させることができるカラー印刷処理装
置及びカラー印刷処理方法を提供することができるよう
にするものである。
たものであり、ＲＯＰ（ラスタオペレーション）が不正
となる場合を減少させることができるカラー印刷処理装
置及びカラー印刷処理方法を提供することができるよう
にするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載のカラー
印刷処理装置は、印刷データを出力するアプリケーショ
ンと、印刷データを解析し、単純な描画オブジェクトに
分解する描画オブジェクト生成部と、ＲＯＰ（ラスタオ
ペレーション）の必要な写真画像であるフルカラービッ
トマップ及びフルカラービットマップ以外に適した色変
換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を設定する第１のＬ
ＵＴ設定部と、ＲＯＰ（ラスタオペレーション）の不要
なフルカラービットマップに適した色変換ＬＵＴ（ルッ
クアップテーブル）を設定する第２のＬＵＴ設定部と、
描画オブジェクトの種類を判別し、適切な第１又は第２
のＬＵＴ設定部を呼出すオブジェクト判定部と、呼出さ
れた第１又は第２のＬＵＴ設定部による設定された色変
換ＬＵＴに応じて、描画オブジェクトの色変換を行う色
変換部と、色変換部によって色変換された描画オブジェ
クトを描画するラスタライズ部と、オブジェクト判定部
によりフルカラービットマップと判定されたとき、描画
オブジェクトのＲＯＰ（ラスタオペレーション）の要又
は不要に応じて適切な第１又は第２のＬＵＴ設定部を呼
出すラスタオペレーション判定部とを備えることを特徴
とする。また、オブジェクト判定部は、描画オブジェク
トがフルカラービットマップの画像であるか、それ以外
であるかを判定し、フルカラービットマップ以外であれ
ば、第１のＬＵＴ設定部を呼出し、フルカラービットマ
ップであれば、ラスタオペレーション判定部を呼出し、
フルカラービットマップのＲＯＰ（ラスタオペレーショ
ン）を判定させるようにすることができる。また、ラス
タオペレーション判定部は、フルカラービットマップの
ＲＯＰ（ラスタオペレーション）が必要であると判定し
た場合、第１のＬＵＴ設定部を呼出し、ＲＯＰ（ラスタ
オペレーション）が不要であると判定した場合、第２の
ＬＵＴ設定部を呼出すようにすることができる。請求項
４に記載のカラー印刷処理方法は、アプリケーションに
よって印刷データを出力する第１の工程と、描画オブジ
ェクト生成部によって印刷データを解析し、単純な描画
オブジェクトに分解する第２の工程と、ＲＯＰ（ラスタ
オペレーション）の必要な写真画像であるフルカラービ
ットマップ及びフルカラービット マップ以外に適した色
変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を第１のＬＵＴ設
定部によって設定する第３の工程と、ＲＯＰ（ラスタオ
ペレーション）の不要なフルカラービットマップに適し
た色変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を第２のＬＵ
Ｔ設定部によって設定する第４の工程と、オブジェクト
判定部によって描画オブジェクトの種類を判別し、適切
な第１又は第２のＬＵＴ設定部を呼出す第５の工程と、
呼出された第１又は第２のＬＵＴ設定部による設定され
た色変換ＬＵＴに応じて、描画オブジェクトの色変換を
色変換部によって行う第６の工程と、色変換部により色
変換された描画オブジェクトをラスタライズ部によって
描画する第７の工程と、オブジェクト判定部によりフル
カラービットマップと判定されたとき、描画オブジェク
トのＲＯＰ（ラスタオペレーション）の要又は不要に応
じて適切な第１又は第２のＬＵＴ設定部をラスタオペレ
ーション判定部により呼出す第８の工程とを備えること
を特徴とする。また、第５の工程には、描画オブジェク
トがフルカラービットマップの画像であるか、それ以外
であるかを判定する第９の工程と、フルカラービットマ
ップ以外であれば、第１のＬＵＴ設定部を呼出す第１０
の工程と、フルカラービットマップであれば、ラスタオ
ペレーション判定部を呼出し、フルカラービットマップ
のＲＯＰ（ラスタオペレーション）を判定させる第１１
の工程とが含まれるようにすることができる。また、第
１１の工程には、フルカラービットマップのＲＯＰ（ラ
スタオペレーション）が必要であると判定した場合、第
１のＬＵＴ設定部を呼出す第１２の工程と、ＲＯＰ（ラ
スタオペレーション）が不要であると判定した場合、第
２のＬＵＴ設定部を呼出す第１３の工程とが含まれるよ
うにすることができる。本発明に係るカラー印刷処理装
置及びカラー印刷処理方法においては、印刷データを出
力し、描画オブジェクト生成部により印刷データを解析
して単純な描画オブジェクトに分解し、ＲＯＰ（ラスタ
オペレーション）の必要な写真画像であるフルカラービ
ットマップ及びフルカラービットマップ以外に適した色
変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を第１のＬＵＴ設
定部によって設定し、第２のＬＵＴ設定部によってＲＯ
Ｐ（ラスタオペレーション）の不要なフルカラービット
マップに適した色変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）
を設定し、オブジェクト判定部によって描画オブジェク
トの種類を判別し、適切な第１又は第２のＬＵＴ設定部
を呼出し、呼出された第１又は第２のＬＵＴ設定部によ
る設定された色変換ＬＵＴに応じて、描画オブジェクト
の色変換を色変換部によって行い、色変換部により色変
換された描画オブジェクトをラスタライズ部によって描
画するとともに、オブジェクト判定部によりフルカラー
ビットマップと判定されたとき、描画オブジェクトのＲ
ＯＰ（ラスタオペレーション）の要又は不要に応じて適
切な第１又は第２のＬＵＴ設定部を呼出すようにする。
印刷処理装置は、印刷データを出力するアプリケーショ
ンと、印刷データを解析し、単純な描画オブジェクトに
分解する描画オブジェクト生成部と、ＲＯＰ（ラスタオ
ペレーション）の必要な写真画像であるフルカラービッ
トマップ及びフルカラービットマップ以外に適した色変
換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を設定する第１のＬ
ＵＴ設定部と、ＲＯＰ（ラスタオペレーション）の不要
なフルカラービットマップに適した色変換ＬＵＴ（ルッ
クアップテーブル）を設定する第２のＬＵＴ設定部と、
描画オブジェクトの種類を判別し、適切な第１又は第２
のＬＵＴ設定部を呼出すオブジェクト判定部と、呼出さ
れた第１又は第２のＬＵＴ設定部による設定された色変
換ＬＵＴに応じて、描画オブジェクトの色変換を行う色
変換部と、色変換部によって色変換された描画オブジェ
クトを描画するラスタライズ部と、オブジェクト判定部
によりフルカラービットマップと判定されたとき、描画
オブジェクトのＲＯＰ（ラスタオペレーション）の要又
は不要に応じて適切な第１又は第２のＬＵＴ設定部を呼
出すラスタオペレーション判定部とを備えることを特徴
とする。また、オブジェクト判定部は、描画オブジェク
トがフルカラービットマップの画像であるか、それ以外
であるかを判定し、フルカラービットマップ以外であれ
ば、第１のＬＵＴ設定部を呼出し、フルカラービットマ
ップであれば、ラスタオペレーション判定部を呼出し、
フルカラービットマップのＲＯＰ（ラスタオペレーショ
ン）を判定させるようにすることができる。また、ラス
タオペレーション判定部は、フルカラービットマップの
ＲＯＰ（ラスタオペレーション）が必要であると判定し
た場合、第１のＬＵＴ設定部を呼出し、ＲＯＰ（ラスタ
オペレーション）が不要であると判定した場合、第２の
ＬＵＴ設定部を呼出すようにすることができる。請求項
４に記載のカラー印刷処理方法は、アプリケーションに
よって印刷データを出力する第１の工程と、描画オブジ
ェクト生成部によって印刷データを解析し、単純な描画
オブジェクトに分解する第２の工程と、ＲＯＰ（ラスタ
オペレーション）の必要な写真画像であるフルカラービ
ットマップ及びフルカラービット マップ以外に適した色
変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を第１のＬＵＴ設
定部によって設定する第３の工程と、ＲＯＰ（ラスタオ
ペレーション）の不要なフルカラービットマップに適し
た色変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を第２のＬＵ
Ｔ設定部によって設定する第４の工程と、オブジェクト
判定部によって描画オブジェクトの種類を判別し、適切
な第１又は第２のＬＵＴ設定部を呼出す第５の工程と、
呼出された第１又は第２のＬＵＴ設定部による設定され
た色変換ＬＵＴに応じて、描画オブジェクトの色変換を
色変換部によって行う第６の工程と、色変換部により色
変換された描画オブジェクトをラスタライズ部によって
描画する第７の工程と、オブジェクト判定部によりフル
カラービットマップと判定されたとき、描画オブジェク
トのＲＯＰ（ラスタオペレーション）の要又は不要に応
じて適切な第１又は第２のＬＵＴ設定部をラスタオペレ
ーション判定部により呼出す第８の工程とを備えること
を特徴とする。また、第５の工程には、描画オブジェク
トがフルカラービットマップの画像であるか、それ以外
であるかを判定する第９の工程と、フルカラービットマ
ップ以外であれば、第１のＬＵＴ設定部を呼出す第１０
の工程と、フルカラービットマップであれば、ラスタオ
ペレーション判定部を呼出し、フルカラービットマップ
のＲＯＰ（ラスタオペレーション）を判定させる第１１
の工程とが含まれるようにすることができる。また、第
１１の工程には、フルカラービットマップのＲＯＰ（ラ
スタオペレーション）が必要であると判定した場合、第
１のＬＵＴ設定部を呼出す第１２の工程と、ＲＯＰ（ラ
スタオペレーション）が不要であると判定した場合、第
２のＬＵＴ設定部を呼出す第１３の工程とが含まれるよ
うにすることができる。本発明に係るカラー印刷処理装
置及びカラー印刷処理方法においては、印刷データを出
力し、描画オブジェクト生成部により印刷データを解析
して単純な描画オブジェクトに分解し、ＲＯＰ（ラスタ
オペレーション）の必要な写真画像であるフルカラービ
ットマップ及びフルカラービットマップ以外に適した色
変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を第１のＬＵＴ設
定部によって設定し、第２のＬＵＴ設定部によってＲＯ
Ｐ（ラスタオペレーション）の不要なフルカラービット
マップに適した色変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）
を設定し、オブジェクト判定部によって描画オブジェク
トの種類を判別し、適切な第１又は第２のＬＵＴ設定部
を呼出し、呼出された第１又は第２のＬＵＴ設定部によ
る設定された色変換ＬＵＴに応じて、描画オブジェクト
の色変換を色変換部によって行い、色変換部により色変
換された描画オブジェクトをラスタライズ部によって描
画するとともに、オブジェクト判定部によりフルカラー
ビットマップと判定されたとき、描画オブジェクトのＲ
ＯＰ（ラスタオペレーション）の要又は不要に応じて適
切な第１又は第２のＬＵＴ設定部を呼出すようにする。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【００１３】図１は、本発明のカラー印刷処理装置の実
施の形態を示す図、図２は、図１の色変換部をＲＧＢ−
ＣＭＹ色変換部に代えた場合を示す図、図３は、図１の
色変換部をＲＧＢ−ＣＭＹＫ色変換部に代えた場合を示
す図、図４は、図１の色変換部をＲＧＢ−Ｋ色変換部に
代えた場合を示す図である。なお、以下に説明する図に
おいて、図５と共通する部分には同一符号を付すものと
する。
施の形態を示す図、図２は、図１の色変換部をＲＧＢ−
ＣＭＹ色変換部に代えた場合を示す図、図３は、図１の
色変換部をＲＧＢ−ＣＭＹＫ色変換部に代えた場合を示
す図、図４は、図１の色変換部をＲＧＢ−Ｋ色変換部に
代えた場合を示す図である。なお、以下に説明する図に
おいて、図５と共通する部分には同一符号を付すものと
する。
【００１４】図１に示すカラー印刷処理装置は、アプリ
ケーション１０１、描画オブジェクト生成部１０２、オ
ブジェクト判定部１０３、ＬＵＴ設定部１０４、ＬＵＴ
設定部１０５、色変換部１０６、ラスタライズ部１０７
及びラスタオペレーション判定部１０８を備えている。
ケーション１０１、描画オブジェクト生成部１０２、オ
ブジェクト判定部１０３、ＬＵＴ設定部１０４、ＬＵＴ
設定部１０５、色変換部１０６、ラスタライズ部１０７
及びラスタオペレーション判定部１０８を備えている。
【００１５】アプリケーション１０１は、印刷データを
出力する。描画オブジェクト生成部１０２は、印刷デー
タを解析し、単純な描画オブジェクトに分解する。オブ
ジェクト判定部１０３は、描画オブジェクトの種類を判
別し、適切なＬＵＴ設定部１０４又は１０５を呼出す。
出力する。描画オブジェクト生成部１０２は、印刷デー
タを解析し、単純な描画オブジェクトに分解する。オブ
ジェクト判定部１０３は、描画オブジェクトの種類を判
別し、適切なＬＵＴ設定部１０４又は１０５を呼出す。
【００１６】第１のＬＵＴ設定部としてのＬＵＴ設定部
１０４は、文字、幾何的図形、ＲＯＰ（ラスタオペレー
ション）の必要なフルカラービットマップに適した色変
換ＬＵＴを設定する。第２のＬＵＴ設定部としてのＬＵ
Ｔ設定部１０５は、写真画像であるフルカラービットマ
ップに適した色変換ＬＵＴを設定する。色変換部１０６
は、設定された色変換ＬＵＴに応じて、描画オブジェク
トの色変換を行う。
１０４は、文字、幾何的図形、ＲＯＰ（ラスタオペレー
ション）の必要なフルカラービットマップに適した色変
換ＬＵＴを設定する。第２のＬＵＴ設定部としてのＬＵ
Ｔ設定部１０５は、写真画像であるフルカラービットマ
ップに適した色変換ＬＵＴを設定する。色変換部１０６
は、設定された色変換ＬＵＴに応じて、描画オブジェク
トの色変換を行う。
【００１７】ラスタライズ部１０７は、色変換部１０６
によって色変換された描画オブジェクトを描画する。ラ
スタオペレーション判定部１０８は、描画オブジェクト
のＲＯＰに応じて適切なＬＵＴ設定部１０４又は１０５
を呼出す。
によって色変換された描画オブジェクトを描画する。ラ
スタオペレーション判定部１０８は、描画オブジェクト
のＲＯＰに応じて適切なＬＵＴ設定部１０４又は１０５
を呼出す。
【００１８】次に、このような構成のカラー印刷処理装
置の動作について説明する。
置の動作について説明する。
【００１９】まず、アプリケーション１０１は、アプリ
ケーション自身の希望するカラー印刷データを、赤、
緑、青の３色で表現される色空間で作成する。アプリケ
ーション１０１によって作成された印刷データは、描画
オブジェクト生成部１０２において、ラスタライズ部１
０７が描画可能な描画オブジェクトに分解され、描画オ
ブジェクトとして、以下の各部に渡される。
ケーション自身の希望するカラー印刷データを、赤、
緑、青の３色で表現される色空間で作成する。アプリケ
ーション１０１によって作成された印刷データは、描画
オブジェクト生成部１０２において、ラスタライズ部１
０７が描画可能な描画オブジェクトに分解され、描画オ
ブジェクトとして、以下の各部に渡される。
【００２０】オブジェクト判定部１０３では、描画オブ
ジェクトがフルカラービットマップ画像であるか、それ
以外であるかを判定し、フルカラービットマップ以外で
あれば、ＬＵＴ設定部１０４を呼出して、幾何的図形に
適した色変換ＬＵＴを設定させる。そして、フルカラー
ビットマップであれば、ラスタオペレーション判定部１
０８を呼出し、フルカラービットマップのＲＯＰを判定
させる。
ジェクトがフルカラービットマップ画像であるか、それ
以外であるかを判定し、フルカラービットマップ以外で
あれば、ＬＵＴ設定部１０４を呼出して、幾何的図形に
適した色変換ＬＵＴを設定させる。そして、フルカラー
ビットマップであれば、ラスタオペレーション判定部１
０８を呼出し、フルカラービットマップのＲＯＰを判定
させる。
【００２１】ラスタオペレーション判定部１０８が、Ｒ
ＯＰ必要と判定した場合、ＬＵＴ設定部１０４を呼出
し、幾何的図形に適した色変換ＬＵＴを設定させる。ま
た、ＲＯＰ不要と判定した場合、ＬＵＴ設定部１０５を
呼出し、写真画像に適した色変換ＬＵＴを設定させる。
ＯＰ必要と判定した場合、ＬＵＴ設定部１０４を呼出
し、幾何的図形に適した色変換ＬＵＴを設定させる。ま
た、ＲＯＰ不要と判定した場合、ＬＵＴ設定部１０５を
呼出し、写真画像に適した色変換ＬＵＴを設定させる。
【００２２】そして、色変換部１０６は、設定された色
変換ＬＵＴを用いて色変換を行う。色変換された描画オ
ブジェクトはラスタライズ部１０７に渡され、実際の描
画処理が行われる。
変換ＬＵＴを用いて色変換を行う。色変換された描画オ
ブジェクトはラスタライズ部１０７に渡され、実際の描
画処理が行われる。
【００２３】ここで、色変換部１０６による色変換にお
いては、たとえば図２に示すＲＧＢ−ＣＭＹ色変換部１
０６ａによって色変換を行うことができる。このＲＧＢ
−ＣＭＹ色変換部１０６ａにより、描画オブジェクトの
色が、ＲＧＢ色空間からシアン、マゼンタ、イエローの
３色で表現されるＣＭＹ色空間に色変換される。
いては、たとえば図２に示すＲＧＢ−ＣＭＹ色変換部１
０６ａによって色変換を行うことができる。このＲＧＢ
−ＣＭＹ色変換部１０６ａにより、描画オブジェクトの
色が、ＲＧＢ色空間からシアン、マゼンタ、イエローの
３色で表現されるＣＭＹ色空間に色変換される。
【００２４】また、たとえば図３に示すＲＧＢ−ＣＭＹ
Ｋ色変換部１０６ｂによって色変換を行うことができ
る。このＲＧＢ−ＣＭＹＫ色変換部１０６ｂにより、描
画オブジェクトの色が、ＲＧＢ色空間からシアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラックの４色で表現されるＣＭＹＫ
色空間に色変換される。
Ｋ色変換部１０６ｂによって色変換を行うことができ
る。このＲＧＢ−ＣＭＹＫ色変換部１０６ｂにより、描
画オブジェクトの色が、ＲＧＢ色空間からシアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラックの４色で表現されるＣＭＹＫ
色空間に色変換される。
【００２５】さらに、たとえば図４に示すＲＧＢ−Ｋ色
変換部１０６ｃによって色変換を行うことができる。こ
のＲＧＢ−Ｋ色変換部１０６ｃにより、描画オブジェク
トの色が、ＲＧＢ色空間からブラックの１色で表現され
るＫ色空間に色変換される。
変換部１０６ｃによって色変換を行うことができる。こ
のＲＧＢ−Ｋ色変換部１０６ｃにより、描画オブジェク
トの色が、ＲＧＢ色空間からブラックの１色で表現され
るＫ色空間に色変換される。
【００２６】このように、本実施の形態では、アプリケ
ーション１０１によって印刷データを出力し、描画オブ
ジェクト生成部１０２により印刷データを解析して単純
な描画オブジェクトに分解し、文字、幾何的図形、ＲＯ
Ｐ（ラスタオペレーション）の必要なフルカラービット
マップに適した色変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）
をＬＵＴ設定部１０４によって設定し、ＬＵＴ設定部１
０５によって写真画像であるフルカラービットマップに
適した色変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を設定
し、オブジェクト判定部１０３によって描画オブジェク
トの種類を判別し、適切なＬＵＴ設定部１０４又は１０
５を呼出し、呼出されたＬＵＴ設定部１０４又は１０５
による設定された色変換ＬＵＴに応じて、描画オブジェ
クトの色変換を色変換部１０６によって行い、色変換部
１０６により色変換された描画オブジェクトをラスタラ
イズ部１０７によって描画するとともに、オブジェクト
判定部１０３によりＬＵＴ設定部１０５が呼出されたと
き、ラスタオペレーション判定部１０８により描画オブ
ジェクトのＲＯＰ（ラスタオペレーション）に応じて適
切なＬＵＴ設定部１０４又は１０５を呼出すようにし
た。
ーション１０１によって印刷データを出力し、描画オブ
ジェクト生成部１０２により印刷データを解析して単純
な描画オブジェクトに分解し、文字、幾何的図形、ＲＯ
Ｐ（ラスタオペレーション）の必要なフルカラービット
マップに適した色変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）
をＬＵＴ設定部１０４によって設定し、ＬＵＴ設定部１
０５によって写真画像であるフルカラービットマップに
適した色変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を設定
し、オブジェクト判定部１０３によって描画オブジェク
トの種類を判別し、適切なＬＵＴ設定部１０４又は１０
５を呼出し、呼出されたＬＵＴ設定部１０４又は１０５
による設定された色変換ＬＵＴに応じて、描画オブジェ
クトの色変換を色変換部１０６によって行い、色変換部
１０６により色変換された描画オブジェクトをラスタラ
イズ部１０７によって描画するとともに、オブジェクト
判定部１０３によりＬＵＴ設定部１０５が呼出されたと
き、ラスタオペレーション判定部１０８により描画オブ
ジェクトのＲＯＰ（ラスタオペレーション）に応じて適
切なＬＵＴ設定部１０４又は１０５を呼出すようにし
た。
【００２７】よって、色変換ＬＵＴを変更するとき、Ｒ
ＯＰ（ラスタオペレーション）を考慮することで、ＲＯ
Ｐ（ラスタオペレーション）が必要な場合は、フルカラ
ービットマップとそれ以外の描画オブジェクトとで、同
じ入力値に対し同じ出力値が得られるように、色変換Ｌ
ＵＴが設定されるので、フルカラービットマップとそれ
以外の描画オブジェクトとで、色変換ＬＵＴを変更した
場合に、ＲＯＰが不正となる場合を減少させることがで
きる。
ＯＰ（ラスタオペレーション）を考慮することで、ＲＯ
Ｐ（ラスタオペレーション）が必要な場合は、フルカラ
ービットマップとそれ以外の描画オブジェクトとで、同
じ入力値に対し同じ出力値が得られるように、色変換Ｌ
ＵＴが設定されるので、フルカラービットマップとそれ
以外の描画オブジェクトとで、色変換ＬＵＴを変更した
場合に、ＲＯＰが不正となる場合を減少させることがで
きる。
【００２８】
【発明の効果】以上の如く本発明に係るカラー印刷処理
装置及びカラー印刷処理方法によれば、アプリケーショ
ンによって印刷データを出力し、描画オブジェクト生成
部により印刷データを解析して単純な描画オブジェクト
に分解し、文字、幾何的図形、ＲＯＰ（ラスタオペレー
ション）の必要なフルカラービットマップに適した色変
換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を第１のＬＵＴ設定
部によって設定し、第２のＬＵＴ設定部によって写真画
像であるフルカラービットマップに適した色変換ＬＵＴ
（ルックアップテーブル）を設定し、オブジェクト判定
部によって描画オブジェクトの種類を判別し、適切な第
１又は第２のＬＵＴ設定部を呼出し、呼出された第１又
は第２のＬＵＴ設定部による設定された色変換ＬＵＴに
応じて、描画オブジェクトの色変換を色変換部によって
行い、色変換部により色変換された描画オブジェクトを
ラスタライズ部によって描画するとともに、オブジェク
ト判定部により第２のＬＵＴ設定部が呼出されたとき、
ラスタオペレーション判定部により描画オブジェクトの
ＲＯＰ（ラスタオペレーション）に応じて適切な第１又
は第２のＬＵＴ設定部を呼出すようにしたので、ＲＯＰ
（ラスタオペレーション）が不正となる場合を減少させ
ることができる。
装置及びカラー印刷処理方法によれば、アプリケーショ
ンによって印刷データを出力し、描画オブジェクト生成
部により印刷データを解析して単純な描画オブジェクト
に分解し、文字、幾何的図形、ＲＯＰ（ラスタオペレー
ション）の必要なフルカラービットマップに適した色変
換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を第１のＬＵＴ設定
部によって設定し、第２のＬＵＴ設定部によって写真画
像であるフルカラービットマップに適した色変換ＬＵＴ
（ルックアップテーブル）を設定し、オブジェクト判定
部によって描画オブジェクトの種類を判別し、適切な第
１又は第２のＬＵＴ設定部を呼出し、呼出された第１又
は第２のＬＵＴ設定部による設定された色変換ＬＵＴに
応じて、描画オブジェクトの色変換を色変換部によって
行い、色変換部により色変換された描画オブジェクトを
ラスタライズ部によって描画するとともに、オブジェク
ト判定部により第２のＬＵＴ設定部が呼出されたとき、
ラスタオペレーション判定部により描画オブジェクトの
ＲＯＰ（ラスタオペレーション）に応じて適切な第１又
は第２のＬＵＴ設定部を呼出すようにしたので、ＲＯＰ
（ラスタオペレーション）が不正となる場合を減少させ
ることができる。
【図１】本発明のカラー印刷処理装置の実施の形態を示
す図である。
す図である。
【図２】図１の色変換部をＲＧＢ−ＣＭＹ色変換部に代
えた場合を示す図である。
えた場合を示す図である。
【図３】図１の色変換部をＲＧＢ−ＣＭＹＫ色変換部に
代えた場合を示す図である。
代えた場合を示す図である。
【図４】図１の色変換部をＲＧＢ−Ｋ色変換部に代えた
場合を示す図である。
場合を示す図である。
【図５】従来のカラー印刷処理装置の一例を示す図であ
る。
る。
１０１ アプリケーション １０２ 描画オブジェクト生成部 １０３ オブジェクト判定部 １０４，１０５ ＬＵＴ設定部 １０６ 色変換部 １０６ａ ＲＧＢ−ＣＭＹ色変換部 １０６ｂ ＲＧＢ−ＣＭＹＫ色変換部 １０６ｃ ＲＧＢ−Ｋ色変換部 １０７ ラスタライズ部 １０８ ラスタオペレーション判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41J 2/525 B41J 5/30 G06T 1/00 510 H04N 1/46 H04N 1/60
Claims (6)
- 【請求項１】 印刷データを出力するアプリケーション
と、 前記印刷データを解析し、単純な描画オブジェクトに分
解する描画オブジェクト生成部と、 ＲＯＰ（ラスタオペレーション）の必要な写真画像であ
るフルカラービットマップ及びフルカラービットマップ
以外に適した色変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を
設定する第１のＬＵＴ設定部と、前記ＲＯＰ（ラスタオペレーション）の不要な前記 フル
カラービットマップに適した色変換ＬＵＴ（ルックアッ
プテーブル）を設定する第２のＬＵＴ設定部と、 前記描画オブジェクトの種類を判別し、適切な前記第１
又は第２のＬＵＴ設定部を呼出すオブジェクト判定部
と、 前記呼出された前記第１又は第２のＬＵＴ設定部による
設定された前記色変換ＬＵＴに応じて、描画オブジェク
トの色変換を行う色変換部と、 前記色変換部によって色変換された描画オブジェクトを
描画するラスタライズ部と、 前記オブジェクト判定部により前記フルカラービットマ
ップと判定されたとき、前記描画オブジェクトのＲＯＰ
（ラスタオペレーション）の要又は不要に応じて適切な
前記第１又は第２のＬＵＴ設定部を呼出すラスタオペレ
ーション判定部とを備えることを特徴とするカラー印刷
処理装置。 - 【請求項２】 前記オブジェクト判定部は、 前記描画オブジェクトがフルカラービットマップの画像
であるか、それ以外であるかを判定し、前記フルカラー
ビットマップ以外であれば、前記第１のＬＵＴ設定部を
呼出し、前記フルカラービットマップであれば、前記ラ
スタオペレーション判定部を呼出し、前記フルカラービ
ットマップのＲＯＰ（ラスタオペレーション）を判定さ
せることを特徴とする請求項１に記載のカラー印刷処理
装置。 - 【請求項３】 前記ラスタオペレーション判定部は、前
記フルカラービットマップのＲＯＰ（ラスタオペレーシ
ョン）が必要であると判定した場合、前記第１のＬＵＴ
設定部を呼出し、前記ＲＯＰ（ラスタオペレーション）
が不要であると判定した場合、前記第２のＬＵＴ設定部
を呼出すことを特徴とする請求項２に記載のカラー印刷
処理装置。 - 【請求項４】 アプリケーションによって印刷データを
出力する第１の工程と、 描画オブジェクト生成部によって前記印刷データを解析
し、単純な描画オブジェクトに分解する第２の工程と、 ＲＯＰ（ラスタオペレーション）の必要な写真画像であ
るフルカラービットマップ及びフルカラービットマップ
以外に適した色変換ＬＵＴ（ルックアップテーブル）を
第１のＬＵＴ設定部によって設定する第３の工程と、前記ＲＯＰ（ラスタオペレーション）の不要な前記 フル
カラービットマップに適した色変換ＬＵＴ（ルックアッ
プテーブル）を第２のＬＵＴ設定部によって設定する第
４の工程と、 オブジェクト判定部によって前記描画オブジェクトの種
類を判別し、適切な前記第１又は第２のＬＵＴ設定部を
呼出す第５の工程と、 前記呼出された前記第１又は第２のＬＵＴ設定部による
設定された前記色変換ＬＵＴに応じて、描画オブジェク
トの色変換を色変換部によって行う第６の工程と、 前記色変換部により色変換された描画オブジェクトをラ
スタライズ部によって描画する第７の工程と、 前記オブジェクト判定部により前記フルカラービットマ
ップと判定されたとき、前記描画オブジェクトのＲＯＰ
（ラスタオペレーション）の要又は不要に応じて適切な
前記第１又は第２のＬＵＴ設定部をラスタオペレーショ
ン判定部により呼出す第８の工程とを備えることを特徴
とするカラー印刷処理方法。 - 【請求項５】 前記第５の工程には、 前記描画オブジェクトがフルカラービットマップの画像
であるか、それ以外であるかを判定する第９の工程と、 前記フルカラービットマップ以外であれば、前記第１の
ＬＵＴ設定部を呼出す第１０の工程と、 前記フルカラービットマップであれば、前記ラスタオペ
レーション判定部を呼出し、前記フルカラービットマッ
プのＲＯＰ（ラスタオペレーション）を判定させる第１
１の工程とが含まれることを特徴とする請求項４に記載
のカラー印刷処理方法。 - 【請求項６】 前記第１１の工程には、 前記フルカラービットマップのＲＯＰ（ラスタオペレー
ション）が必要であると判定した場合、前記第１のＬＵ
Ｔ設定部を呼出す第１２の工程と、 前記ＲＯＰ（ラスタオペレーション）が不要であると判
定した場合、前記第２のＬＵＴ設定部を呼出す第１３の
工程とが含まれることを特徴とする請求項５に記載のカ
ラー印刷処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26812699A JP3250552B2 (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | カラー印刷処理装置及びカラー印刷処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26812699A JP3250552B2 (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | カラー印刷処理装置及びカラー印刷処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001088363A JP2001088363A (ja) | 2001-04-03 |
| JP3250552B2 true JP3250552B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=17454256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26812699A Expired - Fee Related JP3250552B2 (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | カラー印刷処理装置及びカラー印刷処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3250552B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10344238A1 (de) | 2003-09-24 | 2005-04-28 | Oce Printing Systems Gmbh | Verfahren und Einrichtung zur Korrektur der Papierschrumpfung bei der Generierung einer Bitmap |
-
1999
- 1999-09-22 JP JP26812699A patent/JP3250552B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001088363A (ja) | 2001-04-03 |
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