JP2005269570A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 規格化された色信号値で表現された画像信号を扱う際に、目的に応じた画像信号の解釈を行って、より好ましい色変換を行う画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】 規格通りの色変換を行う場合には、選択部1により規格色変換部2を選択し、規格色変換部2において入力画像信号に対して規格通りの色変換を行い、出力画像信号を出力する。例えばディスプレイの表示色に合わせた色再現を出力装置4で行う場合には、選択部1により修正色変換部3を選択し、またディスプレイの外部フレアー、内部フレアーなどの影響を考慮した修正量を設定し、修正色変換部3で修正量に従って規格に修正を加えて入力画像信号を出力画像信号に色変換する。これによって、ディスプレイにおける表示色を出力装置4で色再現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、規格化された色信号で表現されたカラー画像信号を扱う画像処理技術に関するものである。
規格化された色信号値として広く知られているものにsRGBがある。非特許文献1では、平均的なディスプレイの色再現特性とその観察環境を定義している。また現在、カラーデバイスの多くが、この色再現を基準に色を合わせている。
sRGB規格には
1.ディスプレイの色再現を平均的な色再現特性を用いて画一的に規定する
2.色を伝達する色空間を規定する
という2つの側面がある。
色を伝達する色空間としてのsRGBは、黒は完全な黒、RGBの各原色も全く混色のない純色となり、色再現域は最大である。しかし現実のディスプレイでは、管面反射による外部フレアや、内部フレアによる発光等があるため、R=G=B=0の信号が入力されても、表示は完全な黒にはならず、またR=255、G=B=0としても、G、Bも僅かな発光があるため、若干混色した赤が表示される。このため実際のディスプレイの色再現域はsRGB色再現域よりも狭いものとなる。
図17は、色再現域の一例の説明図である。図17においては、ある色相における輝度(L)−彩度(C)平面における色再現域を模式化して示している。細い実線で囲まれた領域をsRGBにおける色再現域とすると、ディスプレイの色再現域は太い実線で囲まれた領域となる。一般に明度の低い領域で色再現できない場合が多い。
このようなディスプレイに表示する場合の対策としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているように、ディスプレイにおける管面反射による色の見えを補正する技術が開発されている。また、例えば特許文献3に記載されているように、観察照明による色の見えの変化を補正する技術もある。いずれもディスプレイを参照した時の周囲の影響を排除して常に色の見えを合わせるように、ディスプレイへ表示するための色信号値を補正している。
一方、カラープリンタのように、sRGB信号で入力された色信号を、デバイス依存の色信号に変換し出力するような画像処理システムでは、ディスプレイの色の見えは必ずしも重要ではない。すなわち、sRGBのように規格化された色信号値を受け取るのであれば、その規格通りに解釈し、色変換してプリントすればよい。例えばスキャナやデジタルカメラで取得された、規格化された色信号値で表現された画像信号に従って、そのままプリンタで出力する場合には、このように規格通りに解釈して出力すればよい。
しかし、一般的なコンピュータシステムの利用形態を考えると、ディスプレイに表示されている画像をプリンタで出力することも行われる。このような場合には、ディスプレイへの表示もプリンタによる出力も、ともに同じ規格に従って色変換して出力しているにもかかわらず、その色再現域の違いから色の見えが異なってしまうことがある。
上述の図17において、破線によりプリンタの色再現域を示している。図を参照して分かるように、ディスプレイとは再現可能な色域が異なっている。そのため、例えばsRGBの色域における○で示した色は、プリンタでは例えば黒丸で示した色によって再現されるとする。しかしディスプレイに表示される色は例えば黒い三角で示した色で表示されてしまうと、sRGBにおいては同じ色であったものが、ディスプレイに表示された色とプリンタでプリント出力された色とが異なってしまう。
このようにディスプレイに表示された色とプリンタで出力された色とが異なってしまうと、ディスプレイを用いて色を選択し、描画したにもかかわらず、プリントしたらその色が再現されないことになる。このような場合には、ディスプレイ上の色の見えに対応するように、規格化された色信号値で表現された画像信号を補正して解釈し、色変換するのが好ましい。すなわち、プリンタで出力する場合にも、図17における○で示した色を黒い三角で示した色で出力することが望ましいと言える。
このように、画像信号が規格化されている場合、規格通りに解釈して出力すればよい場合と、例えば異なる出力装置において出力された色を合わせる場合のように、そのまま規格通りに解釈して出力したのではユーザにとって好ましくない色再現がなされる場合がある。しかし、従来は規格化された色信号値で表現された画像信号については規格通りに解釈して出力されており、それぞれの出力装置において色の見えが異なってしまうという問題が発生していた。
特開2002−209117号公報 特開2002−281518号公報 特開平9−214787号公報 "Multimedia systems and equipment − Colour measurement and management − Part 2−1: Colour management − Default RGB colour space − sRGB",スイス,INTERNATIONAL ELECTROTECHNICAL COMMISSION,IEC 61966−2−1,1999.10
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、規格化された色信号値で表現された画像信号を扱う際に、目的に応じて画像信号の解釈を変更し、より好ましい色変換を行うことが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、規格化された色信号で表現した入力画像信号を出力装置に依存した出力画像信号に変換する画像処理装置及び画像処理方法において、入力画像信号を規格どおりに解釈して色変換を行う第1色変換手段と、入力画像信号に修正を加えて解釈し色変換を行う第2色変換手段を設け、入力画像信号に対して修正の必要性を判断し、第1色変換手段あるいは第2色変換手段のいずれを用いるかを決定して、決定した第1色変換手段あるいは第2色変換手段で入力画像信号を出力画像信号に変換することを特徴とするものである。
また本発明は、入力装置に依存した入力画像信号を規格化された色信号で表現した出力画像信号に変換する画像処理装置及び画像処理方法において、規格どおりに解釈すべき出力画像信号に色変換する第1色変換手段と、規格に修正を加えて解釈すべき出力画像信号に色変換する第2色変換手段を設け、出力画像について修正の必要性を判断し、第1色変換手段あるいは第2色変換手段のいずれを用いるかを決定して、決定した第1色変換手段あるいは第2色変換手段で入力画像信号を出力画像信号に変換することを特徴とするものである。
なお、第2色変換手段による色変換は、入力画像信号に対して修正を加えた後に、規格に従った色変換を行ったり、あるいは入力画像信号に対して規格に従った色変換を行った後に、修正を加えるように構成することができる。あるいは、両者を選択的に利用可能に構成することもできる。
また、第2色変換手段で修正を行う際の修正量についても決定することができる。修正量としては、ディスプレイの管面反射等による外部フレアーや内部漏れ光等による内部フレアーの影響を考慮した量とすることができる。また、規格された色信号値で表現された画像信号の黒レベルを修正することもできる。さらに、規格された色信号値で表現される画像信号の信号値を、前記修正量から決定される信号値に、相対的に変換するように構成することもできる。
修正量は、いくつか記憶しておいて選択的に利用することができる。また、使用した修正量を記憶しておいて再利用可能に構成することもできる。さらに、第2色変換手段で処理の順序を変更可能である場合には、その処理順序に応じた修正量を決定することができる。このとき、一方の処理順序で使用した修正量を記憶しておいて再利用することができ、その修正量を他方の処理順序で利用する際に、その処理順序で適した処理量に変換して使用するように構成することができる。なお、修正の必要性及び修正量について、ユーザからの設定に従って決定することもできる。
入力画像信号に対する修正の必要性の判断は、ページ単位で行ったり、あるいはオブジェクト単位など、所定の単位で行うことができる。また、入力画像信号から画像領域を抽出し、該画像領域について特徴量を調べて、該画像領域毎に判断を行うこともできる。さらに、入力画像信号の特徴量を調べ、その特徴量から判定される原稿種別に従って判断することもできる。なお、入力画像の特徴量を調べた場合、その特徴量から修正量を算出するように構成してもよい。
上述のような入力画像信号に対する修正の必要性の判断や修正量の設定をユーザが行う場合、例えば上述のような特徴量あるいは特徴量から得られた原稿種別や各画像領域毎の特徴量などをユーザに通知し、あるいは処理結果をユーザに提示するプレビュー機能を搭載し、ユーザによる設定を支援することができる。
本発明によれば、入力画像信号を規格どおりに解釈して色変換を行う第1色変換手段と、入力画像信号に修正を加えて解釈し色変換を行う第2色変換手段を設け、あるいは、規格どおりに解釈すべき出力画像信号に色変換する第1色変換手段と、規格に修正を加えて解釈すべき出力画像信号に色変換する第2色変換手段を設け、選択的に利用して入力画像信号を出力画像信号に変換するものとした。これによって、例えばデジタルカメラで撮影した画像などのように規格通りに解釈して出力する場合には第1色変換手段で変換すればよい。また、その画像をディスプレイに表示した時と同じ色で出力したい場合や、オフィス文書など、ディスプレイを参照しながら作成された画像については、第2色変換手段で変換することにより、ディスプレイで参照した色をプリンタなどの出力装置で再現することができる。
このように本発明によれば、目的に応じて、画像信号の解釈を変更し、より好ましい色変換を行うことができるという効果がある。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。図中、1は選択部、2は規格色変換部、3は修正色変換部、4は出力装置である。この第1の実施の形態では、規格化された色信号値で表現された入力画像信号を、出力装置4に依存した出力画像信号に変換する場合の構成例を示している。なお、入力画像信号はsRGBであり、出力装置4が受け取る出力画像信号はCMYKであるものとするが、本発明はこれに限らず、sYCCなどの他の規格化された色信号値で表現された画像信号であって良い。また、出力画像信号についても出力装置4が受け取る任意の色空間の画像信号であって良い。
本発明は、大きく選択部1、規格色変換部2、修正色変換部3を有しており、規格色変換部2または修正色変換部3のいずれかから出力される出力画像信号が出力装置4に出力される。規格色変換部2は、入力画像信号を規格どおりに解釈して、入力画像信号を出力画像信号に色変換する。ここでは入力画像信号はsRGBであるので、sRGBの規格通りに解釈して色変換を行う。また修正色変換部3は、入力画像信号に修正を加えて解釈して、入力画像信号を出力画像信号に色変換する。例えば、ディスプレイ等の他の出力装置における色の見えに合わせるように修正を加えることができる。
選択部1は、入力画像信号に対して修正の必要性を判断し、規格色変換部2あるいは修正色変換部3のいずれを用いるかを決定する。この判断は、例えばページ単位で行ったり、あるいはオブジェクト単位など、所定の単位で行うことができる。また、入力画像信号から画像領域を抽出し、該画像領域について特徴量を調べて、その画像領域毎に判断を行うこともできる。
また、修正色変換部3を用いると決定した場合には、修正色変換部3で修正を行う際の修正量についても決定する。規格色変換部2あるいは修正色変換部3のいずれを用いるか、及び修正色変換部3で修正を行う際の修正量は、ユーザによる設定に従うほか、例えば入力画像信号から特徴量を得て、その特徴量に従って決定することができる。なお、修正量は単一の値でなくてもよく、例えば関数として与えたり、テーブルとして与えるなど、種々の方法が考えられる。例えば関数やテーブルとして与える場合には、色域に応じた修正量を設定することが可能である。また修正量については、あらかじめ、あるいは使用した特徴量を1ないし複数記憶しておき、再利用できるようにしてもよい。複数記憶されている場合には、ユーザが、あるいは自動的に選択すればよい。なお、入力画像信号の特徴量を調べる場合には、その特徴量から修正量を算出するように構成してもよい。
さらに、上述のような入力画像信号に対する修正の必要性の判断や修正量の設定をユーザが行う場合、例えば上述のような特徴量あるいは特徴量から得られた原稿種別や各画像領域毎の特徴量などをユーザに通知し、あるいは処理結果をユーザに提示するプレビュー機能を搭載し、ユーザによる設定を支援することができる。
このような構成において、例えば、デジタルカメラで撮影した画像やスキャナで読み取った画像で規格化された色信号値で表現された例えばsRGBなどの画像信号が入力画像信号として入力され、出力装置4で例えばプリント出力する場合には、規格通りの色変換を行えばよい。このような場合には、選択部1は規格色変換部2を選択する。規格色変換部2はsRGBの入力画像信号に対して規格通りの色変換を行ってCMYKの出力画像信号を出力する。出力装置4は、この出力画像信号に従って画像をプリントすればよい。これによって、規格に従った好ましい色再現により画像をプリントすることができる。
また、例えば同じデジタルカメラで撮影した画像やスキャナで読み取った画像でも、ディスプレイに表示した色をプリンタなどの出力装置4で再現したい場合や、ビジネス文書や、レタッチソフトウェアなどによって作成された画像など、もともとユーザがディスプレイを用いて色を確認している画像を出力装置4で例えばプリント出力する場合には、規格通りに解釈するよりも補正を行った方が好ましい。すなわち、ディスプレイに表示する元となっている画像信号(入力画像信号)が規格化された色信号値で表現された例えばsRGBなどの画像信号であっても、ディスプレイの特性上、上述の外部フレアーや内部フレアーの影響を受けている。そのため、規格通りの色変換を行って出力装置4でプリントしても、ディスプレイの表示色とは異なる色再現がなされる場合がある。そのため、補正を加えることによって色再現を一致させるとよい。
この場合には、選択部1は修正色変換部3を選択する。また、ディスプレイの管面反射等による外部フレアーの影響を考慮した量、あるいはディスプレイの内部漏れ光等による内部フレアーの影響を考慮した量、またはその両方を考慮した修正量を修正色変換部3に設定する。修正色変換部3では、入力画像信号に対して規格通りの色変換とともに、選択部1により設定された修正量に従った色の修正処理を行い、出力画像信号として出力する。このように修正された出力画像信号に従って出力装置4がプリントすることによって、ディスプレイの表示色と略等しい色再現が可能となる。この場合、規格とは異なる色再現となるが、ディスプレイで色を確認しているユーザにとっては好ましい色再現を提供することができる。
このように本発明では、規格通りの色変換を行えばよい場合にも、また、ディスプレイ等の他の出力装置における色再現に合わせる場合にも、いずれにも対応してそれぞれにおいて好ましい色再現を実現することができる。
次に本発明の第1の実施の形態における動作について説明するが、簡単には、選択部1によって規格色変換部2または修正色変換部3のいずれかを選択して、選択された色変換部により入力画像信号を出力画像信号に変換することになる。上述のように、選択部1は入力画像信号に対する修正の必要性の判断や修正量の決定などを、入力画像信号全体に対して一律に行うほか、ページ単位やオブジェクト単位など、所定の単位で行うことができる。ここではより具体的な動作例として、オブジェクト単位で修正の必要性を判断する例を示す。
図2は、本発明の第1の実施の形態における入力画像信号の具体例の説明図、図3は、同じくオブジェクト単位で修正の必要性を判断する場合の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、例えば図2に示すように、1ページの画像の中に、テキストオブジェクト、グラフィックオブジェクト、イメージオブジェクトが混在している場合を想定し、またこれらのオブジェクト単位で、規格の修正の必要性を判断する。
まずS11,S12,S13により、オブジェクトの種類を判別する。なお、S11〜S13による判定の順序は任意である。S11でテキストオブジェクトであると判定された場合には、続いてS14において、テキストオブジェクトには修正が必要であるか否かを判断する。修正の必要がなければ、規格色変換部2を用いることと決定し、S15において、規格色変換部2は入力画像信号中のテキストオブジェクトを規格通りに解釈して出力画像信号に変換する。また、修正の必要がある場合には、修正色変換部3を用いることと決定し、S16において、入力画像信号中のテキストオブジェクトについて、規格に修正を加えて解釈し、出力画像信号に変換する。
S12でグラフィックオブジェクトであると判定された場合には、続いてS17において、グラフィックオブジェクトには修正が必要であるか否かを判断する。修正の必要がなければ、規格色変換部2を用いることと決定し、S18において、規格色変換部2は入力画像信号中のグラフィックオブジェクトを規格通りに解釈して出力画像信号に変換する。また、修正の必要がある場合には、修正色変換部3を用いることと決定し、S19において、入力画像信号中のグラフィックオブジェクトについて、規格に修正を加えて解釈し、出力画像信号に変換する。
S13でイメージオブジェクトであると判定された場合には、続いてS20において、イメージオブジェクトには修正が必要であるか否かを判断する。修正の必要がなければ、規格色変換部2を用いることと決定し、S21において、規格色変換部2は入力画像信号中のイメージオブジェクトを規格通りに解釈して出力画像信号に変換する。また、修正の必要がある場合には、修正色変換部3を用いることと決定し、S22において、入力画像信号中のイメージオブジェクトについて、規格に修正を加えて解釈し、出力画像信号に変換する。
このようにオブジェクト単位で修正の必要性を判断することによって、例えば図2に示したような画像では、テキストオブジェクトとグラフィックオブジェクトには規格に修正を加えて解釈して色変換を行い、イメージオブジェクトについては規格通りに解釈して色変換を行う等といったように、それぞれのオブジェクトについて所望の色再現を得ることができる。
なお、この例ではテキストオブジェクト、グラフィックオブジェクト、イメージオブジェクトの3種類に分類した例を示したが、これに限らず、2種類、あるいは4種類以上でもよいし、分類するオブジェクトの種類もこれらに限られるものではない。
図4は、本発明の第1の実施の形態における修正色変換部3の第1の例を示すブロック図である。図中、11は色変換部、12は修正部である。修正色変換部3は、上述のように規格に修正を加えて解釈して、入力画像信号を出力画像信号に色変換するが、このとき、修正処理と規格通りの色変換処理を一体的に処理するほか、それぞれ分離して実行することができる。図4に示す例では、修正色変換部3は、色変換部11及び修正部12を有しており、規格通りの色変換を行った後の画像信号に対して修正処理を施す例を示している。
色変換部11は、入力画像信号を、その入力画像信号の規格であるsRGBの規格通りに解釈して色変換を行う。色変換の方法は任意であり、例えばマトリクスによる変換やルックアップテーブルによる変換など、公知の技術を用いることができる。
修正部12は、色変換部11で色変換した結果に対して、選択部1から設定される修正量に応じて修正を加え、出力画像信号とする。修正は、与えられた画像信号の信号値を修正量から決定される信号値に相対的に変換することによって行うことができる。ディスプレイの表示色に合わせる場合には、上述の具体例のようにディスプレイの管面反射等による外部フレアーの影響や内部漏れ光等による内部フレアーの影響を考慮し、これらの影響を受けた後の表示色が再現されるように修正すればよい。内部フレアーに関しては、黒レベルの修正で対応することができる。また、外部フレアーについては色の修正が必要である。この外部フレアー等による色の見えを考慮することで、規格通りの色変換では色域圧縮率が高かった色に関しても、ディスプレイの表示色からの色域圧縮となるため良好に色再現することができる。
図5は、本発明の第1の実施の形態の修正色変換部3の第1の例における動作の一例を示すフローチャートである。まずS31において、選択部1は入力画像信号から修正が必要であるか否かを判断する。修正が必要ないと判断される場合には、S32において、規格色変換部2を使用するものとして決定し、規格色変換部2が入力画像信号を規格通りに解釈して出力画像信号に変換する。
一方、S31で修正が必要であると判断された場合には、修正色変換部3を使用するものと決定するとともに、修正部12に対する修正量を決定する。そして、S33において、修正色変換部3の色変換部11は、入力画像信号を規格通りに解釈して色変換処理を行い、その後S34において、修正部12は選択部1から設定される修正量に従った修正処理を行い、出力画像信号として出力する。
このように、規格に修正を加えて変換を行う際には、規格通りの色変換と、修正処理とをこの順で行い、実現することができる。
図6は、本発明の第1の実施の形態における修正色変換部3の第2の例を示すブロック図である。図中の符号は図4と同様であり、重複する説明を省略する。この第2の例では、修正色変換部3の構成として、入力画像信号に対して修正を行ってから、規格通りの色変換を行う場合の構成例を示している。
修正部12は、入力画像信号に対して選択部1から設定される修正量に応じて修正を加えて出力する。色変換部11は、修正部12によって修正された画像信号を、入力画像信号の規格どおりに解釈して色変換し、出力画像信号として出力する。なお、この第2の例では修正部12が入力画像信号に対して修正を行うため、選択部1においても、入力画像信号に対する修正量を設定することになる。それ以外の修正部12及び色変換部11の機能は上述の第1の例と同様である。
図7は、本発明の第1の実施の形態の修正色変換部3の第2の例における動作の一例を示すフローチャートである。なお、選択部1において修正の必要性を判断し、修正の必要がない場合については図5と同様である。S31で修正が必要であると判断された場合には、修正色変換部3を使用するものと決定するとともに、修正部12に対する修正量を決定する。そしてS35において、修正部12は選択部1から設定される修正量に従って入力画像信号に対して修正処理を行う。S36において、色変換部11は修正部12で修正処理が施された入力画像信号を規格通りに解釈して色変換処理を行い、出力画像信号として出力する。
このように、この第2の例において規格に修正を加えて変換を行う際には、修正処理と、規格通りの色変換とをこの順で行い、実現することができる。
図8は、本発明の第1の実施の形態の修正色変換部3の第3の例における動作の一例を示すフローチャートである。図4,図5に示した第1の例と図6,図7に示した第2の例とを適宜切り替えて用いることも可能である。すなわち、S31で修正が必要であると判断された場合に、第1の例と第2の例のいずれの順序で処理を行うかについても判断する。この判断は、例えばユーザから指示を受けるように構成することができる。
修正が必要であると判断され、第1の例のように色変換、修正処理の順が選択された場合には、S33、S34の順で処理を行う。また、第2の例のように修正処理、色変換の順が選択された場合には、S35、S36の順で処理を行えばよい。
この第3の例のように処理順序を選択可能である場合、修正処理で用いる修正量に対応するパラメータは、処理対象の信号が違うため、異なった値となる。上述のように修正量を記憶しておいて再利用可能とする場合、処理順序によって区別して修正量を記憶しておく必要がある。また、記憶している修正量を用いる場合、上述のように一方の処理順序で用いた修正量は他方の処理順序ではそのまま適用できない。しかし、一方の処理順序で用いた修正量を、他方の処理順序の場合に適用できるような変換機構を設けることによって、いずれの処理順序に対しても同じ修正量の情報を利用可能に構成することができる。
図9は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付して重複する説明を省略する。5は入力装置である。この第2の実施の形態では、入力装置5に依存した入力画像信号を、規格化された色信号値で表現された出力画像信号に変換する場合の構成例を示している。なお、入力画像信号は入力装置5に依存したRGB(dRGBと表記することがある)であり、出力画像信号は規格化されたsRGBであるものとするが、本発明はこれに限られないことは上述の第1の実施の形態と同様である。
本発明は、大きく選択部1、規格色変換部2、修正色変換部3を有しており、入力装置5から入力画像信号を受け取る。規格色変換部2は、規格どおりに解釈すべき出力画像信号に入力画像信号を色変換する。ここでは、入力装置5に依存したdRGBの入力画像信号を、sRGBの規格通りの出力画像信号に変換する。また修正色変換部3は、規格に修正を加えて解釈すべき出力画像信号に入力画像信号を色変換する。
選択部1は、出力画像信号について修正の必要性を判断し、規格色変換部2あるいは修正色変換部3のいずれを用いるかを決定する。この判断は、上述の第1の実施の形態と同様、例えばページ単位で行ったり、あるいはオブジェクト単位など、所定の単位で行うことができる。また、入力画像信号から画像領域を抽出し、該画像領域について特徴量を調べて、その画像領域毎に判断を行うこともできる。また、修正色変換部3を用いると決定した場合に、修正色変換部3で修正を行う際の修正量を決定することについても第1の実施の形態と同様であり、同じく各種の変形が可能である。
このような構成において、例えば、入力装置5で入力した画像をそのまま保存したり、プリンタなどの出力装置でプリント出力する場合には、規格通りの色変換を行って出力画像信号とすればよい。このような場合には、選択部1において規格色変換部2を用いることと決定し、入力装置5に依存したRGBの入力画像信号に対して、出力画像信号の規格であるsRGBの規格通りの色変換を行ってsRGBの出力画像信号を出力すればよい。例えば出力画像信号をプリンタなどの出力装置に渡し、出力装置において出力画像信号に従って画像をプリントすれば、規格に従った好ましい色再現により画像をプリントすることができる。
また、例えば入力装置5で読み取った画像をディスプレイに表示させて色などを確認した上で、プリンタでプリント出力するような利用形態を考えると、同じ出力画像信号をディスプレイとプリンタに与えても、ディスプレイに表示される色とプリント出力された色とで相違してしまう場合が発生する。これでは、ディスプレイで色の確認を行っても無駄になってしまう。
この第2の実施の形態では、入力装置5で画像を読み取って規格化された出力画像信号を出力する過程で、このような出力装置における色再現性の違いを考慮して修正色変換部3で規格に修正を加えて色変換を行う。すなわち、ディスプレイでユーザが参照している色をプリンタでも再現する場合には、選択部1において、ユーザは、ディスプレイの管面反射等による外部フレアーの影響を考慮した量、あるいはディスプレイの内部漏れ光等による内部フレアーの影響を考慮した量、またはその両方を考慮した量を修正量として選択あるいは設定して、修正色変換部3で色変換を行い、出力画像信号として出力する。このように規格に修正を加えて解釈すべき出力画像信号に従ってプリンタがプリント出力することによって、ディスプレイの表示色と略等しい色再現が可能となる。これにより、上述のような利用形態におけるユーザにとって、好ましい色再現を提供することができる。逆に、ディスプレイで表示する際に、上述の影響を除くような修正を施した出力画像信号をディスプレイに出力し、プリンタには規格通りの出力画像信号を出力するといった利用も可能である。なお、この実施の形態では、ディスプレイに表示する場合とプリンタによりプリント出力する場合など、異なる出力装置に出力する場合には、それぞれ、画像の入力を行うか、あるいは入力装置5に依存した入力画像信号を保存しておくことになる。
このように本発明では、規格通りの色変換を行えばよい場合にも、また、ディスプレイとプリンタ等の各種の出力装置における色再現を合わせる場合にも、いずれにも対応してそれぞれにおいて好ましい色再現を実現することができる。
次に本発明の第2の実施の形態における動作について説明するが、簡単には、選択部1によって規格色変換部2または修正色変換部3のいずれかを選択して、選択された色変換部により入力画像信号を出力画像信号に変換することになる。上述のように、選択部1は入力画像信号に対する修正の必要性の判断や修正量の決定などを、入力画像信号全体に対して一律に行うほか、ページ単位や、図3で説明したようなオブジェクト単位など、所定の単位で行うことができる。ここでは別の判断の単位として、画像領域を自動的に抽出し、その画像領域の特徴量を調べて属性を判定し、その属性ごとに修正の必要性を判断する例を示す。
図10は、本発明の第2の実施の形態における入力画像信号から画像領域毎の属性の判定を行う具体例の説明図、図11は、同じく画像領域の属性ごとに修正の必要性を判断する場合の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、例えば図10に示すように、1ページの画像の中に、テキスト部分やグラフィック部分、イメージ部分などが混在している場合を想定する。入力装置5でこのような原稿を読み取ると、その読み取った画像自体は図10(A)に示すようなラスタ画像である。このようなラスタ画像が入力画像信号として与えられると、S41において、ラスタ画像から画像領域を抽出する。図10に示す例では、図10(B)に示すように、グラフィック部分、イメージ部分は黒く塗りつぶしている部分が領域として抽出される。また、テキスト部分については、ここでは文字部分がそのまま、それぞれの文字ごとにテキスト領域として抽出されたものとしている。もちろん、行単位や段落あるいは文字のかたまりの単位で抽出されてもよい。
画像領域が抽出されたら、S42において、それぞれの画像領域の特徴量を調べる。例えば色の特徴量を調べることによって、写真などのイメージ部分とその他の部分を分けることができるし、領域の大きさや形状などを調べることによりグラフィック部分とテキスト部分も分けることができる。これらの画像領域の分類に関しては、従来より様々な技術が開発されており、公知の手法を適用すればよい。例えば図10(C)に示すように、テキスト部分、グラフィック部分、イメージ部分の領域に分けることができる。これらの領域には、それぞれの属性を設定しておく。また、それぞれの画像領域の特徴量から、修正を行う場合の修正量についても算出しておく。
なお、このように画像領域を抽出し、特徴量から修正量を算出したら、例えばユーザが利用している表示装置などに画像領域とその位置に修正量を表示して、ユーザの確認を受けるように構成してもよい。この時、ユーザが修正量の変更や画像領域の修正などが可能なように構成してもよい。
続いてS43,S44,S45により、それぞれの画像領域の属性を判別する。なお、S43〜S45による判定の順序は任意である。S43でテキストの属性が設定された画像領域であると判定された場合には、続いてS46において、テキスト領域には修正が必要であるか否かを判断する。修正の必要がなければ、規格色変換部2を用いることと決定し、S47において、規格色変換部2は入力画像信号中のテキスト領域を規格通りに解釈すべき出力画像信号に変換する。また、修正の必要がある場合には、修正色変換部3を用いることと決定し、S48において、入力画像信号中のテキスト領域について、規格に修正を加えて解釈すべき出力画像信号に変換する。
S44でグラフィックの属性が設定された画像領域であると判定された場合には、続いてS49において、グラフィック領域には修正が必要であるか否かを判断する。修正の必要がなければ、規格色変換部2を用いることと決定し、S50において、規格色変換部2は入力画像信号中のグラフィック領域について規格通りに解釈すべき出力画像信号に変換する。また、修正の必要がある場合には、修正色変換部3を用いることと決定し、S51において、入力画像信号中のグラフィック領域について、規格に修正を加えて解釈すべき出力画像信号に変換する。
S45でイメージの属性が設定された画像領域であると判定された場合には、続いてS52において、イメージ領域には修正が必要であるか否かを判断する。修正の必要がなければ、規格色変換部2を用いることと決定し、S53において、規格色変換部2は入力画像信号中のイメージ領域について規格通りに解釈すべき出力画像信号に変換する。また、修正の必要がある場合には、修正色変換部3を用いることと決定し、S54において、入力画像信号中のイメージ領域について、規格に修正を加えて解釈すべき出力画像信号に変換する。
このようにして、画像領域を抽出し、それぞれの画像領域の属性ごとに修正の必要性を判断することによって、例えば図10に示したような画像では、テキスト領域とグラフィック領域については規格に修正を加えて解釈すべき出力画像信号へ色変換し、イメージ領域については規格通りに解釈すべき出力画像信号に色変換する等といったように、それぞれの領域の属性ごとに、所望の色再現を得ることができる。
なお、この例では抽出した画像領域をテキスト領域、グラフィック領域、イメージ領域の3種類に分類した例を示したが、これに限らず、2種類、あるいは4種類以上でもよいし、設定する属性もこれらに限られるものではない。
図12は、本発明の第2の実施の形態における修正色変換部3の第1の例を示すブロック図である。図中の符号は図4、図9と同様であり、重複する説明を省略する。この第2の実施の形態においても、修正色変換部3は、一体的に構成するほか、規格通りの色変換を行う色変換部11と、修正処理を行う修正部12により構成することができる。図12に示した例では、規格通りの色変換を行った後の画像信号に対して修正処理を施す例を示している。
色変換部11は、入力画像信号を、出力画像信号の規格であるsRGBの規格通りに解釈すべき画像信号へ色変換する。色変換の方法は任意であり、例えばマトリクスによる変換やルックアップテーブルによる変換など、公知の技術を用いることができる。修正部12は、色変換部11で色変換した結果に対して、選択部1から設定される修正量に応じて修正を加え、出力画像信号とする。
図13は、本発明の第2の実施の形態の修正色変換部3の第1の例における動作の一例を示すフローチャートである。まずS61において、選択部1は出力画像信号が修正が必要であるか否かを判断する。修正が必要ないと判断される場合には、S62において、規格色変換部2を使用するものとして決定し、規格色変換部2が入力画像信号を規格通りに解釈すべき出力画像信号に変換する。
一方、S61で修正が必要であると判断された場合には、修正色変換部3を使用するものと決定するとともに、修正部12に対する修正量を決定する。そして、S63において、修正色変換部3の色変換部11は、入力画像信号を規格通りに解釈すべき画像信号に色変換し、その後S64において、修正部12は選択部1から設定される修正量に従った修正処理を行い、出力画像信号として出力する。このように、規格に修正を加えて変換を行う際には、規格通りに解釈すべき画像信号に色変換してから、修正処理を行うことで、実現することができる。
図14は、本発明の第2の実施の形態における修正色変換部3の第2の例を示すブロック図である。図中の符号は図12と同様であり、重複する説明を省略する。この第2の例では、修正色変換部3の構成として、入力画像信号に対して修正を行ってから、規格通りの色変換を行う場合の構成例を示している。
修正部12は、入力画像信号に対して選択部1から設定される修正量に応じて修正を加えて出力する。色変換部11は、修正部12によって修正された画像信号を、規格どおりに解釈すべき出力画像信号に色変換し、出力する。なお、この第2の例では修正部12が入力画像信号に対して修正を行うため、選択部1においても、入力画像信号に対する修正量を設定することになる。それ以外の修正部12及び色変換部11の機能は上述の第1の例と同様である。
図15は、本発明の第2の実施の形態の修正色変換部3の第2の例における動作の一例を示すフローチャートである。なお、選択部1において修正の必要性を判断し、修正の必要がない場合については図13と同様である。S61で修正が必要であると判断された場合には、修正色変換部3を使用するものと決定するとともに、修正部12に対する修正量を決定する。そしてS65において、修正部12は選択部1から設定される修正量に従って入力画像信号に対して修正処理を行う。S66において、色変換部11は修正部12で修正処理が施された入力画像信号を、規格通りに解釈すべき出力画像信号に色変換し、出力する。このように、この第2の例において規格に修正を加えて変換を行う際には、修正処理と、規格通りの色変換とをこの順で行い、実現することができる。
図16は、本発明の第2の実施の形態の修正色変換部3の第3の例における動作の一例を示すフローチャートである。図12,図13に示した第1の例と図14,図15に示した第2の例とを適宜切り替えて用いることも可能である。すなわち、S61で修正が必要であると判断された場合に、第1の例と第2の例のいずれの順序で処理を行うかについても判断する。この判断は、例えばユーザから指示を受けるように構成することができる。
修正が必要であると判断され、第1の例のように色変換、修正処理の順が選択された場合には、S63、S64の順で処理を行う。また、第2の例のように修正処理、色変換の順が選択された場合には、S65、S66の順で処理を行えばよい。
なお、処理順序により修正部12で用いる修正量が異なることは上述の第1の実施の形態と同様であり、また一方の処理順序で用いた修正量を、他方の処理順序の場合に適用する際に変換機構を用いる構成についても、そのまま適用可能である。
上述の第1及び第2の実施の形態では、選択部1を規格色変換部2及び修正色変換部3の前段に配置したように図示しているが、これに限らず、選択部1を規格色変換部2及び修正色変換部3の後段に設け、両者の処理結果を選択的に出力するように構成してもよい。あるいは、入力画像信号を規格色変換部2及び修正色変換部3に直接入力し、選択部1は規格色変換部2と修正色変換部3を制御する制御手段として構成することも可能である。
本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における入力画像信号の具体例の説明図である。 本発明の第1の実施の形態においてオブジェクト単位で修正の必要性を判断する場合の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における修正色変換部3の第1の例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の修正色変換部3の第1の例における動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における修正色変換部3の第2の例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の修正色変換部3の第2の例における動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の修正色変換部3の第3の例における動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における入力画像信号から画像領域毎の属性の判定を行う具体例の説明図である。 本発明の第2の実施の形態において画像領域の属性ごとに修正の必要性を判断する場合の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における修正色変換部3の第1の例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の修正色変換部3の第1の例における動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における修正色変換部3の第2の例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の修正色変換部3の第2の例における動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の修正色変換部3の第3の例における動作の一例を示すフローチャートである。 色再現域の一例の説明図である。
符号の説明
1…選択部、2…規格色変換部、3…修正色変換部、4…出力装置、5…入力装置、11…色変換部、12…修正部。

Claims (48)

  1. 規格化された色信号で表現した入力画像信号を出力装置に依存した出力画像信号に変換する画像処理装置において、前記入力画像信号を規格どおりに解釈して前記入力画像信号を前記出力画像信号に色変換する第1色変換手段と、前記入力画像信号に修正を加えて解釈して前記入力画像信号を前記出力画像信号に色変換する第2色変換手段と、前記入力画像信号に対して修正の必要性を判断し前記第1色変換手段あるいは前記第2色変換手段のいずれを用いるかを決定する選択手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力装置に依存した入力画像信号を規格化された色信号で表現した出力画像信号に変換する画像処装置において、規格どおりに解釈すべき前記出力画像信号に前記入力画像信号を色変換する第1色変換手段と、規格に修正を加えて解釈すべき前記出力画像信号に前記入力画像信号を色変換する第2色変換手段と、前記出力画像について修正の必要性を判断し前記第1色変換手段あるいは前記第2色変換手段のいずれを用いるかを決定する選択手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記第2色変換手段は、前記入力画像信号に対して修正を加えた後に、規格に従った色変換を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2色変換手段は、前記入力画像信号に対して規格に従った色変換を行った後に、修正を加えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2色変換手段は、前記入力画像信号に対して修正を加えた後に、規格に従った色変換を行う処理と、前記入力画像信号に対して規格に従った色変換を行った後に、修正を加える処理とを切替可能であり、前記選択手段は、前記第2色変換手段を選択した場合に処理順序についても選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記選択手段は、ユーザからの設定に従って修正の必要性を判断することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記選択手段は、修正の必要性を判断するとともに、前記第2色変換手段で色変換を行う場合の修正量を決定することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記選択手段は、ユーザからの設定に従って前記修正量を決定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記選択手段は、1ないし複数の修正量を記憶しており、選択的に利用可能であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記選択手段は、記憶している修正量のうちユーザの選択により修正量を決定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記選択手段は、修正の必要性を判断するとともに、前記第2色変換手段における処理順序に対応した修正量を決定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  12. 前記選択手段は、使用した修正量を再利用可能に記憶しており、選択した前記第2色変換手段における処理順序に従って必要に応じて修正量を変換することを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記修正量は、ディスプレイの管面反射等による外部フレアーの影響を考慮した量であることを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記修正量は、ディスプレイの内部漏れ光等による内部フレアーの影響を考慮した量であることを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記修正量は、前記外部フレアーの影響と前記内部フレアーの影響の両方を考慮した量であることを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16. 前記第2色変換手段は、規格された色信号値で表現された画像信号の黒レベルを修正することを特徴とする請求項7ないし請求項15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 前記第2色変換手段は、規格された色信号値で表現される画像信号の信号値を、前記修正量から決定される信号値に、相対的に変換することを特徴とする請求項7ないし請求項14のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  18. 前記選択手段は、前記入力画像信号に対する修正の必要性の判断を、ページ単位で行うことを特徴とする請求項1ないし請求項17のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  19. 前記選択手段は、前記入力画像信号に対する修正の必要性の判断を、オブジェクト単位で行うことを特徴とする請求項1ないし請求項17のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  20. 前記選択手段は、前記入力画像信号の特徴量を調べ、該特徴量から判定される原稿種別に従って前記入力画像信号に対する修正の必要性の判断を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項19のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  21. 前記選択手段は、前記入力画像信号から画像領域を抽出し、該画像領域について特徴量を調べて、該画像領域毎に修正の必要性を判定することを特徴とする請求項20に記載の画像処理装置。
  22. 前記選択手段は、前記特徴量から修正量を算出することを特徴とする請求項20または請求項21に記載の画像処理装置。
  23. 前記選択手段は、前記入力画像信号に含まれているオブジェクトに関する情報あるいは前記特徴量から判定される原稿種別の情報を含む入力画像に関する情報をユーザに通知し、ユーザからの指定に従って前記第2色変換手段における修正量を決定することを特徴とする請求項20ないし請求項22のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  24. 前記選択手段は、前記入力画像信号に対する前記第1色変換手段あるいは前記第2色変換手段のいずれかを適用した処理結果をユーザに提示し、ユーザからの指示に従って前記第1色変換手段あるいは前記第2色変換手段のいずれかを選択するとともに前記第2色変換手段を選択する場合の修正量を決定することを特徴とする請求項1ないし請求項23のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  25. 規格化された色信号で表現した入力画像信号を出力装置に依存した出力画像信号に変換する画像処理方法において、前記入力画像信号を規格どおりに解釈して色変換を行う第1色変換手段と、前記入力画像信号に修正を加えて解釈し色変換を行う第2色変換手段を有し、前記入力画像信号に対して修正の必要性を判断し、前記第1色変換手段あるいは前記第2色変換手段のいずれを用いるかを決定して、決定した前記第1色変換手段あるいは前記第2色変換手段で前記入力画像信号を前記出力画像信号に変換することを特徴とする画像処理方法。
  26. 入力装置に依存した入力画像信号を規格化された色信号で表現した出力画像信号に変換する画像処理方法において、規格どおりに解釈すべき前記出力画像信号に色変換する第1色変換手段と、規格に修正を加えて解釈すべき前記出力画像信号に色変換する第2色変換手段を有し、前記出力画像について修正の必要性を判断し、前記第1色変換手段あるいは前記第2色変換手段のいずれを用いるかを決定して、決定した前記第1色変換手段あるいは前記第2色変換手段で前記入力画像信号を前記出力画像信号に変換することを特徴とする画像処理方法。
  27. 前記第2色変換手段による色変換は、前記入力画像信号に対して修正を加えた後に、規格に従った色変換を行うことを特徴とする請求項25または請求項26に記載の画像処理方法。
  28. 前記第2色変換手段による色変換は、前記入力画像信号に対して規格に従った色変換を行った後に、修正を加えることを特徴とする請求項25または請求項26に記載の画像処理方法。
  29. 前記第2色変換手段は、前記入力画像信号に対して修正を加えた後に、規格に従った色変換を行う処理と、前記入力画像信号に対して規格に従った色変換を行った後に、修正を加える処理とを切替可能であり、前記第2色変換手段を選択した場合に処理順序についても選択することを特徴とする請求項25または請求項26に記載の画像処理方法。
  30. 前記修正の必要性の判断は、ユーザからの設定に従うことを特徴とする請求項25ないし請求項28のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  31. 前記第2色変換手段を選択した場合には、修正量についても決定することを特徴とする請求項25ないし請求項30のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  32. 前記修正量は、ユーザからの設定に従って決定することを特徴とする請求項31に記載の画像処理方法。
  33. 1ないし複数の修正量を記憶しておき、選択的に利用することを特徴とする請求項31または請求項32に記載の画像処理方法。
  34. 記憶している修正量のうち、ユーザの選択により修正量を決定することを特徴とする請求項33に記載の画像処理方法。
  35. 前記第2色変換手段を選択した場合には、前記第2色変換手段における処理順序に対応した修正量を決定することを特徴とする請求項29に記載の画像処理方法。
  36. 前記第2色変換手段で使用した修正量を再利用可能に記憶しており、選択した前記第2色変換手段における処理順序に従って必要に応じて修正量を変換することを特徴とする請求項35に記載の画像処理方法。
  37. 前記修正量は、ディスプレイの管面反射等による外部フレアーの影響を考慮した量であることを特徴とする請求項31ないし請求項34のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  38. 前記修正量は、ディスプレイの内部漏れ光等による内部フレアーの影響を考慮した量であることを特徴とする請求項31ないし請求項34のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  39. 前記修正量は、前記外部フレアーの影響と前記内部フレアーの影響の両方を考慮した量であることを特徴とする請求項31ないし請求項34のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  40. 前記第2色変換手段は、規格された色信号値で表現された画像信号の黒レベルを修正することを特徴とする請求項31ないし請求項39のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  41. 前記第2色変換手段は、規格された色信号値で表現される画像信号の信号値を、前記修正量から決定される信号値に、相対的に変換することを特徴とする請求項31ないし請求項38のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  42. 前記入力画像信号に対する修正の必要性の判断を、ページ単位で行うことを特徴とする請求項25ないし請求項41のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  43. 前記入力画像信号に対する修正の必要性の判断を、オブジェクト単位で行うことを特徴とする請求項25ないし請求項41のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  44. 前記入力画像信号に対する修正の必要性の判断は、前記入力画像信号の特徴量を調べ、該特徴量から判定される原稿種別に従って行うことを特徴とする請求項25ないし請求項43のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  45. 前記入力画像信号に対する修正の必要性の判断は、前記入力画像信号から画像領域を抽出し、該画像領域について特徴量を調べて、該画像領域毎に行うことを特徴とする請求項44に記載の画像処理方法。
  46. 前記修正量は、前記特徴量から算出することを特徴とする請求項44または請求項45に記載の画像処理方法。
  47. 前記入力画像信号に含まれているオブジェクトに関する情報あるいは前記特徴量から判定される原稿種別の情報を含む入力画像に関する情報をユーザに通知し、ユーザからの指定に従って前記第2色変換手段における修正量を決定することを特徴とする請求項44ないし請求項46のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  48. 前記入力画像信号に対する前記第1色変換手段あるいは前記第2色変換手段のいずれかを適用した処理結果をユーザに提示し、ユーザからの指示に従って前記第1色変換手段あるいは前記第2色変換手段のいずれかを選択するとともに前記第2色変換手段を選択する場合の修正量を決定することを特徴とする請求項25ないし請求項47のいずれか1項に記載の画像処理方法。
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