JP3250364B2 - 電磁式の天びんまたは力測定器 - Google Patents

電磁式の天びんまたは力測定器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は質量測定または力測定を
行うための測定器に関し、更に詳しくは、電磁力平衡式
の天びんまたは力測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁力を被測定荷重(質量)または力に
対して釣り合わせることによってその荷重または力を測
定する、いわゆる電磁式の天びんまたは力測定器におい
ては、永久磁石を主体とする磁気回路が作る静磁場中に
フォースコイルを配置し、そのフォースコイルに電流を
流すことによって、被測定荷重または力と釣り合わせる
ための電磁力を発生している。そして、この電磁力と被
測定荷重または力が釣り合っている状態でフォースコイ
ルに流れる電流の大きさから、その荷重または力の大き
さを求めるようになっている。
【0003】ここで、磁気回路は、図9にその従来の構
成例を断面図で示すように、永久磁石91を例えばN極
を上、S極を下にした状態で有底円筒状のヨーク92の
底面に配置するとともに、N極には円盤ないしは円柱状
のポールピース93を設け、このポールピース93の外
周面とヨーク92の内周面との間に形成される円筒状の
空隙に磁場空間を形成している。そして、この磁場空間
内に、その空間の形状に沿うように円筒状に巻かれたフ
ォースコイル94が挿入される。
【0004】フォースコイル94は、その巻き枠を介し
て天びんないしは力測定器のビーム95に固着され、被
測定荷重または力の作用によって磁場空間内で変位す
る。この変位はビーム95を介して変位センサ(図示せ
ず)によって検出され、その変位検出信号の大きさに応
じた電流がフォースコイル94にフィードバックされて
電磁力が発生し、被測定荷重ないしは力に抗してビーム
95の変位が0になるように自動平衡する。
【0005】この平衡状態においてフォースコイル94
に流れる電流は、磁気回路により形成される円筒状の磁
界が一定である限り被測定荷重ないしは力に比例するこ
とになり、そのコイル電流を測定することによって、被
測定荷重ないしは力の大きさを知ることができる。
【0006】さて、以上のような電磁力自動平衡式の天
びんまたは力測定器においては、磁場空間を形成する隙
間は一定として、その磁場空間における磁場が、少なく
ともフォースコイル94の移動範囲内で可能な限り平坦
になるようにしていた。これは、この磁場が一様でない
場合には、フォースコイル94の移動に伴い、発生電磁
力と電流の関係が変化していくため、高精度の天びんが
得にくくなるためである。具体的には、ビーム95の変
位が0になる位置、つまり系のバランス点は何らかの原
因によりずれたときに、磁場が一様でない場合には、大
きなスパン変化が生じる等の問題が生じたり、あるいは
機構部分の組み立て精度を厳密にしなければ、意図する
大きさの電磁力を得ることができなくなるという問題が
生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の磁
気回路において、上記のように広い範囲で一様な磁場を
得るためには、寸法の大きな永久磁石を用いる必要があ
って、コストアップの要因となるばかりでなく、測定器
の小型化の阻害要因となっている。
【0008】本発明の目的は、小さな永久磁石を用いて
も高精度の測定が可能で、もって安価で、かつ、小型・
軽量で、しかも高精度の電磁式の天びんまたは力測定器
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、実施例図面である図1を参照しつつ説明す
ると、本発明の電磁式の天びんまたは力測定器は、永久
磁石11およびヨーク12等により構成された磁気回路
1中に空隙Gを設けて磁場空間を形成するとともに、そ
の磁場空間内に、可動部材3に装着されて所定方向に運
動し得るフォースコイル2を配置し、このフォースコイ
ル2に電流を流すことによって発生する電磁力を、可動
部材3を介して被測定荷重または力と釣り合わせ、その
釣り合い状態でフォースコイル2に流れる電流の大きさ
から被測定荷重または力の大きさを求める測定器におい
て、フォースコイルの運動方向両端部近傍にそれぞれ磁
場の強さのピークが生じるように、磁場空間を形成する
ための空隙Gの、フォースコイル2の運動方向に直交す
る方向の寸法が、運動方向に対して、その中央部が両端
部に比して広く形成されていることによって特徴づけら
れる。
【0010】
【作用】従来のこの種の測定器において、フォースコイ
ルが置かれる磁場空間を、フォースコイルの移動方向に
可能な限り広く一様にする理由は、前記したように、フ
ォースコイルの移動前後における有効磁場(フォースコ
イルが位置している刻々の場所での磁場)の変化を避け
るためである。
【0011】これに対し、本発明のように、磁場空間を
形成するための空隙Gの、フォースコイル2の運動方向
に直交する方向への寸法を、運動方向中央部分で両端部
分よりも広くすると、空隙G中の磁場の強さは、その両
端部分でピークを形成し、平坦とはならない。しかし、
フォースコイルに流れる電流とこれによって発生する電
磁力との関係は、フォースコイルの各部位における磁場
とそこを流れる電流の積の総和であるから、フォースコ
イルの移動前後における有効磁場の変化量は、フォース
コイルの移動方向両端部の近傍における磁場勾配に依存
し、中央部に磁場勾配が存在していても、その部分はフ
ォースコイルの移動前後においてともに有効磁場の一部
を形成するが故に、有効磁場の変化量には寄与しない。
【0012】本発明はこのような観点に立ち、フォース
コイルの移動方向両端部近傍に対応する空隙Gの両端部
分に、意識的に磁場の強さのピーク、従って勾配がほぼ
0となる箇所、を作ることにより、小さい永久磁石であ
っても、フォースコイルの移動に伴う有効磁場の変化を
防止し、所期の目的を達成している。
【0013】
【実施例】図1は本発明実施例の要部構造の正面中央縦
断面図と回路構成のブロック図とを併記して示す構成図
である。
【0014】磁気回路1は、永久磁石11、ヨーク12
およびポールピース13によって構成されている。永久
磁石11は円柱状で、例えば上方にN極、下方にS極が
位置するようにカップ状のヨーク12内の底面上にその
下面が固着されているとともに、その上面には、全体と
して円柱状で、後で詳述するような形状のポールピース
13が固着されており、このポールピース13の外周面
とこれに対向するヨーク12の内周面とで囲まれた略円
筒状の空隙Gに磁場空間が形成される。
【0015】そして、この空隙G内に、当該空隙Gに沿
って円筒状に巻かれたフォースコイル2が置かれ、この
フォースコイル2は空隙Gに沿って図中上下方向に変位
し得るようになっている。すなわち、フォースコイル2
は巻き枠21を介してビーム3に固着されており、この
ビーム3は支点(図示せず)を挟んでその一端部に、天
びんにあっては測定皿が、力測定器にあっては被測定力
の負荷部が設けられ、被測定荷重ないしは力の負荷によ
って支点を中心として変位し、この変位によりフォース
コイル2が空隙G内で上下動する。このビーム3の変位
は、ビーム3の他端部に配設された変位センサ4によっ
て検出される。
【0016】変位センサ4の出力はサーボアンプ5に導
かれ、このサーボアンプ5からビーム3の変位量に応じ
た大きさの電流がフォースコイル2に流される。この構
成により、測定皿ないしは被測定力の負荷部に荷重ない
しは力が加わると、それに応じた電流がフォースコイル
2に流れ、その電流と、空隙G中でフォースコイル2が
位置する空隙G中の磁場、つまり有効磁場に応じた電磁
力が発生し、その電磁力はフォースコイル2を介してビ
ーム3に作用し、ビーム3のレバー比によって何倍かに
拡大されて、被測定荷重ないしは力に抗してビーム3の
変位が零になるように自動平衡する。
【0017】この平衡状態においてフォースコイル2に
流れる電流は、空隙G中の有効磁場が一定である限りに
おいて被測定荷重ないしは力に比例することになり、そ
の電流値は出力抵抗Rで電圧信号に変換され、A−D変
換器6でデジタル化された後にマイクロコンピュータ7
に採り込まれる。マイクロコンピュータ7では、その電
流値のデジタル変換データを用いた演算によって被測定
荷重ないしは力を算出し、表示器71に表示する。な
お、永久磁石11の温度変化による磁場の変化は、磁気
回路1内に配設された温度センサ8の出力により、公知
の手法によって補償される。すなわち、温度センサ8の
出力は温度補償回路9に供給され、この温度補償回路9
は、A−D変換器6の基準電圧を、温度センサ8の出力
に基づいて永久磁石11の温度変化による発生磁場の強
さの変化をキャンセルするように変化させる。
【0018】さて、磁気回路1のポールピース13は、
前記したように全体として円柱状であるが、その外周面
は、上下両端から所定長さにわたる部分の外径寸法が、
中央部分の外径寸法よりも大きくなっている。これによ
り、フォースコイル2が配置される磁場空間を形成する
空隙Gの、フォースコイル2の運動(変位)方向に直交
する方向への寸法が、フォースコイル2の運動方向の中
央部が、両端部に比して大となっている。
【0019】このような磁気回路1の構成によると、空
隙Gに形成される磁場は図2に例示するようになる。す
なわち、この図2は、横軸に空隙G内でのフォースコイ
ル2の位置を、縦軸に磁場の強さをとって示すグラフ
と、フォースコイル2の空隙G内での位置の模式図を併
記して示す図であり、空隙Gが狭くなっているその両端
部分に磁場のピークが生じ、中央部は平坦とはならずに
若干低くなる。
【0020】ここで、フォースコイル2のその運動方向
への長さLは、空隙G内の磁場のピーク〜ピーク間の距
離とほぼ等しくしている。以上の本発明実施例による
と、図2から明らかなように、空隙G内のフォースコイ
ル2の両端部に相当する場所にそれぞれ磁場のピークが
生じ、その場所の磁場勾配がほぼ0となるため、フォー
スコイル2が図中実線で示す位置から、破線で示すよう
にδだけ変位したとしても、その変位に起因する有効磁
場の変化は殆ど生じず、従ってフォースコイル2の変位
に起因して発生する電磁力の変化率はほぼ0となる。こ
のことは、以下に示す比較例の説明により明らかになる
であろう。
【0021】すなわち、ポールピースの外周面を一様な
円柱面とし、フォースコイルが置かれる空隙を一様な円
筒形にして、永久磁石の大きさを含めて他は全く同様に
した磁気回路を用いた場合には、その空隙における磁場
の分布は図3に示すようになる。この図において、フォ
ースコイルの長さをL(mm)、その両端部近傍での磁
場勾配を±α(テスラ/mm)としたとき、フォースコ
イル2がδ(mm)だけ移動したとすると、有効磁場の
変化(減少)量は、図中ハッチングで示す部分の磁場面
積(磁場の強さ×フォースコイル運動方向への長さ)に
相当する。つまり、 磁場面積の変化量=ΔH×δ となる。このとき、ΔH=α×δであるから、結局、有
効磁場の変化量Δは、 Δ=αδ2 と表すことができる。
【0022】フォースコイルのδの移動前の有効磁場
は、そのコイル位置における平均磁場をHとすると、 有効磁場=L×H であるから、変位δに対する有効磁場の変化率は、 (LH−Δ)/LH=(LH−αδ2 )/LH=1−α
(δ2 /LH) となる。ここで、有効磁場の変化率は、フォースコイル
の変位前後における発生電磁力の変化率と等価であるた
め、フォースコイルの運動方向両端部近傍における磁場
勾配αが小さいほど、フォースコイルの変位に伴う電磁
力の変化率が小さくなる。
【0023】前記した本発明実施例では、空隙Gの形状
に基づき、フォースコイル2の運動方向両端部近傍にお
いてそれぞれ磁場のピークが生じて、その部分の磁場勾
配αがほぼ0となるから、フォースコイル2が変位して
も殆ど有効磁場が変化せず、ひいては電磁力も変化しな
い。
【0024】図4は図1の実施例におけるフォースコイ
ル2の変位δと電磁力の変化率との関係を、上述の比較
例とともに示すグラフであり、実線が本発明実施例を、
破線が比較例を示している。このグラフから明らかなよ
うに、同じ大きさの永久磁石を用いても、本発明実施例
では、フォースコイル2の変位に起因する電磁力の変化
率が、従来の磁気回路を用いた比較例に比して大幅に小
さくなることが判る。
【0025】ここで、以上の実施例においては、フォー
スコイル2の長さLと空隙G内の磁場のピーク〜ピーク
間距離をほぼ同一とし、フォースコイル2をそのピーク
〜ピークの中央部に配置した例を示したが、磁場のピー
ク部分がある程度の平坦性を有しているならば、特にフ
ォースコイル2の長さLをピーク〜ピーク間距離と一致
させることなく、ある程度の差があってもよく、またこ
の場合、フォースコイル2がピーク〜ピークの中央に厳
密に位置していなくても、同様な作用効果を奏すること
ができる。
【0026】本発明において、フォースコイル2が置か
れる磁場空間を形成する空隙Gの、フォースコイル2の
運動方向に直交する方向への寸法を、運動方向に対し
て、その中央部を両端部に比して大とするための具体的
構成としては、図1の実施例の構成のほか、多種のバリ
エーションがある。その例を図5に列挙する。
【0027】図5(A)の例では、ポールピース13の
外周面を、両端部を平坦な円筒面とし、中央部を断面V
字状に窪ませている。同図(B)では、ポールピース1
3の外周面の全体を、中央部が最も小径となるように断
面V字状に窪ませている。また、(C)および(D)で
は、ポールピース13の外周面を、中央部が最も小径と
なるように円弧状に窪ませている。更に、このような形
状を付するのは、ポールピース13に限られず、ヨーク
2側に付してもよく、例えば(E)に示すように、ヨー
ク2の内周面を、中央部の内径寸法に比して両端部の内
径寸法を小さくすることによっても、前記した形状の空
隙Gを得ることができる。なお、図5はポールピース1
3ないしはヨーク2に付する形状の例であり、本発明は
こられの例に限定されるものではない。
【0028】また、本発明においては、磁気回路1の全
体的構成としても図1に例示したものに限定されず、種
々の変形が可能である。その一例を図6〜図8示す。図
6の例は、ポールピース63を挟んでその上下にそれぞ
れ永久磁石611および612を互いにN,S極を逆向
きにして固着し、その全体をヨーク62内に収容すると
ともに、フォースコイル2はポールピース63とヨーク
62との間の略筒状の空隙G内に配置している。また、
フォースコイル2の巻き枠21は、ヨーク62に設けら
れた切り欠き621を介してヨーク62外に延ばし、ビ
ーム3に固定している。このような構造の磁気回路にお
いても、ポールピース63の外周面の形状を図1ないし
は図5(A)〜(D)と同等とし、あるいはヨーク52
の形状を図5(E)等のようにすることによって、前記
した形状の空隙Gを形成することにより、図1の例と全
く同等の作用効果を奏することができる。
【0029】図7および図8の例は、フラット型のフォ
ースコイルを用い、かつ、ポールピースを持たない磁気
回路の構成例である。図7では、(A)に正面中央縦断
面図を、(B)にその右側面図を示すように、カップ状
のヨーク721の開口部を平板状のヨーク722で閉塞
し、その内部に2つの平板状の永久磁石711,712
をN,S極を逆向きにして収容したもので、永久磁石7
11,712とヨーク722との間に形成される空隙
G′内にフラットコイル形のフォースコイル2′を配置
している。この磁気回路では、フォースコイル2′は空
隙G′内において図中上下、つまり2つの永久磁石71
1,712を結ぶ方向に運動するが、このような構成に
おいても、図示のように例えば平板状のヨーク722の
永久磁石711,712への対向面の形状を、フォース
コイル2′の運動方向に対してその中央部分を窪ませる
等によって、フォースコイル2′の運動方向に対して、
空隙G′の隙間を中央部において広くすることによっ
て、図1の実施例と同等の作用効果を奏することができ
る。
【0030】図8例は、図7の構成における平板状のヨ
ーク722側にも2つの永久磁石713,714を図示
の極性のもとに配置したもので、この場合においては、
永久磁石711,712,713,714のフォースコ
イル2′に対向する面の形状を、フォースコイル2′の
運動方向に対してその中央部分に相当する部分を窪ませ
ることにより、フォースコイル2′が置かれる磁場空間
を形成する空隙G″の形状を図7と同等とすることがで
き、この場合にも同等の効果を奏することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フォースコイルが置かれる磁場空間を形成する空隙の、
フォースコイルの運動方向と直交する方向の寸法を、運
動方向に対して、その中央部が両端部に比して大となる
ように構成することにより、フォースコイルの運動方向
両端部近傍に、それぞれ磁場のピークを生じさせている
から、小さい永久磁石を用いても、従来の構成に比して
フォースコイルの変位による有効磁場の変化が小さく、
発生電磁力の変化を少なくすることができる。その結
果、小さい永久磁石を用いても高精度の天びんまたは力
測定器を得ることが可能となり、コストダウンと装置の
小型・軽量化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の要部構造の正面中央縦断面図と
回路構成のブロック図とを併記して示す構成図
【図2】その空隙G中のフォースコイル2の運動方向へ
の位置と磁場との関係を示すグラフ
【図3】比較例の空隙中のフォースコイルの運動方向へ
の位置と磁場との関係を示すグラフ
【図4】本発明実施例におけるフォースコイル2の変位
δと電磁力の変化率との関係を、比較例とともに示すグ
ラフ
【図5】本発明の各種の他の実施例の要部構成を示すそ
れぞれの断面図
【図6】本発明の更に他の実施例の要部構成を示す断面
【図7】本発明の更にまた他の実施例の要部構成を示す
断面図
【図8】本発明のまた更に他の実施例の要部構成を示す
断面図
【図9】従来の電磁力平衡式の天びんまたは力測定器に
使用されている磁気回路の構成例を示す断面図
【符号の説明】
1 磁気回路 11 永久磁石 12 ヨーク 13 ポールピース 2 フォースコイル 21 巻き枠 3 ビーム 4 変位センサ 5 サーボアンプ 6 A−D変換器 7 マイクロコンピュータ G 空隙
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 1/08 G01G 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石およびヨーク等により構成され
    た磁気回路中に空隙を設けて磁場空間を形成するととも
    に、その磁場空間内に、可動部材に装着されて所定方向
    に運動し得るフォースコイルを配置し、このフォースコ
    イルに電流を流すことによって発生する電磁力を、上記
    可動部材を介して被測定荷重または力と釣り合わせ、そ
    の釣り合い状態で上記フォースコイルに流れる電流の大
    きさから被測定荷重または力の大きさを求める測定器に
    おいて、フォースコイルの運動方向両端部近傍にそれぞ
    れ磁場の強さのピークが生じるように、上記磁場空間を
    形成するための空隙の、フォースコイルの運動方向に直
    交する方向の寸法が、運動方向に対して、その中央部が
    両端部に比して大きく形成されていることを特徴とす
    る、電磁式の天びんまたは力測定器。
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