JP3249660B2 - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JP3249660B2
JP3249660B2 JP27975393A JP27975393A JP3249660B2 JP 3249660 B2 JP3249660 B2 JP 3249660B2 JP 27975393 A JP27975393 A JP 27975393A JP 27975393 A JP27975393 A JP 27975393A JP 3249660 B2 JP3249660 B2 JP 3249660B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル回線を介した
G3ファクシミリ装置による通信を実現する通信制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュター等の通信
端末装置においてデジタル回線を介した通信が行われて
いる。その際、複数の通信を時分割多重化する処理を行
う通信制御装置を用いて1本のデジタル回線上に複数の
通信を同時伝送することが行われている。
【0003】以下、従来のデジタル回線を用いたデータ
通信について図面を参照に説明する。図5は従来のデジ
タル回線を介したデータ通信を示したシステム構成図で
ある。図5において、301はパーソナルコンピュータ
等の通信端末装置(以下DTEとする。)である。30
2はDTE301から送出されたデジタルデータを変調
するとともにアナログデータに変換するモデムである。
303はモデム302からのアナログデータをデジタル
データに変換するA/D変換部である。304はデジタ
ルデータをデジタル回線へ送出する際、時分割処理を行
い、複数の通信データを同時伝送する通信制御装置であ
る。なお、A/D変換部303および通信制御装置30
4によりデジタル交換機305が構成されている。30
6はデジタル回線であり、1Mbpsのデータ伝送速度を
有している。また、307は相手側の通信制御装置、3
08は相手側A/D変換部、309は相手側のモデム、
310は相手側DTEである以上のように構成されたデ
ータ通信システムについてその動作を説明する。
【0004】まず、DTE301から送出されたコマン
ドデータは、RS−232C等の回線を介しモデム30
2へ転送され、モデム302において変調される。変調
の際、アナログデータに変換されアナログ回線を介して
デジタル交換機305へ転送される。デジタル交換機3
05内部においてA/D変換部303は入力したアナロ
グデータをデジタル回線306上に送出するためにデジ
タルデータに変換し、通信制御装置304へ転送する。
デジタルデータは通信制御装置304において時分割多
重化処理を行われデジタル回線306上へ複数通信が同
時に送出されることになる。
【0005】一方、受信側では、受信データを通信制御
装置307において1通信毎に分割し、次にD/A変換
および復調処理を行い、相手側DTE310へ送られる
ことになる。
【0006】以上のように送受信間でデータの授受が繰
り返され、データ通信が実行されていた。
【0007】また、上記データ通信システムに、G3フ
ァクシミリ装置を通信端末装置として接続して、デジタ
ル回線306を介したファクシミリ通信を行う場合、通
信制御装置304においてファクシミリ装置から送出さ
れるファクシミリ信号をデータ通信用の通信データに変
換してデジタル回線306上へ送出し、また、相手側通
信制御装置307では前記通信データをファクシミリ信
号に変換して相手側ファクシミリ装置へ出力し、ファク
シミリ通信を実行していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術のデータ通信システムでファクシミリ通信を行う場
合、ファクシミリ装置相互により直接通信を行うのでは
なく、ファクシミリ信号をデータ通信用の通信データに
変換するデジタル交換機305を一旦介して行うので、
以下のような問題が生じる。
【0009】すなわち、ファクシミリ通信手順のフェー
ズBにおいて、被呼側ファクシミリ装置からファクシミ
リ制御信号DISが発呼側ファクシミリ装置に送出され
る。この場合、DISは通信制御装置307を経由して
デジタル回線306上へ送出され、通信制御装置304
がDISをファクシミリ信号に変換し確実に発呼側ファ
クシミリ装置に送出したとしても、通信制御装置304
と発呼側ファクシミリ装置とを結ぶアナログ回線上でエ
ラーが発生しDISが消滅する事態が発生し得る。この
場合、発呼側ファクシミリ装置にはDISは到達しない
ことになるが、通信制御装置304は発呼側ファクシミ
リ装置にDISを送出しているので、発呼側ファクシミ
リ装置からDISに対する応答信号である制御信号DC
Sが送出されるのを待機している。
【0010】一方、被呼側ファクシミリ装置ではDIS
送出後所定時間経過しても発呼側ファクシミリ装置から
のDCSを受信しない場合には、ファクシミリの通信手
順上再びDISを送出する。再送されたDISは再びデ
ジタル回線306を介して通信制御装置304へ送出さ
れることになる。
【0011】しかし、通信制御装置304では、上述の
ように発呼側ファクシミリ装置からDCSを待機する制
御を行っているので、再送されたDISを受信すること
ができない。
【0012】したがって、ファクシミリ通信は、通信制
御装置の介在により進行されないことになり、回線断と
いう事態を招く虞が発生する。
【0013】この問題に対しては、タイマーにより、発
呼側ファクシミリ装置からの信号の待機とデジタル回線
より到来する信号の待機とを交互に切換えることで回避
することができるが、制御が複雑となってしまうという
問題が生じる。
【0014】本発明は上記課題を解決するもので、制御
を複雑とすることなく、デジタル回線を介したG3ファ
クシミリ装置による通信を円滑に実行することができる
通信制御装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、デジタル回線のアナログ回線側端部に設け
られ内部処理をファクシミリモデムに切換えてファクシ
ミリ通信手順に基づいた中継動作を実行する通信制御装
置において、ファクシミリ通信手順のフェーズB又はフ
ェーズDにおいてデジタル回線側の被呼側通信制御装置
に対して指定変調方式にてデータ受信する旨の第1コマ
ンドを送信し、当該デジタル回線側から前記第1コマン
ドに対してデータ送出する旨の第2コマンドを検出した
か否か判定し、前記第2コマンドを検出した場合はデジ
タル回線から受信するデータをアナログ回線側の発呼側
ファクシミリ装置へ送信する処理へ移行し、前記発呼側
ファクシミリ装置へのデータ送信が終了したら待機状態
に戻って再び前記第1コマンドを送信し、一方、前記第
2コマンドを検出していない場合は前記発呼側ファクシ
ミリ装置から制御信号を受信しているか否か判断し、制
御信号を受信していれば前回送出した第1コマンドをキ
ャンセルし、指定変調方式にてデータ送信する旨の第3
コマンドを前記被呼側通信制御装置に対して送信し、前
記制御信号を前記被呼側通信制御装置へ送信する処理へ
移行し、前記被呼側通信制御装置へのデータ送信が終了
したら待機状態に戻って再び前記第1コマンドを送信
し、前記制御信号を受信していない場合は再び前記第2
コマンドを検出したか否か判定する処理へ戻るものとし
た。
【0016】
【作用】本発明は上述の構成により、デジタル回線を介
してG3ファクシミリ装置により通信を行う際、通信制
御装置は前記G3ファクシミリ装置からのファクシミリ
信号と前記デジタル回線からの通信データとの双方の受
信を待機しているので、タイマー制御などの複雑な制御
を行うことなく、デジタル回線を介したG3ファクシミ
リ装置によるファクシミリ通信を確実に実行することが
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
にしながら説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例におけるデジタル
回線を介したファクシミリ通信を示したシステム構成図
である。図1において、1ファクシミリ装置、2はファ
クシミリ装置1からアナログデータを転送する構内回
線、3は構内の各通信端末装置からの集線制御および各
通信端末装置とデジタル回線との接続制御を行う構内交
換機である。4はファクシミリ装置1から送出されたア
ナログデータをデジタルデータに変換し、ファクシミリ
通信に用いられるデータをデータ通信に用いられるデー
タに変換するとともにファクシミリ通信制御手順をデー
タ通信制御手順に変換し、データの多重化処理を行って
いる通信制御装置である。5は通信制御装置5によって
時分割多重化された複数通信のデータを同時伝送するデ
ジタル回線であり、6はデジタル回線網である。7は相
手側のデジタル回線、8は相手側の通信制御装置、9は
相手側の構内交換機、10は相手側の構内回線、11は
相手側のファクシミリ装置である。
【0019】図2は、通信制御装置4のハードウェア構
成図である。通信制御装置4はCPU21、ROM2
2、RAM23、インターフェイス回路24、これらを
結ぶバス25およびCPU21への入出力用の増幅器か
ら構成される。CPU21は、ファクシミリ装置1から
入力するファクシミリ信号をROM22に記憶された内
容に基づいてデータ通信に用いられるデータ形態に変換
し、インターフェース回路24を介してデジタル回線5
へ出力する。一方、インターフェース回線24を介して
デジタル回線5より入力した通信データをROM22の
内容に基づいてファクシミリ信号に変換し、増幅器27
を介してファクシミリ装置1へ出力する。
【0020】以下、以上のように構成された通信制御装
置を用いたデジタル回線によるファクシミリ通信につい
て図3を参照してその概略を説明する。図3は、本発明
の一実施例におけるデジタル回線を介したG3ファクシ
ミリ装置による通信のシーケンスを示したシーケンス図
である。
【0021】まず発呼時に、通信制御装置4および8
は、同期方式を同期伝送(以下、同期モードとする)に
設定しておく。発呼側ファクシミリ装置1は、発呼側が
非音声端末であることを示すCNG(コーリングトー
ン)を送出し(ST1)、通信制御装置4はCNGを検
出すると相手側通信制御装置8に対して、音声による通
話ではなくファクシミリ通信を開始する旨のデータ(F
AX)を送出する(ST2)。デジタル回線6上では、
ファクシミリ通信だけではなく、他に電話による音声通
信も実行することができるので、通信の開始にあたって
相手側通信制御装置8に対しどの種の通信を実行するの
かを知らせる必要がある。
【0022】相手側通信制御装置8は、前記ファクシミ
リ通信を行う旨のデータ(FAX)を検出すると、同期
方式を同期モードから調歩式同期伝送(以下、調歩同期
モードとする)へ切替え、また、内部のデータ処理を音
声符号化/復号化部からファクシミリモデムに切替えて
ファクシミリ通信を行う準備を行う。
【0023】続いて、相手側通信制御装置8は、通信制
御装置4に対して応答信号(ACK)を返送するととも
に(ST3)、前記ファクシミリ通信を行う旨のデータ
をファクシミリ通信手順上のCNGに変換して被呼側フ
ァクシミリ装置11へ送出する(ST4)。
【0024】次に、通信制御装置4は、相手側通信制御
装置8からACK信号を受信すると、同期方式を同期モ
ードから調歩同期モードへ切替え、また、内部のデータ
処理を音声符号化/復号化部からファクシミリモデムへ
切替えてファクシミリ通信を行う準備をする。続いて、
コマンドATDを相手側通信制御装置8へ送出して、フ
ァクシミリ通信を開始する(ST5)。
【0025】被呼側ファクシミリ装置11は、CNGを
受信すると、被呼側が非音声端末であることを示すCE
Dを送出する(ST6)。CEDを検出すると、相手側
通信制御装置8ではコマンドCONNECTに変換して
通信制御装置4へ送出する(ST7)。CEDはデータ
ではなく単に2100Hzの信号であるので、ここではコ
マンドATDの応答信号であるコマンドCONNECT
をCEDを表すデータとして代用している。
【0026】通信制御装置4において、相手側通信制御
装置8からのコマンドCONNECTを検出すると、フ
ァクシミリ通信手順上のCEDに変換してファクシミリ
装置1へ送出する(ST8)。
【0027】続いて、被呼側ファクシミリ装置11では
DIS(デジタル識別信号)を送出する(ST9)。
【0028】一方、通信制御装置4では、相手側通信制
御装置8からのデータを受信する際、予め変調方式およ
び伝送速度を指定するためにコマンドAT+FRH=3
を送出する(ST10)。AT+FRH=3のFRHは
データを受信する際の変調方式がCCITTのV.21
によることを示し、AT+FRH=3の3は300bps
の伝送速度でHDLCフレーミングデータを受信する旨
を示している。
【0029】相手側通信制御装置8では、コマンドAT
+FRH=3を検出すると、コマンドCONNECTを
送出する(ST11)。コマンドCONNECTは指定
された変調方式によりデータを送出する旨を通信制御装
置4に対して示している。これにより、通信制御装置4
は、相手側通信制御装置8からHDLCフレーミングデ
ータを300bpsの伝送速度でかつ指定した変調方式
V.21により受信できることになる。
【0030】続いて、相手側通信制御装置8は、被呼側
ファクシミリ装置11からのDISをデータ通信に用い
られるデータ形態に変換し、デジタル回線6上に送出す
る。その際、フェーズBでは調歩同期モードによりデー
タ通信を行っているので、送出データの前後にスタート
ビットとストップビットとを付与してデジタル回線6上
へ送出する(ST12)。
【0031】通信制御装置4で、デジタル回線6よりス
タートビットを検出すると、データが到来したと判断し
て、続いて検出した後続データの解析を行う。前記デー
タをファクシミリ通信手順上のDISであると判別する
と、前記データをファクシミリ通信手順上のDISに変
換してファクシミリ装置1へ送出する(ST13)。
手側通信制御装置8は、通信制御装置4に対してコマン
ドを正しく実行した旨を表すコマンドOKをスタートビ
ットおよびストップビットを付与して送出する(ST1
4)。
【0032】ファクシミリ装置1は、DISを受信する
と被呼側ファクシミリ装置11に対してDCS(デジタ
ル命令信号)を送出する(ST15)。
【0033】通信制御装置4はDCSを検出すると、デ
ータを送信する際、予め変調方式および伝送速度を指定
するためにコマンドAT+FTH=3を相手側通信制御
装置8に対して送出する(ST16)。AT+FTH=
3のFTHはCCITTのV.21の変調方式によりデ
ータを送信する旨を示し、AT+FTH=3の3は30
0bpsによりHDLCフレーミングデータを送信する旨
を示している。
【0034】相手側通信制御装置8は、コマンドAT+
FTH=3を検出すると、コマンドCONNECTを送
出し、指定された変調方式によりデータを受信する旨を
通信制御装置4に対して知らせる(ST17)。これに
より、通信制御装置4はV.21の変調方式により30
0bpsの伝送速度でデータを送信することができる。一
方、相手側通信制御装置8では前記コマンドCONNE
CTの送出のときに、被呼側ファクシミリ装置11に対
してファクシミリ制御信号を送出する際のキャリアを送
出している(ST18)。
【0035】通信制御装置4はコマンドCONNECT
を検出すると、発呼側ファクシミリ装置1からのDCS
をデータ通信に用いられるデータ形態に変換し、スター
トビットとストップビットとを付与して相手側通信制御
装置8に対して送出する(ST19)。
【0036】相手側通信制御装置8では、スタートビッ
トを検出し、データが到来したことを判断すると、後続
するデータを解析し、解析の結果によりDCSと判断す
ると、ファクシミリ通信手順上のDCSに変換して被呼
側ファクシミリ装置11へ送出する(ST20)。続い
て、相手側通信制御装置8は、前記データを正しく実行
した旨のコマンドOKをスタートビットとストップビッ
トとを付与して通信制御装置4に対して送出する(ST
21)。
【0037】ファクシミリ装置1はDCSの送出後、ト
レーニングを開始する(ST22)。トレーニングによ
ファクシミリ装置11における高速モデムの調整が完
了すると、ファクシミリ装置11はCFR(受信準備確
認信号)を送出し、ファクシミリ装置1に対して画像デ
ータの送出を促す(ST23)。
【0038】相手側通信制御装置8では、CFRをデー
タ通信に用いられるデータ形態に変換し、スタートビッ
トとストップビットとを付与して通信制御装置4に対し
て送出する(ST24)。
【0039】通信制御装置4は前記データを検出する
と、前記データをファクシミリ通信手順上のCFRに変
換してファクシミリ装置1へ送出する(ST25)。そ
の後、通信制御装置4は同期方式を調歩同期モードから
同期モードへ切換える。
【0040】同様に相手側通信制御装置8においても、
同期方式を調歩同期モードから同期モードへ切換える。
【0041】フェーズCに移行すると、ファクシミリ装
置1より画像データの送出が開始される(ST26)。
画像データの送出が終了すると、通信制御装置4および
8において同期方式は同期モードから調歩同期モードへ
と再び切替えられる。
【0042】ファクシミリ装置1および11の間ではフ
ァクシミリ通信手順の後処理を実行しDCN(回線命令
信号)を送出しフェーズEに進み、通信を終了する。そ
の間、通信制御装置4および8の間ではフェーズBの場
合と同様の調歩同期モードによりデータの授受が行われ
ている。
【0043】以上が本実施例におけるデジタル回線を介
したG3ファクシミリ装置による通信の概略である。
【0044】以下、通信制御装置4がファクシミリ装置
1からのファクシミリ信号とデジタル回線6からの通信
データとの双方を待機する場合の制御を図4を用いて詳
細について説明する。図4は本発明の一実施例における
通信制御装置のフェーズBおよびDでの制御を示したフ
ローチャートである。
【0045】まず、通信制御装置4が相手側通信制御装
置8に対してコマンド”AT+FRH=3”を送出して
変調方式を指定する(ST1)。通信制御装置4はコマ
ンド”AT+FRH=3”を送信すると、伝送速度30
0bpsによりデータを受信するモードに切換える(ST
2)。
【0046】次に、相手側通信制御装置8からコマン
ド”CONNECT”を受信したか否か判断する(ST
3)。
【0047】ST3において、通信制御装置4がコマン
ド”CONNECT”を受信したときには、デジタル回
線6からの通信データを発呼側ファクシミリ装置1に出
力する処理に移行する(ST4)。また、ST3におい
て、コマンド”CONNECT”を受信していない場合
は、発呼側ファクシミリ装置1からのデータをデジタル
回線へ送出する処理に移行する(ST7)。
【0048】通信制御装置4がコマンド”CONNEC
T”を受信すると、続いて相手側通信制御装置8から送
出されてくるDISを発呼側ファクシミリ装置1へ送出
するために、内部処理をデジタル回線6からのデータを
受信する処理に切換えるとともに、モデムを300bps
のデータ伝送速度で発呼側ファクシミリ装置1へ送出す
る処理に切換える(ST4)。
【0049】デジタル回線6からデータ通信用のデータ
形態によるDISを受信すると、通信制御装置4はファ
クシミリ通信手順上の制御信号DISに変換して発呼側
ファクシミリ装置1へ送出し、DISの送出が終了する
と(ST5)、内部のモデムによる送出処理を終了する
(ST6)。以降、待機状態へ戻る。
【0050】また、通信制御装置4がコマンド”CON
NECT”を受信しないない場合には、発呼側ファクシ
ミリ装置1から被呼側ファクシミリ装置11に対して送
出すべき制御信号を受信してるか否かを判断する(ST
7)。送出すべき制御信号がないのならば、ST3に戻
り、コマンド”CONNECT”を受信したか否かを再
び判断する。
【0051】相手側通信制御装置8に送出すべき制御信
号があれば、前回送出したコマンド”AT+FRH=
n”をキャンセルし(ST8)、代りにコマンド”AT
+FTH=3”を相手側通信制御装置8に対して送出す
る(ST9)。これにより、通信制御装置4は送出すべ
き制御信号をデータ通信用のデータ形態に変換して相手
側通信制御装置8に対して送出する。データの送出が終
了し(ST10)、相手側通信制御装置8からコマン
ド”OK”が返送されてくると(ST11)、待機状態
に戻る。
【0052】以上のように、本発明では、通信制御装置
4においてファクシミリ装置側からデータ受信およびデ
ジタル回線からのデータ受信の双方を待機しているの
で、タイマー制御等の複雑な制御を行うことなく、通信
制御装置を介してアナログ回線とデジタル回線と2種類
の異なる回線によりファクシミリ通信を実行する場合に
おいても確実に通信を行うことができる。
【0053】なお、本実施例ではフェーズBの場合の処
理のみを説明したが、ファクシミリ通信手順のフェーズ
Dにおいても同様の処理を実行することができる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、ファクシミリ通信手順のフェーズBにおいて、通信
制御装置がファクシミリ装置からのデータとデジタル回
線からのデータとの双方を受信する状態で待機している
ので、デジタル回線を介してファクシミリ通信を行う場
合でも複雑な制御を行うことなく確実に実行することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるデジタル回線を介し
たファクシミリ通信を示したシステム構成図
【図2】本発明の一実施例に用いる通信制御装置のハー
ドウェア構成を示したブロック図
【図3】本発明の一実施例におけるデジタル回線を介し
たファクシミリ通信のシーケンスを示したシーケンス図
【図4】本発明の一実施例に用いる通信制御装置におけ
るフェーズBおよびDにおける制御を示したフローチャ
ート
【図5】従来のデジタル回線を介した通信を示したシス
テム構成図
【符号の説明】 1 ファクシミリ装置 4 通信制御装置 6 デジタル回線網

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル回線のアナログ回線側端部に設
    けられ内部処理をファクシミリモデムに切換えてファク
    シミリ通信手順に基づいた中継動作を実行する通信制御
    装置であって、ファクシミリ通信手順のフェーズB又は
    フェーズDにおいてデジタル回線側の被呼側通信制御装
    置に対して指定変調方式にてデータ受信する旨の第1コ
    マンドを送信し、当該デジタル回線側から前記第1コマ
    ンドに対してデータ送出する旨の第2コマンドを検出し
    たか否か判定し、前記第2コマンドを検出した場合はデ
    ジタル回線から受信するデータをアナログ回線側の発呼
    側ファクシミリ装置へ送信する処理へ移行し、前記発呼
    側ファクシミリ装置へのデータ送信が終了したら待機状
    態に戻って再び前記第1コマンドを送信し、一方、前記
    第2コマンドを検出していない場合は前記発呼側ファク
    シミリ装置から制御信号を受信しているか否か判断し、
    制御信号を受信していれば前回送出した第1コマンドを
    キャンセルし、指定変調方式にてデータ送信する旨の第
    3コマンドを前記被呼側通信制御装置に対して送信し、
    前記制御信号を前記被呼側通信制御装置へ送信する処理
    へ移行し、前記被呼側通信制御装置へのデータ送信が終
    了したら待機状態に戻って再び前記第1コマンドを送信
    し、前記制御信号を受信していない場合は再び前記第2
    コマンドを検出したか否か判定する処理へ戻ることを特
    徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 ファクシミリ通信手順のフェーズBにお
    いてデジタル回線及びアナログ回線の双方からの受信を
    待機し、前記デジタル回線からDISに相当する通信デ
    ータを受信した場合はファクシミリ通信手順上のDIS
    制御信号に変換して前記アナログ回線側の発呼側ファク
    シミリ装置へ送出し、前記アナログ回線からファクシミ
    リ通信手順上のDCS制御信号を受信した場合はデジタ
    ル回線のデータ形式に変換してデジタル回線側へ送出す
    ることを特徴とする請求項1記載の通信制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2003081897A1 (ja) * 2002-03-25 2005-07-28 アライドテレシスホールディングス株式会社 ファクシミリ通信可能なVoIP端末およびその通信方法

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