JP3249546B2 - 復号回路 - Google Patents

復号回路

Info

Publication number
JP3249546B2
JP3249546B2 JP12766091A JP12766091A JP3249546B2 JP 3249546 B2 JP3249546 B2 JP 3249546B2 JP 12766091 A JP12766091 A JP 12766091A JP 12766091 A JP12766091 A JP 12766091A JP 3249546 B2 JP3249546 B2 JP 3249546B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
absolute value
soft decision
signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12766091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04352541A (ja
Inventor
宰 山田
徹 黒田
繁樹 森山
政幸 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP12766091A priority Critical patent/JP3249546B2/ja
Publication of JPH04352541A publication Critical patent/JPH04352541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3249546B2 publication Critical patent/JP3249546B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は復号回路に関し、例えば
FM多重放送,BSディジタル音声,TV音声多重ファ
クシミリ放送等で採用している4相差動PSK信号の軟
判定誤り訂正回路用の信号を発生する復号回路に関する
ものである。
【0002】
【発明の概要】この発明は、例えばFM多重放送,BS
ディジタル音声放送,TV音声多重ファクシミリ放送な
どの伝送方式として用いられているQPSK変調波の復
号方式に関するもので、差動符号化されている2ビット
信号の軟判定は、信頼度の指標になる値を平均化し、符
号ビットは従来の硬判定の通りGC変換、差動演算、G
C変換することにより、簡単に軟判定ができるようにし
たものである。
【0003】
【従来の技術】4相差動PSK信号の軟判定について、
従来、検討されたことはなかった。軟判定が、非常に限
られた符号にしか適用出来ないためである。最近になっ
て(272,190)符号の軟判定についても論じられ
るようになってきているが、その軟判定回路への入力信
号である4相差動PSK信号復調回路出力については、
何も述べられていないし、今まで実用化された例もな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、4相差動PSK
信号の復号は、ただ単に、I,Q検波信号を硬判定復調
し、GC変換、差動復号、GC変換するのみであった。
そのため、誤り訂正回路への入力となる信号は、0と1
であり、軟判定による訂正能力の向上は望めなかった。
【0005】そこで本発明の目的は、4相差動PSK信
号であっても、I,Q検波信号のところで軟判定し、G
C変換、差動復号、GC変換後のそれぞれの軟判定値を
得ることができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、4相差動PSK信号の復号回路
において、入力信号を復調する復調手段と、該復調手段
からの復調信号から符号データをとり出す手段と、前記
復調手段からの復調信号の絶対値レベルを検出する検出
手段と、該検出手段からの検出値を平均化して軟判定信
号を得る手段とを具え、前記軟判定信号を得る手段は、
前記検出手段からの少なくとも1タイムスロット前後す
る2つの検出値に基づいて前記平均化を実行することを
特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、硬判定出力のほかに軟判定出
力が得られ、誤り訂正能力が向上する。
【0008】
【実施例】4相差動PSK信号の流れは図1のようにな
っている。直列データ100はシリアル/パラレル(S
/P)変換回路101によってパラレル信号としての
I,Q信号102,103に変換され、グレーコード
(GC)変換回路104によってグレーコードに変換さ
れ、この変換後のI,Q信号105,106は4を法と
する2ビットの加算器107に入力される。この加算器
107では出力2ビットに入力2ビットを加算する。1
08,109は加算器107後のI,Q信号であって、
これらはグレーコード変換回路110によってグレーコ
ードに変換され、この変換後のI,Q信号111,11
2は4相PSKディジタル変調器113においてディジ
タル変調される。114はディジタル変調器113から
の被変調波出力を示す。
【0009】また、受信被変調波115は4相PSKデ
ィジタル復調器116で復調され、ディジタル復調後の
I,Q信号117,118はI,Qレベル検出回路13
0でレベル(絶対値)が検出されると共に、グレーコー
ド変換回路119でグレーコード変換され、グレーコー
ド変換後のI,Q信号120,121は4を法とする出
力信号からの減算回路122に入力され、ここから出力
されたI,Q信号123,124はグレーコード変換回
路125でグレーコード変換され、グレーコード変換後
のI,Q信号126,127はパラレル/シリアル(P
/S)変換回路128によってシリアル信号に変換さ
れ、復号出力直列データ信号129として出力される。
【0010】図2には直列データ100からグレーコー
ド変換後のI,Q信号111,112までの具体的な信
号生成例を、図3には、各信号のキャリア位相を示す。
【0011】図4は、4相差動PSK信号の軟判定信号
検出を説明するための信号波形図であって、Iまたは、
Q信号が図4のように受信されたとすると、Aのレベル
は硬判定では“1”であり、信号の信頼度を示す絶対値
は、0.8で表わす。Bのレベルは、硬判定では“0”
であり、信号の信頼度を示す絶対値は0.5で表わす。
すなわち、絶対値0.8の硬判定“1”の方が信頼度は
高いことになる。
【0012】GC変換回路では、入力データに関し硬判
定部のみ変換し、絶対値部は何の変化も加えないで出力
するものとする。すなわち、図4がI信号を示している
とすると、Q信号についても同様の処理を行なう。例え
ば、I信号が硬判定“0”で絶対値0.5,Q信号は硬
判定“1”で絶対値0.8のようになる。次に同様に、
I信号“1”で0.6,Q信号“1”で0.9だったと
すると、それぞれの絶対値はI信号(0.5+0.6)
/2=0.55,Q信号(0.8+0.9)/2=0.
85のような演算を行なって軟判定回路(不図示)へ入
力する。
【0013】図5において、501,506はI,Qレ
ベル検出回路130からの信号の絶対値データを示し、
これらは502,507の1タイムスロット遅延回路を
通過し、これらの回路502,507の前後のデータを
503,508の加算回路で加算し、ついで504,5
09の1/2回路で1/2にし(すなわち前データを平
均し)、I,Qの新しい絶対値505,510を得る。
当然、これらの値は、複数ビットで表すとして良い。ま
た、硬判定信号は図1を通るわけで、時間遅れが、図5
に比べて大になるので、図5の出力を図1の出力が丁度
タイミング的に同時に出るように、502,507の遅
延回路を増加させる。
【0014】図5では、前の信号との絶対値の平均を求
めるようにしているが、図6に示すように当然レジスタ
601内の以前からの平均値と加算回路602で加算
後、1/2回路603によって平均して絶対値を算出し
ても良い。図6はI系統の回路構成を示す(Q系統も同
様)。図5と同様この場合も図1とのタイミング合わせ
のための遅延回路が必要である。
【0015】なお、以上は4相差動PSKを例にして説
明したが、本発明はMSK,BPSK等すべての差動デ
ィジタル変調方式にも適用可能なものである。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、硬判定出力“0”,
“1”の信頼度を示す信号絶対値を、硬判定信号変換ル
ールにそって、平均化し、最適な、軟判定出力信号を得
ることができるようになった。回路は簡単に実現でき、
IC化も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】4相差動PSK信号の流れを示す図である。
【図2】4相差動PSK信号の生成例を示す図である。
【図3】各信号のキャリア位相を示す図である。
【図4】4相差動PSK信号の軟判定信号検出を説明す
るための信号波形図である。
【図5】本発明による絶対値レベル変換回路の一例を示
す図である。
【図6】本発明による絶対値レベル変換回路の他の一例
を示す図である。
【符号の説明】
502,507 遅延回路 503,508 加算回路 504,509 1/2回路
フロントページの続き (72)発明者 高田 政幸 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−81539(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4相差動PSK信号の復号回路におい
    て、入力信号を復調する復調手段と、該復調手段からの
    復調信号から符号データをとり出す手段と、前記復調手
    段からの復調信号の絶対値レベルを検出する検出手段
    と、該検出手段からの検出値を平均化して軟判定信号を
    得る手段とを具え、 前記軟判定信号を得る手段は、前記検出手段からの少な
    くとも1タイムスロット前後する2つの検出値に基づい
    て前記平均化を実行する ことを特徴とする復号回路。
JP12766091A 1991-05-30 1991-05-30 復号回路 Expired - Fee Related JP3249546B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12766091A JP3249546B2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 復号回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12766091A JP3249546B2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 復号回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04352541A JPH04352541A (ja) 1992-12-07
JP3249546B2 true JP3249546B2 (ja) 2002-01-21

Family

ID=14965578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12766091A Expired - Fee Related JP3249546B2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 復号回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3249546B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04352541A (ja) 1992-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5481531B2 (ja) 伝送誤差を軽減する方法
CA2025232C (en) Carrier recovery system
EP0692895B1 (en) Demodulator using differential detection
JP2001274855A (ja) Dqpsk変調されかつチャネル符号化された受信信号の検波および復調のための受信機および方法
JPH09130362A (ja) 受信装置および受信方法
CA1081364A (en) Differential detection systems with non-redundant error correction
JPH07201139A (ja) デジタル信号記録再生装置とその変調回路及び復調回路、及びデジタル信号の変調方法
US20020034266A1 (en) Demodulator for demodulating digital modulated signals
JPH0621992A (ja) 復調器
JP3244428B2 (ja) データ復調装置
JP3205313B2 (ja) Psk復調器及びpsk復調方法並びに位相雑音検出方法
JP3159672B2 (ja) Pskの軟判定方法及び受信装置
US6505220B1 (en) Method and apparatus for detecting a unique word
JP3249546B2 (ja) 復号回路
JP2616440B2 (ja) 軟判定回路
JPH11514190A (ja) M−ary FSK受信器
JP2869353B2 (ja) 位相誤差検出器を備えた判定による搬送波復元回路
AU731683B2 (en) Diversity apparatus with improved ability of reproducing carrier wave in synchronous detection
JPS5881356A (ja) 誤り制御方式
JP3849896B2 (ja) 受信装置および受信方法、並びに伝送媒体
JP3278669B2 (ja) 受信機の復調装置
JP4307746B2 (ja) 搬送波再生回路および復調装置
JP3865893B2 (ja) 復調回路
JP3037184B2 (ja) 遅延検波復調方式
JP2891444B2 (ja) 遅延検波方式

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees