JP3249149B2 - 歯冠または歯橋などの歯の補綴物の基台の製造方法 - Google Patents

歯冠または歯橋などの歯の補綴物の基台の製造方法

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JP3249149B2 JP16316491A JP16316491A JP3249149B2 JP 3249149 B2 JP3249149 B2 JP 3249149B2 JP 16316491 A JP16316491 A JP 16316491A JP 16316491 A JP16316491 A JP 16316491A JP 3249149 B2 JP3249149 B2 JP 3249149B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯冠または歯橋などの
歯の補綴物の基台の製造方法に関する。歯の補綴物は、
実質的に歯科用金属から成る基台と、実質的に歯科用セ
ラミックスとから成る焼成被覆層とを含む。その製造方
法としては、歯科用金属を含む材料を形成されるべき歯
の補綴物の形に、耐火模型上に塗布し、得られた組合せ
体を、歯科用金属粉体を強固な金属塊に焼結するために
充分な高温にまで、加熱することを含む。
【0002】
【従来の技術】歯科用陶材から成る焼成被覆層で被覆さ
れた歯科用金属から成る歯の補綴物を製造するこれまで
に最もよく利用されたきた方法は、いわゆるロストワッ
クス法に従って歯科用合金を鋳造することを含む。この
方法によれば、溶解した歯科用合金は、焼却したワック
ス模型の形を有する耐火鋳型に流し込まれる。この製造
方法は以下の工程を含む。
【0003】1、まず歯科医は一般にシリコーン樹脂材
料から成る成形材塊を用い、口腔内の形態の印象を取
る。
【0004】2、次いで印象から模型の陽型が石膏で作
られる。
【0005】3、その後、歯科技巧士はその石膏模型上
にワックス模型を作る。
【0006】4、ワックス模型にはワックスの供給口が
設けられ、ワックス模型は、耐火材塊に埋込まれる。
【0007】5、耐火材料から成る鋳型は600℃〜1
000℃まで加熱される。
【0008】6、それから液状化した金属が形成された
窪みの中に流し込まれる。冷却中、鋳造物はセラミック
ス特有の収縮を受けるが、この収縮は鋳型の加熱中に生
じる耐火材塊の膨張によって補償されなければならな
い。
【0009】7、鋳造物は陶材を巻いた石または硬質の
金属カッタで仕上げられて、そして好ましくは歯科用陶
材(より一般的には歯科用に適切に使用されるセラミッ
クス材料であり、以後歯科用セラミックスと称する)に
よって被覆される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】最近の様々な文献によ
れば、2〜6の方法は以下の3つの方法で代用されるこ
とができる。すなわち、
【0011】a、印象は、石膏の代わりに耐火材料で鋳
造され、その模型は1000℃〜1200℃の温度で焼
かれる。耐火材料は石英砂と所定の分散細粒と酸化マグ
ネシウムとバインダとして用いる2リン酸アンモニウム
との混合物から成る。粉体は、コロイド状シリカに混合
されてスラリを形成する。そのスラリは、印象に流し込
まれて5分〜10分以内に硬質の材塊を形成するよう
に、結合し、硬化する。
【0012】b、粉体状の金属が補強の必要な場所に塗
布される。
【0013】c、塗布された粉体は1000〜1300
℃までの温度で焼結され、強固な金属塊を形成する。
【0014】酸化を防ぐため、最後の工程は通常は真空
下で行われ、米国特許4,702,696に記載されて
いるような、その目的のために設計された非常に特殊な
炉の中で行われる。この最終工程はどの実験室において
も経済的に実施不可能である。高コストによりこの方法
は実施されなくなっている。
【0015】米国特許3,502,466は、貴金属の
粉体を用いる製品、特に歯冠を製造することを記載して
いる。この金属粉体はまずバインダと混合されて、ペー
ストまたはパテを形成する。使用されるバインダは粘着
性物質(たとえばエチルセルロース)および溶剤(たと
えばプロピレングリコール)から成る。この液体状バイ
ンダは成形を困難にし、最終生産物には細孔が生じる可
能性が高い。
【0016】米国特許4,661,071はまた、上述
の歯の補綴物の製造方法に従って使用される粉体または
粉体の混合物を用いる方法を記載している。しかしなが
らこの記載された方法はまた非常にコストのかかる高真
空炉を使用する必要があり、いかなる実験室においても
経済上実施不可能である。さらに粉体を混合するため
に、プロピレングリコールが使用され、ペースト状物質
を生成する。この液体を伴って製造することは、容易で
はない。なぜなら余剰分を吸収するのに、吸収性を有す
る紙で軽くたたいても除去できないからである。それゆ
え金属粉体を制御された密度で凝集させることは難しく
余分な細孔が生じる可能性がある。
【0017】ドイツ特許出願公開公報3532331お
よびドイツ特許公報3841902には基本的に同様の
方法が開示されているが、最初に使用する材料として酸
化可能粉体とともに非酸化粉体の混合物が使用され、商
用陶器用炉の中でグラファイトの釣鐘状容器の下で焼結
される。不透明なグラファイトの釣鐘状容器を使用する
上で決定的に不利な点は、製造過程で補綴物が見えない
ということである。その結果補綴物がグラファイトの釣
鐘状容器またはその底部に接触しているか否かが確認で
きない。35%以上の含有量のパラジウムを有する合金
は補綴物を酸化し陶材を焼く加熱過程での温度で、グラ
ファイトと接触して炭素を取込んでしまう。第2の不利
な点はグラファイトの釣鐘状容器の外壁が焼失すること
であり、微細なグラファイトの塵を伴って歯科用陶材を
汚染し、炉のまわりも汚染する。補綴物に着いたグラフ
ァイトの塵は陶材を焼く間に形成される一酸化炭素によ
って陶材の中に気泡が形成されてしまう。
【0018】最後に引用した特許の他の不利な点として
は、金属粉体が実質的に水から成るバインダと混合され
ることである。水を使用することは、金属粉体を歯科用
陶材と同様に模型に塗布することが困難となり、水を使
用しなければ、金属粒子が相互に転がり合うことを考慮
してより困難である。振動法および軽打法によってある
程度の緻密性は与えられるが、所望の細孔のない製品が
得られる程度まで金属粉体を高密度化するには特別な訓
練が必要となる。余分な孔があくという重大な結果は延
性の低い脆い製品を産み出してしまう。延性に関しては
合金の破断時の伸びは標準的であると考えられる。
【0019】米国特許4,742,861は歯の補綴物
の製造方法を記載しており、該補綴物は高溶融金属成
分、好ましくは金、プラチナおよびパラジウムの組合わ
せを高い割合にし、残余を低溶融成分、好ましくは金と
する組合わせがよい。バインダは一種のパテを形成する
ように用いられる。そのために、有機樹脂または合成樹
脂、たとえばエチレンまたはポリエチレングリコールが
使用され得る。この方法における不利な点は、液状バイ
ンダは成形しにくく、研磨しにくく、実質的に余分な細
孔が生じる危険を有する混合物を産み出してしまうこと
である。
【0020】米国特許4,814,008においては、
2つの貴金属粉体の集合物が使用される。成分は、混合
物の1〜15体積%がプラチナまたはパラジウムであ
り、その粒子の大きさは、好ましくは第2の微細粉体の
5〜10倍の大きさを有し、第2微細粉体が好ましくは
金から成る粉体から成る。焼結中、前記混合物は強固な
金属に形成される。バインダにはペースト状の粘度が与
えられる。このために、エチレンまたはポリエチレング
リコールなどの任意の有機樹脂または合成樹脂を用いる
ことができる。この方法における不利な点は、液状バイ
ンダは成形および研磨することが困難であり、実質的に
余分な細孔が生じる混合物を産み出してしまうことであ
る。
【0021】ドイツ特許出願公開公報3811628
は、金属歯の代わりに、平均の粒子の大きさが0.5〜
1.5μmを有するパラジウム、金および銀の粉体と、
バインダとから成るペースト状金属粉体が用いられる方
法を記載している。前記粉体は非常に微細であるため、
非常に薄い層にしかならない。したがって咬合、歯橋部
またはその他の強固な部品を一回の工程で成形すること
は不可能である。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の既知の方
法における不利益を解消するものであり、歯冠または歯
橋などの歯の補綴物の基台の製造方法であって、該歯の
補綴物は実質的に歯科用金属から成る基台と、実質的に
歯科用セラミックスから成る焼成被覆層とを含み、歯科
用金属粉体と50℃以上の融点を有する熱可塑性ポリマ
材料との混合物を含む材料を、加熱された器具を用い
て、耐火模型上に、形成すべき歯の補綴物の形に塗布
し、得られた組合せ体を、前記歯科用金属粉体を強固な
金属塊に焼結するために、充分に高い温度にまで加熱す
ることを含む、歯の補綴物の基台の製造方法において、
前記歯科用金属粉体と前記熱可塑性ポリマ材料との前記
混合物を、多孔質な耐火材料から成る模型上に塗布し、
得られた組合せ体を、前記熱可塑性ポリマ材料が液状化
して前記被覆層から前記模型に吸込まれる温度まで加熱
し、その後、前記組合せ体の温度を、前記熱可塑性ポリ
マ材料が消失する温度まで上昇させ、さらに焼結温度ま
で上昇させることを特徴とする歯の補綴物の基台の製造
方法である。
【0023】本発明によれば、好ましくは歯科用金属粉
体を含む材料として、75〜99重量%の歯科用金属と
融点が50℃以上の1〜25重量%の熱可塑性ポリマ材
料との混合物を使用する。さらに好ましくは歯科用金属
粉体を含む材料として、歯科用金属粉体が85〜90重
量%であり融点が50℃以上の3〜15%の熱可塑性ポ
リマ材料の混合物を使用する。
【0024】融点が50℃以上の、好ましくは60℃以
上のいかなる熱可塑性プラスチックも熱可塑性ポリマ材
料として使用することが可能であるが、より好ましくは
本発明によると60℃以上の融点を持つワックスたとえ
ば高溶融アミドワックスを熱可塑性ポリマ材料として使
用する。その他の熱可塑性ポリマ材料として寒天、パラ
フィン、ポリエチレン、ポリプロペン、ポリブテン、ポ
リスチレン、エチレンビニルアセテートコウポリマ、ア
イソタクティックポリプロペン/ワックス/ステアレー
トコウポリマ、アイソタクテイックポリプロペン/アタ
クチックポリプロペン/ステアレートコウポリマ、メチ
ルセルロース、ポリブチルメタクリレート、セルロース
アセテート、グリコールセルロース、アクリル樹脂、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどであ
る。
【0025】歯科用金属粉体について、本発明に従え
ば、粒子の大きさが上限100μm、好ましくは上限7
5μmの歯科用金属粉体を使用することが好ましい。よ
り好ましくは歯科用金属粉体が中位の粒子の大きさ、す
なわち5〜50μm、好ましくは10〜35μmであ
る。
【0026】従来のいかなる歯科用金属粉体も使用可能
であるが、本発明に従えば、出願人のオランダ特許出願
90.00189に開示される粉体を使用することが好
ましく、前記出願の内容は参考までに本明細書に組み込
まれる。本発明に従えば、好ましくは実質的に歯科用金
属から成るコアを含む歯科用金属粉体を使用し、前記コ
アは実質的に金属から成る1以上の層で被覆され、前記
層はコアが焼結中に酸化されることを防ぎ、粉体の焼結
時の温度を低下させる。さらに前記歯科用金属コアの1
以上の層の金属層から成る被覆層は、(a)コアの歯科
用金属より低い融点を有する金属、および(b)コアの
歯科用金属、または隣接する被覆層の金属と反応してコ
アの歯科用金属より低い融点を有する材料を形成するこ
とができる金属のうちのいずれか一方から成る層を少な
くとも1つの層含む。
【0027】歯科用金属コアの1以上の層から成る被覆
層が、貴金属または非酸化金属合金から成る層を少なく
とも1層含むことが望ましい。好ましくは歯科用金属コ
アの1以上の層から成る被覆層が、金、パラジウム、プ
ラチナ、イリジウム、ロジウムまたはルテニウムから成
る層を少なくとも1層含む。また好ましくは歯科用金属
コアの1以上の金属層から成る被覆層が、内側に設けら
れる層であって、銅、ニッケル、インジウム、錫、ガリ
ウムまたは亜鉛から成る層と、外側に設けられる層であ
って、金、パラジウム、プラチナ、イリジウム、ロジウ
ムまたはルテニウムから成る層とを、それぞれ少なくと
も1層含む。したがって歯科用金属コアの1以上の層か
ら成る被覆層が、内側に設けられる層であって、パラジ
ウムから成る層と、外側に設けられる層であって、金か
ら成る層とを、それぞれ少なくとも1層含むことも可能
である。
【0028】コアの歯科用金属は、好ましくはプラチナ
−金歯科用合金、パラジウム−金歯科用合金、高パラジ
ウム歯科用合金、銀−パラジウム歯科用合金、またはチ
タニウム金属から成る。したがって適切なオプション
は、コアがパラジウム−金歯科用合金、高パラジウム歯
科用合金、または銀−パラジウム歯科用合金から成り、
コアがパラジウム層と金の層とで順に被覆されることで
ある。しかしながら他の実際のオプションは、コアがチ
タニウム金属から成り、銅またはニッケルの層、パラジ
ウムの層、そして選択的に金の層で順に被覆されること
である。
【0029】好ましくはコアの1以上の層から成る被覆
層は、1〜50体積%、好ましくは5〜25体積%が粉
体を含んで成り、またコアの1以上の層から成る被覆層
は、1〜75μm、好ましくは5〜65μmの厚さを有
する。
【0030】さらに、本発明に従えば、好ましくは粒子
の平均の大きさが、5〜50μmである粉体状歯科用合
金と、粒子の大きさが0.5〜15μmであって化学的
沈澱法によって沈澱された球状金粉体1〜15重量%と
の混合物である歯科用金属粉体を使用する。そのような
混合物を使用することは焼成製品にひびが入ることを防
ぐ。熱可塑性ポリマで混合することは比較的細かく化学
的に沈澱された金粉体と、より粒の粗い合金の粉体であ
って、たとえばガスジェットで溶融させ噴射して形成し
た合金の粉体との分離を防ぐことができる。
【0031】本発明のより好ましい実施例は、模型の上
に薄い接合層を塗布した後、歯科用金属粉体を模型の上
に塗布し、前記接合層は歯科用金属とガラス状材料また
はセラミックス材料との混合物を含むことを特徴とす
る。
【0032】前記実施例では、好ましくは、本発明に従
えば、接合層として、10〜90重量%で、好ましくは
20〜80重量%の歯科用金属粉体と、10〜90重量
%で、好ましくは20〜90重量%のガラス状材料また
はセラミックス材料を使用する。
【0033】前記ガラス状材料またはセラミックス材料
は、高溶融陶材であることが好ましい。歯科技術の分野
における既知のいかなる種類の陶材であっても利用する
ことができる。
【0034】ガラス状材料またはセラミックス材料と歯
科用金属とは、好ましくは、上限が10μm、好ましく
は上限が5μm程の粒の大きさである。
【0035】前記混合物は、好ましくは、歯科用金属粉
体とガラス状材料またはセラミックス材料の粉体との混
合物にポリエチレングリコールなどの液状の担体を混合
することによって得られた液体の状態で模型の上に塗布
される。
【0036】前記接合層の厚さは、好ましくは上限が5
0μm好ましくは上限が30μmである。
【0037】前記接合層を塗布した後、模型の温度を前
記液状担体が消滅する温度にまで上昇させ、さらに焼結
温度たとえば900〜1300℃の温度にまで上昇させ
る。
【0038】歯科用金属と熱可塑性ポリマ材料との混合
物を、模型とそれに塗布された薄い接合層から成る焼結
された組合せ体に塗布した後、温度をまずおよそ50℃
〜100℃にまで上昇させて、熱可塑性ポリマ材料を毛
細管作用によって模型の細孔に吸収させた後、温度を約
150〜500℃にまで上昇させて熱可塑性ポリマ材料
を焼却し、その後、温度を焼結温度、たとえば900℃
〜1300℃にまで上昇させる。
【0039】本発明の特に好ましい実施例において、焼
結工程は炉内で行われ、焼結すべき物品がグラファイト
から成る底部に配置され、釣鐘状石英ガラス容器によっ
て外界から隔離されている。これによって金属粉体の酸
化は回避され、さらに歯の補綴物は製造工程中にできる
限り目に見える状態にされる。同時に炉のまわりはグラ
ファイト塵によって汚染されることもない。
【0040】本発明がさらに歯冠や歯橋などの歯の補綴
物の製造方法であって、実質的に歯科用金属から成り、
上述の本発明による方法で製造された基台には、既知の
歯科用陶材焼成被覆層が設けられることを特徴とする歯
の補綴物の製造方法にまで及ぶことは明らかであろう。
【0041】
【作用】要約すると、上述の本発明は従来例の歯科用金
属から成り、調整された粒子分布を有する金属粉体の焼
結方法を利用することに関し、前記粉体は高溶融ワック
スなどの熱可塑性バインダと混合される。基礎部分に
は、特別に細かく粉砕された、多孔質な耐火材塊が使用
される。補綴物を加熱する間、ワックスは、たとえば8
0〜100℃の温度で液状化し、細孔を有する多孔質な
耐火材塊の毛細管作用の結果として基礎部分に浸透す
る。ワックスが補綴物から耐火基礎部分に浸透する結
果、微細な金属粉体は非常に高密度化され、実質的に完
全に緻密な粒子の塊が得られる。他の方法、たとえば刻
み法または軽打法では得ることは困難である。ワックス
を焼却した後、補綴物は底部にグラファイトプレート1
2を有する、低膨張の石英ガラス11から成る釣鐘状の
器の下に置かれ、グラファイトの底部は耐火材料から成
る器13に嵌め込まれ、炉の中でグラファイトによる汚
染が防がれる。グラファイトは事実上大気と接触しない
ので底部プレートはゆっくりとしか焼却しない。釣鐘状
のガラス器は、空気中の酸素が混入しないようにグラフ
ァイトプレートに固く固着されなければならない。合金
の酸化は焼結密度の低い脆い製品を産み出す。
【0042】金属粉体として、好ましくは歯科用合金の
粉体が用いられ、オランダ特許出願90.00189に
記載されるように、粉体の粒子の外表面には、合金また
は低酸化性で粉体の合金よりも低い融点を有する1以上
の緻密な金属層が設けられる。前記オランダ特許出願の
開示内容については参考までに本明細書に組み込まれ
る。
【0043】本方法において、10年間の間に、陶材金
属技術に対して開発されてきた全ての歯科用合金が利用
されてきた。これらの合金は臨床に耐えうることは証明
されており、その組成と生物学上の特性について充分証
明されている。ガルバニック法または陰極スパッタリン
グ法により塗布された層は、好ましくは金またはパラジ
ウム、またはこれらの金属の混合物から成る。他の非酸
化要素も、その融点が被覆される合金の融点よりも低い
限り同様に使用することができる。
【0044】塗布された緻密な層によって、もはや高真
空下で焼結する必要はなくなり、焼結は一般の陶器用炉
で行うことができ、特別な装置を使用しないので非常に
経済的に有利である。
【0045】さらに出願人のオランダでの特許出願9
0.00189に開示されている方法によっても容易に
鋳造することができない合金または金属を使用すること
も可能である。粉体は好ましくはおよそ75%の凝集密
度を有さなければならず、後の工程中に熱可塑性バイン
ダが粉体を通って毛細管作用によって充分に流動をす
る。粒子の凝集度が低すぎると密度の低い製品ができ、
逆に粒子の凝集度が高い、または目が細かすぎると、熱
可塑性バインダの流動性は低下する。
【0046】金属粉体は、1〜25重量%の高溶融ワッ
クス、たとえば4〜5%のワックスに混合される。この
ために、金属粉体はビーカ内で、計量されたワックスと
ともに加熱され、ワックスが溶解した後、ワックスが金
属粉体の中に均一に分散するよう混合物が撹拌される。
石膏模型の上にワックス模型を成形するとき、歯科技工
士によってなされるように、この混合物が多孔質であっ
て微粒子の耐火模型に塗布される。好ましくは、たとえ
ばおよそ150℃に加熱した電気的に加熱されたワック
スナイフで金属/ワックスの混合物を塗布し、ならすた
めに用いられる。成形後、金属/ワックス模型は外表面
が滑らかになるまで研磨される。その後の検査によって
必要に応じて模型の修正が可能である。その際、模型は
たとえば下部を開放した炉の部屋に置かれ、450℃の
予熱を加えられる。模型の温度が上昇したときワックス
の粘度は低くなり、毛細管作用による流動性が得られ
る。耐火材塊の多孔性と粒子の細かさとによって、ワッ
クスは金属粉体から耐火材塊に毛細管作用による引力に
よって流れる。このようにして金属粉体間の毛細管作用
による引力は、(耐火材表面に垂直な)一方向へのバイ
ンダの移動によって達成される。図2はワックスがどの
ようにして金属粉体21から耐火材塊24にワックス/
金属帯22から飽和帯23へ移動するのかを示す。
【0047】
【実施例】耐火模型、すなわちスタンプは標準的な実験
室的方法で作成された。まず最初に硬化剤が添加された
シリコーン樹脂塊から成る複製鋳型、すなわち印象が作
成された。前記複製鋳型は表面拡張剤で処理され、余分
な拡張剤は吹き飛ばされた。その後複製スタンプは、1
5%の酸化マグネシウムと15%のリン酸アンモニウム
とで接着された石英から成るコロイド状シリカと混合さ
れた耐火模型用材塊、すなわちスラリで鋳造された。耐
火模型用材塊の粒子の大きさの分布はふるいの目の大き
さによって決定された。これによって耐火模型用材塊の
所望の高多孔性が達成された。
【0048】まず最初に、20gの耐火模型用材塊が3
0秒間真空の下で4mlの混合液(20%のコロイド状
シリカ)に混合された。混合された埋込用塊、すなわち
スラリを振動させながら前記複製鋳型へ流し込んだ。3
0分後耐火模型が圧縮空気を用いて複製鋳型から抜取ら
れた。金属塊を施されるどの場所にも接合剤から成る接
合層が塗布された。前記接合層は、高溶融陶材と微細な
金属粉体との混合物から成る。高溶融陶材は以下の組成
を有する。すなわちSiO2 65%、Al2316%、
2O 12%、Na2O 18%およびCaO 1%であ
る。4時間の間1600℃でプラチナるつぼの中で前記
成分を溶解した後、陶材は水中で鋳造された。その後、
粉砕機で1μm以下の細かさにまで粉砕された。金属粉
体は、10μm以下の粒子の大きさの細粒合金粉体、ま
たは好ましくは5μm以下の粒子の大きさの化学沈澱法
によって調製された貴金属粉体から成る。化学沈殿法に
よって沈殿された金とパラジウムとの混合物60:40
(重量比)がもっとも好ましかった。陶材は体積比率が
1:1で前記金属粉体と混合された。該混合物はポリエ
チレングリコールと混合され、クリーム状の物質を形成
し、模型に薄い層の状態で塗布され、700℃にまで予
熱を加えられた開放された炉の下で、10分間予乾燥さ
れ、その後に2分間1100℃の温度で焼かれた。
【0049】合金粉体は上限45μmの粒子で中位の大
きさが27μmの大きさのものが選ばれた。合金の成分
は、パラジウム53.5%、銀37.5%、錫8.5
%、インジウム0.5%である。この合金を化学沈澱法
により沈澱させた平均10μmの粒子の大きさの球状の
金の粉体と混合した。凝集度は75%であった。
【0050】粉体が3.5%のACRAWAX B(ア
メリカのグリコケミカル社の製品であって83℃の86
℃間に融点を有し、空気中で235℃の引火点を持つス
テアリン酸とモノエタノラミンとの反応生成物であり、
この熱可塑性ポリマは石油から生成される)と混合され
た。粉体は加熱ワックス器具で撹拌され、ワックスは金
属粉体中に均一に分散した。その後、粉体は電気ワック
ス器具(150℃に設定)で耐火模型に塗布された。歯
冠は、完全に成形された後、咬合器で形を検査した。出
来上がった歯冠は、前記スタンプの上に焼結工程中置か
れたままにされた。ワックスを蒸発させるために、補綴
物は予め予熱450℃を加えられた開放された炉の中の
グラファイトの底部に置かれた(そのときは炉のテーブ
ルはどこも75℃であった)。その後、粉体の色が変化
し表面が滑らかになった。このときワックスは耐火模型
に移動した。その後オーブンの温度を1000℃(テー
ブルの温度360℃に対応している)に上昇させた。オ
ーブンの温度が700℃のとき、煙の小さな雲が見え
た。1000℃に温度が上昇したとき、煙の生成は増大
し、およそ5分後になって初めて完全に収まった。その
後15分〜25分間放置され、グラファイトの底部プレ
ートに釣鐘状の石英ガラス容器が置かれた。粉体は15
分間1130℃の真空下で焼結された。焼結が完了した
後、炉は開けられ、補綴物は釣鐘状石英ガラス容器の中
で冷却された。このようにして2×6×14mmの5本
のテストロッドを焼結し、3点曲げテストを行った(支
持長さ2mm)。明らかな塑性変形が観察され、その後
曲げ強度が700MPaのとき前記ロッドは破断した
(標準誤差=120MPa内)。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、余分な細孔のない、凝
集密度の高い強固な歯の補綴物の基台を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の耐火塊上に金属粉体を塗布した状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
11 石英ガラス 12 グラファイトプレート 13 耐火材料から成る器 21 金属粉体 22 金属帯 23 飽和帯 24 耐火材塊
フロントページの続き (73)特許権者 591041439 ATOOMWEG 13,1627 LEHO ORN,THE NETHERLAND S (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61C 5/10,13/00

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯冠または歯橋などの歯の補綴物の基台
    の製造方法であって、 該歯の補綴物は実質的に歯科用金属から成る基台と、実
    質的に歯科用セラミックスから成る焼成被覆層とを含
    み、 歯科用金属粉体と50℃以上の融点を有する熱可塑性ポ
    リマ材料との混合物を含む材料を、加熱された器具を用
    いて、耐火模型上に、形成すべき歯の補綴物の形に塗布
    し、得られた組合せ体を、前記歯科用金属粉体を強固な
    金属塊に焼結するために、充分に高い温度にまで加熱す
    ることを含む、歯の補綴物の基台の製造方法において、 前記歯科用金属粉体と前記熱可塑性ポリマ材料との前記
    混合物を、多孔質な耐火材料から成る模型上に塗布し、
    得られた組合せ体を、前記熱可塑性ポリマ材料が液状化
    して前記被覆層から前記模型に吸込まれる温度まで加熱
    し、その後、前記組合せ体の温度を、前記熱可塑性ポリ
    マ材料が消失する温度まで上昇させ、さらに焼結温度ま
    で上昇させることを特徴とする歯の補綴物の基台の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 75〜99重量%の歯科用金属と1〜2
    5重量%の融点が50℃以上の熱可塑性ポリマ材料との
    混合物を、歯科用金属粉体を含む材料として使用するこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 85〜97重量%の歯科用金属と3〜1
    5重量%の50℃以上の融点を有する熱可塑性ポリマ材
    料との混合物を、歯科用金属粉体を含む材料として使用
    することを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 60℃以上の融点を有するワックスを熱
    可塑性ポリマ材料として使用することを特徴とする請求
    項1〜3のうちの1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 粒子の大きさが上限100μm、好まし
    くは上限75μmの歯科用金属粉体を用いることを特徴
    とする請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 粒子の大きさが中位、すなわち5〜50
    μm、好ましくは10〜35μmの歯科用金属粉体を用
    いることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 実質的に歯科用金属から成るコアを含む
    歯科用金属粉体を使用し、前記コアは実質的に金属から
    成る1以上の層で被覆され、前記層は焼結時にコアの歯
    科用金属が酸化することを防ぎ、粉体の焼結温度を下げ
    ることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれかに記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 1以上の層から成る歯科用金属コアの被
    覆層は、(a)コアの歯科用金属より低い融点を持つ金
    属、および(b)コアの歯科用金属または隣接する被覆
    層の金属と反応してコアの歯科用金属より低い融点を有
    する材料を形成することができる金属のうちのいずれか
    一方から成る層を少なくとも1層含むことを特徴とする
    請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 歯科用金属コアの1以上の金属層から成
    る被覆層は、貴金属または非酸化金属合金から成る層を
    少なくとも1層含むことを特徴とする請求項7または8
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 歯科用金属コアの1以上の金属層から
    成る被覆層は、金、パラジウム、プラチナ、イリジウ
    ム、ロジウムまたはルテニウムから成る層を少なくとも
    1層含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 歯科用金属コアの1以上の層から成る
    被覆層は、内側に設けられる層であって、銅、ニッケ
    ル、インジウム、錫、ガリウムまたは亜鉛から成る層
    と、外側に設けられる層であって、金、パラジウム、プ
    ラチナ、イリジウム、ロジウムまたはルテニウムから成
    る層とを、それぞれ少なくとも1層含むことを特徴とす
    る請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 歯科用金属コアの1以上の層から成る
    被覆層は、内側に設けられる層であって、パラジウムか
    ら成る層と、外側に設けられる層であって、金から成る
    層とを、それぞれ少なくとも1層含むことを特徴とする
    請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 コアの歯科用金属がプラチナ−金の歯
    科用合金、パラジウム−金の歯科用合金、高パラジウム
    の歯科用合金、銀−パラジウムの歯科用合金、またはチ
    タニウム金属から成ることを特徴とする請求項7〜12
    のうちのいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 コアがプラチナ−金歯科用合金、パラ
    ジウム−金歯科用合金、高パラジウム歯科用合金、また
    は銀−パラジウム歯科用合金から成り、前記コアはパラ
    ジウムの層と金の層とで順に被覆されることを特徴とす
    る請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 コアがチタニウム金属から成り、銅ま
    たはニッケルの層、パラジウムの層そして選択的に金の
    層で順に被覆されることを特徴とする請求項13記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 コアの1以上の層から成る被覆層が、
    1〜50体積%、好ましくは5〜25体積%の粉体を含
    んで成ることを特徴とする請求項7〜15のうちのいず
    れかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 コアの1以上の層から成る被覆層が、
    1〜75μm、好ましくは5〜65μmの厚さを有する
    ことを特徴とする請求項7〜15のうちの1つに記載の
    方法。
  18. 【請求項18】 粒子の平均の大きさが5〜50μmの
    粉体状歯科用合金と、粒子の大きさが0.5〜15μm
    であって化学的沈殿法によって沈殿された球状金粉体1
    〜15重量%との混合物である歯科用金属粉体を使用す
    ることを特徴とする請求項1〜17のうちの1つに記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 歯科用金属粉体は、歯科用金属とガラ
    ス状材料またはセラミックス材料との混合物を含む薄い
    接合層を模型の上に最初に塗布した後、前記模型の上に
    歯科用金属粉体を塗布することを特徴とする請求項1〜
    18のうちのいずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】 10〜90重量%、好ましくは20〜
    80重量%の歯科用粉体と、10〜90重量%、好まし
    くは20〜80重量%のガラス状材料またはセラミック
    ス材料の粉体とから成る混合物を接合層として使用する
    ことを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 ガラス状材料またはセラミックス材料
    が高溶融陶材から成ることを特徴とする請求項19また
    は20記載の方法。
  22. 【請求項22】 ガラス状材料またはセラミックス材料
    の粉体および歯科用金属粉体の粒子の大きさが上限が1
    0μm、好ましくは上限が5μmであることを特徴とす
    る請求項19〜21のうちのいずれかに記載の方法。
  23. 【請求項23】 金属粉体とガラス状材料またはセラミ
    ックス材料の粉体との混合物を液状担体と混合すること
    によって得られた混合物を、液体の状態で模型の上に塗
    布することを特徴とする請求項19〜22のうちのいず
    れかに記載の方法。
  24. 【請求項24】 接合層の厚さが、上限50μm、好ま
    しくは上限30μmであることを特徴とする請求項19
    〜23のうちのいずれかに記載の方法。
  25. 【請求項25】 接合層が塗布された模型の温度を液状
    担体が消滅する温度にまで上昇させ、さらに焼結温度、
    すなわち900℃〜1300℃にまで上昇させることを
    特徴とする請求項19〜24のうちのいずれかに記載の
    方法。
  26. 【請求項26】 歯科用金属と熱可塑性ポリマ材料との
    粉体状混合物を模型とそれに塗布された薄い接合層から
    成る焼結された組合わせ体に塗布した後、温度をまず約
    50〜100℃に上昇させて、熱可塑性ポリマ材料を毛
    細管作用によって模型の細孔に吸収させた後、温度を約
    150℃〜500℃にまで上昇させて熱可塑性ポリマ材
    料を焼却し、その後、温度をさらに焼結温度、すなわち
    900℃〜1300℃にまで上昇させることを特徴とす
    る請求項19〜25のうちのいずれかに記載の方法。
  27. 【請求項27】 焼結工程は炉内で行われ、焼結すべき
    物品はグラファイトから成る底部に配置され、釣鐘状石
    英ガラス容器によって外界から隔離されていることを特
    徴とする請求項1〜26のうちのいずれかに記載の方
    法。
  28. 【請求項28】 歯冠または歯橋などの歯の補綴物の製
    造方法であって、該歯の補綴物が、実質的に歯科用金属
    から成る基台と実質的に歯科用セラミックスから成る焼
    成被覆層とを含む歯の補綴物の製造方法において、 請求項1〜27のうちのいずれか1つに記載の方法によ
    って製造された、実質的に歯科用金属から成る基台に
    は、歯科用セラミックスから成る焼成被覆層が設けられ
    ることを特徴とする歯の補綴物の製造方法。
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