JP3249056B2 - ウエハ処理装置システム - Google Patents

ウエハ処理装置システム

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JP3249056B2 JP29860296A JP29860296A JP3249056B2 JP 3249056 B2 JP3249056 B2 JP 3249056B2 JP 29860296 A JP29860296 A JP 29860296A JP 29860296 A JP29860296 A JP 29860296A JP 3249056 B2 JP3249056 B2 JP 3249056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハの測
定やダイシング等の処理を行うウエハ処理装置とその使
用方法に関し、特にウエハ処理装置を組み合わせて、1
つのウエハカセットに収納されて1つのウエハ処理装置
に供給された複数のウエハを、複数のウエハ処理装置で
並行して処理することができるウエハ処理装置システ
ム、及びそこで使用するウエハ処理装置とウエハ処理装
置の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハを処理する装置が各種使用
されている。例えば、ウエハ上に形成された多数のチッ
プが正常に動作するか検査する時には、プローバと呼ば
れる装置にウエハをセットし、触針(ニードル)をチッ
プの電極パッドに接触させた上で、ICテスタから所定
のニードルに電気信号を印加し、他のニードルに出力さ
れた電気信号を検出する。また、このようにして検査さ
れたウエハは、ダイシング装置で切り離される。本発明
は、ウエハを処理する装置であればどのような装置にも
適用可能であるが、ここでは、検査の際に使用するプロ
ーバとテスタを組み合わせたウエハ検査装置を例として
説明する。
【0003】図1は、もっとも一般的なウエハ検査装置
の従来例の概略構成を示す図である。図1において、参
照番号10はプローバを、100は検査対象であるウエ
ハを示し、ウエハ100はウエハカセット101に複数
枚収容されて供給され、検査終了後再びウエハカセット
101に戻されて回収される。11は搬送アーム12の
駆動部であり、搬送アーム12を伸縮させたり、回転さ
せる機構を有する。一般に、この機構11と搬送アーム
12を合わせてローダと呼んでいる。また、搬送アーム
12の先端部は、載置されたウエハ100を吸着して固
定できるようになっている。13は載置されたウエハカ
セット101を上下移動させる移動機構である。14は
検査中にウエハを保持するステージであり、移動機構に
より3次元方向に移動可能であり、同様にウエハを吸着
する機構が設けられている。15はプローブカードであ
り、チップの電極パッドに合わせて配列されたニードル
16が設けられており、上面にニードル16に接続され
る電極が設けられている。17はテスタであり、検査時
には回転軸18の回りを回転してプローブカードの電極
に接触する。
【0004】検査を行う時には、アーム駆動部11を駆
動して搬送アーム12がウエハカセット101内に収容
されたウエハ100の下まで移動する。この状態で移動
機構13によりウエハカセット101が下方に移動する
とウエハ100が搬送アーム12上に載置されることに
なる。この状態でウエハ100を吸着し、搬送アーム1
2を引出した後、回転してステージ14上にウエハを移
動させる。ステージ14からは、後述するように、突出
ピンが上方に出てきてウエハ100を載せた状態になる
ので、搬送アーム12を戻し、その後突出ピンを下方に
戻せばウエハがステージ14上に載置されることになる
ので吸着する。この状態又はプローブカード15の下に
移動した状態で、図示していない画像システムにより精
密に位置決めされ、プローブカード15の下ある状態か
ら上方へ移動してニードル16とチップの電極パッドが
接触する。そしてテスタ17を測定位置に回転させてテ
スタがチップの電極パッドに接続された状態にして検査
を行う。すべてのチップが検査された後には、上記と逆
の経路を通って検査済みのウエハはウエハカセット10
1に戻される。移動機構13によりウエハカセット10
1を移動させて次のウエハを検査し、すべてのウエハの
検査が終了し、ウエハカセット101にすべてのウエハ
が戻された時点でウエハカセット101が回収される。
なお、ウエハカセット101は複数セット可能なものも
ある。
【0005】図1に示すように、従来のプローバは、1
個のテスタに対して、1個のステージと1個の搬送アー
ムを備え、セットされたウエハカセット101内のウエ
ハをすべてそのプローバで処理する構成が一般的であ
る。また、ローダがウエハカセット101からウエハを
取り出す時及びウエハを戻す時には、移動機構13がウ
エハカセット101を移動させ、ステージも上下方向に
移動可能でローダとの間でウエハを受け渡す時にはステ
ージが上下方向に移動する。従って、ローダには上下方
法の移動機構は設けられていないのが一般的である。
【0006】半導体ウエハの製造工程ではロット単位で
生産が行われる。あるロットのウエハは同一のウエハカ
セットに収容されて各プローバに供給されるのが一般的
である。そのため、多数のプローバを稼働させた検査工
程では、異なるロットのウエハの検査が並行して行われ
ることになる。ここで、製造工程の管理の問題から、あ
るロットを優先的に処理することが必要になる場合があ
る。このような処理を行うためには、そのロットのウエ
ハを複数のウエハカセットに分散し、それらを複数のプ
ローバに供給して並行して検査することになるが、この
ような作業は煩雑で生産性の面からは好ましくない。
【0007】特公平5−37496号公報は、複数の処
理部分とステージの組みを有し、ローダを共通化して、
1個のウエハカセットに収容した複数のウエハを処理部
分とステージの各組みに分配して処理する構成を開示し
ている。図2は、このような構成のウエハ検査装置を示
す図であり1個のウエハカセット101から共通のロー
ダ21でウエハを取り出し、2個のステージ24と2
4’に分配する。なお、テスタ部分は省略してあるが、
両側に2個設けられている。このような構成であれば、
ウエハカセット内の複数のウエハは並行して処理される
ことになるので、ウエハカセット内のウエハ、すなわ
ち、1つのロットのウエハは短時間に処理できるように
なる。しかも、ローダは共通化されているので、設置面
積も小さくなるという利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図2に示した構成のウ
エハ処理装置は、ローダを共通化しているため、ローダ
が故障すると2台分の処理装置が使用できなくなり、故
障の影響が大きくなるという問題がある。プローバでは
このローダ部分での故障が多いのが現状であり、これが
大きな問題になっている。
【0009】また、図2に示した装置は、ローダ部分は
共通化しているがその他の部分は2台分の装置であり、
装置全体の大きさが非常に大きくなる。そのため、据え
付けや移動が困難で、設置時の自由度が制限されるとい
う問題がある。更に、図2に示した装置は、上記の目的
のためには適しているが、逆にいえば個別の処理装置と
して使用できず、汎用性に欠けるという問題があった。
例えば、一方のテスタのプログラムを変更して別々の検
査装置として使用するといったことはできなかった。
【0010】本発明は、1つのロットのウエハが短時間
に処理でき、且つたとえ一方のローダが故障してもロー
ダ部分以外は有効に使用でき、小型で個別の装置として
も使用できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図3は、本発明のウエハ
処理装置システムの基本構成を示す図である。本発明で
は、図示のように、個別に使用できる複数のウエハ処理
装置(図では2台)30aと30bの組み合わせてシス
テムを構築し、1個のウエハカセットのウエハを複数の
ウエハ処理装置で並行して処理できるようにする。この
ようなシステムを実現するには、複数のウエハ処理装置
の位置関係を固定する手段51と、異なる装置のローダ
を連携して制御できるようにするための制御部38aと
38b間の通信手段39とが必要である。そして、本発
明では、ステージを隣接する他のウエハ処理装置のウエ
ハ搬送部がウエハを搬送できる範囲に移動可能とし、ウ
エハカセットがセットされないウエハ処理装置の制御手
段は、ウエハの受け渡しの間、当該ウエハ処理装置のウ
エハ搬送部をステージから離れた位置に退避させる。
【0012】すなわち、本発明のウエハ処理装置システ
ムは、ウエハに対する検査等の処理が行われる間、ウエ
ハを保持するステージ34a、34bと、複数枚のウエ
ハが収容可能なウエハカセット131a、131bから
ウエハを取り出してステージ34a、34bに搬送する
ウエハ搬送部31a、31bと、ステージ34a、34
bとウエハ搬送部31a、31bの移動を制御する制御
手段38a、38bとを備えるウエハ処理装置を複数台
組み合わせて構築するウエハ処理装置システムである。
このシステムにおいては、上記目的を実現するため、組
み合わされる複数台のウエハ処理装置を、ウエハ搬送部
31a、31bにより他のウエハ処理装置にウエハを受
け渡せる位置関係になるように固定する位置決め手段5
1と、組み合わされる複数台のウエハ処理装置の制御手
段38a、38bの間で通信を行うための通信手段39
とを備え、ステージ34a、34bは、隣接する他のウ
エハ処理装置のウエハ搬送部31a、31bがウエハを
搬送できる範囲に移動可能であり、制御手段38a、3
8bは、組み合わされる複数台のウエハ処理装置の内に
ウエハカセット131a、131bがセットされないウ
エハ処理装置が存在する場合に、ウエハカセット131
a、131bがセットされたウエハ処理装置からウエハ
カセット131a、131bがセットされないウエハ処
理装置にウエハを搬送するように、ウエハ搬送部31
a、31bを制御し、ウエハカセット131a、131
bがセットされないウエハ処理装置の制御手段は、ウエ
ハの受け渡しの間、当該ウエハ処理装置のウエハ搬送部
をステージから離れた位置に退避させることを特徴とす
る。
【0013】上記のように、本発明のウエハ処理装置シ
ステムを構成する各ウエハ処理装置は、図1に示した従
来の装置と同様の構成を有するので、個別に使用でき
る。すなわち、汎用性に富んでいる。このような汎用の
ウエハ処理装置が、位置決め手段51により所定の位置
関係に固定されるので、ウエハの受け渡しが可能にな
る。また、個々のウエハ処理装置は、ウエハ搬送部(ロ
ーダ)を制御する制御部を備えているが、ウエハの受け
渡しを行うには、異なる装置のローダが連携して動作す
る必要がある。通信手段により異なる装置の制御部が連
携して制御動作を行うことが可能になるので、ウエハの
受け渡しが可能になる。従って、一方のウエハ処理装置
のローダが故障しても、正常に動作する他のウエハ処理
装置のローダを使用して、ローダが故障したウエハ処理
装置にウエハを供給して処理を行うことが可能になる。
図1と図2に示した従来例では、1台の装置に1個のロ
ーダがあるだけなので、ローダが故障するとその装置は
使用できなくなった。これに対して、本発明のウエハ処
理装置システムであれば、1個のローダが故障しても両
方の装置の稼働を維持することができ、その間に故障し
たローダを修理するといったことも可能で、装置の稼働
率を高くすることができる。
【0014】本発明のウエハ処理装置システムでは、上
記のような構成により、1つの装置にセットされたウエ
ハカセットのウエハを複数のウエハ処理装置で処理する
ことが可能になるが、そのような必要がない場合には、
各ウエハ処理装置にそこで処理するウエハを収容したウ
エハカセットをセットして処理を行うようにすることも
できる。これであれば、各ウエハ処理装置を独立して使
用する従来と同じ使用方法になる。また、ウエハ処理装
置を設置する場合には、各ウエハ処理装置を設置した上
で、位置決め手段51で固定し、通信手段39で接続す
ればよいので、設置も容易である。
【0015】ウエハカセット131a、131bから取
り出されたウエハは、処理後同じウエハカセットに回収
されるのが一般的であるが、供給用と回収用で別のウエ
ハカセットが使用される場合もある。ウエハ処理装置は
図3に示すような位置関係に固定されるが、このような
位置関係で配置するには、組み合わされるウエハ処理装
置は配置時の隣接面に対して対称の形状を有することが
望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】図4は、本発明を適用したプロー
バとテスタで構成されるウエハ検査システムの第1参考
例の上面図であり、2台のウエハ検査装置を組み合わせ
た場合の例である。図4において、30aと30bは組
み合わされる2台のプローバを示す。プローバ30a
は、ローダ31aと、ステージ34aと、制御部38a
と、ウエハ保持機構40aを有し、テスタ37aが取り
付けられている。プローバ30bも同様の構成を有する
が、図示のようにプローバ30aと左右対称である。制
御部38aと38bには、通信ポート41aと41bが
設けられており、通信ケーブル39で接続されている。
また、制御部38aと38bは、それぞれのテスタ37
aと37bに接続されているが、ここでは図示を省略し
てある。131aと131bはウエハカセットである。
51はプローバ30aと30bを固定する部材であり、
これによりプローバ30aと30bは所定の位置関係に
なる。
【0017】プローバ30aと30bの間のウエハの受
け渡しは、ウエハ保持機構40aと40bを利用して行
う。図5はウエハ保持機構40aと40bの構造を示す
図である。図5において、参照番号61は基体64に対
して回転可能な回転部材であり、図示していない駆動部
材により回転される。回転部材61には、モータ63に
より上下移動する突出ピン62が設けられており、突出
ピン62の上にウエハ100が載置される。
【0018】図4において、右側のプローバ30bから
左側のプローバ30aにウエハを渡す場合ついて説明す
る。まず、ローダ31aを図4の状態に退避させた上
で、ローダ31bがウエハカセット131bに収容され
たウエハの下にアームの先端を移動させ、図示していな
い上下移動機構によりウエハカセット131bが下方に
移動してウエハをアームの先端に載置する。ローダはこ
のウエハを吸着して引出し、反時計方向に回転してウエ
ハ保持機構40a上にウエハを移動する。この状態で、
吸着を解除し、突出ピン42を上方に突き出すと、ウエ
ハはローダ31bから離れ、突出ピン62上に載置され
る。ローダ31bはアームを引っ込めて、回転して左側
に出ない位置に戻る。次にウエハ保持機構40aは所定
角度回転する。この回転は、ローダ31aからアームが
伸びた時に突出ピン62に当たらないようにするため
と、ウエハの回転方向を所望の方向にするためである。
次に、ローダ31aが回転し、アームの先端をウエハ保
持機構40aの突出ピン62の間に伸ばす。この状態で
突出ピン62が下方に移動するとウエハはローダ31a
のアームの先端に載置されるので、これを吸着する。そ
して、ローダ31aが回転してステージ34aにウエハ
を渡す。後は従来と同様である。検査の終了したウエハ
を左側のプローバ30aから右側のプローバ30bのウ
エハカセット131bに戻す場合には、上記と逆の動作
を行う。なお、ウエハの回転方向の調整がステージで行
われ、回転しなくてもアームの先端が突出ピン62に当
たらない場合には、ウエハ保持機構の回転機構は必要な
い。また、図4では、プローバ30aと30bの両方に
ウエハ保持機構40aと40bを設けたが、上記のよう
に、一方のみでもウエハの受け渡しは可能である。
【0019】第1参考例のウエハ検査システムでは、ウ
エハカセットが一方のみにセットされ、このウエハカセ
ット内のウエハをウエハカセットのセットされていない
プローバでも並行して処理するように指示された時に、
並行して処理を行う。図6と図7は、第1参考例のウエ
ハ検査システムにおける各プローバの制御部の処理動作
を示すフローチャートである。
【0020】ステップ201では、ウエハカセットがセ
ットされているか検出され、セットされていない時に
は、ステップ231でカセットがセットされていないこ
とを他方の装置の制御部に通知する。そして、ステップ
232で、他方の装置にカセットがセットされていて並
行して処理するかの通知を受ける。この処理をダブル処
理と呼ぶことにする。ダブル処理でない時には、ステッ
プ201に戻る。ダブル処理の時には、この装置は他方
の装置からウエハを受け取って処理し、処理の終了した
ウエハを渡すことになる。この場合の処理はステップ2
41以下に示される。
【0021】ステップ201でカセットがセットされて
いることが検出された時には、ステップ202で他方の
装置でカセットがセットされているかの通知を受け、セ
ットされている場合にはそれぞれの装置でそれぞれのカ
セットのウエハを処理する通常の処理であるから通常処
理を行い、セットされていない場合にはこの装置から他
方の装置にウエハを渡し、処理されたウエハを受け取る
ダブル処理をすることになる。ステップ204では他方
の装置にダブル処理であることを通知する。ステップ2
04では、この装置と他方の装置でウエハが検査されて
いない空の状態、すなわち、ステージにウエハがセット
されていない空の状態であることを示すレジスタをセッ
トする。
【0022】ステップ205では、カセットに未検査の
ウエハが残っているかを判定する。残っていない場合に
は、ステップ220で、両方の装置が空の状態であるか
判定し、空であれば、ステップ221でこのカセットの
検査が終了したことを表示してステップ201に戻る。
どちらかでも検査中であれば、ステップ206に進む。
カセットに未検査のウエハが残っている場合もステップ
206に進む。
【0023】ステップ206では、この装置が空の状態
で、新たにウエハが検査できるかを判定する。空の状態
であれば、他方の装置とは関係なく、ステップ207で
ロード処理を行って、ステップ208でこの装置が空で
ないことを示すようにレジスタをリセットして、ステッ
プ205に戻る。ステップ206で、この装置が空でな
いと判定された場合には、ステップ209で他方の装置
が空であるか判定する。空の場合には、ステップ216
で、他方の装置にウエハを渡すためにウエハ保持機構4
0aと40bのいずれかにウエハをロードする処理を行
い、ステップ217で所定の位置に戻る。このように、
ウエハ保持機構へのロード処理後に所定の位置へ戻るの
は、他方の装置のローダがこのウエハ保持機構に保持さ
れたウエハを受け取る時に、ローダ同士が当たるのを防
止するためである。ステップ218では、他方の装置に
ウエハ保持機構へのロード処理が終了したことを通知
し、ステップ219で他方の装置が空でないことを示す
ようにレジスタをリセットし、ステップ205に戻る。
【0024】ステップ209で他方の装置も空でないと
判定された場合には、ステップ210で、この装置での
検査が終了して、検査済みのウエハを載置したステージ
が所定位置まで戻っているかを判定する。検査が終了し
ていれば、ステップ211でこのウエハの回収処理を行
い、ステップ212でこの装置が空であることを示すよ
うにレジスタをレジスタをセットし、ステップ205に
戻る。
【0025】ステップ210でこの装置での検査が終了
していない時には、ステップ213で他方の装置での検
査が終了して、検査済のウエハがウエハ保持機構に渡さ
れたかを判定する。この情報は、他方の装置から送られ
る。他方の装置での検査が終了していない場合には、ス
テップ205に戻り、終了していれば、ステップ214
でウエハ保持機構からの回収処理を行い、ステップ21
5で他方の装置が空であることを示すように、レジスタ
をセットして、ステップ205に戻る。
【0026】以上が、ダブル処理の場合の、カセットが
セットされた側になった時の処理である。カセットがセ
ットされず、ウエハを受け取る側になった時の処理は、
ステップ240で、この装置が空状態であるかを示すレ
ジスタを空状態を示すようにセットし、ステップ241
で、空の状態であるか判定する。空であれば、ステップ
242でローダをリセット位置(退避位置)に移動し、
他方の装置からウエハ保持機構へのロードが終了したこ
とを示す通知を待つ。ステップ243で、この通知が来
たことを検出すると、ステップ244でウエハ保持機構
からステージへのロード処理を行い、ステップ245で
レジスタを空でないことを示すようにリセットし、ステ
ップ241に戻る。
【0027】ステップ241で空状態でないと判定され
た時には、ステップ246で、検査が終了しているか判
定し、検査が終了するまで待機する。検査が終了する
と、ステップ247で回収処理をして、ウエハ保持機構
へ検査済のウエハを渡す。ステップ248で退避位置に
戻り、ステップ249でレジスタを空であることを示す
ようにセットし、ステップ241に戻る。
【0028】以上説明したように、2つの装置が通信手
段で通信を行いながら連携してロード処理を行わせるこ
とにより、ウエハの受け渡しが行われる。第1参考例で
は、ウエハの受け渡しのために、ウエハ保持機構を設け
たが、装置上の配置によっては、このようなウエハ保持
機構を設けずにウエハの受け渡しが可能である
【0029】図8は、実施例のウエハ処理装置システム
の上面図である。図では、制御部や通信ケーブル等は省
略してあるが、図4と同様にこれらのものが備わってい
る。第1参考例と異なるのは、ステージ34aが他方の
ローダ31bとウエハの受け渡しが可能な位置まで移動
可能なように構成した点である。同様に、ステージ34
bも他方のローダ31aとウエハの受け渡しが可能な位
置まで移動可能である。ステージには、ローダとの間で
ウエハを受け渡すために、図5に示したような突出ピン
が設けられている。これは従来通りである。図では、ロ
ーダ31bがウエハカセット131bから取り出したウ
エハを直接ステージ34aに渡す。従って、左側のロー
ダ31aは、常に退避状態に位置することになる。この
ことは、たとえローダ31aが故障しても、両方の装置
にカセット131bからウエハの供給が行えることを意
味する。実施例のウエハ処理装置システムでも、ウエハ
の受け渡しを行うためには、ステージが他方のローダと
連携して動作することが必要である。この動作について
は、第1参考例の説明から容易に理解できるので、ここ
では説明を省略する。
【0030】図9は、第2参考例のウエハ処理装置シス
テムを示す図で、(1)はその上面図である。図では、
制御部や通信ケーブル等は省略してあるが、図4と同様
にこれらのものが備わっている。第1参考例及び実施例
と異なるのは、ローダ31aと31bの間でウエハの受
け渡しが可能にした点である。ローダ間でのウエハの受
け渡しを可能にするため、ローダ31aと32aのアー
ム32aと32bは図9の(2)に示すような形状をし
ている。また、アーム32aと32bは、図9の(3)
に示すように、上下移動可能になっている。このような
形状により、図9の(2)に示す状態ではいずれのアー
ムもウエハを載置することができる。ウエハを受け渡す
場合には、図9の(3)に示すように、受け取る側のア
ーム32bを、渡す側のアーム32aの下の位置に移動
させる。この時、上方からみると図9の(2)に示す状
態になっている。そして、アーム32bをアーム32a
を越えて上昇させると、ウエハはアーム32b上に載置
されることになり、受け渡される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
汎用性のある独立して使用できるウエハ処理装置を組み
合わせて、1つのロットのウエハが短時間に処理でき、
且つたとえ一方のローダが故障してもローダ部分以外は
有効に使用できるウエハ処理装置システムが容易に実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一般的なウエハ検査装置の基本構成を示
す図である。
【図2】1つのロットのウエハが短時間に処理できよう
にした従来のウエハ検査装置の構成を示す図である。
【図3】本発明のウエハ処理装置システムの基本構成を
示す図である。
【図4】第1参考例のウエハ処理装置システムの上面図
である。
【図5】第1参考例のウエハ保持機構の構造を示す図で
ある。
【図6】第1参考例のウエハ処理装置システムにおける
各装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図7】第1参考例のウエハ処理装置システムにおける
各装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図8】施例のウエハ処理装置システムの上面図であ
る。
【図9】第2参考例のウエハ処理装置システムの上面図
である。
【符号の説明】
31a、31b…ウエハ搬送部(ローダ) 34a、34b…ステージ 37a、37b…テスタ 38a、38b…制御手段 39…通信手段 40a、40b…ウエハ保持機構 41a、41b…通信ポート 51…位置決め手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−115216(JP,A) 特開 平8−288191(JP,A) 特開 平7−231028(JP,A) 特開 平7−321176(JP,A) 特開 平8−250573(JP,A) 特開 平8−111449(JP,A) 特表 平3−500833(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 H01L 21/66 H01L 21/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハに対する検査等の処理が行われる
    間、ウエハを保持するステージ(34a、34b)と、 複数枚のウエハが収容可能なウエハカセット(131
    a、131b)から前記ウエハを取り出して前記ステー
    ジ(34a、34b)に搬送するウエハ搬送部(31
    a、31b)と、 前記ステージ(34a、34b)と前記ウエハ搬送部
    (31a、31b)の移動を制御する制御手段(38
    a、38b)とを備えるウエハ処理装置を複数台組み合
    わせたウエハ処理装置システムであって、 組み合わされる前記複数台のウエハ処理装置を、前記ウ
    エハ搬送部(31a、31b)により他のウエハ処理装
    置にウエハを受け渡せる位置関係になるように固定する
    位置決め手段(51)と、 組み合わされる前記複数台のウエハ処理装置の前記制御
    手段(38a、38b)の間で通信を行うための通信手
    段(39)とを備え、前記ステージ(34a、34b)は、隣接する他のウエ
    ハ処理装置のウエハ搬送部(31a、31b)がウエハ
    を搬送できる範囲に移動可能であり、 前記制御手段(38a、38b)は、組み合わされる前
    記複数台のウエハ処理装置の内に前記ウエハカセット
    (131a、131b)がセットされないウエハ処理装
    置が存在する場合に、前記ウエハカセット(131a、
    131b)がセットされたウエハ処理装置から前記ウエ
    ハカセット(131a、131b)がセットされないウ
    エハ処理装置にウエハを搬送するように、前記ウエハ搬
    送部(31a、31b)を制御し、 前記ウエハカセット(131a、131b)がセットさ
    れないウエハ処理装置の前記制御手段は、ウエハの受け
    渡しの間、当該ウエハ処理装置のウエハ搬送部を前記ス
    テージから離れた位置に退避させる ことを特徴とするウ
    エハ処理装置システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のウエハ処理装置システ
    ムであって、 前記ウエハカセット(131a、131b)から取り出
    されたウエハは、処理後前記ウエハカセット(131
    a、131b)に回収され、 前記制御手段(38a、38b)は、前記ウエハカセッ
    ト(131a、131b)がセットされないウエハ処理
    装置に搬送されたウエハの処理が終了した後は、当該ウ
    エハが、前記ウエハカセット(131a、131b)が
    セットされないウエハ処理装置から前記ウエハカセット
    (131a、131b)がセットされたウエハ処理装置
    に搬送され、前記ウエハカセット(131a、131
    b)に回収されるように、前記ウエハ搬送部(31a、
    31b)を制御するウエハ処理装置システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のウエハ処理装置
    システムであって、組み合わされる前記複数台のウエハ
    処理装置は、配置時の隣接面に対して対称の形状を有す
    るウエハ処理装置システム。
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