JP3248416B2 - 内燃機関駆動溶接機 - Google Patents
内燃機関駆動溶接機Info
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Description
れる他励式交流発電機を用いて溶接負荷等に電力を供給
する内燃機関駆動溶接機に関するものである。
されて溶接負荷駆動用の電圧を出力する主発電機と、該
主発電機を励磁する励磁用発電機と、励磁用発電機から
主発電機に供給される界磁電流を制御する制御器とを備
えている。主発電機は、回転子に設けられた界磁コイル
と固定子に設けられた電機子コイルとを有する他励式交
流発電機からなっていて、電機子コイルに溶接負荷駆動
用の電圧を誘起する。励磁用発電機は、内燃機関により
駆動されて主発電機の界磁コイルに界磁電流を供給す
る。また制御器は、主発電機の電機子コイルから溶接負
荷に供給される溶接負荷電流を調節するように励磁用発
電機から主発電機の界磁コイルに供給される界磁電流を
制御する。
特に小径の溶接棒を用いる場合には、点孤を容易にする
ために溶接機の無負荷出力電圧を高くすることが望まし
く、また溶接負荷を駆動する際に動作点を安定させるた
めには、主発電機の界磁電流を設定された一定値に保つ
ようにするのが好ましい。
満のときには励磁用発電機の最大出力電流を主発電機の
界磁コイルに供給して主発電機の無負荷出力電圧を最大
にし、主発電機の負荷電流が基準値以上のときには励磁
用発電機から主発電機の界磁コイルに設定された一定の
界磁電流を供給するようにした発電装置(特願平4−1
06779号)が提案されている。
を概略的に示したもので、この発電装置は、回転子側に
界磁コイル1を有し、固定子側にU〜W3相の巻線3u
,3v 及び3w とU相の巻線3u に直列に接続された
巻線3u1とからなる電機子コイル3を有する主発電機A
´と、回転子側に主励磁機用電機子コイル50を有し、
固定子側に主励磁機用界磁コイル52を有して、主発電
機A´と共通の回転軸により駆動される主励磁機B1 ´
と、主発電機A´及び主励磁機B1 ´と共通の回転軸に
より駆動されて固定子側の副励磁機用電機子コイル9に
交流電圧を出力する副励磁機B2 ´と、主励磁機用電機
子コイル50に誘起する交流電圧を整流して主発電機の
界磁コイル1に界磁電流を供給する整流器54と、主発
電機A´の負荷電流が基準値未満のときは副励磁機B2
´の最大出力電流を主励磁機用界磁コイル52に励磁電
流として供給し、主発電機A´の負荷電流が基準値以上
のときには副励磁機B2 ´から主励磁機用界磁コイル5
2に設定された一定の励磁電流を供給するように副励磁
機B2 ´から主励磁機用界磁コイル52に供給する励磁
電流を制御する励磁制御器C´とを備えている。この発
電装置では、主発電機A´の電機子コイル3を構成する
巻線の内、巻線3u 〜3w から得られる3相交流出力電
圧が整流器18を通して溶接負荷Wに印加されている。
また巻線3u1,3u 及び3v の直列回路の両端から出力
端子が引き出されて、これらの巻線から得られる交流電
圧が交流負荷Lに供給されている。
ル9の交流出力電圧を整流する整流回路55と、該整流
回路55の直流出力電圧により主励磁機用界磁コイル5
2に供給される励磁電流をオンオフするスイッチ回路5
6と、この励磁電流を設定値に保つようにスイッチ回路
56をオンオフする励磁電流制御回路64と、溶接負荷
Wに流れる負荷電流を変流器CTで検出して負荷電流検
出信号を出力する負荷電流検出回路61と、負荷電流検
出信号と前記基準値を与える基準信号とを比較して、負
荷電流検出信号の大きさが基準信号の大きさ未満のとき
に励磁電流制御回路64によるスイッチ回路56のオン
オフ制御を阻止して該スイッチ回路56を導通状態に保
持することにより副励磁機B2 ´の最大出力電流を主励
磁機用界磁コイル52に流し、負荷電流信号の大きさが
基準信号の大きさ以上になっているときには励磁電流制
御回路64によりスイッチ回路56のオンオフ制御を行
わせることにより主励磁機用界磁コイル52の励磁電流
を設定された一定値に保持する制御切替回路63とから
なっている。
力の静特性を示したものである。副励磁機B2 ´の全出
力電流により主励磁機B1 ´に最大の励磁電流Ifoが供
給されている状態では、主発電機A´の界磁電流も最大
となるので、主発電機A´の溶接負荷電圧Ew 対溶接負
荷電流Iw 特性は図8の曲線Wo のような最大静特性と
なり、無負荷時には最大無負荷電圧Ewoを得ることがで
きる。
は、主励磁機B1 ´の励磁電流If の大きさを最大励磁
電流Ifoよりも小さい所望値に設定することができる。
励磁電流If を図8に示すようにそれぞれIf1,If2,
If3(Ifo>If1>If2>If3)に設定すると、主発電
機A´の溶接用出力の静特性はそれぞれ曲線W1 ,W
2,W3 のようになる。溶接負荷が駆動されているとき
には、上記静特性曲線と溶接負荷の負荷線Rw との交点
が動作点となり、励磁電流If の設定値に応じて動作点
は図8に示すようにa1 ,a2 ,a3 のようになる。
電機A´が交流負荷Lを駆動する巻線(3u1,3u ,及
び3v )を有しているが、これらの巻線の交流出力の静
特性も主励磁機B1 ´の励磁電流If の大きさに応じて
変化する。図9は交流負荷電圧VL と交流負荷電流IL
との関係を示した静特性で、同図に破線で示した曲線L
o は、溶接負荷電流が基準値Iwo未満であって主励磁機
B1 ´に最大励磁電流Ifoが流れているときの静特性で
ある。また、図9に実線で示した曲線L1 ,L2 及びL
3 は主励磁機B1 ´の励磁電流If をそれぞれIf1,I
f2及びIf3(Ifo>If1>If2>If3)に設定した場合
の静特性である。静特性曲線Lo ,L1,L2 及びL3
と交流負荷Lの負荷線RL との交点bo ,b1 ,b2 及
びb3 がそれぞれ励磁電流がIfo,If1,If2及びIf3
のときの交流負荷の動作点となる。
れた溶接用発電機では、回転界磁型溶接用発電機の固定
子に第1の溶接巻線と第2の溶接巻線とを設けて、これ
らの溶接巻線の出力を同極性で加え合わせて負荷に供給
するように、該第1及び第2の溶接巻線をそれぞれ整流
器を介して接続している。
無負荷電圧の波高値が第1の溶接巻線の無負荷電圧の波
高値よりは高くなるように構成されていて、あらゆる種
類の溶接棒の使用を可能にする溶接出力を得ることがで
きる上に、溶接特性の向上を図ることができるとされて
いる。
9号で提案された従来の溶接用発電装置では、無負荷時
に副励磁機B2 ´の全出力電流により主励磁機B1 ´に
最大の励磁電流を供給して、主発電機A´に溶接用の最
大無負荷電圧Ewoが得られるようにすることにより、溶
接アークの点孤性を良好にすることができる。
荷と交流負荷とを共に駆動している状態で溶接負荷が無
負荷状態にされると、交流負荷電圧が急上昇するという
問題がある。例えば図8及び図9において、主励磁機の
励磁電流がIf1であって溶接負荷及び交流負荷がそれぞ
れ動作点a1 及びb1 で動作している状態で、溶接負荷
が無負荷状態になると、交流負荷の動作点はb1 からb
o に急変して、交流負荷電圧はVL1からVLoに急上昇す
る。そのため、交流負荷に加わる電圧が過大になって該
交流負荷が焼損するおそれがあった。
れた溶接用発電機では、第1の溶接巻線と第2の溶接巻
線とが同一の固定子に巻装されているため、励磁電流の
大きさが小さく設定されているときに、第2の溶接巻線
の無負荷電圧も小さくなって点孤性が悪くなるという問
題があった。
機の界磁コイルに供給する界磁電流の大きさが変化した
場合でも溶接負荷にほぼ一定の高い無負荷電圧を印加し
て良好な点孤性を得ることができるようにした内燃機関
駆動溶接機を提供することにある。
イルから交流負荷を駆動する出力端子が引き出されてい
る場合に、溶接負荷が無負荷状態になっても交流負荷に
過大な電圧が加わることがないようにした内燃機関駆動
溶接機を提供することにある。
電機子コイルとを有し、内燃機関により駆動されて電機
子コイルに溶接負荷駆動用の電圧を誘起する主発電機
と、内燃機関により駆動されて主発電機の界磁コイルに
界磁電流を供給する励磁用発電機と、該励磁用発電機か
ら主発電機の界磁コイルに供給する界磁電流を制御する
制御器とを備えた内燃機関駆動溶接機に係わるものであ
る。
ルの出力電圧を第1の整流器を通して溶接負荷が接続さ
れる出力端子間に印加する。また励磁用発電機内に溶接
負荷駆動用発電コイルを設けて、該溶接負荷駆動用発電
コイルの出力電圧を第2の整流器を通して上記出力端子
間に印加する。そして、主発電機の界磁電流の大きさが
最大値に設定されたときに主発電機の電機子コイルによ
り第1の整流器の出力側に得られる無負荷電圧よりも、
励磁用発電機の溶接負荷駆動用発電コイルにより第2の
整流器の出力側に得られる無負荷電圧の方が高くなるよ
うに、溶接負荷駆動用発電コイルの巻数を選定する。
電流が変化しても、溶接負荷が接続される出力端子間に
は、励磁用発電機の溶接負荷駆動用発電コイルにより得
られるほぼ一定の高い無負荷電圧が常に得られるため、
溶接負荷に応じて主発電機の界磁電流の設定値を変えて
も、溶接アークの点孤を常に良好に行わせることができ
る。
零のときに主発電機の界磁コイルに上記最大値よりも大
きい界磁電流が供給されることがないので、主発電機の
電機子コイルから交流負荷を駆動する出力端子が引き出
されている場合に、溶接負荷が負荷状態から無負荷状態
になっても、交流負荷に過大な電圧が加わるおそれがな
い。
態を説明する。同図においてAは他励式交流発電機から
なる主発電機、Bは主励磁機B1 と副励磁機B2 とから
なる励磁用発電機、Cは主励磁機B1 の励磁電流を制御
することにより主発電機の界磁電流を制御する制御器、
18は第1の整流器、24は第2の整流器、11及び5
4はそれぞれ3相用リアクトル回路及び3相全波整流
器、Lは交流負荷、Wは溶接負荷である。
子2と、Y結線されたU〜W3相の巻線3u ,3v 及び
3w とU相の巻線3u に直列に接続された巻線3u1とか
らなる電機子コイル3を備えた固定子4とからなってい
る。
機用電機子コイル50を有する回転子51と、主励磁機
用界磁コイル52を有する固定子53とからなり、図2
に示すように、回転子51は主発電機Aの回転子2と共
通の回転軸Sに取り付けられて内燃機関Eにより駆動さ
れる。
副励磁機用電機子コイル9及び溶接負荷駆動用発電機コ
イル7を有する固定子10とを備えた磁石式交流発電機
からなり、磁石回転子8は、図2に示したように、内燃
機関Eにより駆動されて主発電機Aの回転子2及び主励
磁機B1 の回転子51と同期回転する。
イオードD1 〜D6 からなる3相全波整流器54を通し
て主発電機の界磁コイル1に供給されている。整流器5
4は回転軸Sに取り付けられている。
w から得られる3相交流出力は、リアクトル11u〜1
1wを通してダイオード12ないし17の3相ブリッジ
結線からなる第1の整流器18に入力され、該第1の整
流器18の出力電圧が溶接電極と母材とからなる溶接負
荷Wが接続される出力端子19a,19bに印加されて
いる。また、電機子コイル3を構成する巻線の内、巻線
3u1,3u 及び3v が交流負荷駆動用発電コイルとして
用いられ、これらの巻線の直列回路の両端から引出され
た交流負荷駆動用出力端子間に単相交流負荷Lが接続さ
れる。
7から得られる単相交流出力は、ダイオード20ないし
23の単相ブリッジ結線からなる第2の整流器24に入
力され、該第2の整流器の出力電圧が出力端子19a,
19bに印加されていて、溶接負荷駆動用発電コイル7
の出力が主発電機の電機子コイルの3相巻線3u 〜3w
の出力に重畳されて溶接負荷Wに供給される。
らなる整流回路55を備え、副励磁機用電機子コイル9
の出力が整流回路55に入力されている。整流回路55
の正極側の出力端子は主励磁機用界磁コイル52の一端
に接続され、該界磁コイルの他端はエミッタを接地した
NPNトランジスタTr1のコレクタに接続されている。
トランジスタTr1のコレクタベース間及びコレクタエミ
ッタ間にはそれぞれ抵抗R1 及びダイオードD11が接続
され、主励磁機用界磁コイル52の両端にはダイオード
D12が接続されている。トランジスタTr1と抵抗R1 と
ダイオードD11及びD12とにより、副励磁機B2 から整
流回路55を通して主励磁機B1 の界磁コイル52に供
給する励磁電流をオンオフするスイッチ回路56が構成
されている。
ンサC1 が接続され、該コンデンサC1 の両端に抵抗R
2 を通してツェナーダイオードZDが接続されている。
コンデンサC1 と抵抗R2 とツェナーダイオードZDと
により定電圧電源回路57が構成され、ツェナーダイオ
ードZDの両端に直流定電圧が得られるようになってい
る。
数の三角波信号Vs を発生する公知の三角波信号発生回
路58に与えられ、該三角波信号Vs (図3A)が比較
器CP1の非反転入力端子に入力されている。比較器C
P1の反転入力端子には、定電圧電源回路57の出力電
圧を抵抗R3 と可変抵抗器RV1 とにより分圧して得た
設定信号Vr が入力されている。設定信号Vr は主励磁
機B1 の界磁コイル52に供給する励磁電流の設定値
(主発電機Aの界磁電流の設定値)を与えるもので、比
較器CP1の出力端子間には、図3(B)に示したよう
に、三角波信号Vs の大きさが設定信号Vr のレベル以
上になっている期間第1のレベルの状態(この例では高
レベルの状態)になり、三角波信号Vs の大きさが設定
信号Vr の大きさ未満になっている期間第2のレベル状
態(この例では零レベルの状態)になる矩形波信号Vq
が得られる。この矩形波信号Vq の第1のレベルの状態
をとる部分の時間幅は、設定信号Vr の大きさに応じて
変化する。例えばVr をVr1及びVr2(<Vr1)とした
ときの矩形波信号Vq の波形はそれぞれ図3(B)の左
半分及び右半分に示したようになり、設定信号Vr の大
きさを小さくすると、矩形波信号Vq の第1のレベルの
状態の部分の時間幅が広くなる。この例では、比較器C
P1と抵抗R3 と可変抵抗器VR1 とにより矩形波信号
発生回路59が構成されている。
ースエミッタ間に、エミッタを接地したNPNトランジ
スタTr2のコレクタエミッタ間回路が並列に接続され、
トランジスタTr2のベースエミッタ間には抵抗R4 が接
続されている。トランジスタTr2のベースは抵抗R5 を
通して比較器CP1の出力端子に結合され、比較器CP
1の出力端子に得られる矩形波信号Vq が抵抗R5 を通
してトランジスタTr2のベースに印加されている。トラ
ンジスタTr2は矩形波信号Vq が第1のレベル(本実施
例では高レベル)の状態にあるときに導通してスイッチ
回路56のトランジスタTr1を遮断状態にし、矩形波信
号Vq が第2のレベル(本実施例では零レベル)の状態
にあるときに遮断状態になってスイッチ回路56のトラ
ンジスタTr1を導通状態にする。この例では、トランジ
スタTr2と抵抗R4 及びR5 とにより遮断制御用スイッ
チ60が構成されている。三角波信号発生回路58と矩
形波信号発生回路59と、遮断制御用スイッチ60とに
より、主励磁機B1 の界磁コイル52に流す励磁電流を
設定値に保つようにスイッチ回路56をオンオフ制御す
る励磁電流制御回路が構成されている。
る。遮断制御用スイッチ60のトランジスタTr2は、矩
形波信号Vq が高レベルになっている期間導通し、矩形
波信号Vq が零レベルの期間遮断状態になるので、該ト
ランジスタTr2のコレクタ電位Vc2の変化は図3(C)
に示すようになる。トランジスタTr2が導通している期
間スイッチ回路56のトランジスタTr1が遮断状態にな
り、トランジスタTr2が遮断している期間トランジスタ
Tr1が導通するため、トランジスTr1のコレクタ電位V
c1は図3(D)のように変化する。図3(D)の矩形波
電圧Vc1が零になっている期間Ti の間副励磁機B2 か
ら主励磁機B1 の界磁コイル52に励磁電流が供給され
る。設定信号Vr の大きさが大きいときには励磁電流の
通電時間Ti が長くなり、設定信号Vr の大きさが小さ
いときには励磁電流の通電時間Tiが短くなる。従っ
て、設定信号Vr の大きさにほぼ比例して励磁電流の平
均値If が増減し、励磁電流は設定信号Vr によって設
定された一定値に保持される。励磁電流If の設定値は
可変抵抗器VR1 により調整することができる。
により増幅され、主励磁機用電機子コイル50から出力
される電流により主発電機Aの界磁コイル1には主励磁
機の励磁電流If にほぼ比例して増大された励磁電流が
供給される。
定値に一定に保持され、従って主発電機Aの界磁電流も
一定値に保持されているときに、出力端子19a,19
b間に得られる出力の電圧対電流静特性を示したもので
ある。主励磁機B1 の励磁電流If がそれぞれIf1(最
大設定値),If2 及びIf3のときに主発電機Aのみに
より得られる出力の静特性は、それぞれ同図に破線で示
した曲線W1 ´,W2´及びW3 ´となり、無負荷電圧
はそれぞれEo1,Eo2,及びEo3となる。他方、副励磁
機B2 に設けられた溶接負荷駆動用発電コイル7により
出力端子19a,19b間に得られる出力の静特性は、
主励磁機の励磁電流If の大きさには無関係で図4に曲
線We で示すようになり、無負荷電圧はEoeとなる。
7の出力を主発電機Aの電機子コイル3の出力に重畳し
て得られる出力の電圧対電流静特性は、図4において曲
線We とそれぞれ曲線W1 ´,W2 ´及びW3 ´とを同
一の出力電圧について両者の出力電流を加算することに
より得られる曲線で表わされ、主励磁機B1 の励磁電流
If がIf1,If2,及びIf3のときの電圧対電流静特性
は、それぞれ図4に実線で示した曲線W1 ,W2 及びW
3 と、曲線We の実線部分とにより表される。溶接負荷
Wを駆動しているときの動作点は、曲線W1 ,W2 及び
W3 と溶接負荷Wの負荷線Rw との交点a1 ,a2 及び
a3 となる。
れた溶接負荷駆動用発電コイル7の出力により第2の整
流器24の出力側に得られる無負荷電圧Eoeの大きさ
が、主励磁機B1 の励磁電流If の設定値が最大値If1
に設定されたときに主発電機Aの電機子コイル3の出力
により第1の整流器18の出力側に得られる無負荷電圧
Eo1の大きさよりも高くなるように、溶接負荷駆動用発
電コイル7の巻数を選定しておく。このように溶接負荷
駆動用発電コイル7の巻数を選定しておくと、主励磁機
B1 の励磁電流If の大きさの設定値が変化しても出力
端子19a,19b間には十分に高い無負荷電圧が得ら
れるので、溶接アークの点孤を常に良好に行わせること
ができる。
線の内、巻線3v ,3u 及び3u1からなる交流負荷駆動
用のコイルから得られる単相交流出力の電圧対電流静特
性は、図5に示すように、主励磁機B1 の励磁電流If
の設定値If1,If2及びIf3に対してそれぞれ曲線L1
,L2 及びL3 で示すようになる。交流負荷Lが駆動
されているときの動作点は、それぞれ曲線L1 ,L2 及
びL3 と交流負荷Lの負荷線RL との交点b1 ,b2 及
びb3 となり、このときの負荷電圧はそれぞれVL1,V
L2及びVL3となる。溶接負荷Wと交流負荷Lとが共に駆
動されている状態で溶接負荷Wが無負荷状態にされて
も、主励磁機B1 の励磁電流If はその設定値が変更さ
れない限り一定値に保持されるので、交流負荷Lの負荷
電圧VL の大きさは巻線3u 及び3v の両端間の電圧降
下の減少の影響を受けるだけであり、交流負荷Lに加わ
る電圧が大きく上昇することはない。
流発電機からなる主励磁機B1 と磁石式発電機からなる
副励磁機B2 とにより構成して、副励磁機B2 の出力に
より主励磁機B1 の界磁コイル52に供給される励磁電
流を制御器Cで制御するようにするとともに、主励磁機
B1 の出力により励磁電流が供給される主発電機Aは無
刷子形の他励式交流発電機を用いているが、磁石式交流
発電機からなる励磁用発電機の出力で制御器を通して直
接主発電機Aに所要の界磁電流が供給可能な場合には、
図6に示すように、主発電機Aとしてブラシとスリップ
リングとを有する他励式交流発電機を用いて、励磁用発
電機Bを磁石式交流発電機のみにより構成してもよい。
の両端子はスリップリング5a,5bに接続され、これ
らのスリップリングにはブラシ6a,6bが接触させら
れている。制御器Cは図1に示した実施例で用いられた
制御器と同様な構成をもつ。磁石式交流発電機からなる
励磁用発電機Bの電機子コイル9の両端は制御器C内に
設けられた整流回路(図1における整流回路55)の交
流入力端子に接続され、該整流回路の正極側出力端子と
スイッチ回路56のトランジスタTr1(図1参照)のコ
レクタがそれぞれ主発電機Aのブラシ6a及び6bに接
続されている。その他の部分は図1の実施例と同様であ
る。この実施例では、主発電機Aの界磁コイル1に流れ
る界磁電流が制御器Cにより設定値に保持される。
発電機内に溶接負荷駆動用発電コイルを設けて、該溶接
負荷駆動用発電コイルの出力を主発電機の電機子コイル
の出力に重畳して溶接負荷に供給するようにしたので、
溶接負荷を点孤しようとする際に主発電機の界磁電流の
設定値の大小に係わりなく、溶接負荷駆動用発電コイル
から得られるほぼ一定の高い無負荷電圧を溶接負荷に印
加することができる。そのため、使用される溶接棒の径
の大小に係わりなく、常に点弧を良好に行わせることが
できる。
とを共に駆動している状態で溶接負荷を急に無負荷状態
にした場合に、主発電機の界磁電流が増大して交流負荷
電圧が急上昇するのを防ぐことができるので、交流負荷
が過大な電圧により焼損するおそれをなくすことができ
る。
である。
示した構成図である。
形を示した波形図である。
溶接負荷電流特性及び励磁電流対溶接負荷電流特性の一
例を示した線図である。
交流負荷電流特性及び励磁電流対交流負荷電流特性の一
例を示した線図である。
を用いて示した回路図である。
一部ブロック図を用いて示した回路図である。
接負荷電流特性及び励磁電流対溶接負荷電流特性を示し
た線図である。
流負荷電流特性及び励磁電流対交流負荷電流特性を示し
た線図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 界磁コイルと電機子コイルとを有して内
燃機関により駆動されて前記電機子コイルに溶接負荷駆
動用の電圧を誘起する他励式の主発電機と、前記内燃機
関により駆動されて前記主発電機の界磁コイルに界磁電
流を供給する励磁用発電機と、前記励磁用発電機から前
記主発電機の界磁コイルに供給する界磁電流を制御する
制御器とを備えた内燃機関駆動溶接機において、 前記主発電機の電機子コイルの出力電圧は第1の整流器
を通して溶接負荷が接続される出力端子間に印加され、 前記励磁用発電機内に溶接負荷駆動用発電コイルが設け
られて、該溶接負荷駆動用発電コイルの出力電圧が第2
の整流器を通して前記出力端子間に印加され、 前記主発電機の界磁コイルに供給する界磁電流の大きさ
が最大値に設定されたときに主発電機の電機子コイルに
より前記第1の整流器の出力側に得られる無負荷電圧よ
りも前記励磁用発電機の溶接負荷駆動用発電コイルによ
り前記第2の整流器の出力側に得られる無負荷電圧の方
が高くなるように、前記溶接負荷駆動用発電コイルの巻
数を選定されていることを特徴とする内燃機関駆動溶接
機。 - 【請求項2】 前記主発電機の電機子コイルから交流負
荷に電圧を印加するための出力端子が更に引き出されて
いることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関駆動溶
接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30293495A JP3248416B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 内燃機関駆動溶接機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30293495A JP3248416B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 内燃機関駆動溶接機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09149697A JPH09149697A (ja) | 1997-06-06 |
JP3248416B2 true JP3248416B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=17914897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30293495A Expired - Fee Related JP3248416B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 内燃機関駆動溶接機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3248416B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102510257A (zh) * | 2011-11-09 | 2012-06-20 | 昆明理工大学 | 自动切换焊机外特性弧焊发电机励磁电流控制系统 |
KR101461480B1 (ko) * | 2013-10-31 | 2014-11-14 | 주식회사 포스코 | 정류기 |
-
1995
- 1995-11-21 JP JP30293495A patent/JP3248416B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102510257A (zh) * | 2011-11-09 | 2012-06-20 | 昆明理工大学 | 自动切换焊机外特性弧焊发电机励磁电流控制系统 |
KR101461480B1 (ko) * | 2013-10-31 | 2014-11-14 | 주식회사 포스코 | 정류기 |
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JPH09149697A (ja) | 1997-06-06 |
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