JP2004015976A - Srモーター - Google Patents

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stator
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JP2002169864A
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Tetsuya Niiguni
新国 哲也
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】対称構造のローターを備えたSRモーターのトルクを増大させる。
【解決手段】磁束が互いに鎖交する第1の巻回コイル群LMan、LMbn(n=1,2,3)と第2の巻回コイル群LGan、LGbn(n=1,2,3)とを相ごとに備え、第1の巻回コイル群LMan、LMbnに通電してローター3およびステーター1を励磁するとともに、第2の巻回コイル群LGan、LGbnに通電してローター3およびステーター1を消磁するSRモーターに対して、第1の巻回コイル群LMan、LMbnの総巻線数をNp、第2の巻回コイル群LGan、LGbnの総巻線数をNs、ローター3およびステーター1の励磁時に第1の巻回コイル群LMan、LMbnに印加される電圧をVp、ローター3およびステーター1の消磁時に第2の巻回コイル群LGan、LGbnに印加される電圧をVsとした場合に、Ns/Np≦Vs/Vpとなるように巻回コイルの巻線数を設定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はSR(Switched Reluctance)モーターに関し、特に、そのトルクを増大させるものである。
【0002】
【従来の技術】
ローターを非対称構造にしてトルクを増大させたSRモーターが知られている(例えば特開平09−285086号公報参照)。このSRモーターでは、ローター側の突極をローター中心から放射方向に対して傾かせ、ステーター側突極とローター側突極との間に発生する磁気吸引力を有効に回転トルクに変換している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のSRモーターでは、ローターが非対称構造になっているので回転方向が限定され、さらにローター側突極が鋭角部を有する構造になっているので高回転駆動には適さないという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、対称構造のローターを備えたSRモーターのトルクを増大させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、磁束が互いに鎖交する第1の巻回コイル群と第2の巻回コイル群とを相ごとに備え、第1の巻回コイル群に通電してローターおよびステーターを励磁するとともに、第2の巻回コイル群に通電してローターおよびステーターを消磁するSRモーターに対して、第1の巻回コイル群の総巻線数をNp、第2の巻回コイル群の総巻線数をNs、ローターおよびステーターの励磁時に第1の巻回コイル群に印加される電圧をVp、ローターおよびステーターの消磁時に第2の巻回コイル群に印加される電圧をVsとした場合に、Ns/Np≦Vs/Vpとなるように巻回コイルの巻線数を設定する。
【0006】
【発明の効果】
本発明によれば、対称構造のローターを備えたSRモーターのトルクを増大させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は一実施の形態の3相SRモーターの断面構造を示す。一実施の形態のSRモーターは、図1に示すように、リング状のステーター1と、ステーター1の内側を回転軸2を中心に回転するローター3とを備えている。
【0008】
ステーター1の内周面には、ローター回転軸2の中心方向に突出した突極(以下、ステーター突極という)4が6個、60度間隔に配置される。また、ローター3の外周面には、ローター回転軸2の中心から放射方向に突出した突極(以下、ローター突極という)5が4個、90度間隔に配置される。つまり、一実施の形態のSRモーターは、6個のステーター突極4と4個のローター突極5から構成される3相のSRモーターである。
【0009】
6個のステーター突極4にはそれぞれ、2個の巻回コイルLManとLGanまたはLGbnとLMbnが巻回される。巻回コイルLMはローターおよびステーターを励磁する力行時に通電するコイル(以下、力行用コイルと呼ぶ)であり、コイルLGはローターおよびステーターを消磁する回生時に通電するコイル(以下、回生用コイルと呼ぶ)である。nは3相の相番号1,3,3を表し、n=1は第1相を、n=2は第2相を、n=3は第3相をそれぞれ表す。したがって、LMa1とLMb1が第1相の力行用コイル、LGa1とLGb1が第1相の回生用コイルである。同様に、LMa2とLMb2が第2相の力行用コイル、LGa2とLGb2が第2相の回生用コイルである。また、LMa3とLMb3が第3相の力行用コイル、LGa3とLGb3が第3相の回生用コイルである。
【0010】
各相の力行用巻回コイルLManとLMbnの巻線数は等しく、また各相の回生用巻回コイルLGanとLGbnの巻線数は等しい。ここで、各相の力行用巻回コイルLManとLMbnの総巻線数をNpとし、各相の回生用巻回コイルLGanとLGbnの総巻線数をNsとする。また、力行用巻回コイルの総巻線数Npと回生用巻回コイルの総巻線数Nsとの巻線数比を、Ns/Np=ρとする。
【0011】
図2は一実施の形態のSRモーターの駆動回路を示す。直流電源BATはSRモーター駆動回路に直流電源を供給する。この直流電源BATの端子電圧をVsとする。直流電源BATの両端にはコンデンサーCDnが接続される。昇圧回路CONは直流電源BATの電圧Vsを昇圧する。この昇圧回路CONの出力電圧をVpとする。昇圧回路CONの出力端子の両端にはコンデンサーChが接続される。
【0012】
昇圧回路CONの出力にはまた、図1に示すSRモーターの巻回コイルLMan、LMbn、LGan、LGbnと、それらのスイッチング回路とが接続される。第1相の力行用コイルLMa1とLMb1は直列に接続され、スイッチング素子SWL1を介して昇圧回路CONに接続される。同様に、第2相の力行用コイルLMa2とLMb2は直列に接続され、スイッチング素子SWL2を介して昇圧回路CONに接続される。また、第3相の力行用コイルLMa3とLMb3は直列に接続され、スイッチング素子SWL3を介して昇圧回路CONに接続される。なお、この実施の形態ではスイッチング素子SWL1〜SWL3にIGBTを用いた例を示すが、スイッチング素子はIGBTに限定されず、トランジスター、FET、SCRなどの他のスイッチング素子を用いてもよい。
【0013】
一方、第1相の回生用コイルLGb1とLGa1は直列に接続され、ダイオードDL1を介して直流電源BATに接続される。同様に、第2相の回生用コイルLGb2とLGa2は直列に接続され、ダイオードDL2を介して直流電源BATに接続される。また、第3相の回生用コイルLGb3とLGa3は直列に接続され、ダイオードDL3を介して直流電源BATに接続される。
【0014】
次に、図2に示すSRモーター駆動回路の動作を説明する。力行時は、スイッチング素子SWLn(nは相番号で1,2,3)を導通(オン)させることによって、CON→LMan→LMbn→SWLnの経路で力行電流が流れ、昇圧回路CONから力行用コイルLMan、LMbnに通電されてステーター1とローター3が励磁される。一方、回生時には、スイッチング素子SWLnを非道通(オフ)にすると、DLn→LGan→LGbn→BATの経路で回生電流が流れ、昇圧回路CONを介さずに直流電源BATに回生される。この回生時には、ステーター1とローター3が消磁される。
【0015】
ここで、各相の力行用巻回コイルLMan、LMbnの総巻線数Npと回生用巻回コイルLGan、LGbnの総巻線数Nsの巻線数比Ns/Np=ρが大きくなると、力行用コイルLMan、LMbnのインダクダンスよりも回生用コイルLGan、LGbnのインダクダンスが大きくなり、回生用コイルLGan、LGbnに流れる回生電流の時間変化が緩やかになり、SRモーターに負のトルクが発生する。
【0016】
さらに、ステーター1とローター3を励磁する力行時に力行用コイルLMan、LMbnに印加される昇圧回路CONの出力電圧Vpと、ステーター1とローター3を消磁する回生時に回生用コイルLGan、LGbnに印加される電圧とを比較すると、力行時の印加電圧Vpより回生時の印加電圧の方が低いため、回生用コイルLGan、LGbnに流れる回生電流の時間変化が緩やかになり、SRモーターに負のトルクが発生する。
【0017】
SRモーターはステーター1とローター3の励磁(力行)と消磁(回生)とを繰り返しながら回転し、力行時に発生する正のトルクをSRモーターの回転角度で平均したものがSRモーターの実行的なトルクとなる。ところが、回生時に負のトルクが発生すると、SRモーターの実効トルクは負のトルクの分だけ目減りすることになる。
【0018】
図3は、力行用コイルと回生用コイルの巻線数比ρに対する注入電力量当たりの発生トルクの特性を示す。図3から明らかなように、巻線数比ρが大きくなるほど、回生用コイルのインダクダンスが大きくなって回生電流の時間変化が緩やかになり、回生時の負のトルクが増大する分だけSRモーターの実行トルクが低下する。
【0019】
この一実施の形態では、力行用コイルと回生用コイルの巻線数比ρを、Ns/Np≦Vs/Vpとする。例えばVp=2Vsの場合には、巻線数比ρ≦0.5となり、図3に示すように注入電力量当たりの発生トルクが大きな領域、つまり効率よくトルクを取り出せる領域に限定することができる。
【0020】
このように一実施の形態によれば、各相の力行用巻回コイルLMan、LMbn(第1の巻回コイル群)の総巻線数をNp、各相の回生用巻回コイルLGan、LGbn(第2の巻回コイル群)の総巻線数をNs、ローターおよびステーターの励磁時(力行時)に力行用巻回コイルLMan、LMbn(第1の巻回コイル群)に印加される電圧をVp、ローターおよびステーターの消磁時(回生時)に回生用巻回コイルLGan、LGbn(第2の巻回コイル群)に印加される電圧をVsとした場合に、Ns/Np≦Vs/Vpとなるように巻回コイルの巻線数を設定するようにしたので、回生電流が力行電流よりも大きくなり、スターター1とローター3の励磁時間よりも消磁時間が短くなって負のトルクの発生量が低下する。したがって、対称構造のローターを備えたSRモーターの実行トルクを増大させることができる。
【0021】
なお、この一実施の形態では力行用と回生用とで別個の巻回コイルを設けているが、一つの巻回コイルで力行用と回生用とを兼用するSRモーターでは、駆動時に発生する注入電力量当たりの発生トルクが図3に点線で示すように一定となる。力行用と回生用とで別個の巻回コイルを設ける場合には、それぞれの巻回コイルの巻線数が少なくなるので、巻回コイルのインダクダンスが小さくなり、コアに生成される磁束も少なくなる。しかし、図3に示すように、力行用コイルと回生用コイルの巻線数比ρにより、回生時の負のトルクを低減してSRモーターの実行トルクを増大させる条件を設定することができる。
【0022】
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、力行用巻回コイルLMan、LMbnが第1の巻回コイル群を、回生用巻回コイルLGan、LGbnが第2の巻回コイル群をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
【0023】
なお、上述した一実施の形態ではステーターに6個の突極とローターに4個の突極を設けた3相SRモーターを例に上げて説明したが、SRモーターのステーターおよびローターの突極数と相数はこの一実施の形態の突極数と相数に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態の3相SRモーターの断面構造を示す図である。
【図2】一実施の形態のSRモーター駆動回路を示す図である。
【図3】力行用コイルと回生用コイルの巻線数比に対する注入電力量当たりの発生トルクの特性を示す図である。
【符号の説明】
1 ステーター
2 回転軸
3 ローター
4 ステーター突極
5 ローター突極
LMa1、LMb1、LMa2、LMb2、LMa3、LMb3 力行用コイルLGa1、LGb1、LGa2、LGb2、LGa3、LGb3 回生用コイルBAT 直流電源
CON 昇圧回路
CDn、Ch コンデンサー
SWL1、SWL2、SWL3 スイッチング素子
DL1、DL2、DL3 ダイオード

Claims (1)

  1. 磁束が互いに鎖交する第1の巻回コイル群と第2の巻回コイル群とを相ごとに備え、前記第1の巻回コイル群に通電してローターおよびステーターを励磁するとともに、前記第2の巻回コイル群に通電してローターおよびステーターを消磁するSR(Switched Reluctance)モーターであって、
    前記第1の巻回コイル群の総巻線数をNp、前記第2の巻回コイル群の総巻線数をNs、ローターおよびステーターの励磁時に前記第1の巻回コイル群に印加される電圧をVp、ローターおよびステーターの消磁時に前記第2の巻回コイル群に印加される電圧をVsとした場合に、Ns/Np≦Vs/Vpとなるように巻回コイルの巻線数を設定することを特徴とするSRモーター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101534265B1 (ko) * 2013-10-08 2015-07-07 주식회사 에스에프에이 열가공 장치
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