JP3247928B2 - 2−(3−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロピルブロミド誘導体の精製法 - Google Patents

2−(3−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロピルブロミド誘導体の精製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、式[1]、
【化3】 {式[1]中、Y1、Y2は一方が塩素原子、または臭素
原子を示し、他方が水素原子、塩素原子、または臭素原
子を示し、Rは低級アルキル基を示す。}で表される2
−(3−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メ
チルプロピルブロミド誘導体と式[2]、
【化4】 {式[2]中、Y1、Y2及びRは前記と同じ意味を示
す。}で表されるハロゲノアルコキシベンゼン誘導体の
両者を含む組成物を濃縮して、より高純度の2−(3−
ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロ
ピルブロミド誘導体を得る精製法に関する。
【0002】近年、3−フェノキシベンジルエーテル系
誘導体のある種の化合物が極めて高い殺虫、殺ダニ活性
を有することが知られており、魚類に対しても毒性が極
めて低いことが知られている。
【0003】特に、この中でも下記式[3]、
【化5】 {式[3]中、R1、R2は水素原子、ハロゲン原子、低
級アルキル基または低級アルコキシ基を示す。}で表さ
れる3−フェノキシベンジル2−フェニル−2−メチル
プロピルエーテル類は活性が極めて大きいことが提案さ
れている(特開昭58−32840号公報、特開昭57
−72928号公報、特開昭56−154427号公報
等)。
【0004】式[3]化合物は、式[1]化合物と3−
フェノキシベンジルアルコ−ルとの縮合反応により得ら
れ、本発明に係る式[1]化合物はその重要な中間体で
ある。
【0005】
【従来の技術】従来、式[1]で表される化合物の2−
(3−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチ
ルプロピルブロミド誘導体は、下記式[4]の反応(特
開昭64−44号公報)
【化6】 {式[4]中、Y1、Y2及びRは、前記と同じ意味を示
す。}に従い得られているが、得られた式[1]化合物
中には未反応原料の式[2]化合物、すなわちハロゲノ
アルコキシベンゼン類が相当量含まれており、いずれの
方法にしろ精製が必要であり、通常減圧蒸留が行われ、
ハロゲノアルコキシベンゼン類が除去されている。
【0006】しかしながら、式[1]で表される化合物
の2−(3−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2
−メチルプロピルブロミド誘導体は、一般に低温下では
通常安定であるが、高温下、更には酸分や鉄分等の不純
物質を含む状態では容易に分解する傾向が知られてい
る。したがって、工業規模にて蒸留精製する際には、式
[1]で表される化合物の2−(3−ハロゲノ−4−ア
ルコキシフェニル)−2−メチルプロピルブロミド誘導
体の分解を抑制する手段として、ヘキサメチレンテトラ
ミン及び/又はエチレンジアミンテトラ酢酸を適量添加
する方法等が用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、式[1]で表
される化合物の2−(3−ハロゲノ−4−アルコキシフ
ェニル)−2−メチルプロピルブロミド誘導体を工業規
模にて、蒸留精製する際には、式[1]で表される化合
物の2−(3−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−
2−メチルプロピルブロミド誘導体の熱分解を抑制する
手段として、ヘキサメチレンテトラミン及び/又はエチ
レンジアミンテトラ酢酸を適量添加する方法が用いられ
ている。しかしながら、蒸留精製後に、分解抑制剤とし
ての、ヘキサメチレンテトラミン及び/又はエチレンジ
アミンテトラ酢酸を式[1]で表される化合物の2−
(3−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチ
ルプロピルブロミド誘導体溶液より、分離する必要があ
り、通常、濾過操作が必要不可欠であり、工業的には、
その濾過性の悪さから、多大の労力を強いられているこ
とが実情である。
【0008】また、一般に極めて短い熱接触時間にて蒸
留する方法として、薄膜蒸発機を用いる方法が知られて
いるが、本発明者らが、2−(3−ハロゲノ−4−アル
コキシフェニル )−2−メチルプロピルブロミド 誘
導体を種々の条件にて薄膜蒸発機にて蒸留精製した結
果、単に1パスでの蒸留では、熱分解は見られないもの
の、精製物純度の不良や、精製収率の悪化が問題となる
ことがわかった。すなわち、薄膜蒸発機温度が低い場
合、精製物中に不純物が残存するために、目標とする精
製物純度が得られず、一方、薄膜蒸発機温度が高い場
合、精製物そのものまで、留出されるために、精製収率
の悪化が見られ、単純に薄膜蒸発機にて、蒸留精製する
ことは困難であった。
【0009】このように、高温下及び酸分や鉄分等の存
在、またはその他の要因にて、比較的不安定な、式
[1]で表される化合物の2−(3−ハロゲノ−4−ア
ルコキシフェニル)−2−メチルプロピルブロミド誘導
体を工業的に蒸留精製する場合において、より簡便かつ
分解抑制を目的とした蒸留精製法を見出すことは、工業
的に極めて重要な課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、式[1]
で表される化合物の2−(3−ハロゲノ−4−アルコキ
シフェニル)−2−メチルプロピルブロミド誘導体と式
[2]で表されるハロゲノアルコキシベンゼン誘導体の
両者を含む組成物を濃縮して、より高純度の2−(3−
ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロ
ピルブロミド誘導体を工業規模にて製造する方法につ
き、鋭意検討を重ねた結果、貯槽、蒸発器及び冷却器を
有する装置を用い、貯槽より前記組成物を蒸発器に送り
低沸点成分の一部を加熱蒸発させ、濃縮された組成物を
直ちに冷却器へ送り、2−(3−ハロゲノ−4−アルコ
キシフェニル)−2−メチルプロピルブロミド誘導体が
熱的に安定な温度以下に冷却して前記貯槽に戻す操作を
繰り返し行うと共に、この際用いる蒸発器が液膜構造を
形成しうる熱交換器であることを特徴とする精製法を見
出し、本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明は式[1]、
【化7】 {式[1]中、Y1、Y2は一方が塩素原子、または臭素
原子を示し、他方が水素原子、塩素原子、または臭素原
子を示し、Rは低級アルキル基を示す。}で表される2
−(3−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メ
チルプロピルブロミド誘導体と式[2]、
【化8】 {式[2]中、Y1、Y2及びRは前記と同じ意味を示
す。}で表されるハロゲノアルコキシベンゼン誘導体の
両者を含む組成物を濃縮して、より高純度の2−(3−
ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロ
ピルブロミド誘導体を得る製造法において、貯槽、蒸発
器及び冷却器を有する装置を用い、貯槽より前記組成物
を蒸発器に送り低沸点成分の一部を加熱蒸発させ、濃縮
された組成物を直ちに冷却器へ送り、2−(3−ハロゲ
ノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロピルブ
ロミド誘導体が熱的に安定な温度以下に冷却して前記貯
槽に戻す操作を繰り返し行うことを特徴とする2−(3
−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプ
ロピルブロミド誘導体の精製法である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明により、分解抑制剤として
のヘキサメチレンテトラミン及び/又はエチレンジアミ
ンテトラ酢酸等を適量添加する必要がなくなり、熱接触
時間が極めて短い為、熱分解が無く、効率良く2−(3
−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプ
ロピルブロミド誘導体を得ることができる。
【0013】本発明に係る式[1]及び式[2]からな
る組成物の製法は、特開昭64−44号公報に準拠し実
施することができる。例えば、式[1]においてRがエ
チル基、Y1がクロル、Y2が水素の場合、o−クロロフ
ェネトールに酸触媒の存在下−10℃でメタリルブロミ
ドを添加し、同温度で数時間撹拌し反応する。反応液は
水中に注ぎ分離する油層を抽出し、抽出液を水洗したの
ち、濃縮してo−クロロフェネトールと2−(3−クロ
ロ−4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピルブロ
ミドの組成物を得ることができる。
【0014】本発明者等は式[1]で表される化合物の
中の、例えば2−(3−クロロ−4−エトキシフェニ
ル)−2−メチルプロピルブロミド(以下、CENBと
略する)の熱安定性を調べた。その結果、図4に示すよ
うに140℃で1時間程度の熱接触時間であれば殆ど分
解しないことがわかり、安定剤を添加しない場合であっ
ても、熱接触時間を1時間以内、好ましくは30分以内
とすれば良いことが判明した。
【0015】この結果をもとに前記組成物を蒸発器に送
り低沸点成分の一部を短時間の熱接触で加熱蒸発させ、
濃縮された組成物は直ちに冷却器へ送り、2−(3−ハ
ロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロピ
ルブロミド誘導体が熱的に安定な温度以下に冷却して貯
槽に戻す操作を繰り返し行い、蒸発器温度を除々に変化
させることにより、2−(3−ハロゲノ−4−アルコキ
シフェニル)−2−メチルプロピルブロミド誘導体の純
度及び精製収率の向上を達成できた。
【0016】本発明で用いられる蒸発器は、液膜構造を
形成しうる熱交換器であり、流下液膜式蒸発器、掻面式
液膜蒸発器、または遠心液膜式蒸発器等であるが、特に
詳細な仕様につき限定されるものではない。重要な点
は、式[1]化合物の2−(3−ハロゲノ−4−アルコ
キシフェニル)−2−メチルプロピルブロミド誘導体の
高温下での熱接触時間を極力短くすることであり、具体
的には実際の熱接触時間を1時間以内、より好ましくは
30分以内にて、効率良く蒸留精製できれば良い。ま
た、冷却器では、蒸発器にて昇温された2−(3−ハロ
ゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロピル
ブロミド誘導体の熱分解を避ける為に、熱的に安定温度
まで冷却する。冷却器は特に限定されるものではない
が、一般的な熱交換器が適用でき、簡単には冷却機能を
有する中継槽を用いることができ、一般的なジャケット
付きの攪拌槽等が考えられる。
【0017】また、鉄等の混入による分解を抑制する方
法としては、蒸発器、中継槽、冷却器、それらに連結す
る配管等の材質をカーボン、Ti、Ta、グラスライニ
ング、ステンレス等の耐蝕材料を選定することにより、
分解を抑制できる。
【0018】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。 実施例−1 50リットルの攪拌槽にo−クロロフェネトール28.
8kgを装入し、−10℃に保冷し、98%硫酸7.4
kgを加えた。この混合物をよく攪拌したのち、メタリ
ルブロミド9.54kgを同温度で2時間を要し滴下装
入した。同温度で3時間攪拌、熟成した。反応液は水中
に排出し、油層と水層に分離する。下層の油層を温水で
洗浄し脱水後、粗生成物38.15kgを得た。この生
成物の中には、高速液体クロマトグラフィーによる分析
の結果、o−クロロフェネトール43%及び2−(3−
クロロ−4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル
ブロミドが50%含まれており、対メタリルブロミドの
収率は、87.2%であった。この粗生成物を図1に示
す流下液膜式蒸発器を用いて、約10時間を要して、操
作圧力5torr、蒸発器温度110℃から150℃ま
で段階的に昇温、循環流量150kg/h、高沸液は冷
却器により、90℃まで冷却しながら、蒸留精製した結
果、釜残19.2kgを得た。この場合、生成物の実際
の熱接触時間は計算上、通算30分であった。この釜残
分の中には、高速液体クロマトグラフィーによる分析の
結果、2−(3−クロロ−4−エトキシフェニル)−2
−メチルプロピルブロミドが90%含まれており、通算
の対メタリルブロミドの収率は、86.0%であった。
蒸留による精製収率は98.6%であった。
【0019】実施例−2 実施例−1同様、粗生成物を得た。この粗生成物を図2
に示す掻面式液膜蒸発機を用いて、約10時間を要し
て、操作圧力5torr、蒸発器温度110℃から15
0℃まで段階的に昇温、循環流量150kg/h、冷却
ジャケット付き高沸中継槽温度90℃の条件にて、蒸留
精製した結果、釜残19.2kgを得た。この場合、生
成物の実際の熱接触時間は計算上、通算30分であっ
た。この釜残分の中には、高速液体クロマトグラフィー
による分析の結果、2−(3−クロロ−4−エトキシフ
ェニル)−2−メチルプロピルブロミドが90%含まれ
ており、通算の対メタリルブロミドの収率は、86.0
%であった。蒸留による精製収率は98.6%であっ
た。
【0020】比較例−1 実施例−1同様、粗生成物を得た。この粗生成物を図3
に示す回分式蒸留器に装入し、同時に分解抑制を目的と
して、ヘキサメチレンテトラミン37.5g及びエチレ
ンジアミンテトラ酢酸750.8gを装入し、約5時間
を要して、操作圧力5torr、ボトム温度130℃に
て蒸留精製した。蒸留精製後、安定剤分離の為に濾過操
作を行い、精製物を得た。この釜残分の中には、高速液
体クロマトグラフィーによる分析の結果、2−(3−ク
ロロ−4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピルブ
ロミドが90% 含まれており、通算の対メタリルブロ
ミドの収率は、85.0%であったが、一方、分離され
た安定剤に2−(3−クロロ−4−エトキシフェニル)
−2−メチルプロピルブロミドが1%付着しており、合
計の収率は86.0%であった。蒸留による精製収率は
98.6%であった。
【0021】比較例−2 実施例−1同様、粗生成物を得た。この粗生成物を図3
のに示す回分式蒸留器に装入し、今度は分解抑制剤を添
加せずに、比較例−1同様の蒸留を行った。この釜残分
の中には、高速液体クロマトグラフィーによる分析の結
果、2−(3−クロロ−4−エトキシフェニル)−2−
メチルプロピルブロミドが約40%しか存在せず、顕著
な分解物が検出された。したがって、精製収率としては
約44%であった。
【0022】
【発明の効果】本発明は熱的に不安定な式[1]で表さ
れる2−(3−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−
2−メチルプロピルブロミド誘導体と式[2]で表され
る3−ハロゲノ−4−アルコキシベンゼン誘導体の両者
を含む組成物を濃縮して、より高純度の2−(3−ハロ
ゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロピル
ブロミド誘導体を得る製造法において、貯槽、蒸発器及
び冷却器を有する装置を用い、貯槽より前記組成物を蒸
発器に送り低沸点成分の一部を加熱蒸発させ、この濃縮
された組成物を直ちに冷却器へ送り、2−(3−ハロゲ
ノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロピルブ
ロミド誘導体が熱的に安定な温度以下に冷却して全出貯
槽に戻す操作を繰り返し行うと共に、蒸発器が液膜構造
を形成しうる熱交換器を用いることにより、分解抑制剤
の添加は不必要となり、その結果、分解抑制剤の除去を
目的とした、濾過工程等が削減され、工業的に非常に有
効な手段である。
【図面の簡単な説明】
【図1】流下液膜式蒸発器を使用した実施例−1の装置
模式図である
【図2】掻面式液膜蒸発機を使用した実施例−2の装置
模式図である。
【図3】回分式蒸留機を使用した比較例−1、2の装置
模式図である。
【図4】2−(3−クロロ−4−エトキシフェニル)−
2−メチルプロピルブロミドの熱安定性試験図である。
【符号の説明】
1 流下液膜式蒸発器 2 中継槽 3 冷却器 4 循環ポンプ 5 コンデンサー 6 低沸点成分受器 7 真空発生装置 11 掻面式液膜蒸発機 12 冷却ジャケット付き中継槽 13 循環ポンプ 14 低沸点成分受器 15 真空発生装置 21 蒸留器スチル 22 充填塔 23 コンデンサー 24 低沸点成分受器 25 真空発生装置 26 安定剤分離用濾過機

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式[1]、 【化1】 {式[1]中、Y1、Y2は一方が塩素原子、または臭素
    原子を示し、他方が水素原子、塩素原子、または臭素原
    子を示し、Rは低級アルキル基を示す。}で表される2
    −(3−ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メ
    チルプロピルブロミド誘導体と式[2]、 【化2】 {式[2]中、Y1、Y2及びRは前記と同じ意味を示
    す。}で表されるハロゲノアルコキシベンゼン誘導体の
    両者を含む組成物を濃縮して、より高純度の2−(3−
    ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロ
    ピルブロミド誘導体を得る精製法において、貯槽、蒸発
    器及び冷却器を有する装置を用い、貯槽より前記組成物
    を蒸発器に送り低沸点成分の一部を加熱蒸発させ、濃縮
    された組成物を直ちに冷却器へ送り、2−(3−ハロゲ
    ノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプロピルブ
    ロミド誘導体が熱的に安定な温度以下に冷却して前記貯
    槽に戻す操作を繰り返し行うことを特徴とする2−(3
    −ハロゲノ−4−アルコキシフェニル)−2−メチルプ
    ロピルブロミド誘導体の精製法。
  2. 【請求項2】 蒸発器が液膜構造を形成しうる熱交換器
    である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 蒸発器が流下液膜式蒸発器である請求項
    1記載の方法。
  4. 【請求項4】 蒸発器が掻面式液膜蒸発器である請求項
    1記載の方法。
  5. 【請求項5】 蒸発器が遠心薄膜式蒸発器である請求項
    1記載の方法。
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