JP3247563B2 - 船用可変推力プロペラ - Google Patents

船用可変推力プロペラ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロペラ軸に連結され
るプロペラボスと、このプロペラボスに、その軸線を囲
み且つその軸線方向に延びる複数本のブレード軸と、こ
れらブレード軸を介してプロペラボスに、プロペラ回転
数の増・減に応じてプロペラ直径を増・減させるよう回
動可能に支持される複数のプロペラブレードとからなる
船用可変推力プロペラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる可変プロペラは、例えば米国特許
第3,565,544 号明細書に開示されているように、既に知
られており、ブレード軸がプロペラボスの軸線と平行に
配置されることから、ブレード軸の設置に伴うプロペラ
ボスの大径化が比較的少ないという利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かゝる可変プロペラに
おいて、プロペラ回転数の増・減に応じてプロペラ直径
を増・減させることは、低速回転域ではプロペラ推力を
下げ、高速回転域ではプロペラ推力を高めて、低速運転
性及び高速高出力性の両方を満足させるためであるが、
このような性能を充分に得るためには、プロペラ直径の
変化量、したがってプロペラブレードのブレード軸周り
の回動角を大きく取る必要があり、構造上の制約を受け
易い。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、プロペラブレードのブレード軸周りの限られた回
動角によって低速運転性及び高速高出力性を共に満足さ
せ得る前記船用可変推力プロペラを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プロペラ直径の増・減に応じてプロペラ
ブレードのピッチ角を増・減させるべく、ブレード軸の
軸線をプロペラボスの軸線に対し半径方向へ所定角度傾
けたことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明は、プロペラ直径の増・減に応
じてプロペラブレードのレーキ角を減・増させるべく、
ブレード軸の軸線をプロペラボスの軸線に対し周方向へ
所定角度傾けたことを第2の特徴とする。
【0007】さらに本発明は、プロペラ直径の増・減に
応じてプロペラブレードのピッチ角を増・減させると共
にレーキ角を減・増させるべく、ブレード軸の軸線をプ
ロペラボスの軸線に対し半径方向及び周方向へそれぞれ
所定角度傾けたことを第3の特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の第1の特徴によれば、プロペラの低速
回転域では、プロペラ直径の減少と共にプロペラブレー
ドのピッチ角も減少するので、プロペラ推力をより効果
的に下げることができて、低速運転性が向上する。また
プロペラの高速回転域では、プロペラ直径の増大と共に
プロペラブレードのピッチ角も増大するので、プロペラ
推力をより効果的に高めることができて、高速高出力性
が向上する。
【0009】また本発明の第2の特徴によれば、プロペ
ラ直径を減少させる低速回転域では、プロペラブレード
のレーキ角を増大させることによりプロペラ直径が一層
減少するため、プロペラ推力をより効果的に下げること
ができて、低速運転性が向上する。またプロペラ直径を
増大させる高速回転域では、プロペラブレードのレーキ
角を減少させることによりプロペラ直径が一層増大する
ため、プロペラ推力をより効果的に高めることができ
て、高速高出力性が向上する。
【0010】さらに本発明の第3の特徴によれば、プロ
ペラの低速回転域では、プロペラ直径の減少に従いプロ
ペラブレードのピッチ角を減少させると共にレーキ角を
増大させるので、プロペラ推力をより一層効果的に下げ
ることができて、低速運転性がより一層向上する。また
プロペラの高速回転域では、プロペラ直径の増大に従い
プロペラブレードのピッチ角を増大させると共にレーキ
角を減少させるので、プロペラ推力をより一層効果的に
高めることができて、高速高出力性がより向上する。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0012】先ず図1ないし図7に示す本発明の第1実
施例から始めるに、図1において、船のトランサムに取
付けられる船外機の推進機本体1には、図示しないエン
ジンから駆動される鉛直配置の駆動軸2と、この駆動軸
2に前後進歯車機構3を介して連結する水平配置のプロ
ペラ軸4とが支承され、このプロペラ軸4の、推進機本
体1から後方へ突出した部分に本発明の可変プロペラ5
が装着される。
【0013】前後進歯車機構3は公知のベベルギヤ式の
もので、駆動軸2と平行な切換操作杆6の昇降により、
駆動軸2からプロペラ軸4を前進方向に駆動し得る前進
態様と後進方向へ駆動し得る後進態様とに切換えられ
る。
【0014】図1及び図2において、推進機本体1の後
面に開口する取付孔7には、プロペラ軸4を支承する前
後一対のベアリング8,9を保持するためのベアリング
ホルダ10が嵌合されると共に、それを後方より押える
リングナット11が螺着される。ベアリングホルダ10
は前部のボールベアリング8を保持する大径筒部10a
と、後部のニードルベアリング9を保持する小径筒部1
0bとを備え、両筒部10a,10bはテーパ状筒部1
0cを介して互いに一体に連結される。また小径筒部1
0bには、その外周面から突出してリングナット11で
押えられるフランジ10dが一体に形成されており、こ
のフランジ10dには、エンジンの排気ポートに推進機
本体1の中空部1aを介して連通する複数の排気出口1
3が設けられる。
【0015】さて、可変プロペラ5の構成について図2
ないし図5により説明する。
【0016】図2において、プロペラ軸4には、ベアリ
ングホルダ10の後端に隣接してスラストリング14が
スプライン15を介して嵌合される。このスラストリン
グ14はプロペラ軸4のテーパ面4aに当接して前方移
動が阻止される。
【0017】このスラストリング14の後方において、
プロペラ軸4には、トルク制限手段を構成する金属又は
合成樹脂製のスリーブ18がスプライン19を介して着
脱可能に嵌合され、これにプロペラボス12が所定の荷
重をもって圧入される。こうして、スリーブ18は所定
の摩擦力をもってプロペラボス12と連結されるが、所
定値以上の回転トルクを受けるとプロペラボス12との
間に滑りを生じるようになっている。
【0018】スリーブ18の後端部外周には後方を向い
た段部18aが、またプロペラボス12の中心部後端に
は、上記段部18aに前端を当接させる円筒状の位置決
めボス12aがそれぞれ形成され、これらの当接によっ
てプロペラボス12及びスリーブ18相互の軸方向位置
が決定される。
【0019】スリーブ18をスラストリング14との間
で挟止するようにして、スリーブ18の後端にスラスト
ワッシャ22が当接し、このスラストワッシャ22は、
プロペラ軸4の後端に螺着されるナット23により固定
される。そしてナット23及びプロペラ4には、ナット
23の緩み止めのための割りピン24が装着される。
【0020】図2及び図3において、プロペラボス12
には、その外周面に開口すると共に底面を前記スリーブ
18の外周面に近接させて周方向等間隔置きに並ぶ3つ
の凹部26と、各凹部26の前後方向両端壁に開口する
一対の軸受孔28,29と、相隣る凹部26,26間に
挟まれるランド部27を軸方向に貫通する3本の排気路
30と、これら排気路30及び前記排気出口13間を連
通させる中空円筒部31とが設けられる。この中空円筒
部31は、前記取付孔7の後方開口部に回転可能に挿入
される。
【0021】プロペラボス12の各凹部26にはプロペ
ラブレード32のボス32aが収容され、このボス32
aにスプライン嵌合するブレード軸33の前後両端部が
前記軸受孔28,29に合成樹脂製のブッシュ34,3
5を介して回転自在に支承される。
【0022】各ブレード軸33には、後部軸受孔29の
後方開口部に形成された円形凹部36に回転可能に収め
られるフランジ33aが設けられており、このフランジ
33aを後方より押えてブレード軸33の軸方向位置を
固定する、各軸共通の押え板37がプロペラボス12の
後端面に後述のボルト48により固着される。押え板3
7には、排気路30と整合する排気孔30aが設けられ
ている。
【0023】而して、各プロペラブレード32は、図3
に示すように、プロペラ直径Dを最小値D1 にする閉じ
位置Aと、それを最大値D2 にする開き位置Bとの間を
ブレード軸33と共にその軸線Ab周りに回動するもの
で、その閉じ位置A及び開き位置Bは、プロペラブレー
ド32が凹部26の内側壁に当接することにより規制さ
れる。その際、プロペラブレード32の閉じ位置Aから
開き位置Bへの回動方向は、プロペラ5の前進回転方向
Fへ向けられる。そして、このプロペラブレード32を
支持するブレード軸33は、その軸線Abが前端をプロ
ペラボス12の半径方向外方へ向けてプロペラボス12
の軸線Apに対し所定角度θ1 傾くように配置される。
これによってプロペラブレード32のピッチ角α(図
1)は、プロペラブレード32が閉じ位置Aから開き位
置Bへ回動するに従い増大するようになっている。
【0024】図2、図6及び図7に示すように、プロペ
ラボス12の後端部には薄肉のディフューザ管39が、
両者の外周面が連続するように嵌合される。このディフ
ューザ管39の内周壁には取付板46が溶接されてお
り、それはディスタンスカラー47及び押え板37を挟
むようにしてボス本体17の後端面にボルト48により
固着される。取付板46には、前記排気路30との対応
位置に排気孔30bが穿設されている。この取付板46
は、プロペラボス12の後端面との間に同期室40を画
成するように配置され、この同期室40ににおいて、全
てのプロペラブレード32相互を同期連動させる同期装
置41が構成される。
【0025】即ち、図2,図4,図5及び図7に示すよ
うに、同期装置41は、各ブレード軸33の後端に一体
に連設されたクランク42と、前記位置決めボス17a
の外周に回動可能に支承される1個の同期リング43と
から構成され、該リング43はディフューザ管39の取
付板46により後面を押えられ、位置決めボス17aか
らの離脱を阻止される。
【0026】クランク42のクランクアーム42aはブ
レード軸33からプロペラ軸4に向って屈曲しており、
その先端のクランクピン42bは、前記位置決めボス1
7aの外周に形成された円弧状の逃げ44に揺動可能に
受容される。一方、同期リング43には、内周面に開口
する3つのU字状係合溝45が設けられており、それら
に前記クランクピン42bが摺動自在に嵌合される。ま
た同期リング43は、3本の排気路30を後方から覆わ
ぬように外形が略三角形に形成される。而して、全ての
ブレード軸33は、それぞれのクランク42及び共通の
同期リング43を介して互いに回動角を規制し合うこと
により、同期して回動することができる。
【0027】同期室40には、また、同期装置41を介
して全プロペラブレード32を前記閉じ位置Aに向って
回動付勢する戻しばね49が収容される。この戻しばね
49は捩じりコイルばねをもって構成され、そのコイル
部49aは、全てのクランク42を囲繞するようディフ
ューザ管39の内周面に沿って配置され、このコイル部
49aの前後両端に形成した係止爪49b,49cは、
前記押え板37及び同期リング43に形成された係止溝
50,51にそれぞれ係合される。
【0028】次に、この実施例の作用について説明す
る。駆動軸2から前後進歯車機構3を介してプロペラ軸
4が前進方向へ駆動されると、その駆動トルクによりプ
ロペラ5が矢印F方向へ回転駆動される。即ち、プロペ
ラ軸4の駆動トルクはスリーブ18からプロペラボス1
2へ伝達するので、それと共にプロペラブレード32が
矢印F方向へ回転して推力を発生する。
【0029】ところで、プロペラ5の低速回転域では、
プロペラブレード32は、戻しばね49の力と水の抗力
により閉じ位置Aに保持され、プロペラ直径Dを最小値
1にしており、且つ各プロペラブレード32のピッチ
角αをも最小値にしているので、プロペラ推力は最小に
なっている。したがって、エンジンの通常のアイドリン
グ回転数下でのプロペラ推力を充分に小さく設定し得る
と共に、船速の微調節を容易に行うことができるので、
船の低速運転性が向上し、トローリングや離着岸操作が
容易になる。
【0030】その後、プロペラ5の回転速度が一定値を
超えて上昇していくと、プロペラブレード32は、それ
に作用する遠心力が水の抗力及び戻しばね49の反発力
と釣合うところまで開いていき、それと同時にピッチ角
αをも増大させていく。そして、所定の高速回転域に入
ると、プロペラブレード32はプロペラ直径Dを最大径
2 にする開き位置Bまで回動してピッチ角αをも最大
にするので、プロペラ推力は最大となる。これにより高
速高出力性能が発揮され、高速クルージングを可能にす
る。
【0031】このように、ブレード軸33周りのプロペ
ラブレード32の回動により、プロペラ直径Dの増・減
と共にプロペラブレード32のピッチ角も増・減するの
で、プロペラブレード32の限られた回動角範囲でプロ
ペラ推力を効果的に変化させ、低速運転性及び高速高出
力性の両方を満足させることができる。
【0032】図8及び図9は本発明の第2実施例を示す
もので、前実施例のブレード軸33のθ1 傾斜配置に代
えて、ブレード軸33を、その軸線Abが後端をプロペ
ラ5の前進回転方向Fへ向けてプロペラボス12の軸線
Apに対し所定角度θ2 傾くように配置し、これによっ
てプロペラブレード32のレーキ角βが、プロペラブレ
ード32の閉じ位置Aから開き位置B(図3参照)への
回動に従い減少するようにしたものである。その他の構
成は前実施例と同様であり、図中、前実施例との対応部
分には同一符号を付しておく。
【0033】而して、プロペラブレード32のレーキ角
βの減・増はプロペラ直径Dの増・減をもたらすので、
プロペラブレード32の閉じ位置A及び開き位置B間の
回動角度を一定にした場合、レーキ角βの変化分だけプ
ロペラ直径Dの変化量が増すことになり、したがって、
これによってもプロペラブレード32の限られた回動角
範囲でプロペラ推力を効果的に変化させることができ
る。
【0034】また図10及び図11は本発明の第3実施
例を示すもので、ブレード軸33の配置について、前記
第1及び第2実施例を複合させたものである。即ち、ブ
レード軸33を、その軸線Abが前端をプロペラボス1
2の半径方向外方へ向けてプロペラボス12の軸線Ap
に対し所定角度θ1 傾き、且つ又その軸線Abが後端を
プロペラ5の前進回転方向Fへ向けてプロペラボス12
の軸線Apに対し所定角度θ2 傾くように配置したもの
である。その他の構成は前記第1実施例と同様であり、
図中、第1実施例との対応部分には、それと同一の符号
を付しておく。
【0035】この実施例によれば、プロペラブレード3
2の閉じ位置A及び開き位置B(図3参照)間での回動
により、プロペラブレード32のピッチ角αを増・減さ
せる共にレーキ角βを減・増させることができ、したが
ってプロペラブレード32の限られた回動角範囲でプロ
ペラ推力をより効果的に変化させることができる。
【0036】上記各実施例においては、本発明の要旨を
逸脱することなく種々の設計変更が可能である。例え
ば、プロペラブレード32のブレード軸33の軸線周り
の回動を、プロペラ5の回転数に応動する電気式または
油圧式のアクチュエータにより行うようにすることもで
きる。またプロペラブレード32の使用枚数は2枚ある
いは4枚等と任意である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の第1及び第2の特
徴によれば、プロペラ回転数の増・減に伴うプロペラ直
径の増・減時に、プロペラブレードのピッチ角を増・減
又はレーキ角を減・増させることができるので、プロペ
ラブレードのブレード軸周りの限られた回動角範囲でプ
ロペラ回転数の増・減に応じてプロペラ推力を効果的に
増・減させることができ、これにより低速運転性及び高
速高出力性を充分に満足させることができる。
【0038】また本発明の第3の特徴によれば、プロペ
ラ回転数の増・減に伴うプロペラ直径の増・減時に、プ
ロペラブレードのピッチ角の増・減とレーキ角の減・増
を同時に行うことができるので、プロペラブレードのブ
レード軸周りの限られた回動角範囲でプロペラ回転数の
増・減に応じてプロペラ推力をより効果的に増・減させ
ることができ、したがって低速運転性及び高速高出力性
の一層の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る可変推力プロペラを
備えた船用推進機の要部の一部縦断側面図
【図2】図1のプロペラ部の拡大縦断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】周期リングを取除いて示した図4と同様の断面
【図6】図2の6矢視図
【図7】プロペラ要部の分解斜視図
【図8】本発明の第2実施例を示すプロペラ部の平面図
【図9】図8の9−9線断面図
【図10】本発明の第3実施例を示すプロペラ部の平面
【図11】図10の11−11線断面図
【符号の説明】
4 プロペラ軸 5 プロペラ 12 プロペラボス 32 プロペラブレード 33 ブレード軸 α ピッチ角 β レーキ角 θ1 ,θ2 ブレード軸の取付角度
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−127195(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 1/12 B63H 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラ軸(4)に連結されるプロペラ
    ボス(12)と、このプロペラボス(12)に、その軸
    線(Ap)を囲み且つその軸線(Ap)方向に延びる複
    数本のブレード軸(33)と、これらブレード軸(3
    3)を介してプロペラボス(12)に、プロペラ回転数
    の増・減に応じてプロペラ直径(D)を増・減させるよ
    う回動可能に支持される複数のプロペラブレード(3
    2)とからなる船用可変推力プロペラにおいて、 プロペラ直径(D)の増・減に応じてプロペラブレード
    (32)のピッチ角(α)を増・減させるべく、ブレー
    ド軸(33)の軸線(Ab)をプロペラボス(12)の
    軸線(Ap)に対し半径方向へ所定角度(θ1 )傾けた
    ことを特徴とする、船用可変推力プロペラ。
  2. 【請求項2】 プロペラ軸(4)に連結されるプロペラ
    ボス(12)と、このプロペラボス(12)に、その軸
    線(Ap)を囲み且つその軸線(Ap)方向に延びる複
    数本のブレード軸(33)と、これらブレード軸(3
    3)を介してプロペラボス(12)に、プロペラ回転数
    の増・減に応じてプロペラ直径(D)を増・減させるよ
    う回動可能に支持される複数のプロペラブレード(3
    2)とからなる船用可変推力プロペラにおいて、 プロペラ直径(D)の増・減に応じてプロペラブレード
    (32)のレーキ角(β)を減・増させるべく、ブレー
    ド軸(33)の軸線(Ab)をプロペラボス(12)の
    軸線(Ap)に対し周方向へ所定角度(θ2 )傾けたこ
    とを特徴とする、船用可変推力プロペラ。
  3. 【請求項3】 プロペラ軸(4)に連結されるプロペラ
    ボス(12)と、このプロペラボス(12)に、その軸
    線(Ap)を囲み且つその軸線(Ap)方向に延びる複
    数本のブレード軸(33)と、これらブレード軸(3
    3)を介してプロペラボス(12)に、プロペラ回転数
    の増・減に応じてプロペラ直径(D)を増・減させるよ
    う回動可能に支持される複数のプロペラブレード(3
    2)とからなる船用可変推力プロペラにおいて、 プロペラ直径(D)の増・減に応じてプロペラブレード
    (32)のピッチ角(α)を増・減させると共にレーキ
    角(β)を減・増させるべく、ブレード軸(33)の軸
    線(Ab)をプロペラボス(12)の軸線(Ap)に対
    し半径方向及び周方向へそれぞれ所定角度(θ1
    θ2 )傾けたことを特徴とする、船用可変推力プロペ
    ラ。
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