JP3247395B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP3247395B2
JP3247395B2 JP2127291A JP2127291A JP3247395B2 JP 3247395 B2 JP3247395 B2 JP 3247395B2 JP 2127291 A JP2127291 A JP 2127291A JP 2127291 A JP2127291 A JP 2127291A JP 3247395 B2 JP3247395 B2 JP 3247395B2
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雅人 大西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルススイッチングで
ランプに断続した電流を流し、限流要素の小型化を図る
点灯方式の放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の回路例を示し、図18は
その動作波形図を示している。図17の回路は、電源E
と並列に、ランプ1と、スイッチング素子SWと、該ス
イッチング素子SWのインピーダンス分を含んだインピ
ーダンスZの直列回路が接続され、スイッチング素子S
Wの断続的なオンオフ動作(パルススイッチング)で、
ランプ1に電流を供給するものである。
【0003】図18(a)に示すようにドライブ信号に
より、同図(b)に示すようにスイッチング素子SWが
オンすると、ランプ1には、図18(d)に示すように
電圧VL が印加され、ランプ電流IL が同図(c)に示
すように急速に上昇する波形となる。ランプ電流IL が
所定の値に達した時、スイッチング素子SWをオフする
ようにして、ランプ1にパルス電流を流し、点灯しよう
とするものである。ここで、電源Eの電圧は、ランプ1
が充分に点灯維持できる値である。
【0004】図17では、スイッチング素子SWの駆動
は、ドライブ信号により行っているが、インピーダンス
Zの両端電圧等の検出によりランプ電流IL の値をフィ
ードバックし、この電圧の大きさによってスイッチング
素子SWのオンオフのタイミングを制御するようにして
も良い。上記の方式によれば、スイッチング素子SWに
よりランプ電流そのものを制御することができるため、
大きな値の安定器が不要で、小さな値か、ほとんどゼロ
に近いインピーダンスZで良いため、装置の小型化が可
能となるものである。
【0005】しかしながら、図18に示すように、ラン
プ電圧VL 、ランプ電流IL が急峻な傾斜を持つパルス
状となるため、所謂di/dt,dv/dtも大きいの
で、ランプ電流やスイッチング素子SWにおける高周波
成分が多くなり、ノイズが多くなるという問題があっ
た。そこで、パルス状波形の波高の変化を少なくし、ノ
イズの少ない放電灯点灯装置を提供することを目的とし
て、スイッチング素子のオフ時にランプへ継続的に電流
を流すインピーダンス素子を設け、インピーダンス素子
に蓄えられたエネルギーをランプへフィードバックする
ループを形成するものが考えられる。
【0006】而して、スイッチング素子のオフ時にラン
プへ継続的に電流を流すインピーダンス素子を設けるこ
とにより、ランプ電流の波高値変化を少なくでき、高周
波成分のレベル低下により、低ノイズとしている。ま
た、インピーダンス素子に蓄えられたエネルギーをラン
プへフィードバックするループを形成していることによ
り、入力力率の改善を図るようにしている。
【0007】図19にその場合の回路を示し、図20に
その動作波形図を示す。図19に示すように、スイッチ
ング素子SWと並列にインピーダンス素子Z1 を接続し
ている。ここで、図20(a)に示すドライブ信号によ
りスイッチング素子SWがオンすると(図20
(b))、ランプ1には電源電圧Eが印加される。ここ
で、インピーダンス素子Z1 が、ランプ電流IL の増加
しない値の抵抗性や誘導性の場合は、図20(c),
(d)に示すように、スイッチング素子SWのオンによ
ってランプ電流IL は上昇し、スイッチング素子SWが
オフすると、ランプ1にはインピーダンス素子Z1 を介
して電圧が印加され、次第に減少する電流が流れる。
【0008】また、インピーダンス素子Z1 が容量性の
場合は図20(e)(f)に示すように、インピーダン
ス素子Z1 のエネルギー蓄積により、インピーダンス素
子Z 1 への電流が減少していき、ランプ電流IL も同様
に次第に減少していく波形となる。いずれの場合もイン
ピーダンス素子Z1 を接続し、スイッチング素子SWが
オフ時のランプ電流IL の流れる経路を設け、次第に減
少していくランプ電流ILをランプ1に流すようにした
ため、先の従来例のようにスイッチング素子SWのオン
時とオフ時の波高値の大きな波形と比べ、トータルの高
周波成分の割合を少なくすることができる。従って、ラ
ンプ電流IL やスイッチング素子SWに関して、ノイズ
成分の少ない放電灯点灯装置を提供できるものである。
【0009】図21は、電源を交流電源を整流した場合
であり、インピーダンス素子Z1 として容量性のコンデ
ンサC1 を用い、スイッチング素子SWのオフ時のコン
デンサC1 の経路にダイオードD1 を設け、ランプ1と
スイッチング素子SWとの直列回路に、コンデンサC1
のエネルギーをダイオードD2 によりフィードバックす
る経路を設けたものである。
【0010】この回路例では、ノイズ低減のために、ス
イッチング素子SWのオフ時の電流経路を作る素子であ
るコンデンサC1 に蓄えられるエネルギーを、交流電源
VACの電圧がランプ1の動作電圧より低くなる時のエネ
ルギー源として利用しようとするものである。図22
(a)は交流電源VACの電圧波形で、整流器DBで整流
されて電圧Vinを得る。ランプ動作電圧よりこの電圧
Vinが高い場合は、図22(c)に示すように交流電
源側からランプ1へ電流Iinのエネルギーが供給さ
れ、スイッチング素子SWのオフ時に図22(g)に示
すようにコンデンサC1 に充電電流Icが流れて、コン
デンサC1 が充電される。
【0011】電圧Vinが交流電源VACの低下により下
がり始めると、交流電源VAC側からのエネルギー供給は
なくなり、電流Iinはゼロとなり、コンデンサC1
らダイオードD2 を介してランプ1へエネルギーが供給
されるようになる。なお、この場合、ダイオードD1
存在のためコンデンサC1 のエネルギーはダイオードD
2 を介してランプ1に供給される。
【0012】この電圧Vinの包絡線は図22(b)のよ
うになり、ランプ電圧VL 、ランプ電流IL 、スイッチ
ング素子SWの流れる電流Iswは、図22(d)
(e)(f)に示すようになる。このように入力電圧が
交流の場合、ゼロクロス点付近におけるエネルギー供給
に利用し得るものである。図23は入力電圧が交流の場
合に、負荷回路に直流を供給する整流平滑回路の一般例
で、この場合、平滑コンデンサC2 により図24(b)
に示すように、電圧Vinは平滑されるが、電流Iin
はコンデンサC2 への充電の電流のため、図24(c)
に示すように、ある位相において急峻な波形となり、入
力力率が悪い。
【0013】しかし、この図21の回路例おいては、図
22(b)(c)に示すように、コンデンサC1 への充
電期間が長くなるため、入力力率が改善されるものであ
る。尚、図21において、ダイオードD1 ,D2 の代わ
りにスイッチング素子を用いても良い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図22(e)
に示すように、ランプ1に流れる電流IL は同図(a)
に示す交流電源VACの電圧が高い時に大きく、低い時に
小さくなり、安定した電流値を供給しにくいという問題
があった。本発明は上述の点に鑑みて提供したものであ
って、ランプに流れる電流の変動を少なくし、交流電源
電圧のゼロクロス点におけるエネルギー供給を行い、力
率の向上を図り、ランプの安定点灯を行うことを目的と
した放電灯点灯装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記スイッチ
ング素子と並列にインピーダンス素子を接続し、スイッ
チング素子のオフ時にインピーダンス素子を介してラン
プへ継続的に電流を流すとともにランプとスイッチング
素子との接続点と、インピーダンス素子との間に単一方
向性素子を接続し、電源電圧の変化に応じてスイッチン
グ素子のオンのパルス幅を制御してランプ電流の変動を
少なくする制御回路を設けたものである。また、インピ
ーダンス素子に蓄えられたエネルギーをランプへフィー
ドバックするループを形成したものである。
【0016】更に、電源と並列にランプと、4つのスイ
ッチング素子で構成したブリッジ回路との直列回路を接
続し、ブリッジ回路の中点間にエネルギー蓄積可能なイ
ンピーダンス素子を接続し、電源とランプとが直接接続
された状態と、電源とランプとがインピーダンス素子を
介して接続された状態とを交互に繰り返すようにスイッ
チング素子を制御する制御手段を設けたものである。
【0017】また、ランプ印加電圧、或いは電源電圧と
インピーダンス素子の電圧の和を検出し、その検出電圧
値に応じてスイッチング素子のオンパルス幅を制御して
ランプ電流の変動を少なくする制御回路を設けている。
【0018】
【作 用】而して、スイッチング素子のオフ時にランプ
へ継続的に電流を流すインピーダンス素子を設けて、ラ
ンプ電流の波高値変化を少なくして、高周波成分のレベ
ル低下により、低ノイズとすると共に、制御回路により
電源電圧の変化に応じてスイッチング素子のオンのパル
ス幅を制御してランプ電流の変動を少なくし、ランプ電
流の安定化を図っている。
【0019】また、インピーダンス素子に蓄えられたエ
ネルギーをランプへフィードバックするループを形成し
て、入力力率の改善を図るようにしている。電源とラン
プとが直接接続された状態と、電源とランプとがインピ
ーダンス素子を介して接続された状態とを交互に繰り返
すことで、インピーダンス素子に蓄積されたエネルギー
を交流電源の電圧との和として扱うことができ、交流電
源のゼロクロス電圧付近でのエネルギー供給が可能とな
り、ランプを安定して点灯させることができるようにし
ている。
【0020】また、ランプ印加電圧、或いは電源電圧と
インピーダンス素子の電圧の和を検出し、その検出電圧
値に応じてスイッチング素子のオンのパルス幅を制御し
てランプ電流の変動を少なくし、ランプ電流の安定化を
図っている。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に本発明の実施例1を示し、図2にその動作
波形図を示す。図1は正極側にダイオードD3 を挿入
し、このダイオードD3 にて電圧V1 Vinとを分離
して、電圧V1 の値により交流電源VACの電圧の高低を
検出し、制御回路2に送り、制御回路2ではスイッチン
グ素子SWを制御する信号Vdを形成している。
【0022】信号Vdのパルス幅は、図2(d)に示す
ように、同図(c)の電圧V1 の値により、電圧V1
高い場合はパルス幅が狭く、電圧V1 が低い場合はパル
ス幅を広くとるようにしている。これにより、ランプ1
に印加される電圧VL は、スイッチングにより同図
(e)に示すような波形となる。従って、ランプ1に流
れる電流IL は、スイッチング素子SWがオフの時にコ
ンデンサC1 へダイオードD1 を介して流れる充電電流
も含めて図2(f)に示すようになる。
【0023】また、スイッチング素子SWに流れる電流
Iswは、同図(g)に示すようになり、波高値の安定
化が図れる。さらに、コンデンサC1 への電流は、同図
(h)に示すように、電流Icの充放電電流となる。こ
のように、入力電圧の高低によって、パルス幅を制御す
ることにより、交流電源VACが高い電圧値の時は、パル
ス幅を狭くし、電流値の高さを抑え、また、低い電圧値
の時は、パルス幅を広くし、電流値の高さを大きくする
ことによって、ランプ電流の高さを安定化することが可
能となるものである。
【0024】なお、図1に示してあるインピーダンスZ
は動作制御用の検出抵抗分や、スイッチング素子の持つ
インピーダンス分を示しており、制御方法によってはイ
ンピーダンスZはなくても良い。以上では、インピーダ
ンスZは、ランプ1の安定化点灯のための限流要素を表
しているわけではないので、以下においては、図示を省
略して、各実施例を説明していく。
【0025】〔実施例2〕 図3に実施例2を示す。本実施例においては、制御回路
2へ送る交流電源VACの電圧値を電圧Vinから得よう
とするもので、図2においてtxにおける電圧Vin
高い場合に特にパルス幅を狭くする制御を行い、電圧
inが低い場合には、パルス幅を大きく変化させないよ
うにするものである。
【0026】或いは、電圧Vinの値により、予めパル
ス幅を設定して制御を行うようにするもので、この場合
も同様の制御ができ、ランプ電流の安定化が望めるもの
である。 〔実施例3〕 図4に実施例を示す。この実施例では、ランプ1とスイ
ッチング素子SWに流れる電流Iinを検出する場合
で、図4では、ダイオードD3 の両端電圧を検出するこ
とにより行っている。また、ダイオードD3 の代わりに
検出抵抗等の他の素子(限流要素とならない素子)でも
良い。この場合も同様の効果があるものである。
【0027】〔実施例4〕図5に実施例4を示す。この
実施例では、交流電源VACの電圧を整流器DBの入力側
で直接検出するものであり、先の実施例と同様の効果が
ある。 〔実施例5〕実施例5を図6に示す。この実施例では、
スイッチング素子SWの電流を検出するインピーダンス
2 (限流要素とならない)を入れたもので、ランプ1
に流れる電流をインピーダンスZ2 により検出するよう
にしている。
【0028】この検出信号を制御回路2に送り、制御回
路2にてランプ電流が大きい時(交流電源VACの電圧が
高い時)は、パルス幅を狭くし、ランプ電流が小さい時
(交流電源VACの電圧が低い時)は、パルス幅を広くし
て制御することにより、先の実施例と同様の効果を得る
ものである。尚、ランプ電流を直接検出するようにして
も良い。
【0029】また、結果的に、交流電源VACの高低を検
出する目的で、ダイオードD1 やD 2 の両端電圧や、コ
ンデンサC1 の電圧,電流を検出し、制御を行っても良
いものである。さらに、図19に示すように、電源Eが
一定でなく、図21に示すように交流電源VACを整流し
たもの等、電圧が変動するものにおいて、その変動に応
じて電圧が高い場合は、パルス幅を狭くし、低い場合は
広くしても同様の効果がある。この場合、インピーダン
ス素子Z1 としては、図7(a)〜(h)に示すような
ものでも良い。
【0030】図7はインピーダンス素子Z1 の構成例を
示し、抵抗性としては、同図(a)に示すように抵抗R
1 で構成した場合、また誘導性としては、同図(b)の
ようにインダクタンスL1 と抵抗R1 の直列回路、同図
(c)のようにインダクタンスL1 とコンデンサC1
の直列回路、同図(f)に示すようにインダクタンスL
1 と抵抗R1 とコンデンサC1 との直列回路に示すもの
がある。
【0031】更に、容量性としては、同図(c)、同図
(d)に示す抵抗R1 とコンデンサC1 との直列回路、
同図(e)のようにコンデンサC1 で構成した場合があ
る。また、(g)(h)に示すように、これらの素子の
並列接続の回路でも良い。また、図1において、インピ
ーダンス素子Z1 を図7の(c)〜(h)に示すような
ものでも良い。
【0032】〔実施例6〕図8に実施例6を示す。スイ
ッチング素子SWをランプ1より高電位側に設けたもの
であり、この場合も先の実施例と同様に、交流電源VAC
の電圧の高低によりパルス幅を変化させて、ランプ1の
安定点灯が図れるものである。 〔実施例7〕図9は実施例7を示し、フルブリッジによ
る回路を示す。この回路では、スイッチング素子SW1
とSW2 、SW3 とSW4 の組によるオンオフ動作でラ
ンプ1に交流エネルギーを供給しようとするものであ
る。
【0033】この場合、スイッチング素子SW3 とSW
4 がオフ状態で、スイッチング素子SW1 がオンでSW
2 がオンオフの動作状態では、スイッチング素子SW5
がオン、SW6 はオフしており、スイッチング素子SW
1 とSW2 がオフ状態で、スイッチング素子SW3 がオ
ンでSW4 がオンオフ動作状態では、スイッチング素子
SW5 はオフ、SW6 はオンしている。この場合も、コ
ンデンサC1 とダイオードD2 によりランプ1に交流を
供給しながら(交流電源VACの電圧の変化によりパルス
幅を変化させることにより)、同様の効果がある。
【0034】〔実施例8〕図10は実施例8を示し、図
9の場合と同様にフルブリッジにおける方式である。こ
の場合は、スイッチング素子SW3 とSW4 がオフで、
スイッチング素子SW2 がオン、SW1 がオンオフ動作
状態では、スイッチング素子SW5 はオフ、SW6 がオ
ンし、スイッチング素子SW1 とSW2 がオフで、スイ
ッチング素子SW4 がオンで、SW3 がオンオフ動作状
態では、スイッチング素子SW5 はオンSW6 はオフし
ている。この場合も先の実施例と同様な効果がある。
【0035】〔実施例9〕実施例9を図11に示す。ラ
ンプ1をn灯設けた場合であり、この場合も、コンデン
サC1 とダイオードD1 1 ,D1 2 ・・・・により先の
実施例と同様の効果がある。 〔実施例10〕図12に実施例10の基本的回路例を示
す。図12においては、交流電源VACとランプ1との間
にスイッチング素子SW1 〜SW4 と、コンデンサC1
による回路を接続したものであり、その動作波形図を図
13に示す。
【0036】図13(a)に示すように、ランプ1の特
性電圧をVL 1 及びVL 2 とする。ここで、交流電源V
ACの電圧が電圧VL 1 及びVL 2 を越えると、ランプ電
流が増加し、下まわると減少していくレベルを表してい
る。今、時刻t1 で交流電源VACの電圧がVL 1 を越え
ると、スイッチング素子SW1 がオン、SW2 がオフ
し、SW3 が断続する。また、スイッチング素子SW 4
はSW3 と相補して動作する。
【0037】スイッチング素子SW3 がオンすると、交
流電源VACの電圧がランプ1に印加され、電流は、交流
電源VAC→SW1 →SW3 →ランプ1→交流電源VACと
流れる。ここで、交流電源VACの電圧がVL 1 よりも高
いので、ランプ電流IL は上昇し、スイッチング素子S
3 がオフすると、交流電源VAC→SW1 →C1 →SW
4 →ランプ1→交流電源VACと流れ、ランプ電流IL は
図13(g)に示すように減少しながらコンデンサC1
が充電される。
【0038】スイッチング素子SW3 ,SW4 のオンオ
フが繰り返され、(図13(d)(e))コンデンサC
1 が充電されながら動作する。時刻t2 で交流電源VAC
の電圧がVL 1 を下まわると、スイッチング素子SW 1
はオフ、SW2 はオンし、コンデンサC1 の電圧が交流
電源VACの電圧に加えられた電圧が、スイッチング素子
SW3 の断続によりランプ1に加えられる(図13
(f))。
【0039】時刻t3 になると、交流電源VACの電圧は
ゼロクロスし、ここからは、交流電源VACの電圧は今ま
での逆の極性となる。時刻t3 からは、スイッチング素
子SW3 がオフ、SW4 がオンし、スイッチング素子S
1 とSW2 が相補でオンオフする。スイッチング素子
SW1 がオンすると、コンデンサC1 の電圧と交流電源
VACの電圧とが加え合わさった電圧がランプ1に印加さ
れ、ランプ電流IL が上昇し、スイッチング素子SW1
がオフすると、減少する電流となる。時刻t 4 でVL 2
よりも交流電源VACの電圧が上回ると、スイッチング素
子SW3 がオンし、スイッチング素子SW4 がオフす
る。
【0040】ここで、スイッチング素子SW1 がオンす
ると、交流電源VACの電圧がランプ1に加わり、ランプ
電流IL が上昇し、オフすると、コンデンサC1 へ充電
しながらランプ電流IL は減少する。時刻t5 で交流電
源VACの電圧がVL 2 を下まわり、スイッチング素子S
4がオン、スイッチング素子SW3 がオフとなり、コ
ンデンサC1 の電圧と交流電源VACの電圧の和が、スイ
ッチング素子SW1 とSW2 のオンオフでランプ1に印
加される。
【0041】時刻t6 でゼロクロスとなり、スイッチン
グ素子SW1 がオフ、SW2 がオンとなり、スイッチン
グ素子SW3 とSW4 のオンオフにより、コンデンサC
1 の電圧と交流電源VACの電圧の和がランプ1に印加さ
れる。時刻t7 で再び時刻t1 と同様となり、この繰り
返しで動作する。尚、スイッチング素子SW1 〜SW4
を上述のようにスイッチング動作させる制御手段は図示
していない。
【0042】この回路によれば、コンデンサC1 へ充電
されたエネルギーは、交流電源VACの電圧との和として
扱えるようになり、図1と同様に交流電源VACのゼロク
ロス電圧付近でのエネルギー供給が可能となるものであ
る。この場合のランプ電圧VL は図13(f)のように
なり、ランプ電流IL は同図(g)のようになる。ま
た、コンデンサC1 の充放電電流Ic1 は同図(h)の
ようになる。
【0043】図14に本実施例の具体回路図を示す。ラ
ンプ電圧VL を制御回路2で検出し、スイッチング素子
SW1 〜SW4 のオンパルス幅を変化させるものであ
る。図15にその動作波形図を示す。交流電源VACの電
圧に対するスイッチング素子SW1 〜SW4 の動作は、
図13と同様で、それにランプ電圧VL によるパルス幅
の制御が加わる。図15(f)に示すランプ電圧VL が
高い時には、制御回路2によりパルス幅を狭くし、低い
時にはパルス幅を広くすることにより、同図(g)に示
すように、ランプ電流IL の高さをほぼ一定にすること
ができる。
【0044】また、この時のコンデンサC1 の電流Ic
1 は同図(h)に示すようになる。このように、図14
の回路において、ランプ電圧VL によりパルス幅を変化
させることにより、ランプ電流IL を安定化することが
可能となる。また、制御回路2におけるランプ電圧VL
の検出はX点で行っているが、X点ではなく、Y1 点や
2 点からとり、遅い周期で動作するスイッチング素子
が動作し、交流電源VACの電圧とコンデンサC1 の電圧
が加え合わさり、早い周期で動作する側のスイッチング
が行われる前に電圧を検出し、パルス幅を設定しても良
いものである。
【0045】図12、図14において、スイッチング素
子SW1 〜SW4 は、図16に示すように、トランジス
タとダイオードの逆並列回路でも良い。更に、トランジ
スタは、他のFETやサイリスタでも良い。特に、FE
Tで内蔵ダイオードのある場合は、トランジスタとダイ
オードが1つの素子で構成できる利点がある。
【0046】
【発明の効果】本発明は上述のように、上記スイッチン
グ素子と並列にインピーダンス素子を接続し、スイッチ
ング素子のオフ時にインピーダンス素子を介してランプ
へ継続的に電流を流すとともにランプとスイッチング素
子との接続点と、インピーダンス素子との間に単一方向
性素子を接続し、電源電圧の変化に応じてスイッチング
素子のオンのパルス幅を制御してランプ電流の変動を少
なくする制御回路を設けたものであるから、スイッチン
グ素子のオフ時にランプへ継続的に電流を流すインピー
ダンス素子を設けて、ランプ電流の波高値変化を少なく
して、高周波成分のレベル低下により、低ノイズとする
と共に、制御回路により電源電圧の変化に応じてスイッ
チング素子のオンのパルス幅を制御してランプ電流の変
動を少なくし、ランプ電流の安定化を図ることができる
効果を奏するものである。
【0047】また、インピーダンス素子に蓄えられたエ
ネルギーをランプへフィードバックするループを形成し
ていることで、入力力率の改善を図ることができるま
た、電源とランプとが直接接続された状態と、電源とラ
ンプとがインピーダンス素子を介して接続された状態と
を交互に繰り返すことで、インピーダンス素子に蓄積さ
れたエネルギーを交流電源の電圧との和として扱うこと
ができ、交流電源のゼロクロス電圧付近でのエネルギー
供給が可能となり、ランプを安定して点灯させることが
できる。
【0048】また、ランプ印加電圧、或いは電源電圧と
インピーダンス素子の電圧の和を検出し、その検出電圧
値に応じてスイッチング素子のオンのパルス幅を制御し
てランプ電流の変動を少なくし、ランプ電流の安定化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の回路図である。
【図2】図1の動作波形図である。
【図3】実施例2の回路図である。
【図4】実施例3の回路図である。
【図5】実施例4の回路図である。
【図6】実施例5の回路図である。
【図7】インピーダンス素子の構成例を示す図である。
【図8】実施例6の回路図である。
【図9】実施例7の回路図である。
【図10】実施例8の回路図である。
【図11】実施例9の回路図である。
【図12】実施例10の基本回路を示す図である。
【図13】図12の動作波形図である。
【図14】実施例10の具体回路図である。
【図15】図14の動作波形図である。
【図16】スイッチング素子の他の構成例を示す図であ
る。
【図17】従来例の回路図である。
【図18】図17の動作波形図である。
【図19】他の従来例の回路図である。
【図20】図19の動作波形図である。
【図21】更に他の従来例の回路図である。
【図22】図21の動作波形図である。
【図23】従来例の平滑回路を設けた場合の回路図であ
る。
【図24】図23の動作波形図である。
【符号の説明】
1 ランプ 2 制御回路 SW スイッチング素子 SW1 スイッチング素子 SW2 スイッチング素子 SW3 スイッチング素子 SW4 スイッチング素子 Z1 インピーダンス素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/16 320 H02M 3/155

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と並列にランプとスイッチング素子
    との直列回路を接続し、上記スイッチング素子をオンオ
    フ動作させてランプを点灯させるようにした放電灯点灯
    装置において、上記スイッチング素子と並列にインピー
    ダンス素子を接続し、スイッチング素子のオフ時にイン
    ピーダンス素子を介してランプへ継続的に電流を流す
    ともにランプとスイッチング素子との接続点と、インピ
    ーダンス素子との間に単一方向性素子を接続し、電源電
    圧の変化に応じてスイッチング素子のオンのパルス幅を
    制御してランプ電流の変動を少なくする制御回路を設け
    たことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 インピーダンス素子に蓄えられたエネル
    ギーをランプへフィードバックするループを形成した
    とを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 単一方向性素子がスイッチング素子とし
    たことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 電源と並列にランプと、4つのスイッチ
    ング素子で構成したブリッジ回路との直列回路を接続
    し、ブリッジ回路の中点間にエネルギー蓄積可能なイン
    ピーダンス素子を接続し、電源とランプとが直接接続さ
    れた状態と、電源とランプとがインピーダンス素子を介
    して接続された状態とを交互に繰り返すようにスイッチ
    ング素子を制御する制御手段を設けたことを特徴とする
    放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 ランプ印加電圧、或いは電源電圧とイン
    ピーダンス素子の電圧の和を検出し、その検出電圧値に
    応じてスイッチング素子のオンパルス幅を制御してラン
    プ電流の変動を少なくする制御回路を設けたことを特徴
    とする請求項4記載の放電灯点灯装置
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