JP3247076B2 - Scsi−ideバス変換アダプタ - Google Patents
Scsi−ideバス変換アダプタInfo
- Publication number
- JP3247076B2 JP3247076B2 JP28376397A JP28376397A JP3247076B2 JP 3247076 B2 JP3247076 B2 JP 3247076B2 JP 28376397 A JP28376397 A JP 28376397A JP 28376397 A JP28376397 A JP 28376397A JP 3247076 B2 JP3247076 B2 JP 3247076B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bus
- command
- data
- scsi
- ide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bus Control (AREA)
Description
バス変換アダプタに関する。
の経緯からいくつかのバスが存在しており、周辺機器を
接続する場合には各バス毎に対応したハードウェアを備
えていた。
おいては、特定のバスに対する専用のコントローラを備
えているため、機能的には他のバスでも利用可能である
にもかかわらず、他のバスには接続して使用することが
できないという課題があった。
される機能を前提としてバスの仕様が求められてきてい
るため、独自に仕様決定された異なるバスでも同じ機能
に対して同じような体系が必要とならざるを得なくなっ
てきている。従って、今日では似通った複数のバスが利
用されているといわざるを得なかった。
もので、ハードウェアの機能をより有効に活かすことが
可能なSCSI−IDEバス変換アダプタの提供を目的
とする。
め、請求項1にかかる発明は、異なる体系であるSCS
IバスとIDEバスとの間に介在されて、両バス間の整
合を取るSCSI−IDEバス変換アダプタであって、
SCSI側のコマンドにダミーのコマンドデータを付加
してIDE側のコマンドとの間の整合を取りつつ互いに
コマンド体系の整合を取るコマンドインターフェイス変
換手段と、SCSIバスとIDEバスとの間で異なるデ
ータバス幅を整合してデータ転送するに際し、IDE側
の偶数アドレスデータをSCSI側にスルーで入出力し
つつ続いて奇数アドレスデータを入出力するとともに、
データの転送時には両バス間でDMA方式に基づいてデ
ータ転送する直接転送手段を有するデータバス変換手段
とを具備する構成としてある。
明においては、SCSI−IDEバス変換アダプタが、
SCSIバスとIDEバスという異なる体系のバスの間
に介在されながら、両バス間の整合を取る。従って、一
方のバスに対してこのSCSI−IDEバス変換アダプ
タを接続し、他方のバスに接続せしめる周辺機器を当該
SCSI−IDEバス変換アダプタに接続して利用可能
となる。
は、異なるコマンド体系をもち、SCSI−IDEバス
変換アダプタは、互いにコマンド体系の整合を取るため
のコマンドインターフェイス変換手段を有している。
より、一方のバスで有効なコマンドを他方のバスで有効
なコマンドに変換して入出させ、互いにコマンド体系の
整合を取る。
トコルから拡張された体系であり、SCSIのコマンド
体系との共通要素が多いので、当該バス変換アダプタと
しても、制限の少ない状態で変換が可能となる。ATA
PIバスとSCSIバスとの変換を行なうとした場合、
より具体的には、上記コマンドインターフェイス変換手
段は、SCSI側のコマンドにダミーのコマンドデータ
を付加してATAPI側のコマンドとの間の整合を取る
ことになる。SCSIとATAPIとのコマンド体系は
ATAPI側では12バイトであるのに対してSCSI
側では6バイト〜12バイトとなっているものの、AT
API側の後半の不足分は拡張用にリザーブされている
だけであるため、実際には利用されない。このため、コ
マンドインターフェイス変換手段は、SCSI側のコマ
ンドにダミーのコマンドデータを付加するだけでATA
PI側のコマンドとの間の整合を取ることができる。
IDEバスとSCSIバスとの間での変換が要求される
が、もともとATAPIバスがIDEバスとのコンパチ
であるのであるから、ATAPIバスでのコマンドがI
DEバスで利用できないことはあってもIDEバスのコ
マンドはATAPIバスで利用できる。従って、SCS
IバスとATAPIバスとの変換アダプタは当然にID
EバスとSCSIバスとの間の変換アダプタとして機能
する。
るデータバスをもち、互いのデータバスでデータのやり
とりを行うためのデータバス変換手段を有している。
ータバスを持つバス間で相互のデータ入出力に対して整
合が取れるように変換する。
は、IDE側の偶数アドレスデータをSCSI側にスル
ーで入出力しつつ続いて奇数アドレスデータを入出力し
て整合を取る構成としてある。
イトであるのに対し、IDE側ではワードであるため、
データバス変換手段はIDE側の偶数アドレスデータを
SCSI側にスルーで入出力しつつ続いて奇数アドレス
データを入出力すれば整合を取ることができる。
マンドを生成する場合、通常であれば、その判断工程が
付加され、少なくとも、一度はデータを読み込み、次に
同データを出力することになる。コマンドの解釈につい
てはかかる工程は実質的に避けて通れないものの、デー
タの転送には不要であって速度の遅延の要因となる。
ータの転送時に両バス間でDMA方式に基づいてデータ
転送する直接転送手段を有しており、データ転送時には
いわゆるDMA方式に基づいて直接転送手段がデータ転
送する。ここでいうDMA方式とはCPUなどを介在さ
せることなくデータをダイレクトに読み書きするための
転送方式を指しており、汎用のDMAコントローラなど
を利用して実現できる。このような直接転送手段は、広
く適用可能であるが、コマンドを解釈して対応するデー
タ転送を行なう場合には全体のスループットを向上させ
ることができる。
ス幅が相違していてはならないため、同データバス幅を
整合した上で、直接転送手段が両バス間でDMA方式に
基づいてデータ転送する。
マンド体系が非常に似ており、実質的にダミーデータを
付加するだけで良いが、必ずしもそのようなコマンドだ
けではない。このため、請求項2にかかる発明は、請求
項1に記載のバス変換アダプタにおいて、上記コマンド
インターフェイス変換手段は、一方のバスから入力され
るコマンドを解釈するコマンド解釈手段と、解釈された
コマンドに応じた他方のバスにおけるコマンドを生成し
て出力するコマンド生成手段とを具備する構成としてあ
る。
明においては、コマンド解釈手段が一方のバスから入力
されるコマンドを解釈し、コマンド生成手段が解釈され
たコマンドに応じた他方のバスにおけるコマンドを生成
して出力する。従って、ダミーデータを付加するだけで
は不十分なコマンドの体系の相違に関わらず、広く適用
可能となる。
いて多く利用されているSCSIとIDEとの間で周辺
機器などを接続するにあたり、コマンド体系の相違を解
消するにはダミーデータを付加したり取り除いたりする
だけであって極めて容易にコマンド体系を整合できる
し、データバス体系の相違を解消するには、ワードデー
タの偶数アドレスデータと奇数アドレスデータとをバイ
トデータとすることによって極めて容易にデータバス体
系を整合しつつ、直接転送を可能なら締めてデータ転送
速度を向上させることができ、事実上、初めてこの種の
SCSIバスとIDEバスとの変換を可能ならしめるS
CSI−IDEバス変換アダプタを提供することができ
る。
マンド体系が大きく異なるような場合にも適用可能とな
る。
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるバス変換アダプタを適用したバスシステムを概略図
により示している。
体にはSCSIバスを利用可能とするためのSCSIカ
ード10が装着され、同SCSIカード10に対してデ
ィジーチェーン状に二つのSCSI仕様ハードディスク
21,22と一つのATAPI仕様ハードディスク31
とが接続されている。ただし、ATAPI仕様ハードデ
ィスク31については本発明の一実施形態であるバス変
換アダプタ40を介して接続されている。ここにおい
て、一つ目のSCSI仕様ハードディスク21について
はIDとして「1」を付与し、二つ目のSCSI仕様ハ
ードディスク22についてはIDとして「2」を付与
し、三つ目のATAPI仕様ハードディスク31につい
てもSCSIバス内でのIDとして「3」を付与するも
のとする。むろん、バス変換アダプタ40がこのID
「3」を認識して同ATAPI仕様ハードディスク31
を適切にコントロールするものとする。ここにおいて、
バス変換アダプタ40とATAPI仕様ハードディスク
31との間はATAPIバスに該当する。
SCSIバスとATAPIバスとを一例として適用して
いるが、むろん他のバスにおいて適用することも可能で
ある。
する前にSCSIバスとATAPIバスについて相違を
説明する。コマンド体系においては、互いにコマンドパ
ケットでコマンドを送る点で共通し、コマンドパケット
の長さにおいて相違する。すなわち、SCSIバスは6
バイトのコマンドパケットを採用し、ATAPIバスは
12バイトのコマンドパケットを採用している点で相違
する。ただし、ATAPIバスについての後半の6バイ
トは将来の拡張のためにリザーブされているだけである
ため、実質的には図2に示すようにダミーのコマンドを
付加して長さを合わせれば良いといえる。
データを送る点で共通し、バス幅において相違する。す
なわち、SCSIバスは8ビット幅のバイト単位を採用
し、ATAPIバスは16ビットのワード単位を採用し
ている点で相違する。ここにおいて、転送されるデータ
の順序については図3に示すようにワードデータの偶数
アドレスデータと奇数アドレスデータとがそれぞれバイ
トデータの1バイト目と2バイト目に相当している。従
って、ATAPIバスからSCSIバスへデータ転送す
るときにはワードデータの偶数アドレスデータと奇数ア
ドレスデータとを分けて2バイトとして順次転送すれば
よいし、SCSIバスからATAPIバスへデータ転送
するときには相連続する2バイトをそれぞれ偶数アドレ
スデータと奇数アドレスデータとしてワードデータに変
換して転送すればよい。
相違を整合するバス変換アダプタ40の概略構成を図4
に示している。内部のロジックを大まかに分類すると、
バス幅変更ロジック41と、インターフェイス変更ロジ
ック42と、SCSIコントロールロジック43と、A
TAPIコントロールロジック44とから構成されてい
るといえる。
単位のSCSIバスと、ワード単位のATAPIバスと
の間でデータ転送の整合を取るロジックであり、データ
転送のタイミングクロックに応じて概ね自立して機能し
ている。すなわち、このバス幅変更ロジック41のハー
ドウェア構成及び後述するソフトウェアによってデータ
バス変換手段を構成している。SCSIバスとATAP
Iバスにおいてはバス幅の変更だけであるものの、別の
体系からなるデータバスとの間でデータ転送の整合を取
る場合には適宜変更することはいうまでもない。
スに対してATAPI仕様ハードディスク31を接続す
るためのバス変換アダプタ40を構成するため、上述し
たバス幅変更ロジック41と、インターフェイス変更ロ
ジック42と、SCSIコントロールロジック43と、
ATAPIコントロールロジック44とからなる構成と
しているが、より汎用的な構成を取ることも可能であ
る。
構成例を示しており、ATAPIバスやSCSIバスな
どのそれぞれのバスに応じた信号デコーダ61,62と
を備え、主要部をなすコマンド変換回路63にてコマン
ドの解釈と変換を行って相互に整合を取るようにしてい
る。また、変換データのためのワークRAM64を備え
て必要に応じて利用可能としている。従って、他のバス
において利用する場合にはコマンド変換回路63に対し
てコマンド等を伝達可能な信号デコーダを備えれば良い
だけとなる。
IとATAPIとの異なるバス間で整合を取るには、図
6に示す実際のSCSIバスのフェーズ移行に対応して
インターフェイス変更ロジック42とSCSIコントロ
ールロジック43とATAPIコントロールロジック4
4とが図7以下のフローチャートに従って処理を実行す
ることにより行なう。
を図6のフェーズ移行と図7以下のフローチャートに沿
って説明する。SCSIバスでは八つのフェーズの変化
によって動作が行われる。当初、バスフリーの状態から
図示しないコンピュータがATAPI仕様ハードディス
ク31にアクセスしようとする場合、SCSIカード1
0を介してSCSIバスに対してアクセスしようとする
SCSI−ID「3」を送出し、セレクションフェーズ
へ移行する。
うに、SCSIバス上に送出されたSCSI−IDを各
SCSI機器21,22,40がステップ102にて入
力し、ステップ104にて自己に割り当てられているS
CSI−IDであるか否かを判断する。自己のSCSI
−IDでないならばその機器においてはセレクションフ
ェーズを終了するし、自己のSCSI−IDならばその
機器においてはコマンドフェーズへ移行する。
すように、まず、ステップ202にてバスを占有する。
そして、ステップ204にてコマンドパケット中のデー
タを受領したら、ステップ206にてATAPIバスに
対してコマンドパケットのデータとして送出する。ステ
ップ208ではコマンドパケットの受領が完了したか否
かを判断し、完了していなければさらに送られてくるコ
マンドパケット中のデータに対して同じ処理を繰り返
す。SCSIバスでは6バイトのコマンドパケットから
構成されるため、6バイトのコマンドパケットの受領
後、ステップ210にてダミーデータをATAPIバス
に対して送出する。
ィスク31は、コマンドパケットを受領するとATAP
Iバスに対してビジー信号を出力する。なお、ATAP
Iバスではタスクファイルレジスタへの信号の書き込み
をもって各種の処理を実行するが、便宜的にビジー信号
を出力するといった表現で説明していく。
212にてこのビジー信号が出力されるのを待ってステ
ップ214にて上述したコマンドパケットが読込動作を
指令するものなのか書込動作を指令するものかを判断
し、読込動作に対するものならばデータインフェーズへ
移行し、書込動作に対するものならばデータアウトフェ
ーズへ移行する。
タ40に対してATAPIバスからデータが入力されS
CSIバスへデータを送出することになる。図9に示す
ように、バス変換アダプタ40ではステップ302にて
ATAPIバスのATAPI仕様ハードディスク31か
ら送出されるワードデータを読み込み、ステップ304
にてその偶数アドレスデータだけをスルーでSCSIバ
スへ送出するとともに、奇数アドレスデータはバッファ
へ保存する。そして、ステップ306では次のデータ送
出タイミングでバッファに保持したデータをSCSIバ
スへ送出する。そして、ステップ310ではコマンドパ
ケットで指定されただけのデータの転送が行わたか否か
を判断し、完了するまで上述した処理を繰り返す。一
方、完了した場合にはステータスフェーズへと移行す
る。ただし、このデータ転送中にエラーが発生した場合
には、ステップ308を経てステップ312にてエラー
フラグをセットし、ステップ310の完了を待つことな
く本データインフェーズを終了してステータスフェーズ
へと移行する。
に対するものならば、図10に示すデータアウトフェー
ズへ移行している。このデータアウトフェーズでは、ス
テップ402にてSCSIバスより1バイト目のデータ
が入力されたらワードデータ用のワークエリアに対して
偶数アドレスデータへセットし、続いてステップ404
にてSCSIバスより2バイト目のデータが入力された
らワードデータ用のワークエリアに対して奇数アドレス
データへセットし、ステップ406にて同ワークエリア
内のワードデータをATAPIバスへ送出する。SCS
IバスでもATAPIバスでもデータ転送はセクタのよ
うな所定のブロックを単位として取り扱い、このブロッ
クの長さは偶数であるので、SCSIバスから入力され
るデータがワードデータを構成することなく完了するこ
とはない。しかし、必要に応じて奇数であることを考慮
して途中で完了する処理を加えても良い。
く完了すると、ステータスフェーズへと移行し、途中で
エラーが発生した場合にはステップ408を経てステッ
プ412にてエラーフラグをセットし、ステップ410
の完了を待つことなくステータスフェーズへと移行す
る。
うに、ステップ502にてエラーフラグがセットされて
いるか否かにより、バス変換アダプタ40は内容を変え
てSCSIバスへ報告する。すなわち、エラーフラグが
セットされていなければデータインフェーズあるいはデ
ータアウトフェーズにおいて”GOOD”コンディショ
ンで終了したことをステップ504にて報告するし、エ
ラーフラグがセットされていればデータインフェーズあ
るいはデータアウトフェーズにおいてエラーがあったこ
とをステップ506にて報告し、メッセージフェーズへ
と移行する。
うに、ステップ602にてエラーの有無に関わらずコン
ピュータからの指令に対して終了したことを示すため
に”コマンドコンプリート”を報告し、ステップ604
にてバスを解放する。これによりバスフリーフェーズへ
と戻ることになる。むろんエラーがあった場合にはコン
ピュータの側が再度同様の処理を繰り返すようなことに
なる。
バス変換アダプタ40を使用することにより、ATAP
I仕様ハードディスク31をSCSIバスに接続して使
用することができるようになる。
での的を絞ることにより、単に他のバスでの周辺機器を
利用可能とする以上のメリットがある。例えば、ATA
PI仕様のハードディスクをSCSI仕様で利用するだ
けのことであれば、全てのSCSI仕様を考慮して対応
可能にしておく必要はなく、限られたコマンドだけに対
応できるようにすればよい。従って、その分だけオーバ
ーヘッドの負担が軽くなり、コマンドの解釈部分におけ
る高速化を図ることができる。
は最高10MBytes/secであり、実質的な速度
はせいぜい3〜5MBytes/secである。これに
対し、ATAPI仕様をにおける転送速度は最高16.
6MBytes/secであり、これを実現しているの
で、ATAPI仕様のハードディスクをSCSIバスに
接続してより高速化を図ることが可能となる。
PI仕様ハードディスク31を接続するためのバス変換
アダプタ40は、バス幅変更ロジック41と、インター
フェイス変更ロジック42と、SCSIコントロールロ
ジック43と、ATAPIコントロールロジック44と
からなり、SCSIバスにおける八つのフェーズを移行
する間にSCSIバスとATAPIバスとの間のバス幅
の変換を行いつつ、コマンド体系の整合を取り、両バス
間の整合を取ることが可能となる。
仕様ハードディスク31をSCSIバスに対して接続す
るという意味で、コマンド変換は実質的にATAPI側
にダミーデータを付加するだけである。しかし、ハード
ディスク全般を考察するとATA仕様(いわゆるIDE
仕様)のものが多く、上述したATAPI仕様は上位概
念となるのでこのATA仕様のハードディスクのコマン
ド体系とは一致しない。むろん、データの読み書きとい
うハードディスク本来の仕様は重なっており、コマンド
体系の違いに過ぎない。
る以上はIDEバスに対処できているのである。図13
はこのようなIDEバス仕様のハードディスクをSCS
Iバスに接続してターゲットドライブとするためのバス
変換アダプタの概略ブロック図を示しており、図14は
外観を斜視図により示しており、図15はハードディス
クへの装着状況を斜視図により示している。
合、概略的にはコマンド変換をCPUユニット71aに
よって実現するとともに、データ変換をDMAコントロ
ーラ71bによって実現している。むろん、CPUユニ
ット71aは上記DMAコントローラ71bの制御も同
時に行っている。ここで、ROM71cは同CPUユニ
ット71aの制御プログラムを記憶しており、SCSI
バスコントローラ71dは基本的なSCSIバスとのイ
ンターフェイスを実現するとともにデータバス幅の変換
を実現している。すなわち、データバス幅については図
3にも示すようにSCSIバスではバイトデータである
ものの、IDEバス仕様のハードディスク80などの側
ではワードデータであり、このSCSIバスコントロー
ラ71d自体がかかるデータバス幅を自動的に変換す
る。従って、CPUユニット71aにおいては常にデー
タバス幅の相違を考慮する必要はなくなる。
本バス変換アダプタ70の場合、SCSIバスとのコネ
クタ端子75aとIDEバスとのコネクタ端子75bと
を備えており、IDEバス仕様のハードディスク80に
対してネジ止め固定して所定のコネクタを装着すること
により、当該ハードディスク80はSCSIバス仕様の
ハードディスクと同一視できる。
プタをより機能的に表したブロック図である。このバス
変換アダプタ72では、CPU72aとSCSIバスコ
ントローラ72bとROM72cはほぼ同様であるが、
IDEバスとの間でコマンドとデータとを入出力するた
めのコマンドデータマルチプレクス72dと、データ変
換回路72eと、データを入出力する際のデータバッフ
ァ72fとを備えた構成となっている。なお、この例に
おいては,SCSIバスコントローラ72bを利用して
回路の簡易化を図っているが、図17に示すようにCP
U72aにおいてSCSIバスとのインターフェイスも
ソフトウェアで実現するようにすれば同SCSIバスコ
ントローラ72bは不要となる。
間でコマンド体系の相違を解消するとともに、データバ
スの相違を解消してデータ転送可能とする構成として
は、必ずしもCPUが介在しなければならないわけでは
なく、種々の構成を採用することができる。
汎用的なディジタルシグナルプロセッサなどを利用した
構成を示すものであり、ディジタルシグナルプロセッサ
あるいはCPUコア73aとともにプログラムROM7
3bを備え、その他はIDEバスとの間でコマンドとデ
ータとを入出力するためのコマンドデータマルチプレク
ス73cと、データ変換回路73dと、データを入出力
する際のデータバッファ73eとを備えた構成となって
いる。
ではハードウェアのロジック回路だけで実現するもので
あり、IDEバスとの間でコマンドとデータとを入出力
するためのコマンドデータマルチプレクス74aと、S
CSI側のコマンドをデコードするコマンドデコード回
路74bと、デコード結果に基づいてIDEバスのコマ
ンドに変換するコマンド変換回路74cと、IDEバス
のコマンドをSCSIバスのコマンドに変換するコマン
ド変換回路74dと、変換されたコマンドを実際のSC
SIバスに出力するためのコマンドエンコード回路74
eとを備え、さらに、上述したのと同様のデータ変換回
路74fと、データを入出力する際のデータバッファ7
4gとを備えた構成となっている。このように全てをハ
ードロジックで実現する場合には処理速度を高めること
ができるが、回路構成は複雑となる。
動作を説明する。
IDEバスでのコマンド体系の比較を示している。な
お、同図においては図6に示すフェーズの移り変わりよ
りも細かなレベルで示している。上述したようにSCS
Iでのフェーズの移り変わりはIDEバスでのシーケン
スに対応する。また、SCSIでのコマンドフェーズ
は、IDEバス仕様のハードディスク80においてレジ
スタに所定値を設定しておいてコマンドを送出する処理
に対応する。
を変換する様子を図21に示している。SCSIでのコ
マンドフェーズでは、コマンドとともに論理アドレスと
転送ブロック数とが入力されることになるが、IDEバ
ス仕様のハードディスク80に出力するには論理アドレ
スと転送ブロック数を所定のレジスタにセットさせた状
態でコマンドを出力することになる。むろん、この場合
にはSCSIバスでのコマンドをIDEバスでのコマン
ドに変換して出力する。
用するときに必要となるSCSIコマンドとIDEコマ
ンドとの対応関係を示している。コマンドの内容やレベ
ルに応じて必須のものや準必須のもの、あるいはオプシ
ョンとして実現するといったように分類している。
をIDEバスのコマンドに変換したら、データ転送を開
始する。コマンド体系の相違に対してソフトウェア的に
処理する場合、CPUユニット71aが入出力に介在す
ることになるが、データを内部に読み込み、読み込んだ
データを判断して外部に送り出すといった処理が必要と
なるため、転送速度は低下してしまう。このため、本実
施形態においては、DMAコントローラ71bを備える
ことにより、データ転送についてはDMA方式で実現し
ている。なお、この場合は厳密な意味でDMAでは無い
がいわゆるCPUを介在させることなくバスを利用して
データを転送する意味でDMA方式と読んでいる。
転送をサポートしている場合のDMA転送時の制御フロ
ーを図23に示している。図に示すように、ステップ7
02でIDEバス側のステイタスレジスタを読み込み、
ステップ704で準備が完了したと判断されるまで繰り
返す。これはIDEバス側がビジー状態で無いことを確
認する作業であり、この後、ステップ706にてIDE
バスのドライブヘッドレジスタをセットする。ステップ
708では再びIDEバス側のステイタスを読み込んで
準備が完了したか判断する。
ば、ステップ710にてIDEバス側に対して論理転送
アドレスと転送セクタ数を設定し、ステップ712にて
IDEバス側に対して転送コマンドをセットする。ステ
ップ714ではIDEバス側でデータの準備を完了した
か否かを判断する処理であり、準備が完了したらステッ
プ716にて転送方向を指示するとともにDMA転送を
開始させる。
1aは開放される。そして、DMA転送が終了するとD
MAコントローラ71bがCPUユニット71aに割り
込みを掛けるため、同CPUユニット71aはステップ
718にて各ステータスをチェックし、ステップ720
にてエラーがないと判断されればそのままDMA転送処
理を終了するし、エラーがあると判断されればステップ
722にてエラー処理してからDMA転送処理を終了す
る。
理を図24に示している。SCSIの手続に沿って行う
必要があることからIDEバスでのエラーステータスを
SCSIのステータスフェーズにおいてチェックコンデ
ィションとして通知しておくことにより、SCSIでは
次のコマンドフェーズでリクエストセンスを出力するた
め、これに対応してデータインフェーズでエラーコード
を通知する。
SIバスとIDEバスとの間で行う処理の一例に過ぎな
いが、CPUユニット71aを利用することにより、極
めて柔軟にバス変換を実現することができる。
を適用したバスシステムの概略図である。
ットを示す図である。
データとワードデータの対応関係を示す図である。
サインとを示す図である。
ック図である。
ャートである。
トである。
ートである。
チャートである。
ャートである。
ャートである。
略ブロック図である。
に装着する状況を示す斜視図である。
ロック図である。
ロック図である。
ロック図である。
る対応関係を示す図である。
ある。
処理の手順を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 異なる体系であるSCSIバスとIDE
バスとの間に介在されて、両バス間の整合を取るSCS
I−IDEバス変換アダプタであって、 SCSI側のコマンドにダミーのコマンドデータを付加
してIDE側のコマンドとの間の整合を取りつつ互いに
コマンド体系の整合を取るコマンドインターフェイス変
換手段と、 SCSIバスとIDEバスとの間で異なるデータバス幅
を整合してデータ転送するに際し、IDE側の偶数アド
レスデータをSCSI側にスルーで入出力しつつ続いて
奇数アドレスデータを入出力するとともに、データの転
送時には両バス間でDMA方式に基づいてデータ転送す
る直接転送手段を有するデータバス変換手段とを具備す
ることを特徴とするSCSI−IDEバス変換アダプ
タ。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載のSCSI−IDE
バス変換アダプタにおいて、上記コマンドインターフェ
イス変換手段は、一方のバスから入力されるコマンドを
解釈するコマンド解釈手段と、解釈されたコマンドに応
じた他方のバスにおけるコマンドを生成して出力するコ
マンド生成手段とを有することを特徴とするSCSI−
IDEバス変換アダプタ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28376397A JP3247076B2 (ja) | 1996-10-24 | 1997-10-16 | Scsi−ideバス変換アダプタ |
PCT/JP1998/002532 WO1999021097A1 (fr) | 1997-10-16 | 1998-06-09 | Adaptateur de conversion de bus |
EP98923173A EP1024433B1 (en) | 1997-10-16 | 1998-06-09 | Bus conversion adapter |
DE69829988T DE69829988T2 (de) | 1997-10-16 | 1998-06-09 | Bus-umformungs-adapter |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-282290 | 1996-10-24 | ||
JP28229096 | 1996-10-24 | ||
JP28376397A JP3247076B2 (ja) | 1996-10-24 | 1997-10-16 | Scsi−ideバス変換アダプタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10254819A JPH10254819A (ja) | 1998-09-25 |
JP3247076B2 true JP3247076B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=26554540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28376397A Expired - Lifetime JP3247076B2 (ja) | 1996-10-24 | 1997-10-16 | Scsi−ideバス変換アダプタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3247076B2 (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6115771A (en) * | 1998-03-31 | 2000-09-05 | Lsi Logic Corporation | Method and system for converting computer peripheral equipment to SCSI-compliant devices |
JP2000137670A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-05-16 | Nec Corp | Ioデバイス制御方式 |
JP2001067789A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-16 | Sony Corp | 情報転送方法及び装置 |
JP2001067788A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-16 | Sony Corp | 情報転送方法及び装置 |
JP2001067790A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-16 | Sony Corp | 情報転送方法及び装置 |
JP2001142654A (ja) * | 1999-11-17 | 2001-05-25 | Melco Inc | 外部記憶装置およびアクセス制御方法 |
JP2001337911A (ja) * | 2000-05-25 | 2001-12-07 | Hitachi Ltd | Usb−atapiインターフェイスシステムとこれに用いるatapi−usb変換機器 |
JP2001357000A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Hitachi Telecom Technol Ltd | 記憶装置 |
JP2002183081A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-28 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | データ転送仲介方法および装置並びにデータ処理システム |
JP2003122702A (ja) * | 2001-10-10 | 2003-04-25 | Hitachi Communication Technologies Ltd | 記憶装置 |
US6996642B2 (en) * | 2002-04-02 | 2006-02-07 | International Business Machines Corporation | Adapter, converted data storage device and method of operation of a converted data storage device |
JP4198376B2 (ja) * | 2002-04-02 | 2008-12-17 | Necエレクトロニクス株式会社 | バスシステム及びバスシステムを含む情報処理システム |
JP2005030092A (ja) * | 2003-07-07 | 2005-02-03 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の旋回フレーム構造 |
JP2005078161A (ja) * | 2003-08-28 | 2005-03-24 | Canon Inc | 記録装置 |
JP4249741B2 (ja) * | 2005-11-04 | 2009-04-08 | Necエレクトロニクス株式会社 | バスシステム及びバスシステムを含む情報処理システム |
JP4747896B2 (ja) * | 2006-03-17 | 2011-08-17 | ソニー株式会社 | 情報処理装置および方法、並びにプログラム |
JP4725397B2 (ja) * | 2006-04-05 | 2011-07-13 | セイコーエプソン株式会社 | Usb複合デバイス,usb通信システム,及びusb通信方法 |
JP5491549B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2014-05-14 | 株式会社ユニテックス | 変換装置、情報処理システム、変換方法、プログラム及び記録媒体 |
JP6810962B2 (ja) * | 2017-03-30 | 2021-01-13 | 株式会社アクセル | データ処理装置、データ転送装置、データ処理方法、及びデータ転送プログラム |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP28376397A patent/JP3247076B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10254819A (ja) | 1998-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3247076B2 (ja) | Scsi−ideバス変換アダプタ | |
CN101118523B (zh) | 存储器访问控制装置及其方法、存储器访问控制器及其方法 | |
EP1389760B1 (en) | Data transfer control system, program and data transfer control method | |
US7010638B2 (en) | High speed bridge controller adaptable to non-standard device configuration | |
JPH0775016B2 (ja) | データ処理システム及びデータ通信バス・システム | |
US6477165B1 (en) | Broadcast command packet protocol for SCSI interface | |
KR20040103831A (ko) | 데이터 전송 제어 장치, 전자 기기 및 데이터 전송 제어방법 | |
CN111143259A (zh) | 一种多线SPI flash控制器 | |
JP3125739B2 (ja) | バススイッチ | |
US5611056A (en) | Method for controlling the expansion of connections to a SCSI bus | |
JP2963426B2 (ja) | バスブリッジ装置及びトランザクションフォワード方法 | |
US6754780B1 (en) | Providing data in response to a read command that maintains cache line alignment | |
US5941970A (en) | Address/data queuing arrangement and method for providing high data through-put across bus bridge | |
US5546550A (en) | Method for assuring equal access to all input/output devices coupled to a SCSI bus | |
US6654845B1 (en) | System and method implementing a secondary bus to avoid read data latency | |
EP1024433A1 (en) | Bus conversion adapter | |
EP0829095B1 (en) | Method and apparatus for reducing latency time on an interface by overlapping transmitted packets | |
US5603057A (en) | System for initiating data transfer between input/output devices having separate address spaces in accordance with initializing information in two address packages | |
JP2004288147A (ja) | シリアルメモリに対するxipシステム及びその方法 | |
US20050144331A1 (en) | On-chip serialized peripheral bus system and operating method thereof | |
US5692218A (en) | System for transferring data between input/output devices having separate address spaces in accordance with initializing information in address packages | |
JP2000112878A (ja) | デ―タ処理装置内の転送要求タイミングを制御するための装置および方法 | |
KR100563418B1 (ko) | 통신 컨트롤러 및 통신 방법 | |
JP2545936B2 (ja) | バスインターフェースユニット | |
JP2586134B2 (ja) | Cpu外部バスアクセス方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102 Year of fee payment: 12 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |