JP3125739B2 - バススイッチ - Google Patents

バススイッチ

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JP3125739B2
JP3125739B2 JP10035227A JP3522798A JP3125739B2 JP 3125739 B2 JP3125739 B2 JP 3125739B2 JP 10035227 A JP10035227 A JP 10035227A JP 3522798 A JP3522798 A JP 3522798A JP 3125739 B2 JP3125739 B2 JP 3125739B2
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bus
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幸一 舩矢
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
    • G06F13/4022Coupling between buses using switching circuits, e.g. switching matrix, connection or expansion network

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バススイッチに関
し、特に、複数のバスに渡るバストランザクションを可
能にするバススイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのようなバススイッチは、例え
ば、米国特許5255265、あるいは(Robert
W.Horst、”TNet:A Reliable
System Area Network” IEE
E Micro、 February 1995、p
p.37〜45)にあるように、スケジューラは入力バ
ッファに格納されているセルに対して転送許可を与え、
かつ、同スケジュールがクロスバスイッチに制御信号を
与えて、許可した転送経路を接続させていた。
【0003】また、バスブリッジは、各バスに接続され
ており、バスブリッジで生成されるセルは、バスブリッ
ジ内のバッファに格納されたセルがクロスバスイッチに
転送されていた。
【0004】このような、バススイッチでは、トランザ
クションセルの終端に同トランザクションセルの終端で
あることを示すワードであるデリミタを付加していた。
スイッチモジュールでは、同デリミタを検出することで
トランザクションセルがスイッチモジュールを通過した
と判断し、同トランザクションセルに割り当てられてい
た転送経路を解放し、再スケジューリングをスケジュー
ラに要求していた。
【0005】さらに、バススイッチにおいて接続するバ
スの数を増やすと、バスの数に合わせてバスブリッジも
増やし、バスブリッジの数に合わせてスイッチモジュー
ルののポート数も増やす必要があった。ここで、バスス
イッチにおけるスイッチモジュールでは、出力ポートを
増やすために、クロスバスイッチを多段接続していた。
例えば、(Robert W.Horst、”TNe
t:A Reliable System Area
Network” IEEE Micro、 Febr
uary 1995、pp.37〜45)あるいは(B
ob Blau、Barry Isenstein、”
A Transparent Switching F
abirc for PCI”、HOT Interc
onnects IV,Augest 15−17,1
996,pp215−219)では、クロスバスイッチ
の多段接続によりポート数を増やしていた。
【0006】また、従来のバススイッチでは、米国特許
5283904にあたるように、割込み信号の伝達方法
として専用の割込み信号バス線を使用していた。
【0007】また、上記バスブリッジでは、セルがクロ
スバスイッチを通過すると、割り当てられた転送経路を
解放して、クロスバスイッチ内の転送経路の再割り当て
が開始されなければならないが、クロスバスイッチが転
送要求を検知してスケジューラに通知するか、または、
セルを受け取ったバスブリッジが受信終了およびバッフ
ァ容量の空きをクロスバスイッチの制御部に通知してい
た。例えば、(Robert W.Horst、”TN
et:A Reliable SystemArea
Network” IEEE Micro、 Febr
uary 1995、pp.37〜45)がそれに当た
る。
【0008】また、パケットスイッチ型のクロスバスイ
ッチの場合、バス上で発生したアドレス、コマンド、あ
るいはデータは複数のトランザクションセルに分割さ
れ、セル毎にクロスバスイッチに入力されて出力先のバ
スブリッジに転送される。 従来のバスブリッジでは、
一つのセルあるいはパケットはクロスバスイッチ内で一
括して転送されていた。例えば、(Robert W.
Horst、”TNet:A Reliable Sy
stem Area Network” IEEE M
icro、 February 1995、pp.37
〜45)にあるように、ヘッダー、アドレス、データ、
およびエラー訂正信号を含む一つのパケットを単位とし
てクロスバスイッチを切り換えて転送いていた。
【0009】さらに、従来のバススイッチあるいはその
構成要素として使用されるクロスバスイッチでは、例え
ば、米国特許5255265あるいは米国特許5267
235にあるように、セルをタイプ毎に別々のクロスバ
スイッチで転送したり、別々の回線で転送したりするこ
とはなかった。
【0010】そして、従来のバススイッチにおけるスイ
ッチモジュールでは、例えば、米国特許5255265
あるいは米国特許5267235にあるように、スケジ
ューラの許可を得ているセルと許可を得ていないセルを
区別して処理することはなく、スケジューラによって転
送経路を割り当てられているクロスバスイッチに入力さ
れたセルは、どちらも出力ポートに転送されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記に示した従来のバ
ススイッチにおいては、次のような課題があった。すな
わち、入力バッファに格納されているセルに対してクロ
スバスイッチ内の転送経路を割り当てるスケジューラ
が、クロスバスイッチにおけるスケジューラがクロスバ
スイッチにおける転送経路の接続も制御するため、スケ
ジューラとクロスバスイッチの間に回線を設けるか、ま
たは、スケジューラとクロスバスイッチを単一のLSI
で構成する必要があった。このため、バススイッチに接
続するバスの数を増やすとき、単一のLSIで構成する
場合には、ゲート数とピン数によって接続できる最大バ
ス数に制約が与えられ、また、スケジューラとクロスバ
スイッチを回線で接続する場合には、回線のビット幅も
しくは帯域が大きくなるため、装置の構成が困難とな
る。
【0012】また、トランザクションセルとバス制御信
号セルおよびスケジューリングセルが同一の回線を使っ
て転送されていたため、バス制御信号セルとスケジュー
リングセルの転送がバスブリッジとスイッチモジュール
間の回線が有する帯域を奪い、同回線経由でのトランザ
クションセルの転送スループットを下げていた。
【0013】また、従来のバススイッチでは、トランザ
クションセルの終端を示すワードであるデリミタを検出
することで転送経路を解放し、再スケジューリングをス
ケジューラに要求していたが、デリミタを検出してから
実際にスケジューラで再スケジューリングがなされるま
では、ある一定時間を経過せざるを得ず、この間は、ス
イッチモジュール内で割り当てられている転送経路が使
用されない。従って、スイッチモジュールの稼働率が低
下し、バススイッチのスループットを低下させることと
なった。
【0014】また、接続されるバス数を増やすために、
クロスバスイッチを多段接続する必要があった。しか
し、クロスバスイッチを多段接続すると、クロスバスイ
ッチ間にバッファを設ける必要があり、クロスバスイッ
チ間でフロー制御を実施する必要も発生した。さらに、
スケジューラは複数のクロスバスイッチにおける転送経
路を割り当てしなければならず、アルゴリズムが複雑に
なり、処理時間も増大した。
【0015】また、割込信号を伝達するための専用回線
を設けるため、専用回線の新たなハードウェアが必要に
なること、さらに、複数のバス間の距離が伸びると、割
込信号用の専用回線の設計が複雑になること等の欠点が
あった。
【0016】また、スケジューラの許可を得ていないセ
ルがスイッチモジュールのある入力ポートに入力されて
出力ポートに転送されると、別の入力ポートに入力され
たスケジューラの許可を得たセルと出力ポートで衝突す
る可能性があり、その場合スイッチモジュールの誤作動
や破壊につながる危険性があった。
【0017】さらに、各バスに接続されたバスブリッジ
とクロスバスイッチとの物理的な距離が大きくなると、
各バスブリッジとスケジューラの間の通信に時間がかか
るようになり、クロスバスイッチ内の転送経路の割り当
て処理に時間がかかるようになり、クロスバスイッチの
稼働率、そしてバスブリッジ全体のスループットを低下
させていた。
【0018】また、従来のバスブリッジでは、セルがク
ロスバスイッチを通過した後に、同セルに対して割り当
てられた転送経路を解放する方法として、クロスバスイ
ッチが転送完了を検知してスケジューラに通知する場
合、クロスバスイッチとスケジュールの間に専用の回線
を設けるか、クロスバスイッチとスケジューラを単一の
LSIで構成する必要があった。また、クロスバスイッ
チ、あるいはセルを受け取ったバスブリッジがスケジュ
ーラに対して転送終了を通知する場合、スケジューラが
転送終了通知を受けるタイミングが遅くなり、その結
果、スケジューラにおける転送経路の再割り当てが遅
れ、バススイッチの稼働率が下がるため、バススイッチ
のスループットを低くしていた。また、従来のバスブリ
ッジでは、一つのセルはクロスバスイッチ内で一括して
転送されるため、あるセルの転送中に発生した別のセル
は、転送中のセルの転送が終了するまで入力バッファで
待たねばならなかった。従って、バス上のエラー信号や
割込信号等のバス制御信号を変換して得られるバス制御
信号セル、あるいは転送経路の割り当て処理で使用され
るスケジューリングセルは、トランザクションセルの転
送が終了するまで待たざるを得なかった。バス制御信号
の伝達が遅れるため、割込や異常終了の処理が遅れ、バ
ススイッチの応答性能を劣化させていた。また、スケジ
ューリングセルの転送が遅れるため、クロスバスイッチ
のスループットを下げることにつながっていた。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、バスブリッジにおいて、
トランザクションセルが生成されるときに、同トランザ
クションセルに対して出力先ポート番号が付加される。
そして、上記トランザクションセルがスイッチモジュー
ルに入力されると、同トランザクションセルに付加され
た出力先ポート番号によって出力ポートマルチプレクサ
が制御され、同トランザクションセルが出力ポートを経
由して所定のバスブリッジに転送される。
【0020】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載のバス・スイッチにおいて、セルを生成した上記
バスブリッジが同セルを上記スイッチモジュール経由で
別のバスブリッジに転送する場合、上記セルの転送元で
ある上記バスブリッジが上記スイッチモジュールにおけ
るスケジューラに対して上記スイッチモジュール経由で
上記セルの転送が終了したことを通知する。
【0021】さらに、請求項3にかかる発明は、請求項
1または請求項2のいずれかに記載のバス・スイッチに
おいて、上記セルを構成するワードにワードタイプ識別
ビットを付加する。ここで、同ワードタイプ識別ビット
とは、同ワードのタイプ、すなわち、トランザクション
セルの一部かバス制御信号セルの一部かを識別するため
のビットのことである。
【0022】さらに、請求項4にかかる発明は、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載のバス・スイッチにおい
て、上記セルを構成するワードにスケジューリングセル
識別ビットを付加する。ここで、同スケジューリングセ
ル識別ビットとは、同ワードの属するスケジューリング
セルのタイプ、すなわち、スケジュール要求セル,割当
通知セルおよびセル転送終了通知セルかを識別するため
のビットのことである。
【0023】さらに、請求項5にかかる発明は、請求項
1〜請求項4のいずれかに記載のバススイッチにおい
て、バス制御信号セルを入力側のバスブリッジから出力
側のバスブリッジに転送するため、専用のスイッチであ
るバス制御信号セルスイッチを設置するとともに、上記
バスブリッジから上記バス制御信号セルスイッチに対し
て専用回線を接続する。
【0024】さらに、請求項6にかかる発明は、請求項
1〜請求項5のいずれかに記載のバススイッチにおい
て、バスブリッジとスケジューラとをスケジューリング
セルが転送される専用回線によって接続する。
【0025】さらに、請求項7にかかる発明は、請求項
1〜請求項6のいずれかに記載のバス・スイッチにおい
て、トランザクションセルが有するワードにセル終了通
知ビットを付加するとともに、上記トランザクションセ
ルの終端から所定のワード前に、同所定のワード後に上
記トランザクションセルの転送が終了することを予告す
る。
【0026】さらに、請求項8にかかる発明は、請求項
1〜請求項7のいずれかに記載のバス・スイッチにおい
て、バス上のバスデバイスと、同バスにおいて生成され
たセルをサブセルに分割するとともに、同サブセルには
転送先のポート番号を付加して、同サブセルを所定のス
イッチモジュールに転送する。また、上記スイッチモジ
ュールは上記サブセルを転送先のバスブリッジに転送す
るとともに、同バスブリッジにおいて元のセルに再生す
る。
【0027】さらに、請求項9にかかる発明は、請求項
1〜請求項8のいずれかに記載のバス・スイッチにおい
て、バス上のバスデバイスと同バスに接続されたバスブ
リッジの間に割込線を設置するとともに、ホストCPU
が接続されたホストバス上に割込コントローラがあっ
て、同ホストバス上のバスブリッジから上記割込コント
ローラに対してホスト割込線が接続される。ここで、上
記割込線と上記ホスト割込線の対応は予め定められてい
る。そして、上記割込線が上記バスデバイスによって駆
動されると、バスブリッジにおいて同割込線に対応する
割込信号セルが生成されるとともに、上記スイッチモジ
ュール経由でホストバス上のバスブリッジに転送され
る。また、上記ホストバス上のバスブリッジでは、上記
割込信号セルに対応する割込ステータスレジスタをセッ
トして、同割込ステータスレジスタの値に基づいて上記
ホスト割込線を駆動するとともに、上記割込コントロー
ラに割り込みを通知する。
【0028】さらに、請求項10にかかる発明は、請求
項1〜請求項9のいずれかに記載のバス・スイッチにお
いて、スイッチモジュールの内部に出力ポートの占有状
況を示すレジスタである接続レジスタを設置して、上記
スイッチモジュールにセルが入力されたときに、上記接
続レジスタをセットするとともに、同セルが上記スイッ
チモジュールを通過した後に同接続レジスタをリセット
する。そして、上記スイッチモジュールに新たに入力さ
れたセルに対して、同セルが要求する出力先ポートに対
応した接続レジスタのビットが既にセットされていると
きは、同入力されたセルに対して転送経路が割り当てら
れていないと判断して、同セルを破棄するとともに、エ
ラー処理を開始する。
【0029】さらに、請求項11にかかる発明は、請求
項1〜請求項10のいずれかに記載のバス・スイッチに
おいて、バスブリッジにおいて生成され、転送経路の割
り当てを待機するセルを一時的に格納するセルバッファ
をバスブリッジから分離するとともに、上記バスブリッ
ジと上記セルバッファを回線により接続させる。
【0030】上記請求項1にかかる発明は、バスブリッ
ジにおいて、スケジューラによってスイッチモジュール
内の転送経路を許可されたトランザクションセルにポー
ト番号が付加されるとともに、上記スイッチモジュール
において同ポート番号を使用して出力されるため、上記
スケジューラが直接クロスバスイッチにおける転送経路
の接続を制御する必要がない。従って、上記スケジュー
ラと上記クロスバスイッチの間に回線を設置する必要が
ないとともに、上記スケジューラと上記クロスバスイッ
チを同一のLSIに格納する必要がない。
【0031】また、上記請求項2にかかる発明は、セル
を生成して転送を開始するバスブリッジがスケジューラ
に対して、スイッチモジュール経由で上記セルの転送が
終了したことを通知する。これにより、上記スイッチモ
ジュールが上記スケジューラに対して再スケジュールを
要求する必要が無くなるとともに、上記スイッチモジュ
ールと上記スケジューラの間に回線を設置する必要が無
くなる。また、転送元のバスブリッジがセルの転送終了
通知を上記スケジューラに転送するタイミングを適切に
設定することにより、上記スケジューラにおける転送経
路の再割り当ての遅れ時間を最小に抑えることが可能に
なる。従って、上記スイッチモジュールの稼働率を向上
させるとともに、上記バススイッチのスループットを向
上させることが可能になる。
【0032】さらに、上記請求項3にかかる発明は、セ
ルが有する複数のワードにワードタイプ識別ビットを付
加することにより、同ワードがトランザクションセルの
一部か、あるいはバス制御信号セルの一部であるかを識
別することができるとともに、同ワードを有するセルの
タイプを識別可能になるため、上記トランザクションセ
ルの中に上記バス制御信号セルを挿入可能になる。ま
た、上記バス制御信号セルを上記トランザクションセル
の転送終了を待たずして転送が可能になるため、割込や
異常終了の処理が迅速化されるとともに、クロスバスイ
ッチ内の転送経路割り当ての処理時間が削減される。従
って、上記クロスバスイッチの稼働率の改善とバススイ
ッチのスループットの向上が実現される。
【0033】さらに、上記請求項4にかかる発明は、セ
ルが有する複数のワードにスケジューリングセル識別ビ
ットを付加することにより、同ワードがスケジューリン
グセルにおいて、スケジュール要求セル,割当通知セル
およびセル転送終了通知セルのいずれかであるかを識別
することができるとともに、同ワードを有するセルのタ
イプを識別可能になるため、上記トランザクションセル
の中に上記スケジューリングセルを挿入可能になる。従
って、上記クロスバスイッチの稼働率の改善とバススイ
ッチのスループットの向上が実現される。
【0034】さらに、上記請求項5にかかる発明は、バ
ス制御信号セルを入力側のバスブリッジから出力側のバ
スブリッジに転送するためにバス制御信号セルスイッチ
を設置するとともに、上記バスブリッジとバス制御信号
セルスイッチとを専用回線により接続する。また、トラ
ンザクションセルと上記バス制御信号セルが異なる回線
を使用して転送されるため、同バス制御信号セルの転送
が上記バスブリッジとスイッチモジュールの間の回線に
おけるトラフィックに影響を与えない。従って、上記ト
ランザクションセルの転送スループットが低下すること
を回避することができる。
【0035】さらに、上記請求項6にかかる発明は、ス
ケジューリングセルをバスブリッジとスケジューラの間
において転送する専用回線を設置するとともに、トラン
ザクションセルと上記スケジューリングセルが異なる回
線を使用して転送されるため、上記スケジューリングセ
ルの転送が上記バスブリッジと上記スイッチモジュール
の間の回線におけるトラフィックに影響を与えない。従
って、トランザクションセルの転送スループットが低下
することを回避することができる。
【0036】さらに、上記請求項7にかかる発明は、ト
ランザクションセルが有するワードにセル終了通知ビッ
トを付加させることにより、上記トランザクションセル
の終端から所定のワード前に、この所定ワード後に同ト
ランザクションセルの転送が終了することを予告するこ
とができる。また、上記所定のワード数を適当に設定す
ることにより、上記トランザクションセルがスイッチモ
ジュールを通過し終えてからスケジューラにおいて再ス
ケジューリングが実行されるまでの時間を削減すること
が可能になるとともに、上記スイッチモジュールの稼働
率が改善され、バススイッチのスループットが向上す
る。
【0037】さらに、上記請求項8にかかる発明は、バ
スブリッジにおいて生成されたセルを複数のサブセルに
分割して、同サブセルをそれぞれに対応する複数のスイ
ッチモジュールを経由して転送先のバスブリッジに転送
するとともに、転送先のバスブリッジにおいて元のセル
に再生する。このようなバススイッチにおいて上記バス
ブリッジに接続するバス数を増加させるためには、上記
セルをより多くのサブセルに分割するとともに、上記ス
イッチモジュールと上記バスブリッジの間の回線に割り
当てられたビット幅を小さくすればよい。このように、
同ビット幅を小さくすれば、一のスイッチモジュールに
多数の多数のバスブリッジが接続可能となるとともに、
上記バスブリッジに接続可能なバス数が増加する。さら
に、上記複数のスイッチモジュールにおける転送経路の
割り当ては全て同じであるため、上記スケジューラは、
同一つでよい。むろん、アルゴリズムの変更も必要ない
ことは言うまでもない。また、上記スイッチモジュール
の多段接続が不要であるため、上記スイッチモジュール
間のフロー制御も不要である。
【0038】さらに、上記請求項9にかかる発明は、バ
スデバイスが駆動する割込線とホスト割込線の対応は予
め定められているとともに、上記バスデバイスが接続さ
れたバスとホストバスが異なる場合は、上記バスデバイ
スが発生させた割込信号をバスブリッジにおいて一旦割
込信号セルに変換して、スイッチモジュールおよび上記
ホストバス上の上記バスブリッジ経由によりホストCP
Uの割込コントローラに入力される。従って、複数のバ
スにまたがって、割込信号専用の回線を設置する必要が
ないとともに、複数のバスの間の距離が長くなっても、
簡易な設計によって割込信号の伝達が可能になる。
【0039】さらに、上記請求項10にかかる発明は、
スイッチモジュールの内部に出力ポートの占有状況を示
す接続レジスタを設置するとともに、上記スイッチモジ
ュールにおける転送経路において許可が与えられていな
いセルが上記スイッチモジュールに入力されても、上記
出力ポートにおいて衝突が発生することなくがないとと
もに、上記スイッチモジュールの誤動作や破壊を防止す
ることができる。
【0040】さらに、上記請求項11にかかる発明は、
バスブリッジにおいて生成されて転送経路の割り当てを
待機するセルを一時的にセルバッファを上記バスブリッ
ジから分離することにより、転送を要求するセルを格納
した上記セルバッファとスケジューラの距離を短縮する
ことが可能になる。従って、上記セルバッファと上記ス
ケジューラの間における通信時間を短縮することが可能
になるとともに、上記スケジューラにおけるスケジュー
リングの処理時間が短縮され、スイッチモジュールの稼
働率と上記バスブリッジ全体のスループットを向上する
ことができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、バススイッチの全体構成
の例を示す。同図においては、複数のバス4の各々がバ
スブリッジ1に接続され、各々のバスブリッジ1がスイ
ッチモジュール2及びスケジューラ3に接続されてい
る。
【0042】図2は、上記バスブリッジ1の構成の例を
示す。同図において、上記バスブリッジ1は、ターゲッ
ト制御部11及びマスタ制御部12及びセル変換部13
及びセルバッファ14によって構成される。上記ターゲ
ット制御部11は、上記バスブリッジ1が上記バス4上
のターゲットとして動作するときに同バス4を制御す
る。上記マスタ制御部12は、上記バスブリッジ1が上
記バス4上のマスタとして動作するときに同バス4を制
御する。上記セル変換部13は、上記バス4上のアドレ
ス及びコマンド及びデータを上記スイッチモジュール2
で転送するためのセルに変換し、また、上記セルバッフ
ァ14から受け取ったセルを上記バス4上のアドレス及
びコマンド及びデータ、あるいはバス制御信号に変換す
る。上記セルバッファ14は、上記セル変換部13で生
成されたセルを一時的に格納し、上記スケジューラ3に
よって上記スイッチモジュール2内の転送経路を許可さ
れた後に、格納されたセルを上記スイッチモジュール2
に転送する。また、同スイッチモジュール2から転送さ
れたセルを一時的に格納し、セル変換部13に転送す
る。
【0043】図3は、上記セル変換部13の一実施形態
である。同図によると、上記バス4上のアドレス及びデ
ータ及びコマンドは、セレクタ105及びアドレス変換
器103に入力される。同アドレス変換器103では、
上記バス4上のアドレスを上記スイッチモジュール2の
ポート番号に変換する。また、セレクタ104では、セ
ル制御部101の制御に従い、上記アドレス変換器10
3の出力であるポート番号、或いは上記セル制御部10
1にラッチされたポート番号を出力するとともに、同セ
レクタ104の出力であるポート番号の複数ビットと上
記セル制御部101から出力されるセルタイプの複数ビ
ットを合わせることにより、セルヘッダを入力とし、セ
ルの先頭の1ワード乃至複数ワードでは同セルヘッダを
出力し、同セルヘッダを出力した後に上記バス4上のア
ドレス及びデータ及びコマンドを出力する。さらに、セ
レクタ105の出力はセルバッファ14に入力され、同
セルバッファ14から上記セル変換部13に入力される
セルは、マルチプレクサ106に入力される。同マルチ
プレクサ106では、入力されたセルのうちセルヘッダ
とコマンドを上記セル制御部101に出力し、アドレス
及びデータ及びコマンドを上記バス4上に出力する。
【0044】次に、上記セル制御部101の実施形態を
説明する。以下、説明のため、アドレス線とデータ線が
共通にするとともに、PCIバスを想定する。上記セル
制御部101では、上記バスブリッジ1がターゲットと
して動作しているときと、マスタとして動作していると
きで処理が異なり、さらにそれぞれの場合について、ラ
イト処理の場合と、リード処理の場合で処理が異なる。
上記バスブリッジ1がターゲットとしてライト処理を実
施する場合、上記ターゲット制御部11が上記バス4上
にアドレス及びコマンドが駆動されていることを上記セ
ル制御部101に伝え、同セル制御部101は、上記セ
レクタ104から上記アドレス変換器103の出力をポ
ート番号として出力させ、セルの種類を指定するセルタ
イプを出力し、出力されたポート番号とセルタイプを合
わせてセルヘッダとし、上記セレクタ105からセルヘ
ッダを出力するとともに、出力されたポート番号とセル
タイプを合わせてセルヘッダとし、同セレクタ105か
らセルヘッダを出力させる。また、上記セルバッファ1
4に対して、上記セル変換部13から上記セルバッファ
14にセルが入力されていることを通知する。次に、上
記セルバッファ14にセルの転送が続いていることを通
知し、セルヘッダの次のワードとして上記セレクタ10
5からアドレス及びコマンドを出力する。この後、上記
ターゲット制御部11は、上記バス4上にデータが駆動
されていることを上記セル制御部101に伝え、同セル
制御部101は上記セルバッファ14にセルの転送が続
いていることを通知し、上記セレクタ105からデータ
を出力させる。
【0045】また、上記バスブリッジ1がターゲットと
してリード処理を実施する場合、上記ターゲット制御部
11が上記バス4上にアドレス及びコマンドが駆動され
ていることを上記セル制御部101に伝え、同セル制御
部101は、上記セレクタ104から上記アドレス変換
器103の出力をポート番号として出力させ、上記セル
制御部101は上記セレクタ104から上記アドレス変
換器103の出力をポート番号として出力させるととも
に、セルの種類を指定するセルタイプを出力し、出力さ
れたポート番号とセルタイプを合わせてセルヘッダと
し、上記セレクタ105からセルヘッダを出力させる。
また、上記セルバッファ14に対して、上記セル制御部
13から同セルバッファ14にセルが入力されているこ
とをセル出力通知285によって通知する。次に、上記
セルバッファ14にセルの転送が続いていることを、上
記セル出力通知285によって通知し、セルヘッダの次
のワードとして上記セレクタ105からアドレス及びコ
マンドを出力する。この後、上記ターゲット制御部11
は、リード結果のデータが到着するのを待機する。ま
た、上記セルバッファ14にリード結果のデータを含む
セルが到着すると、同セルバッファ14はセル入力通知
283を使って、上記セル制御部101に対してセルの
到着を通知する。ここで、同セル制御部101は、セル
要求284を使って、上記セルバッファ14からセルの
出力を開始させ、マルチプレクサ106経由で、セルヘ
ッダを上記セル制御部101に入力させる。次に、上記
ターゲット制御部にデータの到着を通知し、上記マルチ
プレクサ106経由でデータを上記バス4に出力する。
【0046】次に、上記バスブリッジ1がマスタとして
ライト処理を実施する場合の上記セル制御部101の動
作は、以下の通りである。まず、上記セルバッファ14
からセルの到着の通知が上記セル入力通知283によっ
て上記セル制御部101に伝えられる。これを受け、同
セル制御部101では、上記セル要求284を使って上
記セルバッファ14からセルの出力を指令し、上記マル
チプレクサ106経由でセルヘッダを上記セル制御部1
01に入力する。次に、上記マルチプレクサ106経由
でアドレス及びコマンドを上記バス4に出力させるとと
もに、コマンドを上記セル制御部101に入力し、上記
マスタ制御部12に対してライト処理を開始させる。同
マスタ制御部12から、データ転送開始の指令が上記セ
ル制御部101に伝えられると、同セル制御部101
は、上記セルバッファ14に対してセルの残りであるデ
ータの転送を指令し、上記マルチプレクサ106経由で
データを上記バス4上に出力させる。
【0047】次に、上記バスブリッジ1がマスタとして
リード処理を実施する場合の上記セル制御部101の動
作は、以下の通りである。まず、上記セルバッファ14
からセルの到着の通知が上記セル入力通知283によっ
て上記セル制御部101に伝えられる。これを受け、同
セル制御部101では、上記セル要求284を使って上
記セルバッファ14からセルの出力を指令し、上記マル
チプレクサ106経由でセルヘッダを上記セル制御部1
01に入力し、セルヘッダ内のポート番号を内部のレジ
スタに格納する。次に、上記マルチプレクサ106経由
でアドレス及びコマンドを上記バス4に出力させると同
時に、コマンドを上記セル制御部101に入力し、上記
マスタ制御部12に対してリード処理を開始させる。こ
の後、上記セル制御部101は、内部のレジスタに格納
されているポート番号を上記セレクタ104から出力さ
せ、また、該当するセルタイプも出力し、合わせてセル
ヘッダを上記セレクタ105に入力する。さらに、上記
セル出力通知285によってセルバッファにセルの出力
を通知した後、上記セレクタ105から入力されたセル
ヘッダを上記セルバッファ14に出力させる。そして、
上記マスタ制御部12から、データ読み込みの指令が上
記セル制御部101に伝えられると、同セル制御部10
1は、上記セレクタ105から上記バス4上において駆
動されているデータを上記セレクタ105に出力させ、
上記セルバッファ14に転送する。
【0048】図4は、上記セルバッファ14の一実施形
態である。同図によると、同セルバッファ14は、メモ
リ管理部111に出力バッファ入力制御部112と、出
力バッファ出力制御部113と、出力バッファメモリ1
14と、入力FIFOバッファ115とから構成され
る。上記セル変換部13から上記セルバッファ14にセ
ルが入力されると、まず、上記出力バッファ入力制御部
112に入力される。同出力バッファ入力制御部112
は、入力されたセルヘッダに基づいて上記メモリ管理部
111にセル一つ分のメモリ割当てを要求する。上記メ
モリ管理部111は、上記出力バッファメモリ114に
おいて使用可能なメモリ領域を算出し、その先頭アドレ
ス、すなわち書込み先頭アドレスを上記出力バッファ入
力制御部112に返す。書込み先頭アドレスを受け取っ
た上記出力バッファ入力制御部112は、同アドレスを
書込みアドレスの初期値に設定し、セルを先頭から1ワ
ード格納する度に書込みアドレスを1ワード分だけイン
クリメントしながら、上記出力バッファメモリ114に
書込みアドレスを入力する。同出力バッファメモリ11
4は、上記出力バッファ入力制御部112から出力され
る書込みアドレスに、セルを1ワードずつ書き込む。
【0049】ここで、上記出力バッファメモリ114に
セルが格納されている場合、上記メモリ管理部111
は、上記スケジューラ3にそのセルに対して、上記スイ
ッチモジュール2内の転送経路の割当を要求して、スケ
ジューラ要求セルを送信する。上記スケジューラ3にお
けるスケジューラリング処理の結果、送信したスケジュ
ーラ要求セルが要求する上記スイッチモジュール2内に
おける転送経路が割当て可能と判断されると、上記スケ
ジューラ3から上記メモリ管理部111及び上記出力バ
ッファ出力制御部113に対して割当て通知セルが返信
される。上記メモリ管理部111が割当て通知セルを受
け取ると、その割当通知セルによって転送経路が許可さ
れたセルについて、そのセルが格納されている上記出力
バッファメモリ114内の先頭アドレス、すなわち読み
出し先頭アドレスを出力し、上記出力バッファ出力制御
部113に入力する。同出力バッファ出力制御部113
は、割当通知セルを受け取ると、上記メモリ管理部11
1から出力される読み出し先頭アドレスを読み出しアド
レスの初期値とし、同出力バッファメモリ114からセ
ルを1ワード出力するごとに1ワード分ずつ読み出しア
ドレスをインクリメントし、上記出力バッファメモリ1
14に入力する。同出力バッファメモリ114では、入
力された読み出しアドレスからセルを1ワードずつ読み
出し、上記スイッチモジュール2へトランザクションセ
ルとして出力する。
【0050】ここで、上記スイッチモジュール2から上
記セルバッファ114にトランザクションセルが入力さ
れると、上記入力FIFOバッファ115に入力され
る。また、同入力FIFOバッファ115では、内部に
セルがバッファされている場合は、セル通知を上記セル
変換部13に対して出力する。同セル変換部13からセ
ル要求が通知されると、上記入力FIFOバッファ11
5は、1ワードずつセルを上記セル変換部13に出力す
る。
【0051】図5は、上記トランザクションセルのフォ
ーマットの一実施形態を示す図である。同図において、
上記トランザクションセルは、ヘッダの1ワードと、そ
れに続くデータkワードと、デリミタ1ワードより構成
される。各ワードはm+3ビットで構成され、上位1ビ
ット、すなわち、ビットm+2が1であるワードはデー
タであり、0のときはそれ以外であることを示す。上位
1ビットが0であるとき、上位3ビット、すなわちビッ
トm+2及びビットm+1及びビットmをこの順番で並
べた2進数であらわすと011であるときはヘッダであ
り、010のときはデリミタであることを示す。また、
セルヘッダの下位mビットは転送先ポート番号を示す。
また、上位3ビットが000であるときは、トランザク
ションセルではない無効なワードであることを示す。
【0052】図6は、図5で定義されたトランザクショ
ンセルを入力ポートから出力ポートに転送する上記スイ
ッチモジュール2の内部構成の実施形態である。同図に
よると、上記スイッチモジュール2に入力されたセル
は、入力ポート121を最初に経由する。そして、レジ
スタ122に1ワードずつ入力され、また、各ワードの
うち必要なビットを出力ポート・マルチプレクサ制御入
力201として出力ポート・マルチプレクサ123に1
ワードずつ入力される。同出力ポート・マルチプレクサ
123は、上記出力ポート・マルチプレクサ制御入力2
01の値によって出力を制御され、上記レジスタ122
経由で1クロック遅らされて入力されるワード入力20
2を出力ポート124に出力する。同出力ポート124
に転送されたセルは上記バスブリッジ4に転送される。
以上の構成により、上記スケジューラ3に直接制御され
ることなく、上記スイッチモジュール2においてセルを
転送することが可能となる。
【0053】図7は、トランザクションセルが図5で説
明したフォーマットをとる場合で、しかも転送ポート番
号の桁数mが2である場合の、上記出力ポート・マルチ
プレクサ123の入力に対する出力の対応の例を示す図
である。同図において、上記出力ポート・マルチプレク
サ123の制御入力である上記出力ポート・マルチプレ
クサ制御入力201は、各ワードの上位3ビットである
ワードタイプ識別ビットと下位2ビットの組み合わせで
ある5ビットである。同出力ポート・マルチプレクサ制
御入力201が2進数で表示して01100である場
合、上記出力ポート・マルチプレクサ123の第一出力
203及び第二出力204及び第三出力205はいずれ
もハイ・インピーダンスとなる。
【0054】また、上記出力ポート・マルチプレクサ制
御入力201が01101である場合、上記出力ポート
・マルチプレクサ123の出力は、第一出力203がワ
ード入力202であり、第二出力204及び第三出力2
05はいずれもハイ・インピーダンスとなる。上記出力
ポート・マルチプレクサ制御入力201が01110で
ある場合、上記出力ポート・マルチプレクサ123の出
力は、第二出力204がワード入力202であり、第一
出力203及び第三出力205はいずれもハイ・インピ
ーダンスとなる。
【0055】さらに、上記出力ポート・マルチプレクサ
制御入力201が01111である場合、上記出力ポー
ト・マルチプレクサ123の出力は、第三出力205が
ワード入力202であり、第一出力203及び第二出力
204はいずれもハイ・インピーダンスとなる。さら
に、出力ポート・マルチプレクサ制御入力201の最上
位ビットが1である場合、その他のビット値に関わら
ず、第一出力203及び第二出力204及び第三出力2
05の出力に変更はない。すなわち、各々の出力につい
て、1クロック前の出力がハイ・インピーダンスであっ
た場合は、ハイ・インピーダンスとなり、1クロック前
の出力がワード入力202であった場合にはワード入力
202となる。
【0056】以上によって、本発明の請求項1によるバ
ススイッチが実現される。なお、本実施形態において、
トランザクションセルのフォーマットは、セルヘッダ、
データ、デリミタ、及び無効なワードの区別がつくとい
う必要最低条件を満たし、かつ、実現可能なビット幅に
収まるのであれば、他のフォーマットでも本発明の効果
が得られることは明らかである。
【0057】以下、本発明の請求項2によるバススイッ
チの実施形態を説明する。本発明の請求項2によるバス
スイッチでは、請求項1の実施形態において説明した図
4のセルバッファ14の構成を、図8で示すセルバッフ
ァ14の構成で置き換えることにより実現される。図8
によるセルバッファ14の構成では、出力バッファメモ
リ114からセル出力が終了した時点で、出力バッファ
出力制御部113が上記スケジューラ3に対してセル転
送終了通知セルを転送する。
【0058】図9は、本発明の請求項2によるバススイ
ッチにおける処理の流れを示す図である。同図による
と、上記二つのバスブリッジ4から上記スケジューラ3
にスケジューラ要求セルを転送する。同スケジュール要
求セルを受信した上記スケジューラ3は、要求されてい
る転送経路が割当て可能であるかを判断し、割当てが可
能であると判断される場合は、割当て通知セルを上記第
一バスブリッジ4に返信する。同割当て通知セルを受信
した上記第1バスブリッジ4は、上記スイッチモジュー
ル2に対してトランザクションセルを転送する。同スイ
ッチモジュール2は、上記第一バスブリッジ4から受信
したトランザクションセルを上記第二バスブリッジ4に
転送する。また、トランザクションセルの最終ワードを
転送するとき、上記第一バスブリッジ4は、上記スケジ
ューラ3に対して転送終了通知セルを転送してトランザ
クションセルが上記スイッチモジュール2を通過したこ
とを通知する。以上の処理により、上記スイッチモジュ
ール2と上記スケジューラ3が通信することなく、しか
も上記スイッチモジュール2においてトランザクション
セルの衝突を回避することが可能となる。
【0059】以下、本発明の請求項3によるバスブリッ
ジの実施形態を説明する。図10は、ワードタイプ識別
ビットを使うことによってトランザクションセルの中に
バス制御信号セルを挿入した場合のワードの時系列を示
した図である。同図によると、各ワードの上位3ビット
を上記ワードタイプ識別ビットとして使い、各ワードの
タイプを区別している。各ワードの上位3ビットが01
1である場合にはヘッダーであることを、010である
場合にはデリミタであることを、001である場合はバ
ス制御信号であることを、そして000である場合には
無効なワードであることを示す。また、各ワードの最上
位ビットが1である場合には、そのワードがデータであ
ることを示す。
【0060】図11は、図10で定義されたワードタイ
プ識別ビットを用いた場合のトランザクションセル及び
バス制御信号セルを入力ポートから出力ポートに転送す
る上記スイッチモジュール2の内部構成の実施形態であ
る。同図によると、上記スイッチモジュール2に入力さ
れたセルは、入力ポート121を最初に経由する。そし
て、入力ポート・レジスタ122に1ワードずつ入力さ
れ、また、ワードタイプ識別ビットのビットがスイッチ
・マルチプレクサ制御入力206としてスイッチ・マル
チプレクサ126に入力される。同スイッチ・マルチプ
レクサ126は、スイッチ・マルチプレクサ制御入力2
06によって出力を制御され、入力ポート・レジスタ1
22経由で1クロック遅れて出力されるワード入力20
2として入力し、ワード入力202の値をトランザクシ
ョンセルスイッチ127またはバス制御信号セルスイッ
チ128に転送する。トランザクションセルスイッチ1
27に転送されたトランザクションセルは、出力ポート
・レジスタ129に転送される。
【0061】また、バス制御信号セルスイッチ128に
転送されたバス制御信号セルは、転送先である出力ポー
ト124に接続された出力ポートセレクタ130に転送
され、その内のワードタイプ識別ビットが出力ポート・
セレクタ130の第二制御入力225として入力され
る。出力ポート・レジスタ129の出力は出力ポート・
セレクタ130に入力され、また、そのうちワードタイ
プ識別ビットは第一制御入力224として出力ポート・
セレクタ130に入力される。出力ポート・セレクタ1
30では、有効なバス制御信号セルが入力されていると
きはバス制御信号セルが出力ポートに出力されるように
入力を選択し、そうでないときは出力ポートレジスタ1
29の出力を選択して出力する。出力ポート124に転
送されたセルはバスブリッジ4に転送される。以上の構
成により、トランザクションセルの中にバス制御信号を
挿入することが可能となる。
【0062】図12は、ワードタイプ識別ビットが図1
0で説明した構成をとる場合の、スイッチ・マルチプレ
クサ126の入力に対する出力の対応の例を示す図であ
る。同図によると、上記スイッチ・マルチプレクサ12
6の制御入力であるスイッチ・マルチプレクサ制御入力
206は、各ワードの上位3ビットであるワードタイプ
識別ビットである。スイッチ・マルチプレクサ制御入力
206が2進数で表示して000である場合、上記スイ
ッチ・マルチプレクサ126は、その出力であるスイッ
チ・マルチプレクサ第一出力207及びスイッチ・マル
チプレクサ第二出力208のいずれをもハイ・インピー
ダンスとする。上記スイッチ・マルチプレクサ制御入力
206が001である場合、スイッチ・マルチプレクサ
第一出力はハイ・インピーダンスで、スイッチ・マルチ
プレクサ第二出力はワード入力202となる。
【0063】また、上記スイッチ・マルチプレクサ制御
入力206が010または011である場合は、スイッ
チ・マルチプレクサ第一出力207はワード入力202
となり、スイッチ・マルチプレクサ第二出力208はハ
イ・インピーダンスとなる。また、スイッチ・マルチプ
レクサ制御入力206の最上位ビットが1である場合、
スイッチ・マルチプレクサ第一出力207はワード入力
202となり、スイッチ・マルチプレクサ第二出力20
8はハイ・インピーダンスとなる。
【0064】図13は、図11における出力セレクタ1
30の動作を説明する図である。同図では、出力ポート
レジスタ129から出力される各ワードの上位3ビット
を第一制御入力224とし、また、バス制御信号セルス
イッチ128から出力される各ワードの上位4ビットを
第二制御入力225としている。同図によると、第二制
御入力225が0010であるとき、第一制御入力22
4の値にかかわらず、出力セレクタ出力227の出力と
して、バス制御信号スイッチ128の出力であるバス制
御信号・ワード入力222を出力する。また、第二制御
入力225が0000であって、第一制御入力が011
または010であるとき、出力セレクタ出力227にト
ランザクション・ワード入力221を出力する。さら
に、第二制御入力225が0000で、かつ、第一制御
入力224の最上位ビットが1であるとき、出力セレク
タ出力227は、やはり、トランザクション・ワード入
力221となる。第一制御入力224が000であり、
第二制御入力225が0000のとき、出力セレクタ出
力227からは無効ワードが出力される。
【0065】以上の実施形態において、ワードタイプ識
別ビットのフォーマットは一例に過ぎない。トランザク
ションセルのヘッダ、データ、デリミタ、及び無効ワー
ド、さらにバス制御信号のワードの区別がつけば、別の
フォーマットでも同様の効果が得られるのは明らかであ
る。また、各バス・制御信号セルが複数ワードで構成さ
れていてもかまわない。この場合、スイッチ・マルチプ
レクサ126及び出力セレクタ130は各々のセルの先
頭ワードのみに記載されたワードタイプ識別ビットを参
照して出力を切り換えるか、複数ワードにまたがるワー
ドタイプ識別ビットが入力されるのを待って出力を切り
換えることになる。
【0066】図14は、ワード毎にトランザクションセ
ル及びバス制御信号及びスケジューリングセルを混在さ
せることを可能とする、請求項4によるバススイッチに
おけるワードタイプ識別ビットの実施形態である。同図
によると、ワードタイプ識別ビットとして最上位4ビッ
トを使う。最上位ビットが1であるときはデータである
ことを示し、最上位ビットが0であるときはヘッダ、デ
リミタ、バス制御信号セル、スケジューリングセル、ま
たは無効ワードであることを示す。最上位3ビットが0
11であるときはヘッダであり、010であるときはデ
リミタであり、000であるときは無効ワードであり、
001であるときはバス制御信号セル若しくはスケジュ
ーリングセルである。最上位4ビットが001のときは
バス制御信号セルであり、0011のときはスケジュー
リングセルである。
【0067】図15は、図14で定義されたワードタイ
プ識別ビットを用いた場合のスイッチモジュール2の内
部構成の実施形態である。同図によると、入力ポート1
21経由でスイッチモジュール2に入力されたセルは、
入力ポート・レジスタ122に1ワードずつ入力され、
また、ワードタイプ識別ビットのビットがスイッチ・マ
ルチプレクサ制御入力206としてスイッチ・マルチプ
レクサ126に入力される。スイッチ・マルチプレクサ
126は、スイッチ・マルチプレクサ制御入力206に
よって出力を制御され、入力ポート・レジスタ122経
由で1クロック遅れて出力されるワード入力202とし
て入力し、ワード入力202の値をトランザクションセ
ルスイッチ127またはバス制御信号セルスイッチ12
8若しくはスケジューラ3に転送する。トランザクショ
ンセルスイッチ127に転送されたトランザクションセ
ルは、転送先である出力ポート124に出力ポート・セ
レクタ130を経由して接続されている出力ポート・レ
ジスタ129に転送される。また、バス制御信号・スイ
ッチ128に転送されたバス制御信号セルは、転送先で
ある出力ポート124に出力ポート・セレクタ130を
経由して接続されているバス制御信号レジスタ131に
転送される。また、スケジューラ3の出力は、転送先で
ある出力ポート124に接続されている出力ポート・セ
レクタ130に入力されている。
【0068】出力ポートレジスタ129は、トランザク
ションセルを1ワードずつ格納し、入力された順序で1
ワードずつ出力する。出力された出力ポートレジスタ1
29から消去される。また、出力ポートレジスタ129
にワードが格納されていないときは、無効ワードを出力
する。また、バス制御信号レジスタ131は、バス制御
信号セルを1ワードずつ格納し、入力された順序で1ワ
ードずつ出力する。出力されたワードはバス制御信号レ
ジスタ131から消去される。また、バス制御信号レジ
スタ131にワードが格納されていないときは、無効ワ
ードを出力する。
【0069】ここで、出力ポート・セレクタ130に
は、出力ポートレジスタ129の出力、及びバス制御信
号レジスタ131の出力、及びスケジューラ3の出力を
入力する。また、出力ポートレジスタ129から次に出
力されるべきワードにおけるワードタイプ識別ビット、
及びバス制御信号レジスタ131から次に出力されるべ
きワードにおけるワードタイプ識別ビット、及びスケジ
ューラ3から出力されるワードにおけるワードタイプ識
別ビットを、各々第一制御入力224、及び第二制御入
力225、及び第三制御入力226として、やはり出力
ポート・セレクタ130に入力する。そして、第一制御
入力224及び第二制御入力225及び第三制御入力2
26によって制御された出力ポート・セレクタ130
が、出力ポートレジスタ129の出力、またはバス制御
信号レジスタ131の出力、またはスケジューラ3の出
力を出力ポート・セレクタ出力227に出力する。出力
ポート・セレクタ出力227は、出力ポート124を経
由してバスブリッジ4に転送される。以上の構成によ
り、トランザクションセルの中にバス制御信号セル及び
スケジューリングセルを挿入することが可能となる。
【0070】図16は、ワードタイプ識別ビットが図1
4で説明した構成をとる場合の、スイッチ・マルチプレ
クサ126の入力に対する出力の対応の例を示す図であ
る。同図によると、スイッチ・マルチプレクサ126の
制御入力であるスイッチ・マルチプレクサ制御入力20
6は、各ワードの上位4ビットであるワードタイプ識別
ビットである。スイッチ・マルチプレクサ制御入力20
6の上位3ビットが2進数で表示して000である場
合、スイッチ・マルチプレクサはその出力であるスイッ
チ・マルチプレクサ第一出力207及びスケジューリン
グセル第二出力208及びスケジューリングセル第三出
力209のいずれをもハイ・インピーダンスとする。ス
イッチ・マルチプレクサ制御入力206が0010であ
る場合、スイッチ・マルチプレクサ第一出力207とス
イッチ・マルチプレクサ第三出力209はハイ・インピ
ーダンスで、スイッチ・マルチプレクサ第二出力208
はワード入力202となる。
【0071】また、スイッチ・マルチプレクサ制御入力
206が0011である場合、スイッチ・マルチプレク
サ第一出力207とスイッチ・マルチプレクサ第二出力
208はハイ・インピーダンスで、スイッチ・マルチプ
レクサ第三出力209はワード入力202となる。スイ
ッチ・マルチプレクサ制御入力206の上位2ビットが
01の場合、スイッチ・マルチプレクサ第一出力207
はワード入力202となり、スイッチ・マルチプレクサ
第二出力208及びスイッチ・マルチプレクサ第三出力
209はハイ・インピーダンスとなる。さらに、スイッ
チ・マルチプレクサ制御入力206の最上位ビットが1
である場合、スイッチ・マルチプレクサ第一出力207
はワード入力202となり、スイッチ・マルチプレクサ
第二出力208及びスケジューリングセル第三出力20
9はハイ・インピーダンスとなる。
【0072】図17は、図15における出力セレクタ1
30の動作の例である。同図によると、出力セレクタ1
30は、第三制御入力226が0011のときは出力セ
レクタ出力227をスケジューリング・ワード入力22
3とし、第三制御入力226が0000で、第二制御入
力225が0010のときは出力セレクタ出力227を
バス制御信号・ワード入力222とし、第三制御入力2
26及び第二制御入力225がともに0000で、第一
制御入力224の上位2ビットが01であるときは出力
セレクタ出力227をトランザクション・ワード入力2
21とし、第三制御入力226及び第二制御入力225
がともに0000で、第一制御入力224の最上位ビッ
トが1であるときは出力セレクタ出力227をトランザ
クション・ワード入力221とし、第三制御入力226
及び第二制御入力225がともに0000で、第一制御
入力224が000のときは無効ワードを出力する。
【0073】以上の実施形態により、請求項4によるバ
ススイッチが実現される。もちろん、本実施形態におけ
るワードタイプ識別ビットのフォーマットは一例に過ぎ
ず、トランザクションセルのヘッダ、データ及びデリミ
タ、バス制御信号セル、スケジューリングセル及び無効
ワードの区別がつけば、他のフォーマットでも同様の効
果が得られることは明らかである。また、バス制御信号
セル、あるいはスケジューリングセルが各々複数ワード
で構成されていてもかまわない。この場合、スイッチ・
マルチプレクサ126及び出力セレクタ130は各々の
セルの先頭ワードのみに記載されたワードタイプ識別ビ
ットを参照して出力を切り換えるか、複数ワードまたが
るワードタイプ識別ビットが入力されるのを待って出力
を切り換えることになる。
【0074】図18は、本発明の請求項5の実施形態で
ある。同図によると、バススイッチ内部には、バス制御
信号セルをスイッチングするための専用モジュールであ
るバス制御信号スイッチモジュール6を備え、各バスブ
リッジ1はバス制御信号スイッチモジュール6との間に
独立した回線を待つ。このような構成をとることによ
り、バス制御信号セルの転送を、トランザクションセル
の転送及びスケジューリングセルの転送とコンカレント
に実施することが可能となり、高速なバス制御信号セル
の転送が可能となる。
【0075】図19は、本発明の請求項5によるバスス
イッチにおける、セル変換部13の実施形態である。同
図によると、セル制御部101は、バス上で発生した割
込み信号及びエラー信号を含むバス制御信号をセルに変
換し、バス制御信号セル出力回線261経由でバス制御
信号セルスイッチ6に転送する。また、バス制御信号セ
ルスイッチ6からバス制御信号セル入力回線262経由
で入力されたバス制御信号セルを変換し、ターゲット制
御部11及びマスタ制御部12を駆動してバス4上に必
要な制御信号を出力する。以上により請求項5によるバ
ススイッチが実現される。なお、バス制御信号セルを一
旦、セルバッファ14に格納してからバス制御信号セル
スイッチ6に転送することで、トランザクションセルと
バス制御信号セルの転送の順番を保持することにおいて
も、本発明が実現される。
【0076】図20は、本発明の請求項6によるバスス
イッチの構成である。同図によると、各バスブリッジ1
はスイッチモジュール2との回線とは別に、スイッチン
グ3との回線を待つ。また、スケジューラ3との回線に
は、図4におけるスケジューリングセル出力回線とスケ
ジューリングセル入力回線を接続することにより、本発
明の効果が実現される。
【0077】図21は、本発明の請求項7の実施形態で
ある。同図によると、あるワードの上位2ビットが11
であるときは、そのワードがデータを構成することを示
す。そして、あるワードの上位2ビットが10であると
きは、そのワードがデータを構成すること、かつ、Mサ
イクル後にそのワードを構成するトランザクションセル
の転送が終了することを示す。同フォーマットにより、
スイッチモジュール2及びスケジューラ3に対して、M
クロック先にデータ転送終了を通知することが可能とな
る。
【0078】図22は、本発明の請求項8の実施形態で
ある。同図によると、バスブリッジ1とスイッチモジュ
ール2の間の回線を、一定のビット幅で分割し、分割し
た結果得られる複数の回線を各々別のスイッチモジュー
ルに接続することでバススイッチが構成される。
【0079】図23は、図22のバスブリッジの内部に
おけるセルの構成の例を示す図である。同図によると、
バス4上で発生する32ビットの幅を持つ各キーワード
は、8ビットの幅を持つ4つのサブ・ワードに分割され
る。また、ヘッダも8ビット幅の4つのサブ・ワードに
分けられ、各々にワードタイプ識別子と転送先ポート番
号が記載される。なお、スイッチモジュール2でデータ
のサブ・ワードをヘッダやデリミタのサブ・ワードから
区別する場合、各サブ・ワードに1ビットのワードタイ
プ識別子を付加する必要がある。
【0080】図24は、請求項8によるバススイッチに
おけるセル変換部13の一実施形態である。同図による
と、バスから入力されたアドレス及びコマンド及びデー
タは、8ビット幅で4つに分割され、各々が出力ワード
・セレクタ105において8ビットのセルヘッダが付加
され、セルバッファ14に転送される。
【0081】図25は、請求項8によるバススイッチに
おけるセルバッファ14の一実施形態である。同図によ
ると、スケジューラ3によって転送を許可されたセル
は、8ビット幅に4分割され、各が別々の回線経由で別
々のスイッチモジュール2に転送される。また、4つの
別々なスイッチモジュール2から別々な回線経由で入力
される8ビット幅のサブ・ワードは再び32ビット幅の
ワードにまとめられた入力FIFO115に入力され
る。
【0082】以上により、本発明の請求項8によるバス
スイッチが実現される。特に、図22ではバスブリッジ
1とスイッチモジュール2の間の回線が32ビットの幅
を持つとし、それを8ビットの幅を持つ4回線に分割し
て各々4つのスイッチモジュール2に接続している。バ
スブリッジ1とスイッチモジュール2の間の回線が32
ビット以外の幅を持つ場合、あるいは、分割した結果の
各回線のビット以外である場合、分割した結果の本線が
4回線以外である場合でも、分割した結果得られる回線
経由の全てのセルがスイッチモジュール2を経由して転
送されるのであれば本発明の効果が得られるのは明らか
である。
【0083】図26は、本発明の請求項9の実施形態で
ある。同図によると、あるバス・デバイス301に接続
された一本乃至複数本のデバイス割り込み線241は、
上記バスブリッジ1に接続されている。そして、同バス
ブリッジ1おいて上記デバイス割り込み線241に伝え
られた割り込み信号が割り込み信号セルに変換されて、
上記スイッチモジュール2を経由してホストCPUが接
続されるバス上の上記バスブリッジ1に転送される。上
記割り込み信号セルを受け取った上記バスブリッジ1で
は、割り込み信号セルを解釈して適当なホスト割り込み
線242を駆動する。また、ホスト割り込み線242は
割り込みコントローラ302に接続されており、各デバ
イス割り込み線241毎にバスブリッジ1と割り込みコ
ントローラ302との間にホスト割り込み線が一本割り
当てられている。
【0084】図27は、本発明の請求項9によるバスス
イッチにおける、割込み信号セルのフォーマットの一実
施形態である。同図によると、nビットからなる割り込
み信号セルのうち、下位rビットに転送ポート番号を記
し、次のtビットにホスト割込み線識別ビット273を
記し、その次のuビットに割込み信号識別ビット272
を記し残りの(n−r−t−u)ビットにワードタイプ
識別ビット271を記す。ここで言う転送ポート番号と
は、ホスト側バスブリッジ8に接続されたスイッチモジ
ュール2の出力ポート124のポート番号である。ま
た、ホスト割込み線識別ビット273は、ホスト側バス
ブリッジ8に接続されたホスト割込み線242を識別す
るのに用いられる。同ホスト側バスブリッジ8は、ホス
ト割込み線識別ビット273に相当するホスト割込み線
242を駆動する。また、ワードタイプ識別ビット27
1は、このワードがバス制御信号セルの一部であること
を示し、割込み信号識別ビット272は、それが特に割
込み信号セルであることを示す。
【0085】図28は、本発明の請求項9によるバスス
イッチにおける、他の割込み信号セルフォーマットの実
施形態である。同図では、図27とは違いsビットの割
込みステータスレジスタ識別ビット274を記載してい
る。同割込みステータスレジスタ識別ビット274とは
ホスト側バスブリッジ8内に設けられたレジスタであ
り、ホスト割込み線242が駆動されたときに、同割込
み線を駆動したバス・デバイス301を識別するために
用いられる。
【0086】もちろん、図27及び図28は一実施形態
に過ぎず、別のフォーマットであっても、正しく割込み
が処理されれば、本発明の効果が実現できる。すなわ
ち、スイッチモジュール2において出力ポート124に
正しく転送するための転送先ポート番号、ホスト側バス
ブリッジで正しいホスト割込み線242を駆動するため
の識別子、及び同セルが割込み信号であることを識別さ
せるための識別子が含まれ、割込みステータスレジスタ
163を使用する場合は、レジスタ内の該当ビットを識
別させるための識別子が含まれていれば良い。
【0087】図29は、デバイス側バスブリッジ7の構
成の一実施形態である。同図では、図2で説明したバス
ブリッジ1に、デバイス側割込み線241が追加されて
おり、同デバイス側割込み線241はセル変換部13に
接続されている。
【0088】図30は、ホスト側バスブリッジ8の構成
の一実施形態である。同図では、図2で説明したバスブ
リッジ1に、ホスト側割込み線241−1、241−
2、241−3、241−4が追加されており、各々セ
ル変換部13に接続されている。ここで、本実施形態に
おいては、ホスト側割込み線を4本としたが、これはあ
くまでも説明のための例に過ぎず、これが何本あっても
構成は同じである。
【0089】図31は、デバイス側バスブリッジ7にお
けるセル変換部13の一実施形態である。同図における
セル変換部13は、図3におけるセル変換部13に割込
み信号セル・レジスタ161とデバイス側割込み線24
1が追加されている。バス・デバイス301は、デバイ
ス側割込み線241を一本駆動し、セル制御部101に
おいて割込み信号処理を開始させる。また、セル制御部
101は、割込み信号処理を開始すると、出力ワードセ
レクタ105を切り換えて、駆動されたデバイス側割込
み信号セル・レジスタ161に格納された割込み信号セ
ル・レジスタ161に格納された割込み信号セルのコピ
ーをセルバッファ14に出力する。ここで、割込み信号
セル・レジスタ161の構成として、割込み信号セルを
そのまま格納することで本発明の効果が実現される。
【0090】また、割込み信号セル・レジスタには個々
の割込み信号セルに特有なビットを格納し、それ以外の
ビットは論理素子によって実現し、前者と後者を組み合
わせて出力ワードセレクタ105経由で出力しても、本
発明の効果が実現される。例えば、図33に示すよう
に、ホスト側バスブリッジ8に接続されたホスト割込み
線242を識別するホスト割込み線識別ビット、また、
ホスト側バス・ブリッジ8に図35に示す割込みステー
タスレジスタ163がある場合には、割込みステータス
レジスタ163内のビットを指定する割込みステータス
レジスタ識別ビットを割込み信号セル・レジスタに格納
する。この場合、セル制御部101において、図32に
示すように、バス上で発生したトランザクションをもと
に、スイッチモジュール2における出力ポート242を
指定する転送先ポート番号、生成されたワードがバス制
御信号であることを示すワードタイプ識別ビット、及び
生成されたワードが割込み信号であることを示す割込み
信号識別ビットを出力し、同出力と割込み信号セル・レ
ジスタ161の出力をもとにセルを生成することでも本
発明の効果が実現される。また、転送先ポート番号、ワ
ードタイプ識別ビット、および信号識別ビットのうち一
つ乃至複数を割込み信号セル・レジスタ161に格納し
ても良い。
【0091】図34はホスト側バスブリッジ8における
セル変換部13の一実施形態である。同図では、図3で
説明したバスブリッジ1に割込み線制御162が追加さ
れている。割込み線制御162の内部には割込みステー
タス・レジスタ244が設けられており、セル制御部1
01から割込み線制御162に入力される割込み線制御
入力243の値に従って、割込みステータスレジスタ2
44の該当するビットがセットされる。また、割込み線
制御162の内部にある割込みステータスレジスタ24
4の値はバス4を通じて外部から読み出し・書込みが可
能である。
【0092】従って、割込みを受けたホストプロセッサ
303は、割込みステータスレジスタ244の値を読み
出して割込みしているデバイスを識別し、また、割込み
処理が終了したら割込みステータスレジスタ244の該
当するビットの値をリセットする。
【0093】ここで、割込み線制御入力243の例とし
て、割込み信号セル内のワードタイプ識別ビットビット
271、割込み信号識別ビット272、ホスト割込み線
識別ビット273、及び割込みステータスレジスタ識別
ビット274を組み合わせたものを入力することで本発
明の効果が実現される。あるいは、セル制御部101に
おいてワードタイプ識別ビット271と割込み信号識別
ビット272の組み合わせを解釈し、そのワードが割込
み信号であるかどうかを1ビットで割込み線制御162
に伝達しても良い。同図では、ホスト割込み線242と
して、第1ホスト割込み線242−1、第2ホスト割込
み線242−2、第3ホスト割込み線242−3及び第
4ホスト割込み線242−4の4本が接続されている例
を示したが、ホスト割込み線242は何本であっても同
様の効果が得られる。
【0094】図35は割込み線制御162の実施形態で
ある。同図によると、割込み線制御入力243によって
割込みステータスレジスタ制御163を駆動し、割込み
ステータスレジスタ244の該当ビットをセットする。
また、バスブリッジ1がバス4上のターゲットとして動
作するときであって、バス4上のマスタが割込みステー
タスレジスタ244に対して読み出しの処理をするとき
は、割込みステータスレジスタ制御163はターゲット
制御部11の制御を受け、割込みステータスレジスタ2
44の該当するデータをバス4上に出力する。 また、
書込みの処理をするときは、割込みステータスレジスタ
制御163はターゲット制御部11の制御を受け、バス
4上の値を割込みステータスレジスタ244の該当する
ビットに書き込む。そして、各ホスト割込み線242に
該当する全てのレジスタ値の論理和をとり、その値を基
に各ホスト割込み線242を駆動する。また、ホスト割
込み線242が負論理で動作するときは、ホスト割込み
線242の出力を反転させる。
【0095】図36は割込みステータスレジスタ制御1
62の動作を説明する図である。割込み線制御162へ
の入力である割込み線制御入力243として、ワードタ
イプ識別ビット271、割込み信号識別ビット272、
ホスト割込み線識別ビット273、及び割込みステータ
スレジスタ識別ビット274を入力するものとする。こ
こで、ワードタイプ識別ビット271は3ビットであ
り、001のときにバス制御信号であることを示すもの
とする。また、割込み信号識別ビット272は2ビット
で構成されるものとし、その値が01のときに割込み信
号であるものとする。また、ホスト割込み線識別ビット
273は2ビットであり、4本あるホスト割込み線24
2のうち一本を指定するものとする。
【0096】また、割込みステータスレジスタ識別子2
74の値を16進数で記述したときの値をqとする。こ
こで、ワードタイプ識別ビット271が001でありか
つ割込み信号識別ビット272が01のときに、ホスト
割込み線識別ビット273が00であったら割込みステ
ータスレジスタ244−1−qをセットし、ホスト割込
み線識別ビット273が01であったら割込みステータ
スレジスタ244−2−qをセットし、ホスト割込み線
識別ビット273が10であったら割込みステータスレ
ジスタ244−3−qをセットし、ホスト割込み線識別
ビット273が11であったら割込みステータスレジス
タ244−4−qをセットする。
【0097】図37は、本発明の請求項10によるスイ
ッチモジュール2の構成の実施形態である。同図による
と、入力ポート121に入力されたセルの各ワードはア
ビータ140に入力される。同アビータ140では、ヘ
ッダのワードが入力されると、出力ポートの衝突が発生
するかどうかを調べ、出力ポートの衝突が発生しない場
合はヘッダをアビータ出力232から出力し、出力ポー
ト・マルチプレクサ制御入力201として出力ポート・
マルチプレクサ123に入力する。出力ポートの衝突が
発生する場合は、エラー信号233が駆動される。ま
た、出力ポートの衝突が発生する場合、アビータ出力2
32を駆動せず、従って出力ポート・マルチプレクサ1
23が駆動されないため、入力されたセルは出力ポート
に転送されない。
【0098】図38は、図37におけるアビータ140
の一実施形態である。アビータ140の内部には、各入
力ポートに対応した接続レジスタがあり、各々の接続レ
ジスタは第一接続レジスタ141及び第二接続レジスタ
142から構成される。同図によると、アビータ140
に入力される各ワードは、ヘッダ検出143とデリミタ
検出144に入力される。入力されたワードがセルのヘ
ッダであった場合、ヘッダ検出信号236を駆動し、第
二接続レジスタ141にヘッダをラッチさせる。また、
入力されたワードがデリミタであった場合、データ検出
144が出力を駆動し、その結果リセット信号237が
駆動されるため、第一接続レジスタ141と第二接続レ
ジスタ142が駆動される。第一接続レジスタ141で
ラッチされたヘッダは衝突検知入力234として衝突検
知146に入力される。その結果が衝突検知出力235
に出力される。出力ポートの衝突が検知されると、衝突
検知出力235が出力されてエラー信号233が駆動さ
れ、リセット信号237が駆動されるため第一接続レジ
スタ141及び第二接続レジスタ142がリセットされ
るとともに、第二接続レジスタ142がリセットされる
ため、アビータ出力232にはヘッダが出力されず、従
って図35における出力ポート・マルチプレクサ123
がワード入力202を出力ポート124に転送しない。
逆に、衝突検知出力235が駆動されない場合、第一接
続レジスタ141にラッチされているヘッダが第二接続
レジスタ142にラッチされ、次のクロックでアビータ
出力232として出力される。
【0099】図39は、アビータ140の別の実施形態
である。同図では、図38によるアビータ140に、比
較器153が追加されている。従って、衝突検知出力2
35が駆動されており、かつ、第二接続レジスタ142
の出力と第一接続レジスタ141の出力が一致しないと
きのみエラー信号233を駆動し、第一接続レジスタ1
41及び第二接続レジスタ142をリセットする。こう
することで、同じヘッダが連続して第一接続レジスタ1
41にラッチされた場合は、衝突検知を実行せず、自動
的に転送経路を割り当てることが可能となる。また、一
度割り当てられた転送経路に連続してセルを送る場合に
スケジューリングが不要とするバススイッチの構成も可
能となる。
【0100】図40は、衝突検知146の一実施形態で
ある。同図によると、衝突検知入力234は、デコーダ
151に入力され、衝突検知入力234が要求する出力
ポート線を駆動する。そして、駆動された出力ポートと
同じ出力ポートを要求する他の出力ポート線が駆動され
ている場合は、衝突検知出力35が駆動され、そうでな
い場合には駆動されない。以上により、衝突検知入力2
34が要求する出力ポートにおいて衝突が発生するかど
うかを調べることが可能となる。
【0101】図41は、請求項11の一実施形態であ
る。同図によると、セルバッファ14がバスブリッジ1
の外に配置され、バスブリッジ1とセルバッファ14が
回線を通じて通信する構成となっている。より具体的に
は、セル変換部13とセルバッファ14との間の回線
は、セルをセル変換部13からセルバッファ14に転送
する回線であるセルバッファ・セル入力281と、セル
バッファ14からセル変換部13に転送する回線である
セルバッファ・セル出力282と、セルバッファ14が
セル変換部13にセルの到着を通知するセル通知283
と、セル変換部13がセルバッファ14に対してセルの
転送を要求するセル要求284とから構成される。この
構成により、スイッチモジュール2とセルバッファ14
の物理的な距離を短くすることが可能となる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように請求項1かかる発明
によれば、各セルに転送先のポート番号を付加すること
により、スケジューラによってスイッチモジュールを制
御する必要が無くなるため、スケジューラとスイッチモ
ジュールを独立したLSIで構成することが可能になる
とともに、スケジューラとスイッチモジュールとの間に
回線を削除することが可能になる。
【0103】また、請求項2かかる発明によれば、各セ
ルに転送元であるバスブリッジがスケジューラに対して
転送終了を通知することで、スイッチモジュールの転送
終了をスケジューラに対して通知する必要が無くなるた
め、スケジューラとスイッチモジュールとの間に回線を
設ける必要が無くなる。さらに、転送元のバスブリッジ
からスイッチモジュールにセルの最終ワードが転送され
るタイミングが確定的に予測できることから、バスブリ
ッジからスケジューラにセルの転送終了を通知するタイ
ミングを調節することにより、スケジューラにおいて適
切なタイミングで転送経路の再割当てを開始することが
可能となる。この結果、スイッチモジュールがセルの転
送を終了してからスケジューラで転送経路の再割当てが
なされるまでの時間を短縮できるとともに、スイッチモ
ジュールの稼働率とバススイッチのスループットを向上
させることができる。
【0104】さらに、請求項3かかる発明によれば、ワ
ードタイプ識別ビットを付加することにより、トランザ
クションセルの中にバス制御信号セルを挿入することが
できるので、トランザクションセルの転送が終了するの
を待たずにバス制御信号セルの転送が可能になり、バス
制御信号、すなわち割込み信号やエラー信号の伝達が高
速化される。また、ワードタイプ識別ビットを付加する
ことによって、トランザクションセルとバス制御信号セ
ルを混在させるので、バスブリッジとスイッチモジュー
ル間で、トランザクションセル転送用の回線とバス制御
信号セル転送用の回線を別々に設ける必要が無くなる。
【0105】さらに、請求項4かかる発明によれば、ワ
ードタイプ識別ビットを付加することにより、トランザ
クションセルの中にスケジューリングセルを挿入するこ
とが可能となることから、トランザクションセルの転送
が終了するのを待たずにスケジューリングセルを転送す
ることができ、バスブリッジとスケジューラの間でのス
ケジューリングセルの伝達が高速化される。また、ワー
ドタイプ識別ビットを付加することにより、トランザク
ションセルとスケジューリングセルを混在させることが
でき、バスブリッジとスイッチモジュール間の回線と、
バスブリッジとスイッチモジュールの間の回線を共有す
ることが可能になるとともに、スイッチモジュールの稼
働率とバスブリッジのスループットを改善することが可
能になる。
【0106】さらに、請求項5かかる発明によれば、バ
ス制御信号セルを転送するための専用の回線と、専用の
スイッチモジュールを設置するため、バス制御信号セル
の転送がトランザクションセルのトラフィックに影響を
与えないことより、バススイッチにおけるトランザクシ
ョンセルのスループットが低下するのを回避できるとと
もに、バススイッチにおけるトランザクションセルのレ
ーテンシが増大するのを回避することができる。また、
トランザクションセルによってバス制御信号セルの転送
が遅らされるのを回避できるので、バス制御信号セルの
転送を高速化することができる。
【0107】さらに、請求項6かかる発明によれば、ス
ケジューリングセルを転送するための専用回線が設けら
れたため、トランザクションセルによってスケジューリ
ングセルの転送が遅らされるのを回避できることより、
スケジューリングセルの転送を高速化することができ
る。また、スケジューリングセルを転送するための専用
の回線を設置するため、スケジューリングセルの転送が
トランザクションセルのトラフィックに影響を与えない
ことより、バススイッチにおけるトランザクションセル
のスループットが低下するのを回避することができると
ともに、バススイッチにおけるトランザクションセルの
レーテンシが増大するのを回避することができる。
【0108】さらに、請求項7かかる発明によれば、セ
ルの転送元のバスブリッジにおいて、セル転送終了の通
知をスケジューラに転送するタイミングを適切に調節で
きるため、セルがスイッチモジュールを通過してからス
ケジューラにおいて転送経路の割当をするまでの時間を
短縮することができるとともに、スイッチモジュールの
稼働率とバススイッチのスループットを改善することが
できる。
【0109】さらに、請求項8かかる発明によれば、バ
スブリッジで生成されたセルを複数のサブセルに分割
し、その各々に対応する複数のスイッチモジュール経由
で転送先のバスブリッジに転送することにより、あるバ
スブリッジとあるスイッチモジュールの間の回線が待つ
帯域、あるいはビット幅を小さくでき、一つのスイッチ
モジュールに接続できるバスブリッジの個数を増やせる
とともに、スイッチモジュールの数を増やすことで接続
されているバスブリッジの生成するセルを転送するだけ
の帯域が確保することが可能となるので、バススイッチ
に接続できるバスの数を増やすことができる。また、複
数のスイッチモジュールの内部における転送経路が、全
て同一であることより、スイッチモジュールの数が増え
ても、スケジューラは同一にすることができる。また、
複数の単段スイッチをバスブリッジに並列に接続するこ
とによってスループットとバスの数を増やしていること
より、スイッチモジュールを多段接続する必要が無くな
るとともに、スイッチモジュール間のバッファリングや
フロー制御を削除することが可能になる。
【0110】さらに、請求項9かかる発明によれば、割
込み信号を割込み信号セルに変換し、バススイッチを使
って割込みコントローラに転送しているため、割込み信
号専用の回線を設ける必要が無くなるとともに、各バス
デバイスの割込み線を、そのバスデバイスが接続されて
いるバス上のバスブリッジに接続すれば良いため、バス
デバイスの割込み線の設計が容易することができる。
【0111】さらに、請求項10かかる発明によれば、
接続レジスタを使うことにより、転送経路の許可が与え
られていないセルがスイッチモジュールに入力されて
も、出力ポートで衝突が発生する場合には入力ポートと
出力ポートの接続が起こらないことより、スイッチモジ
ュールでの誤動作や破壊を防止できることができる。ま
た、出力ポートで衝突が発生する場合には、入力ポート
別のエラー信号が駆動されるため、スイッチモジュール
で出力ポートの競合が発生したとき、エラー信号が発生
して、どのセルが棄却されたかを知ることができる。
【0112】さらに、請求項11かかる発明によれば、
セルバッファがバスブリッジから分離されるため、転送
経路の割当てを待つセルが格納されたセルバッファをス
イッチモジュールの近くに置くことができ、スケジュー
リングセルの転送時間の短縮が可能となり、スケジュー
リングの処理時間を短縮するとともに、スイッチモジュ
ールの稼働率とバスブリッジのスループットを改善する
ことができる。また、バスブリッジとセルバッファを別
々のLSIで構成できるためバスブリッジのゲート規模
を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バスブリッジとスイッチモジュールとスケジュ
ーラから構成されるバススイッチの構成を示す図であ
る。
【図2】バスブリッジの内部構成の実施形態を示す図で
ある。
【図3】セル変換部の内部構成の実施形態を示す図であ
る。
【図4】セルバッファの内部構成の実施形態を示す図で
ある。
【図5】トランザクションセルのフォーマットの一実施
形態を示す図である。
【図6】スイッチモジュールの内部構成の実施形態を示
す図である。
【図7】出力ポートマルチプレクサ123の動作の例を
説明する図である。
【図8】本発明の請求項2によるセルバッファ14の内
部構成の実施形態を示す図である。
【図9】バススイッチにおける処理の流れを示す図であ
る。
【図10】本発明の請求項3によるワードタイプ識別ビ
ットの実施形態を説明する図である。
【図11】本発明の請求項3によるスイッチモジュール
2の内部構成の実施形態を示す図である。
【図12】図11におけるスイッチマルチプレクサ12
6の動作の例を説明する図である。
【図13】図11における出力セレクタ130の動作の
例を説明する図である。
【図14】本発明の請求項4によるワードタイプ識別ビ
ットの実施形態を説明する図である。
【図15】本発明の請求項4によるスイッチモジュール
の内部構成の実施形態を示す図である。
【図16】図14おけるスイッチマルチプレクサ126
の動作の例を説明する図である。
【図17】図14における出力セレクタ130の動作の
例を説明する図である。
【図18】本発明の請求項5によるバスブリッジとスケ
ジューラの間に専用の回線を設ける場合のバススイッチ
の構成を示す図である。
【図19】本発明の請求項5によるバスブリッジとスケ
ジューラの間に専用の回線を設ける場合におけるセル変
換部13の構成の例を示す図である。
【図20】本発明の請求項6によるバスブリッジとスケ
ジューラを専用の回線で接続する場合のバススイッチの
構成の例を示す図である。
【図21】本発明の請求項7によるワードタイプ識別ビ
ットの実施形態を説明する図である。
【図22】本発明の請求項8によるセルとN分割してN
個の別々なスイッチモジュール2に転送するバススイッ
チの実施形態を説明する図である。
【図23】本発明の請求項8によるセルとN分割してN
個の別々なスイッチモジュール2に転送するバススイッ
チにおける、セルのフォーマットの例を説明する図であ
る。
【図24】本発明の請求項8によるセルとN分割してN
個の別々なスイッチモジュール2に転送するバススイッ
チにおける、セル変換部13の実施形態を説明する図で
ある。
【図25】本発明の請求項8によるセルとN分割してN
個の別々なスイッチモジュール2に転送するバススイッ
チにおける、セルバスブリッジ14の実施形態を説明す
る図である。
【図26】本発明の請求項9による割込み信号を転送す
るバススイッチの実施形態を説明する図である。
【図27】本発明の請求項9による割込み信号を転送す
るバススイッチにおける割込み信号セルの実施形態を説
明する図である。
【図28】本発明の請求項9による割込み信号を転送す
るバススイッチにおける割込み信号セルの別の実施形態
を説明する図である。
【図29】図27におけるディスク側バスブリッジ7の
実施形態を説明する図である。
【図30】図27におけるホスト側バスブリッジ8の実
施形態を説明する図である。
【図31】図29におけるセル変換部13の実施形態を
説明する図である。
【図32】図29におけるセル変換部13の別の実施形
態を説明する図である。
【図33】図32におけるセル変換部13の別の実施形
態を説明する図である。
【図34】図30におけるセル変換部13の実施形態を
説明する図である。
【図35】図32における割込み線制御162の実施形
態を説明する図である。
【図36】図33における割込みステータスレジスタ制
御163の動作を説明する図である。
【図37】本発明の請求項10による出力ポートでのセ
ルの衝突を検知し回避するスイッチモジュール2の実施
形態を説明する図である。
【図38】図35におけるアビータ140の実施形態を
説明する図である。
【図39】図35におけるアビータ140の別の実施形
態を説明する図である。
【図40】図38及び図39における衝突検知146の
実施形態を説明する図である。
【図41】本発明の請求項11によるバスブリッジ1か
らセルバッファ14を分離したバススイッチの実施形態
を説明する図である。
【符号の説明】
1 バスブリッジ 2 スイッチモジュール 3 スケジューラ 4 バス

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数存在するバスがバスブリッジに接続
    されており、同バスブリッジが自らに接続された上記バ
    ス上のトランザクションを制御して、上記バス上のトラ
    ンザクションで発生したアドレス,データ,コマンド,
    エラー信号,割り込み信号を上記バスブリッジにおいて
    セルに変換し、スイッチモジュール経由で別のバスブリ
    ッジに転送することにより複数のバスブリッジにまたが
    ったバストランザクションを可能とするバススイッチに
    おいて、接続されている上記バスブリッジからセルを受信する複
    数の入力ポート及び、接続されている上記バスブリッジ
    にセルを送信する複数の出力ポートを有する上記スイッ
    チモジュールと、 上記入力ポートに入力されたセルを上記出力ポートに転
    送して、上記バスブリッジから上記スイッチモジュール
    に転送されたセルが上記スイッチモジュールの同出力ポ
    ートにおいて衝突しないように上記スイッチモジュール
    内の転送経路をセルに対して割り当てるスケジューラ
    と、 上記セルを変換するときに、同セルの先頭ワードに、転
    送先である上記スイッチモジュール内の上記出力ポート
    番号を付加する上記バスブリッジを 具備したことを 特徴
    とするバススイッチ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のバススイッチにお
    いて、 上記バスブリッジは、上記スイッチモジュール経由の上
    記セルの転送が終了したことを上記スケジューラに対し
    て通知することを特徴とするバススイッチ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1および請求項2のいずれか
    に記載のバススイッチにおいて、 上記セルは、上記入力ポートにおける1クロックサイク
    ルで伝達される複数のワードからなり、同ワードが属す
    る上記セルのタイプを識別するためのビットからなるワ
    ードタイプ識別ビットを有するとともに、上記スイッチ
    モジュールは、上記入力ポートに入力された同ワードタ
    イプ識別ビットの値に基づいてワード毎に転送先の上記
    出力ポートを切り換えるワード識別手段を有することを
    特徴とするバススイッチ。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のバススイッチにおいて、 上記セルを構成する上記ワードは、同ワードの属するセ
    ルがスケジュール要求セル,割当通知セルおよび上記ス
    ケジューラに転送されるセル転送終了通知セルであるス
    ケジューリングセルを識別するためのスケジューリング
    セル識別ビットを有するとともに、上記スイッチモジュ
    ールは、上記入力ポートに入力された同スケジューリン
    グセル識別ビットの値に基づいて上記ワードが上記スケ
    ジューリングセルであるか判別するとともに同ワードが
    スケジューリングセルである場合は上記スケジューラに
    転送することを特徴とするバススイッチ。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のバススイッチにおいて、 上記バスブリッジで生成される割込信号およびエラー信
    号を含む上記バス上で発生した情報であって、同バス上
    で発生するとともに上記バスブリッジにおいて生成され
    るバストランザクションを伝達するためアドレス,コマ
    ンドおよびデータの所定の組み合わせからなるトランザ
    クションセルでは伝達できない情報を上記バスブリッジ
    においてセル変換したバス制御信号セルを転送先のバス
    ブリッジに転送するためのバス制御信号セルスイッチ
    と、 上記バスブリッジと上記バス制御信号セルスイッチとの
    間でバス制御信号セルを転送するための専用回線である
    バス制御信号リンクを有することを特徴とするバススイ
    ッチ。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載のバススイッチにおいて、 上記スケジューリングセルを転送するための専用回線で
    あるスケジューリング信号リンクを上記バスブリッジと
    上記スケジューラの間に有することを特徴とするバスス
    イッチ。
  7. 【請求項7】 上記請求項1〜請求項6のいずれかに記
    載のバススイッチにおいて、 上記トランザクションセルが有する上記ワードは、上記
    スイッチモジュール内で同ワードを含むセルが使用する
    転送経路を次のクロックで解放するかどうかを示すセル
    終了通知ビットを有するとともに、上記スイッチモジュ
    ールに入力された上記ワードの上記セル終了通知ビット
    がセットされているときは、上記スケジューラに対して
    再スケジュールを要求することを特徴とするバススイッ
    チ。
  8. 【請求項8】 上記請求項1〜請求項7のいずれかに記
    載のバススイッチにおいて、 上記バスブリッジにおいて生成された上記セルを同セル
    の一ワードのビット数であるワード長よりも小さいワー
    ド長からなる、同セルが有するワード数の複数のサブセ
    ルに分割するとともに、同サブセルには上記スイッチモ
    ジュール内において転送先となる上記出力ポートのポー
    ト番号を格納され、上記複数のサブセルを同複数のスイ
    ッチモジュールに転送し、同スイッチモジュールにおい
    て同入力ポートに転送された上記サブセルを上記スイッ
    チモジュール経由で転送先である上記出力ポートに転送
    するとともに、上記出力ポートから上記リンク経由で上
    記バスブリッジに転送された複数の上記サブセルは、上
    記バスブリッジにおいて再びセルに復元されることを特
    徴とするバススイッチ。
  9. 【請求項9】 上記請求項1〜請求項8のいずれかに記
    載のバススイッチにおいて、 上記バスは、一つないし複数からなるホストバスを有す
    るとともに、 上記バス上の各デバイスと上記バスブリッジを接続する
    デバイス割込線が駆動されたときに発生するデバイス割
    込信号を受信した上記バスブリッジは、同デバイス割込
    信号に対応する上記ホストバスを転送先とする割込信号
    セルを生成して、同割込信号セルを上記スイッチモジュ
    ールを経由して上記バスブリッジに接続された上記バス
    ブリッジに転送するとともに、上記割込信号セルを受信
    した上記バスブリッジは、上記割込信号セルに対応した
    割込ステータスレジスタをセットして、同割込ステータ
    スレジスタの値に従って、上記ホストバスにおいて、上
    記バスブリッジと割込コントローラを接続する複数のホ
    スト割込線を駆動して同割込コントローラに割込を通知
    することを特徴とするバススイッチ。
  10. 【請求項10】 上記請求項1〜請求項9のいずれかに
    記載のバススイッチにおいて、 上記スイッチモジュールは、上記出力ポートの占有状況
    を示す接続レジスタを有して、同スイッチモジュールに
    上記セルが入力されたとき、上記接続レジスタにおける
    上記セルの出力先ポートに対応するビットをセットし
    て、同セルが上記スイッチモジュールを通過した直後に
    同ビットをリセットするとともに、上記スイッチモジュ
    ールに入力されたセルに対して、同セルが要求する出力
    先ポートに対応した上記接続レジスタのビットが既にセ
    ットされているときは、同セルに対して転送経路が割り
    当てられていないと判断して同セルを破棄し、エラー処
    理を開始することを特徴とするバススイッチ。
  11. 【請求項11】 上記請求項1〜請求項10のいずれか
    に記載のバススイッチにおいて、 上記バスブリッジにおいて生成された転送経路の割り当
    てを待機するセルが一時的に格納されるセルバッファを
    上記バスブリッジから分離するとともに、上記バスブリ
    ッジと上記セルバッファを回線により接続させることを
    特徴とするバススイッチ。
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