JP3246955U - 折り畳み可能な容器及び容器セット - Google Patents
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Abstract
【課題】平らに折り畳んで運搬したり保管したりでき、簡単に容器状に組み立てることのできる折り畳み可能な容器を提供する。【解決手段】筒形状を有した側壁部を備え、側壁部は、筒の軸線に沿った2個の折り曲げ線15,16によって2個の側壁形成部に区画され、側壁部の一側端部である下端部から延設された、底部を形成する6個の底部形成部20,30,40,50,60,70を備え、容器形状に形成された組み立て状態においては、2個の側壁形成部によって筒形状が形成されて内部空間が容器内部空間とされるとともに、底部形成部20,30,40,50,60,70によって底部が形成されて筒形状の一側端が閉塞されて、六角形の底部が形成されてなる折り畳み可能な容器である。【選択図】図1
Description
本考案は、平らに折り畳んで運搬、保管でき、簡単に容器状に組み立てることのできる折り畳み可能な容器、及び当該折り畳み可能な容器を用いた容器セットに関する。
従来、物品を収容する容器にあっては、製造段階で容器状に形成して物品を収容する場所まで運搬することがなされている。この場合、容器の製造工場において在庫を保管したり、容器を運搬したりする際に大きな場所を占有してしまい、多大なコストがかかっていた。
また、容器形状に形成する前の平らな形状から、容器形状に成形する際には、例えば特許文献1の図7にあるように、容器の底部や蓋部を形成するための差し込み部を差し込む必要があり、手間がかかってこれもまたコストがかさむ要因となっていた。
本考案は、平らに折り畳んで運搬、保管でき、簡単に容器状に組み立てることのできる折り畳み可能な容器を提供することを目的とする。
また本考案は、平らに折り畳んで運搬や保管ができ、簡単に容器状に組み立てることのできる折り畳み可能な容器を用いた容器セットを提供することを目的とする。
本考案は、筒形状を有した側壁部を備え、前記側壁部は、筒の軸線に沿った2個の折り曲げ線部によって2個の側壁形成部に区画され、さらに前記側壁部の一側の端部である下端部から延設された、底部を形成する所定数の底部形成部を備え、前記底部は、所定数の角数を有する平面視多角形とされており、前記側壁部が折り畳み状態においては、前記折り曲げ線部に沿って折り畳まれて前記2個の側壁形成部が重ねられてなり、前記側壁部が容器形状に形成された組み立て状態においては、前記2個の側壁形成部によって筒形状が形成されて前記側壁形成部間が容器内部空間とされるとともに、前記底部形成部によって底部が形成されて前記筒形状の下端部が閉塞されて、所定数の角数を有する平面視多角形の底部が形成されてなり、前記底部の複数の角のうち一部の角と前記折り曲げ線部が連続し、かつその他の角は、前記側壁部の折り曲げ線部がない部分と連続してなることで前記側壁部の他側の端部である上端部の平面視形状が前記底部の平面視多角形状と異なっていることを特徴とする折り畳み可能な容器である。
かかる構成にあっては、折り曲げ線に沿って折り畳んだ状態で運搬や保管することによって大幅なコスト削減を図ることができる。また、組み立てる際には前記折り曲げ線部を折り畳まれた状態から展開状態として立体的な筒形状とすることに伴って底部が形成されるため、手間や時間がかからず、大幅なコスト削減を図ることができる。また、上端部と下端部の形が異なった容器形状となるため、面白味のある外観の容器を提供することができる。また、一般的に円筒形状の容器にあっては底部を折り畳むことが困難であるところ、底部を多角形とすることにより容易に折り畳むことができる構成とすることができる。なお、底部形成部は、単数であってもよいし複数であってもよい。
さらに本考案は、前記折り畳み可能な容器と、前記側壁部の他側の端部を被覆する蓋部材とを備えた容器セットであって、前記折り畳み可能な容器の組み立て状態において前記筒形状の他側の端部である上端部の端縁部における前記折り曲げ線間の部位が円弧状となっており、また、前記蓋部材は、円形状の天板部と、前記天板部から延設され、前記側壁部の外周面に当接するフランジ部と、を備えてなることを特徴とする容器セットである。
かかる構成にあっては、折り畳みや組み立てが容易なだけでなく、あたかも円筒形状の容器セットであるかのように見せることができ、見る者を楽しませることができる。
本考案にかかる折り畳み可能な容器は、平らに折り畳んで運搬や保管ができ、簡単に容器状に組み立てることのできる優れた効果がある。
また本考案にかかる容器セットは、折り畳み可能な容器が平らに折り畳んで運搬や保管ができ、簡単に容器状に組み立てることのできる優れた効果がある。
以下に本考案を具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本考案は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜、設計変更が可能である。
折り畳み可能な容器1(以下、単に容器1ともいう)は、図1に示すような1枚の紙製の板片(紙製ブランク2)の左右両端を貼り合わせて筒形状とすることができる構成となっている。また、容器セット5は、図2に示すように、容器1と、容器1の他側の端部である上端部の開口を被覆する蓋部材7とによって構成されている。
詳述すると、紙製ブランク2は、第1側壁小片部11と、第1側壁小片部11の左側端部から連続して形成された第2側壁小片部12と、第2側壁小片部12の左側端部から連続して形成された第3側壁小片部13と、第3側壁小片部13の左側端部から連続して形成されたのりしろ部14と、を備えている。
のりしろ部14は、紙製ブランク2を筒形状に形成する際に第1側壁小片部11の右側端部に貼着される。
第1側壁小片部11と第2側壁小片部12との境界部は直線状の第1折り曲げ線部15とされている。同様に、第2側壁小片部12と第3側壁小片部13との境界部は直線状の第2折り曲げ線部16とされている。
紙製ブランク2が筒形状に形成された際には、第1側壁小片部11と第3側壁小片部13とによって第1の側壁形成部17が構成される。また、第2側壁小片部12によって第2の側壁形成部18が構成される。なお、第1の側壁形成部17及び第2の側壁形成部18によって側壁部19が構成されている。
また、紙製ブランク2は、第1側壁小片部11の下側端部から連続して形成された第1の底部形成部20を備えている。
さらに、紙製ブランク2は、第2側壁小片部12の下側端部から連続して形成された第2の底部形成部30と、第2の底部形成部30の左側に隣接して形成された第3の底部形成部40と、第3の底部形成部40の左側に隣接して形成された第4の底部形成部50と、を備えている。
そして、紙製ブランク2は、第3側壁小片部13の下側端部から連続して形成された第5の底部形成部60と、第5の底部形成部60の左側に隣接して形成された第6の底部形成部70と、を備えている。
ここで、第2の底部形成部30からは、右隣にある第1の底部形成部20側へ突き出された第1の底部形成補助部35が配されている。同様に、第5の底部形成部60からは、右隣にある第4の底部形成部50側へ突き出された第2の底部形成補助部65が配されている。
なお、両端が貼着された紙製ブランク2は、第1折り曲げ線部15及び第2折り曲げ線部16で折り曲げられることによって平らに潰れた折り畳み状態とされる。そして、各底部形成部20,30,40,50,60,70は、前記紙製ブランク2が折り畳まれた状態では、紙製ブランク2の内側方向へ折り返されて第1の側壁形成部17及び第2の側壁形成部18の間に差し入れられている。
この折り畳み状態にあっては、第1の底部形成部20の左端部は、第2の底部形成部30の右端部である第1の側壁形成補助部35よりも第1の側壁形成部17側に位置している。また、第2の底部形成部30の左端部は、第3の底部形成部40の右端部よりも第2の側壁形成部18側に位置している。また、第3の底部形成部40の左端部は、第4の底部形成部50の右端部よりも第2の側壁形成部18側に位置している。また、第4の底部形成部50の左端部は、第5の底部形成部60の右端部である第2の側壁形成補助部65よりも第2の側壁形成部18側に位置している。また、第5の底部形成部60の左端部は、第6の底部形成部70の右端部よりも第1の側壁形成部17側に位置している。そして、第6の底部形成部70の左端部は、第1の底部形成部20の右端部よりも第1の側壁形成部17側に位置している。
また、蓋部材7は、円形状の天板部80と、天板部80から延設されたフランジ部90と、を備えている。フランジ部90は、容器1の上部開口を被覆する際に、容器1の側壁部19の外周面に沿って互いに当接した状態となる。
この状態で、折り畳まれた容器1の2個の折り曲げ線部15,16を延ばして展開状態とすることに伴って、図3に示すように、各底部形成部20,30,40,50,60,70が底部の開口を閉塞するように広がる。そして、図4に示すように、側壁部19を構成する第1の側壁形成部17の上縁部及び第2の側壁形成部18の上縁部が円弧形状となり、内部空間が容器内部空間Sとされるとともに、容器1の底部が六角形となって容器1が組み立て状態αとされる。このとき、底部とは逆側の上端部は円弧状を含む形状となり、あたかも円筒形状の容器であるかのように見せることができる。さらに言い換えれば、平面視多角形(六角形)の底部の複数の角のうち一部の角と折り曲げ線部15,16が連続し、かつその他の角は、側壁部19のうち折り曲げ線部15,16がない部分と連続してなる。そして、上端部の開口は上述の蓋部材7によって被覆することができる。
このように、各底部形成部20,30,40,50,60,70を、それぞれ左隣の底部形成部よりも側壁形成部側へ一層折り返されている構成とすることで、側壁部19の折り曲げ線部15,16を挟み込むという動作のみで容器1を折り畳み状態から組み立て状態へ移行することができる。逆に折り畳む際には、各底部形成部20,30,40,50,60,70を容器内部空間S側へ押し込み、側壁形成部17,18を折り曲げ線部15,16で折るように荷重をかけるだけで、折り畳み状態へと移行することができる。
かかる容器1は、運搬や保管の際には折り畳み状態とし、内容物を収容する際などにはワンタッチで組み立て状態へと移行することができる。したがって運搬コストや保管コストが大幅に削減でき、全体としてコストを低減できる利点がある。また、製造工程にあっては、いわゆるサックマシーンで対応可能となるため、大幅なコスト低減を実現できるようになる。
また容器セット5にあっては、蓋部材7によって容器1の上部開口を円形状に保持できるため、容器1があたかも円筒形状をなしているかのように見せることができる。
上記実施例において、各部の寸法形状は適宜自由に選択可能である。
例えば容器の底部は六角形以外にも、例えば八角形等であっても構わない。なお、容器の外観形状は、上端部の外径と下端部の外径がほぼ等しい形状であってもよいし、上端部の外径よりも下端部の外径が小さい形状(いわゆるテーパー形状)であってもよい。ここで、容器をテーパー形状とした場合にあっては、底面の外径を蓋部材のカール部分の内寸より小さくすることで、容器セット自体を安定して積み重ねることが可能となり、店頭に陳列した状態において落下を防止できる利点がある。なお、容器セットとして使用できる材料は、紙材料のほか、いわゆるPETやPPなどのプラスチック材料であってもよく、その他の材料であってもよい。
例えば容器の底部は六角形以外にも、例えば八角形等であっても構わない。なお、容器の外観形状は、上端部の外径と下端部の外径がほぼ等しい形状であってもよいし、上端部の外径よりも下端部の外径が小さい形状(いわゆるテーパー形状)であってもよい。ここで、容器をテーパー形状とした場合にあっては、底面の外径を蓋部材のカール部分の内寸より小さくすることで、容器セット自体を安定して積み重ねることが可能となり、店頭に陳列した状態において落下を防止できる利点がある。なお、容器セットとして使用できる材料は、紙材料のほか、いわゆるPETやPPなどのプラスチック材料であってもよく、その他の材料であってもよい。
1 折り畳み可能な容器
2 紙製ブランク
5 容器セット
7 蓋部材
11 第1側壁小片部
12 第2側壁小片部
13 第3側壁小片部
14 のりしろ部
15 第1折り曲げ線部
16 第2折り曲げ線部
17 第1の側壁形成部
18 第2の側壁形成部
19 側壁部
20 第1の底部形成部
30 第2の底部形成部
35 第1の底部形成補助部
40 第3の底部形成部
50 第4の底部形成部
60 第5の底部形成部
65 第2の底部形成補助部
70 第6の底部形成部
80 天板部
90 フランジ部
S 容器内部空間
2 紙製ブランク
5 容器セット
7 蓋部材
11 第1側壁小片部
12 第2側壁小片部
13 第3側壁小片部
14 のりしろ部
15 第1折り曲げ線部
16 第2折り曲げ線部
17 第1の側壁形成部
18 第2の側壁形成部
19 側壁部
20 第1の底部形成部
30 第2の底部形成部
35 第1の底部形成補助部
40 第3の底部形成部
50 第4の底部形成部
60 第5の底部形成部
65 第2の底部形成補助部
70 第6の底部形成部
80 天板部
90 フランジ部
S 容器内部空間
Claims (2)
- 筒形状を有した側壁部を備え、
前記側壁部は、筒の軸線に沿った2個の折り曲げ線部によって2個の側壁形成部に区画され、
さらに前記側壁部の一側の端部である下端部から延設された、底部を形成する所定数の底部形成部を備え、前記底部は、所定数の角数を有する平面視多角形とされており、
前記側壁部が折り畳み状態においては、前記折り曲げ線部に沿って折り畳まれて前記2個の側壁形成部が重ねられてなり、
前記側壁部が容器形状に形成された組み立て状態においては、前記2個の側壁形成部によって筒形状が形成されて前記側壁形成部間が容器内部空間とされるとともに、前記底部形成部によって底部が形成されて前記筒形状の下端部が閉塞されて、所定数の角数を有する平面視多角形の底部が形成されてなり、前記底部の複数の角のうち一部の角と前記折り曲げ線部が連続し、かつその他の角は、前記側壁部の折り曲げ線部がない部分と連続してなることで前記側壁部の他側の端部である上端部の平面視形状が前記底部の平面視多角形状と異なっている
ことを特徴とする折り畳み可能な容器。 - 請求項1に記載の折り畳み可能な容器と、前記側壁部の他側の端部を被覆する蓋部材とを備えた容器セットであって、
前記折り畳み可能な容器の組み立て状態において前記筒形状の他側の端部である上端部の端縁部における前記折り曲げ線間の部位が円弧状となっており、
また、前記蓋部材は、円形状の天板部と、
前記天板部から延設され、前記側壁部の外周面に沿ったフランジ部と、
を備えてなる
ことを特徴とする容器セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2024001131U JP3246955U (ja) | 2024-04-10 | 2024-04-10 | 折り畳み可能な容器及び容器セット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2024001131U JP3246955U (ja) | 2024-04-10 | 2024-04-10 | 折り畳み可能な容器及び容器セット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3246955U true JP3246955U (ja) | 2024-06-06 |
Family
ID=91321392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2024001131U Active JP3246955U (ja) | 2024-04-10 | 2024-04-10 | 折り畳み可能な容器及び容器セット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3246955U (ja) |
-
2024
- 2024-04-10 JP JP2024001131U patent/JP3246955U/ja active Active
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