JP3246486U - ダニ取りシート - Google Patents
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Abstract
【課題】薄型構造で嵩張らず、ダニ誘引剤によるダニ誘引効果も高くて、構造が簡単で製造コストも低いダニ取りシートを提供する。【解決手段】ダニを誘引して捕獲する薄板状のものであって、上下一対の不織布層2、3の間に中央基材層4が設けられるとともに、これら一対の不織布層2、3と中央基材層4との間に粘着層5、6がそれぞれ設けられ、上側の不織布層2と粘着層5との間の所定範囲にダニ誘引剤7が配置されてなる積層シートの形態とされ、不織布層2、3は、ダニが通過し得る多数の小孔を有する不織布からなるメッシュ不織布シートからなり、中央基材層4は、表面に印刷可能な基材シートからなる。【選択図】 図2
Description
本考案はダニ取りシートに関し、さらに詳細には、布団や枕などの寝具類の中や間、クッションや座布団の中、あるいはカーペットの下等に生息するダニを誘引して捕獲するダニ取り技術に関する。
従来のこの種のダニ取りシートとしては、ダニが好む香りを放つダニ誘引剤を使用して、ダニを誘引して捕獲する構造のものが種々開発され提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このダニ取りシートは、台紙の上部に配置されたダニ誘引剤によりダニを誘引し、この誘引されたダニを上記ダニ誘引剤を覆う粘着層により粘着捕獲する構成とされるとともに、ダニ以外の物を粘着しないようにするカバーにより全体が被覆されてなる。このカバーには、ダニが通過し得る多数の孔が設けられるとともに、中央部分に、上記粘着層にて粘着捕獲したダニの存在を確認する凸型レンズが設けられている。
ところで、このダニ取りシートは、上記ダニ誘引剤が粘着層により覆われているため、ダニ誘引剤の香りが放出されにくくて、ダニの誘引効果が十分に発揮されず、また、シート全体が上記構造により比較的厚く、配置場所によっては嵩張って使い心地が悪いという問題があった。
この点に関して、ダニ誘引剤の香気が外部に放出されやすく、かつ、寝具類の間に挿入配置しても嵩張らない構造のダニ取りシートが開発されている(例えば、特許文献2参照)。
このダニ取りシートは、誘引剤シート上に、片面粘着シートの支持体が上記引剤シートに当接するようにして置かれるとともに、全体が布帛で包被されてなる。上記誘引剤シートは、ダニ誘引剤を含有する粉末が、ダニ誘引剤の香気を通過しうる程度の通気性を持つ不織布製袋または紙製袋内に収納されてなり、また、上記布帛としては、ダニが通過しうる程度の粗目となっている織物または編物が用いられる。
しかしながら、特許文献2に開示されるダニ取りシートは、特許文献1に開示されるダニ取りシートの問題点を解消し得るものではあるが、構造が複数の部材からなるため、製造工程が複雑となるとともに、場合によっては手作業も必要とし、これが製造コストの低減化を困難にしており、さらなる改良が要望されていた。
本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、薄型構造で嵩張らず、ダニ誘引剤によるダニ誘引効果も高くて、構造が簡単で製造コストも低いダニ取りシートを提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案のダニ取りシートは、ダニを誘引して捕獲する薄板状のものであって、上下一対の不織布層の間に中央基材層が設けられるとともに、これら一対の不織布層と中央基材層との間に粘着層がそれぞれ設けられ、上側の上記不織布層と粘着層との間の所定範囲にダニ誘引剤が配置されてなる積層シートの形態とされ、上記不織布層は、ダニが通過し得る多数の小孔を有する不織布からなるメッシュ不織布シートからなり、上記中央基材層は、表面に印刷可能な基材シートからなることを特徴とする。
好適な実施態様として、以下の構成が採用される。
(1)矩形状の外周輪郭を有する矩形シートの形態とされ、上記メッシュ不織布シートおよび基材シートは、所定幅を有するテープから形成されている。
(1)矩形状の外周輪郭を有する矩形シートの形態とされ、上記メッシュ不織布シートおよび基材シートは、所定幅を有するテープから形成されている。
(2)上記ダニ誘引剤は、上側の上記粘着層の上面における幅方向中央部分に、上記テープの長手方向へ直線状に延びて配置されて、ダニ誘引剤の香気が上記上下不織布層の表面全域に放出される構成とされている。
(3)上記中央基材層の下面に印刷された使用期限表示が、下側の上記不織布層表面から視認可能であるとともに、この不織布層表面に必要な使用期限関連事項が手書きできる構成とされている。
本考案のダニ取りシートによれば、ダニを誘引して捕獲する薄板状のものであって、上下一対の不織布層の間に中央基材層が設けられるとともに、これら一対の不織布層と中央基材層との間に粘着層がそれぞれ設けられ、上側の上記不織布層と粘着層との間の所定範囲にダニ誘引剤が配置されてなる積層シートの形態とされ、上記不織布層は、ダニが通過し得る多数の小孔を有する不織布からなるメッシュ不織布シートからなり、上記中央基材層は、表面に印刷可能な基材シートからなるから、以下に列挙する特有の効果が得られ、薄型構造で嵩張らず、ダニ誘引剤によるダニ誘引効果も高くて、構造が簡単で製造コストも低いダニ取りシートを提供することができる。
(1)ダニを誘引して捕獲する薄板状のものであって、メッシュ不織布シートからなる上下一対の不織布層の間に、基材シートからなる中央基材層が設けられるとともに、これら一対の不織布層と中央基材層との間に粘着層がそれぞれ設けられ、上側の上記不織布層と粘着層との間の所定範囲にダニ誘引剤が配置されてなる積層シートの形態とされてなるから、薄板状の積層シートという単一部品からなり、柔軟性に富む薄型構造で嵩張らず、布団や枕などの寝具類の中や間、クッションや座布団の中、あるいはカーペットの下等の配置場所に関わらず、嵩張ることなく配置可能で、柔軟性にも富むため、使い心地が良好である。
(2)上側の上記不織布層と粘着層との間の所定範囲にダニ誘引剤が配置されてなることにより、ダニ誘引剤の香気が上記上下不織布層の表面全域に放出される構成とすることにより、具体的には、例えば、ダニ誘引剤が、上側の上記粘着層の上面における幅方向中央部分に、上記テープの長手方向へ直線状に延びて配置されることにより、ダニ誘引剤の香気が上記上下不織布層の表面全域に放出されて、ダニの誘引効果が十分に発揮される結果、ダニ誘引剤によるダニ誘引効果が高い。
(3)上記上下一対の不織布層がメッシュ不織布シートからなるとともに、上記中央基材層が基材シートからなるから、これらメッシュ不織布シートおよび基材シートを所定幅を有するテープから形成することにより、上記積層シートの製造を、テープの連続的な繰り出し工程とこれらテープの圧着積層工程とからなる一連の単純な自動連続工程で行うことができ、製造コストの大幅な低減化が可能である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面全体にわたって同一の符号は同一の構成部材または要素を示している。
本考案に係るダニ取りシートを図1~図4に示し、このダニ取りシート1は、具体的には、ダニを誘引して捕獲する薄板状のもので、図1に示すように、縦寸法Lと横寸法Wの矩形状外周輪郭を有する矩形シートの形態とされている。
上記ダニ取りシート1の縦寸法Lと横寸法Wは、用途や目的に応じて適宜設定され、図示の実施形態のダニ取りシート1は、一例として、縦寸法L=15cm、および横寸法W=13cmに設定される。
ダニ取りシート1は、柔軟性を有する積層シートの形態とされ、具体的には、図2の断面図に示すように、上下一対の不織布層2、3の間に中央基材層4が設けられるとともに、これら一対の不織布層2、3と中央基材層4との間に粘着層5、6がそれぞれ設けられ、上側の上記不織布層2と粘着層5との間の所定範囲にダニ誘引剤7が配置されてなる。このダニ誘引剤7が配置される上記所定範囲については、後述する。
なお、図2の断面図は、ダニ取りシート1の積層構造を明確に示すため、拡大して示されている。
また、ここに、ダニ取りシート1の厚さ方向の上下関係については、説明の便宜上、後述する製造工程(図4参照)の上下位置に合わせて説明しているが、ダニ取りシート1の実際の使用時におけるダニ取り効果については、後述するように、上記上下位置を逆転させても何ら相違はない(本明細書および実用新案登録請求の範囲において同様とする。)。
さらに、ダニ取りシート1の平面方向の縦横関係については、説明の便宜上、図3に表示される図柄の向きに合わせて説明しているが、特にこれにこだわらない(本明細書および実用新案登録請求の範囲において同様とする。)。
上記ダニ取りシート1を構成する積層シートは、図2(b)に示すように、3つの構成部材8、9、10からなり、これら3つの構成部材8、9、10が後述する製造工程(図4参照)を経て、図2(a)に示すような積層構造に形成される。
上記不織布層2、3は、ダニ取りシート1の上下面1a、1bを形成するもので、ダニ誘引剤7の香気を通過しうる通気性を有するとともに、図2に示すように、ダニが通過し得る多数の小孔50、50、…を有するメッシュ不織布シートからなる。不織布の構成繊維としては、従来公知のように、パルプ繊維、天然繊維、合成繊維等が好適に用いられ、乾式法、湿式法、スパンボンド法、サーマルボンド法等の従来周知の方法で不織布が製造されたものである。
上記中央基材層4は、表面に印刷可能な基材シートからなり、図示の実施形態においては、紙製の基材シートからなる。
上記中央基材層4の下面4bには、例えば図3に示されるような図柄印刷15が施されており、この図3に示される図柄印刷15は、上記中央基材層4の下面4bに印刷された図柄印刷15が下側の不織布層3を透過して、ダニ取りシート1の下面1bに表示される透過図柄である。
具体的には、上記図柄印刷15は、ダニの漫画絵15aの中に、使用期限に関する以下の3つの文字事項(使用期限表示)15bが印刷されてなる。
(1)設置日 年 月 日
(2)お取替え目安 1ケ月後
(3)お取替え日 年 月 日
(1)設置日 年 月 日
(2)お取替え目安 1ケ月後
(3)お取替え日 年 月 日
上記中央基材層4の下面4bに印刷された図柄印刷15の使用期限表示15bは、上記のように下側の不織布層3の下面(表面)3bつまりダニ取りシート1の下面1bから視認可能であり、このダニ取りシート1の下面1b(不織布層3の下面3b)に必要な使用期限関連事項をサインペンやボールペン等の筆記具により手書きできる構成とされている。
また、上記中央基材層4の上面4aには、上記粘着層5が設けられるとともに、この粘着剤層5の上面5aには、上記ダニ誘引剤7が付着形成されている。
上記上下粘着層5、6は、透明性を有する粘着剤からなり、上側の粘着剤層5は、中央基材層4と上側不織布層2を一体的に接合固定するとともに、不織布層2を介して侵入するダニを粘着捕獲する機能を有し、さらに上記のようにダニ誘引剤7を粘着力により配置固定する機能を兼備する。
また、下側の粘着剤層6は、中央基材層4と下側不織布層3を一体的に接合固定するとともに、不織布層3を介して侵入するダニを粘着捕獲する機能を有する。
上記ダニ誘引剤7は、その香気によってダニを誘引するもので、従来公知のダニ誘引剤が粉末状態で使用されている。従来公知のダニ誘引剤としては、例えば、腐敗しにくい食品添加物が挙げられ、バニラ、フルーツエキス、ナッツ、チョコレート、バター等の香料が好適に用いられる。
ダニ誘引剤7は、上記粘着層5の上面5aにおける所定範囲に配置固定されており、図示の実施形態においては、粘着層5の上面5aにおける幅方向(横方向)の中央部分に、所定の幅寸法(横寸法)W7をもって直線状に縦方向全長に延びて配置されている(図1における矩形状ダニ取りシート1の点線で示される範囲)。
この配置構成における横寸法W7は、ダニ誘引剤7の香気が上下不織布層2、3の外側表面(上面2a、下面3b)つまりダニ取りシート1の上下面1a、1bの全域に放出されるように設定される。
したがって、使用に際しては、ダニ取りシート1の上下面1a、1bのどちらを上側にして配置しても、ダニ取り効果に相違はない。
次に、上記ダニ取りシート1の製造方法を以下に説明する(図4参照)。
ダニ取りシート1は、前述したように、図2(b)に示す3つの構成部材8、9、10が、図4に示す一連の連続した製造工程を経て、図2(a)に示す積層構造に形成される。
この目的のため、上記メッシュ不織布シート(不織布層)2、3および基材シート(中央基材層)4は、所定の横寸法つまり図1に示すダニ取りシート1の横寸法(幅寸法)Wを有するテープから形成される。
そして、図2(b)を参照して、上記構成部材8は、上側の不織布テープ2からなる構成部材テープ8Aとして、上記構成部材9は、前工程で基材テープ4の下面4bに図柄印刷15が施されるとともに、上面4aに粘着層5とダニ誘引剤7が一体的に設けられてなる構成部材テープ9Aとして、また、構成部材10は、下側の不織布テープ3の上面3aに粘着層6が一体的に設けられてなる構成部材テープ10Aとして製造工程を流れる。
(i)繰出しリール20および21から構成部材テープ9Aおよび10Aがそれぞれ繰出し供給されて、第1の上下加圧ローラ22へ送られる。
(ii)この送り途中において、上記構成部材テープ10Aの粘着層6を被覆保護していた剥離紙テープ30が、案内リール23を介して剥離されて、巻取りリール24に巻取り回収される。
(iii)第1の上下加圧ローラ22へ送られた上記構成部材テープ9Aおよび10Aは、上下から転動加圧されて、両構成部材テープ9A、10Aが構成部材テープ10Aの粘着層6の粘着力により接合されて一体的に積層される。
(iv)積層された構成部材テープ9A、10Aは、第2の上下加圧ローラ25へ送られる。
(v)この送り途中において、上記構成部材テープ9Aの粘着層5を被覆保護していた剥離紙テープ31が、案内リール26を介して剥離されて、巻取りリール27に巻取り回収される。
(vi)この後、誘引剤供給部28から粉末状のダニ誘引剤7が、矢符方向へ当速度で送られる上記粘着剤層5の上面5aの幅方向中央部に流し込み供給される。これにより、上記ダニ誘引剤7が、上記粘着層5の上面5aにおける幅方向中央部分に、構成部材テープ9A、10Aの長手方向へ直線状に延びて配置固定されていく。
(vii)繰出しリール29から構成部材テープ8Aが繰出し供給されて、上記積層された構成部材テープ9A、10Aと共に第2の上下加圧ローラ25へ送られて、これら3つの構成部材テープ8A、9A、10Aは、上下から転動加圧されて、構成部材テープ9Aの粘着層5の粘着力により構成部材テープ8Aと接合され、これにより3つの構成部材テープ8A、9A、10Aが一体的に積層される。
(viii)積層形成された3つの構成部材テープ8A、9A、10Aは、切断カッタ32により所定の縦寸法Lに切断されて、ダニ取りシート1が形成される。また、ダニ取りシート1は、前記切断カッタ32による切断のほかに、積層形成された3つの構成部材テープ8A、9A、10Aを型抜きによって、様々な形状に形成されるものであっても好ましい。
しかして、以上のように構成されたダニ取りシート1を使用するに際しては、まず、ダニ取りシート1の下面1bに、「設置日」と「お取替え日」を記入してから(本実施形態の場合、「お取替え目安」は設置日から1ケ月後)(図3参照)、ダニの気になる場所(ダニの生息場所)、例えば、布団や枕などの寝具類の中や間、あるいはカーペットの下等にそのまま置いて使用する。
この場合、前述したように、ダニ誘引剤7の香気はダニ取りシート1の上下面1a、1b全域に放出されるように設定されているため、使用配置に際しては、ダニ取りシート1の上下面1a、1bのどちらを上側にして配置しても、ダニ取り効果に相違はない。
ダニ取りシート1を配置した場所においては、ダニがダニ取りシート1のダニ誘引剤7の香気に誘引されて、上下不織布層2、3を介して侵入し、上下粘着層5、6に粘着捕獲される。
ダニ取りシート1の下面1bに記載した「お取替え日」が到来したら、適宜新しいダニ取りシート1と交換するとともに、使用済みのダニ取りシート1は家庭用ゴミとしてそのまま廃棄する。
以上詳述したように、本実施形態のダニ取りシート1によれば、以下に列挙する特有の効果が得られる。
(a)ダニ取りシート1は、ダニを誘引して捕獲する薄板状のものであって、メッシュ不織布シートからなる上下一対の不織布層2、3の間に、基材シートからなる中央基材層4が設けられるとともに、これら一対の不織布層2、3と中央基材層4との間に粘着層5、6がそれぞれ設けられ、上側の不織布層2と粘着層5との間の所定範囲にダニ誘引剤7が配置されてなる積層シートの形態とされてなるから、薄板状の積層シートという単一部品からなり、柔軟性に富む薄型構造で嵩張らず、布団や枕などの寝具類の中や間、クッションや座布団の中、あるいはカーペットの下等の配置場所に関わらず、嵩張ることなく配置可能で、柔軟性にも富むため、使い心地が良好である。
(b)上側の不織布層2と粘着層5との間の所定範囲にダニ誘引剤7が配置されてなることにより、ダニ誘引剤7の香気が上下不織布層2、3つまりダニ取りシート1の上下面1a、1bの表面全域に放出される構成とすることにより、具体的には、例えば、ダニ誘引剤7が、上側の粘着層5の上面5aにおける横方向(幅方向)中央部分に、ダニ取りシート1の縦方向へ直線状に延びて配置されることにより、ダニ誘引剤7の香気がダニ取りシート1の上下面1a、1b(上下不織布層2、3の表面2a、3b)の全域に放出されて、ダニの誘引効果が十分に発揮される結果、ダニ誘引剤によるダニ誘引効果が高い。
(c)上下一対の不織布層2、3がメッシュ不織布シートからなるとともに、中央基材層4が基材シートからなるから、これらメッシュ不織布シート2、3および基材シート4を所定幅Wを有するテープから形成することにより、上記積層構造のダニ取りシート1の製造を、構成部材テープ8A、9A、10Aの連続的な繰り出し工程とこれら構成部材テープ8A、9A、10Aの圧着積層工程とからなる一連の単純な自動連続工程で行うことができ、製造コストの大幅な低減化が可能である。
なお、上述した実施形態はあくまでも本考案の好適な実施態様を示すものであって、本考案はこの実施形態に限定されることなく、その範囲内において種々設計変更可能であり、例えば以下に述べるような改変が可能である。
図示の実施形態におけるダニ取りシート1の積層構造を構成する不織布層2、3、中央基材層4、粘着層5、6およびダニ誘引剤7の具体的な構成材料等は、従来公知のものを含めて、同様の機能を発揮する他の構成材料に適宜変更することが可能である。
L ダニ取りシートの縦寸法
W ダニ取りシートの横寸法
W7 ダニ誘引剤の幅寸法
1 ダニ取りシート
1a ダニ取りシートの上面
1b ダニ取りシートの下面
2、3 不織布層
4 中央基材層
4a 中央基材層の上面
4b 中央基材層の下面
5、6 粘着層
7 ダニ誘引剤
15 図柄
50 小孔
W ダニ取りシートの横寸法
W7 ダニ誘引剤の幅寸法
1 ダニ取りシート
1a ダニ取りシートの上面
1b ダニ取りシートの下面
2、3 不織布層
4 中央基材層
4a 中央基材層の上面
4b 中央基材層の下面
5、6 粘着層
7 ダニ誘引剤
15 図柄
50 小孔
Claims (4)
- ダニを誘引して捕獲する薄板状のものであって、
上下一対の不織布層の間に中央基材層が設けられるとともに、これら一対の不織布層と中央基材層との間に粘着層がそれぞれ設けられ、上側の前記不織布層と粘着層との間の所定範囲にダニ誘引剤が配置されてなる積層シートの形態とされ、
前記不織布層は、ダニが通過し得る多数の小孔を有する不織布からなるメッシュ不織布シートからなり、
前記中央基材層は、表面に印刷可能な基材シートからなる
ことを特徴とするダニ捕りシート。 - 矩形状の外周輪郭を有する矩形シートの形態とされ、
前記メッシュ不織布シートおよび基材シートは、所定幅を有するテープから形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のダニ捕りシート。 - 前記ダニ誘引剤は、上側の前記粘着層の上面における幅方向中央部分に、前記テープの長手方向へ直線状に延びて配置されて、ダニ誘引剤の香気が前記上下不織布層の表面全域に放出される構成とされている
ことを特徴とする請求項2に記載のダニ捕りシート。 - 前記中央基材層の下面に印刷された使用期限表示が、下側の前記不織布層表面から視認可能であるとともに、この不織布層表面に必要な使用期限関連事項が手書きできる構成とされている
ことを特徴とする請求項2に記載のダニ捕りシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2024000554U JP3246486U (ja) | 2024-02-27 | 2024-02-27 | ダニ取りシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family Applications (1)
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2024
- 2024-02-27 JP JP2024000554U patent/JP3246486U/ja active Active
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