JP3246256B2 - 染色布帛およびインクジェット染色方法 - Google Patents

染色布帛およびインクジェット染色方法

Info

Publication number
JP3246256B2
JP3246256B2 JP03354095A JP3354095A JP3246256B2 JP 3246256 B2 JP3246256 B2 JP 3246256B2 JP 03354095 A JP03354095 A JP 03354095A JP 3354095 A JP3354095 A JP 3354095A JP 3246256 B2 JP3246256 B2 JP 3246256B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
colors
color
ink
yellow
black
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03354095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08226083A (ja
Inventor
厚司 桑原
豊 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP03354095A priority Critical patent/JP3246256B2/ja
Publication of JPH08226083A publication Critical patent/JPH08226083A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3246256B2 publication Critical patent/JP3246256B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Coloring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染色布帛およびインク
ジェット染色方法に関する。
【0002】より詳しくは、特に鮮明な色、蛍光色およ
び中間色表現に優れ、色再現性よく、高品位にプリント
された染色布帛およびインクジェット染色方法に関する
ものである。
【0003】
【従来の技術】インクジェット記録方法は紙用のプリン
タ分野では実用化がすすんでいるが、近年これを布帛の
染色に適用することが検討されている。
【0004】従来の一般的なインクジェット記録方法に
おいては、印字場所の最小単位であるドットにインクを
印字するかしないかの2値方式を採用し、色表現のため
イエロー、マゼンタ、シアンの3原色を使用し、この3
原色を同一位置に混合記録して、レッド(イエロー+マ
ゼンタ)、グリーン(イエロー+シアン)、ブルー(マ
ゼンタ+シアン)、ブラック(シアン+マゼンタ+イエ
ロー)の4色を表現する。従って、イエロー、マゼン
タ、シアンの3原色によって表現される色はイエロー、
マゼンタ、シアン、レッド、グリーン、ブルー、ブラッ
クの7色である。さらに、シアン、マゼンタ、イエロー
でブラックを表現する場合、他の色に比べて、インクの
付与量が多くなり、被記録材上でのインクのにじみが大
きくなるためにイエロー、シアン、マゼンタの3原色に
ブラックのインクを加えたイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4原色でプリントを行うことがインクジ
ェットでは一般的である。これにより表現できる色は3
原色インクの場合と同じ7色であるが、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの3色を混合する必要がないため印字品質
は良好なものになる。また、中間色を表現する場合、デ
ィザ法や面積階調法などの疑似階調表現が用いられてい
た。
【0005】インクジェット記録方法を布帛の染色に用
いる場合には、紙のプリントと異なる種々の課題があ
る。特に色については、布の染色の場合に商品価値を決
める極めて重要な要素となるので、多くの用途や色柄に
おいて、印刷分野で用いられる3原色(イエロー、マゼ
ンタ、シアン)と黒による表現ではできない鮮明な色を
プリントする必要がある。このために、例えば、3原色
以外にオレンジ、バイオレット、グリーンから1種以上
を追加することが特開平6−57654号公報で提案さ
れている。
【0006】また、別の課題として多くのインクジェッ
ト染色方法においては、薄い色を表現する際、ドットマ
トリックスの中で濃いインクをまばらに打つことにより
表現するが、粒子感やざらつき感による品位低下の問題
がある。
【0007】また、このようなドットマトリックスでは
階調表現が不十分で微妙な中間色が表現できない場合も
多い。
【0008】これらの問題は、現行のスクリーンプリン
トで通常採用されているように、あらかじめ特定の色に
調合した、いわゆる特色のインクを用いてプリントする
ことにより回避でき、これは特開昭62−243890
号公報に開示されている。
【0009】しかし、色柄毎にインクの切替えまたは交
換が必要であり、作業が極めて繁雑になるばかりでな
く、特色のインクに用いる装置を余分にもつ必要がある
などの問題があった。
【0010】また、特開昭53−102034号公報に
示されるように1色のインクに対して複数の濃度の異な
るインクを使用し、中間色を高品位に記録する方法も提
案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、色の
表現範囲が広げられ、高品位に色再現性良く、さらに、
効率的にプリントされた染色布帛を提供することにあ
る。
【0012】また、準備するインクとインク交換を最小
限に押さえ、かつ、実用上十分な色表現、色再現を行う
ことのできるインクジェット染色方法を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の染色布帛は、前
記課題を解決するため以下の構成を有する。
【0014】すなわち、インク色が基本色としてのイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラック、および該基本色と
してのイエローと色濃度の異なるイエロー、該基本色と
してのマゼンタと色濃度の異なるマゼンタ、該基本色と
してのシアンと色濃度の異なるシアン、該基本色として
のブラックと色濃度の異なるブラック、および蛍光イエ
ロー、蛍光ピンク、鮮明ブルー、鮮明バイオレットから
なる群から任意に選定した8色以上のインクで1ドット
あたり3色までを許容し、かつ少なくとも一部に1ドッ
トあたり3色を有するドットから構成されるドットマト
リックスを有することを特徴とする染色布帛である。
【0015】また、本発明のインクジェット染色方法
は、次の構成を有する。
【0016】すなわち、インク色が基本色としてのイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラック、および該基本色と
してのイエローと色濃度の異なるイエロー、該基本色と
してのマゼンタと色濃度の異なるマゼンタ、該基本色と
してのシアンと色濃度の異なるシアン、該基本色として
のブラックと色濃度の異なるブラック、および蛍光イエ
ロー、蛍光ピンク、鮮明ブルー、鮮明バイオレットから
なる群から任意に選定した8色以上のインクで1ドット
あたり3色までを許容し、かつ少なくとも一部に1ドッ
トあたり3色を有するドットから構成されるドットマト
リックスを用いて布帛にインクジェットプリントを行う
ことを特徴とするインクジェット染色方法である。
【0017】以下、本発明の染色布帛およびインクジェ
ット染色方法を詳細に説明する。
【0018】本発明の染色布帛においては、色表現を拡
大するために8色以上のインクを有するものである。
【0019】インクの色数は多いほど表現し得る色数は
増えるが、表現し得る色数は使用インク色に対して頭う
ちの状態になる。さらにインク色数が増えるにしたが
い、装置は複雑で高価なものとなる。
【0020】本発明者らは、鋭意研究の末、これらのバ
ランスが取れるのはインク色が10色程度であるという
ことを見出だした。
【0021】さらに、インクジェットによる布帛捺染の
場合、最低8色のインクで高品位な色表現が可能なこと
を見出だしたものである。
【0022】8色に満たない場合、鮮明色や微妙な中間
色の表現が困難であったり、各種色柄のデザインをプリ
ントするにあたり、インクの切替えまたは交換が必要と
なり作業が極めて繁雑になるなどの問題がある。
【0023】使用する8色のインクは後述のとおり、任
意に選定し、使用することができる。好ましくはインク
の色数は8〜12色であり、12色であれば非常に良好
なインクジェットによる布帛捺染が可能になる。
【0024】さらに、本発明の染色布帛は、この中から
任意に選定したインクで1ドットあたり3色までを許容
し、かつ少なくとも一部には1ドットあたり3色を有す
るドットから構成されるドットマトリックスを有するも
のである。
【0025】従来、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの4原色インクを使用し、ドットマトリックスで色
を表現する場合、前述のとおり同一位置に2色までを重
ねることは行われているが、3色以上を重ねることは、
インクの付与量が多くなりにじみが大きくなることおよ
び減法混色のため3色以上の重ね打ちでは色が濁り無彩
色に近くなるため採用されていない。すなわち、例え
ば、イエロー、マゼンタおよびブラックはブラックとな
り、3色以上を重ねても色の表現範囲は増加しない。
【0026】本発明者らは、8色以上の特定のインク色
を用いて、1ドットあたり3色までを許容し、かつ少な
くとも一部には1ドットあたり3色を有するドットから
構成されるドットマトリックスを有することにより、色
表現が拡大できる染色布帛を得ることができることを見
出だした。
【0027】8色以上の特定のインク色を用いた場合、
例えば、淡色イエロー、淡色シアンおよび淡色ブラック
の3色のインクを同一位置に重ねることでくすんだグリ
ーンを表現したり、鮮明バイオレット、濃色イエローお
よび淡色マゼンタの3色のインクを同一位置に重ねるこ
とで茶色を表現することも可能となり、色の表現範囲を
2色までに制限した場合に比べ極めて広くすることがで
きる。
【0028】一方、3色重ねることによるインクのにじ
みは布帛の場合、一般の紙の場合に比べ軽減することが
でき、また、好ましくは水溶性高分子、水溶性金属塩、
ポリカチオンなどの化合物を布帛に前処理することでに
じみの問題は解決される。
【0029】本発明でいう1ドットあたり3色を有する
とは、インクの付与される最小単位としてのエリア(後
述する「ドット」)に実質的に3色が重なる状態で付与
されたものをいう。
【0030】1ドットあたり4色以上を許容したドット
から構成されるドットマトリックスを有する染色布帛の
場合は、色の鮮明性が低下し、さらに単位面積当たりの
インク付与量が増大するためドットがにじんで、絵柄の
シャープさが著しく低下する問題がある。
【0031】本発明の染色布帛に用いられるインクとし
ては、鮮明色または中間色表現の観点から、基本色とし
てのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、および基
本色としてのイエローと色濃度の異なるイエロー、基本
色としてのマゼンタと色濃度の異なるマゼンタ、基本色
としてのシアンと色濃度の異なるシアン、基本色として
のブラックと色濃度の異なるブラック(グレー)、およ
び蛍光イエロー、蛍光ピンク、鮮明ブルー、鮮明バイオ
レットからなる群から選ばれる8色以上のインクであ
。 従来、3原色に追加する色としては、例えば、特
開平6−57654号公報に開示されているようにオレ
ンジ、バイオレット、グリーン等の明色鮮明系色が挙げ
られている。
【0032】本発明では3原色では出せない濃色の表現
範囲を拡大するため、インク色数を増やす際、より実用
的かつ効率的であるという理由から、鮮明ブルー、鮮明
バイオレットの濃色鮮明系色を追加することが好ましく
行なわれる。ここで鮮明ブルーとはシアン色より赤みの
強い鮮明ブルー色のことをいい、鮮明バイオレットとは
マゼンタ色より青みの強い鮮明バイオレット色のことを
いう。
【0033】また、本発明の染色布帛においては、鮮明
な混合色を得るため、蛍光イエロー、蛍光ピンク等を追
加することが好ましく行なわれる。通常これらの蛍光色
は、例えばスポーツ用衣料の柄のポイントとして単独で
使用されることが多いが、本発明においては単独での使
い方の他ドットマトリックスとして蛍光オレンジ、蛍光
スカーレットを表現でき、かつ、他の非蛍光色とのマト
リックスを形成することにより、より鮮明な混合色を表
現できる。
【0034】布帛の染色においては、インクが布帛に染
着した際の鮮明度が要求されることから、国際照明委員
会(以下、「CIE」という)色度図による色純度がイ
エローで75%以上、マゼンタで55%以上、シアンで
60%以上、鮮明ブルーで50%以上、鮮明バイオレッ
トで50%以上となるインクおよび蛍光イエロー、蛍光
ピンクのインクが好ましく用いられる。
【0035】例えば、8色のインクを用いる場合、イン
クの標準的な構成の一例として濃色イエロー、淡色イエ
ロー、濃色マゼンタ、淡色マゼンタ、濃色シアン、淡色
シアン、濃色ブラック、淡色ブラック(グレー)が挙げ
られ、また、他の一例として濃色イエロー、濃色マゼン
タ、中色マゼンタ、淡色マゼンタ、濃色シアン、中色シ
アン、淡色シアン、ブラックが挙げられる。
【0036】鮮明な混合色を得るため、前記の標準的な
構成の任意のインクと差し替えて、蛍光イエロー、蛍光
ピンク、鮮明ブルー、鮮明バイオレットの1色以上を使
用するのが好ましい。
【0037】例えば、標準的な構成のうち4色を差し替
えた場合、インク色構成例としては、濃色イエロー、蛍
光イエロー、濃色マゼンタ、蛍光ピンク、濃色鮮明ブル
ー、淡色鮮明ブルー、鮮明バイオレット、ブラックが挙
げられ、他の構成例では濃色イエロー、淡色イエロー、
濃色マゼンタ、淡色マゼンタ、濃色鮮明ブルー、淡色鮮
明ブルー、鮮明バイオレット、ブラックが挙げられる
が、これに限定されるものではなく、必要に応じ標準的
な構成のうちの任意の1〜4色を差し替えて使用するこ
とができる。
【0038】12色のインクを使用できる装置の場合に
は、標準8色にこれらの鮮明色を加えて、前記8色のイ
ンクを差し替えることなく使用できる。
【0039】ドットとは印字場所単位のことをいい、イ
ンクの付与される最小単位としてのエリアのことをい
う。
【0040】本発明の染色布帛でいうドットマトリック
スとは、例えば、1つの色単位として表される画素(ピ
クセル)にm×n個(m、nはそれぞれ1以上)のドッ
トを含むものをいい、ドットマトリックス中の各位置全
てに最低1色ずつのインクが配置された時に、被記録材
表面を完全にインクが覆いつくす状態に形成されるもの
をいう。例えば、図1に3×3の正方形のドットマトリ
ックスを一例として示す。その他には1×1、2×2、
4×4、8×8、4×8等のドットマトリックスが例と
して挙げられる。
【0041】このドットマトリックスでのインク滴の配
置を概念的に説明すると、例えば図1で1aのドットの
ように3色のインクが配置され、3cのドットのように
1色のインクが配置され、3bのドットのように2色の
インクが配置されてなるドットあるいは3aのようにイ
ンクが配置されないドットなどから構成されている。ま
た、1つのドットにおいて2色または3色のインクが配
置されたところでは、インクが一部において混色した部
分を持たなければならない。
【0042】ドットマトリックスの色の配置方法につい
ては特に限定されるものではないが、中間色を表現する
際、色の均一性が高く、また、モアレなどの発生がより
小さい配置を選定するのが好ましい。
【0043】また、ドットマトリックスの形状は特に限
定されるものではなく、三角形状、ひし形形状等の一定
の形状を持つものあるいは柄の形に対応するような不定
形のものなどを適宜選択することができる。
【0044】本発明の染色布帛においては、品位良好な
図柄を得るため、ドットの解像度は4〜20ドット/m
mが好ましく、解像度に対応した全ドットに最低一色ず
つのインクが配置された際に被記録材表面を完全にイン
クが覆いつくす状態であることが好ましい。
【0045】インクジェット用染料としては、所望の色
相が得られ、媒体に対する溶解性または分散性が良く、
ノズル詰まりを生じる異物や不純物が少なく、染料固形
分に対して色濃度が高く、さらに染色物の各種堅牢度が
良好なものが好ましく用いられる。
【0046】これらの特性を満足させるため、インクに
使用する染料は繊維素材に対応して、公知の染料群から
適宜選択し、必要に応じて、精製、濾過、微細分散など
の処理を行うのが好ましい。
【0047】ポリエステル用の分散染料は、3原色であ
るイエロー、マゼンタ、シアンについて見ると、イエロ
ーの場合、カラーインデックスのディスパーズ イエロ
ー(以下、「DY」と略す)で示されるDY−5、4
2、49、54、58、63、64、71、79、8
3、88、90、93、99、100、103、11
4、119、126、160、180、198、20
4、211、218、224、226、227、23
1、234、237といった染料が例として挙げられ、
マゼンタの場合、カラーインデックスのディスパーズ
レッド(以下、「DR」と略す)で示されるDR−6
0、82、86、88、91、92、111、127、
132、134、146、154、159、206、2
07、283、229、239、240、283、28
8、302、343といった染料が例として挙げられ、
シアンの場合、カラーインデックスのディスパーズ ブ
ルー(以下、「DB」と略す)で示されるDB−60,
87、87:1、143、176、198、364とい
った染料が例として挙げられる。
【0048】3原色に追加する鮮明染料として、蛍光イ
エローのDY−82、124、184:1、186、1
99、216が挙げられ、蛍光ピンクとしてDR−23
9、240、362、364、カラーインデックスのバ
ット レッドで示されるバット レッド41が挙げら
れ、鮮明ブルーとしてDB−56、183、185、3
54、365が挙げられ、鮮明バイオレットとしてカラ
ーインデックスのディスパーズ バイオレット(以下、
「DV」と略す)で示されるDV−26、27、28、
35、38、46、48、57、63、77、97が挙
げられ、ブラックについては特に限定はなく公知の分散
染料を適宜配合して調製することができる。
【0049】以上ポリエステル用の分散染料の場合を例
示したが、これらの染料に限定されるものではなく、ま
た、他の素材や染料の場合でも公知の染料群から本発明
に適した色相の染料を選択することができる。
【0050】なお、本発明の染色布帛を構成する布帛
は、特に限定されるものではなく、綿、絹、羊毛などの
天然繊維、レーヨンなどの再生繊維、アセテートなどの
半合成繊維、ナイロン、ポリエステル、アクリルなどの
合成繊維からなる群から少なくとも1種選ばれたものを
用いた織物、編物または不織布のいずれをも適用するこ
とができる。
【0051】次に、本発明のインクジェット染色方法に
ついて説明する。
【0052】本発明のインクジェット染色方法において
用いるインクジェット手段は特に限定されず、公知の各
種方式が用いられる。
【0053】代表的な方式としては、オンデマンド方式
とコンティニュアス方式が挙げられる。
【0054】オンデマンド方式の例としては、ピエゾタ
イプ、バブルジェットなどのサーマルタイプが挙げら
れ、コンティニュアス方式としては荷電量偏向タイプな
どが挙げられる。
【0055】好ましくは、インク滴径が固定されたもの
であって、1ドットの印字位置に対して、それぞれ1種
のインクは印字されるかされないかのオン−オフ制御の
タイプの方式である。
【0056】これらの布帛はインクジェット染色する前
に、にじみ防止や表面の色濃度改善、品位の改善のた
め、好ましくは前処理剤を布帛に付与して用いる。
【0057】前処理としては、公知の方法から繊維素材
やインクに適した方法を適宜選択すればよく、特に限定
されるものではないが、にじみ防止の効果等の観点か
ら、前処理剤として、天然または合成の各種水溶性高分
子、水溶性金属塩、ポリカチオンからなる群から少なく
とも1種選択するのが好ましい。
【0058】天然水溶性高分子としては、デンプン類、
カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチセルロースなどのセルロース誘導体、アルギ
ン酸ナトリウム、グアーガム、タマリンドガム、ローカ
ストビーンガム、アラビアゴムなどの多糖類、合成水溶
性高分子としては、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、アクリル酸系ポリマなどが挙げられる。
【0059】水溶性金属塩としては、NaCl,KC
l、CaCl2 などのアルカリ金属またはアルカリ土類
金属のハロゲン化金属塩、有機酸塩などが挙げられる。
【0060】ポリカチオンとしては、各種の4級アンモ
ニウム塩のポリマまたはオリゴマが挙げられる。
【0061】本発明の方法においては、図柄の品位改
善、色濃度の改善、にじみ防止効果のため、前記の前処
理剤をインク、素材、布帛構造に対応して適宜選択し、
布帛中に0.2〜20重量%含有するようにパッド法、
コーティング法、スプレー法などで付与せしめるのが好
ましい。
【0062】本発明の方法で用いるインクとしては、染
料を水を主媒体とする溶媒中に溶解または分散させたイ
ンクを用いることができる。インク組成は特に限定され
ず、インクジェット方式に適した公知のインク組成を用
いることができる。
【0063】インクの代表的な成分としては、染顔料と
主媒体の水の他に水溶性有機溶剤等が挙げられる。例と
して、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブタンジオール、グリセリンなど
の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエ
ーテルなどのグリコールエーテル類、エチルアルコー
ル、プロピルアルコールなどのアルコール類が挙げられ
る。
【0064】さらに必要に応じて、公知の分散剤、界面
活性剤、pH調整剤、防腐剤などをインクに添加するこ
とができる。
【0065】本発明のインクジェット染色方法はインク
色が基本色としてのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ック、および該基本色としてのイエローと色濃度の異な
るイエロー、該基本色としてのマゼンタと色濃度の異な
るマゼンタ、該基本色としてのシアンと色濃度の異なる
シアン、該基本色としてのブラックと色濃度の異なるブ
ラック、および蛍光イエロー、蛍光ピンク、鮮明ブル
ー、鮮明バイオレットからなる8色以上のインクを用
い、1ドットあたり3色までを許容し、かつ少なくとも
一部に1ドットあたり3色を有するドットから構成され
るドットマトリックスを用いて布帛にインクジェット染
色するものである。
【0066】用いるインクの標準的な構成の一例として
濃色イエロー、淡色イエロー、濃色マゼンタ、淡色マゼ
ンタ、濃色シアン、淡色シアン、濃色ブラック、淡色ブ
ラック(グレー)が挙げられ、また、他の一例として濃
色イエロー、濃色マゼンタ、中色マゼンタ、淡色マゼン
タ、濃色シアン、中色シアン、淡色シアン、ブラックが
挙げられる。
【0067】本発明のインクジェット染色方法は、8色
以上のインクを用い、1ドットに3色までを許容し、少
なくとも一部に1ドットあたり3色を有するドットから
構成されるドットマトリックスを用いて布帛にプリント
するので、従来の3原色イエロー、マゼンタ、シアン系
インクのみを用いては表現できない鮮明色の表現が可能
であり、また、必要最小限のインク交換で鮮明色、蛍光
色から彩度の低い中間色や淡色まで広範囲の色範囲で高
品位な色表現が可能という特徴を有する。
【0068】さらに、本発明は特定の色のインクからな
るドットマトリックスで色を表現するものであるが、布
帛上での色再現を正確に行うためには、布帛を用いて、
あらかじめ同種のインクによるドットマトリックスの色
見本を作成しておき、所望色に対して最も近い色を色見
本から選択するのが好ましい。
【0069】この場合、次の手順で色再現ができる。
【0070】最初に、所望のデザイン色柄に対し、その
中で使用している色に対して、最も近い色が表現できる
インクの組合わせの決定を行ない、デザインの中で使わ
れている各色に対し、そのインクの組合わせで可能な1
ドットあたり3色以内の組み合わせからなるドットマト
リックスのカラー見本から最も近い色を選択する。
【0071】プリント装置を用いて必要なら特定のイン
クを交換してプリントを行なう。これらの作業は、実物
見本から肉眼でも行うことができ、また布帛で作成した
色見本の色データをコンピュータに予め入力しておき、
計算によって、これらの手順を行わせることも可能であ
る。
【0072】
【実施例】以下、実施例、比較例により本発明をさらに
詳細に説明する。
【0073】本発明に用いたインクジェット装置、イン
クおよび布帛を以下に示す。
【0074】[インクジェット装置]ピエゾタイプのオ
ンデマンド方式による下記仕様のインクジェットプリン
タを用いた。
【0075】色数:8色カラー ノズル径:50ミクロン 解像度:8.0ドット/mm プリント方式:ノズル移動方式 [インク]分散剤としてアニオン性のスチレン化フェノ
ールエチレンオキシド付加物の硫酸エステルナトリウム
塩を染料分に対し50%用い、平均粒度が0.3〜0.
5ミクロンである分散染料、プロピレングリコールおよ
び水からなる分散染料インクを用いた。
【0076】インク組成は分散染料をX重量%とする
と、プロピレングリコールは30重量%、水は(70−
X)重量%の関係となるように調製した。
【0077】[布帛]ポリエステル織物(東レ株式会社
製“シルック”(登録商標)サテン)に前処理剤として
濃度が20g/lである高分子カチオン化合物(日華化
学社製ネオフィックスRX−100)、濃度が5g/l
であるグアーガムを用い、パッドードライ法によって、
にじみ防止剤の付与を行った。布帛中の前処理剤含有量
は1.8%である。
【0078】また、本発明の染色布帛の評価方法を以下
に示す。
【0079】[色表現性]表2に記載されている、柄全
体の色調を示す色系統によって分類された1〜20のデ
ザイン原画とプリント物との色表現の品位差を5人の試
験者が○(全体として色表現が優れ、色のざらつき感が
ないもの)、△(全体として色表現が劣り、色のざらつ
き感があるもの)、×(全体として色表現が極めて劣
り、色のざらつき感があるもの)の3段階評価し、5人
の平均を求めて色再現性とした。
【0080】[実施例1〜3]前処理布帛に表1記載の
インク色が8色であるインクセットA(実施例1)、イ
ンク色が8色であるインクセットB(実施例2)、イン
ク色が8色であるインクセットC(実施例3)の組合わ
せで4×4のドットマトリックスを用い、1ドットあた
り3色までを許容したドットマトリックスパターンによ
り1つのインクセットで約12万色の色見本をプリント
し、常法によりHTスチーマで発色後、還元洗浄を行っ
て布プリントの色見本を作製した。
【0081】
【表1】 本発明で作製した前記のインクセットA、B、Cの色見
本から、近似色を選び出し、20柄のプリントデザイン
に対しプリントを行なった。インクセットAで対応でき
るデザインは7柄であり、グリーン、濃茶の周辺色、え
んじ、紫系の微妙な中間色表現が可能であった。
【0082】また、インクセットBで対応できるデザイ
ンが12柄であり、鮮明ブルー、鮮明バイオレット、茶
色、紺色、濃紫色、深緑色、エンジ、こげ茶色系統の色
表現に優れていた。
【0083】さらにインクセットCで対応できるデザイ
ンが7柄であり、蛍光イエロー、蛍光ピンクのほか蛍光
オレンジ、蛍光スカーレット、鮮明茶(金色)、鮮明グ
リーンなどの表現が可能となり、かつ中間色も表現でき
た。
【0084】このように、AからBの3色のインク交換
およびBからCの2色のインク交換の2回のインク交換
作業で20柄のプリントデザインに対し、良好な色再現
性を有するプリントが作製できた。
【0085】各デザイン柄における色表現結果を表2に
示す。
【0086】
【表2】 各実施例において、プリントされたデザインににじみは
なく、シャープな図柄が得られた。
【0087】[比較例1]前処理布帛に、表1記載のイ
ンク色が8色であるインクセットAの組合わせで4×4
のドットマトリックスを用いて、1ドットあたり4色ま
でを許容したドットマトリックスパターンで実施例1と
同じ方法で布プリントの色見本を作製した。
【0088】1ドットあたり4色までを許容しているた
め、実施例1の1ドットあたり3色までの許容に比べて
ドットマトリックスの色配置パターンの組合わせ数は計
算上格段に増えるが、布にプリントした色見本では、1
ドットあたり4色の混合では、色の鮮明性が低下し、無
彩色となる傾向が強く、黒系統の類似色がほとんどであ
った。
【0089】このためCIE色度図上での色表現可能な
範囲は1ドットあたり3色までを許容した場合と大差な
かった。
【0090】実際のデザインで色再現性を評価したとこ
ろ、表2のデザインNo.14を除いては1ドットあた
り3色までを許容したドットマトリックスで十分良好な
色再現を行うことができ、1ドットあたり4色を含むド
ットマトリックスを使う必要はなかった。デザインN
o.14は1ドットあたり4色を含むドットマトリック
スを使用することで濃色のネービー色表現が可能になっ
たが、ミッチャと呼ばれる染めムラの発生、絵際の輪郭
がぼけてシャープさがなくなるなどのインクの付与量が
多くなり、にじみが大きくなったための問題点が発生
し、色自身は良好になったが柄全体を見た場合、かなら
ずしも改善されなかった。
【0091】[比較例2〜4]1ドットあたり2色まで
を許容したドットマトリックスパターンを使用する以外
は、実施例1〜3と同一条件で色見本を作製し、20の
デザインに対してプリントを行なった。
【0092】1ドットあたり3色を許容されたドットが
そのドットマトリックス中に含まれないためエンジ、
紺、茶、こげ茶、ダークグリーンなどの色表現が困難で
あり、実施例1〜3に比べると色表現範囲はせまいもの
であった。
【0093】20柄のプリントデザインに対して、イン
クセットA(比較例2)で対応できるものは2柄、イン
クセットB(比較例3)で対応できるもの6柄、インク
セットC(比較例4)で対応できるもの2柄であり、2
回のインク交換作業を行っても9柄しか満足のいくプリ
ントが作製できなかった。20柄全てを満足のいく品位
でプリントするには、インクの色、濃度の異なるインク
セットを用意し、さらにインク交換作業を行わなければ
ならなかった。
【0094】各デザインにおける色表現結果を併せて表
2に示す。
【0095】[比較例5]前処理布帛に表1記載のイン
ク色が7色であるインクセットDの組合わせで4×4の
ドットマトリックスを用いて、1ドットあたり3色まで
を許容したドットマトリックスパターンで実施例1と同
じ方法で布プリントの色見本を作製した。インク色が8
色に満たないため、オレンジ、茶色の淡色系色の色表現
が困難であった。
【0096】各デザインにおける色表現結果を併せて表
2に示す。
【0097】
【発明の効果】本発明の方法によれば、インクジェット
染色において、標準的な3原色とブラックでは、表現で
きない鮮明色、蛍光色および中間色を含む色柄を色再現
性良く、高品位にプリントすることができ、かつ、イン
ク交換作業も最小限にすることができるため、効率的で
実用的価値が極めて高いインクジェット染色方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット染色方法に用いるドッ
トマトリックスの一例を示す模式的概略図である。
【符号の説明】
1:ドット 2:インク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−3666(JP,A) 特開 平7−26475(JP,A) 特開 平6−57649(JP,A) 特開 平6−57654(JP,A) 特開 平5−179576(JP,A) 特開 平6−57650(JP,A) 特開 平7−258981(JP,A) 特開 昭59−21786(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06P 5/00 B41J 2/01 B41J 2/21 D06B 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク色が基本色としてのイエロー、マゼ
    ンタ、シアン、ブラック、および該基本色としてのイエ
    ローと色濃度の異なるイエロー、該基本色としてのマゼ
    ンタと色濃度の異なるマゼンタ、該基本色としてのシア
    ンと色濃度の異なるシアン、該基本色としてのブラック
    と色濃度の異なるブラック、および蛍光イエロー、蛍光
    ピンク、鮮明ブルー、鮮明バイオレットからなる群から
    任意に選定した8色以上のインクで1ドットあたり3色
    までを許容し、かつ少なくとも一部に1ドットあたり3
    色を有するドットから構成されるドットマトリックスを
    有することを特徴とする染色布帛。
  2. 【請求項2】インク色が基本色としてのイエロー、マゼ
    ンタ、シアン、ブラック、および該基本色としてのイエ
    ローと色濃度の異なるイエロー、該基本色としてのマゼ
    ンタと色濃度の異なるマゼンタ、該基本色としてのシア
    ンと色濃度の異なるシアン、該基本色としてのブラック
    と色濃度の異なるブラック、および蛍光イエロー、蛍光
    ピンク、鮮明ブルー、鮮明バイオレットからなる群から
    任意に選定した8色以上のインクで1ドットあたり3色
    までを許容し、かつ少なくとも一部に1ドットあたり3
    色を有するドットから構成されるドットマトリックスを
    用いて布帛にインクジェットプリントを行うことを特徴
    とするインクジェット染色方法。
  3. 【請求項3】水溶性高分子、水溶性金属塩、ポリカチオ
    ンからなる群から少なくとも1種選ばれたものが0.2
    〜20重量%付与された布帛を用いることを特徴とする
    請求項に記載のインクジェット染色方法。
JP03354095A 1995-02-22 1995-02-22 染色布帛およびインクジェット染色方法 Expired - Fee Related JP3246256B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03354095A JP3246256B2 (ja) 1995-02-22 1995-02-22 染色布帛およびインクジェット染色方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03354095A JP3246256B2 (ja) 1995-02-22 1995-02-22 染色布帛およびインクジェット染色方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08226083A JPH08226083A (ja) 1996-09-03
JP3246256B2 true JP3246256B2 (ja) 2002-01-15

Family

ID=12389404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03354095A Expired - Fee Related JP3246256B2 (ja) 1995-02-22 1995-02-22 染色布帛およびインクジェット染色方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3246256B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001225490A (ja) * 2000-02-16 2001-08-21 Funai Electric Co Ltd インクジェットプリンタ装置
US6793309B2 (en) * 2002-05-03 2004-09-21 Milliken & Company Fault tolerant superpixel constructions
JP4601037B2 (ja) * 2004-03-11 2010-12-22 株式会社リコー 電子写真捺染トナー
CN101315529B (zh) 2006-05-31 2013-04-03 株式会社理光 电子照相印刷墨粉、电子照相印刷方法及用于电子照相印刷的液体显影剂
CN102264977A (zh) 2008-12-16 2011-11-30 长濑色彩化学株式会社 印染品的制造方法、印花品的制造方法、印染装置及印花系统
JP2015129364A (ja) 2013-12-03 2015-07-16 株式会社リコー 捺染方法、捺染用インクジェットインク、捺染用電子写真トナー

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921786A (ja) * 1982-07-20 1984-02-03 株式会社丸山 布地模様の形成方法
JP3004791B2 (ja) * 1991-12-27 2000-01-31 キヤノン株式会社 インクジェット捺染方法
JP2607448B2 (ja) * 1992-08-12 1997-05-07 鐘紡株式会社 インクジェット捺染方法
JPH0657650A (ja) * 1992-08-10 1994-03-01 Canon Inc 捺染方法及び該方法により得られる捺染物
JP3234643B2 (ja) * 1992-08-10 2001-12-04 キヤノン株式会社 捺染方法および捺染物
JP2632487B2 (ja) * 1992-08-11 1997-07-23 鐘紡株式会社 インクジェット捺染方法
JP3021240B2 (ja) * 1993-07-09 2000-03-15 キヤノン株式会社 インクジェットプリント方法、及び、プリント物
JPH07258981A (ja) * 1994-03-17 1995-10-09 Ishizaka Shoji Kk インクジェットによる布帛の捺染方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08226083A (ja) 1996-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU682153B2 (en) Image output apparatus, image output method, ink jet print method and printed product obtained with said method
JPH1018184A (ja) インクジェット捺染方法及び捺染物
JP2007534802A (ja) 改善された色再現のためのインクジェット・インクセット
Kan et al. Digital ink-jet printing on textiles
US7470316B2 (en) Ink set for ink jet printing
Aston et al. Jet printing with reactive dyes
JP3246256B2 (ja) 染色布帛およびインクジェット染色方法
KR20040074061A (ko) 직물 상에 디지털 이미지를 잉크젯 인쇄하는 방법, 상기방법을 수행하기 위한 시스템 및 장치, 및 상기 방법을이용하여 상기 시스템 및 장치에 의해 제조되는 제품
JPH0680237B2 (ja) インクジエツト染色方法
EP1881104B1 (en) Method for digitally printing on textile articles
US5877797A (en) Ink-jet printing apparatus and method for printing on mixed fiber textiles
JP3291976B2 (ja) インクジェット記録方法
Provost Ink jet printing on textiles
JPH0657654A (ja) インクジェット捺染方法
JPH0625576A (ja) インクジェット捺染用インク
EP0602002A2 (en) Ink ribbon for printer and ink therefor
JP2818991B2 (ja) 捺染布帛
JP2007303046A (ja) 複合繊維布帛のインクジェット染色方法
JP2001181987A (ja) インクジェット捺染方法
JPS616365A (ja) インクジエツト染色による防抜染法
Siemensmeyer et al. Solutions for digital textile printing
JP2632487B2 (ja) インクジェット捺染方法
JP3717773B2 (ja) インクジェット捺染方法及び捺染布帛
JP4487381B2 (ja) 記録ヘッド交換調整方法およびインクジェット記録装置
JPH0610278A (ja) シート状物のインクジェット印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees