JP3246135B2 - シャフトの圧入方法及び装置 - Google Patents

シャフトの圧入方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一本のシャフトの両端
部に二つの部品を同時に圧入して組み付ける方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用動力舵取装置のステアリン
グシャフトの構成部品であるトーションバーに二つの連
結用部品を同時に圧入組み付けるとき、一端からのみ軸
方向に圧入荷重を加えている(例えば、実開平2−81
935号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一本のシャフトの一端
からのみ軸方向に圧入加重を加える場合、圧入加重が加
わる方向と前記軸方向がずれることがあると、シャフト
の軸部分に曲げモーメントがかかり、軸部分に曲がりや
変形が発生する。
【0004】本発明の目的は、かかる問題に対処するた
め、一本のシャフトの二箇所を被圧入部品に同シャフト
に曲がりや変形を生じさせることなく容易に圧入して組
み付け得る方法及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、一本のシャフトの二箇所に被圧入部品を同
時に圧入して組み付けるにあたって、 前記シャフトの
一端に軸方向の圧縮力を付与すると同時に同シャフトの
他端に前記圧縮力に応じて引張力を付与することにより
前記シャフトの二箇所を前記各部品に圧入するようにし
たシャフトの圧入方法、及び同方法を実施するための装
置として、一本のシャフトの二箇所が圧入される被圧入
部品を支持するブロックと、 前記シャフトの軸方向に
移動可能かつ前記シャフトの一端に係合する押圧部と、
前記シャフトの軸方向に移動可能かつ前記シャフトの他
端に係止される引張部と、前記押圧部と前記引張部とを
連結する連結手段と、前記押圧部または前記引張部に、
前記シャフトが前記被圧入部品に圧入される向きの圧入
力を付与する圧入力付与手段、とを具備してなるシャフ
トの圧入装置を案出したものである。
【0006】
【発明の作用・効果】本発明の方法及び装置を採用する
ことにより、シャフトにかかる圧縮力又は引張応力は圧
入部分にのみ作用するので、該シャフトの曲がりや変形
を防止できる。
【0007】
【実施例】以下本発明を車両用動力舵取装置のステアリ
ングシャフトの構成部品であるトーションバーの圧入組
み付けに適用した実施例を図1〜4を参照して説明す
る。
【0008】図1に示した筒状部品11とカラー12
は、筒状部品11の一端部に周方向に形成した長穴11
aにカラー12の一端に形成した突起12aを嵌合して
予め一体的に組み立てられている。本実施例において、
トーションバー10は上記筒状部品11に挿入して同筒
状部品11とカラー12に圧入して組み付けられるもの
で、このトーションバー10には筒状部品11の大径部
に圧入されるセレーション部10aとカラー12に圧入
されるセレーション部10bが軸方向に離間して設けら
れている。なお、トーションバー10の図示右端部には
図4に示したように両面を平行に面取りした係合部10
cが形成されている。
【0009】本発明は、図2に示したように上記トーシ
ョンバー10を筒状部品11とカラー12に圧入して組
み付けるにあたって、該トーションバー10の一端に軸
方向の圧縮力を付与すると同時に同トーションバー10
の他端には前記圧縮力に応じて引張力を付与することに
よりトーションバー10のセレーション部10aと10
bを筒状部品11とカラー12に圧入するようにしたト
ーションバー10の圧入方法をここに提案するもので、
図3にはかかる圧入方法を実施するための圧入装置が示
されている。
【0010】図3に示す圧入装置30は、加圧装置20
にセットされる支持基台31と、トーションバー10に
組み付けられる筒状部品11及びカラー12をそれぞれ
支持する段部32a、32bを軸方向に離間して形成し
た段付内孔32を有して支持基台31上に設置した支持
ブロック33と、該支持ブロック33の下部に段付内孔
32と同軸的に形成した空所32cに軸方向へ移動可能
かつ周方向へ移動不能に設けた可動部材34と、該可動
部材34を上方に付勢するコイルスプリング35と、支
持ブロック33の段付内孔32の軸心と対称に周方向に
位置して支持ブロック33に軸方向に摺動可能に組み付
けられ下端にて可動部材34に支持され上端にて加圧装
置20の加圧部21により押圧される複数の押圧ロッド
36を備えている。この圧入装置においては、トーショ
ンバー10を支持ブロック33の段付内孔32の段部3
2a、32bにて位置決め固定した筒状部品11とカラ
ー12に挿通してその上端が加圧部21により押圧され
る状態にしたときトーションバー10の下端に位置する
係合部10cを可動部材34の中心に設けた長穴34a
(図4参照)に嵌合してトーションバー10を90゜回
転させることにより、係合部10cが可動部材34の係
合面34bに上方へ移動不能に係合するようにしてあ
る。
【0011】また、可動部材34が水平に押圧されるよ
うにするため、押圧ロッド36の長さは同一に定められ
ており、加圧部21より圧入荷重を付与したときトーシ
ョンバー10の上端面と押圧ロッド36の上端面に同時
に圧入荷重が作用するように、可動部材34の係合面3
4bから押圧ロッド36の上端面までの寸法L1と図1
に示したトーションバー10の寸法L2は同一に定めら
れている。
【0012】なお、支持ブロック33の下部にはピン3
8が埋め込まれ、このピン38の内端を可動部材34の
軸方向の切り欠き溝34cに係合させて可動部材34の
周方向への動きを規制し、トーションバー10を回転さ
せたとき可動部材34が共回りしないようにしてある。
【0013】上記のように構成した圧入装置30によっ
て筒状部品11とカラー12にトーションバー10を圧
入する場合、予め一体的に組み立てた筒状部品11とカ
ラー12を支持ブロック33の段付内孔32に上方から
挿入して筒状部品11とカラー12を段部32aと32
bとの係合により位置決め固定し、トーションバー10
を筒状部品11に上方から挿入し、支持筒37を支持ブ
ロック33の段付内孔32の上部に嵌合することによっ
てトーションバー10を軸方向にのみ移動可能に支持す
る。
【0014】かかる状態にて加圧部21によりトーショ
ンバー10の上端に加圧力が付与されると、加圧力は押
圧ロッド36の上端面にも同時に作用し、押圧ロッド3
6を介して可動部材34に伝達され同可動部材34に係
止されたトーションバー10の下端係合部10cに下方
への引張力として作用する。したがって、筒状部品11
とセレーション部10aの圧入部分には圧縮力が作用
し、カラー12とセレーション部10bの圧入部分には
引張力が作用するので、トーションバー10の中央の小
径部分に好ましくない応力は発生しない。このため、ト
ーションバー10の中央の小径部分に曲がりや変形も発
生することなく筒状部品11及びカラー12を図2に示
したように圧入組付することができる。
【0015】なお、本発明の実施にあたっては、図3の
押圧ロッド36の長さを変更することによってトーショ
ンバー10の中央の細径部分に発生する応力を所望の大
きさの引張応力又は圧縮応力に制御することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トーションバーに組み付けられる筒状部品と
カラーの断面図。
【図2】 筒状部品とカラーにトーションバーが圧入さ
れた状態を示す断面図。
【図3】 本発明による圧入装置の断面図。
【図4】 図3に示した可動部材とトーションバーの下
端係合部の係合状態を示す図。
【符号の説明】
10…トーションバー、10a,10b…セレーション
部、10c…係合部、11…筒状部品、12…カラー、
20…加圧装置、21…加圧装置の加圧部、30…圧入
装置、31…支持基台、32…段付内孔、33…支持ブ
ロック、34…可動部材、35…コイルスプリング、3
6…押圧ロッド、37…支持筒、38…回り止めピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊吉 恭久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 松田 守弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−103474(JP,U) 実開 平2−81935(JP,U) 実公 平1−11580(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 1/02 B23P 11/02 B62D 5/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一本のシャフトの二箇所を被圧入部品に
    同時に圧入して組み付けるにあたって、 前記シャフトの一端に軸方向の圧縮力を付与すると同時
    に同シャフトの他端には前記圧縮力に応じて引張力を付
    与することにより前記シャフトの二箇所を前記被圧入部
    品に圧入するようにしたシャフトの圧入方法。
  2. 【請求項2】 一本のシャフトの二箇所が圧入される被
    圧入部品を支持するブロックと、 前記シャフトの軸方向に移動可能かつ前記シャフトの一
    端に係合する押圧部と、 前記シャフトの軸方向に移動可能かつ前記シャフトの他
    端に係止される引張部と、 前記押圧部と前記引張部とを連結する連結手段と、 前記押圧部または前記引張部に、前記シャフトが前記被
    圧入部品に圧入される向きの圧入力を付与する圧入力付
    与手段と、 を具備してなるシャフトの圧入装置。
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