JP3245956B2 - レイアウト装置 - Google Patents

レイアウト装置

Info

Publication number
JP3245956B2
JP3245956B2 JP13927392A JP13927392A JP3245956B2 JP 3245956 B2 JP3245956 B2 JP 3245956B2 JP 13927392 A JP13927392 A JP 13927392A JP 13927392 A JP13927392 A JP 13927392A JP 3245956 B2 JP3245956 B2 JP 3245956B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
data
paper
layout
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13927392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06282605A (ja
Inventor
久史 小黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP13927392A priority Critical patent/JP3245956B2/ja
Publication of JPH06282605A publication Critical patent/JPH06282605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3245956B2 publication Critical patent/JP3245956B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一つの紙面に多数の商
品や店舗等を掲載するカタログやチラシ等の紙面を製作
するに際して、紙面に掲載される商品等の写真や文章の
配置および紙面のデザインを決めるレイアウト装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カタログ、雑誌等の書籍やチラシ
等を製作する際に、これらの紙面のレイアウト及びデザ
インをコンピュータのディスプレイの画面上で行なう場
合がある。前記画面上での紙面のレイアウト作業は、例
えば、以下のようなものであった。
【0003】まず、前記紙面に掲載される商品等の説明
(商品の性能や価格等を含めて以下にスペックと記載す
る場合がある)や記事や写真等を文字データや画像デー
タとして予めコンピュータの記憶装置に入力する。次
に、コンピュータのディスプレイの画面上に紙面を構成
する紙面領域を表示し、この紙面領域に複数の文字デー
タや画像データを掲載するために、前記紙面領域内を紙
面に掲載される商品に対応した複数のデータ領域に分割
する(構成台割の作成)。
【0004】そして、前記データ領域のそれぞれにおい
て、前記画像データ及び文字データの配置位置を決める
(サムネイルの作成)。そして、前記記憶装置から呼び
出した画像データや文字データを決められた配置位置に
割り付けることによって、紙面のレイアウトが行なわれ
る。
【0005】また、紙面の作成は、単に前記画像データ
や文字データを前記紙面に割り付けてレイアウトを行な
うだけでなく、画像データの写真を商品の外周に沿って
切り抜いた切り抜き写真とした場合に、そのバックに色
を付けたり、各商品のデータ同士の境界に罫線を挿入し
たり、複数の画像データや文字データのバックに同一の
色を付けたりするデザイン作業がある。そして、作成さ
れた紙面をもとに、ハードコピーを出力したり、印刷用
のフィルムを作成し、印刷工程で印刷される(初校の作
成)。
【0006】なお、このようなコンピュータによるレイ
アウト作業やデザイン作業は、主にコンピュータのデス
ク・トップ・パブリッシング(DTP)機能を用いて行
なわれるものである。なお、こういったカタログのデザ
イン作業に用いられる画像、文字、罫線等のデータを本
明細書では、総称して素材データと呼ぶ。また、通信販
売等のカタログのレイアウトは、カタログに掲載された
商品の販売量に影響を与える重要なものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、レイアウト作業は、紙面領域を複数のデータ領域に
分割し、分割されたデータ領域毎に、個々に画像データ
や文字データをそれらの配置を考慮して割り付ける作業
を行なうもので、コンピュータを用いることにより省力
化されたとはいえ、極めて手間のかかる作業であった。
【0008】また、上述のカタログのレイアウト作業に
おいて、作業の途中の段階あるいは作業の終了した段階
で、レイアウト及びデザイン上の問題や掲載される商品
の重要度の変更や掲載される商品の変更等により、頁に
掲載する商品の数を増やしたり、掲載される一部の商品
の領域の大きさを変更したりすることがある。このよう
な場合には、頁に含まれる領域の数や一部の領域の大き
さを変更すると共に、大きさの変更された領域に割り付
けられた画像データや文字データの大きさや位置を変更
する必要がある。
【0009】また、領域の数を増やしたり、一部の領域
の大きさを変更した場合には、頁全体のバランスを考慮
して、頁に含まれるほとんどの領域の大きさを個々に変
更する必要がでてくる可能性が高い。そして、頁に含ま
れるほとんどの領域の大きさを変更した場合には、上述
のように大きさを変更された領域に含まれる画像データ
や文字データの割り付けをやり直すことになる。さら
に、領域の数や領域の大きさが変更されれば、頁のデザ
インも変更する必要がある。従って、一部の領域の大き
さの変更や、領域の数の変更を行なう際には、レイアウ
ト作業を最初からやり直すのに近い作業が必要となる。
【0010】また、上述のように、レイアウト作業が手
間のかかるものであることと、レイアウトの僅かな変更
でもレイアウトを最初からやりなおすのに近い手間がか
かる可能性があることから、多数の頁からなるカタログ
のレイアウト作業において、複数のパターンのレイアウ
トを作成して、その中から最適なレイアウトを選択した
り、試行錯誤しながらレイアウトを変更して最適なレイ
アウトを決めたりすることが多くの時間と手間を必要と
することから困難であった。
【0011】従って、デザイナーは、予め手作業により
紙面の仕上がりイメージを示すラフを作成し、このラフ
に沿ってなるべく初校の完成後にデータ領域の変更等が
ないように、レイアウト作業を行なう必要があった。す
なわち、レイアウト作業においては、手間のかかる手作
業のラフの作成が必要となるとともに、後になって、デ
ータ領域の大きさや数を変更することがないようにレイ
アウトする必要があることから、多くのカタログの紙面
の作成を手掛けた経験豊なデザイナーでないと、思った
通りのカタログの紙面の構成を行なうことが困難であっ
た。
【0012】本発明は前記事情に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、カタログの紙面のレイア
ウト作業の簡略化を図ることで、容易に最適な紙面のレ
イアウトが作成でき、かつ、レイアウトを変更する必要
がある場合には、再設定作業が軽減できるレイアウト装
置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のレイアウト装置
は、カタログやチラシ等の紙面を製作するに際して、前
記紙面を構成する紙面領域を、前記紙面に掲載される商
品等に対応して複数のデータ領域に分割し、分割された
データ領域に、前記商品等に関する画像データや文字デ
ータ、あるいは、色や模様や罫線等の紙面のデザインと
なるデザインデータなどの素材データを割り付けるレイ
アウト装置であって、前記紙面領域等の画像を表示する
表示手段aと、前記紙面領域を分割線により、分割数や
分割比により素材データ単位になるまで階層的に複数の
データ領域に分割する分割手段bと、前記データ領域内
に前記画像データや文字データやデザインデータ等の前
記素材データをそれぞれ割り付ける領域を割り付け領域
とし、該割り付け領域の位置を上層データ領域内での相
対座標とし、該座標によって定義される複数種の配置パ
ターンを、データベースcとして記憶する記憶手段d
と、前記記憶手段dに記憶されたデータベースから任意
の配置パターンを選択する選択手段eと、前記選択手段
eにより選択された配置パターンが有する座標に基づい
て、各データ領域内に割り付け領域を設定する領域設定
手段fと、前記領域設定手段fにより設定された各割り
付け領域にそれぞれ前記素材データを割り付けるデータ
割り付け手段gとを具備してなることを前記課題の解決
手段とした。
【0014】また、本発明のレイアウト装置は、前記紙
面領域の分割の修正を行なう修正手段hを有し、前記領
域設定手段fが前記修正手段hにより修正された紙面領
域のデータ領域に割り付け領域を再設定することを前記
課題の解決手段とした。
【0015】
【作用】上記構成によれば、紙面領域を分割することに
より形成されたデータ領域に、画像データや文字データ
やデザインデータを割り付ける割り付け領域の配置パタ
ーンがデータベースcとして記憶手段dに記憶されてい
ると共に、データベースcから配置パターンを選択する
ことにより、配置パターンが有する割り付け領域の位置
を示す座標に基づいて、各データ領域に割り付け領域が
領域設定手段fにより設定され、設定された割り付け領
域にデータ割り付け手段gにより各データが割り付けら
れることから、紙面領域の分割位置を決め、前記データ
ベースcから各データの配置パターンを選択するだけ
で、紙面のレイアウト及びデザインを行なうことができ
る。
【0016】また、紙面領域におけるデータ領域の位置
等を修正する修正手段hを有し、かつ、前記領域設定手
段fが修正されたデータ領域及びその下層データ領域に
割付領域を再設定することから、紙面作業の修正作業に
おいて、個々の下層データに、各データの割り付け位置
の設定をやり直す必要がない。なお、前記「課題を解決
するための手段」及び「作用」の項において、図1に示
す符号により本発明を説明したが、本発明が図1に示す
構成に限定される趣旨でないことは勿論である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は、この実施例のレイアウト装置の概略を説
明するための図面であって、図3ないし図13は、この
実施例のレイアウト装置によるレイアウト方法を説明す
るための後述するディスプレイ1の画面を示す図面であ
る。
【0018】なお、本実施例のレイアウト装置は、一つ
の紙面に多数の商品の写真や説明文が掲載されるカタロ
グやチラシ等の紙面に画像データや文字データを割り付
けると共に、紙面に紙面のバックの色や罫線などを加え
るデザインを行なうものである。
【0019】そして、前記レイアウト装置は、実際に画
像データや文字データを紙面領域に割り付けるために、
予め、前記紙面領域を分割線により階層的に多数に分割
し(構成台紙の作成)、前記紙面領域にタイトルを挿入
するための領域を設定すると共に、一つのデータ領域の
中に割り付けられる商品の写真とスペックとの位置関係
を決め、各データ領域内に写真を割り付ける領域(画像
領域)とスペックを割り付ける領域(文字領域)を設定
し(サムネイルの作成)、その後に、各データ領域にお
いてバックとなる色や模様を割り付けたり、画像領域や
文字領域を区切る罫線を引いたり、各画像領域や文字領
域に実際の写真や文章のデータや、ダミーのデータを割
り付けたりする(ラフ、初校の作成)ものである。
【0020】すなわち、この実施例のレイアウト装置
は、今まで、手作業で行なっていたカタログの紙面の仕
上がりイメージを示すラフの作成を簡単な指示を与える
だけで自動的に作成すると共に、該ラフを印刷用のフィ
ルム等として出力することにより、そのままカタログの
紙面の初校として利用することができるようにしたもの
である。
【0021】図2に示すように、この実施例のレイアウ
ト装置は、前記紙面領域、分割線、データ領域、画像領
域、文字領域などのレイアウト結果を表示する共に、実
際の紙面と同様な画像や文字や罫線や色を紙面領域内に
表示するための表示手段となるディスプレイ(CRT)
1と、前記レイアウト結果や紙面に掲載すべき商品のデ
ータ等を記憶すると共に、後述するスペックパターンデ
ータベース2a及びタイトルパターンデータベース2b
及びデザインパターンデータベース2c等の記憶手段と
なる記憶装置2と、レイアウト作業中に文字や数値を入
力するための入力手段及びレイアウト作業中にレイアウ
ト装置に指示を与える指示手段となるキーボード3と、
レイアウト作業中にディスプレイ1画面上の座標を指示
したり、ディスプレイ1上のメニュー画面からレイアウ
ト装置に与える指示を選択したりする指示手段となるマ
ウス4と、レイアウト結果等をハードコピーするための
出力手段となるプリンタ5と、レイアウト作業に係わる
演算を行なう演算処理装置6とからなるものである。
【0022】前記ディスプレイ1、キーボード3、マウ
ス4、プリンタ5等は、周知のワークステーション等の
コンピュータシステムで用いられるものである。また、
前記プリンタ5には、印刷の原版となるフィルムの出力
装置等も含まれる。前記記憶装置1には、予め、紙面上
での写真と該写真を説明するスペックとの相対位置、す
なわち、画像領域と文字領域との相対位置の多数の配置
パターンがスペックパターンデータベース2aとして記
憶されている。前記相対位置の配置パターンとは、文字
領域を画像領域の右側に配置したものとか、また、文字
領域を画像領域の下側に配置したものなどである。
【0023】また、データベース2aにおける文字領域
と画像領域の配置パターンの実際のデータとは、任意の
矩形状の領域内に、この領域の左下の頂点の座標を
(0,0)とし、右上の頂点の座標を(1,1)とする
直交座標系を設け、この座標系において、前記画像領域
及び文字領域を矩形状のものと仮定し、画像領域及び文
字領域の相対位置を、それぞれの左下の頂点の座標と右
上の頂点の座標とで表したものである。
【0024】従って、後述するように演算処理装置6に
より分割されたデータ領域の左下の頂点の座標を(0,
0)とし、右上の頂点の座標を(1,1)とする直交座
標系を設け、この座標系において、前記データベース2
a中の配置パターンにおける画像領域と文字領域とのそ
れぞれの2つの頂点の座標の値に対応する位置を頂点と
する矩形状の領域を設けることによって、画像領域と文
字領域を前記データ領域に割り付けるための領域を設定
することができるようになっている。
【0025】すなわち、データベース2a中の配置パタ
ーンをデータ領域に割り付ける際に、前記矩形状の領域
の各頂点をデータ領域の各頂点に対応づけるように座標
変換を行うことにより、データ領域の大きさに関わら
ず、配置パターンをデータ領域に割り付けることができ
るようになっている。
【0026】そして、画像領域及び文字領域の相対位置
のデータベース2aは、画像領域に対する文字領域の方
向(例えば、上下左右など)、文字領域と画像領域との
間隔、(例えば、文字領域と画像領域との間に隙間があ
るかないか、もしくはオーバーラップしているかな
ど)、カタログの発注元などによって、演算処理装置6
から検索できるようになっている。
【0027】また、前記記憶装置2には、紙面領域上の
タイトルを割り付ける領域(タイトル領域)の挿入位置
が、多数のパターンで入力されたタイトルパターンデー
タベース2bが、予め記憶されている。
【0028】例えば、前記パターンとは、タイトル領域
を紙面領域の右上に配置したものや、紙面領域の中央に
配置したパターンなどであり、また、前記パターンに
は、縦書きのパターンと横書きのパターンとがある。タ
イトル領域の位置は、紙面領域に設けられた座標系の座
標として記憶装置に記憶されている。具体的には、タイ
トル領域の位置が、紙面領域の左下の頂点の座標を
(0、0)とし、右上の頂点の座標を(1、1)とする
座標系において、矩形状のタイトル領域の対向する2つ
の頂点の座標として記憶装置2に記憶されている。
【0029】このタイトルパターンのデータベース2b
は、紙面領域10内の挿入位置(上下左右)、タイトル
に用いられる文字の大きさ、タイトルの字数、発注元
名、縦書きか横書きかなどの指示により演算処理装置6
から検索できるようになっている。
【0030】また、記憶装置1には、予め、紙面の各領
域のバックとなる色や、画像領域を囲む罫線や、画像領
域や文字領域の下に引かれる罫線などが、様々なパター
ンで登録されたデザインパターンデータベース2cが記
憶されている。また、これらデザインパターンは、基本
的に、データ領域(タイトル領域も含む)や、データ領
域内の各画像領域や文字領域に割り付けられるもので、
例えば、前記矩形状の画像領域に切り抜き写真等の不定
形の画像を割り付ける際に、画像領域や画像領域を含む
データ領域に写真のバックグラウンドとして特定の色や
模様つける色領域を設けるとか、また、画像領域の周囲
を罫線で囲むとか、文字領域の下に罫線を引くなどであ
る。
【0031】前記デザインパターンのデータにおける色
領域のデータとは、デザインパターンを割り付ける領域
の左下の頂点の座標を(0、0)とし、右上の頂点の座
標を(1、1)とした座標系の座標で表される位置デー
タと、色領域の色や模様の種類を特定するコード番号と
からなるものである。
【0032】例えば、データ領域内の画像領域全体に色
を割り付ける際のデザインパターンのデータは、座標
(0、0)(1、1)と、特定の色を指定するコード番
号とからなる。
【0033】以上のように、記憶装置2のデザインパタ
ーンデータベース2aに記憶された色領域及び罫線の位
置とは、任意の矩形状の領域において、この領域の対向
する2つの頂点の座標を特定の値に固定した座標系を設
け、この座標系の座標として表されるものである。ま
た、デザインパターンにおいて前記矩形状の領域が、デ
ータ領域に対応するのか、画像領域に対応するのか、文
字領域に対応するのかが決められおり、また、一つのデ
ザインパターンが、前記各領域にそれぞれ対応する複数
の領域の座標系の座標を有する場合がある。
【0034】なお、一般の罫線のデータは、罫線の両端
の2つの端点の座標と、罫線の太さと、罫線の色のデー
タとからなる。また、これらのデザインパターンには、
各種の条件が設定さたものがあり、例えば、文字領域の
下に罫線を引く場合に、紙面領域の一番下の文字領域に
は、罫線を設けないとか、一つのデータ領域に複数の文
字領域を挿入する場合には、その文字領域の下に罫線を
引かないなどである。すなわち、条件とは、罫線や色領
域を設ける各領域の配置により、罫線の位置、色領域の
位置、罫線の有無、色領域の有無を変更するものであ
る。
【0035】また、デザインパターンには、各画像領域
や文字領域が、横に一列にならんでいる場合とか、各デ
ータ領域が均等に分割され、かつ、各データ領域内部の
画像領域と文字領域の配置位置が同じような場合に、各
画像領域間に渡って色をベタ塗する領域や、罫線を設け
るものがある。このような場合も基本的には、色領域の
データや罫線のデータは、上述の場合と同様であるが、
各罫線の端点や色領域の端が、最下層のデータ領域を分
割する分割線まで達するようになっており、隣接する最
下層のデータ領域同士の色領域や、罫線が接続するよう
になっている。
【0036】このようなデザインパターンにも、各種の
条件、例えば、デザインを割り付けるデータ領域に隣接
するデータ領域がない場合や、最下層のデータ領域が一
列に並んでいない場合において、罫線の端点が分割線の
手前に配置される等の条件を設定されたものがある。上
述のようなデザインパターンからなるデータベース2c
は、各デザインパターンで用いられる色や模様、基本的
な罫線の位置等により分類されており、これらを検索項
目として検索できるようになっている。
【0037】前記演算処理装置6は、上述のように、上
記レイアウト作業に関する演算処理を行なうものであ
り、基本的には、以下の3つの機能を有する。第1に、
マウス4、キーボード3からの入力等の指示によりディ
スプレイ1の画面上の紙面領域に縦横に延在可能な分割
線を表示し、紙面領域の外周の境界線及び分割線で囲ま
れた矩形状の領域をデータ領域とし、紙面領域上での前
記分割線の位置及びデータ領域の位置を記憶装置2に記
憶させる機能を有する(構成台割作成機能6a)。
【0038】第2に、紙面領域にタイトル領域を設定す
ると共に、各データ領域に文字データと画像データを割
り付ける領域を設定する機能を有する(サムネイル作成
機能6b)。
【0039】第3に、マウス4、キーボード3からの入
力等の指示により、記憶装置2に記憶されデザインパタ
ーンのデータベース2cから、デザインパターンを検索
し、これを紙面領域内のデータ領域もしくはこれらデー
タ領域内の画像領域及び文字領域に割り付け、また画像
領域及び文字領域に画像データ及び文字データを割り付
ける機能を有する(ラフ、初校作成機能)。
【0040】次に、上記構成台割作成機能6aを説明す
る。演算処理装置6は、紙面領域に分割線及びデータ領
域を設ける際に、紙面領域を分割線で分割して複数の第
1のデータ領域を設け、また、これら第1のデータ領域
内に分割線を引いて第2のデータ領域を設けるというよ
うに、上層のデータ領域内に階層的に繰り返して下層の
データ領域を設ける機能を有している。
【0041】また、演算処理装置6は、各分割線の位置
やデータ領域の位置を、これら分割線やデータ領域の一
つ上層の領域内、すなわち、上記第1のデータ領域にお
いては紙面領域内、上記第2のデータ領域においては第
1のデータ領域内に設けられた直交座標系の座標として
表わすようになっている。
【0042】そして、前記座標系は、例えば、座標系を
設けるべき矩形状の領域の左下の頂点の座標を(0、
0)に固定し、右上の頂点の座標を(1、1)に固定し
て、領域が拡大、縮小、移動した場合に、座標系も同様
に拡大、縮小、移動するようになっている。従って、前
記領域の内部にある分割線、及びデータ領域の座標は、
前記領域の拡大、縮小、移動に伴って拡大、縮小、移動
する相対的な位置となっている。
【0043】なお、本実施例において、分割線が縦横に
引かれるもの、すなわち、直交座標系において、X軸も
しくはY軸に平行な線となるので、前記領域と共に拡
大、縮小、移動が可能な座標系で表される分割線の分割
位置は、分割線に含まれる点のX座標もしくはY座標で
表されるようになっている。
【0044】また、前記座標系におけるデータ領域の相
対位置は、前記座標系において、前記データ領域の頂点
のうちの対向する2つの頂点、例えば、データ領域の左
下の頂点の座標と右上の頂点の座標とで表わされるよう
になっている。また、演算処理装置6は、前記データ領
域及び分割線の紙面領域における絶対位置、ずなわち、
データ領域及び分割線を紙面領域上に表示する際に、該
紙面領域上での前記データ領域及び分割線の実際の位置
を以下のようにして扱うものとしている。
【0045】すなわち、データ領域及び分割線の紙面領
域における絶対位置は、前記データ領域及び分割線の相
対位置を示す座標と、前記データ領域及び分割線の上層
に階層的に設けられた各データ領域のそれぞれの相対位
置を示す座標とを連鎖したものとして表される。例え
ば、絶対位置を示す座標の連鎖とは、第2のデータ領域
内に設けられた分割線の相対位置を示す座標を(a)と
し、第2のデータ領域の相対位置を示す座標を(b)と
し、この第2のデータ領域を含む第1のデータ領域の相
対位置を示す座標を(c)とした場合に、前記分割線の
紙面領域における絶対位置を(c)(b)(a)とする
ものである。
【0046】この座標の連鎖は、第1のデータ領域の相
対位置を示す座標系、すなわち紙面領域に設けられた座
標系によって、第1のデータ領域の相対位置を示すこと
で、前記分割線が第1の座標系内部にあることを限定
し、第1のデータ領域に設けられた座標系によって、第
2のデータ領域の相対位置を示すことで、前記分割線が
第1のデータ領域内部の第2のデータ領域内部にあるこ
とをさらに限定し、第2のデータ領域に設けられた座標
系によって、分割線の相対位置を示すことで、紙面領域
における分割線の位置を特定するようになっている。
【0047】また、演算処理装置6は、紙面領域内に設
けられた分割線を移動したり、新たに分割線を挿入した
り、異なる位置に配置された2つのデータ領域の位置を
交換したり、データ領域を消去したり、データ領域の位
置を移動したり、データ領域を縮小、拡大したりする修
正機能を有する。
【0048】また、演算処理装置6は、領域内に分割線
を引く際に、マウス4等により分割線の位置を指示する
だけでなく、予め記憶装置に記憶された分割数ごとの分
割パターンを、キーボード3から分割数を入力すること
により検索し、この分割パターンに対応して領域を分割
するように、分割線を設ける機能を有している。また、
演算処理手段6は、分割すべき領域の縦横の分割数が入
力されることにより、分割すべき領域を前記分割数で均
等に分割できる分割線の位置を演算し、領域を均等に分
割する機能を有している。なお、一つの分割数に対する
分割パターンは、一つである必要はなく、分割数に対応
する複数の分割パターンから一つの分割パターンを選択
するようにしてもよい。
【0049】また、演算処理装置6は、領域内に分割線
が設けられていない最下層のデータ領域を実際に商品の
データを割り付けるための領域として扱い、レイアウト
操作中に、最下層のデータ領域の数を商品点数としてデ
ィスプレイ1画面上に表示すると共に、この商品点数を
紙面領域に掲載される商品点数として記憶装置に記憶す
る機能を有する。
【0050】また、演算処理装置6は、予め記憶装置に
記憶された紙面に掲載すべき商品の商品名やコード番号
等のデータをマウス4やキーボード3からの指示によっ
て前記最下層の各データ領域に割り付けるようになって
いる。そして、最下層のデータ領域に割り付けられた商
品名等のデータは、ディスプレイ1の画面上において、
データ領域内に表示されると共に、最下層のデータ領域
のデータとして記憶装置に記憶されるようになってい
る。
【0051】次に演算処理装置6のサムネイル作成機能
6bについて説明する。演算処理装置6は、予め、記憶
装置2に記憶され文字領域と画像領域との相対位置のデ
ータベース2aから、相対位置のパターンを検索し、こ
れを紙面領域内の各最下層のデータ領域に割り付ける機
能を有する。そして、演算処理装置6は、複数の紙面領
域もしくは一つの紙面領域内の全ての最下層のデータ領
域に同じパターンを割り付ける機能を有する。また、演
算処理装置6は、紙面領域内の特定のデータ領域の下層
にある全ての最下層のデータ領域内に同じパターンを割
り付ける機能を有する。また、演算処理装置は、個々の
最下層のデータ領域に別々のパターンを割り付ける機能
を有する。
【0052】また、演算処理装置6は、複数の紙面領域
もしくは一つの紙面領域内の全ての最下層のデータ領域
に割り付けられたパターンを全て同一のパターンに変更
する機能を有する。また、演算処理装置は、紙面領域内
の特定のデータ領域の下層にある全ての最下層のデータ
領域内に割り付けられたパターンを同一のパターンに変
更する機能を有する。また、演算処理装置6は、最下層
のデータ領域に割り付けられたパターンを個々に違うパ
ターンに変更する機能を有する。
【0053】そして、前記演算処理装置6は、前記デー
タベース2bに記憶されたタイトル領域の挿入位置のパ
ターンから、製作すべきカタログに適したパターンを検
索し、紙面領域10にタイトル領域を挿入する機能を有
する。そして、前記演算処理装置6は、タイトル領域を
挿入する領域を確保するために、タイトル領域の周辺の
データ領域を自動的に縮小する機能を有する。
【0054】また、前記演算処理装置6は、一つの紙面
領域に対して選択された画像領域、文字領域、タイトル
領域の配置パターンを、前記一つの紙面領域とは、分割
線等の位置が異なる他の紙面領域にそのまま割り付ける
機能を有する。
【0055】次に、演算処理装置6のラフ、初校作成機
能6cについて説明する。演算処理装置は、上述のよう
にデータベース2aの各デザインパターンに付けられた
条件に従って、各最下層のデータ領域の紙面領域10に
おける配置によって罫線や色領域の位置を移動したり、
罫線や色領域の有無を決める機能を有する。また、演算
処理装置6は、画像領域もしくは、文字領域に、予め記
憶装置に記憶された各商品の画像データ及び文字データ
を、前記画像領域及び文字領域を含む最下層のデータ領
域のデータとして記憶された商品名とコード番号に対応
して割り付ける機能を有する。
【0056】なお、演算処理装置6は、紙面のデザイン
を行なう工程と、各商品の撮影や価格の設定が同時進行
的に行なわれた場合には、必ずしも、紙面のデザインに
おいて、商品の画像データや文字データが間に合わない
場合があり、このような場合に備えて、予め記憶装置2
に記憶された前記商品名に対応するダミーの画像データ
や文字データを割り付けるようにする機能を有する。例
えば、商品名が椅子の場合には、特に紙面に掲載される
椅子と無関係に記憶装置2に記憶された椅子の画像デー
タが割り付けられるようになっている。また、文字デー
タに変わって、ほぼ文字と同様の大きさの点等を文字領
域内に文字に似せて配列する機能を有する。
【0057】以下に、図3ないし図13を参照して、こ
の実施例のレイアウト装置を用いたカタログの紙面のレ
イアウト方法の一例について説明する。まず、図3に示
すように、レイアウト装置を起動し、メニュー表示10
から構成台割作成をマウス4により選択する。この際に
は、紙面領域11が表示されるが、紙面領域の縦横の長
さは、任意の長さに変更することができる。構成台割を
選択することにより、レイアウト装置は、演算処理装置
6の構成台割作成機能6aを用いられる状態となる。
【0058】そして、分割線12…の位置をマウス等で
支持するか、分割数をキーボード3から入力することに
より、図4に示すように、ディスプレイ1の画面上に表
示された紙面領域11を分割線12…によって複数のデ
ータ領域13…に分割することができる。この際に、デ
ータ領域13…の分割は、階層的に行なわれており、例
えば、最初に縦の分割線12、12により紙面領域を3
つのデータ領域13…に分割し、次に各データ領域13
…を横の分割線12により上下に分割し、上下に分割さ
れて形成されたデータ領域13…のうちの二つのデータ
領域をさらに横の分割線12で上下に分割するといった
ことができるようになっている。
【0059】そして、各データ領域13…の位置は、上
述のように階層的に形成されたデータ領域13…の位置
を示す座標の連鎖として記憶されると共に、実際に画面
に表示するために、紙面領域11に設けられた座標の位
置として記憶される。また、上述のマウス4もしくはキ
ーボード3からの支持により分割線12…を引くと同時
に、紙面領域11に設けられた座標の位置に基づいて画
面に分割線12…が表示される。
【0060】そして、データ領域13…が階層的に形成
されると共に、各データ領域13…の位置が上記座標の
連鎖として記憶されていることから、上層のデータ領域
13…の形状や位置を変更した場合に、上層のデータ領
域13…内に含まれる下層のデータ領域13…位置及び
形状は、座標の連鎖に含まれる変更された上層のデータ
領域の相対位置を示す座標を変更するだけで自動的に変
更される。
【0061】次に、図5に示すように、メニュー表示1
0を呼び出しサムネイル作成を選択する。サムネイル作
成を選択することにより、前記演算処理装置6のサムネ
イル作成機能6bを用いられる状態となる。ここで、画
像領域14…と文字領域15…の配置位置のパターンが
記憶されたスペックデータベース2aを検索する。この
際には、例えば、検索項目をキーボード3から入力し
て、データベース2aから検索項目に対応する配置パタ
ーンを検索する。そして、入力された検索項目に対応す
る配置パターンが、画面上のメニュー表示10に各配置
パターン毎に付けられた名前の一覧として表示される
か、画面を切り替えて配置パターンを示す画像として図
6に示すように表示される。
【0062】表示された名前の一欄もしくは画像をマウ
ス4により選択することで、演算処理手段6により、画
像領域14と文字領域15とが紙面領域11の各最下層
のデータ領域13に割り付けられる。この際に、画像領
域14及び文字領域15の位置は、画像領域14と文字
領域15の位置を示す二つの頂点の座標が、前記最下層
のデータ領域13の絶対位置を示す座標の連鎖の最後に
付けられ、新たな座標の連鎖として記憶装置2に記憶さ
れる。そして、この座標の連鎖が紙面領域11の座標に
変換され、図7に示すように、画面上において、紙面領
域11の各最下層のデータ領域13…の中に画像領域1
4と文字領域15が表示される。
【0063】また、画像領域14及び文字領域15が上
記のように座標の連鎖として記憶されることから、上述
の下層のデータ領域13の場合と同様に、画像領域14
及び文字領域15を含むデータ領域13の大きさ及び位
置を変更した場合に、自動的に画像領域14及び文字領
域15の大きさ及び位置が変更される。また、画像領域
14及び文字領域15の配置パターンは、前記任意の矩
形状の領域に設けられた座標系の座標とされているの
で、データ領域の位置を示す座標の連鎖の最後に、画像
領域14と文字領域15の座標を加えるだけで、データ
領域13に割り付けることができる。
【0064】次に、メニュー表示10を呼び出し、ラ
フ、初校作成を選択する。レイアウト装置は、ラフ、初
校作成を選択することにより、演算処理装置6のラフ、
初校作成機能6cを用いられる状態になる。ここで、色
領域16の位置、色領域16内に割り付けられる色や模
様のコードNo.、罫線17の位置のパターンを記憶し
たデザインパターンデータベース2cを検索する。
【0065】デザインパターンの検索は、上記スペック
パターンの検索と同様にして行なわれ、検索されたパタ
ーンが各パターン毎に付けられた名前の一欄もしくはデ
ザインパターンの画像として表示される。これら名前も
しくはデザインパターンを選択することにより、デザイ
ンパターンが、図10に示すように紙面領域11に割り
付けられる。
【0066】なお、デザインパターンは、画像領域14
もしくは文字領域15もしくは最下層のデータ領域16
に割り付けられるものなので、紙面領域11全体に渡っ
てデザインを行なうためには、上述のように条件を付け
る必要があり、デザインパターンをデータベース2cか
ら選択した後に、キーボード3から条件を入力する。
【0067】そして、各色領域14…の位置およい罫線
17…の位置は、前記データ領域13や分割線12と同
様に、その絶対位置を座標の連鎖として表されることに
なる。すなわち、デザインパターンとして、データベー
ス2cに入力された色領域16や罫線17の相対位置の
座標を、色領域16や罫線17が割り付けられる画像領
域14もしくは文字領域15もしくはデータ領域13の
絶対位置を表す座標の連鎖の最後に付けた新たな座標の
連鎖を作成し、この座標の連鎖を色領域16や罫線17
の絶対位置として記憶装置に記憶される。
【0068】また、前記座標の連鎖は、紙面領域11に
設けられた座標系の座標に変換され、画面上の紙面領域
11に色領域16…及び罫線17…が表示される。な
お、この際には、色領域16の色や模様がコードNo.
によって決められ、色や模様を付けられた状態の色領域
16が表示される。また、罫線17も同様に、データベ
ース2c中のデータによって罫線17の太さが決められ
ると共に、色が付けられた状態で表示される。そして、
前記画像領域14及び文字領域15と同様に色領域16
や罫線17は、それらを含むデータ領域13や画像領域
14や文字領域16の形状や位置を変更した場合に、自
動的に位置や形状が変更される。
【0069】次に、各画像領域14及び文字領域16に
は、予め、記憶装置に入力された画像データ及び文字デ
ータが割り付けらる。この際には、各最下層のデータ領
域13に付けられた商品名や商品のコードNo.などの
データに基づいて、各画像データ及び文字データが、そ
の最下層のデータ領域13内の画像領域14及び文字領
域15に割り付けられる。なお、画像データ及び文字デ
ータは、必ずしも実際にカタログに掲載するための写真
や文章である必要がなく、紙面全体のレイアウト及びデ
ザインを確認するためのダミーのデータでもよい。
【0070】すなわち、カタログのレイアウト作業やデ
ザイン作業を始めた段階で、実際の商品の撮影や、価格
の設定等が終わっていなくとも、ダミーの画像や文章を
割り付けた紙面領域11の画像を見ることでも、レイア
ウト及びデザインを修正する必要があるかどうか判断す
ることができ、これをラフとして用いることができる。
また、実際に紙面に掲載する画像データや文字データを
用いた場合には、前記レイアウト及びデザイン結果を、
初校として用いることができる。
【0071】また、レイアウト装置は、上記紙面のレイ
アウト及びデザイン作業の途中もしくは終了した段階に
おいて、分割線12の位置をずらすことが可能となって
いる。そして、データ領域13…の位置や形状が変更さ
れた場合に、そのデータ領域13…内に含まれるデータ
領域13、画像領域14、文字領域15、色領域16、
罫線17は、上述のようにそれらの絶対位置を示す座標
の連鎖のうちの位置や形状が変更されたデータ領域13
の座標が変更されることにより、自動的に位置や形状が
変更されるようになっている。そして、各領域の座標の
連鎖が紙面領域11の座標に変換されることによりディ
スプレイ1への再表示が行なわれる。
【0072】また、画像領域14と文字領域15との配
置パターンを変更することも可能であり、画像領域14
と文字領域15との配置パターンを記憶したスペックデ
ータベース2aからの選択をやり直すことができる。そ
して、データベースから新たなパターンを選択すると、
演算処理装置6により、紙面領域の各最下層のデータ領
域13に配置パターンが割り付けられると共に、先に選
択されたデザインパターンが再び画像領域14等に割り
付けられることになる。また、演算処理装置6により、
画像データ及び文字データの割り付けも再び行なわれ
て、レイアウト及びデザインの修正が終了する。
【0073】また、デザインパターンを変更することも
可能であり、デザインパターンデータベース2cからの
デザインパターンの選択をやり直すことができる。デザ
インパターンの選択をやり直した後には、上述のように
自動的に画像データや文字データの再割り付けが行なわ
れ、レイアウト及びデザインの修正が終了する。
【0074】また、上述のようにレイアウト及びデザイ
ン作業が終了した段階で、紙面領域11に掲載する商品
の数や位置が変更になり、大幅な構成台割の変更が必要
となった場合には、図11に示すように、メニュー表示
10を表示させて、構成台割変更を選択する。
【0075】構成台割変更においては、画面表示が分割
線12…を表示する構成台割の表示となり、上述の構成
台割を作成した場合のように、最初から紙面領域11の
分割をやり直すことができるようになっている。
【0076】そして、図12に示すように、紙面領域1
1の分割をやり直す。そして、構成台割変更を終了する
と、前述のように選択された画像領域14…と文字領域
15…との配置パターンと、色領域16の配置パターン
が、紙面領域11に再設定される。すなわち、構成台割
を変更した後に、先に、選択されたレイアウト及びデザ
インがそのまま各データ領域13…等に割り付けられる
ので、デザイナーは、構成台割の変更を行なうだけで、
レイアウト及びデザインの修正が終了する。
【0077】以上のように、この実施例のレイアウト装
置によれば、構成台割を行なった後に、デザイナーがデ
ータベース2a、2b、2cから配置パターンを検索及
び選択すれば、演算処理手段6が、選択されパターンを
各データ領域13…等に割り付けることでができるよう
になっている。また、レイアウト及びデザイン作業が終
了した後に、紙面に掲載する商品の数や、各商品の占め
る大きさが変更になって、紙面領域11の分割に大幅な
変更があっても、演算処理装置6が配置パターンの再割
り付けを行なうので、デザイナーは、構成台割の変更を
行なうだけでよい。
【0078】また、画像領域14と文字領域15との配
置パターンの変更及びデザインパターンの変更も、デー
タベースからの各パターンの検索及び選択をやり直すだ
けで、その後の工程は、演算処理装置6が行なうことに
なるので、容易に行なうことができる。従って、レイア
ウト及びデザイン作業の各工程における修正を短時間で
容易に行なうことができるので、デザイナーは、カタロ
グの紙面のレイアウト及びデザインを変更しながら試行
錯誤して最終的なカタログの紙面のレイアウト及びデザ
インを決定することができる。
【0079】また、一つの台割構成を用いて、異なるス
ペックパターンやデザインパターンを選択した複数のカ
タログの紙面領域11を複数製作したり、同じスペック
パターンやデザインパターンを有し、かつ異なる台割構
成の紙面領域を複数作成したりすることも、短時間で容
易に行なうことができる。したがって、予め、多種のレ
イアウト及びデザインの紙面領域11を試作し、その中
から最適なものを選択したり、さらに幾つかのレイアウ
トやデザインを組合せて最適なレイアウト及びデザイン
を決めることができる。従って、カタログのレイアウト
の経験を積んだデザイナーでなくとも、容易にカタログ
の紙面のレイアウトを短期間で行なうことができる。
【0080】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本実施例
のレイアウト装置によれば、紙面領域を複数のデータ領
域に分割した後に、データベースから画像データや文字
データやデザインデータ等の素材データの配置パターン
を選択するだけで、各データを割り付ける割り付け領域
が設定されるので、容易に紙面領域のレイアウト及びデ
ザインを行なうことができる。
【0081】すなわち、本発明のレイアウト装置によれ
ば、紙面領域のレイアウト及びデザイン作業は、紙面領
域の分割と、データベースからの配置パターンの選択だ
けで行なうことができるので、短時間のうちに紙面のレ
イアウト及びデザインを行なうことができる。従って、
紙面領域において、レイアウトやデザインを変更するこ
とも容易に行なうことができ、異なるレイアウト及びデ
ザインの複数の紙面領域を作成して、その中から最適な
レイアウトやデザインを決定したり、試行錯誤しながら
紙面領域のレイアウトやデザインを変更していき、最終
的に最適なレイアウト及びデザインを決定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレイアウト装置の概略を示すブロック
図である。
【図2】上記実施例のレイアウト装置の概略を示すブロ
ック図である。
【図3】上記レイアウト装置によるレイアウト方法を説
明するための図面である。
【図4】上記レイアウト装置によるレイアウト方法を説
明するための図面である。
【図5】上記レイアウト装置によるレイアウト方法を説
明するための図面である。
【図6】上記レイアウト装置によるレイアウト方法を説
明するための図面である。
【図7】上記レイアウト装置によるレイアウト方法を説
明するための図面である。
【図8】上記レイアウト装置によるレイアウト方法を説
明するための図面である。
【図9】上記レイアウト装置によるレイアウト方法を説
明するための図面である。
【図10】上記レイアウト装置によるレイアウト方法を
説明するための図面である。
【図11】上記レイアウト装置によるレイアウト方法を
説明するための図面である。
【図12】上記レイアウト装置によるレイアウト方法を
説明するための図面である。
【図13】上記レイアウト装置によるレイアウト方法を
説明するための図面である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ(CRT)(表示手段a) 2 記憶装置(記憶手段d) 2a スペックパターンデータベース(データベース
c) 2b タイトルパターンデータベース(データベース
c) 2c デザインパターンデータベース(データベース
c) 6 演算処理装置(修正手段h) 6a 演算処理装置の構成台割作成機能(分割手段b) 6b 演算処理装置のサムネイル作成機能(選択手段
e、領域設定手段f) 6c 演算処理装置のラフ、初校作成機能(選択手段
e、領域設定手段f、データ割り付け手段g)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カタログやチラシ等の紙面を製作するに際
    して、前記紙面を構成する紙面領域を、前記紙面に掲載
    される商品等に対応して複数のデータ領域に分割し、分
    割されたデータ領域に、前記商品等に関する画像データ
    や文字データ、あるいは、色や模様や罫線等の紙面のデ
    ザインとなるデザインデータなどの素材データを割り付
    けるレイアウト装置であって、 前記紙面領域等の画像を表示する表示手段と、 前記紙面領域を分割線により、分割数や分割比により素
    材データ単位になるまで、階層的に複数のデータ領域に
    分割する分割手段と、 前記データ領域内に前記画像データや文字データやデザ
    インデータ等の前記素材データをそれぞれ割り付ける領
    域を割り付け領域とし、該割り付け領域の位置を上層デ
    ータ領域内での相対座標とし、該座標によって定義され
    る複数種の配置パターンを、データベースとして記憶す
    る記憶手段と前記記憶手段に記憶されたデータベースか
    ら任意の配置パターンを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された配置パターンが有する座
    標に基づいて、各データ領域内に割り付け領域を設定す
    る領域設定手段と、 前記領域設定手段により設定された各割り付け領域にそ
    れぞれ前記素材データを割り付けるデータ割り付け手段
    とを具備してなることを特徴とするレイアウト装置。
  2. 【請求項2】前記紙面領域の分割の修正を行なう修正手
    段を有し、前記領域設定手段が前記修正手段により修正
    された紙面領域のデータ領域に割り付け領域を再設定す
    ることを特徴とする請求項1記載のレイアウト装置。
JP13927392A 1992-05-29 1992-05-29 レイアウト装置 Expired - Fee Related JP3245956B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13927392A JP3245956B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 レイアウト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13927392A JP3245956B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 レイアウト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06282605A JPH06282605A (ja) 1994-10-07
JP3245956B2 true JP3245956B2 (ja) 2002-01-15

Family

ID=15241449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13927392A Expired - Fee Related JP3245956B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 レイアウト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3245956B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4577028B2 (ja) * 2005-01-31 2010-11-10 ブラザー工業株式会社 印刷データ編集装置、印刷データ編集プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5100290B2 (ja) * 2006-11-29 2012-12-19 キヤノン株式会社 情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法
JP2009237423A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fujifilm Corp 画像表示方法および装置
JP6558640B2 (ja) * 2016-03-11 2019-08-14 ブラザー工業株式会社 画像編集プログラム及び画像編集装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06282605A (ja) 1994-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07129658A (ja) レイアウトデザイン装置
JP3245956B2 (ja) レイアウト装置
JP3527615B2 (ja) レイアウト組版方法
JPH10222499A (ja) 台割制作装置並びに台割制作プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH09179861A (ja) ページデザイン支援方法
JP3127551B2 (ja) レイアウト装置
JPH05265171A (ja) レイアウト装置
JP3538888B2 (ja) レイアウト装置
JPH09146949A (ja) 自動記事配置装置
JPH05265172A (ja) レイアウト装置
JPS61148575A (ja) カタログデザインシステム
JPH07311790A (ja) カタログ類の図形修正装置
JPS63127371A (ja) 文字・画像割付け装置
JPH06231209A (ja) カタログ類の文字割付装置
JPH0439710B2 (ja)
JPH06325144A (ja) レイアウトデザイン装置
JP5218256B2 (ja) 組版方法及び組版装置
JPH0337649A (ja) チラシ・カタログ類の割付装置
JPH0568741B2 (ja)
JPH06289588A (ja) レイアウトデザイン装置
JPH07195653A (ja) カタログ類の図形修正装置
JPH06202305A (ja) 割付処理装置
JPS62211198A (ja) 書籍の装丁設計方法
JPH02267553A (ja) 雑誌編集システム
JPH01293473A (ja) 雑誌編集システムにおけるレイアウトデータ管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011002

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071102

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees